JPH06328793A - 印字データ処理方法 - Google Patents

印字データ処理方法

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JPH06328793A
JPH06328793A JP5141216A JP14121693A JPH06328793A JP H06328793 A JPH06328793 A JP H06328793A JP 5141216 A JP5141216 A JP 5141216A JP 14121693 A JP14121693 A JP 14121693A JP H06328793 A JPH06328793 A JP H06328793A
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JP5141216A
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Inventor
Satoshi Nishikawa
智 西川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要な印字データのみを出力することができ
る。 【構成】 キー入力に応じて取得した印字データを記憶
されている印字データ無視解除データと比較照合し、該
比較照合結果に基づいて前記印字データ無視解除データ
に一致するまで取得した印字データを無視し、該印字デ
ータ無視解除データに一致する以降に続く印字データを
印字するように取得データ処理状態の遷移を制御する構
成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ源からのデータ
を取得して印刷処理を行う印刷装置に係り、特に印字デ
ータを取得して処理する印字データ処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の方法を適用可能な印刷装
置において、データ源から受信した印刷データ(印字デ
ータおよび制御データを含む)の取得状態と該取得デー
タを無視して破棄する状態への遷移の操作には、通常印
刷装置のパネル部に設けられたキー操作により行ってい
た。
【0003】また、該データを取得する際、プリンタ側
はデータ源から送出されたデータを送られるままに取得
していた。
【0004】さらに、印字データ中のコマンドに基づく
印字データ処理状態を保持するような制御はなされてい
なかった。
【0005】また、ビットマップフォントを使用してい
る印刷データを処理する際、各文字のピッチおよび修飾
処理等は1つ1つの文字コードに対して展開されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の印字データ処理
は上記のようになされているので、通常印字のためのデ
ータの取得状態とデータを無視して破棄する状態への遷
移には、ユーザによるキー操作のみだったので、あるデ
ータまでを無視して、捨てるということができないとい
う問題点があった。
【0007】また、データ取得の際、データが送られて
くるままに取得するのみだったので、先にユーザが意図
していないデータが送られたとしても、そのための印字
処理をしてしまうという問題点があった。
【0008】さらに、印字データの処理の記録は保持さ
れていなかったので、例えばユーザの送ったコマンドが
パラメータの違い等で無視されたり、ユーザの意図した
印字結果と異なったとしても、どのコマンドがどう影響
しているのかが知らされていないため、その印刷結果の
解析が難しいという問題点があった。
【0009】また、ビットマップフォントを使用して印
字処理を行う際、ピッチおよび修飾処理等は1つ1つの
文字コードに対して展開されていたので、以前に使用し
た文字を印字する際も同様の展開速度を要し、印字デー
タ処理時間を短縮できない等の問題点があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、データ源から取得した印字データを解
析処理する際に、あらかじめ記憶されたデータに応じて
取得データの破棄または取捨を制御することにより、必
要な印字データのみを出力することができるとともに、
印字データの処理状態を記録して出力することにより、
制御コマンド処理状態を解析できるとともに、印字デー
タ中の文字コードの印字処理モードの変更状態を監視し
て、文字コードのフォント展開源先を切り換え制御する
ことにより、同一印字処理モードのフォント出力時間を
大幅に短縮できる印字データ処理方法を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の印字
データ処理方法は、データ源から入力される印字データ
を受信バッファに取得し、該取得した印字データ処理中
に、取得した印字データを無視する指示をキー入力し、
該キー入力に応じて取得した印字データを記憶されてい
る印字データ無視解除データと比較照合し、該比較照合
結果に基づいて前記印字データ無視解除データに一致す
るまで取得した印字データを無視し、該印字データ無視
解除データに一致する以降に続く印字データを印字する
ように取得データ処理状態の遷移を制御する。
【0012】本発明に係る第2の印字データ処理方法
は、データ源から入力される印字データを受信バッファ
に取得し、該取得した印字データと記憶された単一また
は複数の取得開始データとを比較照合し、該比較照合結
果に基づいて取得開始データに一致するまで取得した印
字データを無視し、該取得開始データに一致する以降に
続く印字データを印字するように取得データの無視また
は印字を制御する。
【0013】本発明に係る第3の印字データ処理方法
は、データ源から入力される印字データを受信バッファ
に取得し、取得した印字データの解析処理状態の記録を
印字するログモードを設定し、該ログモード設定中に解
析された印字データの解析処理状態の記録を記憶し、該
記憶された記録を印字する。
【0014】本発明に係る第4の印字データ処理方法
は、データ源から入力される印字データを受信バッファ
に取得し、取得した印字データ中の印字処理モードの変
更指示状態を監視し、該監視結果に基づいて文字コード
に対応するフォントデータ展開源を、既に展開されたフ
ォントデータまたはフォントメモリのいずれかに切り換
え制御する。
【0015】
【作用】本発明の第1の方法において、キー入力に応じ
て取得した印字データを記憶されている印字データ無視
解除データと比較照合し、該比較照合結果に基づいて前
記印字データ無視解除データに一致するまで取得した印
字データを無視し、該印字データ無視解除データに一致
する以降に続く印字データを印字するように取得データ
処理状態の遷移を制御するので、取得した印字データを
