JPH06348404A - データの入力方法及び装置 - Google Patents

データの入力方法及び装置

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JPH06348404A
JPH06348404A JP5133694A JP13369493A JPH06348404A JP H06348404 A JPH06348404 A JP H06348404A JP 5133694 A JP5133694 A JP 5133694A JP 13369493 A JP13369493 A JP 13369493A JP H06348404 A JPH06348404 A JP H06348404A
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JP5133694A
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Nikora Guenaeru
ニコラ グエナエル
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BITSUGU HAATO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データの入力方法及び装置において入力装置
等を把持する必要がなく、また、非接触で装置へのデー
タの入力ができるようにすることを目的とする。 【構成】 入力項目を表示した表示画面2の画像5を、
画像投影手段1により所要の空間に実像10として投影
し、実像10が投影される空間に挿入される指等の物体
を、センサ17と物***置検出手段21で検出して、そ
の物体の位置情報と、投影画面中の入力項目の位置情報
とに基づいて、装置にデータを入力する。また、挿入さ
れた指にエアジェットを吹きつけデータ入力が実行され
たことを操作者に確認できるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置を操作するに際し
て、装置の作動項目を指定する制御指令等の装置の作動
に必要なデータを入力するデータの入力方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子制御等される機器に所定の動
作をさせるに際して、制御指令等のデータを機器に入力
する場合には、入力事項を指定するスイッチを多数配列
した制御パネルを備えた入力装置が使用される。ここ
で、一般に入力装置は、複数の電子機器を同時に制御で
きるようになっていることがあり、また、単一の電子機
器を制御する場合でも、複数の機能を制御できる多機能
構造になっている。
【0003】このような制御パネルを有する入力装置
は、制御する電子機器の数が増し、かつ制御機能の種類
が増すと、パネル面が複雑になり、操作が煩雑となる。
そこで、入力装置の制御パネル面を、単一機器の制御部
分、及び制御機能を同じくする制御部分等にグループ化
して、テレビ画面やコンピュータのモニター画面に表示
し、このグループ化して部分的に表示した画面の中にお
いて、所要の制御部分を操作者が能動的に選択するよう
にしたものがある。
【0004】このように、テレビ画面やモニター画面に
おいて、その中に映しだされた画面の入力事項を能動的
に選択する、すなわち操作者の意思で特定部分を指し示
す手段としては、画面の前面に設けたタッチパネルや、
フォトペン、マウス等のポインティングデバイス等の従
来から一般的に使用されているマンマシーン・インター
フェイスが利用されている。
【0005】前述した実体的なスイッチや表示器を用い
た制御パネルを使用したものをハードウェア制御パネル
とすれば、後述したモニター等に映しだされた画面の中
で選択操作を行う制御パネルを使用したものは、ソフト
ウェア式制御パネルとすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、上述した
従来のソフトウェア式制御パネルにあっては、ライトペ
ン、マウス等を使用するものにあっては、操作者はそれ
らのポインティングデバイスを把持して、これを操作し
て入力操作を行う必要があり、そのような物を把持しに
くい様な使用態様の機器には使用できないという問題が
ある。また、データ入力時にはポインティングデバイス
に手指等を接触させなければならず、当該ポインティン
グデバイスが汚れたり、また、汚れたポインティングデ
バイスに接触して手指等を汚してしまうという問題があ
る。
【0007】また、タッチパネルを使用したものについ
ては、ポインティングデバイスを把持する必要はない
が、タッチパネルに手指等を接触させなければならず、
同様に当該タッチパネル面が汚れたり、手指等が汚れて
