JPH06342041A - 論理回路テスト容易化回路 - Google Patents

論理回路テスト容易化回路

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Publication number
JPH06342041A
JPH06342041A JP5130229A JP13022993A JPH06342041A JP H06342041 A JPH06342041 A JP H06342041A JP 5130229 A JP5130229 A JP 5130229A JP 13022993 A JP13022993 A JP 13022993A JP H06342041 A JPH06342041 A JP H06342041A
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JP
Japan
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test
output
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logic
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JP5130229A
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Inventor
Seiji Asano
誠治 浅野
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一縮退故障の有無の判定を行う。 【構成】 複数のテスト用回路12は、チェック入力C
HIとチェック出力CHOとに関してカスケード接続さ
れている。それぞれの該テスト用回路12は、前記モニ
タ入力TDからH状態が入力されると、前記チェック入
力CHIからの論理状態に応じて異なる論理状態を前記
チェック出力CHOへと出力する。又、前記モニタ入力
TDからL状態が入力されると、H状態の場合とは異な
る対応にて、前記モニタ入力TDからの論理状態に応じ
て前記チェック出力CHOへと所定の論理状態を出力す
る。従って、最終段の信号CH(n +1)によって、モ
ニタ入力TD1〜TDn のいずれか1つの状態変化を判
定することができ、単一縮退故障を判定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体集積回路
等に組み込むテスト対象論理回路のテストに用いる論理
回路テスト容易化回路に係り、特に、単一縮退故障の有
無の判定を比較的少ない論理ゲートの論理回路にて実現
し、テスト対象論理回路と共に例えば半導体集積回路に
も組み込むことができるようにした論理回路テスト容易
化回路に係り、あるいは、テスト対象論理回路へ入力す
るテストパターンを自動生成を比較的少ない論理ゲート
の論理回路にて実現し、テスト対象論理回路と共に例え
ば半導体集積回路にも組み込むことができるようにした
論理回路テスト容易化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、論理回路は、フリップフロップ
等の記憶素子(又は記憶回路)と、NAND論理ゲート
やNOR論理ゲート等を用いた組合せ回路とに分けるこ
とができる。例えば、図11に示される論理回路は、合
計4個のフリップフロップ72による記憶素子と、組合
せ回路部66a 及び66b とにて構成されている。
【0003】前記組合せ回路は、入力が決まれば出力が
直ちに決まるというものである。このときの出力は、用
いられている論理ゲートの組合せによって決まるもので
あり、所定の論理式で表わすことができる。従って、該
組合せ回路は、その論理式を用いて比較的簡単にテスト
することができる。一方、前記順序回路は、フリップフ
ロップ同士、あるいはフリップフロップと前記組合せ回
路が複雑につながっているため、出力の状態を単純な論
理式で表わすことができない。従って、このような順序
回路のテストは非常に困難なものとなっている。
【0004】又、このように記憶素子と組合せ回路とで
構成された順序回路のテストを容易化するために、スキ
ャンパス方式と呼ばれるテスト方式がよく用いられてい
る。これは、順序回路中の記憶素子部分であるフリップ
フロップを、該論理回路のテスト時に、その組合せ回路
部分から切り離して1つの長大なシフトレジスタに切り
換えるというものである。該スキャンパス方式のテスト
方法によれば、例えば集積回路内のテスト対象となる論
理回路の全てのフリップフロップを1つのシフトレジス
タとし、該シフトレジスタにシリアルなテストパターン
を入力しながら、記憶素子をも備えた論理回路であって
も比較的簡単に能率良くテストすることができる。
【0005】このようなスキャンパステスト方式等、論
理回路のテストに用いられるテストパターンは、例えば
機能テストによる検出によって生成する。例えば、テス
ト対象となる論理回路(以降、単にテスト対象論理回路
と称する)のその内部の論理ゲートやノードの故障が、
該テスト対象論理回路の出力バッファの出力に表われる
ような(観測できるような)テストパターンを人手にて
作成するというものである。
【0006】一方、例えばこのようなスキャンパス方式
のテスト方法等に用いられるテストパターンの生成方法
として、内部スキャン法と呼ばれるものがある。これ
は、コンピュータのシミュレーション等を行いながら、