無視して破棄している状態で、無視している印字データ
の中にあらかじめ設定したデータと一致するものが任意
の位置にある場合、印字データ無視の状態から、通常の
印字のための処理状態へ遷移させることが可能となる。
【0016】本発明の第2の方法において、データ源か
ら入力される印字データを受信バッファに取得し、該取
得した印字データと記憶された単一または複数の取得開
始データとを比較照合し、該比較照合結果に基づいて取
得開始データに一致するまで取得した印字データを無視
し、該取得開始データに一致する以降に続く印字データ
を印字するように取得データの無視または印字を制御す
るので、取得する印字データ中に含まれる予期しない印
字データを無視して、必要な印字データのみを抽出して
印字させることが可能となる。
【0017】本発明の第3の方法において、データ源か
ら入力された印字データの解析処理状態の記録を印字す
るログモードを設定し、該ログモード設定中に解析され
た印字データの解析処理状態の記録を記憶し、該記憶さ
れた記録を印字するので、取得した印字データ中のコマ
ンド実行状態を解析することが可能となる。
【0018】本発明の第4の方法において、データ源か
ら入力される印字データを受信バッファに取得し、取得
した印字データ中の印字処理モードの変更指示状態を監
視し、該監視結果に基づいて文字コードに対応するフォ
ントデータ展開源を、既に展開されたフォントデータま
たはフォントメモリのいずれかに切り換え制御するの
で、同一処理モードとなるフォントの展開処理時間を大
幅に短縮することが可能となる。
【0019】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明を適用可能な印刷装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【0020】図において、1はホストコンピュータで、
印刷データを印刷装置2に出力する。2−1は入力イン
タフェースで、ホストコンピュータ1と通信して、受信
した印刷データをRAM2−2に蓄える。2−4はCP
Uで、ROM2−3に記憶された制御プログラムに基づ
いてデータ処理および印字部2−5を制御する。2−6
は操作部で、キーとLCD表示器から構成されている。
【0021】図2は、図1に示したRAM2−2に確保
される受信バッファ領域のデータマップの一例を示す図
である。
【0022】図3は、図1に示したRAM2−2に確保
される無視停止データ保持領域のデータマップの一例を
示す図である。
【0023】この図に示されるように、ホストコンピュ
ータ1から送られた文字コードと制御コードがスタック
に記憶される。特に、「0x1b],「0x61]はエ
スケープシーケンス+「a」に対応し、文字修飾を行う
制御コードとする。
【0024】以下、図4に示すフローチャートを参照し
ながら本発明に係る印字データ処理方法における取得デ
ータ処理動作について説明する。
【0025】図4は本発明の第1実施例を示す印字デー
タ処理方法における第1の取得データ処理手順の一例を
示すフローチャートである。なお、(1)〜(7)は各
ステップを示し、(4−1)〜(4−4)はステップ
(4)の、(5−1)〜(5−4)はステップ(5)
の、(6−1),(6−2)はステップ(6)の、(7
−1),(7−2)はステップ(7)の詳細ステップを
示す。
【0026】この図に示すように、キーによる、ホスト
コンピュータ1からの取得データ無視の入力があったか
の判定ステップ(2)と、キーによるIgnore S
top Dataの入力を行うかの判定ステップ(3)
と、ホストコンピュータ1からの取得データを無視する
処理ステップ(6),(7)と、Ignore Sto
p Dataの入力処理ステップ(4)と、取得したデ
ータがIgnoreStop Dataと一致するかど
うかの判定ステップ(5)とから概略構成されている。
【0027】まず、別処理を実行する(1)。ここで、
別処理とは、例えばホストコンピュータ1から送られた
文字コードと制御コードは印字装置2のRAM2−2内
の受信バッファ(図2参照)に保持される。この受信バ
ッファ領域に保持されたデータを順次取得し、そのデー
タによって処理がなされて行く。
【0028】このように処理がなされて、順次印字が行
われている時、ユーザがデータを無視するキー操作を操
作部2−6から行ったとすると、キーによる、ホストコ
ンピュータ1からの取得データ無視の入力があったかど
うかを判定し(2)、NOならばステップ(1)に戻
り、YESの場合は、取得データを無視する状態とな
る。次いで、キーによる、Ignore Stop D
ataの入力を行うかどうかを判定する(3)。この判
定で、NOの場合は、データを1バイト無視し(6−
1)、キーによる、ホストコンピュータ1からのデータ
無視解除の入力があったかどうかを判定し(6−2)、
NOならばステップ(6−1)に戻り、処理を繰り返
し、YESならばステップ(1)に戻る。
【0029】ここで、ユーザが、あるところまでのデー
タは破棄するが、それ以降のデータを有効にしたいと思
った場合、決められた操作を行うことにより、Igno
reStop Dataの入力を行うと判定される。キ
ーによる1バイトのIgnore Stop Data
の入力する(4−1)。1バイトのIgnoreSto
p Dataを保持する(4−2)。そして、1バイト
のIgnoreStop Dataが終りかどうかを判
定し(判定は、決められたキー操作による)(4−
3)、NOならばステップ(4−1)に戻り、終りと判
定された場合には、そのバイト数(n)を保持する(4
−4)。
【0030】これにより、例えばIgnore Sto
p Dataとしてエスケープシーケンス,「a」が入
力されると、図3に示すように、Ignore Sto
pData領域に保持される。
【0031】その後、ホストコンピュータ1から送られ
て受信バッファに保持されたデータを1バイト取得し
(5−1)、そのデータがIgnore Stop D
ataの1バイトと一致するかどうかを判定し(5−
2)、一致しない場合には、ステップ(7)に移り、該
1バイトデータを無視し(7−1)、つまりデータが捨
てられる。この様にして、Ignore Stop D
ataの1バイト目と一致するまでデータは無視され続
ける。そして、データ3.1.a(内容「0x1b」)
を取得した時、これが図3に示したIgnore St
op Dataの1バイト目のデータ3.2.a(内容
「0x1b」)と一致する。このような時、比較処理を
行う(5−3)。該比較処理とは、Ignore St
op Dataの2バイト目以降も全て、受信バッファ
から取得したデータと比較する処理である。2バイト目
以降が一致しなければその比較対象となったデータの1
