JPH06339111A - 圧縮動画像再生装置 - Google Patents

圧縮動画像再生装置

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JPH06339111A
JPH06339111A JP5129095A JP12909593A JPH06339111A JP H06339111 A JPH06339111 A JP H06339111A JP 5129095 A JP5129095 A JP 5129095A JP 12909593 A JP12909593 A JP 12909593A JP H06339111 A JPH06339111 A JP H06339111A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッファメモリの容量を小さくしても、長時
間の逆順再生が可能とする。 【構成】 動画像データに対して、逆順再生の順序とす
べく圧縮符号化を行う逆順符号化手段23と、逆順符号
化手段23で圧縮符号化された画像データを記憶するバ
ッファメモリ24と、記録媒体20の圧縮符号化データ
とバッファメモリ24の圧縮符号化データとを選択する
入力データ選択手段25とを具備し、順方向再生により
復号化された動画像データを、逆順符号化手段23で逆
順再生の順序とすべく圧縮符号化を行い、その圧縮符号
化された画像データをバッファメモリ24に蓄えてい
き、逆順再生の際には、このバッファメモリ24に蓄え
られた圧縮符号化された動画像データを逆方向に読出し
て、復号化し、それを表示することにより、逆順再生を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧縮符号化された動
画像データを復号再生する圧縮動画像再生装置に関する
もので、特に、その逆順再生を可能とした圧縮動画像再
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル信号処理、LSI技
術、画像符号化技術の発達に伴い、膨大な動画像のデー
タを圧縮する技術が身近なものになり、テレビ電話やテ
レビ会議システムへ応用され始めている。また、CD,
DATなど蓄積メディアの普及に伴って、動画像を蓄積
したメディアによるサービスへの要求が高まっている。
このような背景の下で、ISO−IEC/JTC1/S
C2/WG11/MPEG(Moving Picture Expert Gro
up)において蓄積メディアを対象にした動画像符号化方
式の標準化が進められている。
【0003】現在の動画像圧縮符号化方式は、大きく分
けて二つのプロセスからなり、一つはあるフレーム(1
画面)を静止画と見立て、他のフレームとは独立に圧縮
するフレーム内圧縮(MPEGの方式)で、もう一つは
フレーム内圧縮したフレームに近接したフレームを、画
像の類似性を利用して少ない情報で表すフレーム間圧縮
である。
【0004】前述のMPEGの方式の基本は、動き補償
フレーム間予測を行い、その予測誤差をDCT(離散コ
サイン変換)し、量子化して低周波数成分より順次に可
変長符号化するものである。動き補償フレーム間予測符
号化は、単にフレーム間差分を符号化するのではなく、
近傍のフレームから動き補償を伴った予測符号化を行う
ものである。更に、MPEGの方式では、フレーム間予
測において過去のフレームから予測する前向き予測に加
えて、未来のフレームから予測する後ろ向き予測と、そ
れら両者の平均値予測を取入れて3者の中で最も良い予
測を選択することによって、フレーム間予測効率の向上
をはかっている。
【0005】次に、図を用いて従来の圧縮動画像再生装
置の圧縮符号化方式に従って符号化され記録された動画
像データを復号再生する動作を説明する。
【0006】図5は従来の圧縮動画像再生装置のブロッ
ク図である。
【0007】図5において、1は圧縮符号化された動画
像データが記録されている記録媒体であり、2は圧縮動
画像データを可変長復号する可変長復号化器、3は可変
長復号化されたデータを逆量子化する逆量子化器、4は
逆量子化されたデータを逆DCTする逆DCT演算器で
ある。5は前向きフレーム間予測に必要な既に復号化さ
れた過去のフレームデータを記憶しておくフレームメモ
リB、6は後ろ向きフレーム間予測に必要な未来のフレ
ームデータを記憶しておくフレームメモリAである。7
はフレームメモリB5を参照して、動き補償を考慮にい
