JPH06325577A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH06325577A
JPH06325577A JP11180193A JP11180193A JPH06325577A JP H06325577 A JPH06325577 A JP H06325577A JP 11180193 A JP11180193 A JP 11180193A JP 11180193 A JP11180193 A JP 11180193A JP H06325577 A JPH06325577 A JP H06325577A
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JP
Japan
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voltage
transistor
line
electrode
common data
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Withdrawn
Application number
JP11180193A
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English (en)
Inventor
Isao Fukushi
功 福士
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電流検出型のセンスアンプを設けてなるBiC
MOS構成の半導体記憶装置、例えば、SRAMに関
し、読出し時、選択されたコラムのビット線の電圧変化
をゼロないし微小なものとすることにより、ビット線の
寄生容量の充放電によるデータ読出しの遅延時間をゼロ
ないし微小なものとし、データ読出しの高速化を図る。 【構成】pMOSトランジスタ44a、44bのソース
をそれぞれpMOSトランジスタ41b、41aのドレ
インに接続し、読出し時、選択されたコラムの一方及び
他方のビット線の電圧が同一ないし略同一となるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる電流検出型の
センスアンプを設けてなるBiCMOS構成の半導体記
憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体記憶装置として、
例えば、図7にその要部を示すようなものが知られてい
る。
【0003】この半導体記憶装置は、いわゆるSRAM
(static random access memory)であり、図中、1は
チップ本体、2はメモリセルを配列してなるメモリセル
アレイ部である。
【0004】また、30、3nはロウアドレス信号X0
nが入力されるロウアドレス信号入力端子、4はロウ
アドレス信号X0・・・Xnをデコードしてワード線の選
択を行うロウデコーダである。
【0005】また、50、5mはコラムアドレス信号
0、Ymが入力されるコラムアドレス信号入力端子、6
はコラムアドレス信号Y0・・・Ymをデコードしてコラ
ムを選択するためのコラム選択信号を出力するコラムデ
コーダである。
【0006】また、7はコラムデコーダ6から出力され
るコラム選択信号に基づいてコラムの選択を行うコラム
選択回路、8はコラム選択回路7を介してメモリセルア
レイ部2から読み出されたデータの検出を行うセンスア
ンプ及びデータの書込みを行う書込み回路を含んでなる
センスアンプ・書込み回路部である。
【0007】また、9は読み出されたデータDOUTが出
力されるデータ出力端子、10は書込みデータDINが入
力されるデータ入力端子、11は書込み制御信号/WE
が入力される書込み制御信号入力端子である。
【0008】ここに、図8は、メモリセルアレイ部2及
びコラム選択回路7を示す回路図であり、120、12x
はメモリセルアレイ部2を構成するコラム、130、1
yはメモリセルの選択を行うワード線である。
【0009】また、140、14Xはコラム選択回路7を
構成するコラムスイッチ回路、15a、15bはメモリ
セルアレイ部2のコラム120・・12Xに共用されるよ
うに設けられた共通データ線である。
【0010】また、コラム120において、160、16
yはデータの記憶を行うメモリセル、17a、17bは
メモリセル160・・・16yに対するデータの書込み、
メモリセル160・・・16yからのデータの読出しに使
用されるビット線である。
【0011】また、メモリセル160、16yにおいて、
180、18yは抵抗負荷型のフリップフロップ回路であ
り、190、19yは電源電圧VCC(0[V])を供給
するVCC電源線である。
【0012】また、200a、200b、20ya、20yb
駆動用トランジスタであるnMOSトランジスタ、21
0a、210b、21ya、21ybは負荷抵抗、VEEは低電
圧側の電源電圧(−4.5[V])である。
【0013】また、220a、220bはワード線130
介してオン(ON:導通)、オフ(OFF:被導通)が
制御されるトランスファ・ゲートをなすnMOSトラン
ジスタ、22ya、22ybはワード線13yを介してオ
ン、オフが制御されるトランスファ・ゲートをなすnM
OSトランジスタである。
【0014】また、コラムスイッチ140において、2
3a、23bはアナログスイッチであり、24a、24
bはpMOSトランジスタ、25a、25bはnMOS
トランジスタである。
【0015】また、CL0はコラム選択信号、26はイ
ンバータ、27a、27bはそれぞれビット線17a、
17bの負荷をなすpMOSトランジスタ、VRCは定
電圧(−1.6[V])である。
【0016】また、図9は、センスアンプ・書込み回路
部8を示す回路図であり、28はセンスアンプ、29は
書込み回路であり、書込み回路29において、30はA
ND/NAND回路、31、32はNOR回路である。
【0017】また、センスアンプ28において、33は
VCC電源線、34a、34bはNPNトランジスタ、
