JPH06347052A - 空調機組込形空調ユニット - Google Patents

空調機組込形空調ユニット

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Publication number
JPH06347052A
JPH06347052A JP6092932A JP9293294A JPH06347052A JP H06347052 A JPH06347052 A JP H06347052A JP 6092932 A JP6092932 A JP 6092932A JP 9293294 A JP9293294 A JP 9293294A JP H06347052 A JPH06347052 A JP H06347052A
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JP
Japan
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air conditioning
air
air conditioner
hollow box
wall surface
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Pending
Application number
JP6092932A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensuke Tokunaga
研介 徳永
Yoshinori Inoue
良則 井上
Yukio Kuno
幸男 久野
Takeshi Ueno
武司 上野
Akira Torimi
明 鳥実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYORITSU EATETSUKU KK
Takenaka Komuten Co Ltd
Kyoritsu Air Tech Inc
Original Assignee
KYORITSU EATETSUKU KK
Takenaka Komuten Co Ltd
Kyoritsu Air Tech Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by KYORITSU EATETSUKU KK, Takenaka Komuten Co Ltd, Kyoritsu Air Tech Inc filed Critical KYORITSU EATETSUKU KK
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調チャンバー内に空調機を組込んだことに
より、天井スラブへ吊りボルト4本程度で簡易に吊支で
きて空調ユニットの施工を高能率に、かつ経費も節約で
きる空調機組込形空調ユニットを提供することを目的と
する。 【構成】 側壁に吸気孔が開孔された中空箱体18と、
この中空箱体内に設置され、吸気孔の近傍に設けられた
送風機26及び熱交換機28を含む空調機30と、この
空調機に隣接して中空箱体18内に形成される空気調和
室32とを備え、中空箱体のいずれかの周側壁には、空
気調和室32に連通した空調ダクトの接続口42を設け
ている。空調機と空調チャンバーとを個別に天井スラブ
に吊支することなく、吊りボルト4本程度で簡易に吊支
でき、空調機と空調チャンバーとの位置合わせ、接続キ
ャンバスの必要もなく、施工を高能率で安価にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に空調機を組込ん
だ空調機組込形空調ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数ダクト方式における冷温風混
合用、或は定風量保持、消音、気流分配等のために建物
天井裏空間等に設けられた空調設備においては、図8に
示す様に、天井スラブに空調機本体を吊支し、この空調
機本体より間隔をおいて同じく空調チャンバーを天井ス
ラブに吊支してキャンバスにより相互に接続している。
そして、前記空調チャンバーの周側壁に開口された空調
ダクトの接続口と天井板面に設置された複数の気流吹出
し口とをフレキシブルな空調ダクトで接続して空調機本
体から空調チャンバー内へ送風された空調空気を複数の
気流吹出し口へ分配しながら室内へと吹出し、空気調和
を図っているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、天井
裏空間に空調機本体と空調チャンバーとを個別に設置す
るために、空調機本体と空調チャンバーとの相互の位置
合わせ、及び相互に接続するキャンバスの長さの調整等
