JPH06345906A - 合成樹脂成形体用可逆変色性着色模様材料 - Google Patents

合成樹脂成形体用可逆変色性着色模様材料

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JPH06345906A
JPH06345906A JP5141615A JP14161593A JPH06345906A JP H06345906 A JPH06345906 A JP H06345906A JP 5141615 A JP5141615 A JP 5141615A JP 14161593 A JP14161593 A JP 14161593A JP H06345906 A JPH06345906 A JP H06345906A
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weight
colored pattern
olefin polymer
reversible color
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JP5141615A
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English (en)
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Kazuhiro Kamata
和容 鎌田
Hiromi Suno
比呂美 須野
Toshinao Maeda
利尚 前田
Ryuichi Hoshikawa
隆一 星川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
Original Assignee
Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、合成樹脂成形体に可逆的に
変色する着色模様を形成するための材料を提供すること
である。 【構成】 本発明は、以下の合成樹脂成形体用可逆変色
性着色模様材料、該着色模様材料の製造方法及び可逆変
色性着色模様を有する成形体を提供するものである。 1.熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材料の少なくと
も一種からなる可逆変色性材料、並びにオレフィン重合
体を含む粒状体を架橋してなる合成樹脂成形体用可逆変
色性着色模様材料。 2.熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材料の少なくと
も一種からなる可逆変色性材料と、オレフィン重合体と
を混練した後、造粒して得られる粒状体を架橋処理する
ことを特徴とする合成樹脂成形体用可逆変色性着色模様
材料の製造方法。 3.上記項1に記載の着色模様材料及び合成樹脂を含む
混合物を成形してなる可逆変色性着色模様を有する成形
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂成形体用可逆
変色性着色模様材料、該着色模様材料の製造方法及び可
逆変色性着色模様を有する成形体に関する。
【0002】
【従来技術】従来、複数色の模様入り着色合成樹脂成形
体を製造する方法として、例えば染料又は顔料を配合し
た溶融粘度の異なる2種類の樹脂を混合し、これを用い
て成形体を得る方法、オレフィン樹脂及びこれと相容し
ないポリエステル、MMA、ポリサルホン等に、染料又
は顔料を配合し、これを用いて成形体を得る方法等が知
られている。しかしながら、これらの方法では、得られ
る成形体の模様は、一般の染料又は顔料によるものであ
り、単調でファッション性、機能性等に乏しく高度の商
品価値を有するものとはいえない。さらに、オレフィン
樹脂をこれと相容しない樹脂と混合して用いる場合に
は、異なる複数の樹脂により成形体が形成されるため、
伸びや衝撃強度が低下するという問題点がある。
【0003】近年、熱可逆変色性材料又は光可逆変色性
材料を配合した合成樹脂を使用し、温度変化又は光変化
により全体の色彩が可逆的に変化する成形品を得ること
も試みられているが、模様部分の色彩のみが可逆的に変
化する成形品を得る方法は知られておらず、より装飾性
に優れた商品価値の高い合成樹脂成形体が望まれている
のが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、可逆
的に変色する着色模様を合成樹脂成形体に形成するため
に使用し得る材料を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した如
き課題を解決すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、
オレフィン重合体に熱可逆変色性材料又は光可逆変色性
材料を配合し、これを粒状体とした後、オレフィン重合
体を架橋して得られる材料は、オレフィン樹脂やその他
の合成樹脂と混合して成形体とすることにより、容易に
可逆変色性材料を含む着色模様入り合成樹脂成形体とす
ることができ、得られる成形体は、温度変化又は光変化
に反応して可逆的に色彩が変化する模様を有するものと
なり、特にマイクロカプセル化した熱可逆変色性材料又
は光可逆変色性材料を用いる場合には、温度変化又は光
変化に対して非常に鋭敏に反応して可逆的な変色性を発
揮することができ、更に成形用の合成樹脂として、着色
模様材料と同種のオレフィン重合体を用いる場合には、
成形体の物性も優れたものとなることを見出し、ここに