35a、35bは負荷抵抗、36は定電流源であり、こ
れらNPNトランジスタ34a、34bと、負荷抵抗3
5a、35bと、定電流源36とで差動アンプ37が構
成されている。
【0018】なお、38a、38bはセンスアンプ出力
OUT、/SOUTが出力されるセンスアンプ出力端子であ
る。
【0019】また、39a、39b、40a、40bは
定電圧VRS(−0.8[V])を供給するVRS電圧
線、41a、41bはそれぞれ共通データ線15a、1
5bの負荷をなすpMOSトランジスタである。
【0020】また、42aは共通データ線15aを駆動
するNPNトランジスタ、43aは高抵抗であり、これ
らNPNトランジスタ42aと、高抵抗43aとでエミ
ッタフォロア回路が構成されている。
【0021】また、42bは共通データ線15bを駆動
するNPNトランジスタ、43bは高抵抗であり、これ
らNPNトランジスタ42bと、高抵抗43bとでエミ
ッタフォロア回路が構成されている。
【0022】また、44aはpMOSトランジスタ、4
5aはnMOSトランジスタであり、これらpMOSト
ランジスタ44aと、nMOSトランジスタ45aとで
インバータが構成されている。
【0023】また、44bはpMOSトランジスタ、4
5bはnMOSトランジスタであり、これらpMOSト
ランジスタ44bと、nMOSトランジスタ45bとで
インバータが構成されている。なお、46a、46bは
書込み用のnMOSトランジスタである。
【0024】このように構成された、このSRAMにお
いては、書込み時、書込み制御信号/WE=「L」とさ
れると共に、データ入力端子10に書込みデータDIN
入力され、選択されたメモリセルに対する書込みが行わ
れる。
【0025】この場合、書込みデータDINの値に応じ
て、NOR回路31、32のいずれか一方が「H」、他
方が「L」となるが、例えば、書込みデータDIN
「0」=「L」とすると、NOR回路31の出力=
「H」、NOR回路32の出力=「L」となる。
【0026】この結果、pMOSトランジスタ44a=
OFF、nMOSトランジスタ45a=ONとされ、N
PNトランジスタ42a=OFFとされると共に、nM
OSトランジスタ46a=ONとされる。
【0027】また、pMOSトランジスタ44b=O
N、nMOSトランジスタ45b=OFFとされ、NP
Nトランジスタ42b=ONとされると共に、nMOS
トランジスタ46b=OFFとされる。
【0028】ここに、例えば、メモリセル160が選択
される場合には、コラムスイッチ回路140では、コラ
ム選択信号CL0=「L」、インバータ26の出力=
「H」とされる。
【0029】この結果、アナログスイッチ23a、23
b=ON、pMOSトランジスタ27a、27b=OF
Fとされ、ビット線17a、17bと、共通データ線1
5a、15bとがそれぞれ接続される。
【0030】なお、他のコラムスイッチ回路において
は、アナログスイッチ23a、23bに該当するアナロ
グスイッチはOFFとされ、ビット線は、共通データ線
15a、15bと切り離されている。
【0031】また、メモリセルアレイ部2においては、
ワード線130の電圧=「H」とされ、メモリセル160
においては、nMOSトランジスタ220a、220b=O
Nとされる。
【0032】この結果、VCC電源線190から負荷抵
抗210a、nMOSトランジスタ220a、ビット線17
a、アナログスイッチ23a、共通データ線15a、n
MOSトランジスタ46aを介してVEE電源線へ電流
が流れ、共通データ線15a及びビット線17aの電圧
は、略VEE=略−4.5[V]に引き下げられる。
【0033】他方、センスアンプ28においては、pM
OSトランジスタ44b=ON、nMOSトランジスタ
45b=OFFで、NPNトランジスタ42b=ONと
されると共に、nMOSトランジスタ46b=OFFと
されているので、共通データ線15b及びビット線17
bの電圧は、略VRS−VBE=略−1.6[V]とさ
れる。
【0034】この結果、nMOSトランジスタ200b
強制的にOFF、nMOSトランジスタ200aが強制的
にON、即ち、ノード470aの電圧=「L」、ノード4
0bの電圧=「H」とされ、メモリセル160に対して
書込みデータ「0」が書込まれる。
【0035】また、書込みデータDIN=「1」の場合に
は、共通データ線15a側の動作と、共通データ線15
b側の動作が逆になるだけで、前述と同様に書込みが行
われる。
【0036】これに対して、読出し時には、書込み制御
信号/WE=「H」とされ、NOR回路31、32の出
力=「L」、pMOSトランジスタ44a、44b=O
N、nMOSトランジスタ45a、45b、46a、4
6b=OFFとされる。
【0037】この結果、NPNトランジスタ42a、4
2bのベース電圧は、それぞれ、pMOSトランジスタ
44a、44bを介して、略VRS=略−0.8[V]
とされ、共通データ線15a、15bの電圧は、とも
に、略VRS−VBE(NPNトランジスタのベース・
エミッタ間電圧)=略−1.6[V]とされる。
【0038】ここに、NPNトランジスタ42aと高抵
抗43aとでエミッタフォロア回路が構成されているの
で、VRS電圧線39aからpMOSトランジスタ41
a、NPNトランジスタ42a及び高抵抗43aを介し
てVEE電源線に常に微小電流が流れ、共通データ線1
5aの電圧は、略VRS−VBE=略−1.6[V]に
維持される。
【0039】また、NPNトランジスタ42bと高抵抗
43bとでエミッタフォロア回路が構成されているの
で、VRS電圧線39bからpMOSトランジスタ41
b、NPNトランジスタ42b及び高抵抗43bを介し
てVEE電源線に常に微小電流が流れ、共通データ線1
5bの電圧も、略VRS−VBE=略−1.6[V]に
維持される。
【0040】ここに、例えば、メモリセル160が選択
されると、コラムスイッチ回路140においては、コラ
ム選択信号CL0=「L」、インバータ26の出力=
「H」とされる。
【0041】この結果、アナログスイッチ23a、23
