JPH0632879B2 - 油圧式プレス機械の運転方法 - Google Patents

油圧式プレス機械の運転方法

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JPH0632879B2
JPH0632879B2 JP30767387A JP30767387A JPH0632879B2 JP H0632879 B2 JPH0632879 B2 JP H0632879B2 JP 30767387 A JP30767387 A JP 30767387A JP 30767387 A JP30767387 A JP 30767387A JP H0632879 B2 JPH0632879 B2 JP H0632879B2
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欽志郎 内藤
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Amada Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は油圧式プレス機械の運転方法に関する。
(従来の技術) 従来、油圧式プレス機械を運転する際には、油圧シリン
ダのシリンダ室に供給される油を例えばヒータなどで温
めて油が一定の温度になったことを検出している。すな
わち、シリンダ室内に供給する油が一定温度になったこ
とを検出することによって油の流動性が適正になったこ
とを前提に油圧式プレス機械が運転されて所望の板材に
プレス加工が施こされている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、例えば使用する油を変えた場合にはその油に
合った温度管理が必要であり、その温度管理が大変面倒
であるという問題がある。
この発明は上記問題点を改善するため、油の温度管理を
必要とせずに、予め設定された基準速度パターンに基づ
き容易にウォーミングアップを施してから正規のプレス
加工の運転を開始するようにしたプレス機械の運転方法
を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明は上記目的を達成するために、油圧式プレス機
械で板材にプレス加工を施す際、予め設定された所定の
基準速度パターンで空運転を行い、実際の速度パターン
が前記所定の基準速度パターンの許容内に入ったことを
検出した後、正規のプレス加工の運転を開始するように
したものである。
(作用) この発明の油圧式プレス機械の運転方法を採用すること
により、油圧式プレスの油圧シリンダに供給される油が
どんな種類の性能の異なった油を使用しても、油を温め
ることなく、所定の基準速度パターンの許容内に実際の
速度パターンが入るようにウォーミングアップする。そ
して、実際の速度パターンが所定の基準速度パターンの
許容内に入ったことを検出すると、正規のプレス加工の
運転が開始される。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第5図を参照するに、プレス機械としてタレットパンチ
プレス1は、フレーム3を有し、このフレーム3の内側
上下には垂直軸(Z軸)の周りに回転可能の上部タレッ
トと下部タレットとが所定の間隔を置いて配設されてい
る。その上部タレットの平面位置には多数のパンチが取
付けられ、下部タレットの平面位置には前記パンチと対
向して多数のダイが取付けられている。
前記フレーム3の中央部には、上下動可能のラムを備え
たシリンダ装置5が設けられている。ラムは前記上部タ
レットの上方に配置され、その下方に位置するパンチを
ダイに向けて押圧する。
前記フレーム3の側面にはY軸ガイドレール7が設けら
れている。このY軸ガイドレール7にはY軸サーボモー
タによってY軸方向に案内される移動部材が設けられ、
その移動部材の上面には、フリーベアリングを備えたテ
ーブル9が固定されている。
前記テーブル11のY軸端にはX軸サーボモータによっ
てX軸方向に移動可能のキャリッジ11が設けられてい
る。そのキャリッジ11には、前記テーブル9上に載置
された板材Wを把持し、その板材WをXY平面内に案内
する板材クランプ装置が設けられている。
かかる構成のタレットパンチプレス1は、NC装置13
によって、キャリッジ11をXY平面内で案内すると共
に、シリンダ装置5を適時駆動することにより、板材W
の所定位置に、所定の穴明け加工を行うことが可能であ
る。
第1図は、前記NC装置13の概要を示すと共に、シリ
