JPH06339975A - 内部に空洞を有する樹脂成形品と製造方法 - Google Patents

内部に空洞を有する樹脂成形品と製造方法

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JPH06339975A
JPH06339975A JP12977193A JP12977193A JPH06339975A JP H06339975 A JPH06339975 A JP H06339975A JP 12977193 A JP12977193 A JP 12977193A JP 12977193 A JP12977193 A JP 12977193A JP H06339975 A JPH06339975 A JP H06339975A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄肉部と厚肉部が一体成形された樹脂成形品
において、冷却固化速度の差によるひけ、ねじれ等の変
形を少なくし、取付性および外観の優れた樹脂成形品お
よびその製造方法を得る。 【構成】 薄肉部形成部25および厚肉部形成部26か
らなるキャビティ24、および厚肉部形成部26にガス
注入口32を有する射出成形型21を用い、キャビティ
24に樹脂41を射出し、樹脂41がガス注入口32を
覆った後、ガス42を注入して射出成形を行うことによ
り、薄肉部5および厚肉部6が一体成形され、かつ厚肉
部6に空洞11が形成されている樹脂成形品を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内部に空洞を有する樹脂
成形品とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形品の軽量化あるいは樹脂使用量
の低減を目的として、車両用樹脂成形品を中心に内部に
空洞を有する樹脂成形品が提案されている(例えば特開
平3−248937号、実開平2−63255号)。こ
れらの樹脂成形品は射出成形時に圧縮ガスを注入して、
内部全体に空洞を形成したものである。しかし、このよ
うな成形品においても、くり返し多数の成形を行う際に
常に同一形状の空洞を得ることは経験上難かしく、形状
は通常ばらつき、この結果細部についてみると、樹脂の
肉厚に差が生じ、肉厚の厚い部分ではひけが生じて外観
を害したり、あるいは内部応力の不均一によりねじれ等
の変形が生じ、取付性を害するなどの問題点がある。
【0003】一方、このような空洞を有する樹脂成形品
の裏面側を開口させた内部空間を有する樹脂成形品が望
まれている。図8は車両用のスポイラとして使用される
樹脂成形品の斜視図、図9はこのような成形品として一
般的に考えられるであろう樹脂成形品の構造を示す図8
のX−X断面図である。
【0004】図において、1は樹脂成形品で、外表面側
は意匠部2となり、内部空間3を囲むように取付部4が
裏面側に伸び、内部空間3は裏面側に開口している。こ
の成形品1では意匠部2から取付部4までを軽量化のた
め、主として厚さd1、d2の薄肉部5で一体に成形す
る。ただし、取付部4の強度不足が予測される場合には
新規な構造として、同図における破線4aで示すよう
に、取付部4は取付強度を確保するため、厚さD1、D2
(>d1、d2)の厚肉部6を形成し、全体が一体成形さ
れた成形品も考えられる。
【0005】上記の樹脂成形品1は取付部4の先端(裏
面)に両面粘着テープ等の固着手段7を介在させて、車
体パネル等の被取付部8に取付けて使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな樹脂成形品1は薄肉部5と厚肉部6とが一体成形さ
れる構造となっているため、これを射出成形により一体
成形すると、厚肉部6の冷却固化が遅れ、厚肉部6の外
表面側にひけが発生して外観を害するほか、内部応力が
不均一となって成形品全体がねじれるなどの変形が発生
し、取付部4における取付性を害するなどの問題点があ
る。
【0007】本発明の目的は、薄肉部には空洞を形成せ
ず厚肉部に内部空洞を形成することにより、薄肉部と厚
肉部が一体成形された樹脂成形品におけるひけやねじれ
等の変形を防止し、軽量で外観および取付性に優れた樹
脂成形品およびその製造方法を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は次の樹脂成形品
およびその製造方法である。 (1)ほぼ同一の厚さの板状の薄肉部、および薄肉部の
厚さよりも厚い厚さの厚肉部が一体成形され、前記厚肉
部には内部に実質的に密閉された空洞が形成されてお
り、この空洞は厚肉部の外形のほぼ相似的縮小形に形成
され、かつ薄肉部には実質的に及んでいないことを特徴
とする樹脂成形品。 (2)意匠部となる薄肉部および取付部となる厚肉部が
一体成形され、厚肉部に空洞が形成されていることを特
徴とする上記(1)記載の樹脂成形品。 (3)厚肉部には空洞と連結する通気路を有することを