必要とされるテストパターンを自動的あるいは半自動的
に生成するというものである。
【0007】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなスキャンパス方式のテスト方法では、単一縮退故
障の有無の判定が時間を要するものとなってしまってい
た。例えば、テスト対象論理回路中のn 個のフリップフ
ロップへと、単一縮退故障の有無の判定に用いる論理状
態が記憶されている場合、該スキャンパス方式では、n
サイクルの読出サイクルにて、このようなn 個のフリッ
プフロップの論理状態を順次読み出さなければならず、
非常に時間のかかるものである。又、このようにして読
み出した各フリップフロップの論理状態は、それぞれの
期待される論理状態と順次比較しなければならず、この
ような判定も時間を要するものとなっていた。
【0008】更に、このようなスキャンパス方式等に用
いられるテストパターンの生成についても、前述の機能
テストによる生成方法や前述の内部スキャン法のいずれ
においても、それぞれ問題があった。
【0009】例えば、前述の機能テストによるテストパ
ターン生成方法において、テスト対象論理回路の内部の
全ての論理ゲートの故障や内部ノードの故障を検出する
ためには、テストパターン作成者の熟練を要するという
問題がある。又、このようなテストパターン作成は非常
に時間のかかるものとなっている。
【0010】一方、前述の内部スキャン法についても、
コンピュータのシミュレーションや多くの人手による作
業が必要であり、時間のかかるものなっている。又、生
成されるテストパターンは一般的に多くなってしまう。
従って、このような内部スキャン法にて生成されたテス
トパターンを用いたテストでは、多くのテストパターン
を順次実行しなければならず、テスト時間が長くなって
しまうという問題がある。
【0011】本願の第1発明は、前記従来の問題点を解
決するべくなされたもので、単一縮退故障の有無の判定
を比較的少ない論理ゲートの論理回路にて実現し、テス
ト対象論理回路と共に、例えば半導体集積回路にも組み
込むことができるようにした論理回路テスト容易化回路
を提供することを第1目的とする。
【0012】更に、本願の第2発明は、テスト対象論理
回路へ入力するテストパターンを自動生成を比較的少な
い論理ゲートの論理回路にて実現し、テスト対象論理回
路と共に例えば半導体集積回路にも組み込むことができ
るようにした論理回路テスト容易化回路を提供すること
を第2目的とする。
【0013】
【課題を達成するための手段】本願の第1発明は、テス
ト対象論理回路のモニタしようとするテストモニタ箇所
の論理状態を入力するモニタ入力TDと、チェック入力
CHIと、チェック出力CHOとを有したテスト用回路
を複数備え、又、それぞれの該テスト用回路が、前記モ
ニタ入力TDから入力される論理状態がH状態の場合に
は、前記チェック入力CHIから入力される論理状態に
応じて異なる論理状態を前記チェック出力CHOへと出
力すると共に、前記モニタ入力TDから入力される論理
状態がL状態の場合には、該モニタ入力TDから入力さ
れる論理状態がH状態の場合の前述の前記チェック入力
CHIと前記チェック出力CHOとの対応とは異なる対
応にて、前記チェック入力CHIから入力される論理状
態に応じて異なる論理状態を前記チェック出力CHOへ
と出力するモニタ論理演算回路を備え、更に、複数の前
記テスト用回路が、前記チェック入力CHIと前記チェ
ック出力CHOとに関してカスケード接続されており、
カスケード接続されたものの第1段の前記チェック入力
CHIに入力される所定の論理状態に対応して、カスケ
ード接続されたものの最終段の前記チェック出力CHO
から出力される論理状態の判定によって、前記モニタ論
理演算回路それぞれの前記モニタ入力TDに入力されて
いる論理状態が、それぞれの期待論理状態と全て同一で
あるか否か判定することができることにより、前記第1
目的を達成したものである。
【0014】又、本願の第2発明は、テスト対象論理回
路中の論理状態を設定しようとする所望のテスト設定箇
所に対して接続されるテスト出力TQと、設定入力CI
及び設定出力COと、初期設定入力CL及びクロック入
力CKとを有する複数のテスト設定回路を備え、又、そ
れぞれの該テスト設定回路が、保持された論理状態を出
力するその出力Qが前記テスト出力TQに接続され、又
前記初期設定入力CLの入力に従ってその保持する論理
状態が初期設定されるフリップフロップと、前記設定入
力CI及び前記フリップフロップの前記出力Qを入力
し、これら設定入力CIと出力Qとの加算結果Sを前記
フリップフロップの入力Dへ出力し、その加算の桁上げ
Cを前記設定出力COへ出力する半加算器とを備えたも
のであって、更に、複数の前記テスト設定回路が、前記
設定入力CIと前記設定出力COとに関してカスケード
接続され、又、カスケード接続されたものの第1段の前
記設定入力CIには、前記半加算器の前記桁上げCでの
桁上げ有りに対応する論理状態が入力され、複数の前記
テスト設定回路それぞれの前記初期設定入力CLが互い
に並列接続され、又、複数の前記テスト設定回路それぞ
れの前記クロック入力CKが互いに並列接続されている
ことにより、前記第2目的を達成したものである。
【0015】更に、前記第1発明の論理回路テスト容易
化回路において、前記テスト用回路それぞれが、テスト
対象論理回路中の論理状態を設定しようとする所望のテ
スト設定箇所に対して接続されるテスト出力TQと、設