バイト目を無視し、同様に2バイト目がIgnore
Stop Dataの1バイト目と一致するかを比較す
る。本実施例では、データ3.1.b(内容「0x6
1」)はIgnore Stop Dataとバイト目
のデータ3.2.b(内容「0x61」)と一致し、I
gnore Stop Dataのすべてが一致したこ
とになる。
【0032】このようにして比較処理が行われ、Ign
ore Stop Dataの全てが一致したかどうか
を判定し(5−4)、Ignore Stop Dat
aの全てが一致したと判定された場合、通常印字のため
のデータ取得状態に戻る。この場合、図2に示した受信
バッファ内の「エスケープシーケンス」+「a」という
制御コード以降は、通常印字データとして扱われる。
【0033】一方、ステップ(5−2)の判定でNOの
場合は、データを1バイト無視し(7−1)、決められ
たキー操作によっても、キーによる、ホストコンピュー
タ1からの取得データ無視解除の入力があったかどうか
を判定し(7−2)、NOならばステップ(5)に戻
り、YESならば、通常印字のためのデータの取得状態
戻るため、ステップ(1)に戻る。
【0034】このように、第1の印字データ方法によれ
ば、キー入力に応じて取得した印字データを記憶されて
いる印字データ無視解除データと比較照合し、該比較照
合結果に基づいて前記印字データ無視解除データに一致
するまで取得した印字データを無視し、該印字データ無
視解除データに一致する以降に続く印字データを印字す
るように取得データ処理状態の遷移を制御するので、取
得した印字データを無視して破棄している状態で、無視
している印字データの中にあらかじめ設定したデータと
一致するものが任意の位置にある場合、印字データ無視
の状態から、通常の印字のための処理状態へ遷移させる
ことが可能となる。 〔第2実施例〕図5は、図1に示したRAM2−2に確
保される受信バッファ領域の他のデータマップの一例を
示す図である。
【0035】この図に示されるように、本実施例では、
データとして「A」,「B」,「エスケープシーケン
ス」,「a」,「A」,「A」がホストコンピュータ1
から送られた場合に対応する。
【0036】図6は、図1に示したRAM2−2に確保
される取得開始データ保持領域のデータマップの一例を
示す図である。
【0037】この図に示されるように、本実施例では、
取得開始データ保持領域に、「エスケープシーケンス」
+「a」,「エスケープシーケンス」+「b」,「エス
ケープシーケンス」+「c」が設定されているものとす
る。いずれもある制御コードを示しているものとする。
【0038】以下、図7に示すフローチャートを参照し
ながら本発明に係る印字データ処理方法におけるデータ
取得処理動作について説明する。
【0039】図7は本発明の第2実施例を示す印字デー
タ処理方法における第2のデータ取得処理手順の一例を
示すフローチャートである。なお、(1)〜(7)は各
ステップを示し、(2−1)〜(2−4)はステップ
(2)の、(6−1)〜(6−4)はステップ(6)の
詳細手順を示す。
【0040】なお、本実施例では、ホストコンピュータ
1から送られてきた文字コードと制御コードは印字装置
2内のRAM2−2内の受信バッファ領域に保持され
る。この受信バッファ領域に保持されたデータを順次取
得し、そのデータによって処理がなされて行く。
【0041】まず、別処理を実行する(1)。次いで、
プリンタの立ち上げ時,リセット時,また、最後にデー
タが送られてから一定時間経過後、図5に示すようなデ
ータがホストコンピュータ1から送られ、受信バッファ
に保持されているものとする。するとまず、受信バッフ
ァに保持されている最初のデータに対して、受信バッフ
ァの最初のデータが単一または複数の取得開始データの
いずれかと一致するかの判定ステップによって、ユーザ
またはアプリケーション等の意図するデータであるかど
うかの判定が行われる。
【0042】このため、受信バッファのデータを1バイ
ト仮取得し(2−1)、該仮取得したデータがある取得
開始データの1バイト目と一致するかどうかを判定する
(2−2)。本実施例では、図5に示すデータ5.1.
aは、図6に示す取得開始データ5.2.a,5.2.
b,5.2.cのいずれの1バイト目とも一致しない。
つまり、ユーザまたはアプリケーション等の意図するデ
ータではないと判定される。
【0043】一方、ステップ(2−2)の判定でYES
場合は、比較処理をおこない(2−3)、ある取得開始
データのすべてが一致したかどうかを判定し(2−
4)、YESならばステップ(7)以降に進み、NOな
らば、ここで、そのプリンタ独自に設定されているLC
D表示器,LED表示器等へ表示を行うとともに
(3)、ユーザへの問いかけがなされる。これが、この
データを無視するかどうかを判定する(4)、ここで、
ユーザが決められた取得開始データ以外は印字処理のた
めのデータとして取得しない、つまり、このデータを無
視すると判断すれば、キーによって決められた操作を行
う。もし、ユーザがこのデータを無視しないと判断した
場合も決められたキー操作を行う。その場合は、受信バ
ッファに保持されている全てのデータを取得し、全てを
印字処理データとして扱う。
【0044】ユーザが該データを無視すると判断した場
合には、該データは無視され(5)、さらに、受信バッ
ファに保持されている次のデータに対して、受信バッフ
ァのデータが、単一または複数の取得開始データである
かどうかを判定する。
【0045】このため、まず、上記同様に受信バッファ
の1バイト目のデータが仮取得され(6−1)、仮取得
されたデータがある取得開始データの1バイト目と一致
するかどうかを判定する(6−2)。ここでの取得開始
データの1バイト目と一致するまで、そのデータの無
視、次のデータの仮取得処理が繰り返される。
【0046】本実施例では、データ5.1.bまでは取
得開始データの1バイト目と一致しないと判定され、デ
ータ5.2.cで初めて一致したと判定される。1バイ
ト目が一致した場合、次の比較処理を実行する(6−
3)。本実施例の比較処理とは、取得開始データの2バ
イト目以降も全て、受信バッファから仮取得したデータ
と比較する処理である。2バイト目以降が一致しなけれ
ばその比較対象となったデータの1バイト目を無視し、
同様に2バイト目が取得開始データの1バイト目と一致
するかどうかを比較する。ここでは、データ5.1.d
は取得開始データ5.2.aの2バイト目のデータと一
致し、取得開始データの全てが一致したことになる。
【0047】そして、ある取得開始データのすべてが一
致したかどうかを判定し(6−4)、仮取得していた数
バイトのデータとともにデータ5.1.e,5.1.f
の印字処理が行われる(7)。
【0048】この様に、本実施例ではデータ5.1.
