JPH0634923Y2 - 研削盤におけるワーク移送装置 - Google Patents

研削盤におけるワーク移送装置

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JPH0634923Y2
JPH0634923Y2 JP1988145394U JP14539488U JPH0634923Y2 JP H0634923 Y2 JPH0634923 Y2 JP H0634923Y2 JP 1988145394 U JP1988145394 U JP 1988145394U JP 14539488 U JP14539488 U JP 14539488U JP H0634923 Y2 JPH0634923 Y2 JP H0634923Y2
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ワークを、回転駆動される主軸と心押軸と
により挾持すると共に、ワークの外周面をシユーにより
支持して研削位置に保持する研削盤のワーク移送装置に
関する。
[従来の技術] 従来より、ワークを、回転駆動される主軸と心押軸とに
より挾持すると共に、ワークの外周面をシユーにより支
持して研削位置に保持する研削盤として、例えば、特公
昭48−36557号公報に示される技術が知られている。こ
の従来公報によれば、ワーク回転駆動用の主軸の端面に
面板を固着し、研削盤の基台上には、各ワークを夫々回
転自在に支持する夫々一対のシユーよりなる複数組のワ
ーク支持装置を主軸軸線方向に並設し、また、前記面板
に対向する保持面を形成した保持部材を搬入搬出アーム
もしくはテーブル上に設けられたシリンダ装置に連結し
て進退自在とし、更に、前記主軸と保持部材とが同期回
転するように両者を連結させて、前記面板と保持部材の
保持面間に複数個のワークを径方向のみ移動自在に挾持
して、主軸及び保持部材とともに挾持した複数個のワー
クを一体的に回転させることにより、ワークを同時に研
削加工できるような研削盤におけるワーク保持装置が開
示されている。
[考案が解決しようとする課題] このようなワーク保持装置を備えた研削盤においては、
上述したように、ワークはシユーにより支持されること
になるので、加工後のワークの取り出しスペースが限ら
れており、加工後のワークを、例えば、機械的に把持す
ることにより研削盤から取り出そうとする機構の場合に
は、その構成が複雑となると共に、移動範囲等で、限ら
れた取り出しスペースから許される範囲が狭く、設計が
困難である問題点が指摘されている。
ここで、このようにワークを機械的に把持した状態で研
削位置から取り出すのでは無く、例えば、真空圧を利用
した吸引により、ワークを吸引パツドに吸着して取り出
す事が考慮される。このような吸引パツドを用いれば、
確かに、狭い取り出しスペースという制約の下で、確実
にワークを取り出すことが出来ることになる。しかしな
がら、このような吸引を取り出しに利用すると、研削加
工時において、吸引パツドにクーラントや研削屑か吸引
され、この吸引パツドが目詰りを起し、実質的にワーク
を吸引することが出来ない事態となる虞がある。
また、ワーク取り出し時には、心押軸を大きく引き込ま
せたり、研削砥石を大きく退避させて、取り出しスペー
スを大きく確保することが考慮されるが、このような動
作は、加工時間を無用に長びかせるものであり、加工効
率の観点から採用することが出来ないものである。
この考案は上述した課題に鑑みてなされたもので、この
考案の目的は、加工効率を低下することなく、狭い取り
出し範囲において、確実に加工後のワークを取り出して
移送することの出来る所の、研削盤におけるワーク移送
装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案
に係わる研削盤におけるワーク移送装置は、ワークを、
回転駆動される主軸と心押軸とにより挾持すると共に、
ワークの外周面をシユーにより支持して研削位置に保持
する研削盤のワーク移送装置において、研削の終了した
ワークを前記研削位置から取り出し、該研削位置から離
れた搬出位置へと搬送するために往復移動可能に設けら
れたアームと、該アームの前記研削位置にあるワークに
対向する端部に設けられ、前記研削位置にあるワークを
吸着する吸着パツドと、該吸着パツドに接続され、該吸
着パツドがワークから僅かに離れてワークの取り出しに
備えて待機している待機状態においては、該吸着パツド
から空気を噴出させ、ワークを取り出す取り出し状態に
おいては、該吸着パツドから空気を吸入させる空圧手段
とを具備する事を特徴としている。
更に、この研削盤におけるワーク移送装置は、前記搬出
位置にあるアームの前記端部に接続された状態で配設さ
れ、研削加工後のワークを搬出するためのアウトシユー
トと、このアウトシユートに傾斜した状態で取り付けら
れた空気噴出ノズルと、前記吸着パツドから取り外され
たワークを、アウトシユートに沿つて搬出されるよう
に、この空気噴出ノズルから空気を噴出させる空気噴出
手段とを更に具備する事を特徴としている。
[作用] 以上のように構成される研削盤におけるワーク移送装置
においては、加工後のワークを空圧手段を起動して、ア
ームの端部に取り付けられた吸着パツドに吸引すること
により吸着している。この結果、シユーを用いてワーク
を研削位置に支持しているので、狭い取り出し範囲であ
るにも拘らず、確実にワークを移送することが出来るこ
とになる。また、空圧手段は、アームがワークから僅か
に離れて待機状態にある時に、このアームの端部に取り
付けた吸着パツドから空気を噴出させるように動作す
る。この結果、待機状態にある吸着パツドに、クーラン
トや研削屑が吸引されることが防止され、この吸着パツ
ドが目詰りすることが確実に防止されることになる。
[実施例] 以下に、この考案に係わる研削盤におけるワーク移送装
置の一実施例の構成を添付図面を参照して、詳細に説明
する。
先ず、一実施例のワーク移送装置10が備えられた研削盤
12の概略構成を、第1図乃至第4図を参照して説明す
る。
第1図にその正面形状を示す研削盤12は、この一実施例
においては、第2図に示すように、ワークWとしてのボ
ールベアリングのインナー・レースを研削加工するよう
構成されている。即ち、この研削盤12は、このワークW
としてのインナー・レースの外周面に、複数のボールを
受けるための外周溝WAを全周に渡つて研削加工するよう
構成されている。尚、第2図に示すように、このワーク
Wは、略円筒体状に形成されており、その両側面WB、WC
を被挟持面として規定されている。また、このワークW
の中心部には、透孔WDが予め形成されている。
ここで、この研削盤12は、第1図に示すように、大別す
ると、このワークWを両側から挾持して保持した状態で
回転駆動するためのワーク回転装置14と、このワーク回
転装置14に保持され回転されるワークWの外周面に外周
溝WAを形成するための砥石装置16とを備えている。
このワーク回転装置14は、第3図に示すように、土台
(図示せず)上に固設された基台18と、この基台18上に
固定された主軸機構20と、この主軸機構20に水平軸回り
に回転自在に取り付けられた主軸22と、この主軸22の上
方に位置するように、上述した基台18上に取付台24を介
