JPH0634064U - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

Info

Publication number
JPH0634064U
JPH0634064U JP6865392U JP6865392U JPH0634064U JP H0634064 U JPH0634064 U JP H0634064U JP 6865392 U JP6865392 U JP 6865392U JP 6865392 U JP6865392 U JP 6865392U JP H0634064 U JPH0634064 U JP H0634064U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil passage
valve
switching valve
pilot
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6865392U
Other languages
English (en)
Inventor
清隆 長沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP6865392U priority Critical patent/JPH0634064U/ja
Publication of JPH0634064U publication Critical patent/JPH0634064U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械の床掘作業等に於いて、アームシリ
ンダとブームシリンダを複合操作する場合に、各シリン
ダの作動速度を早くして作業性を向上する。 【構成】 ブームシリンダのボトム側2aの油路19に
第1の切り替え弁22を設け、その一次側にブームシリ
ンダ用の方向制御弁3の二次側の油路19bと、アーム
シリンダ側の合流油路10にチェック弁24を介装した
油路23を設ける。第1の切り替え弁22を切り替える
パイロット油路27の上流に第2の切り替え弁28を設
け、第2の切り替え弁28を切り替えるパイロット油路
32をブームシリンダ用のパイロット圧操作弁17のパ
イロット油路へ接続するとともに、第2の切り替え弁2
8の一次側のパイロット油路29をアームシリンダ用の
パイロット圧操作弁21のパイロット油路へ接続する。
第2の切り替え弁28が切り替わり、且つ、第1の切り
替え弁22が切り替わると、第1の切り替え弁22の一
次側の油路19b及び23と、二次側の油路19とが連
通するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建設機械の油圧回路に関するものであり、特に、複数の油圧ポンプの 油圧回路系統を並列接続した建設機械の油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種建設機械の油圧回路を図5に示す。第1の油圧ポンプ1の油圧回路 系統に、上流側からブームシリンダ2,2用の方向制御弁3とアームシリンダ4 の増速用の方向制御弁5をタンデム接続する。又、第2の油圧ポンプ6の油圧回 路系統に、上流側からブームシリンダ2,2の増速用の方向制御弁7とアームシ リンダ4用の方向制御弁8をパラレル接続する。そして、第1の油圧ポンプ1の 油圧回路系統と第2の油圧ポンプ6の油圧回路系統とは、ブームシリンダ増速用 の合流油路9及びアームシリンダ増速用の合流油路10を介して接続されている 。
【0003】 前記従来の油圧回路は、方向制御弁5及び8の下流に夫々絞り弁11及び12 を設け、パイロット油路13にパイロット圧PR を導出し、パイロット油路14 にパイロット圧PL を導出して、夫々レギュレータ15及び16を作動させ、第 1の油圧ポンプ1の吐出量Q1 及び第2の油圧ポンプ6の吐出量Q2 を変化させ るネガティブ制御の油圧回路を構成している。
【0004】 図示した状態は、各方向制御弁3,5,7,8のすべてが中立位置にあり、図 6のグラフに示すように、パイロット圧PR 及びPL は夫々PR =PR1,PL = PL1となり、第1の油圧ポンプ1の吐出量Q1 並びに第2の油圧ポンプ6の吐出 量Q2 は夫々最小量minとなる。 ここで、例えばブームシリンダ用のパイロット圧操作弁17を操作して、方向 制御弁3を3aの位置へ切り替えるとともに、ブームシリンダ増速用の方向制御 弁7を7aの位置へ切り替えた場合は、第1の油圧ポンプ1の吐出油は方向制御 弁3から下流には流れず、絞り弁11から導出されるパイロット圧PR は図6の グラフに示すように、PR =PR2と低下して、第1の油圧ポンプ1の吐出量Q1 は最大量maxとなる。又、これと同様に絞り弁12から導出されるパイロット 圧PL もPL =PL2と低下して、第2の油圧ポンプ6の吐出量Q2 も最大量ma xとなる。