a,5.1.bがユーザまたはアプリケーション等の意
図するデータではないと判定され、無視され、データ
5.1.c以降が印字処理のためのデータとして扱われ
ることとなる。
【0049】この様に、第2の印字データ処理方法によ
れば、データ源から入力される印字データを受信バッフ
ァに取得し、該取得した印字データと記憶された単一ま
たは複数の取得開始データとを比較照合し、該比較照合
結果に基づいて取得開始データに一致するまで取得した
印字データを無視し、該取得開始データに一致する以降
に続く印字データを印字するように取得データの無視ま
たは印字を制御するので、取得する印字データ中に含ま
れる予期しない印字データを無視して、必要な印字デー
タのみを抽出して印字させることが可能となる。 〔第3実施例〕図8は、図1に示したRAM2−2に確
保される受信バッファ領域のデータマップの一例を示す
図である。
【0050】図において、8aは受信バッファ領域、8
bは図4ラインに関する情報を記憶するテキストバッフ
ァ領域、8cは属性バッファ領域、8dは文字バッファ
領域、8eは一時展開領域、8fはlog領域、8gは
印字バッファ領域である。
【0051】図9は、図8に示したlog領域8fのデ
ータマップを説明する図である。
【0052】図において、8.1.a〜8.1.cはデ
ータで、コマンド,パラメータ,番号から構成されてい
る。なお、「ESC」はコマンド拡張プリフィックスコ
ードを示し、「ESC」+「A」,「ESC」+
「B」,「ESC」+「C」はコマンドを表す。
【0053】図10は、図9に示した番号に対応する印
字データの一例を示す図である。
【0054】図11は、図1に示した印字部2−5から
出力されるコマンド処理log出力の一例を示す図であ
る。
【0055】以下、図12〜図15に示すフローチャー
トを参照しながら本発明に係る印字データ処理方法にお
けるlog出力処理動作について説明する。
【0056】図12は本発明の第3実施例を示す印字デ
ータ処理方法における印字処理ルーチンの詳細手順の一
例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(6)
は各ステップを示す。
【0057】まず、CPU2−4は、RAM2−2の受
信バッファからのデータ取得処理を実行し(1)、取得
したデータがコマンドかどうかを判定し(2)、NOな
らば文字処理を実行し(6)、リターンする。なお、本
実施例において、文字処理とは、そのコードがどの文字
を表しているかを判定し、その文字に対応するフォント
情報を示すアドレス等を文字バッファ領域8dにセット
する処理である。
【0058】一方、ステップ(2)の判定でYESの場
合は、印字開始コマンドかどうかを判定し(3)、印字
開始のコマンドと判定された場合には、印字展開処理を
行い(4)、リターンする。なお、展開処理とは、実際
に印字する文字をビットマップに展開して印字バッファ
領域8gにセットする処理である。
【0059】一方、ステップ(3)の判定で印字コマン
ドでないと判定された場合には、コマンド処理、すなわ
ち、印字位置の変更,文字の拡大・縮小,文字の修飾
等、それぞれの文字に関する属性情報をテキストバッフ
ァ領域8b,属性バッファ領域8c等にセットする処理
を実行する(5)。
【0060】今、ホストコンピュータ1から一連のデー
タが送られ、その中にはいくつかのコマンドが含まれて
いるとする。そのコマンドの中には以下のようなコマン
ドが含まれている場合がある。
【0061】パラメータの値がそのコマンドが許してい
る範囲外のもの、パラメータの値がそのコマンドが許し
ている範囲内ではあるが現在の設定においてその値が有
効でないもの、パラメータの値がそのコマンドが指定し
ている値と異なっているもの、機種の違い等によってサ
ポートされていないもの、同時に共存できないもの、そ
のコマンド自体が現在の設定および状況において意味を
持たないもの等がある。
【0062】この様な、コマンドが送られてきた時、そ
の各コマンド処理内でそのコマンドに則した処理がなさ
れる。そのような処理がなされると、図13に示す処理
が開始される。
【0063】図13は本発明の第3実施例を示す印字デ
ータ処理方法におけるlog領域への書込み処理手順の
一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜
(3)は各ステップを示す。
【0064】まず、CPU2−4はlog領域8fに書
き込むべき処理を行ったかどうかを判定し(1)、NO
ならばリターンし、YESならば現在logモード設定
中であるかどうかを判定し(2)、NOならば処理をリ
ターンし、YESならばlog領域8fへの書込み処理
を行い(3)、処理をリターンする。なお、本実施例に
おいて、log領域8fへの書込み処理とは、log領
域8fへのコマンド,パラメータ,そのコマンドやパラ
メータがどのように処理されたかの番号を書き込む処理
であり、図9に示したように、データ8.1.aはパラ
メータの値がそのコマンドが許している範囲を越えてお
り、許す限りの最大値として処理した例であり、データ
8.1.bはパラメータの値がそのコマンドが指定して
いる値と異なっており、そのコマンド自体を無視した例
であり、データ8.1.cはある後から送られたコマン
ドは共存できないコマンドで、結果的にコマンドとして
無視された例である。それぞれについている番号は、そ
のコマンドやパラメータがどのように処理されたかで、
これによって、印字におけるその文字が検索される。
【0065】このように、log領域8fに書き込まれ
たlogは、ユーザがそれを印字したいと思った場合、
あらかじめ設定されたキー操作等を行う。そうすると、
図14に示す処理が開始される。
【0066】図14は本発明の第3実施例を示す印字デ
ータ処理方法におけるモード変更処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(4)は各ステ
ップを示す。
【0067】まず、CPU2−4がlogを印字するか
の入力があったかどうかを判定し(1)、YESならば
log印字処理を実行し(2)、他の処理に移行する。
なお、本実施例において、log印字処理とは、log
領域8fに保持されているデータの印字を行う処理であ
る。
【0068】一方、ステップ(1)の判定でNOの場合