定入力CI及び設定出力COと、初期設定入力CL及び
クロック入力CKとを有し、又、それぞれの前記テスト
用回路それぞれが、保持された論理状態を出力するその
出力Qが前記テスト出力TQに接続され、又前記初期設
定入力CLの入力に従ってその保持する論理状態が初期
設定されるフリップフロップと、前記設定入力CI及び
前記フリップフロップの前記出力Qを入力し、これら設
定入力CIと出力Qとの加算結果Sを前記フリップフロ
ップの入力Dへ出力し、その加算の桁上げCを前記設定
出力COへ出力する半加算器とを備えたものであって、
更に、複数の前記テスト用回路が、前記設定入力CIと
前記設定出力COとに関してカスケード接続され、又、
カスケード接続されたものの第1段の前記設定入力CI
には、前記半加算器の前記桁上げCでの桁上げ有りに対
応する論理状態が入力され、複数の前記テスト設定回路
それぞれの前記初期設定入力CLが互いに並列接続さ
れ、又、複数の前記テスト設定回路それぞれの前記クロ
ック入力CKが互いに並列接続されていることにより、
前記第1目的を達成すると共に、前記第2目的をも達成
したものである。
【0016】
【作用】まず、本願の前記第1発明の作用を説明する。
【0017】前述の単一縮退故障は、例えば半導体集積
回路に組み込まれるテスト対象論理回路の1つの不良モ
デルである。この単一縮退故障は、テスト対象論理回路
中の1箇所がH状態又はL状態の論理状態に固定されて
しまうという故障モデルである。本第1発明は、このよ
うな単一縮退故障に着目し、より少ない論理ゲートを用
いた論理回路にてこれを検出できるようにしたものであ
る。
【0018】図1は、前記第1発明の要旨を示すブロッ
ク図である。
【0019】この図1において、本発明の論理回路テス
ト容易化回路は、複数のテスト用回路12を備える。そ
れぞれの前記テスト用回路12は、それぞれ、テスト対
象論理回路のモニタしようとするテストモニタ箇所の論
理状態を入力するモニタ入力TDと、チェック入力CH
Iと、チェック出力CHOとを有する。
【0020】更に、このような複数のテスト用回路12
は、この図1に示される如く、前記チェック入力CHI
と前記チェック出力CHOとに関してカスケード接続さ
れている。例えばこの図1においては、合計n 個の前記
テスト用回路12がカスケード接続されている。
【0021】例えば、この図1においては、このように
カスケード接続されたものの第1段の前記チェック入力
CHIには、外部から所定の論理状態が入力される。
又、該第1段の前記テスト用回路12の前記チェック出
力CHOは、第2段の前記テスト用回路12のチェック
入力CHIに接続され、CH2となっている。このよう
に、これ以降についても、順次カスケード接続されてい
る。又、最終段、即ち第n 段の前記テスト用回路12に
ついては、そのチェック入力CHIには第(n −1)段
の前記テスト用回路12のチェック出力CHOが接続さ
れ、CHn となっている。又、該第n 段のそのチェック
出力CHOからは、CH(n +1)として、単一縮退故
障の有無の判定に用いられる論理状態が出力される。
【0022】このように、複数カスケード接続される前
記テスト用回路12のそれぞれの前記モニタ入力TD
は、それぞれ前記テスト対象回路のモニタしようとする
テストモニタ箇所へと接続されている。例えば、この図
1においては、それぞれのテスト用回路12の前記モニ
タ入力TDは、第1段から順にTD1、TD2・・・T
Dn となっている。
【0023】図2は、前記第1発明が用いる前記テスト
用回路の構成を示すブロック図である。
【0024】この図2に示す如く、前記図1に示した前
記テスト用回路12は、モニタ論理演算回路14を備え
る。該モニタ論理演算回路14は、まず、前記モニタ入
力TDから入力される論理状態がH状態の場合には、前
記チェック入力CHIから入力される論理状態に応じて
異なる論理状態を前記チェック出力CHOへと出力す
る。
【0025】即ち、前記モニタ入力TDから入力される
論理状態がH状態の場合、この図2においてパターンA
に示されるような対応にて、前記チェック入力CHIか
ら入力される論理状態に応じて、前記チェック出力CH
Oと対応する論理状態が出力される。あるいは、このよ
うに前記モニタ入力TDからH状態が入力される場合、
この図2のパターンBに示される如く、前記チェック入
力CHIから入力される論理状態に応じて、前記チェッ
ク出力CHOへと所定の論理状態が出力される。
【0026】一方、前記モニタ入力TDから入力される
論理状態がL状態となった場合には、該モニタ入力TD
から入力される論理状態がH状態の場合の、前述のチェ
ック入力CHIと前記チェック出力CHOとの対応とは
異なる対応にて、前記チェック入力CHIから入力され
る論理状態に応じて異なる論理状態を前記チェック出力
CHOへと出力する。
【0027】即ち、前記モニタ入力TDから入力される
論理状態がH状態の場合に、前記パターンAに従って前
記チェック入力CHIに応じて前記チェック出力CHO
が出力されるようになっていれば、前記モニタ入力TD
から入力される論理状態がL状態の場合には、前記パタ
ーンBに対応して前記チェック入力CHIから入力され
る論理状態に応じて前記チェック出力CHOへと所定の
論理状態が出力される。一方、前記モニタ入力TDから
入力される論理状態がH状態の場合に、前記パターンB
に従って前記チェック入力CHIに応じた前記チェック
出力CHOの論理状態が出力されるようになっている場