に手数を要する欠点がある。また、前記空調機本体や空
調チャンバーの各々を、少くとも吊りボルト4本で最低
でも8本で(現実にはそれ以上の本数で支持される)天
井スラブに吊支しなければならず、また、施工作業に時
間が掛かり、施工経費も割高となる等の問題があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、空調チャンバーに空調機を
一体に組込むことにより、空調機と空調チャンバーとの
位置合わせやキャンバスの装着、調整等の必要がなく、
天井スラブへ最小限の吊りボルト本数で簡易に吊支でき
て空調ユニットの施工作業を高能率に行なうことがで
き、施工経費も節約できる空調機組込形空調ユニットを
提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、側壁16に吸気孔20が開孔された中
空箱体18と、この中空箱体18内に設置され、前記吸
気孔20の近傍に設けられた送風機26及び送風機26
から通風される空気を熱交換する熱交換機28等を含む
空調機30と、この空調機30に隣接して同中空箱体1
8内に形成される空気調和室32とを備え、前記中空箱
体18のいずれかの周側壁16には、前記空気調和室3
2に連通した空調ダクト58の接続口42が設けられて
成る空調機組込形空調ユニット10から構成される。
【0006】また、前記中空箱体18の空気調和室32
側の周側壁16は、空調機30から吹出される風の吹出
方向と少なくとも同一方向面ではない取付壁面78を備
え、前記取付壁面78のみに、空調ダクト58の接続口
42が設けられて成ることとしてもよい。
【0007】また、前記取付壁面78は、平面視多角形
壁面80に形成され、この多角形壁面80に空調ダクト
58の接続口42が設けられて成ることとしてもよい。
【0008】また、前記取付壁面78は、平面視円弧形
壁面84に形成され、この円弧形壁面84に空調ダクト
58の接続口42が設けられて成ることとしてもよい。
【0009】また、前記空調ダクト58の接続口42に
は、その内縁または外縁に同接続口42より小さな開口
60を有する弾性パッキン62が固定され、この弾性パ
ッキン62の開口60から前記空調ダクト58の一端を
前記空気調和室32内に向け嵌脱自在に挿入接続させて
成ることとしてもよい。
【0010】また、前記中空箱体18は、開口68を形
成し得る開閉部70を備え、この開口68を介して内部
に空調ダクト58を収容し得る様に形成されて成ること
としてもよい。
【0011】
【作用】空調機組込形空調ユニットは、その中空箱体を
天井スラブに吊りボルト4本で簡易に吊支し、中空箱体
のいずれかの周側壁に設けた空調ダクトの接続口にフレ
キシブルな空調ダクトを嵌脱自在に挿入接続し、この空
調ダクトの他端を天井板に設置した吹出し口へ接続する
ものである。そして、中空箱体内に設置した空調機の送
風機に吸引された空気は、熱交換機内を通過中に所要の
温度に調和されて空気調和室へと通流し、この空気調和
室に接続させた各空調ダクトを経由して吹出し口へと分
流吹出されることとなる。従って、空調ユニットの天井
スラブへの吊支施工時に、空調機や空調チャンバーの位
置合わせやキャンバスの装着、調整等の必要がなく、空
調ユニットを天井スラブへ吊りボルト4本程度で吊支で
きて施工作業を簡易で高能的に行ないながら施工経費も
節約できる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の好適な実施
例を説明する。図1ないし図3には、本発明の実施例に
係る空調機組込形空調ユニット10が示されている。図
において、前記空調機組込形空調ユニット10は、例え
ばアルミメッキ金属、硬質合成樹脂等を素材とし、天板
12、底板14及び四つの側壁板16a、16b、16
c、16dにより囲周された直方体状の中空箱体18か
ら形成されている。前記中空箱体18の一つの側壁板1
6aには、同中空箱体18内に室内空気を誘引するダク
トを接続するための吸気孔20が開孔され、この吸気孔
20の周縁に接続フランジ22が付設されている。ま
た、接続フランジ22の代わりに、図示していないフィ
ルターを付設してもよい。
【0013】図1、図3に示す様に、前記中空箱体18
内には、前記側壁板16aの吸気孔20の近傍において
モータ24と連動する送風機26、26及びこの送風機
26、26から通風される空気を熱交換する熱交換機2
8とを含む空調機30が設置され、前記側壁板16aと
対向した側壁板16d側において、前記空調機30に隣
接した空気調和室32が中空箱体18内に形成されてい
る。前記送風機26、26は、中空箱体18内で吸気孔
20が開孔された一つの側壁板16aと並列に設置され
た仕切板34とで区画された室内に設置され、前記送風