本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、以下の合成樹脂成形体用
可逆変色性着色模様材料、該着色模様材料の製造方法及
び可逆変色性着色模様を有する成形体を提供するもので
ある。
【0007】1.熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材
料の少なくとも一種からなる可逆変色性材料、並びにオ
レフィン重合体を含む粒状体を架橋してなる合成樹脂成
形体用可逆変色性着色模様材料。
【0008】2.熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材
料の少なくとも一種からなる可逆変色性材料と、オレフ
ィン重合体とを混練した後、造粒して得られる粒状体を
架橋処理することを特徴とする合成樹脂成形体用可逆変
色性着色模様材料の製造方法。
【0009】3.上記項1に記載の着色模様材料及び合
成樹脂を含む混合物を成形してなる可逆変色性着色模様
を有する成形体。
【0010】本発明の着色模様材料は、オレフィン重合
体に熱可逆変色性材料又は光可逆変色性材料を配合し、
これを粒状体とした後、オレフィン重合体を架橋して得
られるものであり、粒状体を得る際にはオレフィン重合
体が未架橋で低粘度であるために、造粒装置中において
強い力で混合する必要はなく、マイクロカプセル化した
熱可逆変色性材料又は光可逆変色性材料を用いる場合に
も、マイクロカプセルの破壊が生じることはない。しか
も該着色模様材料では可逆変色性材料の変色機能を阻害
する極性材料を使用しない。そして、その後、架橋処理
することによって、高い溶融粘度を有するものとなり、
各種の合成樹脂に配合して成形することによって、スペ
ック調、マーブル調、流れ模様等と称される模様であっ
て、温度変化又は光変化に鋭敏に反応して可逆的に色彩
が変化する模様を合成樹脂成形体に容易に形成すること
ができる。これに対して、従来の模様形成方法である溶
融粘度の異なる2種類の樹脂を用いる方法では、模様を
形成する樹脂としてかなり高い溶融粘度を有するものを
使用する必要があり、これを可逆変色性材料を含むマイ
クロカプセルと混合して着色材料の粒状体を得ようとす
ると、造粒装置中で高温に加熱した上で強い力で混合す
ることが必要となり、マイクロカプセルが破壊されて十
分な可逆変色機能を発揮できない。また、オレフィン樹
脂と相容しない樹脂を用いて模様を形成する方法では、
使用する樹脂が極性基を有するものであるために、熱可
逆変色性材料や光可逆変色性材料を配合しても、この変
色機能を阻害することとなり、良好な可逆変色性を有す
る模様を得ることはできない。
【0011】以下に、本発明についてより詳細に説明す
る。
【0012】[着色模様材料]本発明の着色模様材料に
配合する各成分を以下に説明する。
【0013】1.オレフィン重合体 本発明で用いるオレフィン重合体は、ポリプロピレン、
ポリエチレン等の単独重合体、またはエチレン、プロピ
レン等と少量割合(一般に0.1〜25重量%、好まし
くは、0.5〜6重量%)の他のビニルモノマーとの共
重合体を挙げることができる。オレフィン重合体の密
度、粘度等は、特に限定されるものではないが、密度は
0.85〜0.97g/cm3 程度が好ましく、メルト
インデックスは、0.1〜70g/10分程度が好まし
く、0.2〜50g/10分程度がより好ましい。オレ
フィン重合体の具体例としては、超低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、線状直鎖ポリエチレン、中低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレ
ン樹脂、酢酸ビニル含有量が0.1〜25重量%のエチ
レン/酢酸ビニル共重合体、アクリル酸含有量が0.1
〜25重量%のエチレン/アクリル酸共重合体等のエチ
レン系共重合体、ポリプロピレン、プロピレン/エチレ
ン(0.5〜10重量%)共重合体、プロピレン/ヘキ
セン−1共重合体などのプロピレン系樹脂、ポリブテ
ン、エチレン/プロピレンラバー、エチレン/プロピレ
ン/ジエンラバー等を挙げることができる。
【0014】本発明では、オレフィン重合体としては、
分子中にアルコキシシラン基を有するものが好ましい。
この様なアルコキシシラン基を有するオレフィン重合体
は、熱可逆変色性材料又は光可逆変色性材料を配合して
粒状物とした後、架橋する際に、ジブチル錫ジラウレー
ト等のシラノール縮合触媒を用いて、水の存在下で比較
的低温で架橋させることができるので、変色性材料に悪
影響を及ぼすことがなく、また、特殊で高価な架橋設備
を必要としない点で有利である。アルコキシシラン基の
量は、特に限定されるものではないが、通常オレフィン
重合体中に0.1〜50重量%程度、好ましくは0.5
〜10重量%程度の範囲から、目的とする架橋度の程度
等に応じて適宜選択すればよい。アルコキシシラン基を
有するオレフィン重合体の好ましい例としては、ビニル
シラン化合物で変性されたオレフィン重合体を挙げるこ
とができ、具体的には、ビニルトリメトキシシラン、γ
−メタクロイルオキシプロピルトリメトキシシラン等の
ビニルシラン化合物をオレフィン重合体にグラフト共重
合させたもの、またはビニルシラン化合物とエチレンと
をランダム共重合させたもの等がある。これらのビニル
シラン基を有するオレフィン重合体については、例えば
特公昭48−1711号公報、特開昭59−36115
号公報、特開昭55−9611号公報等に詳細に記載さ
れており、また市場で入手することができる。