ンダ装置5とその油圧回路の概要を示す制御系のブロッ
ク図である。
図示のように、シリンダ装置5は、シリンダ5A内にピ
ストン5Bが装着されており、このピストン5Bには上
下方向(Z軸方向)に移動自在のラム5Cが下方向へ突
出して一体化されている。前記キャリッジ11には板材
クランプ装置15が取付けられており、板材Wをクラン
プ,アンクランプしている。
前記上部タレットには複数のパンチ17が、下部タレッ
トにはパンチ17に対応した複数のダイ19が装着され
ている。前記シリンダ5Aの下面には転動輪をラム5C
と当接し、ラム5Cの動きをパルス信号PSで検出する
パルスエンコーダ21が取付けられている。
油圧回路23は、油圧ポンプOPと、前記シリンダ5A
の上室及び下室と配管OL,OLを介して接続され
るサーボ弁25を有して構成されている。配管OL
はその配管OLの油圧を電気信号で検出する圧力検出
器27が設けられている。
一方、NC装置13は、NCデータ入力部29と、主制
御部31と、XY軸指令部33と、Z軸指令部35と、
位置検出部37と、サーボ弁制御部39と、を有してい
る。
NCデータ入力部29は、図示しないCAD・CAM装
置とオフライン又はオンラインで連絡され、これからN
Cデータを受け取って、このデータを主制御部31に提
供する。
主制御部31はオペレーティングシステムで稼動され、
前記NCデータ入力部29からNCデータを受け取っ
て、主には、板材Wの位置制御と、シリンダ装置5の駆
動制御を行っている。又、主制御部31は、各種セン
サ、リミットスイッチ、その他各種のアクチュエータと
接続され、当該タレットパンチプレス1を総括的に制御
する。
XY軸指令部33は、前記主制御部31から所定の位置
制御データを受け取って、前記X軸及びY軸サーボモー
タを駆動することにより、板材WのXY平面内における
位置決め制御を行っている。
Z軸指令部35は、主制御部31からZ軸指令データを
受け取って、サーボ弁駆動用のデジタル信号Sをサー
ボ弁制御部39へ出力する。
位置検出部37は、前記パルスエンコーダ21が出力す
るパルス信号PSを積算し、ラム5Cの現在位置Zを検
出する。パルスエンコーダは位相が1/4の異なる2相の
パルス信号を出力する形式のものであり、位置検出部3
7は、この2相のパルス信号に基づいてラム5Cの移動
方向をも知ることができる。
サーボ弁制御部39は、前記Z軸指令部35からデジタ
ル信号Sを入力し、又、前記位置検出部37から前記
ラム5Cの現在位置Zを入力し、これら入力値に基づい
て、クロードループ又はオープンループで前記サーボ弁
25にアナログ信号を、そのサーボ頁25を所定開度に
制御する。
以上のごとき構成によって、NCデータ入力部29から
主制御部31に送られたNCデータに基づきラム5Cを
介してパンチ17が上下動してダイ19上に載置された
板材Wに例えば打抜き加工が施こされることになる。
前記主制御部31には基準速度パターン記憶部41と実
際の速度パターン記憶部43がそれぞれ接続されてい
る。その基準速度パターン記憶部41と実際の速度パタ
ーン記憶部43には比較演算部45が接続されていると
共に、比較演算部45は前記主制御部31に接続されて
いる。
前記基準速度パターン記憶部41には、第2図に示す如
く、基準速度パターンが記憶されている。第2図におい
て基準速度パターンとはラム5Cのストローク曲線を示
しており、上死点の位置Zから下死点の位置Zまで
速度曲線である。しかも基準速度パターンは曲線C
曲線Cとからなり、許容巾εを有している。
前記実際の速度パターン記憶部43には、第2図に示し
た基準速度パターンに基づきタレットパンチプレス1の
正規の運転を開始する前にウォーミングアップを行う
と、シリンダ5Aに供給される油が所定の流動性に達し
ないため、第3図に示した如く、曲線Cや曲線C
如くパラツキのある実際の速度パターンとなって記憶さ
れる。
第2図に示した基準速度パターンおよび第3図に示した
実際の速度パターンはそれぞれ基準速度記憶部41、実
際の速度パターン記憶部43から比較演算部45に取込
まれる。而して、この比較演算部45で基準速度パター
ンと実際の速度パターンとが比較される。すなわち、第
4図においてタレットパンチプレス1のウォーミングア
ップを開始し、ラム5Cの上下動を繰返していくにつれ
て、実際の速度パターンが安定してきて実際の速度パタ
ーンの曲線Cを得る。したがって、実際の速度パター
ンの曲線Cと基準速度パターンの曲線C,曲線C
とを常に比較して、実際の速度パターンの曲線Cが基
準速度パターンの曲線Cと曲線Cとの間に入ったか
どうか、すなわち、許容巾εの間に入ったかどうかを
