JPH0453890Y2 - - Google Patents

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JPH0453890Y2
JPH0453890Y2 JP1986157958U JP15795886U JPH0453890Y2 JP H0453890 Y2 JPH0453890 Y2 JP H0453890Y2 JP 1986157958 U JP1986157958 U JP 1986157958U JP 15795886 U JP15795886 U JP 15795886U JP H0453890 Y2 JPH0453890 Y2 JP H0453890Y2
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Japan
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grinding
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work
carrier
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は平面研削盤に関するものである。
「従来の技術」 一般に、平面研削盤にあつては、ワークを電磁
チヤツク等によつて可動テーブル上に固定すると
ともに、該可動テーブルを回転あるいは往復動さ
せて回転状態にある砥石に対して相対移動させる
ことにより、前記ワークを砥石へ接触させて、該
ワークの平面研削を行なうようになつている。
ところで、このような平面研削盤では、ワーク
の供給や排出を自動化することが難しく、また、
可動テーブルの表面が基準面であることから、該
可動テーブル上に切粉が付着した場合、ワークの
研削面にずれが生じ、特に、平行な2平面を形成
するに際して、その平行度が損なわれてしまうと
いつた不具合を有している。
さらに、研削効率を高めるための一手段とし
て、ワークと砥石との相対速度を大きくすること
が挙げられるが、前述した平面研削盤では、前記
相対速度が、砥石の回転速度とワークの通過速度
(すなわち可動テーブルの移動速度)とによつて
決定され、かつ、該ワークの通過速度が研削時間
との兼合いで制限されることから、前記相対速度
をあまり大きくとれないという不具合もある。
そこで、従来では、例えば、第5図に示すよう
に、一対の砥石1,1a,1bを所定間隔をおい
て対向配置しておき、これらの両砥石1,1a,
1bを回転させるとともに、直線状のガイド2に
よつて前記両砥石1,1a,1b間にワークWを
連続して送り込むことにより、ワークWの両面を
同時に研削して平行な2平面を形成する、いわゆ
る両頭研削盤を用いた研削が実施されている。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は、前述した従来の技術における次のよ
うな問題点を解決せんとするものである。
すなわち、前述した技術によつて、ワークWの
自動的な供給および排出が可能となるとともに、
両面研削により切粉の影響が抑制されるが、ワー
クWが連続した状態で送り込まれることから、前
記両砥石1,1a,1b間に、未研削のワークW
と研削済みのワークWとが混在する形となり、研
削精度に影響を与えてしまうおそれがあるといつ
た問題点であり、また、この技術にあつても、砥
石とワークとの相対速度が砥石の回転速度とワー
クの通過速度とによつて決定されるから、前述し
た相対速度の増加を制限する要因を除去するには
至つていないといつた問題点である。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、前述した従来の問題点を有効に解消
し得る平面研削盤を提供せんとするもので、該平
面研削盤は、特に、ワークを間欠的に送り出すワ
ーク供給部と、前記ワークを研削する研削部と、
研削後のワークを排出するワーク排出部と、前記
ワーク供給部から送り込まれたワークを研削部へ
移送するとともに、該研削部から研削後のワーク
を取り出してワーク排出部へ移送する搬送手段
と、前記研削部へ移送されたワークに回転を与え
る駆動手段とを備え、前記搬送手段は、前記ワー
クを支持し、該ワークの被研削面と平行な面内で
回転させられるとともにその回転の半径方向に沿
つて往復移動可能な複数のキヤリヤと、前記キヤ
リヤを間欠的に回転移動させて前記ワーク供給部
および研削部へ対向させる割出機構と、前記キヤ
リヤを往復移動させることにより、該キヤリヤに
支持されたワークを前記研削部へ向けて進退させ
る移載機構となら成り、前記駆動手段は、前記キ
ヤリヤに回転自在に取り付けられかつ前記ワーク
を保持する支持部材と、この支持部材に噛合させ