して取り付けられた主軸回転用の第1の駆動モータ26
と、この第1の駆動モータ26と主軸22とを互いに連結
し、このモータ26の回転駆動力を主軸22に伝達する第1
の駆動力伝達機構28とを備えている。
尚、この主軸22の先端面22aは、ワークWを両側から挾
持(保持)する際の、ワークWの一方の被挟持面WBに当
接する一方の挟持面として機能すると共に、保持及び加
工に際しての基準面として機能するよう設定されてい
る。即ち、この主軸22は、軸方向(換言すれば、第3図
及び第4図における左右方向)に沿つて移動不能な状態
に主軸機構20に設置されている。
また、このワーク回転装置14は、第3図及び第4図に示
すように、基台18上であつて、主軸22の軸方向に沿つて
対向した位置に、心押機構30を備えている。この心押機
構30は、基台18上に主軸22の軸方向に沿つてスライド可
能に設けられたスライド台32と、このスライド台32上に
固着された心押軸駆動機構34と、この心押軸駆動機構34
に主軸22と整合した状態で取り付けられ、主軸22の回転
軸線Xと同一軸に設定された回転軸線Y回りに回転駆動
される心押軸36とを備えている。
更に、この心押機構30は、第4図に示すように、上述し
たスライド台32上に取付台38(第1図に示す。)を介し
て、心押軸駆動機構34の側方に位置する状態で取り付け
られた心押軸回転用の第2の駆動モータ40と、この第2
の駆動モータ40と心押軸駆動機構34とを互いに連結し、
このモータ40の回転駆動力を心押軸36に伝達する第2の
駆動力伝達機構42とを備えている。尚、第1及び第2の
駆動力伝達機構28,42は、共に、エンドレスベルトを備
えた構成となされている。
ここで、心押軸36の先端面36a、即ち、主軸22の先端面2
2aに対向する面は、ワークWを両側から挾持する際の、
他方の被挟持面WCに当接する他方の挟持面として機能す
ると共に、ワークWを主軸22に対して所定の付勢力で押
し付ける押し付け面としても機能するよう設定されてい
る。また、上述した心押軸駆動機構34は、その詳細な構
成は後述するが、第2の駆動モータ40からの回転駆動力
を心押軸36に伝達すると共に、後述する油圧機構及びス
プリング機構を介して、心押軸36の先端面36aを主軸22
の先端面22aに向けて所定の付勢力で付勢するよう構成
されている。
尚、第1及び第2の駆動モータ26,40は、共に同期回転
するように設定されており、これらにより夫々回転駆動
される主軸22と心押軸36とに挾持されたワークWを一体
的に回転させることが出来るように構成されている。
また、研削盤12を構成する砥石装置16は、詳細は図示し
ていないが、第4図に概略的に示すように、ワーク回転
装置14の基台18とは別体に独立して土台上に固定された
砥石用基台44と、この砥石用基台44上に設けられた砥石
駆動機構46と、この砥石駆動機構46により回転駆動され
る略円板状の砥石48とを備えている。
ここで、この砥石駆動機構46は、砥石用基台44に対し
て、主軸22の回転軸線Xと平行な第1の軸線(図中、矢
印Aで示す方向に沿う軸線)に沿つてスライド可能に支
持されると共に、主軸22の回転軸線Xと直交する第2の
軸線(図中、矢印Bで示す方向に沿う軸線)に沿つても
スライド可能に支持されている。尚、この砥石駆動機構
46には、図示していないが、これを第1の軸線A及び第
2の軸線Bに沿つて夫々独立にスライド駆動するため
の、第1及び第2のスライド機構が接続されている。
即ち、この砥石48は、矢印Bで示す第2の軸線に沿つて
スライドすることにより、ワークの外周溝WAをより深く
研削する研削方向に送られることになる。
次に、上述した心押軸36を回転させつつ回転軸線Yに沿
つてスライドさせる心押軸駆動機構34の詳細な構成を、
第5図を参照して説明する。
この心押軸駆動機構34は、基台18に対して固定され、回
転軸線Yに沿つて延出するように配設されたシリンダ体
としての外筒50を備えている。この外筒50の内周面に
は、周方向に渡つてリング状のシリンダ室52が形成され
ており、また、この外筒50内には、これの内周面に摺接
した状態で、回転軸線Yに沿つてスライド可能に、内筒
54が収納されている。この内筒54の外周面には、周方向
に渡つて、上述したシリンダ室52内に嵌入されるピスト
ン体56が一体的に形成されている。
ここで、このピストン体56の軸方向の長さは、シリンダ
室52の軸方向の長さより短く設定されている。従つて、
この長さの差だけ、内筒54は、外筒50に対して回転軸線
Yに沿つてスライドすることが許容されることになる。
また、シリンダ室52の前端及び後端には、夫々図示して
いないが、油圧回路の接続端子が取り付けられており、
夫々の接続端子は、図示しない切り換え弁を介して、や
はり図示しない油圧源に接続されている。即ち、前方
(図中、左方)の接続端子に油圧が作用するよう切り換
え弁が設定されることにより、第5図に示すように、内
筒54は外筒50に対して後方(図中、右方)に付勢され、
後方の接続端子に油圧が作用するよう切り換え弁が切り
換えられることにより、内筒54は外筒に対して前方に付
勢されることになる。
このようにスライド駆動される内筒54内には、一対のス
ライドベアリング58a,58bを介して回転自在に、回転軸6
0が支持されている。この回転軸60の後端には、後述し
た第2の駆動力伝達機構42のエンドレスベルトが捲回さ
れており、第2の駆動モータ40の駆動に応じて、この駆
動軸60は回転駆動されるよう設定されている。
また、この回転軸60の前端部には、上述した心押軸36を
軸線方向Yに沿つてスライド自在に支持する支持筒62が
螺着されている。この支持筒62の前端は、中央に透孔62
aが形成された端壁62bにより閉塞されている。一方、こ
の回転軸60の前端面には、支持筒62内に遊嵌された状態
で、前面が開放された筒状のばね受け部60aが一体に形
成されている。
このばね受け部60aの前端開口内には、押圧部材64が、
軸線Yに沿つてスライド可能に収納されている。この押
圧部材64の後端面と回転軸60の前端面との間には、コイ
ルスプリング66が介設されており、このコイルスプリン
グ66の付勢力により押圧部材64は前方に向けて付勢され
るよう設定されている。ここで、支持筒62にスライド自
在に支持された心押軸36と、コイルスプリング66により
前方に付勢された押圧部材64との間には、ボール68が介
設されている。
以上のように心押軸駆動機構34は構成されているので、
ワークWを図示する研削位置に搬入する際においては、
前方の接続端子に油圧が作用するように切り換え弁は設
定され、この結果、内筒54は外筒50に対して後方にスラ
イド駆動されることになる。このようにして、この内筒
54に取り付けられた心押軸36は、図中、右方にスライド
して(引き込まれて)、主軸22の先端面22aと心押軸36
の先端面36aとの間に設定される研削位置に、ワークW
が入り込むことが許容されることになる。
一方、このように研削位置にワークWがもたらされた状
態において、後方の接続端子に油圧が作用するよう、切
り換え弁が切り換えられると、これに応じて、内筒54は
外筒50に対して前方にスライド駆動されることになる。
この結果、心押軸36は、図中、左方にスライドして(押