特徴とする上記(1)または(2)記載の樹脂成形品。 (4)ほぼ同一のすき間を面状に有する薄肉部形成部
と、前記すき間よりも大きいすき間の厚肉部形成部とか
らなるキャビティ、および前記厚肉部形成部に圧縮ガス
注入口を有する射出成形型を用い、キャビティに溶融樹
脂を射出し、射出した樹脂がガス注入口を覆った後で、
樹脂がキャビティ内を満たす前に圧縮ガスを注入して、
キャビティ内の樹脂を圧縮ガスとともに流動させること
により、薄肉部形成部で薄肉部を形成し、厚肉部形成部
で厚肉部を形成するとともに、厚肉部の内部に、厚肉部
の外形のほぼ相似的縮小形を有し、実質的に密閉され、
かつ実質的に薄肉部に及んでいない空洞を形成すること
を特徴とする樹脂成形品の製造方法。 (5)ガス注入口は射出成形型のゲートに対向する位置
に形成することを特徴とする上記(4)記載の樹脂成形
品の製造方法。 (6)ガス注入口は射出成形型の凹部に形成することを
特徴とする上記(4)または(5)記載の樹脂成形品の
製造方法。
【0009】本発明において「厚肉部」とは、内部に空
洞を有する場合でも、外形の厚さが厚い部分をいい、
「薄肉部」はこの「厚肉部」よりも外形の厚さが薄い部
分をいう。
【0010】
【作用】本発明の樹脂成形品は、射出成形型のキャビテ
ィに樹脂を射出し、樹脂がガス注入口を覆った後に、キ
ャビティに圧縮ガスを注入することにより、薄肉部形成
部で薄肉部を形成し、厚肉部形成部で厚肉部を形成する
とともに、厚肉部の内部に、厚肉部の外形のほぼ相似的
縮小形を有し、実質的に密閉され、かつ実質的に薄肉部
に及んでいない空洞を形成して製造する。
【0011】こうして製造した樹脂成形品は、薄肉部と
厚肉部とが一体成形され、しかも厚肉部の内部に空洞が
形成されているため、薄肉部と厚肉部における冷却固化
速度の差は小さくなり、このため内部に不均一な応力が
発生せず、ねじれ等の変形が小さくなる。また厚肉部の
外表面側にひけが発生せず、これにより所定の正確な形
状を保った厚肉部を有する樹脂成形品が得られ、取付性
が良好になるとともに、優れた外観が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例により説明す
る。図1は実施例の樹脂成形品を示す図8の下面図、図
2(a)、(b)、(c)はそれぞれ図1のA−A断面
図、B−B断面図、C−C断面図であり、図8および図
9と同一符号は同一または相当部分を示す。
【0013】図において、樹脂成形品1は車両のスポイ
ラとして用いられる長尺の成形品で、従来のものと同様
に外表面側に意匠部2が形成され、内部空間3を囲むよ
うに取付部4が全周から裏面側に伸び、内部空間3は裏
面側に開口している。そして意匠部2は主としてほぼ同
一の厚さt1、t2の平板状の薄肉部5からなり、取付部
4は薄肉部5の厚さより厚い厚さT1、T2の厚肉部6か
らなり、一体成形されている。薄肉部5の厚さは3〜
3.5mm以下が好ましい。厚肉部6の内部には、厚肉
部6の長手方向に沿って空洞11が形成されている。空
洞11は厚肉部5の外形とほぼ相似的縮小形となってお
り、実質的に密閉で、薄肉部5には実質的に及んでいな
い。
【0014】上記の薄肉部5と厚肉部6の厚さはT1
2>t1、t2となっており、薄肉部5を薄くして軽量
化が計られ、厚肉部6を厚くして取付強度を大きくして
いる。そして厚肉部6は外形の厚さは厚くなっている
が、内部に空洞11が形成されているため、空洞11の
周囲の壁となる厚肉部6の周壁12の厚さTは空洞11
の周囲の壁の厚さとほぼ同じ厚さになっている。
【0015】13は通気孔であり、空洞11と連絡する
ように厚肉部6の先端、すなわち取付部4の外面である
裏面側に形成され、通気路14と連結している。15は
断面L字状の取付具支持部であって、取付孔16にクリ
ップ等の取付具9を装着して被取付部8に取付けるよう
になっている。取付具支持部15と意匠部2との間には
すき間17が形成されている。18は成形品1を射出成
形型から外すときの成形品移動防止用突起である。
【0016】図3は射出成形型の断面図、図4はコア型
の平面図、図5は成形品の一部の斜視図、図6は使用状
態を示す一部の断面図、図7は射出成形のタイミング図
である。
【0017】21は射出成形型であって、キャビティ型
22およびコア型23間にキャビティ24が形成されて
いる。キャビティ24は薄肉部5に対応するすき間と形
状の薄肉部形成部25と、前記すき間よりも大きい厚肉
部6に対応するすき間と形状の厚肉部形成部26とから
形成されている。27はゲートであって、片側の厚肉部
形成部26の中央に開口するようにコア型23に設けら
れ、スプル28およびランナ29に連結されている。3
0はコールドスラグである。
【0018】両側の厚肉部形成部26のゲート27に対
向する部分のコア型23には凹部31が形成され、その
中心部にはガス注入口32が開口している。また凹部3
1付近のコア型23には通気路形成部33が形成されて
いる。ガス注入口32はガス注入管34から逆止弁35