られた歯車と、この歯車に係脱させられる駆動モ
ータとから成ることを特徴とする。
「作用」 本考案に係わる平面研削盤は、ワークをワーク
供給部から間欠的に送り出すとともに、該ワーク
をキヤリヤによつて研削部へ搬送し、該研削部に
おいて駆動手段によりワークを回転させながら研
削を行ない、しかるのちに、前記ワークをキヤリ
ヤによつて研削部から取り出して排出部を経て排
出するものであり、ワーク毎の研削を可能にする
とともに、該ワークと砥石との相対速度の設定範
囲を拡大するものである。
「実施例」 以下、本考案の一実施例について第1図ないし
第4図に基づき説明する。
第1図および第2図中、符号3は、本実施例に
係わる平面研削盤を示すもので、第3図に示すよ
うな、ベーンポンプの構成部材であるロータRお
よび半径方向に外方に向かう突起Caを備えたカ
ムリングCをワークWとし、それぞれの端面(摺
動面)を同時に研削するようにしたものである。
まず、本実施例の平面研削盤3の概略について
説明すれば、ワークWを間欠的に送り出すワーク
供給部4と、前記ワークWを研削する研削部5
と、研削後のワークWを排出するワーク排出部6
と、前記ワーク供給部4から送り込まれたワーク
Wを研削部5へと移送するとともに、該研削部5
から研削後のワークWを取り出してワーク排出部
6へ移送する搬送手段7と、前記研削部5へ移送
されたワークWに回転を与える駆動手段8とを備
え、前記搬送手段7は、前記ワークWを支持し、
該ワークの被研削面と平行な面内で回転させられ
るとともにその回転の半径方向に沿つて往復移動
可能な一対のキヤリヤ9,9a,9bと、該キヤ
リヤ9,9a,9bを間欠的に回転移動させて前
記ワーク供給部4および研削部5へ対向させる割
出機構10と、前記キヤリヤ9,9a,9bを往
復移動させることにより、該キヤリヤ9,9a,
9bに支持されたワークWを前記研削部5へ向け
て進退させる移載機構11とから成り、前記駆動
手段8は、前記キヤリヤ9,9a,9bに回転自
在に取り付けられかつ前記ワークWに接触させら
れる支持部材12と、該支持部材12に係脱させ
られる駆動モータ13とから構成されている。
次いで、これらの詳細について説明すれば、前
記ワーク供給部4は、第1図に示すように、ワー
クWが摺動自在に積層されたマガジン14と、該
マガジン14のワークWの積層方向と直交するよ
うに、かつ、該マガジン14のワーク排出部との
間に間隔を形成するように配設されたガイドプレ
ート15と、前記ワークWの平面形状とほぼ同様
の形状を有しかつ前記ワークWが挿入される貫通
孔16aが形成された押し出し板16と、前記ガ
イドプレート15に取り付けられて、前記押し出
し板16をガイドプレート15に沿つて移動させ
ることにより、該押し出し板16の貫通孔16a
を前記マガジン14のワーク排出部の下方(第1
図中の下方)と前記キヤリヤ9,9a,9bの所
定位置上方とに選択的に位置させるアクチユエー
タ17とを備えている。
前記研削部5は、本実施例では前記キヤリヤ
9,9a,9bの回転面と平行な回転面を有する
合成樹脂性の回転板18と、該回転板18の上方
に間隔をおいて平行に配設された砥石19とを備
えている。
前記搬送手段7を構成するキヤリヤ9,9a,
9bは、その平面形状がほぼ長方形状となされ、
一端部に、前記押し出し板16の貫通孔16aと
同一形状の支持穴22が形成されている。そし
て、これらのキヤリヤ9,9a,9bは、前記ワ
ーク供給部4と研削部5との間に設けられた回転
円板20に、該回転円板20の回転の半径方向に
沿いかつ回転円板20の中心をはさんで対称的に
設けられたガイドロツド21を介して摺動自在に
取り付けられており、また、上面が前記ワーク供
給部4のガイドプレート15の上面と同一レベル
となるように取り付けられ、さらに、前記回転円
板20の中心部に最も接近した位置に摺動させら
れた状態において、前記支持穴22が回転円板2
0の周縁から所定距離突出するような長さと、前
記ワークWよりも薄い厚さとに形成されている。
そして、前記回転円板20のまわりには、前記
キヤリヤ9,9a,9bの下面に対向させられた
環状の支持プレート23が設けられており、前記
各キヤリヤ9,9a,9bの支持穴22に挿入さ
れたワークWの下端を支持して、該ワークWにキ
ヤリヤ9,9a,9bからの離脱を防止するよう
になつている。
一方、前記回転円板20の回転中心には、駆動
軸24が一体に設けられており、該駆動軸24を
介して前記割出機構10が連設されている。該割
出機構10は、本実施例ではステツピングモータ
25が用いられており、前記回転円板20を180°
づつ間欠的に回転させて、前記各キヤリヤ9,9
a,9bをワーク供給部4と研削部5とに交互に
対向させるようになつている。
前記ワーク排出部6は、第1図および第2図に