し出されて)、これと主軸22との間に、コイルスプリン
グ66により規定される所定の付勢力でワークWを挾持す
ることになる。
ここで、この心押軸36は、回転軸60の回転により回転駆
動されるものであるが、この心押軸36と回転軸60との間
には、上述したようにボール68が介在している。従つ
て、仮に、主軸22と回転軸60との間の回転数に差が生じ
ていたとしても、このボール68の滑りにより、両者の間
の回転数差は良好に吸収され、ワークWは確実に回転駆
動されることになる。
一方、この心押軸36と回転軸60との間には、コイルスプ
リング66が介在しているので、心押軸36によるワークW
の挟持力は、上述した油圧により定められるのでは無
く、このコイルスプリング66の偏倚に基づき発揮される
付勢力により規定されることになる。尚、このコイルス
プリング66の付勢力は、ある程度小さく設定されている
ので、以下に説明するように、ワークWの回転駆動中に
おいて、ワークWと心押軸36との間の摺動が許容される
ことになる。
即ち、後述するように、一対のシユーにより位置決めさ
れるワークWの中心位置が、両回転軸線X,Yから僅かに
オフセツトされることにより、回転中のワークWは、一
対のシユーに押し付けられる力が作用することになる
が、このような押し付け力が作用することにより、ワー
クWの中心軸は常に、回転軸線X,Yからオフセツトする
(ずれる)方向に偏倚されることになる。しかしなが
ら、上述したように、このワークWの挟持力はコイルス
プリング66により小さく設定されているので、このよう
な「ずれ」は、ワークWと心押軸36との間の摺動により
良好に吸収され、ワークWは、両シユーにより規定され
る中心軸回りに、確実に回転駆動されることになる。
以上のように構成される研削盤12において、ワークWを
研削盤12の研削位置まで一個づつ供給するワーク供給装
置70と、この研削盤12で研削加工を終了したワークを取
り出し、次工程まで搬出する所の、この考案の特徴を成
すワーク移送装置10との構成を、以下に説明する。
先ず、ワーク供給装置70について、添付図面の第6図及
び第7図を参照して、詳細に説明する。
第6図に示すように、このワーク供給装置70は、基台18
上に立設された装置本体72を備えている。この装置本体
72は、後述するワーク移送装置10の装置本体と共通とな
るよう設定されている。ここで、このワーク供給装置70
においては、ワークWは、両側面(被挟持面)WB,WC
主軸22の先端面22a及び心押軸36の先端面36aと平行にな
された姿勢で、、上方に形成されたワーク取り入れ口74
から取り入れられ、垂直に落下した後に、一旦水平に搬
送され、その後、再び垂直に落下して、研削位置の直上
方位置に係止されるよう設定されている。
このようにワークWを取り入れ口74から研削位置の直上
方位置まで搬送するガイド溝76を規定するため、上述し
た装置本体72の一側面には、溝規定板78が取り付けられ
ている。この溝規定板78内には、第7図に示すように、
ガイド溝76が形成されているものであるが、このガイド
溝76は、上端開口をにワーク取り入れ口74と規定される
第1の垂直溝部76aと、この第1の垂直溝部76aの下端
に、その中間部が連通された水平溝部76bと、この水平
溝部76bの外方端部(図中、右端部)近傍に、その上端
部近傍が連通された第2の垂直溝部76cとから規定され
ている。
ここで、水平溝部76b内には、これの内部に沿つて摺動
自在に、第1の垂直溝部76aの下端に落下してきたワー
クWを、第2の垂直溝部76cの上端まで搬送するため
の、搬送ロツド80が配設されている。この搬送ロツド80
は、内方端(図中、左端)が溝規定板78の側方から外方
に取り出されており、この内方端には、図示しないロツ
ド駆動機構に接続された駆動ピン82が連接されている。
一方、搬送ロツド80の外方端(図中、右端)には、上下
方向に貫通した透孔80aが形成されており、この透孔80a
は、ワークWが上下に貫通するに充分な大きさに設定さ
れている。
尚、上述したロツド駆動機構は、駆動ピン82を介して、
搬送ロツド80を、これの外方端に形成された透孔80aが
第1の垂直溝部76aの下端に連通する引き込み位置(第
7図に示す位置)と、第2の垂直溝部76cの上端に連通
する突出位置(第8A図に示す位置)との間で水平溝部76
b内を往復摺動するよう構成されている。
一方、第2の垂直溝部76cは、研削位置よりもかなり上
方で終端しており、より詳細には、第2の垂直溝部76c
の下端は、水平溝部76bの外方端部と、研削位置との間
の略中間に位置するよう設定されている。
そして、この第2の垂直溝部76cの下端と研削位置との
間のワークWの落下経路内に下端を延出した状態で、係
止ばね板84が、装置本体72に取着されている。この係止
ばね板84は、第2の垂直溝部76c内を落下してきたワー
クWを、第8A図に示すように、一旦受けることが出来る
に充分な弾性を有するように形成されている。ここで、
このように係止ばね板84により落下を係止された位置
で、ワークWの係止位置が規定されている。また、この
係止ばね板84は、上方からの押し下げ力を受けることに
より、第8B図に示すように、容易に、ワークWの落下経
路内から外れるように弾性変形して、ワークWが研削位
置まで落下するのを許容するように、形成されている。
また、この装置本体72には、第6図に示すように、係止
ばね板84により係止位置にあるワークWを、研削位置ま
で強制的に落下させるために、押し下げ機構86が設けら
れている。この押し下げ機構86は、上下方向に沿つて往
復動されるピストン88を備え、装置本体72の正面に取り
付けられた油圧シリンダ90と、このピストン88の上端と
接続部材92を介して一体移動するよう接続され、上下方
向に沿つて移動可能に装置本体72の正面に支持された押
し下げ棒94とを備えている。
このように構成される押し下げ機構86において、第6図
に一点鎖線で示すようにピストン88が油圧シリンダ90か
ら上方に押し出された状態で、押し下げ棒94の下端は、
第7図及び第8A図に示すように、第2の垂直溝部76cの
上端であつて、水平溝部76bよりも僅かに上方の上昇位
置に位置するように設定されている。また、ピストン88
が第6図に実線で示すように油圧シリンダ90に引き込ま
れた状態で、押し下げ棒94の下端は、第8B図に示すよう
に、係止ばね板84に係止されているワークWを更に押し
下げる下方位置に位置するように設定されている。
ここで、このように押し下げ棒94が下方位置に下降する
ことにより、ワークWは押し下げられて、この係止ばね
板84を、一旦図中左方に偏倚させてワークWの落下経路
から退避させ、研削位置、即ち、一対のシユー上に支持
されるように落下することになる。
次に、第9図及び第10図を参照して、ワークWを研削位
置に規定するための一対のシユー96、98と、加工動作中
のワークWを冷却するト同時に、加工されたワークWの
真円度を向上させるためのクーラント供給装置100につ
いて説明する。
先ず、これらシユーは、研削位置にあるワークの中心を
通る垂直軸lよりも砥石48に近接する側に配置されたフ
ロントシユー96と、この垂直軸lよりも砥石48から離れ
た側に配置されたリヤシユー98とから構成され、共に超
