JPH0634622Y2 - エンジン用始動装置の水抜き構造 - Google Patents

エンジン用始動装置の水抜き構造

Info

Publication number
JPH0634622Y2
JPH0634622Y2 JP5833290U JP5833290U JPH0634622Y2 JP H0634622 Y2 JPH0634622 Y2 JP H0634622Y2 JP 5833290 U JP5833290 U JP 5833290U JP 5833290 U JP5833290 U JP 5833290U JP H0634622 Y2 JPH0634622 Y2 JP H0634622Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
casing
mounting
gear
starter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5833290U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0417174U (ja
Inventor
愼一 長島
茂樹 宮崎
和弘 山本
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三ツ葉電機製作所 filed Critical 株式会社三ツ葉電機製作所
Priority to JP5833290U priority Critical patent/JPH0634622Y2/ja
Priority to US07/703,548 priority patent/US5167162A/en
Priority to EP91304586A priority patent/EP0458593B1/en
Priority to DE91304586T priority patent/DE69100828T2/de
Priority to CA002043004A priority patent/CA2043004C/en
Publication of JPH0417174U publication Critical patent/JPH0417174U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0634622Y2 publication Critical patent/JPH0634622Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、エンジン用始動装置の水抜き構造に関し、特
に、外部からケーシング内への浸水を防止するべく改良
されたエンジン用始動装置の水抜き構造に関する。
〈従来の技術〉 従来、エンジンを始動させるための始動装置としてのス
タータには種々のものがあり、例えば実開昭58-127839
号公報に開示されているように、遊星歯車装置からなる
減速機を介して直流電動機により駆動される一方向クラ
ッチにピニオンギヤを一体的に設け、ピニオンギヤを電
磁スイッチの入切に応じてエンジンのリングギヤに選択
的に歯合させて、エンジンの始動を行うものがある。
ところで、エンジンのリングギヤを受容するハウジング
内への外部からの浸水を避けることができないため、そ
のハウジング内と連通するスタータのケーシングには、
スタータを取付けた状態でエンジンの外方に開口する水
抜き孔が設けられている。また、従来のスタータでは、
エンジンへの取付フランジ部が嵌合ボス部の基端に設け
られており、上記水抜き孔が、エンジン側の取付フラン
ジ部に対応する取付面の外方にて開口することになる。
そのため、走行中などに跳ね上げられた水が、水抜き孔
を介してスタータ内入り込む虞れがあった。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的
は、走行中などに跳ね上げられた水が、水抜き孔を介し
てエンジン用始動装置のケーシング内に入り込むことを
好適に防止し得るエンジン用始動装置の水抜き構造に関
する。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、エンジンのリング
ギヤを駆動するべく電動機に連結されたピニオンギヤを
受容するケーシングと、前記エンジンの取付孔にいんろ
う結合するべく前記ケーシングの中間部の外周に設けら
れた嵌合ボス部と、前記ケーシングを前記エンジンに固
定するべく前記ケーシングの前記嵌合ボス部の基端から
軸線方向に離隔した位置に設けられた取付用外向フラン
ジ部と、前記エンジンの前記取付孔と前記外向フランジ
部に対応する取付面との間の壁面に対向して開口するよ
うに、前記ケーシングの前記嵌合ボス部と前記外向フラ
ンジ部との間に設けられた水抜き孔とを有することを特
徴とするエンジン用始動装置の水抜き構造を提供するこ
とにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、水抜き孔の外部開口端がエンジンの
