JPH0634326Y2 - ストール - Google Patents

ストール

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JPH0634326Y2
JPH0634326Y2 JP1989015475U JP1547589U JPH0634326Y2 JP H0634326 Y2 JPH0634326 Y2 JP H0634326Y2 JP 1989015475 U JP1989015475 U JP 1989015475U JP 1547589 U JP1547589 U JP 1547589U JP H0634326 Y2 JPH0634326 Y2 JP H0634326Y2
Authority
JP
Japan
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stall
tubular
worn
arms
sewn
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989015475U
Other languages
English (en)
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JPH02106422U (ja
Inventor
平三郎 中沢
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、防寒あるいは装飾のために外衣の上に着用
されるストールに関するものである。
〔従来の技術〕
冬季、首周辺および肩を暖める防寒小物として、第6図
に示すようなストール1が用いられる。上記ストール1
は、首から肩にかけて巻きつけるだけで簡単に着用で
き、しかもかなりの暖かさを得ることができるため、分
厚いコートを着用しなくても防寒でき動きやすいという
利点を有する。しかし、ストール1のみでは左右の腕が
軽装のまま外に露出するため、腕部分の防寒が不充分と
なる。そこで、腕部分の防寒を目的として、第7図に示
すようなアームウオーマー2を組み合わせて使用する場
合がある。このアームウオーマー2は、肘から先の両腕
を差し込んで上体の前で組むようにして使用するもので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなアームウオーマー2を使用す
ると、せつかくストール1によつて分厚いコートの着用
が要らなくなつても、手が使えないので動きが不自由と
なる。また、室内等においてこれら防寒小物を脱ぐ場合
には、上記ストール1とアームウオーマー2とを同時に
手に下げ、あるいは保管しなければならず、取り扱いが
煩わしい。そこで、従来のストール1の機能とアームウ
オーマー2の機能とを同時に果たし、しかも腕の動きを
制限しないような防寒小物の提供が望まれているが、こ
のようなものは実現化されていないのが実情である。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、
首,肩,腕の3個所を同時に寒さから守り、しかも動き
やすくフアツシヨン性に富んだストールの提供をその目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案のストールは、平
たく潰した状態で長さ100〜300cm,幅30〜40cmの長方形
状生地となる筒状ニツト生地が、長手方向に沿つて半分
の幅に折り返され、長手方向の両端部から中央に向かつ
て長さ20〜40cmの領域部の折り返し縁部が、それぞれ表
側に縫い目が出ないよう縫い合わされて筒状部に形成さ
れており、上記筒状部に形成されない中央部は何ら縁部
処理がなされない未縫合の状態で開口しているという構
成をとる。
〔作用〕
すなわち、この考案のストールは、全体が帯状で、首お
よび肩部に巻きつけることができるのみならず、左右両
端部が筒状部に形成されているため、この部分に腕を通
すことができ、首,肩,腕の3個所を同時に寒さから守
ることができる。しかも、両腕を筒状部に通した状態で
着用するため、あたかも腕を服の袖に通したかのような
着心地となり、腕の動きが何ら制限されない。したがつ
て、冬季の戸外において重いコートに拘束されることな
く活発に動くことができる。特に、この考案のストール
は、筒状ニツト生地を折り返して、その両端部の所定領
域のみを縫合したものであるため、裁断された生地を縫
合する場合のように縫い代が不要で、縫合部が嵩張つて
ごろごろすることがない。そして、中央開口部は、その
開口縁部が輪になつているため何ら縫製処理する必要が
なく、ニツトらしい柔軟性および伸縮性が損なわれてお
らず、袖通しや首への巻きつけをスムーズに行うことが
できる。そして、全体に非常に柔らかい着心地となるの
みならず、ごろごろする固い部分がないため、柔軟な外
衣の上に重ねて着用しても、外衣表面を毛羽立たせたり
毛痩せを生じさせたりすることがない。なお、上記スト
ールの両端筒状部は、着用時に袖のようになるため、こ
のストールの下に着用する外衣との組み合わせによつて
統一的な印象が与えられるようなデザインにすると、非
常にフアツシヨン性の高い防寒小物となりうる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳細に説明す
る。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示している。このストー
ルは、長方形の厚手のニツト生地10が長手方向に2つに
折り返され、全長180cm、幅18cmの帯状に形成されてい
る。そして、ストールの長手方向の両端部から中央に向
かつて長さ35cmの領域部(図中Aで示す)の折り返し縁
部が縫い合わされてこの部分が筒状部11,12になつてい
る。一方、ストールの中央部14は、縫い合わされていな
いため、側方に開口した状態となつている。なお、スト
ールの両端部には、幅5cmの毛皮13が環状に縫合されて
いる。
このストールは、例えば、第2図に示すように、長手方
向の中央部14を首に巻きつけ、左右の筒状部11,12に腕
を通して着用することができる。あるいは、第3図に示
すように、中央部14を頭に巻いて頭部の防寒を兼ねるよ
うにしてもよい。
したがつて、このストールを上記のように着用すれば、
首周辺,肩,両腕の3個所、あるいは頭部を含めた4個
所を同時に暖めることができ、しかも腕の動きが制限さ
れず、戸外で活発に動くことができる。もちろん、左右
の筒状部11,12に腕を通さず、通常のストールのように
肩を巻くだけにしてもよい。
なお、上記実施例において、ストールを形成する厚手の
ニツト生地10としては、第4図に示すように、筒編みで
筒状に編み立てられたウールのニツト生地が用いられて
いる。このような筒編みニツト生地を用いると、筒状部
11,12形成のために縫い合わせる際、図示のように、互
いの折り返し部の内側に縫い目を作りながら縫合するこ
とができるため、縫い目が外側に露出することがない。
そして、裁断された布地の縁部を縫合する場合とは異な
り、縫い代を設けて縫合する必要がないため、縫い合わ