機26、26の吹出口が仕切板34から中空箱体18内
の中央部へ向け配置されている。
【0014】また、前記熱交換機28は、図1に示す中
空箱体18の左右対向した側壁板16bと側壁板16c
との略中央位置に向け横断する様に設置されている。前
記中空箱体18の左側の側壁板16bより突出された熱
交換機28の外側面には、図3に示す様に同熱交換機2
8の熱交換コイルへ媒体を通流させるための注入口36
と吐出口38とが設けられている。この注入口36と吐
出口38とに、図示していない冷却部又は加熱部が接続
される。また、図2、図3に示す様に、前記熱交換機2
8の下面側となる中空箱体18の底板14にドレン皿4
0が設けられている。
【0015】これにより、中空箱体18内に組込まれた
空調機30の送風機26、26に吸引された室内空気は
前記送風機26、26の吹出口より熱交換機28へと通
流され、熱交換コイル内を通流中に冷却媒体または加熱
媒体と熱交換されて冷風または温風に調和された後に熱
交換機28に隣接した中空箱体18内の空気調和室32
へと通流することとなる。また、前記熱交換機28に結
露した結露水は順次ドレン皿40に補足されて外部へ排
出される。
【0016】前記熱交換機28に隣接した空気調和室3
2は、図1において、中空箱体18内の熱交換機28
と、この熱交換機28と対向した側壁板16d、左右対
向した側壁板16b、16c、及び天板12、底板14
等で区画された略扁平な直方体状の中空室から成る。前
記中空箱体18のいずれかの周側壁には、この空気調和
室32に連通した空調ダクトの接続口42が設けられて
いる。実施例においては、図2、図3、図4に示す様に
側壁板16dと側壁板16b、16cに各々複数の接続
口42が設けられている。
【0017】また、図1に示す様に、前記中空箱体18
の天板12の両側端に突設したフランジ44、44に
は、送風機26側及び熱交換機28側に近接した位置に
吊りボルト用孔46、46が開孔されている。
【0018】図4に示す様に、前記中空箱体18の天板
12のフランジ44、44に設けた吊りボルト用孔4
6、46に天井スラブ48に固定した吊りボルト50の
下端を各々通係してナット等で固定し吊下する。その後
で、図5に示す様に、中空箱体18の空気調和室32に
連通した接続口42と、天井板52に設置した吹出し口
54の接続口56とに空調ダクト58の両端を接続する
ものである。
【0019】従って、本発明の空調機組込形空調ユニッ
ト10は、前記中空箱体18内に空調機30と空気調和
室32とを一体的に組込み備えているため、従来の様
に、空調機と空調チャンバーとを個別に天井スラブに吊
下する場合の様に空調機と空調チャンバーとの位置合わ
せやキャンバスの装着、調整等をする必要がなく、ま
た、天井スラブ48へ例えば吊りボルト4本程度(要は
1個のユニット体を吊支できる支持構造、あるいはボル
ト本数であれば良い)で中空箱体18を簡易に吊支で
き、これにより、天井面における空調ユニットの施工を
高能率に行なうことができることとなる。
【0020】図6、図7に示す様に、前記中空箱体18
の空調ダクトの接続口42には、その内縁または外縁側
に同接続口42より小さな開口60を有した弾性パッキ
ン62が固定されている。前記接続口42に嵌脱自在に
挿入接続する空調ダクト58は、フレキシブルダクト6
4より成り、このフレキシブルダクト64の両端には、
前記中空箱体18の接続口42や、図5に示す天井板等
に設置した吹出し口54の接続口56等に挿入接続する
ための挿入口66が設けられている。
【0021】これにより、前記空調ダクト58の一端の
挿入口66を、中空箱体18の周側壁に設けた接続口4
2の弾性パッキン62の開口60へワンタッチで挿入接
続して接続部の気密性を保持でき、また、他端の挿入口
66を吹出し口54の接続口56へと接続する。
【0022】前記フレキシブルダクト64で形成された
複数の各空調ダクト58を縮長状態で前記空気調和室3
2内に格納収容するために、前記中空箱体18は、図
1、図2に示す様に、前記空気調和室32の側壁板16
d側に開口68を形成するための開閉部70を備えてい
る。
【0023】前記開閉部70は、中空箱体18の左右対
向した一方の側壁板16bの端部に設けた蝶番72と、
この蝶番72に枢着された側壁板16dと、から形成さ
れている。開閉部70は空調ダクト58を内部に収納で
き、かつ、施工時等にはこれを取り出して復帰させた中
空箱体18の側壁板16d等に取り付けできるものであ
れば良く、従って、該側壁板16dは長板による開閉構
造によらずとも、スライド開閉式、ビス止め式、その他
の開閉係止構造としても良い。また、左右開閉でなく、
上下方向への開閉構造としても良い。前記側壁板16d
の他端部に設けた係止爪74が、中空箱体18の左右対