鋼から形成されている。また、フロントシユー96とリヤ
シユー98とは、夫々、シユーホルダ102,104に取り付け
られており、これらシユーホルダ102,104は、装置本体7
2の正面に、夫々位置調整可能に取着されている。
ここで、フロントシユー用のシユーホルダ102は、フロ
ントシユー96とワークWとの接触点(即ち、支持点)
を、第9図に示すように、ワークWの中心軸を通る垂直
線lよりも砥石48寄りに偏倚するように、その取着位置
を設定されている。一方、リヤシユー用のシユーホルダ
104は、リヤシユー98とワークWとの接触点(即ち、支
持点)を、上述した垂直線lよりも砥石48から離れた側
に偏倚するように、その取着位置を設定されている。こ
のようにして、両シユー96,98上に落下してきたワーク
Wは、これらシユー96,98により一義的に定められた研
削位置に保持されることになる。
尚、第10図に示すように、両シユー96,98上に支持され
る、即ち、研削位置にもたらされるワークWの中心軸
(支持中心)Zは、これを挾持して回転させる主軸22及
び心押軸36の夫々の回転軸線(回転中心)X,Yから、所
定距離だけオフセツトするよう設定されている。ここ
で、このオフセツトの方向は、図中、ワークWの支持中
心Zよりも、回転中心X,Yが左上方になるよう設定され
ている。
この結果、ワークWが両シユー96,98上に支持された状
態で、主軸22及び心押軸36に挾持され、これら主軸22及
び心押軸36の回転に伴ない、両シユー96,98に摺接しつ
つ回転駆動されることになるが、上述したように、ワー
クWの支持中心Zと、主軸22及び心押軸36の回転中心X,
Yとが、所定の方向にオフセツトしているので、回転駆
動されるワークWは、両シユー96,98の間に向けて押圧
される偏倚力を受けることになる。即ち、このようなオ
フセツトにより、ワークWは、常に、両シユー96,98上
に圧接された状態で回転駆動されることとなり、この回
転駆動状態が良好に維持されることとなる。
一方、上述したクーラント供給装置100は、第9図に示
すように、研削位置にあるワークWの周囲を取り囲むよ
うに配設された3本のクーラント供給管106,108a,108b
と、これらクーラント供給管106,108a,108bにクーラン
トを供給するクーラント供給機構(図示せず)とから構
成されている。
ここで、研削位置にあるワークWの上方には、主クーラ
ント供給管106が配設され、これは、略上下方向に沿つ
て延出し、下端開口から、このワークWと砥石48との接
触部にクーラントが供給されるように設定されている。
この主クーラント供給管106から供給されるクーラント
により、研削加工中の砥石48とワークWとは、共に冷却
され、過熱状態が防止されることになる。
一方、研削位置にあるワークWの下方には、一対の副ク
ーラント供給管108a,108bが配設されている。詳細に
は、一方の副クーラント供給管108aは、フロントシユー
96と砥石48との間に配設され、これの上端開口からは回
転駆動されているワークWとフロントシユー96との互い
の摺接部と、ワークWと砥石48との互いの接触部との間
に、クーラントが供給されるように設定されている。
また、他方の副クーラント供給管108bは、フロントシユ
ー96とリヤシユー98との間に配設され、上端開口から、
回転駆動されているワークWとフロントシユー96との互
いの接触部と、このワークWとリヤシユー98との互いの
摺接部との間にクーラントが供給されるように設定され
ている。
このように、一方及び他方の2本の副クーラント供給管
108a,108bを配設することにより、ワークWは両シユー9
6,98上で、これらに良好に摺接した状態で、所定の研削
位置に保持されたまま回転駆動されることとなり、加工
されたワークWの真円度が向上し、仕上り精度が増すこ
とになる。
詳細には、特に、一方の副クーラント供給管108aに着目
すれば、ここから供給されるクーラントが、研削加工に
より生じた研削屑や砥粒等をはね飛ばして、これら研削
屑や砥粒が、フロントシユー96とワークWとの間に入り
込む事を事前に防止することになる。このように、フロ
ントシユー96とワークWとの間に研削屑や砥粒が入り込
まないことになるので、このフロントシユー96上におい
て規定される研削位置は、正確に維持されることにな
る。この結果、加工されたワークWの真円度は良好に向
上し、上述したように仕上り精度が増して、製品価値が
向上することになる。
また、他方の副クーラント供給管108bにおいても、一方
の副クーラント供給管108aから供給されたクーラントに
よりはね飛ばされた研削屑や砥粒が回り込んで、リヤシ
ユー98とワークWとの間に入り込む可能性があるが、こ
の他方の副クーラント供給管108bから供給されたクーラ
ントにより、このように回り込んだ研削屑や砥粒もはね
飛ばされて、これらがリヤシユー98とワークWとの間に
入り込む事が確実に防止されることになる。
このようにして、リヤシユー98により規定される研削位
置も、同様に、正確に維持され、これによつても、更
に、ワークWの真円度が良好に向上されることとなる。
また、これら3本のクーラント供給管106,108a,108b
は、共に、夫々の基端部で1本にまとめられており、図
示しないクーラント供給機構に接続されている。ここ
で、このクーラント供給機構は、ワークWが主軸22と心
押軸36とにより挾持され、回転駆動されている間だけ、
クーラントを供給するよう設定されている。即ち、主軸
22及び心押軸36が共に回転されている最中であつても、
心押軸駆動機構34において、前方の油圧ポートに油圧が
導入されて、心押軸36が引き込まれた場合には、ワーク
Wの回転が停止されることになるので、クーラントの供
給は停止されることになるよう設定されている。
このようにして、加工を終了したワークWと取り出すべ
く、取り出し機構110の吸着パツド118の吸着孔124に負
圧が発生したとしても、この吸着孔124にクーラントが
吸引される事態が確実に防止されることになる。
次に、先の第6図及び第7図、そして、新たに第11図乃
至第13図を参照して、この考案の特徴をなすワーク移送
装置10の構成を、詳細に説明する。
このワーク移送装置10は、第6図に概略示すように、研
削位置における外周溝WAの研削加工動作を終えたワーク
Wを、研削位置から取り出すための取り出し機構110
と、この取り出し機構110により取り出されたワークW
を、次工程(例えば、ワークWの透孔WDを内面研削する
工程)まで搬出する搬出機構112とを備えている。
先ず、取り出し機構110について説明する。この取り出
し機構110は、装置本体72に対して回動可能に取着され
た取り出しアーム114と、装置本体72の正面に固着さ
れ、この取り出しアーム114を、研削位置にあるワーク
Wを取り出すための取り出し位置(第6図に実線で示す
位置)と、この取り出し位置から例えば90度離間した位
置に規定される搬出位置(第6図で二点鎖線で示す位
置)との間で往復回動させる駆動機構116と、取り出し
アーム114の先端に取り付けられた吸着パツド118と、こ
の吸着パツド118に、圧縮空気または減圧空気を選択的
に作用させる空圧機構120とから構成されている。
この取り出しアーム114は、第11図に示すように、駆動