【0015】2.熱可逆変色性材料 本発明において利用可能な熱可逆変色性材料の例として
は、酸顕色性物質及び酸性物質を含有する公知の熱可逆
変色性材料を挙げることができる。
【0016】このような熱可逆変色性材料における酸顕
色性物質としては、トリフェニルメタンフタリド化合
物、フタリド化合物、フタラン系化合物、アシルロイコ
メチレンブルー化合物、フルオラン化合物、トリフェニ
ルメタン化合物、ジフェニルメタン化合物、スピロピラ
ン化合物等を例示することができる。その具体例として
は、3,6−ジメトキシフルオラン、3,6−ジブトキ
シフルオラン、3−ジエチルアミノ−6,8−ジメチル
フルオラン、3−クロロ−6−フェニルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフル
オラン、3−ジエチル−7,8−ベンゾフルオラン、2
−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、3,3′,3′′−トリス(p−ジメチルアミノフ
ェニル)フタリド、3,3′−ビス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)フタリド、3−ジエチルアミノ−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3,3−ビス(p−ジエチルア
ミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−
(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−
2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(4
−ジエチルアミノ−2−メチル)フェニル−3−(1,
2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、2′−
(2−クロロアニリノ)−6′−ジブチルアミノスピロ
〔フタリド−3,9′−キサンテン〕等を挙げることが
できる。
【0017】また、酸性物質としては1,2,3−ベン
ゾトリアゾール類、フェノール類、チオ尿素誘導体、オ
キソ芳香族カルボン酸などを例示することができる。そ
の具体例としては、5−ブチルベンゾトリアゾール、ビ
スベンゾトリアゾール−5−メタン、フェノール、ノニ
ルフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、
2,2′−ビフェノール、β−ナフトール、1,5−ジ
ヒドロキシナフタレン、パラオキシ安息香酸アルキル、
フェノール樹脂オリゴマー類が挙げられる。
【0018】酸顕色性物質と酸性物質の配合割合は、前
者1重量部に対して、後者0.1〜50重量部程度とす
ればよい。
【0019】上記した酸顕色性物質及び酸性物質を含有
する熱可逆変色性材料は、溶媒を用いて希釈して用いる
ことが好ましく、溶媒を用いることによって、温度変化
によりシャープな変色を示すものとなる。熱可逆変色性
材料における溶媒としては、アルコール類、アルコール
・アクリロニトリル付加物、アゾメチン類、エステル類
などを例示することができる。その具体例としては、デ
シルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアル
コール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコール、ラウリルアルコール・アクリロニト
リル付加物、ミリスチルアルコール・アクリロニトリル
付加物、ステアリルアルコール・アクリロニトリル付加
物、ベンジリデン・p−トルイジン、ベンジリデン・ブ
チルアミン、カプリン酸オクチル、カプリン酸デシル、
カプリル酸ミリスチル、ラウリル酸デシル、ラウリン酸
ラウリル、ラウリン酸ミリスチル、ミリスチン酸デシ
ル、ミリスチン酸ラウリル、ミリスチン酸セシル、パル
ミチン酸ラウリル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸
ステアリル、p−t−ブチル安息香酸セチル、4−メト
キシ安息香酸ステアリル、チオジプロピオン酸ジラウリ
ル、チオジプロピオン酸ジミリスチル、ステアリルベン
ゾエート、ベンジルステアレート、チオジプロピオン安
息香酸ベンジル、チオジプロピオン酸ジステアリル、安
息香酸ベンジルトリラウレート等を挙げることができ
る。
【0020】溶媒の使用量は、酸顕色性物質1重量部に
対して、0〜800重量部の範囲とすればよい。
【0021】尚、本発明でいう熱可逆変色性とは、変色
サイクルでヒステリシス現象を示す準可逆変色性のもの
も包含する。
【0022】3.光可逆変色性材料 本発明において利用可能な光可逆変色性材料としては、
アゾベンゼン系化合物、チオインジゴ系化合物、ジチゾ
ン金属錯体、スピロピラン系化合物、スピロオキサジン
系化合物、フルギド系化合物、ジヒドロピレン系化合
物、スピロチオピラン系化合物、1,4−2H−オキサ
ジン、トリフェニルメタン系化合物、ビオロゲン系化合
物、ナフトピラン系化合物、ベンゾピラン系化合物など
の有機フォトクロミック物質が挙げられるが、本発明に
おいては、中でもスピロピラン系化合物、スピロオキサ
ジン系化合物、フルギド系化合物、ナフトピラン系化合
物、ベンゾピラン系化合物が好ましい。
【0023】光可逆変色性材料の具体例としては、1,
3,3−トリメチルスピロ〔インドリン−2,3′−
(3H)ナフト(2,1−b)(1,4)−オキサジ
ン〕、6′−インドリノ−1,3,3−トリメチルスピ