しまうという問題がある。そこで本発明は、入力装置等
を把持する必要がなく、また、非接触で装置へのデータ
の入力ができるデータの入力方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明において上記の
課題を解決するための第1の手段は、機器にデータを入
力するデータの入力方法において、所定の入力事項を表
わす画像を画像表示手段の画面に表示し、該表示された
画面を空間に実像として投影し、該画面が投影された空
間内に、差し入れられた物体の位置を物***置検出手段
で検出し、物***置検出手段が検出した物体の位置情報
と、投影された表示画面中の図形の位置情報とに基づい
て入力データを発生することである。
【0009】また、本発明の第2の手段は、機器にデー
タを入力するデータの入力方法において、所定の入力事
項を表わす画像を画像表示手段の画面に表示し、該表示
された画面を所要の空間に実像として投影し、該画面が
投影された空間内に、差し入れられた物体の位置を物体
位置検出手段で検出し、物***置検出手段が検出した物
体の位置情報と、投影された表示画面中の図形の位置情
報とに基づいて入力データを発生し、物体を検出したこ
とに基づいて当該物体の位置を検出した旨の信号を出力
することである。
【0010】本発明の第3の手段は、図1に示すよう
に、機器にデータを入力するデータの入力装置におい
て、機器40への所定の入力事項を表示画面2に表わす
画像5を表示する画像表示手段3と、表示画面2に表示
された画像5を、空間に実像10として投影する画像投
影手段1と、該実像10が投影された空間内に、差し入
れられた物体をセンサ17で検出し該物体の位置を検出
する物***置検出手段20と、物***置検出手段20が
検出した物体の位置情報と、投影された表示画面中の入
力事項の位置情報8とに基づいて機器に入力されるべき
項目の入力データを発生する入力データ発生手段4とを
備えたことである。
【0011】また、本発明の第4の手段は、図1に示す
ように、機器にデータを入力するデータの入力装置にお
いて、機器40への所定の入力事項を表示画面2に表わ
す画像5を表示する画像表示手段3と、表示画面2に表
示された画像5を、空間に実像10として投影する画像
投影手段1と、該実像10が投影された空間内に、差し
入れられた物体をセンサ17で検出し該物体の位置を検
出する物***置検出手段20と、物***置検出手段20
が検出した物体の位置情報と、投影された表示画面中の
入力事項の位置情報8とに基づいて機器に入力されるべ
き項目の入力データを発生する入力データ発生手段4
と、物体の位置を検出したことに基づいて当該物体の位
置を検出した旨の信号を信号出力器22から出力する確
認信号発生手段21とを備えたことである。
【0012】さらに、本発明の第5の手段は、図1に示
すように、機器にデータを入力するデータの入力装置に
おいて、データ指定部で指定を行った物体をセンサ17
で検出し該物体の位置を検出する物***置検出手段20
と、物***置検出手段20が検出した物体の位置情報
と、投影された表示画面中の図形の位置情報8とに基づ
いて機器に入力されるべき入力データを発生する入力デ
ータ発生手段4と、物体の位置を検出したことに基づい
て当該物体の位置を検出した旨の信号を信号出力器22
から出力する確認信号発生手段21とを備えたことであ
る。
【0013】そして、本発明の第6の手段は、図1に示
すように、上記第3乃至第5の手段において、物体を検
出するセンサ17は、レーザー光発生手段18と、物体
によって反射したレーザー光を検知する光検出手段19
とを含み、物***置検出手段20は光検出手段19の出
力に基づいて物体の位置を検出するものとしたことであ
る。
【0014】また、本発明の第7の手段は、図1に示す
ように、上記第4乃至第6の手段において、信号出力器
22が、実像が投影された空間に差し入れられた物体に
向けて風を送る、複数の送風手段であり、確認信号発生
手段21が、上記送風手段を選択的に駆動する駆動部を
含むことである。さらに、本発明の第8の手段は、図1
に示すように、上記第3、第4、第5及び第6の手段に
おいて、画像投影手段1は、上記表示画面2と傾斜して
設けた半透鏡16と、この半透鏡に対して傾斜して設け
た1または2枚の再帰反射板13,14とから構成した
ことである。
【0015】
【作用】本発明の第1の手段によれば、装置へのデータ
の入力に際して、所定の入力事項を表わす画像を画像表
示手段の画面に表示し、該表示された画面を空間に実像
として投影し、該画面が投影された空間内の、データ入
力指定のため差し入れられた例えば指等の物体の位置を
物***置検出手段で検出し、物***置検出手段が検出し
た物体の位置情報と、投影された表示画面中の図形の位