機構116の駆動軸122の先端に、その基端部を固着されて
おり、先端部には、上述した吸着パツド118が設けられ
ている。この取り出しアーム114は、図示するように、
取り出し位置において略水平にもたらされる中間部分11
4aと、この中間部分114aの後端から斜め後方に延出し、
駆動軸122に連結される基端部分114bと、中間部分114a
の先端から斜め前方に延出し、研削位置にあるワークW
の直上方に位置する先端を有する先端部分114cとから構
成されている。
ここで、上述した吸着パツド118は、先端部分114cの先
端部に取り付けられており、これの先端面118aは、研削
位置にあるワークWの外周の密着するように、同一円弧
からなる曲面を有するように形成されている。この吸着
パツド118の先端面118aには、吸着孔124(第13図に示
す)が形成されており、これら吸着孔124は、取り出し
アーム114内を貫通した状態で形成された連通孔126を介
して、空圧機構120に接続されている。
尚、この吸着パツド118が取り付けられた先端部分114c
は、中間部分114aに対して着脱自在に取り付けられてい
る。このようにして、先端部分114cを交換することによ
り、ワークWの形状に応じた吸着パツドを、最適に取り
付けることが出来ることになる。
この空圧機構120は、第13図に示すように、空圧源とと
しての例えばエアポンプ128と、ベンチユリ式真空発生
器130とを備えている。この真空発生器130は、内部に中
央部を絞られた絞り空気通路132が形成されており、こ
の絞り空気通路132における最大絞り部には、細管134の
先端が開口している。
また、この空圧機構120は、この真空発生器130の空気通
路132の入口部132aとエアポンプ128との間を連続する第
1の連接パイプ136aと、この第1の連接パイプ136aに介
設された第1の電磁弁138と、エアポンプ128と細管134
の基端部との間を連接する第2の連接パイプ136bと、こ
の第2の連接パイプ136bに介設された第2の電磁弁140
と、第2の連接パイプ136bの、第2の電磁弁140及び細
管134間の部分と連通孔126とを互いに連接する第3の連
接パイプ136cとを備えている。
このように空圧機構120は構成されているので、吸着パ
ツド118の吸着孔124には、以下のようにして、噴出圧
(圧縮空気)及び吸入圧(減圧空気)が選択的に作用す
ることになる。
即ち、第1の電磁弁138が励磁して開き、第2の電磁弁1
40が消磁して閉じた状態において、エアポンプ128から
吐出された空気は、第1の連接パイプ136aを通つて、真
空発生器130の絞り空気通路132の入口部132aにもたらさ
れる。この結果、この空気は、絞り空気通路132内を流
れ、従つて、最大絞り部に開口した細管134には、負圧
(真空圧)が発生する。この真空圧は、第3の連接パイ
プ136c及び取り出しアーム114内の連通孔126を介して、
吸着パツド118の吸着孔124に、吸引圧として作用するこ
とになる。
このようにして、吸着パツド118の先端面118aに接触し
ているワークWは、この吸引圧により先端面118aに吸着
され、後述する駆動機構116の起動により、取り出しア
ーム114が取り出し位置から搬出位置まで回動すること
に応じて、研削位置から取り出されることになる。
一方、第1の電磁弁138が消磁して閉じ、第2の電磁弁1
40が励磁して開けられると、エアポンプ128からの空気
は、第2の連接パイプ136b及び第3の連接パイプ136cを
介して、細管134と連通孔126とに同時にもたらされるこ
とになる。従つて、この細管134を通つて空気通路132内
に空気は流れ出ると共に、吸着孔124を通つて、外部に
向けて空気が噴出されることになる。
このようにして、吸着パツド118の先端面118aには噴出
圧が作用して、ここからは空気が噴出し、後述するクー
ラントや研削屑等が、吸着孔124から吸い込まれる事態
は完全に防止されることになる。
尚、このように空圧機構120は構成されているので、吸
着パツド118がワークWを吸着する状態から、空気を噴
出する状態に変化するに際して、換言すれば、真空圧が
破壊されるに際して、単に、第1の電磁弁138が励磁状
態から消磁され、第2の電磁弁140が消磁状態から励磁
されると、瞬時に、吸着孔124に作用していた真空圧
は、逆に、噴出圧として作用することとなり、圧力の切
り換えのための動作時間が極めて短くなり、作業性が向
上するものである。
また、上述した駆動機構116は、第12図に示すように、9
0度回転可能な油圧式ロータリピストン142と、このロー
タリピストン142により90度の範囲で往復回動駆動され
る駆動軸122とから構成されている。このロータリピス
トン142は、一方及び他方の油圧ポート142a,142bを備
え、図示しない油圧源から一方の油圧ポート142aに油圧
が作用することにより、駆動軸122は第11図中時計方向
に回動し、また、他方の油圧ポート142bに油圧が作用す
ることにより、駆動軸122は第11図中反時計方向に回動
することになる。
尚、このロータリピストン142は、駆動軸122を(従つ
て、吸着パツド118を)、第7図に示すように、取り出
し位置の直前(例えば、研削位置にあるワークWの約2
〜3mm上方)に規定された中途位置としての待機位置に
おいて停止可能に構成されている。このように、ロータ
リピストン142は所謂3ポジシヨンに停止可能に構成さ
れているので、この待機位置において、吸着パツド118
の吸着孔124から空気を噴出させるよう設定することに
より、この待機位置を、取り出し位置に極力近接するこ
とが可能となる。この結果、待機位置から取り出し位置
への取り出しアーム114の移動時間は短く設定され、作
業能率が向上することになる。
ここで、上述した空圧機構120は、図示しない制御機構
により、以下に説明するように、駆動機構116と関連し
た状態で駆動制御されるものである。
即ち、駆動機構116が取り出しアーム114、換言すれば吸
着パツド118を待機位置に保持する状態において、空圧
機構120は、第1の電磁弁138が閉じられて、第2の電磁
弁140が開けられることにより、この吸着パツド118から
空気を噴出するように制御されている。そして、研削加
工動作が終了すると、心押機構30の心押軸駆動機構34に
おいて心押軸36が引き込まれて、ワークWの回転が停止
されると同時に、駆動機構116はロータリピストン142を
起動して、吸着パツド118を待機位置から取り出し位置
に回動し、この吸着パツド118の先端面118aが研削位置
にある加工済みのワークWの外周面に上方から当接する
ことになる。
一方、駆動機構116の起動と同期して、空圧機構120にお
いては、第1の電磁弁138は開けられ、第2の電磁弁140
は閉じられて、吸着パツド118の吸着孔124には負圧(吸
着圧)が発生することになる。このようにして、ワーク
Wは吸着パツド118に吸引されることになる。
この吸引動作後、吸引状態が維持されたままの状態で、
駆動機構116は吸着パツド118を取り出し位置から搬出位
置まで移動させる。そして、この搬出位置に吸着パツド
118がもたらされると、空圧機構120においては、第1の
電磁弁138が閉じられ、第2の電磁弁140が開けられて、