ロ〔インドリン−2,3′−(3H)ナフト(2,1−
b)(1,4)−オキサジン〕、5−クロル−1,3,
3−トリメチルスピロ〔インドリン−2,3′−(3
H)ナフト(2,1−b)(1,4)オキサジン〕、
6′−ピペリジノ−1,3,3−トリメチルスピロ〔イ
ンドリン−2,3′−(3H)ナフト(2,1−b)
(1,4)−オキサジン〕、1−ベンジル−3,3−ジ
メチルスピロ〔インドリン−2,3′−(3H)ナフト
(2,1−b)(1,4)−オキサジン〕、1,3,
5,6−テトラメチル−3−エチルスピロ〔インドリン
−2,3′−(3H)ナフト(2,1−b)(1,4)
−オキサジン〕、1,3,3,5,6−ペンタメチルス
ピロ〔インドリン−2,3′−(3H)ナフト(2,1
−b)(1,4)−オキサジン〕、1,3,5,6−テ
トラメチル−3−エチルスピロ〔インドリン−2,3′
−(3H)ピリド(3,2−f)(1,4)−ベンゾオ
キサジン〕、1,3′,3′−トリメチルスピロ(2H
−1−ベンゾピラン−2,2′−インドリン)、1,
3,3−トリフェニルスピロ〔インドリン−2,3′−
(3H)−ナフト(2,1−b)ピラン〕、1−(2,
3,4,5,6−ペンタメチルベンジル)−3,3−ジ
メチルスピロ〔インドリン−2,3′−(3H)ナフト
(2,1−b)ピラン〕、1−(2−ニトロベンジル)
−3,3−ジメチルスピロ〔インドリン−2,3′−
(3H)−ナフト(2,1−b)ピラン〕、2,2−ジ
フェニルナフト(2,1−b)ピラン、2,2−ジ(p
−メトキシフェニル)ナフト(2,1−b)ピラン、
2,5−ジメチルフリル−トリメチルフルギド、2−メ
チル−5−クロル−トリメチルフルギド、スピロ〔2H
−クロメン−2,2′−トリシクロ〔3.3.1.1
3.7 〕デカン〕、スピロ〔2H−ナフト〔1,2−b〕
ピラン−2,2′−トリシクロ〔3.3.1.13.7
デカン〕、5,7−ジメチル−スピロ〔2H−クロメン
−2,2′−トリシクロ〔3.3.1.13.7 〕デカ
ン〕、6−(4−メトキシフェニル)−9−メトキシ−
スピロ〔2H−ナフト〔1,2−b〕ピラン−2,2′
−トリシクロ〕〔3.3.1.13.7 〕デカン〕、6−
クロロ−スピロ〔2H−ナフト〔1,2−b〕ピラン−
2,2′−トリシクロ〔3.3.1.13.7 〕デカン〕
等が挙げられる。
【0024】光可逆変色性材料は、単独で使用すること
も可能であるが、変色機能を向上させることや耐光性を
向上させることを目的として、高沸点タイプの溶媒、可
塑剤、合成樹脂、ヒンダードアミン系化合物、ヒンダー
ドフェノール系化合物などの助剤を併用することが好ま
しい。これらの化合物は、光可逆変色性材料と併用する
材料として公知のものであり、その使用量は、公知の範
囲から適宜選択すればよい。本発明では、特に、有機フ
ォトクロミック化合物の耐光性を向上させるために、ヒ
ンダードアミン化合物、又はヒンダードアミン化合物を
他の助剤と組み合わせて用いることが好ましい。
【0025】ヒンダードフェノール系化合物としては、
2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,4,6−トリ
−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−ブチル−p−ク
レゾール、4−ヒドロキシメチル−2,6−ジ−t−ブ
チルフェノール、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノ
ン、2,2′−メチレン−(4−エチル−6−t−ブチ
ルフェノール)、4,4′−ブチリデン−ビス(3−メ
チル−6−t−ブチルフェノール)等を例示することが
できる。またヒンダードアミン系化合物としては、例え
ば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジニル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジニル)セバケート、コハク酸ジ
メチルと1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンとの重縮
合物、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)、1−
〔2−{3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニルオキシ}エチル〕−4−{3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシ}−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン、8−ベンジル−7,7,9,9−テト
ラメチル−3−オクチル−1,3,8−トリアザスピロ
〔4.5〕ウンデンカン−2,4−ジオン、テトラキス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン)ブ
タンカルボネート、並びに特開昭62−252496号
公報に開示されているマークLA57、マークLA62
及びマークLA67(何れも商品名;アデカアーガス化
学製)等を挙げることができる。
【0026】4.可逆変色性材料のマイクロカプセル化 本発明では、熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材料の
少なくとも一種からなる可逆変色性材料は、そのままで
オレフィン重合体と混合して用いることも可能である