【0005】 そして、第2の油圧ポンプ6の吐出油は合流油路9を介して第1の油圧ポンプ 1の吐出油へ合流し、油路18を経てブームシリンダ2,2の一方の油口2a, 2aへ流入する。従って、ブームシリンダ2,2が増速されながら伸長する。ブ ームシリンダ2,2の他方の油口2b,2bから流出した油は油路19から方向 制御弁3を経てタンク20へ戻る(本油圧回路はブームシリンダ2が伸長すると きのみ増速できる)。
【0006】 又、アームシリンダ4の作動についても同様であり、アームシリンダ用のパイ ロット圧操作弁21を操作して、方向制御弁8及びアームシリンダ増速用の方向 制御弁5を切り替えることにより、アームシリンダを開き側或いは閉じ側へ作動 させる(本油圧回路はアームシリンダ4が開閉何れの場合も増速できる)。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の建設機械の油圧回路は、前述したように、複数の油圧ポンプの夫々の油 圧回路系統を接続して複合操作している。例えば、図5に於いて、ブームシリン ダ用のパイロット圧操作弁17及びアームシリンダ用のパイロット圧操作弁21 を同図中右側へ操作したときは、各方向制御弁のスプールは夫々3a,5a,7 a,8aの位置に切り替わる。然るときは、第1の油圧ポンプ1の吐出量Q1 の 全量がブームシリンダ2,2へ供給され、第2の油圧ポンプ6の吐出量Q2 は、 ブームシリンダ2,2の負荷圧とアームシリンダ4の負荷圧との差に応じて、そ の大部分がアームシリンダ4へ供給され、残りの一部分が合流油路9からブーム シリンダ2,2へ供給される。
【0008】 一方、ブームシリンダ用のパイロット圧操作弁17及びアームシリンダ用のパ イロット圧操作弁21を同図中左側へ操作したときは、各方向制御弁のスプール は夫々3b,5b,7b,8bの位置に切り替わる。然るときは、第1の油圧ポ ンプ1の吐出量Q1 の全量がブームシリンダ2,2へ供給され、第2の油圧ポン プ6の吐出量Q2 の全量がアームシリンダ4へ供給される。
【0009】 このため、ブームシリンダ用のパイロット圧操作弁17とアームシリンダ用の パイロット圧操作弁21とを同時に操作した場合は、単独操作時と比較して各シ リンダの作動速度が遅くなるという欠点がある。 そこで、建設機械の作業中に於いて、アームシリンダとブームシリンダを複合 操作する場合に、各シリンダの作動速度を早くして、作業性を向上するために解 決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題を解決することを 目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために提案されたものであり、複数の油圧ポンプ を備え、第1の油圧ポンプの油圧回路系統に上流側からブームシリンダ用の方向 制御弁とアームシリンダ増速用の方向制御弁をタンデム接続し、第2の油圧ポン プの油圧回路系統に上流側からブームシリンダ増速用の方向制御弁とアームシリ ンダ用の方向制御弁をパラレル接続するとともに、ブームシリンダ増速用の方向 制御弁の下流側とブームシリンダ用の方向制御弁の上流側との間、及びアームシ リンダ増速用の方向制御弁の上流側とアームシリンダ用の方向制御弁の上流側と の間を、夫々合流油路にて接続した油圧回路に於いて、ブームシリンダのボトム 側の油路に第1の切り替え弁を設けてその二次側へ前記ボトム側の油路を接続す る。
【0011】 そして、該第1の切り替え弁の一次側にブームシリンダ用の方向制御弁の二次 側の油路を接続するとともに、該第1の切り替え弁の一次側にアームシリンダ増 速用の方向制御弁の上流側とアームシリンダ用の方向制御弁の上流側との間を接 続している合流油路をチェック弁を介して接続し、該第1の切り替え弁のスプー ルの一方にばねを介装し、該第1の切り替え弁のスプールの他方にパイロット油 路を設け、このパイロット油路の上流にブームシリンダ用のパイロット圧操作弁 が収縮方向に操作されたときに、アームシリンダ用のパイロット圧操作弁からパ イロット圧が導出される第2の切り替え弁を設け、前記第1の切り替え弁のスプ ールの他方にパイロット圧が掛かったときには、第1の切り替え弁の一次側の前 記二つの油路と二次側の前記ボトム側の油路とを連通するように構成した建設機 械の油圧回路を提供するものである。