吸着パツド118の吸着孔124からは空気が噴出して、吸着
していたワークWを解放することになる。
このようなワークWの解放動作後、噴出状態が維持され
たままの状態で、駆動機構116は吸着パツド118を搬出位
置から待機位置まで移動させ、上述した待機状態が維持
されることになる。このようにして、一連のワークWの
取り出し動作が終了する。
次に、ワーク移送装置10を構成する他の構成要素として
の搬出機構112、即ち、取り出し機構110により研削位置
から取り出され、搬出位置において解放されたワークW
を、次工程まで搬出するための搬出機構112の構成を、
第7図、第14図並びに第15図を参照して、詳細に説明す
る。
この搬出機構112は、第7図に示すように、装置本体72
に取り付けられている。ここで、この搬出機構112にお
いては、研削加工済みのワークWは、ワーク取り出し機
構110により取り出されてきたままの姿勢、即ち、両側
面WB,WCを主軸22の先端面22a及び心押軸36の先端面36a
と平行になされた姿勢で、ワーク取り出し機構110の搬
出位置に対向する搬出開始口144から取り入れられ、徐
々に湾曲しつつ上方に搬送され、その後、水平に搬送さ
れるよう設定されている。
このようにワークWを搬出開始口144から次工程まで搬
送する搬出ガイド溝146を規定するため、上述した装置
本体72の正面には、アウトシユートとしての溝規定板14
8が取り付けられている。この溝規定板148内には、第7
図に示すように、ガイド溝146が形成されているもので
あるが、このガイド溝146は、下端開口を搬出開始口144
と規定される湾曲溝部146aと、この湾曲溝部146aの上端
に、その一端部が連通された水平溝部146bとから規定さ
れている。ここで、この湾曲溝部146aの開始端部に対向
した溝規定板148には、吸着パツド118から開放されたワ
ークWを、この湾曲溝部146aを通つて上方へ搬送する搬
送力を付与するための押し上げ機構150が設けられてい
る。また、水平溝部146bの中途部には、必要に応じて湾
曲溝部146aを搬送されてきたワークを取り出すための、
分岐取り出し機構152が介設されている。
先ず、押し上げ機構150は、第7図に示すように、ワー
クWの取り出し機構110における搬出位置にある取り出
しアーム114に吸着されたワークWの一方の側面WBに対
向する所の、溝規定板148の所定部分に設けられてい
る。即ち、この押し上げ機構150は、この溝規定板148の
所定部分を斜めに貫通して形成された空気噴出孔154
と、この空気噴出孔154の溝規定板148の表面側端部に取
り付けられ、図示しない圧縮空気供給源に接続される供
給ポート156とを備えている。
ここで、上述した空気噴出孔154は、第14図に示すよう
に、吸着パツド118から解放されたワークWを、搬出開
始口144を介して、搬出ガイド溝146を通つて上方に付勢
するに充分な角度で、ワークWに対して圧縮空気を噴出
するように取り付けられた空気噴出ノズル158から規定
とされている。このようにして、取り出し機構110にお
いて搬出位置において吸着パツド118から解放された研
削加工済みのワークWは、押し上げ機構150により押し
上げられて、搬出ガイド溝146に搬送されることにな
る。
次に、第15図を参照して、上述した分岐取り出し機構15
2の構成を説明する。即ち、ドレツシング作業の終了直
後の砥石48を用いて研削加工する場合には、砥石48の研
削面が荒れ過ぎており、最初の数個のワークWは、不良
品として廃棄することが望ましいものであるが、この分
岐取り出し機構152は、このようなドレツシング直後の
砥石48を用いて研削加工する場合の最初の数個のワーク
Wを、次工程に搬出せずに、廃棄するために設けられて
いる。
この取り出し機構152は、アウトシユートとしての溝規
定板148の、水平溝部146bを規定する部分に対して上下
動可能に配設された切り換え部材160を備えている。こ
の切り換え部材160には、水平に延出する第1の溝部162
aと、水平状態から下方に湾曲するように延出する所
の、分岐溝としての第2の溝部162bとを独立した状態で
備えている。
ここで、水平な第1の溝部162aは、切り換え部材160が
自重により下方位置を取る状態において、搬出ガイド溝
146の水平溝部146bと連通するように設定されている。
また、湾曲した第2の溝部162bは、切り換え部材160が
下方位置から持ち上げられて上方位置を取る状態におい
て、搬出ガイド溝146の水平溝部146bの搬入端に連接す
るように設定されている。
尚、このように上下動される切り換え部材160の上下位
置に夫々対向した状態で、切り換え部材160の上下位置
を検出するための一対の検出器164a,164bが配設されて
いる。即ち、上方に位置する検出器164aは、切り換え部
材160が上方位置に持ち上げられた際にオンし、この状
態で下方の検出器164bはオフしている。また、下方に位
置する検出器164bは、切り換え部材160が下方位置に落
下している際にオンし、この状態で上方の検出器164aは
オフしている。このような検出器164a,164bを備えるこ
とにより、切り換え部材160の切り換え状態が確実に検
出されることになる。
このように構成される分岐取り出し機構152において
は、上述したように廃棄すべきワークWがある場合に
は、この切り換え部材160を上方位置まで持ち上げ、第
2の溝部162bを水平溝部146bと連通するように設定す
る。この状態で、湾曲溝部146aを押し上げ機構150によ
り押し上げられてきたワークWは、この分岐取り出し機
構152において、第2の溝部162bに沿つて搬出され、水
平溝部146bから分岐された状態で、下方に廃棄されるこ
とになる。
一方、ワークWを廃棄する必要が無い場合には、切り換
え部材160は下方位置に押し下げられる。この結果、水
平な第1の溝部162aが水平溝部146bと連通することとな
り、湾曲溝部146aを押し上げられてきたワークWは、こ
の分岐取り出し機構152をそのまま通過して、水平溝部1
46bを通つて、次工程まで搬出されることになる。
以上のように構成される研削盤12及びワーク移送装置10
において、以下に、ワークの搬送順序に従つて、全体の
動作を説明する。
先ず、第7図に示すように、加工されるワークWは、予
め、ワーク供給装置70の第1の垂直溝部76a内に、取り
入れ口74を介して積み重ねられた状態で収納されてい
る。この状態で、図示するように、搬送ロツド80の先端
に形成された透孔80a内には、次に搬送されるワークW
が収容されている。また、研削位置の上方に規定される
係止位置には、次に加工されるワークWが係止ばね板84
により係止されている。そして、両シユー96,98上に規
定される研削位置には、加工中のワークWが支持されて
おり、この加工動作中において、取り出し機構110は、
図示するように待機位置に保持されている。この待機位
置において、上述したように取り出しアーム114の先端
に取り付けられた吸着パツド118は、空圧機構120により
吸着孔124を介して空気を噴出している。
このような加工状態から、ワークWの加工動作が終了す
ると、砥石駆動機構46は砥石48を研削位置から退避さ
せ、ワークW移送装置10においては、取り出し機構110