が、これらの可逆変色性材料をマイクロカプセル化して
用いることが好ましい。マイクロカプセル化して用いる
ことによって、熱可逆変色性材料においては酸顕色性物
質、酸性物質及び溶媒の各成分のバランスを保つことが
でき、光可逆変色性材料においては光可逆変色性材料と
その助剤のバランスを保つことができ、良好な変色性能
を発揮できる。
【0027】マイクロカプセル化する方法としては、常
法に従えばよく、例えば、可逆変色性材料、皮膜形成物
質としての高分子化合物、及び必要に応じて界面活性
剤、保護コロイド、pH調整剤、電解質などを用い、水
中にて、界面重合法、インサイト重合法、コアセルベー
ション法、気中懸濁法、界面沈降法などの公知のカプセ
ル化法を実施すればよい。この様な方法によって、可逆
変色性材料を内包する粒径1〜50μmのマイクロカプ
セルを得ることができる。またこれらのうち1種類又は
2種類以上のカプセル化法を用いて2度以上重ねてカプ
セル化することにより、複層のマイクロカプセルとする
こともできる。上記皮膜形成物質の好適な例としては、
ポリ尿素皮膜を形成するための多価アミンとカルボニル
化合物;ポリアミド皮膜を形成するための多塩基酸クロ
ライドと多価アミン;ポリウレタン皮膜を形成するため
の多価イソシアネートとポリヒドロキシ化合物;ポリエ
ステル皮膜を形成するための多塩基酸クロライドとポリ
ヒドロキシ化合物:エポキシ樹脂皮膜を形成するための
エポキシ化合物と多価アミン;メラミン樹脂皮膜を形成
するためのメラミン・ホルマリンプレポリマー;尿素樹
脂皮膜を形成するための尿素・ホルマリンプレポリマ
ー;その他、エチルセルロース、ポリスチレン、ポリ酢
酸ビニルなどを挙げることができる。なお上記のマイク
ロカプセルの皮膜としては、耐熱性の点で優れる熱硬化
性のものが好ましい。
【0028】[着色模様材料の調製]まず、熱可逆変色
性材料及び光可逆変色性材料の少なくとも一種からなる
可逆変色性材料と、オレフィン重合体を含む粒状体を作
製する。
【0029】熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材料
は、そのまま、或いはマイクロカプセル化したものを用
いればよい。熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材料
は、一種類だけ用いるほかに、異なる種類のものを混合
して用いることができ、同一のマイクロカプセル中に熱
可逆変色性材料と光可逆変色性材料を同時に存在させる
こともできる。
【0030】熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材料の
少なくとも一種からなる可逆変色性材料の使用量は、オ
レフィン重合体100重量部に対して、0.1〜60重
量部程度とすることが好ましく、0.1〜40重量部程
度とすることがより好ましい。マイクロカプセル化した
ものを用いる場合も、マイクロカプセルとしての使用量
は上記と同様の範囲とすればよい。
【0031】粒状体を作製する方法は、常法に従えばよ
く、オレフィン重合体と可逆変色性材料をヘンシェルミ
キサー、Vブレンダー、タンブラーなどを用いて混合
し、次いで造粒機で160〜240℃程度で溶融混練し
て粒状体とすればよい。この際、オレフィン重合体との
均一な混練物を得るために、必要に応じて、ステアリン
酸金属塩、オレイン酸金属塩などの分散剤、低分子量ポ
リエチレンワックスなどの相溶化剤等を配合することが
できる。
【0032】ビニルシラン変性オレフィン重合体等の架
橋性基を有するオレフィン重合体を用いる場合は、その
後の架橋反応のために必要な触媒、例えばジブチル錫ラ
ウレート等が添加される。
【0033】本発明でいう粒状体とは、ペレット状又は
ビーズ状のものを意味し、平均粒径は0.01〜10m
m程度のものが好ましく、0.1〜7mm程度のものが
より好ましい。また、ペレット又はビーズのL/D(長
さ/直径比)は、0.5〜3程度とすればよい。尚、上
記平均粒径としては、D(直径)の値を用いる。
【0034】ペレット状又はビーズ状の粒状体を得るに
は、通常汎用されている方法、例えばストランドカット
法、ホットカット法、アンダーウオーターカット法等を
用いればよい。
【0035】次いで、上記した方法で得られた粒状体を
架橋処理する。架橋方法は、公知の方法に従えばよく、
パーオキサイドを用いる化学架橋法、電子線などを用い
る照射架橋法、超高圧架橋法等を採用でき、通常の条件
に従って実施できる。また、アルコキシシラン基を有す
るオレフィン重合体を用いる場合には、いわゆる温水架
橋法により、水の存在下で、常温から加熱下まで広い範
囲の温度で架橋を行なうことができ、特殊で高価な架橋
設備を必要とせず、簡易な方法で行なうことができ、し
かも可逆変色性材料に悪影響を及ぼすことがないので特
に好ましい。
【0036】オレフィン重合体の架橋は、JIS C3
005に規定される架橋度で2重量%以上であることが
好ましく、4重量%以上であることがより好ましく、4
〜90重量%であることが特に好ましい。
【0037】尚、架橋性基を有するオレフィン重合体を
用いる場合には、これに他のオレフィン重合体を配合す
ることにより容易に架橋度を調整することができる。
【0038】架橋性基を有するオレフィン重合体を他の
オレフィン重合体と配合する場合には、両者の相溶性、
物性などから同系の重合体を選択することが好ましい。
架橋性基を有するオレフィン重合体を他のオレフィン重
合体と配合して使用することの利点は、架橋性基を有す
るオレフィン重合体に他のオレフィン重合体を種々配合