れた前向き予測値を算出する動き補償前向き予測値算出
器、8はフレームメモリA6を参照して、動き補償を考
慮にいれた後ろ向き予測値を算出する動き補償後ろ向き
予測値算出器、9はフレームメモリB5とフレームメモ
リA6の両方を参照して、動き補償を考慮にいれた両方
向予測値を算出する動き補償両方向予測値算出器、10
は復号化するフレームが復号化された際のフレーム間予
測のタイプによって、予測値を算出する予測器を選択す
るスイッチである。11は逆DCT演算器4によって逆
DCTされた画像の差分データと動き補償前向き予測値
算出器7、動き補償後ろ向き予測値算出器8、動き補償
両方向予測値算出器9によって算出された予測値を加算
する加算器、13は復号化された画像データを制御して
表示する表示器、12は復号化されるフレームがフレー
ム内圧縮されたものかフレーム間圧縮されたものかによ
って、逆DCT演算器4によって逆DCTされた画像デ
ータを加算器11を介して表示器13に送るか、直接、
表示器13に送るかを選択するスイッチである。
【0008】このように構成された従来の圧縮動画像再
生装置の動作について説明する。
【0009】まず、記録媒体1から送られてくる画像デ
ータがフレーム内圧縮されたデータである場合、圧縮デ
ータは可変長復号化器2、逆量子化器3、逆DCT演算
器4の順に可変長復号、逆量子化、逆DCTが行われ、
復号化された画像データは表示器13に送られるととも
に、経路14を通ってフレームメモリA6に蓄えられ
る。フレームメモリA6に蓄えられた画像データは、次
に、記録媒体1からフレーム内圧縮された画像か、前向
きフレーム間圧縮された画像のデータが送られる際に、
フレームメモリB5へと移される。
【0010】次に、記録媒体1から送られてくるデータ
が前向きフレーム間予測されたデータである場合、送ら
れてくるデータは圧縮符号化されたフレーム間差分デー
タであり、このデータは可変長復号化器2、逆量子化器
3、逆DCT演算器4の順に可変長復号、逆量子化、逆
DCTされ復号される。一方、スイッチ10によって選
択された動き補償前向き予測値算出器7により算出され
た予測値が、前記復号差分データと加算器11によって
加算される。その結果復号化された画像データは表示器
13に送られるとともに、経路14を通ってフレームメ
モリA6に蓄えられる。
【0011】記録媒体1から送られてくる画像データ
が、後ろ向きフレーム間圧縮されたデータである場合と
両方向フレーム間圧縮されたデータである場合は、前述
の前向きフレーム間圧縮された場合と同様に、差分デー
タは可変長復号化器2、逆量子化器3、逆DCT演算器
4で処理され、スイッチ10によってそれぞれ選択され
た動き補償後ろ向き予測値算出器8または動き補償両方
向予測値算出器9によって算出される予測値と加算器1
1で加算され、復号化された画像データは表示器13に
送られる。この画像データはフレームメモリA6には送
られない。
【0012】MPEGの方式では、ランダムアクセスや
高速再生、逆順再生等の特殊再生を考慮して、最低1フ
レームのフレーム内圧縮によって圧縮符号化されたフレ
ームを含んだ、最小1フレームから任意の長さのフレー
ム数によって構成されるGOP (Group Of Picture) と
いうフレーム単位を導入している。この場合、特殊再生
の方法として、例えば、安田浩 編著:『マルチメディ
ア符号化の国際標準』(丸善株式会社発行)p.154-155
に記載されている方法として、高速再生は各GOP内に
おけるフレーム内圧縮符号化した画像のみの頭出しを高
速にし、それだけを復号化して表示することによって高
速再生を実現する。また、逆順再生としては、復号化し
た画像のデータをGOP分、特定のメモリに蓄えておく
ことによって、逆順再生を行う方法が述べられている。
【0013】次に、この逆順再生を行う方法を図6に従
って説明する。
【0014】図6は従来の圧縮動画像再生装置の逆順再
生を可能とした構成のブロック図である。
【0015】図6において、15は圧縮動画像データが
記録されてある記録媒体、16は圧縮動画像データを復
号化する復号化器、17は復号化された動画像データを
表示するための表示器、18は逆順再生時に再生表示す
るための復号化画像データを記憶しておくためのフレー
ムバッファメモリである。19は順方向再生時と逆方向
再生時で再生表示する動画像データを復号化器16から
のデータかフレームバッファメモリ18からのデータか
