JPH06343335A - コンバインのフィードチェン制御装置 - Google Patents

コンバインのフィードチェン制御装置

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Publication number
JPH06343335A
JPH06343335A JP16018593A JP16018593A JPH06343335A JP H06343335 A JPH06343335 A JP H06343335A JP 16018593 A JP16018593 A JP 16018593A JP 16018593 A JP16018593 A JP 16018593A JP H06343335 A JPH06343335 A JP H06343335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
feed chain
speed
speed change
traveling
Prior art date
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Pending
Application number
JP16018593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Ezawa
和彦 江澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication of JPH06343335A publication Critical patent/JPH06343335A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンバインにおける脱穀部のフィードチェン
を刈取り速度に同調するよう速度制御して脱穀性能を向
上させうるよう有効に駆動可能とする。 【構成】 主変速装置1や副変速装置2を有して走行部
3を駆動する走行伝動部4よりその伝動下位側となる刈
取部Aや脱穀部Bのフィードチェン5に伝動できるよう
にして構成するコンバインにおいて、前記副変速装置2
にはその変速位置を検出できる副変速センサ6を介装す
るとともに、前記走行伝動部4と前記フィードチェン5
の間の伝動径路中には無段変速装置7を介装し、前記副
変速センサ6が副変速の位置を検出してこれに基づいて
前記無段変速装置7を制御する機構を設けて構成したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀部のフィードチェ
ンを刈取り速度に同調するよう速度制御して有効に駆動
できるようにしたコンバインのフィードチェン制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、HSTなどの主変速装置や副変
速装置を有して走行部を駆動する走行伝動部よりその伝
動下位側となる刈取部や脱穀部のフィードチェンに伝動
できるようにして構成するコンバインにおいて、前記フ
ィードチェンの速度を刈取速度などに合わせて調節でき
るようにすることは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人為操
作により適正な調節を行なうことは難しく、不適正な調
節が行なわれると、刈取り速度に対しフィードチェンが
早すぎた場合には穀稈の搬送姿勢が乱れたり稈切れが多
量に発生し、フィードチェンが遅すぎた場合には穀稈の
層が厚くなって選別不良や馬力ロスが発生することにな
って脱穀性能が悪くなり、また、走行伝動部の伝動下位
側でフィードチェンが連動するように構成した場合に
は、走行速度が早くなった場合にフィードチェンの速度
が早くなりすぎて前記のような不都合が生じる、といっ
た不具合を呈している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのような不
具合を解決し、フィードチェンの速度を適正に自動的に
調節できるようにして提供するものであり、そのため、
走行伝動部の副変速装置にはその変速位置を検出できる
副変速センサを介装するとともに、走行伝動部とフィー
ドチェンの間の伝動径路中には無段変速装置を介装し、
前記副変速センサが副変速の位置を検出してこれに基づ
いて前記無段変速装置を制御できるように構成したもの
である。
【0005】
【作用】したがって、副変速装置を低速、標準、高速に
変速操作して刈取り速度を変速させると、副変速装置の
変速位置を副変速センサが検出してこれに基づいて無段
変速装置を制御することになり、低速、標準、高速の刈
取り速度にフィードチェンの速度が同調するように伝動
するとともに、フィードチェンの速度が一定以上に上が
るのを防止する制御ができることになり、刈取り速度に
同調させてフィードチェンを早すぎたり遅すぎたりする
ことのないよう制御しながら有効に駆動することができ
る。
【0006】
【実施例】図2はコンバインの平面図を、図3はその側
面図を示し、両クローラからなる走行部3により支持す
る機体上には、フィードチェン5、排藁チェン8、扱胴
9などを装備した脱穀部Bを搭載し、機体の前部には、
各引起しケース10、各分草板11、搬送装置12など
を装備した刈取部Aを配備し、該刈取部Aの右側方には
前後に操縦コラム13とシート14を有する運転台15
を架設し、該運転台15の後方に装備したエンジン16
の後方には上方に排出オーガ筒17を有するグレンタン
ク18を装備して従来形構造同様に構成する。
【0007】前記刈取部Aの後方下部にはHST1、ク
ラッチ装置19、副変速装置2などを有する走行伝動部
4を装備するとともに、該走行伝動部4により前記走行
部3の両駆動輪3a,3aを駆動できるようにし、前記
走行伝動部4の入力軸20と前記エンジン16とをプー
リベルト21を介して伝動連結し、前記走行伝動部4の
出力軸22と中間伝動軸23とをプーリベルト24を介
して伝動連結し、前記中間伝動軸23の一方側と前記刈
取部Aの入力軸25とをクラッチプーリ26を有するプ
ーリベルト27を介して伝動連結し、前記中間伝動軸2
3の他方側と前記フィードチェン5の駆動スプロケット
5aとをプーリベルト28を介して伝動連結するととも
に、前記フィードチェン5の終端部に前記排藁チェン8
を伝動連結し、前記走行伝動部4と前記フィードチェン
5の間の伝動径路中となる前記中間伝動軸23の部位に
は無段変速用モータ29により駆動する例えばリングコ
ーン式の無段変速装置7を介装して構成するが、無段変
速装置7はベルト式や油圧式のものを採用したり、無段
変速アクチュエータを制御するのにリミットスイッチな
どでアクチュエータの上下限位置を検出して作動を停止
させたり、あるいはその際に警報できるようにして構成
することもできる。
【0008】前記副変速装置2には低速、標準、高速の
変速位置を検出できる副変速センサ6を介装するととも
に、前記走行部3には車速センサ30を介装して、図4
に示すように両センサ6,30による検出信号をコント
ローラCPUに入力して前記モータ29を後述のように
作動させながら無段変速装置7を制御できるように構成