b=ON、pMOSトランジスタ27a、27b=OF
Fとされ、ビット線17a、17bと、共通データ線1
5a、15bとがそれぞれ接続される。
【0042】なお、他のコラムスイッチ回路において
は、アナログ・スイッチ23a、23bに該当するアナ
ログスイッチはOFFとされ、ビット線は、共通データ
線15a、15bと切り離されている。
【0043】また、メモリセルアレイ部2においては、
ワード線130の電圧=「H」とされ、ワード線130
接続されているメモリセルのトランスファ・ゲートをな
すnMOSトランジスタがONとされる。即ち、メモリ
セル160においては、nMOSトランジスタ220a
220b=ONとされる。
【0044】ここに、例えば、nMOSトランジスタ2
0a=ON、nMOSトランジスタ200b=OFF、即
ち、ノード470a=「L」、ノード470b=「H」とさ
れており、このメモリセル160は、データ「0」を記
憶しているとする。
【0045】すると、VRS電圧線39aからpMOS
トランジスタ41a、NPNトランジスタ42a、共通
データ線15a、アナログスイッチ23a、ビット線1
7a、nMOSトランジスタ220a、200aを介してV
EE電源線へ電流が流れる。
【0046】この結果、pMOSトランジスタ41aの
ドレイン電圧は、略VRS−ΔVR(pMOSトランジ
スタ41aのオン抵抗による電圧降下)=略−0.8
[V]−ΔVRとなり、ビット線17aの電圧は、略V
RS−VBE−ΔVA(アナログスイッチ23aのオン
抵抗による電圧降下)=略−1.6[V]−ΔVAとな
る。
【0047】他方、ビット線17bからメモリセル16
0に電流が流れ込むことはないので、pMOSトランジ
スタ41bには電流が流れず、pMOSトランジスタ4
1bのドレイン電圧は、略VRS=略−0.8[V]と
なり、また、ビット線17bの電圧は、略VRS−VB
E=略−1.6[V]となる。
【0048】この間に、差動アンプ37では、pMOS
トランジスタ41aのドレイン電圧と、pMOSトラン
ジスタ41bのドレイン電圧との差が検出され、メモリ
セル160が記憶するデータに対応したセンスアンプ出
力SOUT=「H」、/SOUT=「L」が出力される。
【0049】ここに、図10は、このSRAMにおい
て、読出し時、「0」を記憶しているメモリセル160
(ノード470a=「L」、ノード470b=「H」)が選
択された後、続いて、「1」を記憶しているメモリセル
16y(ノード47ya=「H」、ノード47yb
「L」)が選択された場合における動作を示す波形図で
ある。
【0050】図中、実線48はビット線17aの電圧、
実線49はビット線17bの電圧、実線50はpMOS
トランジスタ41aのドレイン電圧、実線51はpMO
Sトランジスタ41bのドレイン電圧を示している。
【0051】ここに、読出し時、「0」を記憶している
メモリセル160が選択された後、続いて、「1」を記
憶しているメモリセル16yが選択された場合には、ビ
ット線17aからメモリセル160には電流が流れなく
なる。
【0052】この結果、ビット線17aの電圧は、略V
RS−VBE−ΔVA=略−1.6[V]−ΔVAから
略VRS−VBE=略−1.6[V]に向かって引き上
げられ、また、pMOSトランジスタ41aのドレイン
電圧は、略VRS−ΔVR=略−1.6[V]−ΔVR
からVRSに向かって上昇していく。
【0053】これに対して、ビット線17b側において
は、VRS線39bからpMOSトランジスタ41b、
NPNトランジスタ42b、共通データ線15b、アナ
ログスイッチ23b、ビット線15b、nMOSトラン
ジスタ22yb、20yaを介してVEE電源線に電流が流
れ込む。
【0054】この結果、ビット線17bの電圧は、略V
RS−VBE=略−1.6[V]から略VRS−VBE
−ΔVA=略−1.6[V]−ΔVAに向かって引き下
げられ、また、pMOSトランジスタ41bの電圧は、
略VRS−ΔVR=略−0.8[V]−ΔVRに向かっ
て引き下げられる。
【0055】この間に、差動アンプ37においては、p
MOSトランジスタ41aのドレインの電圧と、pMO
Sトランジスタ41bのドレインとの電圧との差が検出
され、メモリセル16yが記憶するデータに対応したセ
ンスアンプ出力SOUT=「L」、/SOUT=「H」が出力
される。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】このように、このSR
AMにおいては、読出し時、同一のコラム内において、
データとして異なる値を記憶しているメモリセルが連続
して選択される場合等、異なるメモリセルが連続して選
択される場合、選択されるコラムと、選択されるメモリ
セルが記憶するデータ値との関係によっては、選択され
たコラムのビット線の電圧が大きく変化するため、ビッ
ト線の寄生容量の充放電に、かなりの時間を要してしま
い、これが、データ読出しの高速化を妨げていた。
【0057】ここに、このSRAMにおいては、読出し
時、共通データ線15a、15bの電圧を略VRS−V
BE=略−1.6[V]に維持することができるので、
アナログスイッチ23a、23b等、コラム選択回路7
を構成するアナログスイッチのオン抵抗を略ゼロとする
ことができれば、ビット線の電圧変化を略ゼロとし、ビ
ット線の寄生容量の充放電に要する時間を略ゼロとする
ことができ、データ読出しの高速化を図ることができ
る。
【0058】しかし、コラム選択回路7を構成するアナ
ログスイッチのオン抵抗を略ゼロとするためには、pM
OSトランジスタ24a、nMOSトランジスタ25a
等、これらアナログスイッチを構成するトランジスタの
ゲート幅をかなり大きくする必要があり、コラム選択回
路7の占有面積をかなり大きくすることになるので、こ
れを行うことは、チップ面積との関係で限界があり、結
局、これらアナログスイッチのオン抵抗を略ゼロとする
ことは不可能である。
【0059】なお、ビット線の寄生容量を小さくするこ
とができれば、データ読出しの高速化を図ることが可能
であるが、ビット線は、そもそも、長く配線され、多数