には、モード変更の入力があったかどうかを判定し
(2)、NOならば他の処理に移行し、YESならばモ
ードを変更し(3)、他の処理に移行する。
【0069】図15は本発明の第3実施例を示す印字デ
ータ処理方法におけるlog印字処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(4)は各ステ
ップを示す。
【0070】まず、CPU2−4は、log領域8fに
データがあるかどうかを判定し(1)、NOならばリタ
ーンし、データがあると判定された場合には、一連のデ
ータ取得処理を実行する(2)。本実施例において、一
連のデータとは、log領域8fに保持されている、コ
マンド,パラメータ,印字文字取得のための番号であ
る。次に、この番号によって印字文字の取得がなされ、
文字処理が行われる。これにより、図10に示したよう
に、番号によって取得された印字文字データ、例えば
「The parameter out of ran
ge.」という文字がコードとして取得され、それぞれ
のコードに対して文字処理が行われる。その際、保持さ
れているコマンドやパラメータに対しても印字データと
して文字処理が行われる。その後、展開処理によって文
字の展開が行われ印字処理がなされる(4)。そして、
ステップ(1)に戻り、次のlog領域8fにデータが
あるかどうかを判定する。本実施例では、次のlog領
域8fにデータ「The command ignor
ed.」,「The command ignore
d.」が展開され、印字される。log領域8fのデー
タがなくなるまでこの様な処理が繰り返され、印字が行
われ、図11に示す出力が得られる。
【0071】この様に、第3の印字データ処理方法によ
れば、データ源から入力された印字データの解析処理状
態の記録を印字するログモードを設定し、該ログモード
設定中に解析された印字データの解析処理状態の記録を
記憶し、該記憶された記録を印字するので、取得した印
字データ中のコマンド実行状態を解析することが可能と
なる。 〔第4実施例〕図16は、図1に示したRAM2−2に
データマップの一例を示す図である。
【0072】図において、9aは受信バッファ領域、9
bは1ラインに関する情報(テキストバッファ領域)、
9cは属性バッファ領域、9dは文字バッファ領域、9
eは一時展開領域、9fは展開文字存在テーブル、9g
は展開文字保持領域、9hは印字バッファ領域を表して
いる。
【0073】図17は、図16に示した受信バッファ領
域9aのデータマップの一例を示す図であり、図18
は、図16に示した文字バッファ領域9dのデータマッ
プの一例を示す図であり、図19は、図16に示した展
開文字存在テーブル9fのデータマップの一例を示す図
である。
【0074】なお、本実施例では、特に図17に示すよ
うに、受信バッファ領域9aにデータ「A」,「B」,
「エスケープシーケンス」,「a」,「A」,「A」,
「LF」,……,「エスケープシーケンス」,「b」,
「A」が入力された場合に対応する。なお、ここで、
「エスケープシーケンス」+「a」,「エスケープシー
ケンス」+「b」はともに違う文字修飾を行う制御コー
ドとする。
【0075】以下、図1に示した印刷装置2を例とし
て、図16を参照しながらビットマップフォント(図1
に示したROM2−3に格納されている)の印字展開制
御の概略を図20に示すフローチャートに基づいて説明
する。
【0076】図20は本発明の第4実施例を示す印字デ
ータ処理方法におけるコード処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。なお、(1)〜(6)は各ステップ
を示す。
【0077】ホストコンピュータ1から送られた文字コ
ードと制御コードは印刷装置2のRAM2−2内の受信
バッファ領域9aに保持される。この受信バッファ領域
9aに保持されたデータを順次取得し(1)、そのデー
タによって処理がなされて行く。まず、データが制御コ
ードであるかどうかが判定され(2)、制御コードでは
ない、つまり文字コードであると判定された場合は、文
字処理を実行し(6)、リターンする。なお、本実施例
において、文字処理とは、その文字コードがどの文字を
表しているかを判定し、その文字に対応するフォント情
報を示すアドレス等を文字バッファ領域9dにセットす
る処理である。
【0078】一方、ステップ(2)の判定で、制御コー
ドと判定された場合には、さらに、その制御コードが印
字開始の制御コードかどうかを判定し(3)、印字開始
の制御コードであると判定された場合には、印字処理が
行われ(4)、リターンする。
【0079】一方、ステップ(3)の判定で、印字開始
の制御コードでないと判定された場合には、制御コード
処理を実行し(5)、リターンする。なお、本実施例に
おいて、印字処理とは、実際に印字する文字をビットマ
ップに展開して印字バッファ領域9hにセットする処理
を言い、制御コード処理とは、印字位置の変更,文字の
拡大・縮小,文字の修飾等、それぞれの文字に関する属
性情報をテキストバッファ領域9b,属性バッファ領域
9c等にセットする処理である。
【0080】この結果、まず、入力されたデータは、図
17に示すように受信バッファ領域9aに記憶される。
データ「A」,「B」は、取得したデータが制御コード
であるかの判定処理(ステップ(2))によって、制御
コードでない、つまり、文字コードであると判定され、
文字処理が行われる(ステップ(6))。文字バッファ
領域9dにそれぞれの文字に対応するフォント情報が入
れられるわけである。その情報の1つとして、後述する
文字展開制御処理の通常文字であるかどうかの判定によ
って通常文字であると判定され、図18に示すように、
通常検索によるROM2−3上のフォントアドレスのセ
ットが文字バッファ領域9dになされる。
【0081】次に、「エスケープシーケンス」,「a」
は取得したデータが制御コードであるかの判定によって
(ステップ(2))、制御コードであると判定される。
さらに、ステップ(3)の判定によって、印字開始では
ないと判定され、制御コード処理がなされる。ここでの
制御コードが意味する文字修飾に従って、その情報が属
性バッファ領域にセットされる。そして、図21に示す
モード変更処理を開始する。
【0082】図21は本発明の第4実施例を示す印字デ