示すように、前記ワーク供給部4と対向する位置
に設けられており、前記支持プレート23の下方
に配設された排出シユート26と、支持プレート
23の一部を分離して形成した昇降板27と、第
1図に示すように、該昇降板27を昇降させて、
その上面を支持プレート23の上面および排出シ
ユート26の上面とに選択的に合致させるアクチ
ユエータ28と、第2図に示すように、前記昇降
板27をはさんで排出シユート26に対向させら
れた排除板29と、前記昇降板27が最下降位置
に位置させられた状態において、前記排除板29
を昇降板27上を経て排出シユート26へ向けて
移動させるアクチユエータ30とから構成されて
いる。
前記駆動手段8を構成する支持部材12は、円
板状に形成され、その外周面にはギヤ31が形成
されているとともに、中央部には、前記キヤリヤ
9,9a,9bの支持穴22と同一形状の貫通孔
32が形成されている。そして、該支持部材12
は、第4図に示すように、各キヤリヤ9,9a,
9bの内部に回動自在に装着されており、第2図
に示すように、キヤリヤ9,9a,9b内にその
他端部へ向けて配設されたギヤ33〜35が連動
可能に噛合させられている。そして、これらのギ
ヤ33〜35の内、回転円板20の中心側に位置
するギヤ35には、キヤリヤ9,9a,9bの上
面に突出する軸36が一体に設けられている。ま
た、駆動手段8の他の構成体である前記駆動モー
タ13は、前記キヤリヤ9,9a,9bの上方で
研削部5の近傍に設けられたケーシング37内
に、アクチユエータ38を介して取り付けられて
いるとともに、該アクチユエータ38によつて昇
降させられることにより、回転軸39が前記ギヤ
35の軸36に係脱させられて、前記ギヤ33〜
35を介して支持部材12へ係脱させられるよう
になつている。さらに、前記アクチユエータ38
および駆動モータ13は、それぞれケーシング3
7に回転円板20と砥石19の中心を結ぶ線と平
行に設けられたガイドロツド40によつて摺動可
能に支持されている。
一方、前記駆動モータ13の回転軸39には、
スプライン41が形成されており、前記ケーシン
グ37に回転自在に取り付けられた偏心カム42
に摺動自在に嵌合させられるとともに、該偏心カ
ム42を回転させることによつて、偏心カム42
の偏心量の分、前記ケーシング37に対して、前
記ガイドロツド40に沿う方向に往復移動を行な
うようになつている。
そして、前記支持部材12は、ギヤ33〜35
を介して駆動モータ13によつて回転駆動させら
れることにより、ワークWの突起Caと係合して、
該ワークWを回転させるようになつている。
前記移載機構11は、前記ケーシング37と研
削盤本体3aとの間に設けられており、第1図に
示すように、前記ガイドロツド40と平行に設け
られ、前記ケーシング37を摺動可能に支持する
ガイドロツド43と、研削盤本体3aとケーシン
グ37との間に介装されて該ケーシング37をガ
イドロツド43に沿つて移動させるアクチユエー
タ44とから構成され、前記駆動モータ13と軸
36との係合がなされた時点で、前記ケーシング
37を移動させることにより、前記キヤリヤ9,
9a,9bを研削部5へ向けて往復移動させるこ
とにより、該キヤリヤ9,9a,9bに保持され
ているワークWを研削部5に対して進退させるよ
うになつている。
次いで、このように構成された本実施例の平面
研削盤3の作用について説明すれば以下のとおり
である。
まず、ワークWが装填されたマガジン14をワ
ーク供給部4に装着して、最下端に位置するワー
クWを押し出し板16の貫通孔16a内に挿入し
ておくとともに、ワーク排出部6の昇降板27を
上昇させ、また、駆動モータ13を第1図中の上
方および左方に移動させて待機状態とするととも
に、回転板18および砥石19を回転させてお
く。
これにより、アクチユエータ17を作動させて
押し出し板16をキヤリヤ9aへ向けて移動させ
て、該押し出し板16の貫通孔16aをキヤリヤ
9aの支持穴22の上方に位置合わせすることに
より、ワークWをマガジン14から押し出すとと
もに前記支持穴22に落下させ、しかるのちに、
前記押し出し板16を元の位置へ後退させて待機
させる。
次いで、割出機構10を作動させて、キヤリヤ
9,9a,9bを180°回転させてワークWが挿入
されたキヤリヤ9aを研削部5へ対向させたの
ち、駆動モータ13を回転させるとともに、該駆
動モータ13をアクチユエータ38により下降さ
せてその回転軸39をギヤ35の軸36に係合さ
せる。この操作によつて支持部材12がワークW
へ係合させられるとともに該ワークWを回転状態
とする。
これより移載機構11のアクチユエータ44に
よつてケーシング37を研削部5へ向けて移動さ
せることにより、駆動モータ13および該駆動モ
ータ13に係合されているキヤリヤ9aをも研削