合には、前記モニタ入力TDからL状態の論理状態が入
力された場合には、前記パターンAに従って、前記チェ
ック入力CHIに応じた前記チェック出力CHOの論理
状態が出力される。
【0028】このように、前記第1発明に用いられる前
記テスト用回路12においては、前記パターンAや前記
パターンBの如く、前記チェック入力CHIに入力され
る論理状態が変化すれば、必ず前記チェック出力CHO
から出力される論理状態も変化することとなる。
【0029】更に、前記モニタ入力TDから入力される
論理状態が変化した場合には、該変化の前に前記パター
ンAが用いられていた場合には該変化後には前記パター
ンBが用いられることになり、該変化の前に前記パター
ンBが用いられていれば該変化後には前記パターンAが
用いられることになる。従って、このように前記モニタ
入力TDへと入力される論理状態が変化すれば、必ずそ
のテスト用回路12の前記チェック出力CHOから出力
される論理状態も変化することとなる。
【0030】従って、本第1発明においては、カスケー
ド接続される前段の前記テスト用回路12からの前記チ
ェック入力CHIの論理状態が変化した場合や、その前
記テスト用回路12が入力する前記テスト対象論理回路
からの前記モニタ入力TDから入力される論理状態が変
化した場合には、いずれの場合にも、前記チェック出力
CHOから出力される論理状態が必ず変化する。従っ
て、このようにカスケード接続されたものの最終段の前
記チェック出力CHOから出力される論理状態の判定に
よって、カスケード接続された全ての前記テスト用回路
12に入力されるモニタ入力TDに関して、単一縮退故
障があったか否かが判定できる。これは、カスケード接
続されたものの第1段の前記チェック入力CHIに所定
の論理状態を入力しておけば、カスケード接続されたも
ののいずれかの前記モニタ入力TDの1つの論理状態が
故障によって反転していた場合には、最終段の前記チェ
ック出力CHOから出力される論理状態は、その期待さ
れる論理状態とは異なるものとなるためである。
【0031】なお、図3は、前記第1発明に用いられる
前記モニタ論理演算回路の具体例を示すものである。
【0032】この図3に示されるモニタ論理演算回路1
4a 〜14f は、いずれも、前記図2を用いて説明した
ような、前記チェック入力CHI及び前記モニタ入力T
Dから入力される論理状態に従って、前記チェック出力
CHOから所定の論理状態を出力する。前記モニタ論理
演算回路14a はEOR(exclusive OR)論理ゲー
トである。又、他の前記モニタ論理演算回路14b 〜1
4f は、EOR論理ゲートの入力や出力が反転入力ある
いは反転出力となったものである。
【0033】以下、本願の前記第2発明の作用を説明す
る。
【0034】前述の従来のスキャンパス方式でのテスト
パターンの設定では、複数のフリップフロップをシフト
レジスタとして動作させながらテストパターンを設定し
ている。本願の前記第2発明は、このような設定方法と
全く異なる方法にてテストパターンを設定するものであ
る。
【0035】即ち、前記第2発明は、テストパターンの
設定に用いられる複数のフリップフロップを、そのテス
トパターンの設定の際にはバイナリカウンタとして動作
させるというものである。
【0036】これは、テストパターン設定時にバイナリ
カウンタを構成し、そのカウンタ値を順次インクリメン
ト(その値を“1”だけ増加)することで、そのカウン
タ値を、設定しようとするテストパターンに対応した所
定値にすると共に、これに対応する各フリップフロップ
(バイナリカウンタを構成するもの)それぞれから出力
される論理状態を、テスト対象論理回路中の論理状態を
設定しようとする所望の設定箇所にテストパターンとし
て出力するというものである。
【0037】図4は、前記第2発明の要旨を示すブロッ
ク図である。
【0038】この図4に示される如く、前記第2発明の
設定回路テスト容易化回路は、複数のテスト設定回路4
2を備える。これらテスト設定回路42は、それぞれ、
テスト対象論理回路中の論理状態を設定しようとする所
望のテスト設定箇所に対して接続されるテスト出力TQ
と、設定入力CI及び設定出力COと、初期設定入力C
L及びクロック入力CKとを有する。
【0039】更に、このような複数の前記テスト設定回
路42は、前記設定入力CIと前記設定出力COとに関
してカスケード接続される。又、このようにカスケード
接続されたものの第1段の前記テスト設定回路42の前
記設定入力CIには、該テスト設定回路42が備える半
加算器のその加算の桁上げ有りに対応する論理状態が入
力される。
【0040】又、このような複数の前記テスト設定回路
42のそれぞれの前記初期設定入力CLは互いに並列接
続される。又、複数の前記テスト設定回路42それぞれ
の前記クロック入力CKについても、互いに並列接続さ
れる。又、このように互いに並列接続されたものは、そ
れぞれ、全体の初期設定入力CLとなり、全体のクロッ
ク入力CKとなる。
【0041】図5は、前記第2発明の論理回路テスト容
易化回路に用いられる前記テスト設定回路の構成を示す
ブロック図である。
【0042】この図5に示される如く、前記図4にも示
した前記テスト設定回路42は、主として、フリップフ
ロップ46と、半加算器44とにより構成されている。
【0043】前記フリップフロップ46は、保持された
論理状態を出力するその出力Qが前記テスト出力TQに
接続されている。又、該フリップフロップ46は、その
初期設定入力CLの入力に従って、その保持する論理状