して、目的とする架橋度を有する組成物を極めて簡単に
得ることが出来る点にある。
【0039】本発明では、上記したように、未架橋のオ
レフィン重合体を可逆変色性材料と混練し、これを用い
て粒状体を得るために、混練時に高粘度となることはな
く、このためマイクロカプセル化した可逆変色性材料を
用いる場合にもこれが破壊されることはない。そして、
粒状体とした後、架橋して高い溶融粘度を有するものと
することにより、他の合成樹脂に配合して成形すること
によって模様入りの成形体を容易に作製することができ
る。
【0040】[合成樹脂成形体]本発明によれば、上記
可逆変色性着色模様材料を合成樹脂と混合し、常法に従
って成形することによって、温度変化又は光変化により
可逆的に変色する着色模様を有する合成樹脂成形体を得
ることができる。
【0041】合成樹脂としては、オレフィン重合体樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ABS樹脂、
AS樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンエーテル
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性合成樹脂を用い
ることができ、特に好ましいものは、オレフィン重合体
樹脂である。
【0042】オレフィン重合体樹脂の具体例としては、
上記したオレフィン重合体と同様のものを挙げることが
できる。特に、成形の容易さ、着色模様の鮮明さ、成形
体の物性などの点から、着色模様材料で用いるものと同
種のオレフィン重合体を選択することが好ましい。
【0043】上記可逆変色性着色模様材料と合成樹脂と
の配合割合は、合成樹脂100重量部に対して、着色模
様材料0.1〜50重量部程度、好ましくは0.5〜3
0重量部程度とする。着色模様材料が0.1重量部未満
では、着色模様材料が合成樹脂自体の色により取り込ま
れたかのようになり模様としてはっきり現れず、また、
50重量部を超えると着色材料自体の色が主体となり模
様が不鮮明となるので、いずれも好ましくない。着色模
様材料は1種類のみならず、異種のものを数種組み合わ
せて用いることもできる。また必要に応じて染料、一般
の有機・無機顔料、蛍光顔料、蓄光顔料、金属光沢顔料
等の着色剤、ステアリン酸亜鉛等の分散剤、滑剤、紫外
線吸収剤、帯電防止剤、銅害防止剤などの各種安定剤、
難燃剤、フィラー類、発泡剤などを添加することも可能
である。
【0044】着色模様材料と合成樹脂との混合は、一般
的なブレンド手法、例えば、Vブレンダー、タンブラ
ー、ヘンシェルミキサー等を用いた混合法、ハンドブレ
ンド法等により行うことができる。
【0045】合成樹脂成形体の成形方法は、特に限定さ
れず、射出成形法、押出し成形法、中空成形法等の通常
の各種の成形方法を適用できる。
【0046】
【発明の効果】本発明の着色模様材料によれば、合成樹
脂と混合して成形するという非常に簡易な方法で、温度
変化や光変化により可逆的に変色する複雑な色模様を有
する成形体を得ることができ、高度のファッション性を
備えた合成樹脂成形体とすることができる。
【0047】該着色材料は、これを製造するための粒状
体を得る工程では、オレフィン重合体が未架橋で低粘度
であるために、造粒装置中において混合に強い力を要す
ることはなく、マイクロカプセル化した可逆変色性材料
を配合する場合にも、マイクロカプセルの破壊が生じる
ことはない。また、使用するオレフィン重合体は極性基
を有しないため、可逆変色性材料の変色機能を喪失させ
ることはない。このため、該着色材料を用いて形成され
る着色模様は、優れた可逆変色性を有するものとなる。
また、オレフィン重合体として、分子中にアルコキシシ
ラン基を有するものを用いる場合には、水の存在下で比
較的低温で架橋させることができるので、可逆変色性材
料に悪影響を及ぼすことがなく、また、特殊で高価な架
橋設備を必要としない点で有利である。
【0048】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。
【0049】実施例1 ポリプロピレン系シラン架橋性ポリマー(商標:リンク
ロンXPM700B、三菱油化社製)100重量部に、
ジブチル錫ジラウレート0.05重量部、カプセル内包
熱可逆変色性材料(2−アニリノ−3−メチル−6−ジ
エチルアミノフルオラン(酸顕色性物質)1重量部、ビ
スフェノールA(酸性物質)3重量部及びセチルアルコ
ール(溶媒)25重量部をエポキシ樹脂6重量部にて内
包化したもの)3重量部、酸化チタン0.5重量部及び
ステアリン酸マグネシウム0.1重量部を加え、タンブ
ラーにて15分間混合し、押し出し機(口径40φ L
/D32)にて210℃の温度で溶融混練し、直径2m
mのペレットを製造した。得られたペレットを90℃の
熱湯中に5時間浸漬することにより架橋させ、脱水乾燥
して架橋ペレットとして着色模様材料を約100重量部
得た。該ペレットは、架橋度78重量%であり、25℃
では黒色、40℃では白色に変化した。
【0050】続いて、ポリプロピレン樹脂(商標:ノー
ブレンAX961、住友化学工業社製)100重量部、
酸化チタン0.5重量部、ステアリン酸マグネシウム
0.2重量部、ステアリン酸亜鉛0.2重量部及び上記
着色模様材料10重量部をタンブラーにて15分間混合
した後、射出成形機にて風呂おけを製造した。この風呂
おけは、室温では白地に黒色模様を有する大理石調を呈
し、風呂の湯につけると瞬時に白色の無地の風呂おけに
変化し、この変化は何度も可逆的に反復できるものであ