【0012】
【作用】
ブームを下降するためにブームシリンダ用のパイロット圧操作弁をブーム収縮 側へ操作し、これと同時にアームシリンダ用のパイロット圧操作弁を複合操作し た場合には、第2の切り替え弁のパイロットポートへパイロット圧が掛って第2 の切り替え弁のスプールが切り替わり、アームシリンダ用のパイロット操作弁か らのパイロット油が、第2の切り替え弁を通過して第1の切り替え弁の他方のパ イロットポートへ導出される。
【0013】 このため、第1の切り替え弁のスプールが切り替わり、第1の切り替え弁の一 次側に設けた二つの油路とブームシリンダのボトム側の油路が連通する。即ち、 前記ブームシリンダのボトム側から導出された作動油は、第1の切り替え弁の一 次側に設けた一方の油路からブームシリンダ用の方向制御弁を通過してタンクに 戻るとともに、第1の切り替え弁の一次側に設けた他方の油路からチェック弁へ 導出される。
【0014】 然るとき、ブームシリンダのボトム側の油圧がアームシリンダの作動圧力より 高いときは、前記チェック弁へ導出されたブームシリンダのボトム側の作動油が 、アームシリンダ増速用の方向制御弁の上流側とアームシリンダ用の方向制御弁 の上流側との間を接続している合流油路へ合流し、アームシリンダの作動速度が 増速される。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図4に従って詳述する。図1は本考案の一実 施例である油圧回路を示し、符号1乃至21までの部品構成は従来技術にて説明 した構成と同一であり、重複説明は省略する。同図に於いて、ブームシリンダ2 のボトム側2aの油路19の途中に第1の切り替え弁22を設け、その二次側へ ブームシリンダのボトム側2aの油路19の他端を接続するとともに、その一次 側に油路19b及び油路23を並列に配設する。
【0016】 第1の切り替え弁22の一次側に設けた一方の油路19bはブームシリンダ用 の方向制御弁3の二次側へ接続し、第1の切り替え弁22の一次側に設けた他方 の油路23は、途中にチェック弁24を介して、アームシリンダ増速用の方向制 御弁5の上流側とアームシリンダ用の方向制御弁8の上流側との間を接続してい る合流油路10へ接続する。
【0017】 該第1の切り替え弁22のスプールの一方にばね25を介装し、該第1の切り 替え弁22のスプールの他方にパイロットポート26を設け、このパイロットポ ート26にパイロット油路27を接続する。図示したように、第1の切り替え弁 22のばね25の圧力がパイロットポート26のパイロット圧より高いときは、 第1の切り替え弁22のスプールが22aの位置にあり、ブームシリンダのボト ム側2aの油路19と、ブームシリンダ用の方向制御弁3の二次側へ通じる油路 19bとが連通し、合流油路10へ通じる油路23が閉止される。パイロットポ ート26のパイロット圧がばね25の圧力より高くなったときには、第1の切り 替え弁22のスプールが22aの位置から22bの位置へ切り替わり、第1の切 り替え弁22の一次側の前記二つの油路19b,23と二次側の油路19とが連 通するように形成されている。
【0018】 そして、前記パイロット油路27の上流に第2の切り替え弁28を設け、その 二次側へパイロット油路27の他端を接続するとともに、その一次側にパイロッ ト油路29を接続する。第2の切り替え弁28のスプールの一方にばね30を介 装し、該第2の切り替え弁28のスプールの他方にパイロットポート31を設け 、このパイロットポート31にパイロット油路32を接続する。
【0019】 前記パイロット油路29はシャトル弁33を介してパイロット油路34及び3 5に分岐され、アームシリンダ用のパイロット圧操作弁21の収縮側(a1 )及 び伸長側(a2 )の双方のパイロット油路へ接続される。又、前記パイロット油 路32はブームシリンダ用のパイロット圧操作弁29のブーム収縮側(b1 )の パイロット油路へ接続される。