態が初期設定される。例えば、該フリップフロップ46
が備えるこのような初期設定入力CLは、例えばクリア
入力やあるいはプリセット入力等である。このクリア入
力は、そのフリップフロップに保持される論理状態をク
リアするためのものである。又、このプリセット入力
は、そのフリップフロップに保持される論理状態をセッ
トするためのものである。
【0044】前記半加算器44は、前記設定入力CI及
び前記フリップフロップ46の前記出力Qを入力する。
又、該半加算器44は、これら設定入力CIと出力Qと
の加算結果Sを前記フリップフロップの入力Dへと出力
する。更に、該半加算器44は、その加算の桁上げCを
前記設定出力COへと出力する。
【0045】このような本第2発明の論理回路テスト容
易化回路において、それぞれの前記テスト設定回路42
が備える前記フリップフロップ46及び前記半加算器4
4は、該テスト設定回路42を複数前述のようにカスケ
ード接続することにより、バイナリカウンタとして動作
させることができる。このようなバイナリカウンタは、
全体の前記初期設定入力CLに接続される前記テスト設
定回路42のそれぞれの前記初期設定入力CL(前記フ
リップフロップ46の初期設定入力CLにも接続され
る)によって、それぞれの前記テスト設定回路42に保
持される論理状態を一括設定することができる。
【0046】例えば、このような初期設定入力CLが前
述のようなクリア入力の場合、このような初期設定入力
CLによって、全てのフリップフロップ46に“0”に
相当する論理状態を一括設定することができる。この
後、全体の前記クロック入力CKに接続される前記テス
ト設定回路42のそれぞれの前記フリップフロップ46
のクロック入力CKから、順次クロックパルスを入力す
ることにより、カスケード接続されバイナリカウンタと
して動作する複数の前記フリップフロップ46に記憶さ
れるカウンタ値を、順次インクリメントすることができ
る。これによって、設定したいテストパターンに対応す
るカウンタ値を得ることができる。
【0047】又、例えば、前述のような初期設定入力C
Lが前述のようなプリセット入力の場合であっても、設
定したいテストパターンに対応するカウンタ値を得るこ
とができる。即ち、プリセット入力であるこのような初
期設定入力CLによって、バイナリカウンタとされたも
ののカウンタ値を最大値(全てのビットが“1”)とし
た後、前記クロック入力CKから順次クロックパルスを
入力し、前記カウンタ値を順次インクリメントする。
【0048】従って、本発明では前述の如く、前記初期
設定入力CLにてそのカウンタ値を初期設定(例えばカ
ウンタ値“0”を設定)した後、必要とされる数のクロ
ックパルスを前記クロック入力CKへと入力すること
で、所望のテストパターンに対応するカウンタ値を得る
ことができる。又、このようなカウンタ値に対応して、
前記図4に示されるテスト出力TQ1〜TQn から、テ
スト対象論理回路中の所望のテスト設定箇所へと、所望
のテストパターンの論理状態を設定することができる。
従って、本第2発明によれば、テスト対象論理回路に入
力するテストパターンの自動生成を、比較的少ない論理
ゲートを用いた論理回路にて実現することができる。
【0049】なお、ここで合計4箇所のテスト対象論理
回路中の所望のテスト設定箇所へのテストパターンの設
定を考える。従来技術として前述したスキャンパス方式
においては、合計4箇所のテスト設定箇所に対応して備
えられる合計4個のフリップフロップによるシフトレジ
スタの値を設定するために、合計4回のシフト動作を行
わなければならない。例えば、合計4箇所の前記テスト
設定箇所に対して考えられる全ての論理状態の組合せに
対応した考えられる全てのテストパターンを入力する場
合には、24 =16回だけ、前述のような4回のシフト
を行わなければならない。即ち、考えられる全てのテス
トパターンを用いたテストを完了するまでには、(4×
4 =64)回のシフト動作を行わなければならない。
【0050】これと比較して、前記第2発明を適用した
場合、このような合計4個の所望のテスト設定箇所に対
するテストパターンを、考えられる全ての組合せについ
て行う場合には、合計4個の前記テスト設定回路42の
前記クロック入力CKへと、合計16個のクロックパル
スを入力するだけでよい。即ち、前述のスキャンパス方
式の1/4のクロックパルス数でよい。これは、合計4
個のテスト設定箇所での合計(24 =16)の組合せの
各テストパターンは、前記クロック入力CKへとクロッ
クパルスを入力する毎に、順次設定されるためである。
即ち、あるテストパターンに対応するあるカウンタ値
で、1つのクロックパルスを入力すれば、次のテストパ
ターンに対応するカウンタ値となる。
【0051】このように、前述した従来のスキャンパス
方式のテスト方法に比べても、前記第2発明によれば、
生成されたテストパターンによるテスト時間を短縮する
ことができるという効果をも得ることができる。
【0052】なお、前記第1発明及び前記第2発明はこ
れに限定されるものではないが、これら第1発明及び第
2発明を組合せて適用することも可能である。例えば、
図6に示されるテスト用回路12a の如く、前記第1発
明が適用されたモニタ論理演算回路14と共に、前記第
2発明が適用された前記フリップフロップ46及び前記
半加算器44をも備えるようにしてもよい。このよう
に、前記第1発明を適用すると共に、前記第2発明をも
適用した場合には、前記第1目的が達成できると共に、