った。また、物性もポリプロピレン樹脂単独による成形
物と同等で何等問題はなかった。
【0051】実施例2 実施例1で用いたものと同じポリプロピレン系シラン架
橋性ポリマー(商標:リンクロンXPM700B)70
重量部、ポリプロピレン樹脂(商標:ノーブレンAX9
61)30重量部、ジブチル錫ジラウレート0.04重
量部、カプセル内包熱可逆変色性材料(商標:クロミカ
ラーファーストブルーS−17、松井色素化学工業所
製;青色系酸顕色性物質、フェノール系酸性物質及びア
ルコール系溶媒を熱硬化性樹脂で内包化したもの)2重
量部、ステアリン酸マグネシウム1重量部及びステアリ
ン酸亜鉛1重量部をタンブラーにて15分間混合し、実
施例1と同様の方法により、直径3mmのペレットを得
た後、架橋させて架橋ペレットとして着色模様材料を約
100重量部得た。該着色模様材料は、架橋度55重量
%であり、25℃では無色、10℃に冷却すると青色に
変化した。
【0052】一方上記のうち、クロミカラーファースト
ブルーS−17をクロミカラーイエローS−17(カプ
セル内包熱可逆変色性材料、松井色素化学工業所製;黄
色系酸顕色性物質、フェノール系酸性物質及びアルコー
ル系溶媒を熱硬化性樹脂で内包化したもの)に代える以
外は全て同じ方法で、架橋ペレットとして着色模様材料
を約100重量部得た。該着色模様材料は、架橋度55
重量%であり、25℃では無色、10℃に冷却すると黄
色に変化した。
【0053】続いて、ポリプロピレン樹脂(商標:ハイ
ポールJ850Y、三井石油化学社製)100重量部に
上記の着色模様材料をそれぞれ10重量部ずつ加え、タ
ンブラーで15分間混合した後、射出成形機にてコップ
を成形加工した。このコップは25℃では無色であった
が、10℃の冷水を注ぐと青色と黄色がそれぞれ相対し
た墨流し調の模様がコップに出現した。この変化は何度
でも可逆的に反復できるものであった。また物性もポリ
プロピレン樹脂単独による成形物と同等で何ら問題はな
かった。
【0054】実施例3 ポリエチレン系シラン架橋性ポリマー(商標:モルデッ
クスS161、住友ベークライト社製)100重量部、
ポリエチレン樹脂(商標:スミカロンF.101−3、
住友化学工業社製)100重量部、ジオクチル錫ジラウ
レート0.05重量部、カプセル内包光可逆変色性材料
(1,3,3−トリメチルスピロ〔インドリン−2,
3′−(3H)ナフト(2,1−b)(1,4)−オキ
サジン〕(有機フォトクロミック化合物)1重量部及び
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジニル)セバケート(ヒンダードアミン系化合物)24
重量部をエポキシ樹脂5重量部にて内包化したもの)5
重量部、酸化チタン1重量部及びステアリン酸マグネシ
ウム1重量部を配合し、ヘンシェルミキサーで3分間攪
拌混合した後、これを押し出し造粒機(口径40φ L
/D32)にて185℃の温度で溶融混練し、直径2m
mのペレットを製造した。
【0055】得られたペレットを90℃の熱湯中に3時
間浸漬することにより架橋させた後脱水乾燥して、架橋
ペレットとして着色模様材料を約205重量部得た。該
着色模様材料は、架橋度35重量%であり、日光が直接
当たらない室内では白色であるが、直接日光の当たる室
外では濃い青色に変化した。
【0056】続いて、ポリエチレン樹脂(商標:スミカ
ロンF101−3)100重量部及びドライカラー(プ
ラスチックス着色用色素)(商標:イエローPP−02
0、大日精化社製)0.4重量部に、上記で得た着色模
様材料8重量部を加えて、タンブラーで15分間混合し
た後、中空成形機にて水筒を成形加工した。この水筒
は、日光の当たらない室内では黄色の地色に白色の模様
を呈し、日光の当たる室外では白色の模様部分が鮮やか
な青色に変化し、この変化は何度も可逆的に反復できる
ものであった。また物性もポリエチレン樹脂単独による
成形物と同等で何ら問題はなかった。
【0057】実施例4 ポリエチレン樹脂(商標:ショウレックスM221、昭
和油化社製)100重量部中にジブチル錫ジラウレート
1重量部を含んでなる触媒マスターバッチ5重量部を、
ポリエチレン系シラン架橋性ポリマー(商標:モルデッ
クスS672、住友ベークライト社製)100重量部に
配合し、これにカプセル内包光可逆変色性材料(商標:
フォトピアイエロー、松井色素化学工業所製;ナフトピ
ラン系有機フォトクロミック化合物、合成樹脂及び可塑
剤を熱硬化性樹脂で内包化したもの)2重量部及びステ
アリン酸マグネシウム0.1重量部を加え、ヘンシェル
ミキサーで3分間攪拌し、実施例3と同様の方法で架橋
ペレットとして直径1.5mmの着色模様材料を約10
5重量部得た。該着色模様材料は、架橋度75重量%で
あり、日光が直接当たらない室内では無色であるが、直
接日光の当たる室外では濃い黄色に変化した。
【0058】一方、上記のうちカプセル内包光可逆変色
性材料(フォトピアイエロー)をカプセル内包熱可逆変
色性材料(商標:クロミカラーファーストブルーS−2
7、松井色素化学工業所製;青色系酸顕色性物質、フェ
ノール系酸性物質及びアルコール系溶媒を熱硬化性樹脂
で内包化したもの)に代える以外は、全て同じ方法で架
橋ペレットとして着色模様材料を約105重量部得た。
該着色模様材料は、架橋度75重量%であり、25℃で
は青色を呈し、35℃では無色に変化した。
【0059】続いて、ポリエチレン樹脂(商標:スタフ
レンE792、日本石油化学社製)100重量部に上記
した二種類の着色模様材料をそれぞれ3重量部ずつ加
え、タンブラーで15分間混合した後、射出成形機にて
