JPH06330951A - 転がり軸受の潤滑構造 - Google Patents

転がり軸受の潤滑構造

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JPH06330951A
JPH06330951A JP11607293A JP11607293A JPH06330951A JP H06330951 A JPH06330951 A JP H06330951A JP 11607293 A JP11607293 A JP 11607293A JP 11607293 A JP11607293 A JP 11607293A JP H06330951 A JPH06330951 A JP H06330951A
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JP
Japan
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lubricating oil
outer ring
bearings
housing
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP11607293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Otsuki
正章 大槻
Tsugio Matsushita
継雄 松下
Yoshihisa Kawakami
善久 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Publication of JPH06330951A publication Critical patent/JPH06330951A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/66Special parts or details in view of lubrication
    • F16C33/6637Special parts or details in view of lubrication with liquid lubricant
    • F16C33/664Retaining the liquid in or near the bearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ハウジング4の段部41,42の角部41a,
42aと、外輪22,32の外周面取り部22a,32
aとの間に、潤滑油溜まり6,7を形成した。各外輪2
2,32に、潤滑油溜まり6,7と外輪軌道部22b,
32b近傍とを連通する潤滑油供給路22c,32cを
形成した。 【効果】給油系統が故障してドライラン状態になった場
合に、潤滑油溜まり6,7に溜めた潤滑油を各軸受2,
3の軌道部に供給することができる。このため、転がり
軸受2,3が、早期に焼付くのを確実に防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、転がり軸受の潤滑構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリコプター等の航空機のエンジンやギ
ヤボックス等に使用される転がり軸受については、たと
え給油系統が故障して転がり軸受に潤滑油が供給されな
くなった場合でも、航空機が着陸可能な個所まで飛行で
きるように、しばらくの間(30〜60分程度)焼付を
起こすことなく回転できること、つまりドライラン性能
を有することが要求される。
【0003】このようなドライラン性能を確保するため
に、従来より、転がり軸受の軌道面や転動体の表面、あ
るいは保持器の転動体との摺動面に金、銀、四フッ化エ
チレン樹脂、グラファイト等の固体潤滑剤をコーティン
グすることが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記固体潤滑剤をコー
ティングした転がり軸受については、特に過酷な使用条
件下において、固体潤滑剤が極度に摩耗したり、剥離し
たりすることがあり、この場合には、ドライラン状態に
おいて所望の潤滑性能を発揮することができないという
問題があった。
【0005】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、ドライラン性能を確実に発揮することがで
きる転がり軸受の潤滑構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、この発明の転がり軸受の潤滑構造は、外輪をハウジ
ングの段部に固定し、当該ハウジングの段部の角部と外
輪外周の面取り部との間に、潤滑油溜まりを形成してい
るとともに、上記外輪に潤滑油溜まりと軸受内部空間と
を連通する潤滑油供給路を形成していることを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】上記の構成の転がり軸受の潤滑構造によれば、
正常運転時において、内輪の回転に伴う遠心力によっ
て、潤滑油を潤滑油供給路を通して、潤滑油溜まりに導
入して溜めておくことができる。そして、ドライラン状
態が生じた場合には、転がり軸受の温度が上昇するの
で、上記油溜まりに溜めた潤滑油を、潤滑油供給路を通
して、蒸気若しくは飛沫として、或いは滲出により、軸
受内部に供給して、軸受軌道部を潤滑することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面により詳細に説
明する。図1は、この発明の転がり軸受の潤滑構造の一
実施例を示す断面図である。この潤滑構造は、たとえば
ヘリコプターのギヤボックスにおいて、水平方向に配置
された回転軸1を回転自在に支持する玉軸受2、および
円筒ころ軸受3の潤滑構造として採用されている。
【0009】上記玉軸受2、および円筒ころ軸受3のそ
れぞれの内輪21,31は、回転軸1に一体回転可能に
嵌合されており、外輪22,32は、マグネシウム合金
やジュラルミン等からなるハウジング4の段部41,4
2に嵌合固定されている。ただし、円筒ころ軸受3の外