前記第2目的をも達成することもできる。更に、このよ
うに前記第1発明と前記第2発明とを適用した場合に
は、その作業性向上の相乗効果によって能率良くテスト
パターンを設定でき、又前述のような単一縮退故障を効
果的に判定することができ、例えば半導体集積回路に組
み込まれるテスト対象論理回路を効果的にテストするこ
とが可能となる。
【0053】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0054】図7は、前記第1発明及び前記第2発明が
適用された第1実施例及び第2実施例に用いられるテス
ト用回路の論理回路図である。
【0055】この図7に示されるテスト用回路は、前記
図6のものと同様に、前記第1発明と前記第2発明とが
適用されている。又、この図7に示される如く、前記第
1実施例及び前記第2実施例に用いられる前記テスト設
定回路は、主として、EOR論理ゲート14a 及び44
b と、AND論理ゲート44c と、セレクタ62と、D
型フリップフロップ46とにより構成されている。特
に、前記EOR論理ゲート44b と、前記AND論理ゲ
ート44c とによって、半加算器44a が構成されてい
る。
【0056】まず、前記EOR論理ゲート14a は、前
記図2に示された前述のモニタ論理演算回路14に相当
するものである。該EOR論理ゲート14a は、前記モ
ニタ入力TDがH状態の場合、前記図2に示される前記
パターンBに示す如く、前記チェック入力CHIに従っ
て、前記チェック出力CHOから所定の論理状態を出力
する。一方、該EOR論理ゲート14a は、前記モニタ
入力TDがL状態の場合には、前記図2の前記パターン
Aに示す如く、前記チェック入力CHIに従って前記チ
ェック出力CHOへと所定の論理状態を出力する。
【0057】次に、前記半加算器44a において、その
前記EOR論理ゲート44b は、前記設定入力CIと前
記D型フリップフロップ46の出力Qとの、1ビットの
2進加算を行い、その加算結果Sを前記セレクタ62の
入力1へと出力する。又、該半加算器44a において、
前記AND論理ゲート44c は、前記設定入力CIと前
記D型フリップフロップ46の前記出力Qとの加算時の
桁上げCを求めるものである。又、この桁上げCは、当
該テスト用回路の設定出力COとして、次段のテスト用
回路へと出力される。
【0058】前記セレクタ62は、入力0及び入力1
と、入力Xと、出力Uとを有する。該セレクタ62は、
前記入力Xに従って、前記入力0あるいは前記入力1の
いずれか一方を選択し、選択されたものの論理状態を前
記出力Uへと出力するというものである。即ち、前記入
力XからH状態(“1”)が入力された場合、前記EO
R論理ゲート44b の出力を選択し、その論理状態を前
記出力Uへと出力する。一方、該セレクタ62は、前記
入力XがL状態(“0”)の場合には、前記モニタ入力
TDを選択し、その論理状態を前記出力Uへと出力す
る。なお、該セレクタ62の前記入力Xにはモード信号
MDが入力されている。該モード信号MDは、L状態
(“0”)が通常モードであり、H状態(“1”)がテ
ストモードとなっている。
【0059】前記フリップフロップ46は、入力Dと、
クリア入力CL及びクロック入力CKと、出力Qとを有
する。該D型フリップフロップ46は、前記クロック入
力CKの立ち上り時に、前記入力Dに入力される論理状
態を保持し、この保持された論理状態を前記出力Qへと
出力する。又、該D型フリップフロップ46は、前記ク
リア入力CLがL状態となると、保持されている論理状
態をL状態(“0”)とする。又、該D型フリップフロ
ップ46の前記出力Qは、当該テスト設定回路の前記テ
スト出力TQに接続されていると共に、前記EOR論理
ゲート44b 及び前記AND論理ゲート44c のそれぞ
れの一方の入力へも接続されている。
【0060】図8は、前記第1実施例の論理回路図であ
る。
【0061】この図8に示される論理回路は、記憶素子
と組合せ回路とに分けられる。即ち、組合せ回路は、組
合せ回路部66a 及び66b となっている。一方、記憶
素子部分は、合計6個の前記テスト用回路12b となっ
ている。これらテスト用回路12b は、前記図7を用い
て前述したものである。特に、該テスト用回路12bに
おいて、前記モード信号MDがL状態となったときに、
前記テスト用回路12b はD型フリップフロップとして
構成される。即ち、該モード信号MDがL状態となる
と、それぞれの前記テスト用回路12b が備える前記D
型フリップフロップ46は、前記組合せ回路部66a や
66b へと、その入力Dやその出力Qが接続される。従
って、このように該モード信号MDがL状態となると、
この図8全体に示される回路は、前記図11全体に示さ
れる回路と、同一の動作を行う。
【0062】一方、これら合計6個の前記テスト用回路
12b は、前記チェック入力CHI及び前記チェック出
力CHOとに関してカスケード接続されていると共に、
前記設定入力CIと前記設定出力COとにも関してカス
ケード接続されている。
【0063】従って、本実施例においては、前記第1発
明を適用し、第1段の前記テスト用回路12b の前記チ
ェック入力CHI、即ち信号CH1へと所定の論理状態
を入力すると、このときの最終段の前記テスト設定回路
の前記チェック出力CHOから出力される論理状態、即
ち信号CH7の論理状態をモニタすることで、前記組合
せ回路部66a 及び66b 等の単一縮退故障を診断する
ことができる。即ち、前記信号CH1の論理状態に対応