を切替えるスイッチである。
【0016】この動作は、まず、記録媒体15に記録さ
れてある圧縮動画像データが、復号化器16によって復
号化され、復号化された動画像データは表示器17に送
られるとともに、フレームバッファメモリ18に蓄えら
れる。順方向再生時には、復号化器16で復号化された
動画像データが表示器17に送られて再生表示され、逆
順再生時にはフレームバッファメモリ18に蓄えられて
いる動画像データが逆順に読み出されて表示器17によ
って逆順再生表示される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の方法で逆
順再生を行う場合、逆順再生を行うことができる時間は
フレームバッファメモリ18の容量の大きさによって決
まる。即ち、フレームバッファメモリ18に何フレーム
分の復号化画像データを記憶することができるかによっ
て、逆順再生の時間が決まることになる。したがって、
長い時間逆順再生を行うには、フレームバッファメモリ
18は多くの復号化画像データを記憶できるように容量
の大きなものが必要となる。
【0018】例えば、カラー動画像のフレームフォーマ
ットとして、360×240画素のRGB画像で1画素
を8ビットで表すことを考えると、1フレームの画像デ
ータ量はおよそ2Mビットもの大きさになってしまう。
そして1GOPが15フレームから構成されているもの
とすると、逆順再生のためのフレームバッファメモリ1
8は、1GOP分の画像データ分およそ30Mビットも
の大きさのメモリが必要になる。更に、長時間の逆順再
生を行うとすれば、それ以上の膨大な大きさのフレーム
バッファメモリが必要になる。
【0019】そこで、本発明はバッファメモリの容量が
小さくても、長時間の逆順再生が可能となる圧縮動画像
再生装置の提供を課題とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる圧縮動画
像再生装置は、動画像データが圧縮符号化されて記録さ
れている記録媒体から圧縮符号化データを読出して復号
化する復号化手段と、前記復号化の際に必要な画像デー
タを記憶しておくフレームメモリと、前記復号化された
動画像データを表示する表示手段とを具備する圧縮動画
像再生装置において、前記動画像データに対して、逆順
再生の順序とすべく圧縮符号化を行う逆順符号化手段
と、前記逆順符号化手段で圧縮符号化された画像データ
を記憶するバッファメモリと、前記記録媒体の圧縮符号
化データと前記バッファメモリの圧縮符号化データとを
選択する入力データ選択手段とを具備するものである。
【0021】
【作用】本発明においては、順方向再生により復号化さ
れた動画像データを、逆順符号化手段で逆順再生の順序
とすべく圧縮符号化を行い、その圧縮符号化されたデー
タをバッファメモリに蓄えていき、逆順再生の際には、
このバッファメモリに蓄えられた圧縮符号化された動画
像データを逆方向に読出して、復号化し、それを表示す
ることにより、逆順再生を行うものである。
【0022】
【実施例】以下、本発明の圧縮動画像再生装置の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例における圧縮動画
像再生装置の動作原理を示す説明図である。また、クレ
ーム対応図でもある。
【0024】図1において、20は圧縮動画像データが
記録されている記録媒体であり、21aは圧縮動画像デ
ータを復号化する復号化手段、21bは復号化の際に必
要な画像データを記憶しておくフレームメモリ、22は
復号化された動画像を再生表示する表示手段、23は復
号化された動画像データを逆順に圧縮符号化する逆順符
号化手段、24は逆順符号化手段23によって符号化さ
れたデータを蓄えておくバッファメモリ、25は記録媒
体20からのデータを復号化するのか、逆順再生時にバ
ッファメモリ24に蓄えられているデータを復号化する
のかを選択する入力データ選択手段である。復号化手段
21aによって復号化された画像データは、表示手段2
2に送られるとともに、逆順符号化手段23に送られて
逆順に圧縮符号化され、バッファメモリ24に蓄えられ
る。逆順再生の際には、入力データ選択手段25によっ
てバッファメモリ24に蓄えられている符号化データが
復号化手段21aへ送られ、復号化された後、表示手段
22に送られて再生表示される。
【0025】即ち、本実施例の構成は、前述したような
従来の圧縮動画像再生装置に、復号化された画像データ