取付孔と取付フランジ部用取付面との間の外壁面に臨む
ため、水抜き孔の外方をエンジンの壁面により覆うこと
ができ、水抜き孔の軸線方向とエンジンの外壁面の延在
方向とを互いに交差させたり、水抜き孔の外部開口端と
エンジンの外壁面との間の隙間を極力狭める等すること
により、走行中に跳ね上げられた水が、エンジン用始動
装置のケーシング内へ入り込むことを好適に防止し得
る。
〈実施例〉 以下、本考案の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1図及び第2図は、本考案が適用されたエンジン用始
動装置としての減速機付スタータ1の全体を示してお
り、このスタータ1は、直流モータ2の回転によりエン
ジンの始動に必要な回転力を発生するものである。直流
モータ2のモータ軸2aの図の右側端部は、コミンテータ
3を覆うエンドカバー4に固設された玉軸受5により軸
支され、図の左側部分は、モータ2の端板としてのセパ
レータ6に固設されたメタル軸受7により軸支されてい
る。
モータ軸2aの第2図の左側には減速歯車装置としての遊
星歯車ユニット9が設けられており、モータ軸2aの左側
突出端部にはサンギヤ9aが形成されて、サンギヤ9aには
プラネタリギヤ9bが歯合している。セパレータ6の図の
左側部分には軸線方向に大小の円筒部を同軸的に形成さ
れたセンタブラケット11が重ね合わされており、センタ
ブラケット11の大径円筒部には内歯リングギヤ9cが受容
されて、セパレータ6とセンタブラケット11とにより隔
成された空室内に遊星歯車ユニット9が受容されてい
る。
セパレータ6及びセンタブラケット11は、後記するピニ
オンギヤ12等を受容するケーシングとしてのギヤカバー
13とモータ2のケーシング2bとの間に挟持されて固定さ
れている。ギヤカバー13の第2図の左側突出端部に固着
されたメタル軸受14と、センタブラケット11の小径円筒
部に設けられたころ軸受15とにより、モータ軸2aと同軸
的に駆動軸16の両端部が軸支されており、駆動軸16のセ
ンタブラケット11内に受容された第2図の右側端部に形
成された半径方向外向きのフランジ部にはプラネタリギ
ヤ9bが枢支されている。
駆動軸16の中間部の外周面と、一方向ローラクラッチの
クラッチアウタ18の内周部との間には、ヘリカルスプラ
インによるスプライン結合部17が構成されており、その
クラッチインナ19が、駆動軸16に回動自在にかつ軸線方
向に摺動自在に嵌装されている。クラッチインナ19の第
2図の左側の軸線方向先端部には、エンジンのリングギ
ヤ30を駆動するためのピニオンギヤ12が一体的に設けら
れている。
クラッチアウタ18には周方向の環状凹部21が設けられて
おり、シフトレバー22の二股状の作動端部22aが係合し
ている。シフトレバー22は、ギヤカバー13に一体形成さ
れた半径方向外向きの半島状部13a内に受容されてお
り、半島状部13aに結合された電磁スイッチ23のヨーク2
4と半島状部13aとの間に挟持された支持ブラケット25に
より、シフトレバー22の中間部が揺動自在に枢支されて
いる。また、電磁スイッチ23のプランジャ26にはスプリ
ング27の一方の遊端が連結されており、そのスプリング
27の中間部は支持ブラケット25により支持され、スプリ
ング27の他方の遊端は、シフトレバー22の枢軸と作動端
部22aとの間に係合している。シフトレバー22の作動端
部22aとは相反する側の遊端部22bも二股状に形成されて
おり、その遊端部22bが、スプリング27のプランジャ26
側遊端部に弾発的に当接するようになっている。従っ
て、電磁スイッチ23の励磁による吸引力及び非励磁時の
電子スイッチ内の戻しばねの付勢力によるプランジャ26
の移動に伴ってシフトレバー22が揺動し得る。
電磁スイッチ23のバッテリ接続端子28には図示されない
バッテリが電気的に接続され、スイッチ端子20には図示
されないイグニッションスイッチが電気的に接続され、
電磁スイッチ23のモータ接続端子29とモータ2とが互い
に電気的に接続されている。イグニッションスイッチを
スタータオン状態にすると、電磁スイッチ23が励磁され
てプランジャ26が吸引され、スプリング27を介してシフ
トレバー22が図に於ける時計回りに回動する。このシフ
トレバー22の作動端部22aにより、スプライン結合部17
のヘリカルスプラインにより回転しながらクラッチアウ
タ18が押出されるため、クラッチインナ19即ちピニオン
ギヤ12がエンジンのリングギヤ30に歯合する。そして、
プランジャ26の吸引動作に伴って内部の接点が閉じてモ
ータ2が回転し、その回転が遊星歯車ユニット9により
減速されてピニオンギヤ12に伝達され、リングギヤ30が
回転して、エンジンを回すことができる。
尚、プランジャ26の移動時にリングギヤ30の歯の端面に
ピニオンギヤ12が衝当して噛み合わない時でも、スプリ
ング27が撓むことによりプランジャ26は完全に吸引され
るため、電磁スイッチ23の接点が閉じてモータ2が回転
し、モータ2の回転によりピニオンギヤ12を更に回転さ
せることができ、ピニオンギヤ12をリングギヤ30に確実