が、加工済みワークWの取り出し動作を実行する。即
ち、心押軸駆動機構34においては、心押軸36を引き込
み、ワークWの挟持を解除して、回転を停止すると共
に、クーラント放出機構100においては、3本のクーラ
ント放出管106,108a,108bからのクーラントの放出動作
を停止する。
この状態において、空圧機構120は、空気を噴出する状
態から空気を吸い込む負圧状態に切り換えられ、第6図
に実線で示すように、取り出しアーム114は駆動機構116
により取り出し位置に回動され、吸着パツド118の先端
面118aはワークWの外周面に当接すると共に、負圧に基
づいて、吸着パツド118はこのワークWを吸着する。
そして、この駆動機構116は、取り出しアーム114を取り
出し位置から搬出位置まで90度回動させ、この結果、吸
着パツド118に吸着された加工済みのワークWも、搬出
位置まで移動される。この搬出位置において、加工済み
のワークWは、空圧機構120が、再び切り換えられるこ
とにより、吸着パツド118は空気を噴射する状態とな
り、この結果、加工済みのワークWは、吸着パツド118
から解放され、押し上げ機構150の駆動に基づいて、搬
出開始口144から搬出ガイド溝146に沿つて次工程まで搬
出されることになる。
尚、加工済みのワークWを解放した後の切り出し機構11
0は、取り出しアーム114が待機位置にもたらされるよう
に、駆動機構116が起動されるものである。
一方、このように、加工済みのワークWの搬出動作が実
行されている最中において、第8B図に示すように、押し
下げ機構86が起動して、押し下げ棒94が上方位置から押
し下げ位置まで下降して、係止位置に係止されていた次
に加工されるワークWを押し下げて、一対のシユー96,9
8上に落下させ、研削位置に保持する。この後、押し下
げ棒94は上方位置まで押し上げられ、この上方位置にお
いて待機することになる。
一方、次のワークWが研削位置にもたらされると、心押
軸駆動機構34が再び起動して、心押軸36を押し出して、
このワークWを主軸22との間で挾持して、回転駆動する
ことになる。また、この回転開始に同期して、クーラン
ト放出機構100においてはクーラントの放出動作が再開
されるものである。そして、砥石駆動機構46が再び起動
して、砥石48を第2の軸線Bに沿つて研削位置にあるワ
ークWに接触させ、研削加工動作を再開する。
ここで、上述した押し下げ棒94が上方位置まで持ち上げ
られた後において、第8A図に示すように、搬送ロツド80
は引き込み位置から突出位置までスライド移動して、こ
の先端の透孔80a内に保持していたワークWを、第2の
垂直溝部76cの上端に移動する。この結果、このワーク
Wは自重により第2の垂直溝部76c内を落下し、係止ば
ね板84により係止されることになる。このようにして、
次に加工されるワークWが係止位置に係止される。
更に、搬送ロツド80は、この突出位置から即座に引き込
み位置まで復帰し、この引き込み位置に待機することに
なる。ここで、このように搬送ロツド80が引き込み位置
に復帰することにより、この先端の透孔80a内に、次の
次に加工されるワークWが自重により落下してきて収納
されることになる。
このようにして、この一実施例においける研削盤12及び
ワーク移送装置10での、一連のワークWの加工動作及び
移送動作が終了する。
以上詳述したように、この一実施例においては、ワーク
移送装置10において、待機位置にある吸着パツド118
は、これの吸着孔124から空気を噴出しており、この結
果、この待機位置を研削位置に近接した状態と設定した
としても、この吸着孔124からクーラントや研削屑が入
り込み、吸着動作を阻害する虞が完全に防止されること
になる。
一方、ワークWの取り出し時のおいては、空圧機構120
は切り換えられて、吸着パツド118の吸着孔124には負圧
が発生し、加工済みのワークWは、良好に、吸着パツド
118に吸着されることになる。ここで、ワークWの取り
出し時においては、ワークWの回転は停止されており、
また、クーラントの放出も停止されているので、吸着パ
ツド118に負圧が発生したとしても、ここから、クーラ
ントや研削屑が吸引される虞は全くないものである。
また、この一実施例においては、ワーク移送装置10にお
いて、搬出位置に移動されてきた吸着パツド118に吸着
されたワークWは、空圧機構120より負圧状態から噴出
状態に切り換えられることにより即座に解放され、同時
に、押し上げ機構150により、斜めに噴出される空気圧
を利用して、搬出ガイド溝146を押し上げられつつ搬出
されることになる。このようにして、取り出された加工
済みのワークWは、簡単な構成の押し上げ機構150を介
して、確実に搬出されることになる。
この考案は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、ワークとしてラ
ジアルベアリングのインナレースを採用するように説明
したが、この考案のワーク移送装置は、このようなワー
クに限定されることなく、研削加工するものであれば、
どのような形状のワークにも適用出来るものである。
また、上述した一実施例においては、ロータリピストン
142を、所謂3ポジシヨンを取るタイプを採用し、取り
出し位置と搬出位置の他に、待機位置を用いるように説
明したが、この考案は、このような構成に限定されるこ
となく、通常の2ポジシヨンを取るロータリピストンを
採用することも可能である。この場合、取り出し位置と
待機位置とが同一位置として規定され、且つ、この取り
出し位置(待機位置)にある吸着パツド118の先端面118
aが、研削位置にあるワークの十分の数mmだけ離間する
ように設定されることになる。このように構成すること
により、待機位置で空気を噴出していた状態から、空圧
機構110が切り換えられることにより、負圧状態とな
り、この結果、待機位置と取り出し位置とが同一であつ
ても、この吸着孔124は充分にワークに近接しているの
で、この負圧発生に基づいて、ワークは研削位置から吸
い上げられて、吸着パツドに吸着することになる。この
ように、2ポジシヨンのロータリピストンを採用するこ
とにより、待機位置と取り出し位置との間で取り出しア
ームを移動する必要がないので、動作時間が更に短縮化
される効果が奏せられることになる。
要は、この考案において、吸着パツド118から、空気が
噴出・吸引される切り換え条件は、取り出しアーム114
の待機位置・取り出し位置というような回動位置に依存
するものでは無く、待機状態・取り出し状態という動作
状態に基づいて切り換えられるものである。
更に、上述した一実施例においては、分岐取り出し機構
152において、切り換え部材を160を手動により上下動す
るように説明したが、このような構成に限定されること
なく、例えば、油圧シリンダ機構を接続して、自動的に
上下動するように構成しても良い。
[考案の効果] 以上詳述したように、この考案に係わる研削盤における
ワーク移送装置は、ワークを、回転駆動される主軸と心
押軸とにより挾持すると共に、ワークの外周面をシユー
により支持して研削位置に保持する研削盤のワーク移送
装置において、研削の終了したワークを前記研削位置か
ら取り出し、該研削位置から離れた搬出位置へと搬送す