置情報とに基づいて入力データを発生する。従って、空
間に表示された画像に指等の物体を挿入するだけで装置
を持つことなく、入力装置に非接触で機器にデータを入
力することができる。
【0016】また、本発明の第2の手段によれば、機器
にデータを入力するデータの入力方法において、所定の
入力事項を表わす画像を画像表示手段の画面に表示し、
該表示された画面を所要の空間に実像として投影し、該
画面が投影された空間内に、データ入力指定のため差し
入れられた例えば指等の物体の位置を物***置手段で検
出し、物体検出手段が検出した物体の位置情報と、投影
された表示画面中の図形の位置情報とに基づいて入力デ
ータを発生し、物体を検出したことに基づいて当該物体
の位置を検出した旨の信号を出力する。従って、空間に
表示された画像に指等の物体を挿入するだけで装置を持
つことなく、入力装置に非接触で機器にデータを入力す
ることができる外、データ入力のための物体には物体の
位置を検出した旨の信号が与えられるため、入力装置に
データを入力したという情報を得ることができる。
【0017】本発明の第3の手段によれば、画像表示手
段は装置への所定の入力データを表示画面に表わす画像
を表示し、画像投影手段は、表示画面に表示された画像
を、空間に実像として投影する。そして、物***置検出
手段は、該実像が投影された空間内に、データ入力のた
めに差し入れられた例えば指等の物体をセンサで検出し
該物体の位置を検出し、入力データ発生手段は、物***
置検出手段が検出した物体の位置情報と、投影された表
示画面中の図形の位置情報とに基づいて機器に入力され
るべき入力データを発生する。従って、空間に表示され
た画像に指等の物体を挿入するだけで装置を持つことな
く、入力装置に非接触で機器にデータを入力することが
できる。
【0018】本発明の第4の手段によれば、第3の手段
の作用に加えて、確認信号発生手段は、物体の位置を検
出したことに基づいて当該物体の位置を検出した旨の信
号を信号出力器から出力する。従って、空間に表示され
た画像に指等の物体を挿入するだけで装置を持つことな
く、入力装置に非接触で機器にデータを入力することが
できる外、データ入力のための物体には物体の位置を検
出した旨の信号が与えられるため、入力装置にデータを
入力したという情報を得ることができる。
【0019】本発明の第5の手段によれば、機器にデー
タを入力するデータの入力装置において、物***置検出
手段はデータ指定部で指定を行った物体をセンサで検出
し該物体の位置を検出し、入力データ発生手段は物***
置検出手段が検出した物体の位置情報と、投影された表
示画面中の図形の位置情報とに基づいて機器に入力され
るべき入力データを発生して、さらに、確認信号発生手
段は物体の位置を検出したことに基づいて当該物体の位
置を検出した旨の信号を信号出力器から出力する。従っ
て、入力装置に非接触で機器にデータを入力することが
できる外、データ入力のための物体には物体の位置を検
出した旨の信号が与えられるため、入力装置にデータを
入力したという情報を得ることができる。
【0020】本発明の第6の手段によれば、上記第3乃
至第5の手段の作用に加えて、物体を検出するセンサで
あるレーザー光発生手段からのレーザ光は選択物体によ
って反射され、レーザー光を検知する光検出手段で検知
されこの信号に基づいて、物***置検出手段は物体の位
置を検出する。従って、簡単な装置で正確に物体の位置
を検出することができる。
【0021】本発明の第7の手段によれば、上記第4乃
至第6の手段に加えて、信号出力器である複数の送風手
段が、確認信号発生手段により選択的に駆動されて、実
像が投影された空間に差し入れられた物体に向けて風を
送るから、データ入力のために指し入れられた物体が指
等の場合には、指で風を感じることにより入力装置にデ
ータを入力したという情報を得ることができる
【0022】本発明の第8の手段によれば、上記第3、
第4、第5及び第6の手段の作用に加えて、画像投影手
段において、画面から射出した光の一部は半透鏡を透過
(または反射)して再帰反射板で反射され、再帰反射板
に入射した光路と同様の光路をとって帰るとき半透鏡で
その一部の光が反射(または透過)され上記半透鏡に関
する共役点に集まり実像を形成し、この実像は空中に浮
遊したように見える。従ってこの手段によれば、比較的
簡単な装置で、画像投影手段を構成することができる。
【0023】
【実施例】以下本発明に係るデータの入力方法及び装置
の実施例を図面に基づいて説明する。図2は、本発明に
係るデータの入力方法を適用したデータの入力装置を示
すブロック図である。
【0024】本実施例において、入力装置は、汎用的に
使用することができる入力装置である。図2において、
1は画像投影手段、2は表示画面である画像表示器でC