を再び圧縮符号化する逆順符号化手段23と、この逆順
符号化手段23によって符号化されたデータを蓄えてお
くバッファメモリ24とを付加する構成としたものであ
り、順方向再生により復号化された動画像データを、逆
順符号化手段23で逆順再生の順序とすべく圧縮符号化
を行い、その圧縮符号化されたデータをバッファメモリ
24に蓄えていき、逆順再生の際には、このバッファメ
モリ24に蓄えられた圧縮符号化された動画像データを
逆方向に読出して、復号化し、それを表示することによ
り、逆順再生を行うものである。
【0026】図2は本発明の一実施例における圧縮動画
像再生装置の具体的構成を示すブロック図である。
【0027】20は圧縮符号化データが記録されている
記録媒体、27は圧縮符号化データを可変長復号化する
可変長復号化器、28は可変長復号化されたデータを逆
量子化する逆量子化器、29は逆量子化されたデータを
逆DCT演算する逆DCT演算器、31は動き補償を考
慮にいれた前向きフレーム間予測値を算出する動き補償
前向き予測値算出器、32は動き補償を考慮にいれた後
ろ向きフレーム間予測値を算出する動き補償後ろ向き予
測値算出器、33は動き補償を考慮にいれた両方向フレ
ーム間予測値を算出する動き補償両方向予測値算出器、
34は動き補償後ろ向き予測値算出器32が予測値を算
出するのに必要なフレームデータを記憶しておくフレー
ムメモリA、35は動き補償前向き予測算出器31が予
測値を算出するのに必要なフレームデータを記憶してお
くフレームメモリB、36は復号化する動画像のフレー
ム間予測のタイプによって3種類のフレーム間予測値算
出器を切替えるスイッチ、37は逆DCT演算器29に
よって逆DCTされた復号差分データと動き補償前向き
予測値算出器31、動き補償後ろ向き予測値算出器3
2、動き補償両方向予測値算出器33のフレーム間予測
値算出器によって算出される予測値を加算する加算器で
ある。
【0028】また、39は順方向再生時に復号化された
動画像データに対してDCT演算を行うDCT演算器、
40はDCT演算されたデータに対して量子化を行う量
子化器、41は量子化されたデータに対して可変長符号
化を行う可変長符号化器、42は動き補償を考慮にいれ
た前向きフレーム間予測値を算出する動き補償前向き予
測器、43は動き補償を考慮にいれた後ろ向き予測値を
算出する動き補償後ろ向き予測器、44は動き補償を考
慮にいれた両方向予測値を算出する動き補償両方向予測
器、45は符号化する動画像のフレーム間予測のタイプ
によって動き補償前向き予測器42、動き補償後ろ向き
予測器43、動き補償両方向予測器44の3種からなる
予測器を切替えるスイッチ、46は符号化する動画像デ
ータから動き補償前向き予測器42、動き補償後ろ向き
予測器43、動き補償両方向予測器44の予測器から算
出されるフレーム間予測値を減算する減算器、24は可
変長符号化器41によって可変長符号化されるデータを
記憶しておくバッファメモリ、48は復号化する画像デ
ータが記録媒体20またはバッファメモリ24からかに
よって切替えるスイッチ、49は復号化された動画像を
再生表示する表示器である。
【0029】なお、図2に示した可変長復号化器27、
逆量子化器28、逆DCT演算器29、及び動き補償前
向き予測値算出器31、動き補償後ろ向き予測値算出器
32、動き補償両方向予測値算出器33、加算器37
は、図1に示した復号化手段21aを構成する。同様
に、DCT演算器39、量子化器40、可変長符号化器
41、動き補償前向き予測器42、動き補償後ろ向き予
測器43、動き補償両方向予測器44、表示器49は、
図1に示した逆順符号化手段23を構成する。そして、
フレームメモリA34及びフレームメモリB35は、図
1に示したフレームメモリ21bを構成する。
【0030】次に、本実施例の圧縮動画像再生装置の全
体動作を説明する。
【0031】まず、記録媒体20から送られてくるデー
タがフレーム内圧縮されたデータである場合、データは
可変長復号化器27、逆量子化器28、逆DCT演算器
29によってそれぞれ可変長復号、逆量子化、逆DCT
演算され、復号化された画像データは表示器49へ送ら
れるとともに、経路30を通ってフレームメモリA34
に記憶される。このフレームメモリA34に記憶された
復号画像データは、次に、記憶媒体26からフレーム内
圧縮された画像データか、前向きフレーム間圧縮された
画像データが送られ、復号される際にフレームメモリB
35へ移される。