ータ処理方法におけるモード変更処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(3)は各ステ
ップを示す。
【0083】まず、CPU2−4はモードが変更された
かどうかを判定し(1)、NOならばリターンし、YE
Sならばモードが変更されたと判定され、モード変更フ
ラグ等がセットされる(2)。モード変更後の文字数を
クリアして(3)、リターンする。
【0084】次いで、図20に示したフローチャートの
ステップ(2)で、受信バッファ領域9aの「A」が取
得したデータが制御コードかどうかを判定し、文字コー
ドであると判定されると、同図のステップ(6)に示す
文字処理が実行される。以下、図22に示す文字処理ル
ーチンを実行する。
【0085】図22は本発明の第4実施例を示す印字デ
ータ処理方法における文字処理ルーチンの詳細手順の一
例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(1
5)は各ステップを示す。
【0086】まず、CPU2−4は、通常文字であるか
どうかを判定し(1)、YESならばステップ(1)に
進み、通常検索によるROM2−3上のフォントアドレ
スをセットし、リターンする。
【0087】一方、ステップ(10)の判定でNOの場
合は、モードが変更されたかどうかを判定し(2)、N
Oならばその文字が展開文字保持領域9gにあるかどう
かを判定し(3)、YESならば展開文字保持領域に存
在するかどうかを示すフラグ(NO DEVELOPM
ENT FLAG)をオンにし(4)、その文字に対応
する展開保持領域のアドレス等をセットし(5)、リタ
ーンする。
【0088】一方、ステップ(3)の判定でNOの場合
は、文字データを展開文字存在テーブル9fにセットし
(9)、ステップ(10)以降に進む。
【0089】一方、ステップ(2)の判定でYESの場
合は、展開文字保持領域9gが使用されているかどうか
を判定し(6)、NOならば展開文字保持領域9gの使
用を示すフラグをオンとし(7)、モード変更フラグを
オフとし(8)、ステップ(9)以降に進む。
【0090】一方、ステップ(6)の判定でYESの場
合は、モード変更後のある特定文字数を越えたかどうか
を判定し(11)、YESならば展開文字存在テーブル
9fをクリアし(12)、モード変更フラグをオフとし
(13)、ステップ(9)以降を処理する。
【0091】一方、ステップ(11)の判定でNOの場
合は、文字数をインクリメントし(14)、一時展開領
域9eに展開したものを展開文字保持領域に格納しない
ためのフラグ(NO MAINTENANCE FLA
G)をオンとし(15)、ステップ(10)以降を処理
する。
【0092】図23は本発明の第4実施例を示す印字デ
ータ処理方法における展開領域先制御手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(6)は各ステ
ップを示す。
【0093】まず、CPU2−4は、通常文字かどうか
を判定し(1)、YESならばステップ(6)に進み、
直接印字バッファ領域9hへのビットマップ展開処理を
実行し(6)、リターンする。
【0094】一方、ステップ(1)の判定でNOの場合
は、該文字が既に展開文字保持領域9gに既に存在する
かどうかを判定し(2)、YESならばステップ(6)
に進み、NOならば修飾等を伴った一時展開領域9eへ
のフォント展開処理を行い(3)、展開文字保持領域9
gに格納するかどうかを判定し(4)、NOならばステ
ップ(6)以降に進み、YESならば修飾等を伴った文
字フォントのビットマップを展開文字保持領域9gに格
納し(5)、印字バッファ領域9hに展開して(6)、
リターンする。
【0095】この様な処理によって、図17に示すデー
タが保持されている場合の具体的な文字処理について以
下説明する。
【0096】まず、入力された各データ、すなわち、
「A」,「B」,「エスケープシーケンス」,「a」,
「A」,「A」,「LF」,……,「エスケープシーケ
ンス」,「b」,「A」は、図17に示すように受信バ
ッファ領域9aに入れらる。
【0097】これらのデータのうち、「A」,「B」は
取得したデータが制御コードであるかどうかの判定(図
20のステップ(2))によって、制御コードでない、
つまり、文字コードであると判定され、文字処理(図2
0のステップ(6))が行われる。文字バッファ領域9
dにそれぞれの文字に対応するフォント情報が入れられ
るわけである。その情報の1つとして図22のステップ
(1)の判定、すなわち、通常文字であるかどうかの判
定で、通常文字と判定され、通常検索によるROM2−
3上のフォントアドレスのセットが文字バッファ領域9
d(図18に示す領域9.2.a,9.2.b)になさ
れる。
【0098】次に、受信バッファ領域9aの「エスケー
プシーケンス」,「a」は取得したデータが制御コード
であるかどうかを図20に示したステップ(2)で判定
し、制御コードであると判定される。さらに、図20に
示したステップ(3)の印字開始の制御コードであるか
の判定で、印字開始コードでないと判定され、制御コー
ド処理がなされる。ここで、該制御コードが意味する文
字修飾に従って、その情報が属性バッファ領域9cにセ
ットされる。そして、図21に示したステップ(1)の
モードが変更されたかどうかの判定で、モードが変更さ
れたと判定され、モード変更フラグ等がセットされる。
次に、受信バッファ領域9aの次のデータ「A」が取得
したデータが図20に示したステップ(2)の制御コー
ドであるかの判定で、文字コードと判定され、図20に
示したステップ(6)の文字処理が行われる。
【0099】この場合、図22に示したステップ(1)
の通常文字であるかの判定で、通常文字ではないと判定
され、さらに、図22に示したステップ(2)のモード
が変更されかの判定でモードが変更されたと判定され
る。さらに、図22のステップ(6)の展開文字保持領
域9gが使用されているかの判定で、展開文字保持領域
9gが使用されていないと判定され、その処理がなされ
る。その処理の中で、データ「A」が展開文字保持領域
が使用されていないと判定され、その処理がなされる。
その処理の中でデータ「A」が、図19に示すように展
開文字存在テーブル9fにセットされ、図22に示すス
テップ(10)で通常検索によるROM2−3上のフォ
ントアドレスのセットが図18に示した領域9.2.c