RT、液晶表示装置等で構成される。3は画像表示器2
に所要画像5を表示させるための画像表示手段としての
画像表示回路である。本実施例において、画像表示器2
と画像表示回路3は、マイクロコンピュータで制御され
ている主制御部(CPU)41のモニター部を形成して
いる。
【0025】CPU41は、複数の操作パネルの入力事
項のパターンを記憶する操作パネルパターンメモリ9
と、各操作パネルパターンに応じて、各パターン中の複
数の操作部の入力事項の位置情報8を記憶する操作部座
標メモリ6と、各パターン中の複数の操作部の機能情報
を記憶している操作機能メモリ7を備えている。また、
操作パネルパターンメモリ9には初期画面として操作パ
ネル選択パターンを備え、パターンメモリ9の中から、
所望の操作パネル表示データを選択することにより、複
数の操作パネルを選択表示できるものとしている。
【0026】これは例えば、オーディオ装置の入力装置
を例とすれば、ラジオ、テープレコーダ、CD再生装置
等の各種電子装置の操作パネル面を、スイッチ配列やイ
ンジケータの配列パターンとして、それぞれ個々に操作
パネルパターンメモリ9に記憶しておき、初期表示画面
から、それのいずれか1つが選択される。CPU41の
制御によって画像表示器2に表示された操作パネルのパ
ネルパターンは、画像表示手段1によって、所要の空間
に実像10として投影される。
【0027】そして、画像投影手段1は、図2及び図3
に示すように、再帰反射面11,12を直交させて一端
を突き合せた1対の再帰反射板である再帰反射シート1
3、14と、再帰反射面11,12の直交部に45度の
角度で半反射面を交差させた半透鏡16を備えている。
ここで、半透鏡16は表面が平滑な透明の板ガラスを使
用するものとしている。
【0028】再帰反射シート13、14の再帰反射面1
1,12は、図4に示すように、再帰反射面11,12
に入射する任意の入射角(図4では直角、θ1 、θ2
の光線を、その光線が入射した光路に向けて反射する。
従って、点Pからの光は再び点Pに集まる。このような
再帰反射シートととしては3M社のScotchlite(登録商
標)7610または7615を使用することができる。
【0029】そして、図5に示すように、再帰反射シー
ト13,14と半透鏡15とを組み合わせ、物体M(ま
たはN)を配置すると、物体M(N)の一点Pから射出
した光は半透鏡15を透過して再帰反射面11で反射さ
れ、再帰反射面11に入射した光路と同様の光路をとっ
て帰るとき半透鏡15でその半分の光が反射され上記半
透鏡に関する共役点に集まり、実像P’となる。また、
物体から射出して半透鏡15で反射された光ももう1つ
の再帰反射面12に入射し、入射した光路と同一の光路
をへて、この光の半分は半透鏡15を透過して、物体の
半透鏡に関する共役点、(前述した実像の点と同一の
点)に集まり、実像P’となる。
【0030】物体M(N)の画像の全ての点について同
様のことがいえ、物体M(N)は半透鏡15に関する共
役の位置に実像M’(N’)として投影される。ここ
で、実像M(N)は目視的にはいずれの方向からも同一
の画像として観測され、空間に浮遊しているように見え
る。そして、本実施例では、実像10が投影される空間
に面して、空間に存在する手や指先もしくは指示棒等の
物体を検出するための複数のセンサ17が設けられてい
る。
【0031】このセンサ17は、レーザ光発生手段とし
ての半導体レーザ素子18と光検出手段としてのフォト
ダイオード19とを備えている。フォトダイオード19
はそれぞれ組となる半導体レーザ素子18の発生するレ
ーザ光の、物体による反射光を検出して、その検出信号
を物***置検出手段20に送り、物***置検出手段20
ではどのフォトダイオードからの検出信号の組み合わせ
かにより、物体の空間位置を検出する。例えば図3に示
すように、操作パネル面として4つの入力事項が四角形
状に配置されているときには、4つのセンサを設けるも
のとし、それぞれのセンサは、図3に一点鎖線で光路を
示したようにセンサを各入力事項の表示個所において2
つのセンサの光路が交差するように設け、それぞれの位
置を検出するものである。
【0032】また、本実施例では、実像10が投影され
る空間には、その空間に表示された操作パネルの入力事
項に対する選択指示操作を行うために挿入された指先等
に、選択確認を伝達する信号を確認信号発生手段21で
送るようにしている。本実施例では、確認信号発生手段
21は、選択指示操作を行う手や指先等の触覚に直接作
用させるため、指向性の強いエアジェットを発生させる
ものとし、信号出力器として複数個のノズル22を接続
し、さらにこのノズル22からのエアジェットの発生源
としてのコンプレッサ、又は圧縮空気タンク及びエア制
御用のソレノイドバルブ等を有する。