に噛み合わせることができる。
このようにして構成されたスタータ1のギヤカバー13の
第2図の右側の基端部近傍には、スタータ1をエンジン
のミッションケース32に取付けるべく、ミッションケー
ス32に設けられた取付孔32aとの間にていんろう結合し
得るように外周面を駆動軸16に対して同軸的に有する嵌
合ボス部31が形成されていると共に、ギヤカバー13の嵌
合ボス部31の基端から軸線方向に離隔した位置には、一
対の半径方向外向きに突出する取付用外向フランジ部33
が形成されている。嵌合ボス部31を取付孔32aに挿入し
かつフランジ部33をエンジンのミッションケース32の対
応する取付面32bに密接させて、フランジ部33の突出端
部に設けられたボルト挿通孔に取付ボルト34を挿通し
て、ミッションケース32側に設けられたねじ孔に取付ボ
ルト34を螺着することにより、ミッションケース32にス
タータ1が固定される。
本スタータ1に於ては、図に示されるように、ギヤカバ
ー13の内周面には、スタータ1の取付状態に於ける底部
に軸線方向に沿って溝41が形成されており、その溝41の
底面には、嵌合ボス部31とフランジ部33との間にて、ギ
ヤカバー13の内外を連通する水抜き孔42が開設されてい
る。この水抜き孔42は、スタータ1をエンジンのミッシ
ョンケース32に取付けた状態で、ミッションケース32の
嵌合孔32aと取付面32bとの間の壁面32cに対して隙間43
をもって対向して開口している。従って、例えば走行中
に跳ね上げられた水は、水抜き孔42を介してギヤカバー
13の内部に直接的に達することを防止されるため、水抜
き孔42を介しての外部からの浸水を好適に防止すること
ができる。
また、上記構造により、ギヤカバー13内にリングギヤ30
側から入り込んだ水は、溝41を介して水抜き孔42から外
部に排水されるため、遊星歯車ユニット9のセンタブラ
ケット11が水に浸されることを防止され、遊星歯車ユニ
ット9の防水性を向上し得る。
[考案の効果] このように本考案によれば、水抜き孔をエンジンの壁面
に対向して開口するように設けることができ、水抜き孔
の外部開口端がエンジンの壁面により覆われるため、走
行中に跳ね上げられた水が、水抜き孔を介して直接的に
ケーシング内に達することを好適に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案が適用されたエンジン用始動装置を示
す正面図でる。 第2図は、第1図のII−II線に沿って破断して示す図で
ある。 1……スタータ、2……モータ 2a……モータ軸、2b……ケーシング 3……コンミテータ、4……エンドカバー 5……玉軸受、6……セパレータ 7……メタル軸受、9……遊星歯車ユニット 9a……サンギヤ、9b……プラネタリギヤ 9c……内歯リングギヤ、11……センタブラケット 12……ピニオンギヤ、13……ギヤカバー 13a……半島状部、14……メタル軸受 15……ころ軸受、16……駆動軸 17……スプライン結合部 18……クラッチアウタ、19……クラッチインナ 20……スイッチ端子、21……環状凹部 22……シフトレバー、22a……作動端部 22b……遊端部、23……電磁スイッチ 24……ヨーク、25……支持ブラケット 26……プランジャ、27……スプリング 28……バッテリ接続端子 29……モータ接続端子、30……リングギヤ 31……嵌合ボス部、32……ミッションケース 32a……嵌合孔、32b……取付面 32c……壁面、33……フランジ部 34……取付ボルト、41……溝 42……水抜き孔、43……隙間
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−32174(JP,U) 実開 昭56−133252(JP,U) 実開 昭55−116877(JP,U) 実開 昭50−144832(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのリングギヤを駆動するべく電動
    機に連結されたピニオンギヤを受容するケーシングと、
    前記エンジンの取付孔にいんろう結合するべく前記ケー
    シングの中間部の外周に設けられた嵌合ボス部と、前記
    ケーシングを前記エンジンに固定するべく前記ケーシン
    グの前記嵌合ボス部の基端から軸線方向に離隔した位置
    に設けられた取付用外向フランジ部と、前記エンジンの
    前記取付孔と前記外向フランジ部に対応する取付面との
    間の壁面に対向して開口するように、前記ケーシングの
    前記嵌合ボス部と前記外向フランジ部との間に設けられ
    た水抜き孔とを有することを特徴とするエンジン用始動
    装置の水抜き構造。
JP5833290U 1990-05-22 1990-06-01 エンジン用始動装置の水抜き構造 Expired - Lifetime JPH0634622Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5833290U JPH0634622Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 エンジン用始動装置の水抜き構造