【0032】一方、復号化された1フレーム分の画像デ
ータは、符号化を行うために、まず、経路50を通って
減算器46へ送られるが、何も減算されずにDCT演算
器39、量子化器40、可変長符号化器41とそれぞれ
DCT演算、量子化、可変長符号化され、その圧縮符号
化データがバッファメモリ24に蓄えられる。
【0033】記録媒体20から送られてくるデータが前
向きフレーム間予測されたデータである場合、送られて
くる差分データは前述の場合と同様に可変長復号化器2
7、逆量子化器28、逆DCT演算器29でそれぞれ復
号処理され、動き補償前向き予測値算出器31によって
算出される予測値と、加算器37によって加算される。
こうして復号化された画像データは、表示器49へ送ら
れるとともに経路30を通ってフレームメモリ34に記
憶される。また、復号化された画像データは、経路50
を通って減算器46へ送られ、動き補償前向き予測器4
2によって予測される予測値が減算器46において減算
される。減算されてできたフレーム間差分データは、D
CT演算器39、量子化器40、可変長符号化器41で
それぞれDCT、量子化、可変長符号化が行われ圧縮符
号化される。そしてこの符号化差分データがバッファメ
モリ24に蓄えられる。
【0034】記録媒体20から送られてくるデータが後
ろ向きフレーム間予測、または両方向フレーム間予測さ
れたデータである場合、前述の前向きフレーム間予測さ
れたデータの復号の場合と同様に、可変長復号化器2
7、逆量子化器28、逆DCT演算器29で復号処理さ
れ、それぞれ動き補償後ろ向き予測値算出器32、動き
補償両方向予測値算出器33によって算出される予測値
と、加算器37によって加算される。この結果できる復
号化画像データは、表示器49へ送られるとともに、経
路50を通って減算器46へ送られ、それぞれ動き補償
後ろ向き予測器43、動き補償両方向予測器44によっ
て予測される後ろ向きフレーム間予測値、両方向フレー
ム間予測値が減じられてフレーム間差分データとなる。
この差分データは、DCT演算器39、量子化器40、
可変長符号化器41でそれぞれDCT演算、量子化、可
変長符号化され圧縮符号化された後、バッファメモリ2
4に蓄えられる。
【0035】逆順再生の際には、復号化するデータを記
録媒体20からバッファメモリ24にスイッチ48で切
替え、バッファメモリ24に蓄えられている圧縮符号化
データを逆順に読出し、可変長復号化器27、逆量子化
器28、逆DCT演算器29へと送ってそれぞれ可変長
復号化、逆量子化、逆DCT演算を行う。次に、この圧
縮符号化データが前記逆順符号化経路でフレーム内圧縮
されたものでない場合、逆DCT演算器29で逆DCT
演算されたデータは表示器49へと送られ、再生表示さ
れる。
【0036】フレーム間圧縮されたデータである場合、
逆DCT演算器29で逆DCT演算されたデータは、そ
のフレーム間圧縮が前向きか、後ろ向きか、両方向かの
タイプによってそれぞれ動き補償前向き予測値算出器3
1、動き補償後ろ向き予測値算出器32、動き補償両方
向予測値算出器33のいずれかの予測値算出器によって
算出される予測値と加算器37において加算され、この
加算されてできる復号画像データは表示器49へ送られ
て、再生表示される。
【0037】次に、本実施例における画像データの処理
の手順について説明する。
【0038】図3は本発明の一実施例における圧縮動画
像再生装置のデータ処理手順の説明図、また、図4は同
じく圧縮動画像再生装置の逆順再生のデータ処理手順の
説明図である。
【0039】図3において、Iはフレーム内圧縮された
画像データ、Pは前向きフレーム間予測で圧縮された画
像データ、Bは両方向予測で圧縮された画像データを示
しており、数字は表示される順番を示している。フレー
ムメモリA34及びフレームメモリB35は各々3つの
メモリ部分、即ち、メモリa62、メモリb63、メモ
リc64に分かれ、それぞれ復号化された画像データを
記憶するようになっている。なお、各々の圧縮画像デー
タを復号化するのに1フレームの表示期間だけの時間を
必要とすると仮定する。
【0040】記録媒体20上のデータは、画像データを
伸長するときのことを考えて図のような配列で記録され
ている。
【0041】まず、記録媒体20上のフレーム内圧縮さ
れた画像データI0は、可変長復号化、逆量子化、逆D
CT演算を行った後、1フレーム表示期間の間に復号化
されフレームメモリaに蓄えられる。次に到来する記録