輪32については、ニッケル・クロム・モリブデン鋼等
からなる薄肉のスリーブ5を介してハウジング4の段部
42に嵌合固定されている。上記スリーブ5は、円筒こ
ろ軸受3のハウジング4への取付け剛性を向上させるた
めに設けられている。
【0010】また、上記各段部41,42のぞれぞれの
角部41a,42aと、外輪22,32の外周面取り部
22a,32aとの間には、密閉された潤滑油溜まり
6,7が構成されている。この潤滑油溜まり6,7の内
の一方の潤滑油溜まり6は、ハウジング4の段部42の
角部42aに環状の肉盗みを形成することにより、所望
の容積が確保されている。また、他方の油溜まり7につ
いては、玉軸受2の外輪22の外周面取り部22aを、
通常寸法よりも大きくすることにより、所望の容積が確
保されている。
【0011】さらに、玉軸受2の外輪22には、油溜ま
り7と当該外輪22の軌道部22b近傍とを連通する潤
滑油供給路22cが形成されており、円筒ころ軸受3の
外輪32には、油溜まり6と当該外輪32の軌道部32
b近傍とを連通する潤滑油供給路32cが形成されてい
る。これら各潤滑油供給路22c,32cは、小孔から
なるものであり、各外輪22,32の上部側に1本また
は複数本形成されている。
【0012】なお、上記玉軸受2の外輪22の外周に
は、ハウジング4との間の密閉性を確保するためのOリ
ング23が嵌め込まれている。また、円筒ころ軸受3の
外輪32の側端面には、油溜まり7の密閉性を向上させ
るとともに、軸受取付け剛性を確保するために、前記ス
リーブ5と同材質の環状シール部材33が添設されてい
る。さらに、上記各軸受2,3には、図示しない給油系
統によって、強制潤滑が行なわれるようになっている。
【0013】以上の構成であれば、正常運転時、つまり
給油系統から潤滑油が正常に供給されている状態におい
て、各軸受2,3の内輪21,31の回転に伴う遠心力
によって、当該潤滑油が潤滑油供給路22c,32cを
通して、各潤滑油溜まり6,7に供給され、この潤滑油
溜まり6,7に所定量の潤滑油が貯留される。そして、
給油系統が故障して、ドライラン状態になった場合、潤
滑不足によって軸受2,3の温度が上昇するので、この
温度上昇に伴って、各潤滑油溜まり6,7に貯留された
潤滑油が,蒸気若しくは飛沫として、或いは滲出によ
り、各軸受2,3の軌道部22b,32bに供給され
る。従って、給油系統が故障した後、所定時間各軸受
2,3が焼付くのを確実に防止することができる。しか
も、上記潤滑油供給路22c,32cが、外輪22,3
2の上部側に設けられているので、各潤滑油溜まり6,
7に貯留された潤滑油が一気に流出せずに、除々に流出
する結果、長時間に亘って潤滑効果を維持することがで
きる。
【0014】なお、円筒ころ軸受3の外周に嵌合された
スリーブ5については、その潤滑油溜まり6に臨む側の
端部に、一定間隔毎に切欠を設けておいてもよく、この
場合には、当該潤滑油溜まり6の容積をさらに増やすこ
とができる。また、上記スリーブ5に軸方向に延びる凹
溝を形成し、潤滑油溜まり6と潤滑油溜まり7とを連通
させるようにしてもよく、この場合には、上記凹部にも
潤滑油を溜めることができる。
【0015】図2はこの発明の他の実施例を示す要部断
面図である。この実施例において、回転軸1は、ハウジ
ング4の段部41に、玉軸受2を介して回転自在に支持
されている。上記ハウジング4の段部41の角部41a
には、環状の肉盗みが形成されており、この肉盗みと外
輪22の外周面取り部22aで囲まれる空間が、潤滑油
溜まり8として構成されている。また、外輪22の側端
面22dには、上記潤滑油溜まり8に連通する潤滑油供
給路22eが形成されており、この潤滑油供給路22e
を介して、上記潤滑油溜まり8と軸受内部空間Aとが連
通されている。上記潤滑油供給路22eは、凹溝からな
るものであり、放射状に適数形成されている。この実施
例においても、ドライラン状態になった場合に、潤滑油
溜まり8内の潤滑油を、潤滑油供給路22eを通じて、
蒸気若しくは飛沫として、或いは滲出により、玉軸受2
の内部空間Aに供給して当該玉軸受2を潤滑することが
できる。
【0016】なお、上記潤滑油供給路22eについて
は、凹溝に代えて、外輪22の側端面22dとハウジン
グ4の段部側面41bの少なくとも一方の表面粗さを、
3〜15S程度の粗面として、両者の当接面に微細隙間
を形成することにより構成してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明の転がり軸受の
潤滑構造によれば、給油系統が故障してドライラン状態
が生じた場合に、ハウジングの段部角部と外輪外周の面
取り部との間に形成した潤滑油溜まりから潤滑油を軸受
内部に供給することができるので、ドライラン性能を確
実に発揮することができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の転がり軸受の潤滑構造の一実施例を
示す断面図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 玉軸受 22 外輪 22a 面取り部 22c 潤滑油供給路 22e 潤滑油供給路 3 円筒ころ軸受 32 外輪 32a 面取り部 32c 潤滑油供給路 4 ハウジング 41 段部 42 段部 41a 角部 42a 角部 6 潤滑油溜まり 7 潤滑油溜まり 8 潤滑油溜まり A 軸受内部空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外輪をハウジングの段部に固定し、当該ハ
    ウジングの段部の角部と外輪外周の面取り部との間に、
    潤滑油溜まりを形成しているとともに、上記外輪に潤滑
    油溜まりと軸受内部空間とを連通する潤滑油供給路を形
    成していることを特徴とする転がり軸受の潤滑構造。
JP11607293A 1993-05-18 1993-05-18 転がり軸受の潤滑構造 Pending JPH06330951A (ja)

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