して出力される前記信号CH7の論理状態が、期待され
る論理状態と同一であれば故障無しであり、期待される
論理状態とは異なるものであれば単一縮退故障有りとさ
れる。
【0064】又、本実施例においては、前記第2発明を
適用し、前記組合せ回路部42b 等でのテストパターン
の設定を容易に行うことが可能である。これは、まず、
前記クリア入力CLをL状態とすることで、合計6個の
前記テスト用回路12b が備える、全ての前記D型フリ
ップフロップ46へと保持される論理状態をL状態とす
る。この後、前記クリア入力CLを再びH状態とした
後、前記クロック入力CKからクロックパルスを順次入
力することで、合計6個の前記テスト用回路12b が備
える前記D型フリップフロップ46は、6桁の2進数の
バイナリカウンタとして、そのカウンタ値を順次インク
リメントする。このようにインクリメントされたカウン
タ値に従って、前記テスト用回路12b それぞれの出力
Qから、対応する論理状態が出力される。従って、この
ような出力Qによって、前記組合せ回路部66b 等のテ
ストパターンの設定を行うことが可能である。
【0065】図9は、前記第2実施例の論理回路図であ
る。
【0066】該第2実施例においても、前記第1発明及
び前記第2発明が適用された、前記図7に示した前記テ
スト用回路12b が用いられている。特に、本第2実施
例においては、該テスト用回路12b が、合計4個用い
られている。又、本第2実施例の動作は、前記第1実施
例の動作とほぼ同一であり、用いられている前記テスト
用回路12b の個数が異なるものとなっている。
【0067】図10は、前記第2実施例の動作を示すタ
イムチャートである。
【0068】このタイムチャートに示される如く、本第
2実施例においては、まず前記モード信号MDをH状態
とすると共に、前記信号C1もH状態とする。この後、
前記クリア入力信号CLを所定時間L状態とすること
で、合計4個の前記テスト用回路12b それぞれから出
力される前記出力Qが全て“0”となる。
【0069】この後、第1回目の前記クロック入力CK
の立ち上り時に、前記出力Q0が“1”となり、他の出
力Q1〜Q3は“0”のままとなる。この後、次の前記
クロック入力CKの立ち上り時には、前記出力Q0が再
び“0”となり、前記出力Q1が“1”となり、他の出
力Q2及びQ3は“0”のままとなる。このように、前
記クロック入力CKの立ち上り毎に、以降、前記出力Q
0〜Q3から出力されるカウンタ値に従った論理状態
は、“0”から順次“15”までインクリメントされて
いく。
【0070】以上説明した通り、前記第1実施例及び第
2実施例によれば、前記第1発明を適用して、単一縮退
故障の有無の判定を比較的少ない論理ゲートの論理回路
にて行うことができる。又、前記第2発明を適用して、
テスト対象論理回路、即ち前記組合せ回路部66b 等に
入力するテストパターンを自動的に生成することが可能
である。
【0071】又、これら第1実施例及び第2実施例は、
前記図11に示された従来の論理回路等、既にある論理
回路にも容易に適用することが可能である。即ち、例え
ば、前記図11に示された前記D型フリップフロップ7
2を、前記図7等に示される前記テスト用回路12b へ
と置き換えることで、容易に前記第1発明及び前記第2
発明を適用することが可能である。即ち、単一縮退故障
の判定やテストパターンの設定等について特に考えられ
ていない従来の論理回路に対しても、前記テスト用回路
12b を用いて、前記第1発明及び前記第2発明を容易
に適用することが可能である。
【0072】
【発明の効果】以上説明した通り、前記第1発明によれ
ば、単一縮退故障の有無の判定を比較的少ない論理ゲー
トの論理回路にて行うことができ、テスト対象論理回路
と共に例えば半導体集積回路にも組み込むことができる
論理回路テスト容易化回路を提供することができるとい
う優れた効果を得ることができる。又、前記第2発明に
よれば、テスト対象論理回路へ入力するテストパターン
の自動生成を比較的少ない論理ゲートの論理回路にて実
現することができる論理回路テスト容易化回路を提供す
ることができるという優れた効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1発明の要旨を示すブロック図
【図2】前記第1発明に用いられるテスト用回路のブロ
ック図
【図3】前記第1発明の前記テスト用回路中のモニタ論
理演算回路の具体例を示す論理回路図
【図4】本願の第2発明の要旨を示すブロック図
【図5】前記第2発明に用いられるテスト設定回路の論
理回路図
【図6】前記第1発明及び前記第2発明が複合的に実施
されたテスト用回路の回路図
【図7】前記第1発明及び前記第2発明が適用された第
1実施例及び第2実施例に用いられるテスト用回路の論
理回路図
【図8】前記第1実施例の論理回路図
【図9】前記第2実施例の論理回路図
【図10】前記第2実施例の動作を示すタイムチャート
【図11】従来の順序回路と組合せ回路とを備える論理
回路の一例の論理回路図
【符号の説明】
12、12a 、12b …テスト用回路 14、14a 〜14f …モニタ論理演算回路 42…テスト設定回路 44、44a …半加算器 46、72…D型フリップフロップ 62…マルチプレクサ 66a 〜66d …組合せ回路部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テスト対象論理回路のモニタしようとする