向した他方の側壁板16cの端部に設けた係止ピン76
に係止されている。前記側壁板16dの内面側には、図
示しないパッキン材が固定され、前記開口68を閉着し
たときに空気調和室32側の気密性を保持するものであ
る。
【0024】この様に、中空箱体18の空気調和室32
側に開閉部70を設けて各空調ダクト58を縮長状態で
空気調和室32内に格納収容することによって、複数の
空調ダクト58の保管、運搬、施工作業等の簡便化が図
れることとなる。
【0025】図1、図5に示す様に、前記空調機組込形
空調ユニット10において、中空箱体18内の空気調和
室32は、空調機30と、この空調機30と対向した側
壁板16dと、左右対向した側壁板16b、16cで囲
周された平面視扁平な直方体に形成されている。
【0026】このために、前記空調機30側から吹出す
風の流れ方向と直交する側壁板16dに設けた空調ダク
トの接続口42へ通流する風量は大きく、逆に空調機3
0から吹出す風の流れ方向と並行な側壁板16b、16
cに設けた空調ダクトの接続口42へ通流する風量は小
さくなり、これらの接続口42に空調ダクト58を介し
て接続された天井面の吹出し口54から室内側へ吹出さ
れる風量が不均一になって室内の均一な空気調和が図り
にくくなる。
【0027】図9及び図10はこのような問題にも対処
しうる空調機組込形空調ユニットの他の実施例を示す。
ここにおいては、空気調和室32に連通した各接続口4
2へ通流する風量を均一化し、更に高い精度の空気調和
を行えるものである。図9、図10においては、前記中
空箱体18の空気調和室32側の周側壁は、空調機30
から吹出される風の吹出方向と少なくとも同一方向面で
はない取付壁面78を備え、前記取付壁面78のみに空
調ダクトの接続口42が設けられている。
【0028】図9に示す実施例において前記取付壁面7
8は、平面視多角形壁面80に形成され、この多角形壁
面80の各角壁面82に空調ダクトの接続口42を形成
するものである。これにより、前記中空箱体18内の空
調機30から空気調和室32の多角形壁面78の各接続
口42へ略均等な風量を通流できることとなり、前記各
接続口42に一端を接続した空調ダクト58の他端に接
続した、図示しない吹出し口から室内側へ略均等な空調
空気を吹出しながら室内を均一に空気調和できる。
【0029】更に図10に示す実施例では、前記取付壁
面78は、平面視円弧形壁面84に形成され、この円弧
形壁面84に複数の空調ダクトの接続口42が形成され
ている。これにより、前記中空箱体18内の空調機30
から空気調和室32の円弧形壁面84の各接続口42へ
略均等な風量を通流できることとなり、前記各接続口4
2に一端を接続した空調ダクト58の他端に接続した、
図示しない吹出し口から室内側へ略均等な空調空気を吹
出しながら室内を均一に空気調和できる。
【0030】前記取付壁面78に設ける接続口42は、
前記図6、図7に示す弾性パッキン62を備えて空調ダ
クト58の一端をワンタッチで着脱接続させる構成とし
てもよい。また、前記空調ダクト58を縮長状態で前記
空気調和室32内に格納収容するために、前記中空箱体
18の取付壁面78を中空箱体18の左右対向した一方
の側壁板16bの端部に枢着させ、図1に示す様な開閉
部70として開閉させる構成としてもよい。
【0031】次に、本発明に係る空調機組込形空調ユニ
ット10の作用を説明する。前記空調機組込形空調ユニ
ット10は、中空箱体18の空気調和室32内に、各接
続口42に接続する個数の空調ダクト58を縮長状態で
格納収容して保管しながら、現場へと搬送する。設置現
場において、中空箱体18の開閉部70を開口して内部
の空調ダクト58を取り出して再び気密閉口させる。
【0032】その後で、図4に示す様に、天井裏空間C
において、天井スラブ48に固定した4本の吊りボルト
50の下端に中空箱体18の天板12の両側フランジ4
4、44に開孔した吊りボルト用孔46を嵌挿してナッ
ト等で固定して中空箱体18を吊支する。更に、図5に
示す様に、前記中空箱体18内より取出した空調ダクト
58の一端の挿入口66を中空箱体18の側壁板16d
や左右の側壁板16b、16cに設けた接続口42に挿
入接続する。
【0033】前記中空箱体18に空気調和室側に取付壁
面78を設けている場合は、この取付壁面78の多角形
壁面80、或は円弧形壁面84に設けた各接続口42に
空調ダクト58の一端の挿入口66を挿入接続する。
【0034】そして、伸縮性のフレキシブルダクト64
で形成した空調ダクト58を天井板52に設置した各吹
出し口54へと延設して他端の挿入口66を吹出し口5
4の接続口56へと接続するものである。また、中空箱
体18の吸気孔20が開孔された接続フランジ22に室