【0020】 次に、上記油圧回路の作用について説明する。通常、ブームシリンダ2は収縮 する際にブーム及びアーム等のアタッチメントの慣性が加わるため、油圧回路の メータアウト側に絞り36を設けている。このことから、ブームシリンダ2が収 縮するときの圧力PBHは、作動圧PBRより大となっている(PBH>PBR)。従っ て、アーム操作とブーム下降操作とを同時に行った場合は、アームシリンダ4が 収縮するときの作動圧PAR又は伸長するときの作動圧PAHに対して、ブームシリ ンダ2が収縮するときの圧力PBHが大であるときに(PBH>PAR,PBH>PAH) 、ブームシリンダのボトム側2aの作動油をアームシリンダ4側へ供給でき、ア ームシリンダ4の作動速度の増速が可能となる。
【0021】 図1に於いて、アームシリンダ用のパイロット圧操作弁21を収縮側(a1 ) 又は伸長側(a2 )の何れかへ単独操作した場合は、パイロット油路34又は3 5に分岐されたパイロット油がシャトル弁33を通過してパイロット油路29へ 導出される。然し、ブームシリンダ用のパイロット圧操作弁17を操作しない状 態では、パイロット油路32へパイロット油が導出されず、第2の切り替え弁2 8のスプールは28aの位置を保持する。従って、パイロット油路27にもパイ ロット油が導出されず、第1の切り替え弁22のスプールは、図示した22aの 位置を保持する。
【0022】 一方、ブームシリンダ用のパイロット圧操作弁17を下降側(収縮側:b1 ) へ単独操作した場合は、パイロット油路32へパイロット油が導出されて第2の 切り替え弁28のパイロットポート31へパイロット圧が掛り、該第2の切り替 え弁28のスプールは28aの位置から28bの位置へ切り替わる。然し、アー ムシリンダ用のパイロット圧操作弁21を操作しない状態では、パイロット油路 29へパイロット油が導出されない。従って、パイロット油路27にもパイロッ ト油が導出されず、第1の切り替え弁22のスプールは、図示した22aの位置 を保持する。
【0023】 次に、図2に示すように、アームシリンダ用のパイロット圧操作弁21を収縮 側(a1 )又は伸長側(a2 )の何れか一方へ操作しながら、ブームシリンダ用 のパイロット圧操作弁17を下降側(収縮側:b1 )へ操作した場合には、ブー ム側のパイロット油路32にパイロット油が導出されて第2の切り替え弁28の パイロットポート31へパイロット圧が掛り、該第2の切り替え弁28のスプー ルは28aの位置から28bの位置へ切り替わる。又、アーム側のパイロット油 路29には、パイロット油路34又は35からシャトル弁33を通過してパイロ ット油が導出され、第2の切り替え弁28を通過してパイロット油路27へパイ ロット油が流入する。従って、第1の切り替え弁22のパイロットポート26へ パイロット圧が掛り、該第1の切り替え弁22のスプールは22aの位置から2 2bの位置へ切り替わる。
【0024】 斯くして、第1の切り替え弁22の一次側の前記二つの油路19b及び23と 、二次側の前記油路19とが連通する。このとき、ブームシリンダのボトム側2 aの圧力PBHがアームシリンダ4の作動圧PAR又はPAHより高い場合は、油路1 9の作動油の一部が油路23からチェック弁24を通過して前記合流油路10へ 合流し、アームシリンダ4の作動速度が増速される。
【0025】 図3は第2の実施例を示し、アームシリンダ用のパイロット圧操作弁21の収 縮側(a1 )に、前記パイロット油路29を接続する。然るときに、アームシリ ンダ用のパイロット圧操作弁21を収縮側(a1 )へ操作しながら、ブームシリ ンダ用のパイロット圧操作弁17を下降側(収縮側:b1 )へ操作した場合には 、パイロット油路32にパイロット油が導出されて第2の切り替え弁28のスプ ールが28bの位置へ切り替わり、パイロット油路29に導出されたパイロット 油が第2の切り替え弁28を通過してパイロット油路27へ流入する。従って、 図示したように、第1の切り替え弁22のスプールが22bの位置へ切り替わり 、前述したように、ブームシリンダのボトム側2aの圧力PBHがアームシリンダ の収縮側の作動圧PARより高い場合は、アームシリンダ4の収縮作動速度が増速 される。
【0026】 図4は第3の実施例を示し、アームシリンダ用のパイロット圧操作弁21の伸 長側(a2 )に、前記パイロット油路29を接続する。然るときに、アームシリ ンダ用のパイロット圧操作弁21を伸長側(a2 )へ操作しながら、ブームシリ ンダ用のパイロット圧操作弁17を下降側(収縮側:b1 )へ操作した場合には 、パイロット油路32にパイロット油が導出されて第2の切り替え弁28のスプ ールが28bの位置へ切り替わり、パイロット油路29に導出されたパイロット 油が第2の切り替え弁28を通過してパイロット油路27へ流入する。従って、 図示したように、第1の切り替え弁22のスプールが22bの位置へ切り替わり 、前述したように、ブームシリンダのボトム側2aの圧力PBHがアームシリンダ の伸長側の作動圧PAHより高い場合は、アームシリンダ4の伸長作動速度が増速 される。