【0033】ここで、各ノズル22は、実像10で表示
された操作パネルの入力事項23に対応して、エアジェ
ットを送るようになっている。この実施例に係るデータ
入力装置により、機器にデータを入力するには、空間に
浮遊して表示された実像10に表示された入力事項23
の表示個所に指等を挿し入れればよい。すると、センサ
17がその指を検知し、物***置検出手段20がその位
置を検出し、CPU41が操作部座標メモリ6と操作状
態メモリ7とを参照して、機器に必要なデータを出力す
る。同時に確認信号発生手段21がノズル22から当該
入力事項の個所の指にエアジェットを吹きつける。これ
により操作者は機器に所望のデータが入力されたことを
認識することができる。
【0034】従って、本実施例によれば、データ入力に
際して操作する入力事項が空中に浮遊して表示されてい
るのでデザイン的に洗練されたものとなり、看者の興味
を引き、商品性を向上させることができるほか、入力事
項のデザインの変更、操作すべき機器の増加、減少、変
更、操作すべき機器の入力事項の変更に対して、メモリ
の内容を変更するだけで、表示する項目を変更して容易
に対処することができる。
【0035】尚、この例では、画面は半透鏡に対して垂
直に設けるものとしたが、図6に示すように画面は半透
鏡に対してどのような角度φに設けても、半透鏡の共役
な空間に実像が現れることとなる。従って、実像も半透
鏡に対して同一の傾斜角度φを有することとなる。ま
た、本実施例では、2枚の再帰反射板は互いに垂直とな
り、かつ、半透鏡に対して45度となるように設けた
が、これは図7に示すように、両再帰反射板とも任意の
角ψ1 ,ψ2 に設けても実像は、画像の半透鏡に関する
共役位置に形成されることなる。
【0036】さらに、この例では、再帰反射板は2枚を
1組として設けるものとしたが、これは、図8及び図9
に示すように何れか一方に再帰反射板があれば実像を形
成されることとなり、入力装置の装置の配置個所、デザ
イン、または他の装置の配置の都合により、任意に選択
することができる。またこの時、上述したように実像1
0の投影位置は半透鏡16と画像5との位置関係のみに
より定まり、再帰反射板の取付角度にはよらない。
【0037】次に本発明に係るデータの入力装置の第2
の実施例について説明する。図10及び図11は本実施
例に係るデータの入力装置で、オーディオシステムのス
イッチボックスを示している。本実施例では、データの
入力装置は、スイッチボックスとして1つの筐体に配置
されている。本実施例では、実像10を筐体の傾斜した
一面に表示し、実像には4つの入力事項に相当する表示
がなされ、それぞれに個所にセンサ17と、ノズル22
とを設けるものとしている。そして表示装置として薄型
の液晶表示装置、その他の表示装置が所望の実像の表示
位置の反透鏡16に対する共役な位置に配置するものと
し、2枚の再帰反射板13,14を上記の半透鏡を挟ん
で所定の角度を持って設けるものとしている外、その他
の制御回路については第1の実施例と同一であるので、
その詳細な説明は省略する。
【0038】本実施例によっても、データ入力に際して
操作する入力事項が空中に浮遊して表示されているので
デザイン的に洗練されたものとなり、看者の興味を引
き、商品性を向上させることができる他、入力事項のデ
ザインの変更、操作すべき機器の増加、減少、変更、操
作すべき機器の入力事項の変更に対して、メモリの内容
を変更するだけで、表示する項目を変更して容易に対処
することができる。
【0039】次に、本発明に係るデータ入力装置の第3
の実施例を説明する。本実施例は自動車に装備したもの
である。本実施例に係るデータ入力装置は、図12に示
すように、自動車における運転席30と助手席31の間
に設けられており、その装置の構成は第1の実施例と同
様である。
【0040】本実施例では、実像10が投影される空間
は、運転者が通常の運転姿勢で左手を延ばせば届く所に
設けられている。そのため、運転者は、運転姿勢を変え
ることなく、しかも専用の道具を使用することなく、指
先を所要の入力事項に挿入するだけで、ラジオ、CDプ
レーヤ、テレビ、ナビゲーションシステム等の電子機器
を、容易に操作することができる。
【0041】この際に、指先が実像10が表示する入力
事項23の適正な空間位置に挿入されると、センサ17
及び物***置検出手段20が指先の位置を検出し、CP
U41はその操作を確定して確認信号発生手段21を作
動させて、選択した入力事項23対応のノズル22から
エアジェットを指先に向けて送る。指先は、そのエアジ
ェットを受けて操作が確定したことを確認することがで
きる。
【0042】従って、本実施例では、運転中等、操作装
置を把持しにくい状況において、確実に機器の操作に必