部5へ向けて移動させ、これによつてワークWを
キヤリヤ9aの一端部とともに回転板18と砥石
19との間に差し込んでワークWの研削を開始す
る。
このような研削操作がなされている間、ワーク
Wは駆動手段8によつて自転が与えられ、かつ、
駆動モータ13とケーシング37との間に設けら
れた偏心カム42の作用に基づき、ケーシング3
7に対して駆動モータ13およびキヤリヤ9aが
ガイドロツド43の長さ方向に往復移動させられ
ることから、砥石19の半径方向に往復移動させ
られる。したがつて、ワークWと砥石19との間
に大きな相対速度が与えられる。
一方、前述した研削操作が行なわれている間
に、他方のキヤリヤ9bには、前述した操作と同
様の手順で新たなワークWが装着されている。
そして、研削操作が完了した時点で、アクチユ
エータ44を再度作動させて駆動モータ13、ケ
ーシング37およびキヤリヤ9aを回転円板20
の中心部へ向けて後退させて、前記ワークWを研
削部5から引き出したのち、駆動モータ13を上
昇させて回転軸39と軸36との係合を解除し、
次いで、割出機構10により回転円板20を回転
させて一方のキヤリヤ9aをワーク供給部4へ対
向させ、かつ、他方のキヤリヤ9bを研削部5へ
対向させる。
ここで、前記他方のキヤリヤ9bに対しては、
移載機構11および駆動手段8の作動に伴い、前
述した研削操作が実施され、一方のキヤリヤ9a
に対しては、以下の排出操作が実施される。
すなわち、一方のキヤリヤ9aがワーク供給部
4へ戻されると、該キヤリヤ9aに保持された研
削後のワークWがワーク排出部6の昇降板27上
に位置される。これより、前記昇降板27がアク
チユエータ28によつて排出シユート26と同レ
ベルまで下降させて、その上部のワークWを排除
板29に対向させたのち、該排除板29をアクチ
ユエータ30によつて排出シユート26へ向けて
移動させることにより、昇降板27上のワークW
を排出シユート26へ押し出し排出する。
このような排出操作が完了したのちに、前記昇
降板27を支持プレート23と同一レベルまで上
昇させ、以降、前述した操作を繰り返し実施する
ことにより、前記マガジン14内のワークWが連
続して研削される。
以上のように、本実施例に係わる平面研削盤3
は、ワークWの供給、研削および排出の一連の操
作を連続的に行なつて、ワークWの自動供給およ
び排出を可能とする。
そして、研削操作に際し、前記ワークWが1個
毎に研削部5へ供給されて研削されることから、
該研削部5に未研削のワークWと研削済みのワー
クWとが混在する状態が回避され、研削時の切込
量等が適性に保持される。また、ワークWを砥石
19の回転中心に対して一定した位置関係に保持
し、かつ、該ワークW自体に回転を与えて研削を
行なうようにしたから、研削時間および砥石19
とワークWとの相対速度の設定範囲が大幅に拡大
されるとともに、十分な研削操作が確保される。
さらに、本実施例では、前述した研削操作に際
して、駆動モータ13とケーシング37との間に
設けられた偏心カム42の作用により、駆動モー
タ13の回転に伴つてキヤリヤ9,9a,9bが
砥石19の回転半径方向に往復移動させられるよ
うになつていることから、ワークWと砥石19と
の相対速度がさらに高められるとともに、前記偏
心カム42の偏心量を適宜設定することにより、
ワークWを砥石19の研削面全面に亙つて移動さ
せることができるので、砥石19の片減りが抑制
される。
したがつて、これらの相乗効果により高精度の
研削が行なわれる。
なお、前記実施例において示した各構成部材の
諸形状や寸法等は一例であつて、研削するワーク
Wの形状の種類や設計要求等に基づき種々変更可
能である。
例えば、前記支持部材12とワークWとの係合
を、前記実施例では、ワークWであるカムリング
Cに形成された突起Caと支持部材12の凹部と
によつて行なう例について示したが、これに代え
て、支持部材12に、前記研削部5に対向させら
れた場合のみワークWを把持するクランプ装置を
組み込むようにしてもよい。
また、前記ワーク供給部4、研削部5およびワ
ーク排出部6をそれぞれ1つづつ設けるととも
に、キヤリヤ9を一対設けた例について示した
が、これらを回転円板20のまわりに例えば整数
倍設けて、複数のワークWを同時に供給、搬送、
研削および排出することもできる。
さらに、前記移載機構11をケーシング37と
研削盤本体3aとの間に設け、また、研削部5に
おける研削を片面研削とした例について説明した
が、前記移載機構11はキヤリヤ9と回転円板2
0との間に設けてもよく、研削部5の回転板18
を砥石に変えることにより、両面研削を行なうこ
とも可能である。
「考案の効果」 以上説明したように本考案に係わる平面研削盤
は、ワークを間欠的に送り出すワーク供給部と、