常に監視する。而して、実際の速度パターンの曲線C
が例えば基準パターンの曲線Cと曲線Cの間に連続
して予め設定した回数だけ入ると、シリンダ5Aに供給
される油が所定の流動性に達したと判断してシリンダ5
Aのウォーミングアップが終了した旨の信号を比較演算
部45から主制御部31に送り、一旦タレットパンチプ
レス1を停止する。次いで、NCデータ入力部29から
所望の速度パターンを主制御部31に送り、その所望の
速度パターンに基づいて、板材Wに例えば打抜き加工な
どの正規のプレス加工が施こされる。
このように、タレットパンチプレス1に正規の運転を開
始する前に、シリンダ5Cに供給される油が所定の流動
性に達したかどうかを、実際の速度パターンと基準速度
パターンとの比較で行なっているから、従来のようなヒ
ータによりシリンダ5Aに供給される油の温度管理をす
る必要がなくなる。しかも、ヒータが不要となる。さら
に、タレットパンチプレス1による正規の運転では不良
品の発生が従来に比べて少なくなる。
この発明は前述した実施例に限定されることなく、適宜
の変更を行なうことによって、その他の態様で実施し得
るものである。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
発明によれば、特許請求の範囲に記載したとおりの構成
であるから、油圧式プレスの油圧シリンダに供給される
油がどんな種類の性能の異なった油を使用しても、油を
温めることなく、所定の基準速度パターンの許容内に実
際の速度パターンが入るようにウォーミングアップを施
す。そして、実際の速度パターンが所定の基準パターン
の許容内に入ったことを検出すると、所望の速度パター
ンでの正規のプレス加工の運転が開始される。したがっ
て、油圧シリンダに供給される油をヒータなどで温めて
油の温度管理を行なう必要がなくなると共にヒータが不
要となる。
また、油圧シリンダに供給される油は流動性によって管
理されるため、正規のプレス加工による不良品発生が従
来に比べて少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の主要部であるNC装置の概要を示す
と共にシリンダ装置とその油圧回路の概要を示す制御系
のブロック図である。 第2図は基準速度パターン記憶部に記憶されている基準
速度パターンの一例である。第3図は実際の速度パター
ン記憶部に記憶される実際の速度パターンの一例であ
る。第4図は比較演算部で比較れさる基準速度パターン
と実際の速度パターンの一例である。 第5図はこの発明を実施した一実施例のプレス機械とし
てのタレットパンチプレスの斜視図である。 1……タレットパンチプレス 13……NC装置、31……主制御部 41……基準速度パターン記憶部 43……実際の速度パターン記憶部 45……比較演算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧式プレス機械で板材にプレス加工を施
    す際、予め設定された所定の基準速度パターンで空運転
    を行い、実際の速度パターンが前記所定の基準速度パタ
    ーンの許容内に入ったことを検出した後、正規のプレス
    加工の運転を開始することを特徴とする油圧式プレス機
    械の運転方法。
JP30767387A 1987-12-07 1987-12-07 油圧式プレス機械の運転方法 Expired - Fee Related JPH0632879B2 (ja)

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JPH0718478Y2 (ja) * 1989-08-11 1995-05-01 株式会社アマダ 油圧プレス機械の油圧装置
JPH0429002A (ja) * 1990-05-24 1992-01-31 Nitto Seiko Co Ltd 計測装置のウォーミングアップ完了検出装置
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EP1287979B1 (en) * 2000-03-07 2010-12-29 Amada Company, Limited Method of operating a hydraulic press brake and hydraulic press brake with controller for executing the method

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