要なデータを入力することができる。また、操作すべき
機器の変更等に際しても、入力装置を変更することな
く、操作パネルパターン等のデータの変更で対処でき、
また、表示のデザイン変更も容易に行うことができる。
また、本発明に係るデータの入力装置は、レーザメス、
超音波診断装置その他の医療装置、病院のドア、エレベ
ータ等の設備の入力装置として使用することができる。
【0043】係る装置等に使用した場合には、装置の入
力部分に直接触れることがないので、診療中、手術中等
に装置を操作する必要があるとき、操作者の指先や、装
置を汚すことがなく、汚染の防止等に有効である。さら
に、本発明に係るデータの入力装置は、レンジ等の調理
装置、産業用装置、原子力装置その他の機器の入力装置
として使用することができ、かかる場合には、汚れた指
で装置を操作しても、装置が汚れることがなくなるか
ら、装置の操作に際して、一々手を洗浄する等の手間が
省け、作業性を向上させることができる。
【0044】尚、上記の各例では、表示画面及び画像投
影装置として、再帰反射板を使用したものを例として説
明したが、これは実像を作成できれば他の光学的手段、
例えばホログラム等を使用するものであってもよい。ま
た、上記の各例ではセンサも、上記各実施例で使用した
レーザ光発生手段と光検出手段の組み合わせに限られる
ことはなく、レーザ光発生手段のアレイと光検出手段の
アレイを対向して組み合わせて物体を検出するセンサと
してもよいし、また超音波を使用したセンサを使用して
もよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データの入力方法及び装置において、入力事項を表わす
画像を画像表示手段の画面に表示し、該表示された画面
を空間に実像として投影し、該画面が投影された空間内
の、データ入力指定のため挿し入れられた例えば指等の
物体の位置を物***置検出手段で検出し、物***置検出
手段が検出した物体の位置情報と、投影された表示画面
中の図形の位置情報とに基づいて入力データを発生する
ようにしたから、操作する入力事項が空中に浮遊して表
示されているのでデザイン的に洗練されたものとなり、
看者の興味を引き、商品性を向上させることができる
他、機器に装置の操作に必要なデータを入力するに際し
て、入力装置を把持する必要はなくなり、また入力装置
に非接触でデータを入力することができるから、入力装
置や入力に使用する手指が汚れることがなくなる。
【0046】また、入力事項の表示デザインの変更、操
作すべき機器の増加、減少、変更、操作すべき機器の入
力事項の変更に対して、メモリの内容を変更するだけ
で、表示する項目を変更して容易に対処入力装置の入力
画像は必要に応じて変更することができる他、入力画像
面のデザインの自由度が増し、入力装置のデザインを統
合的に美しいものとすることができるという効果を奏す
る。
【0047】さらに、本発明の第5の手段によれば、デ
ータ入力のための物体には物体の位置を検出した旨の信
号が与えられるため、入力装置にデータを入力したとい
う情報を得ることができ、接触、非接触を問わず入力装
置に適用でき、データ入力操作の確実性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ入力装置の実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】図2に示したデータ入力装置の要部を示す斜視
図である。
【図4】図2に示したデータ入力装置の画像投影手段の
原理を説明する図である。
【図5】図2に示したデータ入力装置の画像投影手段の
原理を説明する図である。
【図6】図2に示したデータ入力装置の画像投影手段の
原理を説明する図である。
【図7】図2に示したデータ入力装置の画像投影手段の
原理を説明する図である。
【図8】本発明に係るデータ入力装置の画像投影手段の
他の例を示す要部斜視図である。
【図9】本発明に係るデータ入力装置の画像投影手段の
他の例を示す要部斜視図である。
【図10】本発明に係るデータ入力装置の他の実施例を
示す斜視図である。
【図11】図10に示したデータ入力装置の構造を示す
図10中のXI−XI線断面図である。
【図12】本発明に係るデータ入力装置を自動車のデー
タ入力装置に適用した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 画像投影手段 2 表示画面 3 画像表示手段 4 入力データ発生手段 5 画像 6 図形位置情報 10 実像 13,14 再帰反射板 16 半透鏡 17 センサ 18 レーザ光発生手段 19 光検出手段 20 物***置検出手段 21 確認信号発生手段 22 信号出力器 40 機器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器にデータを入力するデータの入力方