US07/703,548 US5167162A (en) 1990-05-22 1991-05-21 Starter system for an internal combustion engine
EP91304586A EP0458593B1 (en) 1990-05-22 1991-05-21 Starter system for an internal combustion engine
DE91304586T DE69100828T2 (de) 1990-05-22 1991-05-21 Anlassvorrichtung für Verbrennungsmotor.
CA002043004A CA2043004C (en) 1990-05-22 1991-05-22 Starter system for an internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5833290U JPH0634622Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 エンジン用始動装置の水抜き構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0417174U JPH0417174U (ja) 1992-02-13
JPH0634622Y2 true JPH0634622Y2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=31583846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5833290U Expired - Lifetime JPH0634622Y2 (ja) 1990-05-22 1990-06-01 エンジン用始動装置の水抜き構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0634622Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4732953B2 (ja) * 2006-05-24 2011-07-27 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール
JP7030945B1 (ja) * 2020-12-16 2022-03-07 三菱電機株式会社 スタータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0417174U (ja) 1992-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0458593B1 (en) Starter system for an internal combustion engine
US5195389A (en) Planetary speed reduction gear type starter
US7647849B2 (en) Starter with intermediate gear
JPS6330218Y2 (ja)
JP2544677B2 (ja) エンジン用始動装置
US5165293A (en) Intermediate gear type starter
JPH0741893Y2 (ja) 中間歯車付始動電動機
JPH0634622Y2 (ja) エンジン用始動装置の水抜き構造
US5494010A (en) Magnet switch and a starter using same
JP2005188345A (ja) スタータ
JP3838868B2 (ja) エンジン始動装置
US5148713A (en) Starter system for an internal combustion engine
US6612191B2 (en) Starter with driving lever having lever pin
US5746089A (en) Planetary gear-type starter
JP2544675B2 (ja) エンジン用始動装置
JPH073017Y2 (ja) エンジン用始動装置
JP2539912B2 (ja) スタ―タ
JPH073015Y2 (ja) エンジン用始動装置
JPH073016Y2 (ja) エンジン用始動装置
JP3039401B2 (ja) スタータ
US6718926B2 (en) Starter motor having labyrinth ventilation passage
JPH0116370Y2 (ja)
JP2001136713A (ja) 直流電動機
JPS61145325A (ja) ガスタ−ビン機関の始動原動機取付け装置
JPH0574161U (ja) スタータモータの排水機構