し、また、前記クラッチ装置19に介装したクラッチ駆
動アクチュエータ31と手扱ぎスイッチ32を図4に示
すようにコントローラCPUにより制御できるようにし
て、前記HST1が一定以上の速度で駆動しないとその
伝動下位のフィードチェン5は回動しないことになる
が、手扱ぎ時に走行するのは好ましくないので、手扱ぎ
スイッチ32が押された場合にはクラッチ装置19を作
動させて走行伝動を断つとともに、モータ29を駆動し
てフィードチェン5がその上限速度よりも小さい一定の
速度で駆動されるようにして構成する。
【0009】また、前記刈取部Aの最前方となる左右の
両分草板11,11の上面中央位には前後方向の長孔3
2をそれぞれ形成し、該長孔32は支杆33の下部を嵌
挿するとともに、支杆33の下端屈折部33aを支持片
34に締付ナット35を介し回動および固定自在に取付
け、支杆33の上端部にはC字状のループ杆36の前端
下部をボルトナット37や菊座を介し回動及び固定自在
に取付け、図2、図3、図7及び図8に示すようにルー
プ杆36を前傾させて支杆33を起立させておくと、廻
り刈り時や中割り時には、運転席のオペレータからは左
右の分草板11の先端が良く見えることになって、しか
も、ループ杆36によって未刈側と既刈側の分草を有効
に行なうことができることになり、また、図11に示す
ように支杆33及びループ杆36を引起しケース10の
前面側に接近するよう回動させておくと有効に格納する
ことができる。
【0010】したがって、副変速装置2を低速、標準、
高速に変速操作して刈取り速度を変速させると、その副
変速の位置を副変速センサ6が検出するとともにコント
ローラCPUにより無段変速装置7が制御されることに
なって、走行速度のアップにともないフィードチェン5
の速度は図5にア、イ、ウの線でそれぞれ示すようにア
ップしながら刈取り速度に同調することになり、その場
合、副変速センサ6が現在の副変速位置を読み込みなが
ら車速センサ30が車速を検出して、それらに応じた比
較値であるa,b,cと比較し、これらの値を越える場
合には、図6のフローチャートで示すように、無段変速
用モータ29により無段変速装置7を減速させることに
なり、エで示す一定速度より以上にフィードチェン5の
速度が上がるのを防止できることになって、刈取り速度
に同調させてフィードチェン5を早すぎたり遅すぎたり
することのないよう制御しながら有効に駆動することが
できる。
【0011】
【発明の効果】このように本発明は、副変速装置2を低
速、標準、高速に変速操作して刈取り速度を変速させる
と、副変速装置2の変速位置を副変速センサ6が検出し
てこれに基づいて無段変速位置7を制御することができ
ることになって、低速、標準、高速の刈取り速度にフィ
ードチェン5の速度が同調するように伝動するととも
に、フィードチェン5の速度が一定以上に上がるのを防
止する制御ができることになり、刈取り速度に同調させ
てフィードチェン5を早すぎたり遅すぎたりすることの
ないよう制御しながら有効に駆動することができること
になり、簡単な構造にして好適に実施できる特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の要部を概略示した説明図であ
る。
【図2】コンバイン全体を示した平面図である。
【図3】コンバイン全体を示した側面図である。
【図4】要部を示した制御回路図である。
【図5】グラフで示した説明図である。
【図6】要部の作動状態を示したフローチャートであ
る。
【図7】図3の一部を拡大して示した側面図である。
【図8】図7の一部を示した平面図である。
【図9】図8の一部を示した平面図である。
【図10】図7の一部を示した正断面図である。
【図11】図7の作動状態を示した側面図である。
【符号の説明】
1 HST (主変速装置) 2 副変速装置 3 走行部 4 走行伝動部 A 刈取部 B 脱穀部 5 フィードチェン 6 副変速センサ 7 無段変速装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主変速装置1や副変速装置2を有して走
    行部3を駆動する走行伝動部4よりその伝動下位側とな
    る刈取部Aや脱穀部Bのフィードチェン5に伝動できる
    ようにして構成するコンバインにおいて、前記副変速装
    置2にはその変速位置を検出できる副変速センサ6を介
    装するとともに、前記走行伝動部4と前記フィードチェ
    ン5の間の伝動径路中には無段変速装置7を介装し、前
    記副変速センサ6が副変速の位置を検出してこれに基づ
    いて前記無段変速装置7を制御する機構を設けて構成し
    たことを特徴とするフィードチェン制御装置。
JP16018593A 1993-06-04 1993-06-04 コンバインのフィードチェン制御装置 Pending JPH06343335A (ja)

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JP16018593A JPH06343335A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 コンバインのフィードチェン制御装置

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JPH06343335A true JPH06343335A (ja) 1994-12-20

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ID=15709667

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JP16018593A Pending JPH06343335A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 コンバインのフィードチェン制御装置

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022203A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2010178631A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2014008023A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2014045675A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2014087330A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2016192980A (ja) * 2016-08-26 2016-11-17 井関農機株式会社 コンバイン
JP2016220706A (ja) * 2016-10-05 2016-12-28 井関農機株式会社 コンバイン

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