    法において、 所定の入力事項を表わす画像を画像表示手段の画面に表
    示し、 該表示された画面を空間に実像として投影し、 該画面が投影された空間内に、差し入れられた物体の位
    置を物***置検出手段で検出し、 物***置検出手段が検出した物体の位置情報と、投影さ
    れた表示画面中の図形の位置情報とに基づいて入力デー
    タを発生するデータの入力方法。
  2. 【請求項2】 機器にデータを入力するデータの入力方
    法において、 所定の入力事項を表わす画像を画像表示手段の画面に表
    示し、 該表示された画面を所要の空間に実像として投影し、 該画面が投影された空間内に、差し入れられた物体の位
    置を物***置検出手段で検出し、 物***置検出手段が検出した物体の位置情報と、投影さ
    れた表示画面中の図形の位置情報とに基づいて入力デー
    タを発生し、 物体を検出したことに基づいて当該物体の位置を検出し
    た旨の信号を出力するデータの入力方法。
  3. 【請求項3】 機器にデータを入力するデータの入力装
    置において、 機器(40)への所定の入力事項を表示画面(2)に表
    わす画像(5)を表示する画像表示手段(3)と、 表示画面(2)に表示された画像(5)を、空間に実像
    (10)として投影する画像投影手段(1)と、 該実像(10)が投影された空間内に、差し入れられた
    物体をセンサ(17)で検出し該物体の位置を検出する
    物***置検出手段(20)と、 物***置検出手段(20)が検出した物体の位置情報
    と、投影された表示画面中の入力事項の位置情報(8)
    とに基づいて機器に入力されるべき項目の入力データを
    発生する入力データ発生手段(4)とを備えたデータの
    入力装置。
  4. 【請求項4】 機器にデータを入力するデータの入力装
    置において、 機器(40)への所定の入力事項を表示画面(2)に表
    わす画像(5)を表示する画像表示手段(3)と、 表示画面(2)に表示された画像(5)を、空間に実像
    (10)として投影する画像投影手段(1)と、 該実像(10)が投影された空間内に、差し入れられた
    物体をセンサ(17)で検出し該物体の位置を検出する
    物***置検出手段(20)と、 物***置検出手段(20)が検出した物体の位置情報
    と、投影された表示画面中の入力事項の位置情報(8)
    とに基づいて機器に入力されるべき項目の入力データを
    発生する入力データ発生手段(4)と、 物体の位置を検出したことに基づいて当該物体の位置を
    検出した旨の信号を信号出力器(22)から出力する確
    認信号発生手段(21)とを備えるデータの入力装置。
  5. 【請求項5】 機器にデータを入力するデータの入力装
    置において、 データ指定部で指定を行った物体をセンサ(17)で検
    出し該物体の位置を検出する物***置検出手段(20)
    と、 物体検出手段(20)が検出した物体の位置情報と、投
    影された表示画面中の図形の位置情報(8)とに基づい
    て機器に入力されるべき入力データを発生する入力デー
    タ発生手段(4)と、 物体の位置を検出したことに基づいて当該物体の位置を
    検出した旨の信号を信号出力器(22)から出力する確
    認信号発生手段(21)とを備えるデータの入力装置。
  6. 【請求項6】 上記物体を検出するセンサ(17)は、
    レーザー光発生手段(18)と、物体によって反射した
    レーザー光を検知する光検出手段(19)とを含み、物
    ***置検出手段(20)は光検出手段(19)の出力に
    基づいて物体の位置を検出する請求項3乃至請求項5の
    いずれかに記載のデータの入力装置。
  7. 【請求項7】 上記信号出力器(22)が、実像が投影
    された空間に差し入れられた物体に向けて風を送る、複
    数の送風手段であり、確認信号発生手段(21)が、上
    記送風手段を選択的に駆動する駆動部を含む請求項4乃
    至請求項6のいずれかに記載のデータの入力装置。
  8. 【請求項8】 画像投影手段(1)は、上記表示画面
    (2)と傾斜して設けた半透鏡(16)と、この半透鏡
    に対して傾斜して設けた1または2枚の再帰反射板(1
    3,14)とから構成した請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6のいずれかに記載のデータの入力装置。
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