せ部において、ニツト生地10の柔軟性および伸縮性が損
なわれることがない。また、中央部14の開口縁部は、図
示のように輪になつているため、何ら縫製処理が不要
で、ニツト独特の柔軟な風合いと伸縮性を維持すること
ができ、着用時の様々な態様に無理なく追従することが
できる。ただし、この考案のストールの材質は、上記筒
編みされたニツト生地であればどのようなものであつて
も差し支えはなく、例えば、ウール以外に、アクリル等
の合成繊維等、柔軟で耐久性があり、保温効果に富むも
のが好適に用いられる。
一方、上記生地から形成されたストール自体の全長は、
着用する人間および着用方法に合わせて適宜に設定され
る。例えば成人女性が、第2図あるいは第3図に示すよ
うに着用することを前提とするものは、全長を170〜250
cmとし、幅(製品幅)を20〜30cm、筒状部11,12の長さ
を25〜30cmに設定することが好適である。また、この考
案のストールは、例えば第5図に示すように、その中央
部を首に巻きつけることなく、そのまま背中側に垂らす
ようにしてもよいが、このような着用を前提とする場合
には、全長を150〜170cmと、上記の場合よりも短めに設
定する。もちろん、子供を対象とする場合には、全体に
より小さい寸法とする。
さらに、上記実施例では、袖口に相当する左右の両端部
に、毛皮13を環状に縫いつけて一般的なコートの袖口の
ようにしているが、これはあつてもなくてもよい。ただ
し、上記実施例のように、毛皮13等の厚手の素材を両端
部に取り付けると、ストール全体の保形性がよく、腕を
通すのも容易となり、好適である。
なお、この考案のストールは、ストール単品として取り
扱う外、ゆつたりとしてセーター等との組み合わせ品と
して取り扱うことができる。この場合には、上記セータ
ー等とストールとを同一のニツト生地で形成し、両者に
統一的なデザインを付与するようにすると、非常にフア
ツシヨン性の高いものが得られる。このとき、ストール
の筒状部11,12には、ごわごわする縫い代がなく、また
中央部14の開口縁部も、何ら縫製処理がなく、柔軟性お
よび伸縮性を維持しているため、これらの部分が繰り返
しセーター等と擦れ合つても、セーター等の表面が毛羽
立つようなことがなく、長期にわたつて繰り返し組み合
わせの着用を楽しむことができる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のストールは、全体が帯状で、
首および肩部に巻きつけることができるのみならず、左
右両端部が筒状部に形成されているため、この部分に腕
を通すことができ、首,肩,腕の3個所を同時に寒さか
ら守ることができる。しかも、両腕を筒状部に通した状
態で着用するため、あたかも腕を服の袖に通したかのよ
うな着心地となり、腕の動きが何ら制限されない。した
がつて、冬季の戸外において重いコートに拘束されるこ
となく活発に動くことができる。特に、この考案のスト
ールは、筒状ニツト生地を折り返して、その両端部の所
定領域のみを縫合したものであるため、裁断された生地
を縫合する場合のように縫い代が不要で、縫合部が嵩張
つてごろごろすることがない。そして、中央開口部は、
その開口縁部が輪になつているため何ら縫製処理する必
要がなく、ニツトらしい柔軟性および伸縮性が損なわれ
ておらず、袖通しや首への巻きつけをスムーズに行うこ
とができる。そして、全体に非常に柔らかい着心地とな
るのみならず、ごろごろする固い部分がないため、柔軟
な外衣の上に重ねて着用しても、外衣表面を毛羽立たせ
たり毛痩せを生じさせたりすることがない。なお、上記
ストールの両端筒状部は、着用時に袖のようになるた
め、このストールの下に着用する外衣との組み合わせに
よつて統一的な印象が与えられるようなデザインにする
と、非常にフアツシヨン性の高い防寒小物となりうる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第2図およ
び第3図は上記実施例品の着用態様の説明図、第4図は
上記実施例に用いる生地の説明図、第5図は他の実施例
品の着用態様の説明図、第6図は従来のストールの平面
図、第7図は従来のアームウオーマーの斜視図である。 10…ニツト生地、11,12…筒状部、14…中央部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平たく潰した状態で長さ100〜300cm,幅30
    〜40cmの長方形状生地となる筒状ニツト生地が、長手方
    向に沿つて半分の幅に折り返され、長手方向の両端部か
    ら中央に向かつて長さ20〜40cmの領域部の折り返し縁部
    が、それぞれ表側に縫い目が出ないよう縫い合わされて
    筒状部に形成されており、上記筒状部に形成されない中
    央部は何ら縁部処理がなされない未縫合の状態で開口し
    ていることを特徴とするストール。
JP1989015475U 1989-02-13 1989-02-13 ストール Expired - Lifetime JPH0634326Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989015475U JPH0634326Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 ストール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989015475U JPH0634326Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 ストール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02106422U JPH02106422U (ja) 1990-08-23
JPH0634326Y2 true JPH0634326Y2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=31227563

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JP1989015475U Expired - Lifetime JPH0634326Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 ストール

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420824U (ja) * 1977-07-13 1979-02-09
JPS5940316U (ja) * 1982-09-06 1984-03-15 石井 秀樹 多目的使用可能な装身物

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Publication number Publication date
JPH02106422U (ja) 1990-08-23

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