のメモリセルが接続されるものであるから、その寄生容
量を小さくすることは不可能である。
【0060】本発明は、かかる点に鑑み、読出し時、選
択されたコラムのビット線の電圧変化(振幅)をゼロな
いし微小なものとすることにより、ビット線の寄生容量
の充放電によるデータ読出しの遅延時間をゼロないし微
小なものとし、データ読出しの高速化を図ることができ
るようにした半導体記憶装置を提供することを目的とす
る。
【0061】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体記憶
装置は、第1、第2のビット線と、これら第1、第2の
ビット線にそれぞれ第1、第2のデータ入出力端を接続
され、読出し時、選択された場合には、記憶するデータ
に応じて前記第1、第2のデータ入出力端のいずれかか
ら電流が流れ込むように構成された複数のメモリセルを
設けてなる複数のコラムと、これら複数のコラムのそれ
ぞれに対応して設けられ、それぞれ、その第1の端部を
前記第1、第2のビット線に接続され、コラム選択信号
に基づいてオン、オフが制御される第1、第2の接続ス
イッチ素子と、前記複数のコラムに対応して設けられ、
それぞれ、前記第1、第2の接続スイッチ素子の第2の
端部に接続された第1、第2の共通データ線と、読出し
時、前記第1、第2の共通データ線に流れる電流を検出
することにより、選択されたメモリセルが記憶するデー
タを検出するセンスアンプとを設けて構成される半導体
記憶装置において、前記センスアンプを改良するもので
ある。
【0062】即ち、本発明においては、センスアンプ
は、読出し時、前記第1の共通データ線の電圧をデータ
検出のための前記第2の共通データ線側の電圧検出点の
電圧に関わらせ、前記第2の共通データ線の電圧をデー
タ検出のための前記第1の共通データ線側の電圧検出点
の電圧に関わらせるように構成される。
【0063】
【作用】このように、本発明においては、センスアンプ
は、読出し時、第1の共通データ線の電圧を第2の共通
データ線側の電圧検出点の電圧に関わらせ、第2の共通
データ線の電圧を第1の共通データ線側の電圧検出点の
電圧に関わらせるように構成されるので、読出し時、電
流が流れない側の共通データ線の電圧を、電流が流れる
側の共通データ線に接続されているビット線の電圧と同
一ないし略同一とし、選択されたコラムの第1、第2の
ビット線の電圧を同一ないし略同一とすることができ
る。
【0064】この結果、読出し時、選択されたコラムの
第1、第2のビット線の電圧変化をゼロないし微小なも
のとし、ビット線の寄生容量の充放電によるデータ読出
しの遅延時間をゼロないし微小なものとすることができ
る。
【0065】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して、本発明の第1
実施例〜第4実施例つき、本発明をSRAMに適用した
場合を例にして説明する。なお、図1、図3〜図6にお
いて、図8、図9に対応する部分には同一符号を付し、
その重複説明は省略する。
【0066】第1実施例・・図1、図2 図1は本発明の第1実施例の要部を示す回路図であり、
本発明の第1実施例が設けているセンスアンプ・書込み
回路部を示している。
【0067】この第1実施例においては、図9に示すセ
ンスアンプ28を改良したセンスアンプ52が設けられ
ており、その他については、図7に示す従来のSRAM
と同様に構成されている。したがって、メモリセルアレ
イ部2及びコラム選択回路7についても、図8に示すよ
うに構成されている。
【0068】ここに、センスアンプ52においては、p
MOSトランジスタ44aのソースは、VRS電圧線に
は接続されておらず、pMOSトランジスタ41bのド
レインに接続されている。
【0069】また、pMOSトランジスタ44bのソー
スも、VRS電圧線には接続されておらず、pMOSト
ランジスタ41aのドレインに接続されている。その他
については、図9に示すセンスアンプ28と同様に構成
されている。
【0070】このように構成された、この第1実施例に
おいては、書込み時、書込み制御信号/WE=「L」と
されて、データ入力端子10に入力される書込みデータ
INの選択されたメモリセルに対する書込みが行われ
る。
【0071】この場合、書込みデータDINの値に応じ
て、NOR回路31、32のいずれか一方が「H」、他
方が「L」となるが、例えば、書込みデータDIN
「0」=「L」とすると、NOR回路31の出力=
「H」、NOR回路32の出力=「L」となる。
【0072】この結果、pMOSトランジスタ44a=
OFF、nMOSトランジスタ45a=ONとされ、N
PNトランジスタ42a=OFFとされると共に、nM
OSトランジスタ46a=ONとされる。
【0073】また、pMOSトランジスタ44b=O
N、nMOSトランジスタ45b=OFFとされ、NP
Nトランジスタ42b=ONとされると共に、nMOS
トランジスタ46b=OFFとされる。
【0074】ここに、例えば、メモリセル160が選択
される場合には、コラムスイッチ回路140では、コラ
ム選択信号CL0=「L」、インバータ26の出力=
「H」とされる。
【0075】この結果、アナログスイッチ23a、23
b=ON、pMOSトランジスタ27a、27b=OF
Fとされ、ビット線17a、17bと、共通データ線1
5a、15bとがそれぞれ接続される。
【0076】なお、他のコラムスイッチ回路において
は、アナログ・スイッチ23a、23bに該当するアナ
ログスイッチはOFFとされ、ビット線は共通データ線
15a、15bと切り離されている。
【0077】また、メモリセルアレイ部2においては、
ワード線130の電圧=「H」とされ、メモリセル160
においては、nMOSトランジスタ220a、220b=O
Nとされる。
【0078】この結果、VCC電源線190から負荷抵
抗210a、nMOSトランジスタ220a、ビット線17
a、アナログスイッチ23a、共通データ線15a、n
MOSトランジスタ46aを介してVEE電源線へ電流
が流れ、ビット線17aの電圧は、略VEE=略−4.