を介してガス注入機36に連絡している。37はガスボ
ンベ、38はガスベント、39は開放弁であり、両側に
設けられ、それぞれ独立にガス圧、ガス流量、ガス注入
タイミング等を制御できるようにされているが、左側は
図示が省略されている。射出成形型21には取付具支持
部15を形成するためにスライドコア型が設けられてい
るが、図示は省略されている。
【0019】樹脂成形品1の製造方法は、図7のタイミ
ング図に従って行われる。まず射出成形型21を型締め
し、射出成形機の射出ノズル(図示せず)から溶融した
液状の樹脂41を供給し、ランナ29、スプル28を直
通してゲート27からキャビティ24に射出する。この
間ガス注入機36はOFFの状態でありガスベント38
は開の状態である。
【0020】キャビティ24に射出された樹脂41は、
図4のaからbに示すようにキャビティ24内に充填さ
れていく。そして樹脂41がガス注入口32を覆い、好
ましくはキャビティ24の約70〜80%充填された時
点、すなわち図4のほぼbの位置まで充填され、図面上
左右端部側のキャビティ24には未だ樹脂41が充填さ
れず、キャビティ24内に未た空間が残っている時点
で、開放弁39を閉じてガスベント38を大気と遮へい
し、ガス注入機36を駆動し、ガス注入管34を通して
ガス注入口32からキャビティ24に圧縮した窒素ガス
等のガス42を注入する。この際、樹脂41はゲート2
7から引き続き射出し続けるのが好ましい。
【0021】注入されたガス42は凹部31の周壁に樹
脂41を貼付けた状態で凹部31の中心部を通ってキャ
ビティ24に入る。キャビティ24に入ったガス42は
まず厚肉部形成部26内の樹脂41内に小さな空洞を作
り、引き続きゲート27から供給される樹脂の流動と、
引き続き供給されるガス42、およびガスの膨張力によ
って、最も流動抵抗の少ない厚肉部形成部26内を空洞
11を作りながら、図4のcに示すように樹脂が未だ充
填されていない側に向けて進む。これにより樹脂41は
キャビティ24内に押広げられた状態で厚肉部形成部2
6の周壁および薄肉部形成部25の全域に充填される。
こうして薄肉部5および厚肉部6が形成されるととも
に、厚肉部6内に空洞11が形成される。空洞11の内
壁は厚肉部6の長手方向に連続して、空洞は薄肉部5と
の境界部近くにとどまり、薄肉部5には実質的に及んで
いない状態で形成される。
【0022】ガス42の注入は樹脂41の射出より遅延
して行い、ガス42の注入後しばらくして樹脂の射出を
停止して冷却に入るが、ガス注入はさらに継続して所定
のガス圧力による保圧状態を維持する。そして保圧、冷
却の終了により、ガス注入機36を停止してガスベント
38を開としガス42を排出し、空洞11内の圧力を大
気圧に戻した後に型開きして成形品43を取出す。移動
防止用突起18は型開き時のスライドコアの移動時に成
形品43が移動するのを防止する。
【0023】取出された成形品43は樹脂成形品1に対
応した形状を有するが、図5に示すように凹部31に対
応する凸部44および環状凹部45を有し、凸部44に
ガス注入跡として通気孔13が形成されている。また通
気路形成部33によって通気路14が形成されている。
そこで凸部44を折って円形凹部46を形成すると、円
形凹部46に通気孔13が開口する。このようにして得
られた成形品には、次いで塗装などにより、表面に所望
の色の着色層を形成することもできる。
【0024】こうして製造された樹脂成形品1は図6に
示すように、粘着剤層7a、7bを有する両面粘着テー
プのような固着手段7を取付部4に固着し、車体パネル
等の被取付部8に固着する。これと同時に図2(b)に
示すように、クリップ等の取付具9を取付具支持部15
の取付孔16に取付けて、被取付部8の取付孔8aに取
付け、2通りの固着手段により固着する。
【0025】固着状態においては、空洞11は通気孔1
3および通気路14を通して大気に通じているため、温
度差により内部の空気が膨張または収縮しても、樹脂成
形品1の変形は生じない。
【0026】上記の樹脂成形品1は、薄肉部5と厚肉部
6が一体成形されており、厚肉部6の内部に空洞11が
形成されているため、射出成形時における薄肉部5と厚
肉部6の冷却固化速度の差は小さくなり、このため内部
に不均一な応力が発生せず、ねじれ等の変形が小さくな
る。また厚肉部6の外表面側にひけが発生せず、これに
より所定の正確な形状を保った厚肉部(取付部)を有す
る樹脂成形品1が得られ、取付性が良好となるととも
に、優れた外観が得られる。
【0027】上記実施例のように射出成形型21のゲー
ト27に対向する位置にガス注入口32を開口させる
と、射出された樹脂41が両側に分れる部分であるた
め、ガス42の注入が容易かつ均一になるが、場合によ
っては他の位置でもよい。また凹部31にガス注入口3
2を開口させると、樹脂圧が直接かからず、しかも樹脂
が凹部で静止して注入口32の周辺部が他の部分よりも
相対的に速く固化するためガス42の注入は容易になる
が、場合によっては他の場所でもよい。