【0027】 尚、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、 そして、本考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0028】
【考案の効果】
本考案は上記実施例に詳述したように、第1の切り替え弁及び第2の切り替え 弁を設けたことにより、ブーム下降操作とアーム操作とを同時に行った場合に、 ブームシリンダのボトム側の圧力がアームシリンダの作動圧より高いときは、ブ ームシリンダのボトム側の作動油の一部がアームシリンダ側へ供給され、アーム シリンダの作動速度を増速させることができる。
【0029】 斯くして、従来の建設機械の油圧回路と比較して、アームシリンダとブームシ リンダを複合操作する場合の作業性が著しく向上する。
【提出日】平成4年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 そして、第2の油圧ポンプ6の吐出油は合流油路9を介して第1の油圧ポンプ 1の吐出油へ合流し、油路19を経てブームシリンダ2,2の一方の油口2a, 2aへ流入する。従って、ブームシリンダ2,2が増速されながら伸長する。ブ ームシリンダ2,2の他方の油口2b,2bから流出した油は油路18から方向 制御弁3を経てタンク20へ戻る(本油圧回路はブームシリンダ2が伸長すると きのみ増速できる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である建設機械の油圧回路
図。
【図2】アームシリンダとブームシリンダを同時に操作
したときの作動状態を示す油圧回路図。
【図3】第2の実施例である建設機械の油圧回路図。
【図4】第3の実施例である建設機械の油圧回路図。
【図5】従来型の建設機械の油圧回路図。
【図6】パイロット圧と油圧ポンプの吐出量との関係を
示すグラフ。
【符号の説明】
1 第1の油圧ポンプ 2 ブームシリンダ 2a ブームシリンダのボトム側 3 ブームシリンダ用の方向制御弁 4 アームシリンダ 5 アームシリンダ増速用の方向制御弁 6 第2の油圧ポンプ 7 ブームシリンダ増速用の方向制御弁 8 アームシリンダ用の方向制御弁 9,10 合流油路 17 ブームシリンダ用のパイロット圧操作
弁 19,19b,23 油路 21 アームシリンダ用のパイロット圧操作
弁 22 第1の切り替え弁 24 チェック弁 25 ばね 26,31 パイロットポート 27,29,32 パイロット油路 28 第2の切り替え弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月28日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の油圧ポンプを備え、第1の油圧ポ
    ンプの油圧回路系統に上流側からブームシリンダ用の方
    向制御弁とアームシリンダ増速用の方向制御弁をタンデ
    ム接続し、第2の油圧ポンプの油圧回路系統に上流側か
    らブームシリンダ増速用の方向制御弁とアームシリンダ
    用の方向制御弁をパラレル接続するとともに、ブームシ
    リンダ増速用の方向制御弁の下流側とブームシリンダ用
    の方向制御弁の上流側との間、及びアームシリンダ増速
    用の方向制御弁の上流側とアームシリンダ用の方向制御
    弁の上流側との間を、夫々合流油路にて接続した油圧回
    路に於いて、ブームシリンダのボトム側の油路に第1の
    切り替え弁を設けてその二次側へ前記ボトム側の油路を
    接続し、該第1の切り替え弁の一次側にブームシリンダ
    用の方向制御弁の二次側の油路を接続するとともに、該
    第1の切り替え弁の一次側にアームシリンダ増速用の方
    向制御弁の上流側とアームシリンダ用の方向制御弁の上
    流側との間を接続している合流油路をチェック弁を介し
    て接続し、該第1の切り替え弁のスプールの一方にばね
    を介装し、該第1の切り替え弁のスプールの他方にパイ
    ロット油路を設け、このパイロット油路の上流にブーム
    シリンダ用のパイロット圧操作弁が収縮方向に操作され