5[V]に引き下げられる。
【0079】他方、センスアンプ52においては、pM
OSトランジスタ44b=ON、nMOSトランジスタ
45b=OFFで、NPNトランジスタ42b=ONと
されると共に、nMOSトランジスタ46b=OFFと
されているので、共通データ線15b及びビット線17
bの電圧は、略VRS−VBE=略−1.6[V]とさ
れる。
【0080】この結果、nMOSトランジスタ200b
強制的にOFF、nMOSトランジスタ200aが強制的
にON、即ち、ノード470aの電圧=「L」、ノード4
0bの電圧=「H」とされ、メモリセル160に対して
書込みデータ「0」が書込まれる。
【0081】また、書込みデータDIN=「1」
(「H」)の場合には、共通データ線15a側の動作
と、共通データ線15b側の動作が逆になるだけで、前
述と同様に書込みが行われる。
【0082】これに対して、読出し時には、書込み制御
信号/WE=「H」とされ、NOR回路31、32の出
力=「L」、pMOSトランジスタ44a、44b=O
N、nMOSトランジスタ45a、45b、46a、4
6b=OFFとされる。
【0083】ここに、例えば、メモリセル160が選択
されると、コラムスイッチ回路140においては、コラ
ム選択信号CL0=「L」、インバータ26の出力=
「H」とされる。
【0084】この結果、アナログスイッチ23a、23
b=ON、pMOSトランジスタ27a、27b=OF
Fとされ、ビット線17a、17bと、共通データ線1
5a、15bとがそれぞれ接続される。
【0085】なお、他のコラムスイッチ回路において
は、アナログ・スイッチ23a、23bに該当するアナ
ログスイッチはOFFとされ、ビット線は共通データ線
15a、15bと切り離されている。
【0086】また、メモリセルアレイ部2においては、
ワード線130の電圧=「H」とされ、メモリセル160
においては、nMOSトランジスタ220a、220b=O
Nとされる。
【0087】ここに、例えば、nMOSトランジスタ2
0a=ON、nMOSトランジスタ200b=OFF、即
ち、ノード470a=「L」、ノード470b=「H」とさ
れており、このメモリセル160は、「0」を記憶して
いるとする。
【0088】すると、VRS電圧線39aからpMOS
トランジスタ41a、NPNトランジスタ42a、共通
データ線15a、アナログスイッチ23a、ビット線1
7a、nMOSトランジスタ220a、200aを介してV
EE電源線へ電流が流れる。
【0089】この結果、pMOSトランジスタ41aの
ドレイン電圧は、略VRS−ΔVR(pMOSトランジ
スタ41aのオン抵抗による電圧降下)=略−0.8
[V]−ΔVRとなる。
【0090】他方、ビット線17bからメモリセル16
0に電流が流れ込むことはないので、pMOSトランジ
スタ41aには電流が流れず、pMOSトランジスタ4
1bのドレイン電圧は、略VRS=略−0.8[V]と
なる。
【0091】この結果、共通データ線15aの電圧は、
略VRS−VBE=略−1.6[V]、ビット線17a
の電圧は、略VRS−VBE−ΔVA(アナログスイッ
チ23aのオン抵抗による電圧降下)=略−1.6
[V]−ΔVAとなる。
【0092】また、共通データ線15b及びビット線1
7bの電圧は、略VRS−ΔVR−VBE=略−1.6
[V]−ΔVRとなる。
【0093】そこで、この第1実施例においては、ΔV
A=ΔVR=ΔVとなるように、pMOSトランジスタ
24a、nMOSトランジスタ25a、pMOSトラン
ジスタ41aのゲート幅が設定される。
【0094】なお、pMOSトランジスタ24b、nM
OSトランジスタ25bとpMOSトランジスタ41b
についても、同様であり、また、他のコラムスイッチ回
路において、pMOSトランジスタ24a、nMOSト
ランジスタ25a、pMOSトランジスタ24b、nM
OSトランジスタ25bに該当するトランジスタとpM
OSトランジスタ41a、41bについても、同様であ
る。
【0095】この結果、共通データ線15aの電圧=略
VRS−VBE=略−1.6[V]、共通データ線15
bの電圧=略VRS−ΔV−VBE=略−1.6[V]
−ΔV、ビット線17aの電圧=略VRS−ΔV−VB
E=略−1.6[V]−ΔV、ビット線17bの電圧=
略VRS−ΔV−VBE=略−1.6[V]−ΔVとな
り、ビット線17aの電圧と、ビット線17bの電圧と
は、略同一となる。
【0096】この間に、差動アンプ37では、pMOS
トランジスタ41aのドレイン電圧と、pMOSトラン
ジスタ41bのドレイン電圧との差が検出され、メモリ
セル160が記憶するデータに対応したセンスアンプ出
力SOUT=「H」、/SOUT=「L」が出力される。
【0097】ここに、図2は、この第1実施例におい
て、読出し時、「0」を記憶しているメモリセル160
(ノード470a=「L」、ノード470b=「H」)が選
択された後、続いて、「1」を記憶しているメモリセル
16y(ノード47ya=「H」、ノード47yb
「L」)が選択された場合における動作を示す波形図で
ある。
【0098】図中、実線56はビット線17aの電圧、
実線57はビット線17bの電圧、実線58はpMOS
トランジスタ41aのドレイン電圧、実線59はpMO
Sトランジスタ41bのドレイン電圧を示している。
【0099】ここに、読出し時、「0」を記憶している
メモリセル160が選択された後、続いて、「1」を記
憶しているメモリセル16yが選択された場合には、ビ
ット線17aからメモリセル160には電流が流れなく
なり、pMOSトランジスタ41aのドレイン電圧は、
定電圧VRSに向かって上昇していく。
【0100】これに対して、ビット線17b側において
は、VRS線39bからpMOSトランジスタ41b、
NPNトランジスタ42b、共通データ線15b、アナ
ログスイッチ23b、ビット線17b、nMOSトラン
ジスタ220b、200bを介してVEE電源線へ電流が流
れる。