    テストモニタ箇所の論理状態を入力するモニタ入力TD
    と、チェック入力CHIと、チェック出力CHOとを有
    したテスト用回路を複数備え、 又、それぞれの該テスト用回路が、前記モニタ入力TD
    から入力される論理状態がH状態の場合には、前記チェ
    ック入力CHIから入力される論理状態に応じて異なる
    論理状態を前記チェック出力CHOへと出力すると共
    に、前記モニタ入力TDから入力される論理状態がL状
    態の場合には、該モニタ入力TDから入力される論理状
    態がH状態の場合の前述の前記チェック入力CHIと前
    記チェック出力CHOとの対応とは異なる対応にて、前
    記チェック入力CHIから入力される論理状態に応じて
    異なる論理状態を前記チェック出力CHOへと出力する
    モニタ論理演算回路を備え、 更に、複数の前記テスト用回路が、前記チェック入力C
    HIと前記チェック出力CHOとに関してカスケード接
    続されており、 カスケード接続されたものの第1段の前記チェック入力
    CHIに入力される所定の論理状態に対応して、カスケ
    ード接続されたものの最終段の前記チェック出力CHO
    から出力される論理状態の判定によって、前記モニタ論
    理演算回路それぞれの前記モニタ入力TDに入力されて
    いる論理状態が、それぞれの期待論理状態と全て同一で
    あるか否か判定することができることを特徴とする論理
    回路テスト容易化回路。
  2. 【請求項2】テスト対象論理回路中の論理状態を設定し
    ようとする所望のテスト設定箇所に対して接続されるテ
    スト出力TQと、設定入力CI及び設定出力COと、初
    期設定入力CL及びクロック入力CKとを有する複数の
    テスト設定回路を備え、 又、それぞれの該テスト設定回路が、保持された論理状
    態を出力するその出力Qが前記テスト出力TQに接続さ
    れ、又前記初期設定入力CLの入力に従ってその保持す
    る論理状態が初期設定されるフリップフロップと、前記
    設定入力CI及び前記フリップフロップの前記出力Qを
    入力し、これら設定入力CIと出力Qとの加算結果Sを
    前記フリップフロップの入力Dへ出力し、その加算の桁
    上げCを前記設定出力COへ出力する半加算器とを備え
    たものであって、 更に、複数の前記テスト設定回路が、前記設定入力CI
    と前記設定出力COとに関してカスケード接続され、
    又、カスケード接続されたものの第1段の前記設定入力
    CIには、前記半加算器の前記桁上げCでの桁上げ有り
    に対応する論理状態が入力され、 複数の前記テスト設定回路それぞれの前記初期設定入力
    CLが互いに並列接続され、又、複数の前記テスト設定
    回路それぞれの前記クロック入力CKが互いに並列接続
    されていることを特徴とする論理回路テスト容易化回
    路。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記テスト用回路それぞれが、テスト対象論理回路中の
    論理状態を設定しようとする所望のテスト設定箇所に対
    して接続されるテスト出力TQと、設定入力CI及び設
    定出力COと、初期設定入力CL及びクロック入力CK
    とを有し、 又、それぞれの前記テスト用回路それぞれが、保持され
    た論理状態を出力するその出力Qが前記テスト出力TQ
    に接続され、又前記初期設定入力CLの入力に従ってそ
    の保持する論理状態が初期設定されるフリップフロップ
    と、前記設定入力CI及び前記フリップフロップの前記
    出力Qを入力し、これら設定入力CIと出力Qとの加算
    結果Sを前記フリップフロップの入力Dへ出力し、その
    加算の桁上げCを前記設定出力COへ出力する半加算器
    とを備えたものであって、 更に、複数の前記テスト用回路が、前記設定入力CIと
    前記設定出力COとに関してカスケード接続され、又、
    カスケード接続されたものの第1段の前記設定入力CI
    には、前記半加算器の前記桁上げCでの桁上げ有りに対
    応する論理状態が入力され、 複数の前記テスト設定回路それぞれの前記初期設定入力
    CLが互いに並列接続され、又、複数の前記テスト設定
    回路それぞれの前記クロック入力CKが互いに並列接続
    されていることを特徴とする論理回路テスト容易化回
    路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6245852B1 (en) 1998-08-12 2001-06-12 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Preparation of organopolysiloxane emulsion

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6245852B1 (en) 1998-08-12 2001-06-12 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Preparation of organopolysiloxane emulsion

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