内空気を誘引するダクト77等を接続する。このダクト
77の代わりに、図示していないフィルターを付設して
もよい。
【0035】これにより、中空箱体18内に設置した空
調機30の送風機26、26に吸引された空気は熱交換
機28内を通流中に所要の温度に調和され、流路面積を
変えることなく、一体化された空気調和室32に流入
し、この空気調和室32に連通した各空調ダクト58を
経由して吹出し口54へと分流吹出される。熱交換機2
8と空気調和室32を一体化することにより、空調機3
0と空気調和室32の接続部分の圧力損失がなくなり、
機外静圧の小さい空調機を選定することができ、製造コ
ストを節減できる。
【0036】そして、天井スラブへの吊支施工時に、空
調機30や空気調和室32の位置合わせ、或はキャンバ
スの装着、調整等の必要がなく、天井スラブ48へ吊り
ボルト4本程度で空調機組込形空調ユニット10を簡易
に吊支でき、施工作業を簡易で高能的に行ないながら施
工経費も節約できる。
【0037】また、空調ダクトの接続口42には弾性パ
ッキン62を備えているため空調ダクト58の接続も容
易であり、空気調和室32の空間を利用して複数の空調
ダクト58の保管、運搬等も的確にできることとなる。
【0038】また、前記中空箱体18の空気調和室32
側の周側壁に、空調機30から吹出される風の吹出方向
と少なくとも同一方向面ではない取付壁面78を備えて
空調ダクトの接続口42を設けることにより、空気調和
室から各空調ダクトに分配される気流は、直角に曲げら
れることがないため、分流時の圧力損失を小さくでき、
従って、より機外静圧が小さな空調機の選定が可能とな
る。また、各空調ダクトへの分流抵抗が略均等となるた
め、天井面の吹出し口から室内側へ略均等な空調空気を
吹出し、均一な空気調和を行えるものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る空
調機組込形空調ユニットによれば、側壁に吸気孔が開孔
された中空箱体と、この中空箱体内に設置され、前記吸
気孔の近傍に設けられた送風機及び送風機から通風され
る空気を熱交換する熱交換機等を含む空調機と、この空
調機に隣接して同中空箱体内に形成される空気調和室
と、を備え、前記中空箱体のいずれかの周側壁には、前
記空気調和室に連通した空調ダクトの接続口が設けられ
て成ることにより、空調機と空気調和室とを位置合わせ
する必要がなく、中空箱体を天井スラブへ最小限の吊り
ボルト本数程度で簡易に吊支し、かつ施工作業も1個ぶ
んのユニット取り付け作業で良く、空調ユニットの施工
作業を高能率に行なうことができ、施工経費も節約でき
ることとなる。
【0040】また、請求項2によれば、前記中空箱体の
空気調和室側の周側壁は、空調機から吹出される風の吹
出方向と少なくとも同一方向面ではない取付壁面を備
え、前記取付壁面のみに、空調ダクトの接続口が設けら
れて成ることにより、空調機から各接続口へ通流する風
量を略均一に保持でき、空調ダクトを介して各接続口に
連通された天井面の各吹出し口から略均一量の空調空気
を吹出しながら室内を均等に空気調和できる。
【0041】また、請求項3によれば、前記取付壁面
は、平面視多角形壁面に形成され、この多角形壁面に空
調ダクトの接続口が設けられて成ることにより、空調機
から各接続口へ通流する風量の均一化を実効あらしめ
る。
【0042】また、請求項4によれば、前記取付壁面
は、平面視円弧形壁面に形成され、この円弧形壁面に空
調ダクトの接続口が設けられて成ることにより、空調機
から各接続口へ通流する風量の均一化を実効あらしめ
る。
【0043】また、請求項5によれば、前記空調ダクト
の接続口には、その内縁または外縁に同接続口より小さ
な開口を有する弾性パッキンが固定され、この弾性パッ
キンの開口から前記空調ダクトの一端を前記空気調和室
内へ向け嵌脱自在に挿入接続させて成ることにより、前
記空調ダクトの一端を中空箱体の側壁に設けた接続口に
ワンタッチで挿入接続し、かつ接続部の気密も保持でき
る。
【0044】また、請求項6によれば、前記中空箱体
は、開口を形成し得る開閉部を備え、この開口を介して
内部に空調ダクトを収容し得る様に形成されて成ること
により、複数の空調ダクトの保管、運搬、施工作業等の
簡便化が図れることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る空調機組込形空調ユニッ
トの一部を切開した平面図である。
【図2】空調機組込形空調ユニットの正面図である。
【図3】空調機組込形空調ユニットの左側面図である。
【図4】天井スラブに吊りボルトで空調機組込形空調ユ
ニットを吊下した使用状態の左側面図である。
【図5】空調機組込形空調ユニットの接続口と各吹出し