歯刷子の柄を成形加工した。この歯刷子の柄は、温度変
化と光照射の有無により模様及び色彩が幾通りにも変化
し、極めてファッション性の高いものとなった。しか
も、この変化は何度でも可逆的に反復できるものであっ
た。また、物性もポリエチレン樹脂単独による成形物と
同等で何ら問題はなかった。
【0060】実施例5 実施例4で用いたものと同じジブチル錫ジラウレートを
含む触媒マスターバッチ5重量部を、ポリエチレン系シ
ラン架橋性ポリマー(商標:モルデックスS183N、
住友ベークライト社製)100重量部に配合し、これに
カプセル内包熱可逆変色性材料(商標:クロミカラーグ
リーンS−35、松井色素化学工業所製;緑色系酸顕色
性物質、フェノール系酸性物質及びアルコール系溶媒を
熱硬化性樹脂で内包化したもの)3重量部を加え、タン
ブラーにて15分間混合し、実施例1と同様の方法にて
架橋ペレットとして直径1mmの着色模様材料約105
重量部を得た。該着色模様材料は、架橋度75重量%で
あり、25℃の室温では緑色を呈し、35℃に加温する
と無色となった。
【0061】続いて、ポリエチレン樹脂(商標:スミカ
センF210−6、住友化学工業社製)100重量部、
カプセル内包熱可逆変色性材料(商標:クロミカラーイ
エローS−15、松井色素化学工業所製;黄色系酸顕色
性物質、フェノール系酸性物質及びアルコール系溶媒を
熱硬化性樹脂で内包化したもの)2重量部及びステアリ
ン酸マグネシウム1重量部に、上記着色模様材料10重
量部を加え、タンブラーで15分間混合した後、シート
成形機にて厚さ200μmのシートを得た。このシート
は外気温が10℃の時は黄色の地色に緑色の鱗片模様を
有しており、外気温が25℃になると地色の黄色が無色
となって、緑色の鱗片模様だけが残った。さらに35℃
以上に加温すると該模様も消失して無色となった。これ
らの変化は何度でも可逆的に反復できるものであった。
また物性もポリエチレン樹脂単独によるシートと同様で
何ら問題はなかった。
【0062】比較例1 実施例1で用いたポリプロピレン系シラン架橋性ポリマ
ーに代えて、架橋性基を有さず、溶融粘度の高いポリプ
ロピレン樹脂(商標:三菱ポリプロBR300、三菱化
成社製;メルトインデックス0.03)を用いた以外
は、実施例1と同様の原料を用いて,タンブラーにて1
5分間混合し、押し出し機(口径40φL/D32)に
て210℃の温度で溶融混練し、直径2mmのペレット
を製造した。得られたペレットでは、押し出し加工中に
熱可逆変色性材料を含むカプセルが破壊されており、殆
ど熱可逆変色機能を示さなかった。これを着色模様材料
として用いて、実施例1と同様にして風呂おけを成形加
工したが、温度変化による模様の変化は全く呈さなかっ
た。
【0063】比較例2 ポリサルフォン樹脂(商標:U del PO−170
0、ユニオンカーバイド社製)100重量部に、フォト
クロミック物質として1,3,3−トリメチルスピロ
〔インドリン−2,3′−(3H)ナフト(2,1−
b)(1,4)−オキサジン〕0.1重量部を加え、タ
ンブラーにて15分間混合し、押し出し機(口径40φ
L/D32)にて350℃の温度で溶融混練し、直径
2mmのペレットを製造した。
【0064】続いて、ポリエチレン樹脂(商標:スミカ
ロンF101−3、住友化学工業社製)100重量部及
びドライカラー(商標:イエローPP−020、大日精
化社製)0.4重量部に、上記で得たペレット8重量部
を加え、タンブラーで15分間混合した後、中空成形機
にて成形加工して水筒を得た。この水筒は黄色の地色に
淡青色の模様を呈したものであり、日光の照射の有無に
よる色彩の変化を示さなかった。また物性もポリエチレ
ン樹脂単独による成形物より劣っていた。
フロントページの続き (72)発明者 星川 隆一 京都府京都市山科区西野離宮町29番地 株 式会社松井色素化学工業所技術部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材料
    の少なくとも一種からなる可逆変色性材料、並びにオレ
    フィン重合体を含む粒状体を架橋してなる合成樹脂成形
    体用可逆変色性着色模様材料。
  2. 【請求項2】 オレフィン重合体がアルコキシシラン基
    を有するオレフィン重合体である請求項1に記載の着色
    模様材料。
  3. 【請求項3】 可逆変色性材料が酸顕色性物質及び酸性
    物質を含有する熱可逆変色性材料である請求項1に記載
    の着色模様材料。
  4. 【請求項4】 可逆変色性材料が有機フォトクロミック
    物質を含有する光可逆変色性材料である請求項1に記載
    の着色模様材料。
  5. 【請求項5】 可逆変色性材料がマイクロカプセルに内
    包されたものである請求項1に記載の着色模様材料。
  6. 【請求項6】 熱可逆変色性材料及び光可逆変色性材料
    の少なくとも一種からなる可逆変色性材料と、オレフィ
    ン重合体とを混練した後、造粒して得られる粒状体を架
    橋処理することを特徴とする合成樹脂成形体用可逆変色
    性着色模様材料の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の着色模様材料及び合成
    樹脂を含む混合物を成形してなる可逆変色性着色模様を
    有する成形体。
  8. 【請求項8】 合成樹脂100重量部に対して、着色模
    様材料を0.1〜50重量部用いて得られる請求項7に
    記載の成形体。
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