【0101】この場合、ビット線17bの電圧は、アナ
ログスイッチ23bのオン抵抗により、下がり始める
が、前述のように、pMOSトランジスタ41aのドレ
イン電圧は定電圧VRSに向かって上昇していくので、
ビット線17bの電圧は、一旦、やや下がり、その後、
速やかに、略VRS−ΔV−VBE=略−1.6[V]
−ΔVに戻される。
【0102】他方、共通データ線15a及びビット線1
7aには電流が流れないので、その電圧は、ΔVの電圧
降下が生じる前のpMOSトランジスタ41bのドレイ
ン電圧−NPNトランジスタ42aのベース・エミッタ
間電圧、即ち、略VRS−VBE=略−1.6[V]に
向かって上昇し始める。
【0103】しかし、pMOSトランジスタ41bのド
レイン電圧は、略VRS−ΔV=略−0.8[V]−Δ
Vとなるため、共通データ線15a及びビット線17a
の電圧は、一旦、やや上がり、その後、速やかに、略V
RS−ΔV−VBE=略−1.6[V]−ΔVに戻され
る。
【0104】この間に、差動アンプ37では、pMOS
トランジスタ41aのドレイン電圧と、pMOSトラン
ジスタ41bのドレイン電圧との差が検出され、メモリ
セル16yが記憶するデータに対応したセンスアンプ出
力SOUT=「L」、/SOUT=「H」が出力される。
【0105】なお、読出し時、「0」を記憶しているメ
モリセル160(ノード470a=「L」、ノード470b
=「H」)が選択された後、続いて、ワード線13y
より選択されるコラム12xのメモリセルが選択された
場合について説明する。
【0106】但し、コラム12xでは、ワード線130
より選択されるメモリセルはメモリセル160(ノード
470a=「L」、ノード470b=「H」)と同様に
「0」を記憶し、ワード線13yにより選択されるメモ
リセルはメモリセル16y(ノード47ya=「H」、ノ
ード47yb=「L」)と同様に「1」を記憶しているも
のとする。
【0107】この場合、コラム120が選択されている
間は、コラムスイッチ回路14xにおいては、VRC電
圧線からpMOSトランジスタ27aに対応するpMO
Sトランジスタ、ビット線17aに対応するビット線、
nMOSトランジスタ220a、200aを介してVEE電
源線へ電流が流れる。
【0108】ここに、pMOSトランジスタ27aに対
応するpMOSトランジスタのオン抵抗による電圧降下
がΔVとなるように、このpMOSトランジスタのゲー
ト幅を設定しておくと、ビット線17aに対応するビッ
ト線の電圧は、略VRC−ΔV=略−1.6[V]−Δ
Vとなる。
【0109】これに対して、ビット線17bに対応する
ビット線には電流が流れないので、その電圧は、略VR
C=略−1.6[V]となる。
【0110】この結果、コラム12xのワード線13y
より選択されるメモリセルが選択された場合におけるビ
ット線17aに対応するビット線の電圧と、ビット線1
7bに対応するビット線の電圧と、pMOSトランジス
タ41aのドレイン電圧と、pMOSトランジスタ41
bのドレイン電圧は、図2に示す場合と同様になる。
【0111】即ち、ビット線17aに対応するビット線
の電圧は、図2に実線56で示すように変化し、ビット
線17bに対応するビット線の電圧は、図2に実線57
で示すように変化する。
【0112】このように、この第1実施例においては、
読出し時、電流が流れない側の共通データ線の電圧を、
電流が流れる側の共通データ線に接続されているビット
線の電圧(略VRS−VBE−ΔV=略−1.6[V]
−ΔV)と略同一とし、選択されたコラムの一方及び他
方のビット線の電圧を略同一電圧(略VRS−VBE−
ΔV=略−1.6[V]−ΔV)とすることができる。
【0113】この結果、この第1実施例によれば、読出
し時、選択されたコラムのビット線の電圧変化を微小な
ものとし、ビット線の寄生容量の充放電によるデータ読
出しの遅延時間を微小なものとすることができ、データ
読出しの高速化を図ることができる。
【0114】第2実施例・・図3、図4 図3、図4は本発明の第2実施例の要部を示す回路図で
あり、図3は本発明の第2実施例が設けているセンスア
ンプ・書込み回路部、図4は本発明の第2実施例が備え
るメモリセルアレイ部2及びコラム選択回路7を示して
いる。
【0115】即ち、この第2実施例においては、図1に
示すセンスアンプ52を改良したセンスアンプ53が設
けられており、これに対応して、図4に示すように、コ
ラムスイッチ回路140においては、pMOSトランジ
スタ27a、27bのソースに定電圧VRS(−0.8
[V])を供給するように構成されている。
【0116】他のコラムスイッチ回路においても、同様
である。その他については、図1に示す第1実施例と同
様に構成されている。
【0117】ここに、センスアンプ53においては、p
MOSトランジスタ41aのソースは、VRS電圧線に
は接続されておらず、VCC電源線33に接続されてお
り、また、pMOSトランジスタ41aのドレインは、
NPNトランジスタ34aのベースに直接には接続され
ておらず、NPNトランジスタ54a及び定電流源55
aからなるエミッタフォロア回路を介してNPNトラン
ジスタ34aのベースに接続されている。
【0118】また、pMOSトランジスタ41bのソー
スは、VRS電圧線には接続されておらず、VCC電源
線33に接続されており、また、pMOSトランジスタ
41bのドレインは、NPNトランジスタ34bのベー
スに直接には接続されておらず、NPNトランジスタ5
4b及び定電流源55bからなるエミッタフォロア回路
を介してNPNトランジスタ34bのベースに接続され
ている。その他については、第1実施例が設けるセンス
アンプ52と同様に構成されている。
【0119】このように構成された、この第2実施例で
は、読出し時、共通データ線15aに電流が流れる場
合、pMOSトランジスタ41aのドレイン電圧は、略
VCC−ΔV=略−ΔVとなり、pMOSトランジスタ
41bのドレイン電圧は、略VCC=略0[V]とな