    たときに、アームシリンダ用のパイロット圧操作弁から
    パイロット圧が導出される第2の切り替え弁を設け、前
    記第1の切り替え弁のスプールの他方にパイロット圧が
    掛かったときには、第1の切り替え弁の一次側の前記二
    つの油路と二次側の前記ボトム側の油路とを連通するよ
    うに構成したことを特徴とする建設機械の油圧回路。
JP6865392U 1992-10-01 1992-10-01 建設機械の油圧回路 Pending JPH0634064U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6865392U JPH0634064U (ja) 1992-10-01 1992-10-01 建設機械の油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6865392U JPH0634064U (ja) 1992-10-01 1992-10-01 建設機械の油圧回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0634064U true JPH0634064U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13379881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6865392U Pending JPH0634064U (ja) 1992-10-01 1992-10-01 建設機械の油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0634064U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105199A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 コベルコ建機株式会社 油圧制御装置及びこれを備えた建設機械

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105199A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 コベルコ建機株式会社 油圧制御装置及びこれを備えた建設機械
JP2013163959A (ja) * 2012-01-11 2013-08-22 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 油圧制御装置及びこれを備えた建設機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7305821B2 (en) Hydraulic control apparatus
JPH11218102A (ja) 圧油供給装置
CN107324215A (zh) 起重机及其液压控制***
JP2860163B2 (ja) 油圧駆動装置
JP3891893B2 (ja) 油圧駆動装置
JP7222595B2 (ja) 油圧制御システム
JPH0634064U (ja) 建設機械の油圧回路
JPH0634063U (ja) 建設機械の油圧回路
KR100631065B1 (ko) 합류회로를 구비하는 굴삭기의 유압제어회로
JPH0643260Y2 (ja) 建設機械の油圧装置
JP3741244B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JP2000045340A (ja) 油圧作業機械の油圧回路
JPH0449196A (ja) クレーン用油圧回路
JPH05263806A (ja) 建設機械の油圧回路
KR970011610B1 (ko) 중장비의 로드센싱형 유압시스템
JP2630777B2 (ja) 車両用制御回路
JPH02484Y2 (ja)
KR960004184Y1 (ko) 합류회로를 갖는 중장비의 유압회로
JPH0596964A (ja) 建設車両の直進走行回路
JPH04118428A (ja) 掘削作業車の油圧回路構造
JPH044306A (ja) 油圧方向制御弁
JPS60258336A (ja) 建設車両の合流回路
JPS58193911A (ja) 油圧機械の油圧回路
JP2787476B2 (ja) 建設車両の合流回路
JPH0643259Y2 (ja) 建設機械の油圧装置