るために往復移動可能に設けられたアームと、該アーム
の前記研削位置にあるワークに対向する端部に設けら
れ、前記研削位置にあるワークを吸着する吸着パツド
と、該吸着パツドに接続され、該吸着パツドがワークか
ら僅かに離れてワークの取り出しに備えて待機している
待機状態においては、該吸着パツドから空気を噴出さ
せ、ワークを取り出す取り出し状態においては、該吸着
パツドから空気を吸入させる空圧手段とを具備する事を
特徴としている。
また、この考案の他の構成においては、前記搬出位置に
あるアームの前記端部に接続された状態で配設され、研
削加工後のワークを搬出するためのアウトシユートと、
このアウトシユートに傾斜した状態で取り付けられた空
気噴出ノズルと、前記吸着パツドから取り外されたワー
クを、アウトシユートに沿つて搬出されるように、この
空気噴出ノズルから空気を噴出させる空気噴出手段とを
更に具備する事を特徴としている。
従つて、この考案によれば、加工効率を低下することな
く、狭い取り出し範囲において、確実に加工後のワーク
を取り出して移送することの出来る所の、研削盤におけ
るワーク移送装置が提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わるワーク移送装置の一実施例が
備えられる研削盤の構成を示す正面図; 第2図は第1図に示す研削盤により加工されるワークの
形状を示す正面図; 第3図及び第4図は、夫々、第1図に示す研削盤の構成
を示す側面図及び上面図; 第5図は心押機構における心押軸駆動機構の構成を詳細
に示す縦断面図; 第6図はワーク供給装置及びワーク移送装置の構成を示
す側面図; 第7図はワーク供給装置及びワーク移送装置の詳細な構
成を、取り出し機構が待機位置にある状態で、一部断面
を取つて示す正面図; 第8A図は、ワーク供給装置において、搬送ロツドを突出
位置にある状態で示す正面図; 第8B図は、ワーク供給装置において、押し下げロツドを
下方位置にある状態で示す正面図; 第9図は一対のシューの取り付け状態及びクーラント噴
射機構の配設状態を示す正面図; 第10図は両シュー上に支持されるワークの中心位置と、
主軸及び心押軸とにより規定される回転軸線とのオフセ
ツト状態を示す正面図; 第11図はワーク移送装置における取り出し機構の取り出
しアームの構成を示す正面図; 第12図は第11図に示す取り出し機構の駆動機構の構成を
示す上面図; 第13図はワーク移送装置における空圧機構の構成を示す
油圧回路図; 第14図はワーク搬出機構の押し上げ機構の構成を示す断
面図;そして、 第15図はワーク搬出機構の分岐取り出し機構の構成を示
す断面図である。 図中、A…第1の軸線、B…第2の軸線、l…研削位置
上にあるワークの中心を通る垂直線、W…ワーク、WA
外周溝、WB:WC…両側面、WD…透孔、X…主軸の回転軸
線、Y…心押軸の回転軸線、Z…研削位置上にあるワー
クの中心軸、10…ワーク移送装置、12…研削盤、14…ワ
ーク回転装置、16…砥石装置、18…基台、20…主軸機
構、22…主軸、22a…先端面、24…取付台、26…第1の
駆動モータ、28…第1の駆動力伝達機構、30…心押機
構、32…スライド台、34…心押軸駆動機構、36…心押
軸、36a…先端面、38…取付台、40…第2の駆動モー
タ、42…第2の駆動力伝達機構、44…砥石用基台、46…
砥石駆動機構、48…砥石、50…外筒、52…シリンダ室、
54…内筒、56…ピストン体、58a;58b…ラジアルベアリ
ング、60…回転軸、60a…ばね受け部、62…支持筒、62a
…透孔、62b…端壁、64…押圧部材、66…コイルスプリ
ング、68…ボール、70…ワーク供給装置、72…装置本
体、74…取り入れ口、76…ガイド溝、76a…第1の垂直
溝部、76b…水平溝部、76c…第2の垂直溝部、78…溝規
定板、80…搬送ロツド、80a…透孔、82…駆動ピン、84
…係止ばね板、86…押し下げ機構、88…ピストン、90…
油圧シリンダ、92…接続部材、94…押し下げ棒、96…フ
ロントシュー、98…リヤシュー、100…クーラント放出
機構、102;114…シューホルダ、106…主クーラント放出
管、108a…一方の副クーラント放出管、108b…他方の副
クーラント放出管、110…取り出し機構、112…搬出機
構、114…取り出しアーム、114a…中間部分、114b…基
端部分、114c…先端部分、116…駆動機構、118…吸着パ
ツド、118a…先端面、120…空圧機構、122…駆動軸、12
4…吸着孔、126…連通孔、128…空圧源、130…ベンチユ
リ式真空発生器、132…絞り空気通路、132a…入口部、1
34…細管、136a;136b;136c…連接パイプ、138…第1の
電磁弁、140…第2の電磁弁、142…油圧式ロータリピス
トン、142a…一方の油圧ポート、142b…他方の油圧ポー
ト、144…搬出開始口、146…搬出ガイド溝、146a…湾曲
溝部、146b…水平溝部、148…溝規定板、150…押し上げ
機構、152…分岐取り出し機構、154…空気噴出孔、156
…供給ポート、158…空気噴出ノズル、160…切り換え部
材、162a…第1の溝部、162b…第2の溝部、164a…上方
の検出器、164b…下方の検出器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 肇一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−12591(JP,A) 実開 昭48−589401(JP,U) 実公 昭47−30304(JP,Y1)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを、回転駆動される主軸と心押軸と
    により挾持すると共に、ワークの外周面をシユーにより
    支持して研削位置に保持する研削盤のワーク移送装置に
    おいて、 研削の終了したワークを前記研削位置から取り出し、該
    研削位置から離れた搬出位置へと搬送するために往復移
    動可能に設けられたアームと、 該アームの前記研削位置にあるワークに対向する端部に
    設けられ、前記研削位置にあるワークを吸着する吸着パ
    ツドと、 該吸着パツドに接続され、該吸着パツドがワークから僅
    かに離れてワークの取り出しに備えて待機している待機
    状態においては、該吸着パツドから空気を噴出させ、ワ
    ークを取り出す取り出し状態においては、該吸着パツド
    から空気を吸入させる空圧手段とを具備する事を特徴と
    する研削盤におけるワーク移送装置。
  2. 【請求項2】前記搬出位置にあるアームの前記端部に接
    続された状態で配設され、研削加工後のワークを搬出す
    るためのアウトシユートと、 このアウトシユートに傾斜した状態で取り付けられた空
    気噴出ノズルと、 前記吸着パツドから取り外されたワークを、アウトシユ
    ートに沿って搬出されるように、この空気噴出ノズルか
    ら空気を噴出させる空気噴出手段とを更に具備する事を
    特徴とする請求項第1項に記載の研削盤におけるワーク
    移送装置。
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