【0028】なお上記実施例では、空洞11を形成した
厚肉部6を固着する固着手段7として両面粘着テープの
例を示したが、取付ボルトその他の固着手段であっても
よい。 また上記実施例は車両用のスポイラに使用する
樹脂成形品に関するものであったが、ボデー・サイドモ
ール、ホイールオープニングトリム、フイニッシャー等
の他の用途の樹脂成形品にも応用でき、それに伴って形
状、構造等は変更可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の樹脂成形品は、薄肉部と厚肉部
が一体成形され、かつ厚肉部に空洞が形成されているた
め、ひけやねじれ等の変形は少なくなり、取付性および
外観に優れた樹脂成形品が得られる。
【0030】本発明の樹脂成形品の製造方法は、薄肉部
形成部および厚肉部形成部からなるキャビティ、および
厚肉部形成部にガス注入口を有する射出成形型を用い、
樹脂がガス注入口を覆った後にガスを注入するため、薄
肉部形成部で薄肉部を形成し、厚肉部形成部で厚肉部を
形成するとともに、厚肉部に空洞を形成することがで
き、上記の樹脂成形品を効率よく製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の樹脂成形品を示す図8の下面図であ
る。
【図2】(a)は図1のA−A断面図、(b)はB−B
断面図、(c)はC−C断面図である。
【図3】射出成形型の断面図である。
【図4】コア型の平面図である。
【図5】成形品の一部の斜視図である。
【図6】成形品の使用状態を示す一部の断面図である。
【図7】射出成形のタイミング図である。
【図8】樹脂成形品の斜視図である。
【図9】樹脂成形品を示す図8のX−X断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂成形品 2 意匠部 3 内部空間 4 取付部 5 薄肉部 6 厚肉部 7 固着手段 8 被取付部 9 取付具 11 空洞 12 周壁 13 通気孔 14 通気路 15 取付具支持部 21 射出成形型 22 キャビティ型 23 コア型 24 キャビティ 25 薄肉部形成部 26 厚肉部形成部 27 ゲート 28 スプル 29 ランナ 31 凹部 32 ガス注入口 33 通気路形成部 36 ガス注入機 37 ガスボンベ 41 樹脂 42 ガス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ同一の厚さの板状の薄肉部、および
    薄肉部の厚さよりも厚い厚さの厚肉部が一体成形され、
    前記厚肉部には内部に実質的に密閉された空洞が形成さ
    れており、この空洞は厚肉部の外形のほぼ相似的縮小形
    に形成され、かつ薄肉部には実質的に及んでいないこと
    を特徴とする樹脂成形品。
  2. 【請求項2】 意匠部となる薄肉部および取付部となる
    厚肉部が一体成形され、厚肉部に空洞が形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の樹脂成形品。
  3. 【請求項3】 厚肉部には空洞と連結する通気路を有す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂成形
    品。
  4. 【請求項4】 ほぼ同一のすき間を面状に有する薄肉部
    形成部と、前記すき間よりも大きいすき間の厚肉部形成
    部とからなるキャビティ、および前記厚肉部形成部に圧
    縮ガス注入口を有する射出成形型を用い、 キャビティに溶融樹脂を射出し、射出した樹脂がガス注
    入口を覆った後で、樹脂がキャビティ内を満たす前に圧
    縮ガスを注入して、キャビティ内の樹脂を圧縮ガスとと
    もに流動させることにより、 薄肉部形成部で薄肉部を形成し、厚肉部形成部で厚肉部
    を形成するとともに、厚肉部の内部に、厚肉部の外形の
    ほぼ相似的縮小形を有し、実質的に密閉され、かつ実質
    的に薄肉部に及んでいない空洞を形成することを特徴と
    する樹脂成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 ガス注入口は射出成形型のゲートに対向
    する位置に形成することを特徴とする請求項4記載の樹
    脂成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】 ガス注入口は射出成形型の凹部に形成す
    ることを特徴とする請求項4または5記載の樹脂成形品
    の製造方法。
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CN102459489A (zh) * 2009-04-15 2012-05-16 株式会社普利司通 粘合剂组合物、接合方法、层压体和轮胎

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