る。
【0120】この結果、共通データ線15aの電圧=略
VCC−VBE=略−0.8[V]、ビット線17aの
電圧=略VCC−VBE−ΔV=略−0.8[V]−Δ
Vとなる。
【0121】また、共通データ線15bの電圧=略VC
C−ΔV−VBE=略−0.8[V]−ΔV、ビット線
17bの電圧=略VCC−ΔV−VBE=略−0.8
[V]−ΔVとなる。
【0122】ここに、差動アンプ37のNPNトランジ
スタ34a、34bのベースには、それぞれ、pMOS
トランジスタ41a、41bのドレイン電圧をVBEだ
け下げた電圧が印加されるので、NPNトランジスタ3
4a、34bの飽和が防止される。
【0123】この第2実施例によれば、第1実施例と動
作電圧を異にするが、読出し時、第1実施例の場合と同
様に、電流が流れない側の共通データ線の電圧を、電流
が流れる側の共通データ線に接続されているビット線の
電圧(略VCC−VBE−ΔV=略−0.8[V]−Δ
V)と略同一とし、選択されたコラムにおける一方及び
他方のビット線の電圧を略同一電圧(略VCC−VBE
−ΔV=略−0.8[V]−ΔV)とすることができ
る。
【0124】この結果、この第2実施例によっても、読
出し時、選択されたコラムのビット線の電圧変化を微小
なものとし、ビット線の寄生容量の充放電によるデータ
読出しの遅延時間を微小なものとすることができ、デー
タ読出しの高速化を図ることができる。
【0125】また、この第2実施例によれば、ビット線
の電圧を第1実施例の場合に比較して、0.8[V]高
くすることができるので、定電圧VRC(−1.6
[V])を得るための回路を必要としない。
【0126】第3実施例・・図5 図5は本発明の第3実施例の要部を示す回路図であり、
本発明の第3実施例が設けているセンスアンプ・書込み
回路部を示している。
【0127】この第3実施例においては、図3に示すセ
ンスアンプ53を改良したセンスアンプ60が設けられ
ており、その他については、図1に示す第1実施例と同
様に構成されている。
【0128】ここに、センスアンプ60においては、p
MOSトランジスタ44aのソースは、pMOSトラン
ジスタ41bのドレインには接続されておらず、NPN
トランジスタ54bのエミッタに接続されている。
【0129】また、pMOSトランジスタ44bのソー
スは、pMOSトランジスタ41aのドレインには接続
されておらず、NPNトランジスタ54aのエミッタに
接続されている。その他については、第2実施例のセン
スアンプ53と同様に構成されている。
【0130】この第3実施例においては、読出し時、共
通データ線15aに電流が流れる場合、pMOSトラン
ジスタ41aのドレイン電圧=略VCC−ΔV=略−Δ
V、pMOSトランジスタ41bのドレイン電圧=略V
CC=略0[V]となる。
【0131】この結果、共通データ線15aの電圧=略
VCC−2×VBE=略−1.6[V]、ビット線17
aの電圧=略VCC−2×VBE−ΔV=略−1.6
[V]−ΔVとなる。
【0132】また、共通データ線15bの電圧=略VC
C−ΔV−2×VBE=略−1.6[V]−ΔV、ビッ
ト線17bの電圧=略VCC−ΔV−2×VBE=略−
1.6[V]−ΔVとなる。
【0133】即ち、この第3実施例においても、読出し
時、電流が流れない側の共通データ線の電圧を、電流が
流れる側の共通データ線に接続されているビット線の電
圧(略VCC−2×VBE−ΔV=略−1.6[V]−
ΔV)と略同一とし、選択されたコラムの一方及び他方
のビット線の電圧を略同一電圧(略VCC−2×VBE
−ΔV=略−1.6[V]−ΔV)とすることができ
る。
【0134】この結果、この第3実施例によっても、読
出し時、選択されたコラムのビット線の電圧変化を微小
なものとし、ビット線の寄生容量の充放電によるデータ
読出しの遅延時間を微小なものとすることができ、デー
タ読出しの高速化を図ることができる。
【0135】ここに、第1実施例及び第2実施例におい
ては、NPNトランジスタ42a、42bの飽和を防ぐ
ため、負荷用のpMOSトランジスタ41a、41bに
よる電圧降下ΔVは、VBE=0.8[V]より小さく
設定しなければならず、通常は、0.4[V]以下とさ
れる。
【0136】これに対して、この第3実施例において
は、NPNトランジスタ42a、42bのベース電圧
は、コレクタ電圧よりもVBEだけ低くなり、ΔVがV
BEを越えても飽和せず、ΔVが2×VBEとなると、
飽和するので、ΔVを大きくし、例えば、1.2[V]
程度とすることができる。
【0137】このように、この第3実施例によれば、Δ
Vを大きくすることができるので、コラムスイッチ回路
140・・・14xのトランジスタのゲート幅を小さくす
ることができ、コラム選択回路7の占有面積を減らすこ
とができる。
【0138】第4実施例・・図6 図6は本発明の第4実施例の要部を示す回路図であり、
本発明の第4実施例が設けているセンスアンプ・書込み
回路部を示している。
【0139】この第4実施例においては、図5に示すセ
ンスアンプ60を改良したセンスアンプ61が設けられ
ており、その他については、図1に示す第1実施例と同
様に構成されている。
【0140】ここに、センスアンプ61においては、V
CC電源線33と、NPNトランジスタ54aのベース
との間に、ダイオード62aが順方向に接続されてい
る。
【0141】また、VCC電源線33と、NPNトラン
ジスタ54bのベースとの間に、ダイオード62bが順
方向に接続されている。その他については、図5に示す
センスアンプ60と同様に構成されている。
【0142】この第3実施例においては、読出し時、共
通データ線15aに電流が流れる場合、pMOSトラン
ジスタ41aのドレイン電圧=略VCC−ΔV=略−Δ
V、pMOSトランジスタ41bのドレイン電圧=略V
CC=略0[V]となる。
【0143】この結果、共通データ線15aの電圧=略
VCC−2×VBE=略−1.6[V]、ビット線17