媒体20上の前向きフレーム間予測で圧縮された画像デ
ータP3を復号化してフレームメモリbに蓄える。ま
た、次に到来する記録媒体20上の両方向予測で圧縮さ
れた画像データB1を復号化してフレームメモリcに蓄
えると共に、フレーム内圧縮された画像データI0の画
像を表示し、その画像データI0をバッファメモリに蓄
える。
【0042】同様に、続く記録媒体20上の両方向予測
で圧縮された画像データB2を復号化してフレームメモ
リcに蓄え、前記画像データB1を表示すると共に、フ
レームメモリbの前向きフレーム間予測で圧縮された画
像データP3とフレームメモリaの画像データI0を参
照して画像データB1を動き補償両方向予測でデータ圧
縮を行いバッファメモリ24に蓄える。次に、記録媒体
20上の前向きフレーム間予測で圧縮された画像データ
P6を復号化してフレームメモリaに蓄え、画像データ
B2の画像を表示すると共に、フレームメモリbの前向
きフレーム間予測で圧縮された画像データP3とフレー
ムメモリaの画像データI0を参照して画像データB2
を動き補償両方向予測でデータ圧縮を行いバッファメモ
リ24に蓄える。次に、記録媒体20上の両方向予測で
圧縮された画像データB4を復号化してフレームメモリ
cに蓄え、前向きフレーム間予測で圧縮された画像デー
タP3の画像を表示するとともにフレームメモリaの画
像データP6を参照してフレームメモリbの画像データ
P3を動き補償片方向予測でデータ圧縮を行いバッファ
メモリ24に蓄える。以降、同様に、前向きフレーム間
予測で圧縮された画像データP9の画像の表示を行うま
でこのような処理を行う。
【0043】ここで、前向きフレーム間予測で圧縮され
た画像データP9の画像の表示が終わった時点で逆順再
生を行うときのデータ処理手順を図4に従って説明す
る。
【0044】前向きフレーム間予測で圧縮された画像デ
ータP9の表示が終わった時点で、フレームメモリA3
4に蓄えられている画像データは、画像データI12、画
像データP9、画像データB8の3つの画像である。
【0045】まず、バッファメモリ24から画像データ
P6を読んで復号化してフレームメモリaに蓄えるとと
もにフレームメモリbの画像データP9の画像を表示す
る。次に、バッファメモリ24から画像データB7を読
んで復号化してフレームメモリcに蓄えるとともに画像
データB8の画像を表示する。次に、バッファメモリ2
4から画像データP3を読んで復号化してフレームメモ
リbに蓄えるとともに画像データB7の画像を表示す
る。次に、バッファメモリ24から画像データB5を読
んで復号化してフレームメモリcに蓄えるとともに、画
像データP6の画像を表示する。次に、バッファメモリ
24から画像データB4を読んで復号化してフレームメ
モリcに蓄えると共に、画像データB5の画像を表示す
る。次に、バッファメモリ24から画像データI0を読
んで復号化してフレームメモリaに蓄えるとともに画像
データB4の画像を表示する。
【0046】以降、記録媒体20上のフレーム内圧縮さ
れた画像データI0の画像の表示を行うまでこのような
処理を行うことによって逆順再生を行う。
【0047】このように、本実施例の圧縮動画像再生装
置は、動画像データが圧縮符号化されて記録されている
記録媒体20から圧縮符号化データを読出して復号化す
る復号化手段21aと、前記復号化の際に必要な画像デ
ータを記憶しておくフレームメモリ21bと、前記復号
化された動画像データを表示する表示器49からなる表
示手段22とを具備する圧縮動画像再生装置において、
前記動画像データに対して、逆順再生の順序とすべく圧
縮符号化を行う逆順符号化手段23と、前記逆順符号化
手段23で圧縮符号化された画像データを記憶するバッ
ファメモリ24と、前記記録媒体20の圧縮符号化デー
タと前記バッファメモリ24の圧縮符号化データとを選
択する入力データ選択手段25とを具備するものであ
る。
【0048】このように構成することにより、順方向再
生により復号化された動画像データを、逆順符号化手段
23で逆順再生の順序とすべく圧縮符号化を行い、その
圧縮符号化されたデータをバッファメモリ24に蓄えて
いき、逆順再生の際には、このバッファメモリ24に蓄
えられた圧縮符号化された動画像データを逆方向に読出
して、復号化し、それを表示することにより、逆順再生
を行うことができる。
【0049】即ち、順方向再生の際に復号化した動画像
データを、再び圧縮符号化して、その圧縮符号化データ
