JPH06344315A - 圧力鋳込成形法 - Google Patents

圧力鋳込成形法

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JPH06344315A
JPH06344315A JP5134298A JP13429893A JPH06344315A JP H06344315 A JPH06344315 A JP H06344315A JP 5134298 A JP5134298 A JP 5134298A JP 13429893 A JP13429893 A JP 13429893A JP H06344315 A JPH06344315 A JP H06344315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
sponge
molded object
suction pipe
molded body
Prior art date
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Pending
Application number
JP5134298A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Mogi
健太郎 茂木
Yukio Ito
幸夫 伊藤
Yoshitaka Okamoto
義隆 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 作業用ロボット10の多関節状のアーム12
に吸引管14が設けられ、この吸引管14の先端にスポ
ンジ16が設けられている。成形体20の形状及び位置
をCCDカメラによって識別し、所定パターンに従って
アーム12を走査し、成形体20の底面20aから水を
吸引、排出する。 【効果】 多量の水が成形体内に溜まっていても、効率
良く排出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陶磁器の生素地成形体を
成形するための圧力鋳込成形法に係り、特に成形体から
水を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力鋳込成形法においては、吸水性の成
形型で囲まれた鋳込空間内に泥漿を加圧注入すると共
に、成形型内の排水路を減圧し、成形型に吸収された水
分を成形型外に排出する。成形型の内面に十分な量の素
地が付着した(即ち、着肉した)後、脱型する。この脱
型を行なうには、成形型の排水路に空気圧をかけ、成形
型内の水を成形型の内面に滲み出させ、薄い水膜を着肉
物(生素地成形体)と成形型との界面に形成する。
【0003】下型を型バラシし、上型の若干下方にパレ
ットを配置した状態で上型に空気圧をかけて成形型の内
面に水膜を形成すると、成形体が上型から分離してパレ
ット上に落ちる。
【0004】パレット上に載置された生素地成形体は、
必要に応じ、バリ取りや孔あけ、表面の拭き取り、形状
の微調整等の仕上げ処理が施された後、乾燥工程へ送ら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】タンクなどの容器状の
成形体を圧力鋳込成形法によって成形した場合、脱型時
に成形型内面に発生した水膜が、成形された成形体の中
に溜まり易い。この水が溜まったままであると、生素地
成形体の乾燥中に成形体にクラックが発生する。
【0006】この対策として、従来は作業員が成形体内
部を拭き取っていたが、作業能率が低い。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の圧力鋳込成形
法は、圧力鋳込成形機から脱型された容器状の成形体の
内部に溜まっている水を、先端にスポンジが設けられ、
作業用ロボットにより所定パターン通りに移動される吸
引管にて吸い出すようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2の圧力鋳込成形法は、圧力鋳込成
形機から脱型された容器状の成形体の内部に溜まってい
る水を、所定パターン通りに移動される作業用ロボット
のアーム先端に設けられたスポンジによって吸い取るよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項3の圧力鋳込成形法は、請求項2に
おいて、1個の成形体内の水の吸い取りを行なった後、
前記スポンジを洗浄用水槽中の水に浸漬し、次いで該ス
ポンジを該水から引き上げ、網又は多孔板に押し付けて
脱水することを特徴とするものである。
【0010】請求項4の圧力鋳込成形法は、請求項1の
方法によって成形体の内部の水の大部分を吸い出し、そ
の後請求項2又は3の方法によって残余の水を吸い取る
ようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1の圧力鋳込成形法によると、容器状の
成形体内に水が多量に溜まっていても作業用ロボットに
より効率良く吸い出される。
【0012】請求項2の圧力鋳込成形法によると、容器
状の成形体内の水を作業用ロボットにより効率良く吸い
取ることができる。
【0013】請求項3の圧力鋳込成形法によると、スポ
ンジが常に清浄なものとなり、成形体内の水を十分に吸
い取ることができる。
【0014】請求項4の圧力鋳込成形法によると、容器
状の成形体内に水が多量に溜まっていても、吸い出し及
び吸い取りにより効率良く除去できる。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に係る圧力鋳込成形法に用
いられる作業用ロボットの側面図である。第2図は、こ
の作業用ロボットを用いた水の吸引排出方法を説明する
断面図である。
【0016】第1図において、作業用ロボット10の多
関節状のアーム12の先端に吸引管14が保持されてお
り、この吸引管14の先端にスポンジ16が装着されて