前記ワークを研削する研削部と、研削後のワーク
を排出するワーク排出部と、前記ワーク供給部か
ら送り込まれたワークを研削部へ移送するととも
に、該研削部から研削後のワークを取り出してワ
ーク排出部へ移送する搬送手段と、前記研削部へ
移送されたワークに回転を与える駆動手段とを備
え、前記搬送手段は、前記ワークを支持し、該ワ
ークの被研削面と平行な面内で回転させられると
ともにその回転の半径方向に沿つて往復移動可能
な複数のキヤリヤと、前記キヤリヤを間欠的に回
転移動させて前記ワーク供給部および研削部へ対
向させる割出機構と、前記キヤリヤを往復移動さ
せることにより、該キヤリヤに支持されたワーク
を前記研削部へ向けて進退させる移載機構となら
成り、前記駆動手段は、前記キヤリヤに回転自在
に取り付けられかつ前記ワークを保持する支持部
材と、この支持部材に噛合させられた歯車と、こ
の歯車に係脱させられる駆動モータとから成るこ
とを特徴とするもので、次のような優れた効果を
奏する。
ワークの供給、研削および排出の一連の操作
を連続的に行なつて、ワークの自動供給および
排出を可能とする。
研削操作に際し、ワークを1個毎に研削部へ
供給して研削し、これによつて、研削部におけ
る未研削のワークと研削済みのワークとの混在
状態を回避して、研削時の切込量等を適性に保
持することができる。
研削時においてワークと砥石の回転中心との
位置関係を一定に保持するとともに、ワーク自
体に回転を与えるようにしたから、研削時間お
よび砥石とワークとの相対速度の設定範囲を大
幅に拡大することができる。
前記ないしの相乗効果により、高精度の
研削を連続して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は縦断面側面図、第2図は平面
図、第3図は一実施例において研削されるワーク
を示す外観斜視図、第4図は第1図の部分の一
部を断面した拡大図、第5図は従来の平面研削盤
の一例を示す概略図である。 3……平面研削盤、3a……研削盤本体、4…
…ワーク供給部、5……研削部、6……ワーク排
出部、8……搬送手段、9,9a,9b……キヤ
リヤ、10……割出機構、11……移載機構、1
2……支持部材、13……駆動モータ、16……
押し出し板、16a……貫通孔、18……回転
板、19……砥石、20……回転円板、22……
支持穴、26……排出シユート、27……昇降
板、29……排除板、31……ギヤ、32……貫
通孔、33〜35……ギヤ、41……スプライ
ン、42……偏心カム、W……ワーク、R……ロ
ータ、C……カムリング、Ca……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークを間欠的に送り出すワーク供給部と、前
    記ワークを研削する研削部と、研削後のワークを
    排出するワーク排出部と、前記ワーク供給部から
    送り込まれたワークを研削部へ移送するととも
    に、該研削部から研削後のワークを取り出してワ
    ーク排出部へ移送する搬送手段と、前記研削部へ
    移送されたワークに回転を与える駆動手段とを備
    え、前記搬送手段は、前記ワークを支持し、該ワ
    ークの被研削面と平行な面内で回転させられると
    ともにその回転の半径方向に沿つて往復移動可能
    な複数のキヤリヤと、前記キヤリヤを間欠的に回
    転移動させて前記ワーク供給部および研削部へ対
    向させる割出機構と、前記キヤリヤを往復移動さ
    せることにより、該キヤリヤに支持されたワーク
    を前記研削部へ向けて進退させる移載機構とから
    成り、前記駆動手段は、前記キヤリヤに回転自在
    に取り付けられかつ前記ワークを保持する支持部
    材と、この支持部材に噛合させられた歯車と、こ
    の歯車に係脱させられる駆動モータとからなるこ
    とを特徴とする平面研削盤。
JP1986157958U 1986-10-15 1986-10-15 Expired JPH0453890Y2 (ja)

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JPS5118114A (en) * 1974-08-05 1976-02-13 Koichi Uemura Gurautokoho oyobi gurautozai
JPS608181A (ja) * 1983-06-27 1985-01-17 本田技研工業株式会社 自動二輪車の前輪懸架装置

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JPS6364458U (ja) 1988-04-28

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