口とを空調ダクトで接続した状態を示した平面図であ
る。
【図6】空調機組込形空調ユニットの接続口に空調ダク
トの挿入口を対向させた状態を示した一部拡大断面図で
ある。
【図7】空調機組込形空調ユニットの接続口に空調ダク
トの挿入口を接続した状態を示した一部拡大断面図であ
る。
【図8】空調機と空調チャンバーとをキャンバスで接続
して天井スラブに吊下した従来の空調設備を示した説明
図である。
【図9】中空箱体に多角形壁面から成る取付壁面を備え
た他の実施例の空調機組込形空調ユニットの平面図であ
る。
【図10】中空箱体に円弧形壁面から成る取付壁面を備
えた他の実施例の空調機組込形空調ユニットの平面図で
ある。
【符号の説明】
10 空調機組込形空調ユニット 16 側壁板 18 中空箱体 20 吸気孔 26 送風機 28 熱交換機 30 空調機 32 空気調和室 42 接続口 58 空調ダクト 62 弾性パッキン 68 開口 70 開閉部 78 取付壁面 80 多角形壁面 84 円弧形壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 幸男 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034の4 協 立エアテック株式会社内 (72)発明者 上野 武司 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034の4 協 立エアテック株式会社内 (72)発明者 鳥実 明 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034の4 協 立エアテック株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁に吸気孔が開孔された中空箱体と、
    この中空箱体内に設置され、前記吸気孔の近傍に設けら
    れた送風機及び送風機から通風される空気を熱交換する
    熱交換機等を含む空調機と、この空調機に隣接して同中
    空箱体内に形成される空気調和室と、を備え、 前記中空箱体のいずれかの周側壁には、前記空気調和室
    に連通した空調ダクトの接続口が設けられて成る空調機
    組込形空調ユニット。
  2. 【請求項2】 前記中空箱体の空気調和室側の周側壁
    は、空調機から吹出される風の吹出方向と少なくとも同
    一方向面ではない取付壁面を備え、 前記取付壁面のみに、空調ダクトの接続口が設けられて
    成る請求項1記載の空調機組込形空調ユニット。
  3. 【請求項3】 前記取付壁面は、平面視多角形壁面に形
    成され、この多角形壁面に空調ダクトの接続口が設けら
    れて成る請求項2記載の空調機組込形空調ユニット。
  4. 【請求項4】 前記取付壁面は、平面視円弧形壁面に形
    成され、この円弧形壁面に空調ダクトの接続口が設けら
    れて成る請求項2記載の空調機組込形空調ユニット。
  5. 【請求項5】 前記空調ダクトの接続口には、その内縁
    または外縁に同接続口より小さな開口を有する弾性パッ
    キンが固定され、 この弾性パッキンの開口から前記空調ダクトの一端を前
    記空気調和室内へ向け嵌脱自在に挿入接続させて成る請
    求項1ないし4のいずれかに記載の空調機組込形空調ユ
    ニット。
  6. 【請求項6】 前記中空箱体は、開口を形成し得る開閉
    部を備え、この開口を介して内部に空調ダクトを収容し
    得る様に形成されて成る請求項1ないし5のいずれかに
    記載の空調機組込形空調ユニット。
JP6092932A 1993-04-14 1994-04-05 空調機組込形空調ユニット Pending JPH06347052A (ja)

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JP2492893 1993-04-14
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004003869A (ja) * 2003-09-18 2004-01-08 Mitsubishi Electric Corp 換気空調システム、及び、換気空調ユニット
JP2004045029A (ja) * 2003-09-18 2004-02-12 Mitsubishi Electric Corp 換気システム
JP2015183940A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 フジモリ産業株式会社 空調用分岐チャンバー

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