をバッファメモリ24に蓄えておき、逆順再生時にはこ
の圧縮符号化データを復号化し、再生表示するような構
成としたので、順方向再生の際に復号化した動画像デー
タそのものを、バッファメモリに蓄えておく場合と比べ
て、バッファメモリに蓄えられるデータは少なくなり、
より小さな容量のバッファメモリでより長時間の逆順再
生を行うことができる。
【0050】したがって、従来の復号化時の画像データ
そのものをバッファメモリに蓄えておく場合よりもバッ
ファメモリに蓄えられるデータ量は小さくなり、従来の
方法と比べてバッファメモリの容量を小さくすることが
でき、同じ容量のバッファメモリに対して、より長時間
の逆順再生が可能となる。
【0051】ところで、上記実施例では、フレーム内圧
縮された画像データ間の範囲での取扱を説明したが、本
発明を実施する場合には、フレーム内圧縮された画像デ
ータ間の単位で取扱うことができるので、前記動画像デ
ータに対して、逆順再生の順序とすべく圧縮符号化を行
う逆順符号化手段23、前記逆順符号化手段23で圧縮
符号化された画像データを記憶するバッファメモリ24
の回路数を増して、或いは全体の回路数を増加して、画
像データのアドレス指定を逆とし、フレーム内圧縮され
た画像データ間の単位で交互に順方向及び逆方向の再生
を行なえば、連続的に記録媒体20の逆順再生ができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明の圧縮動画像再生
装置によれば、フレーム内圧縮された画像データ間の単
位で順方向再生により復号化した動画像データを、再び
圧縮符号化して、その符号化データをバッファメモリに
蓄えておき、逆順再生時にはこの符号化データを復号化
して表示するものであるから、順方向再生の際に復号化
した動画像データそのものを、バッファメモリに蓄えて
おく場合に比較し、バッファメモリに蓄えられるデータ
量は少なくなり、より小さな容量のバッファメモリでよ
り長時間の逆順再生を行うことができることになる。故
に、バッファメモリの容量を小さくしても、長時間の逆
順再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例における圧縮動画像再
生装置の動作原理を示す説明図である。
【図2】図2は本発明の一実施例における圧縮動画像再
生装置のブロック図である。
【図3】図3は本発明の一実施例における圧縮動画像再
生装置のデータ処理手順の説明図である。
【図4】図4は本発明の一実施例における圧縮動画像再
生装置の逆順再生のデータ処理手順の説明図である。
【図5】図5は従来の圧縮動画像再生装置のブロック図
である。
【図6】図6は従来の圧縮動画像再生装置の逆順再生を
可能とした構成のブロック図である。
【符号の説明】
20 記録媒体 21a 復号化手段 21b フレームメモリ 22 表示手段 23 逆順符号化手段 24 バッファメモリ 25 入力データ選択手段 27 可変長復号化器 28 逆量子化器 29 逆DCT演算器 31 動き補償前向き予測値算出器 32 動き補償後ろ向き予測値算出器 33 動き補償両方向予測値算出器 34 フレームメモリA 35 フレームメモリB 39 DCT演算器 40 量子化器 41 可変長符号化器 42 動き補償前向き予測器 43 動き補償後ろ向き予測器 44 動き補償両方向予測器 49 表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像データが圧縮符号化されて記録さ
    れている記録媒体から圧縮符号化データを読出して復号
    化する復号化手段と、前記復号化の際に必要な画像デー
    タを記憶しておくフレームメモリと、前記復号化された
    動画像データを表示する表示手段とを具備する圧縮動画
    像再生装置において、 前記動画像データに対して、逆順再生の順序とすべく圧
    縮符号化を行う逆順符号化手段と、 前記逆順符号化手段で圧縮符号化された画像データを記
    憶するバッファメモリと、 前記記録媒体の圧縮符号化データと前記バッファメモリ
    の圧縮符号化データとを選択する入力データ選択手段と
    を具備することを特徴とする圧縮動画像再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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