いる。第2図に示す如く、本実施例では、この吸引管1
4の先端にスポンジ16を挿入することにより該スポン
ジ16が吸引管14の先端に装着されている。吸引管1
4の後端には吸引ホース18が接続されている。
【0017】圧力鋳込成形機から脱型されてきた容器状
の成形体(本実施例ではロータンク)20の内部に溜ま
った水Wを、この吸引管14で吸い出す。なお、スポン
ジ16を設けてあるから、吸引管14が成形体20に直
接接触されなくても、成形体20内の水Wを十分に吸い
出すことができる。
【0018】この成形体20はパレット22上に載置さ
れているのであるが、このパレット22上の成形体20
の位置を例えばCCDカメラなどにより正確に検知し、
この成形体20内の底面の全域にわたって吸引管14を
走査し、水Wをくまなく十分に吸い出すことができるよ
う構成されている。なお、底面の全域ではなく、水が溜
まり易い部分(例えばコーナー部)のみから水を吸い出
すようにしても良い。
【0019】本実施例では、CCDカメラからの情報を
処理する制御装置(図示略)は、この成形体20の形状
をも識別する機能を有しており、成形体20の形状及び
成形体20の位置に応じて、吸引管14が予め定められ
たパターン通りに移動され、成形体20の底面20aか
ら水が吸い出される。
【0020】第3図は本発明の別の実施例方法を説明す
る側面図である。作業用ロボットのアーム24の先端に
クリップ状のクランプ26が設けられており、このクラ
ンプ26によってスポンジ28が挟まれている。アーム
24を、成形体(第3図では図示略)の位置及び形状に
従って所定パターン通りに移動させ、成形体の底面に溜
まった水を吸い取る。
【0021】成形体の底面の全域(とりわけ底面のコー
ナー部)をスポンジ28で十分に拭き取ることにより、
成形体底面に溜まっていた水が十分に除去される。これ
により、この成形体が乾燥工程に送られても、クラック
等が発生することが解消される。
【0022】なお、第3図の水の吸い取りの場合、スポ
ンジ28が成形体の内面に押し付けられ、スポンジ28
に生素地成形体の内面の細かな微粒子が吸着される。そ
こで、本実施例では、第4図に示す洗浄用の水槽30に
スポンジ28を浸漬し、次いでこのスポンジ28を絞る
ことにより、スポンジ28に吸着された微粒子を除去す
るようにしている。即ち、1個の成形体について吸い取
りを行なった後、アーム24はスポンジ28を水槽30
の開放水面32に浸漬させる。次いで、アーム24は、
スポンジ28をこの水面32から引き上げ、網34に押
し付け、スポンジ28を絞る。これにより、スポンジ2
8に付着した微粒子が除去され、次回の吸い取り操査時
にも十分に水を吸い取ることができる。第4図の水槽3
0は網34を備えているが、この網34の代わりに多孔
板を用いても良いことは明らかである。また、第5図の
矢印Aの如く、スポンジ28を多孔板又は網36に押し
付けてから下方に押し下げて絞るようにしても良い。
【0023】本発明においては、第1図に示す作業用ロ
ボット10を用いて成形体20内から水Wの大部分を吸
い出し、その後第3図及び第4図の方法に従って残留す
るごくわずかの水を吸い取るようにするのが好適であ
る。このようにすれば、多量の水が成形体20内に溜ま
っていても、効率良くこの水を除去することができる。
【0024】なお、上記のスポンジ16、28は消耗品
であるから、適宜に交換される。また、上記実施例では
CCDカメラによって成形体20の位置及び形状を識別
しているが、このCCDカメラの認識精度を上げるため
に、作業空間をカーテン等で囲み、外乱光の侵入を防止
するようにするのが好適である。
【0025】
【発明の効果】以上の通り、本発明の圧力鋳込成形法に
よると、成形体の内部に溜まった水をきわめて効率良く
除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例方法を説明する側面図である。
【図2】実施例方法を説明する要部断面図である。
【図3】別の実施例方法を説明する要部拡大図である。
【図4】実施例方法に用いられる洗浄用の水槽を示す縦
断面図である。
【図5】スポンジの絞り方を示す側面図である。
【符号の説明】
10 作業用ロボット 12 アーム 14 吸引管 16 スポンジ 18 ホース 20 成形体 28 スポンジ 30 水槽

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力鋳込成形機から脱型された容器状の
    成形体の内部に溜まっている水を、先端にスポンジが設
    けられ、作業用ロボットにより所定パターン通りに移動
    される吸引管にて吸い出すようにしたことを特徴とする
    圧力鋳込成形法。
  2. 【請求項2】 圧力鋳込成形機から脱型された容器状の
    成形体の内部に溜まっている水を、所定パターン通りに
    移動される作業用ロボットのアーム先端に設けられたス
    ポンジによって吸い取るようにしたことを特徴とする圧
    力鋳込成形法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、1個の成形体内の水
    の吸い取りを行なった後、前記スポンジを洗浄用水槽中
    の水に浸漬し、次いで該スポンジを該水から引き上げ、
    網又は多孔板に押し付けて脱水することを特徴とする圧
    力鋳込成形法。
  4. 【請求項4】 請求項1の方法によって成形体の内部の
    水の大部分を吸い出し、その後請求項2又は3の方法に
    よって残余の水を吸い取るようにしたことを特徴とする
    圧力鋳込成形法。
JP5134298A 1993-06-04 1993-06-04 圧力鋳込成形法 Pending JPH06344315A (ja)

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