になされる。
【0100】次のデータ「A」も文字処理までは同様の
判定がされるが、前のデータ「A」の文字処理の時、展
開文字領域を使用していないと判定されたときの処理に
よって、モード変更フラグがクリアされている。ゆえ
に、モード変更されていないと判定され、テーブルによ
る、ある文字が展開文字保持領域上に存在するのかが図
22に示したステップ(3)で判定される。データ
「A」は既に展開文字保持領域に存在するので、文字バ
ッファ領域上にある、展開文字保持領域に存在するかの
フラグ(NO DEVELOPMENT FLAG)お
よび展開文字保持領域上の「A」を格納してある先頭ア
ドレスのセットが図18に示した領域9.2.dに行わ
れる。
【0101】次のデータ、「LF」は取得したデータが
制御コードであるかの図20に示したステップ(2)の
判定で、制御コードと判定され、さらに、図20に示し
たステップ(3)の判定で、印字開始の制御コードであ
ると判定される。
【0102】ここで、図20に示したステップ(4)で
印字開始処理が行われる。文字バッファ領域9.2.
a,9.2.b内の文字「A」,「B」は、図23に示
したステップ(1)の通常文字による印字バッファへの
展開かの判定で、通常文字であると判定されて、図23
に示したステップ(6)において、直接、印字バッファ
領域への展開処理が行われる。文字バッファ領域9.
2.cの文字「A」は文字修飾を行うという属性バッフ
ァ領域の属性情報の変化から、通常文字ではないと判定
される。さらに、図23に示したステップ(2)の展開
文字保持領域9g上に存在するかどうかの判定で、展開
文字保持領域9g上に存在しない、つまり、一時展開を
行うと判定される。そして、一時展開領域9eに修飾と
ともに展開され、図23に示したステップ(4)で展開
文字保持領域に格納するかが判定される。ここでは、格
納すると判定されると、展開文字保持領域に格納される
とともに、印字バッファ領域9hへ展開される。
【0103】次のデータ「A」、すなわち、文字バッフ
ァ領域9.2.dのデータは、文字バッファ領域9.
2.cと同一の属性,コードであるので、本来ならば同
様の展開がなされるが、図23に示したステップ(4)
の展開文字保持領域上に存在するかの判定で、図19に
示すようにもう既に展開済みであると判定され、展開文
字保持領域に格納されている文字が印字バッファ領域に
展開される。
【0104】その後、モードが変更されるまで同様な処
理が繰り返される。そして、次のデータ「エスケープシ
ーケンス」,「b」は同様なステップで制御コードであ
ると判定され、制御コード処理がなされる。ここでの制
御コードが意味する文字修飾に従って、その情報が属性
バッファ領域にセットされる。そして、図21に示すモ
ードが変更されたかの判定で、モードが変更されたと判
定され、モード変更フラグ等がセットされる。
【0105】次のデータ「A」は同様なステップで文字
コードであると判定され、文字処理がなされる。図22
に示したステップ(1)の通常文字であるかの判定で、
通常文字ではないと判定され、図22に示したステップ
(2)のモード変更されたかどうかの判定によって、モ
ードが変更されたと判定され、さらに、図22に示した
ステップ(5)の展開文字保持領域が使用されているか
の判定によって、展開文字保持領域が使用されている判
定される。次いで、モード変更後、図22に示したステ
ップ(11)のある特定文字数を越えたかどうかの判定
がなされる。ここでは、その文字数を越えていないとす
る。すると、図22に示したステップ(14)でその文
字数がインクリメントされ、続くステップ(15)で、
一時展開領域に展開したものを展開文字保持領域に格納
しないためのフラグ(NO MAINTENANCE
FLAG)がセットされる。その後、同様に文字コード
の入力が続き、ある特定文字数を越えたとする。する
と、図22に示したステップ(12)において、展開文
字存在テーブルがクリアされ、改めて新しいモードでの
展開文字保持領域への格納が行われることになる。
【0106】この様に、第4の印字データ処理方法によ
れば、データ源から入力される印字データを受信バッフ
ァに取得し、取得した印字データ中の印字処理モードの
変更指示状態を監視し、該監視結果に基づいて文字コー
ドに対応するフォントデータ展開源を、既に展開された
フォントデータまたはフォントメモリのいずれかに切り
換え制御するので、同一処理モードとなるフォントの展
開処理時間を大幅に短縮することが可能となる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の方
法によれば、キー入力に応じて取得した印字データを記
憶されている印字データ無視解除データと比較照合し、
該比較照合結果に基づいて前記印字データ無視解除デー
タに一致するまで取得した印字データを無視し、該印字
データ無視解除データに一致する以降に続く印字データ
を印字するように取得データ処理状態の遷移を制御する
ので、取得した印字データを無視して破棄している状態
で、無視している印字データの中にあらかじめ設定した
データと一致するものが任意の位置にある場合、印字デ
ータ無視の状態から、通常の印字のための処理状態へ遷
移させることできる。
【0108】本発明の第2の方法によれば、データ源か
ら入力される印字データを受信バッファに取得し、該取
得した印字データと記憶された単一または複数の取得開
始データとを比較照合し、該比較照合結果に基づいて取
得開始データに一致するまで取得した印字データを無視
し、該取得開始データに一致する以降に続く印字データ
を印字するように取得データの無視または印字を制御す
るので、取得する印字データ中に含まれる予期しない印
字データを無視して、必要な印字データのみを抽出して
印字させることができる。
【0109】本発明の第3の方法によれば、データ源か
ら入力された印字データの解析処理状態の記録を印字す
るログモードを設定し、該ログモード設定中に解析され
た印字データの解析処理状態の記録を記憶し、該記憶さ
れた記録を印字するので、取得した印字データ中のコマ
ンド実行状態を解析することができる。
【0110】本発明の第4の方法によれば、データ源か
ら入力される印字データを受信バッファに取得し、取得
した印字データ中の印字処理モードの変更指示状態を監
視し、該監視結果に基づいて文字コードに対応するフォ
ントデータ展開源を、既に展開されたフォントデータま
たはフォントメモリのいずれかに切り換え制御するの
で、同一処理モードとなるフォントの展開処理時間を大
幅に短縮することができる。
【0111】従って、取得した印字データを効率よく処
理しながら必要な印字データのみを出力することができ
るとともに、制御コマンド処理状態を解析できるととも
に、同一印字処理モードのフォント出力時間を大幅に短
縮できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な印刷装置の制御構成を説明
するブロック図である。
【図2】図1に示したRAMに確保される受信バッファ
領域のデータマップの一例を示す図である。
【図3】図1に示したRAMに確保される無視停止デー
タ保持領域のデータマップの一例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す印字データ処理方法
における第1の取得データ処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図5】図1に示したRAMに確保される受信バッファ
領域の他のデータマップの一例を示す図である。
【図6】図1に示したRAMに確保される取得開始デー
タ保持領域のデータマップの一例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す印字データ処理方法
における第2のデータ取得処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図8】図1に示したRAMに確保される受信バッファ
領域のデータマップの一例を示す図である。
【図9】図8に示したlog領域のデータマップを説明
する図である。
【図10】図9に示した番号に対応する印字データの一
例を示す図である。
【図11】図1に示した印字部から出力されるコマンド
処理log出力の一例を示す図である。
【図12】本発明の第3実施例を示す印字データ処理方
法における印字処理ルーチンの詳細手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図13】本発明の第3実施例を示す印字データ処理方
法におけるlog領域への書込み処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図14】本発明の第3実施例を示す印字データ処理方
法におけるモード変更処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図15】本発明の第3実施例を示す印字データ処理方
法におけるlog印字処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図16】図1に示したRAMにデータマップの一例を
示す図である。
【図17】図16に示した受信バッファ領域のデータマ
ップの一例を示す図である。
【図18】図16に示した文字バッファ領域のデータマ
ップの一例を示す図であある。
【図19】図16に示した展開文字存在テーブルのデー
タマップの一例を示す図である。
【図20】本発明の第4実施例を示す印字データ処理方
法におけるコード処理手順の一例を示すフローチャート
である。
【図21】本発明の第4実施例を示す印字データ処理方
法におけるモード変更処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図22】本発明の第4実施例を示す印字データ処理方
法における文字処理ルーチンの詳細手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図23】本発明の第4実施例を示す印字データ処理方
法における展開領域先制御手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 印刷装置 2−1 入力インタフェース 2−2 RAM 2−3 ROM 2−4 CPU 2−5 印字部 2−6 操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ源から入力される印字データを受
    信バッファに取得し、該取得した印字データ処理中に、
    取得した印字データを無視する指示をキー入力し、該キ
    ー入力に応じて取得した印字データを記憶されている印
    字データ無視解除データと比較照合し、該比較照合結果
    に基づいて前記印字データ無視解除データに一致するま
    で取得した印字データを無視し、該印字データ無視解除
    データに一致する以降に続く印字データを印字するよう
    に取得データ処理状態の遷移を制御することを特徴とす
    る印字データ処理方法。
  2. 【請求項2】 データ源から入力される印字データを受
    信バッファに取得し、該取得した印字データと記憶され
    た単一または複数の取得開始データとを比較照合し、該
    比較照合結果に基づいて取得開始データに一致するまで
    取得した印字データを無視し、該取得開始データに一致
    する以降に続く印字データを印字するように取得データ
    の無視または印字を制御することを特徴とする印字デー
    タ処理方法。
  3. 【請求項3】 データ源から入力される印字データを受
    信バッファに取得し、該取得した印字データの解析処理
    状態の記録を印字するログモードを設定し、該ログモー
    ド設定中に解析された印字データの解析処理状態の記録
    を記憶し、該記憶された記録を印字することを特徴とす
    る印字データ処理方法。
  4. 【請求項4】 データ源から入力される印字データを受
    信バッファに取得し、取得した印字データ中の印字処理
    モードの変更指示状態を監視し、該監視結果に基づいて
    文字コードに対応するフォントデータ展開源を、既に展
    開されたフォントデータまたはフォントメモリのいずれ
    かに切り換え制御することを特徴とする印字データ処理
    方法。
JP5141216A 1993-05-21 1993-05-21 印字データ処理方法 Pending JPH06328793A (ja)

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