aの電圧=略VCC−2×VBE−ΔV=略−1.6
[V]−ΔVとなる。
【0144】また、共通データ線15bの電圧=略VC
C−ΔV−2×VBE=略−1.6[V]−ΔV、ビッ
ト線17bの電圧=略VCC−ΔV−2×VBE=略−
1.6[V]−ΔVとなる。
【0145】即ち、この第4実施例においても、読出し
時、第3実施例の場合と同様に、電流が流れない側の共
通データ線の電圧を、電流が流れる側の共通データ線に
接続されているビット線の電圧(略VCC−2×VBE
−ΔV=略−1.6[V]−ΔV)と略同一とし、選択
されたコラムの一方及び他方のビット線の電圧を略同一
電圧(略VCC−2×VBE−ΔV=略−1.6[V]
−ΔV)とすることができる。
【0146】この結果、この第4実施例によっても、読
出し時、選択されたコラムのビット線の電圧変化を微小
なものとし、ビット線の寄生容量の充放電によるデータ
読出しの遅延時間を微小なものとすることができ、デー
タ読出しの高速化を図ることができる。
【0147】ここに、図5に示す第3実施例において
は、書込み直後の読出し時、NPNトランジスタ42a
又はNPNトランジスタ42bは、書込み中、VEEま
で引き下げられていた共通データ線15a又は共通デー
タ線15b及びビット線17a又はビット線17bを読
出し時の電圧まで引き上げるが、この時、流れる過度電
流によってpMOSトランジスタ41a又はpMOSト
ランジスタ41bに大きな電圧降下が生じてNPNトラ
ンジスタ42a又は42bを飽和させるおそれがある。
【0148】これに対して、この第4実施例によれば、
このような過度電流が流れる場合においても、pMOS
トランジスタ41a、41bのオン抵抗による電圧降下
は、ダイオード62a、62bの順方向電圧VBE以上
になることはないので、NPNトランジスタ42a、4
2bが飽和することを防止することができ、第3実施例
よりも安定した動作を確保することができる。
【0149】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、センス
アンプは、読出し時、第1の共通データ線の電圧をデー
タ検出のための第2の共通データ線側の電圧検出点の電
圧に関わらせ、第2の共通データ線の電圧をデータ検出
のための第1の共通データ線側の電圧検出点の電圧に関
わらせるように構成するとしたことにより、読出し時、
電流が流れない側の共通データ線の電圧を、電流が流れ
る側の共通データ線に接続されているビット線の電圧と
同一ないし略同一とし、選択されたコラムの第1、第2
のビット線の電圧を同一ないし略同一とすることができ
るので、読出し時、選択されたコラムの第1、第2のビ
ット線の電圧変化をゼロないし微小なものとし、ビット
線の寄生容量の充放電によるデータ読出しの遅延時間を
ゼロないし微小なものとすることができ、データ読出し
の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部(センスアンプ・書
込み回路部)を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の動作を示す波形図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例(センスアンプ・書込み回
路部)の要部を示す回路図である。
【図4】本発明の第2実施例の要部(メモリセルアレイ
部、コラム選択回路)を示す回路図である。
【図5】本発明の第3実施例の要部(センスアンプ・書
込み回路部)を示す回路図である。
【図6】本発明の第4実施例の要部(センスアンプ・書
込み回路部)を示す回路図である。
【図7】従来のSRAMの一例の要部を示すブロック図
である。
【図8】図7に示す従来のSRAMを構成するメモリセ
ルアレイ部及びコラム選択回路を示す回路図である。
【図9】図7に示す従来のSRAMを構成するセンスア
ンプ・書込み回路部を示す回路図である。
【図10】図7に示す従来のSRAMの動作を示す波形
図である。
【符号の説明】
29 書込み回路 52、53、60、61 センスアンプ SOUT、/SOUT センスアンプ出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 17/00 309 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1、第2のビット線と、これら第1、第
    2のビット線にそれぞれ第1、第2のデータ入出力端を
    接続され、読出し時、選択された場合には、記憶するデ
    ータに応じて前記第1、第2のデータ入出力端のいずれ
    かから電流が流れ込むように構成された複数のメモリセ
    ルを設けてなる複数のコラムと、これら複数のコラムの
    それぞれに対応して設けられ、それぞれ、その第1の端
    部を前記第1、第2のビット線に接続され、コラム選択
    信号に基づいてオン、オフが制御される第1、第2の接
    続スイッチ素子と、前記複数のコラムに対応して設けら
    れ、それぞれ、前記第1、第2の接続スイッチ素子の第
    2の端部に接続された第1、第2の共通データ線と、読
    出し時、前記第1、第2の共通データ線に流れる電流を
    検出することにより、選択されたメモリセルが記憶する
    データを検出するセンスアンプとを設けて構成される半
    導体記憶装置において、前記センスアンプは、読出し
    時、前記第1の共通データ線の電圧をデータ検出のため
    の前記第2の共通データ線側の電圧検出点の電圧に関わ
    らせ、前記第2の共通データ線の電圧をデータ検出のた
    めの前記第1の共通データ線側の電圧検出点の電圧に関
    わらせるように構成されていることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】前記センスアンプは、第1の電圧を高電圧
    側の電源電圧とし、前記第1の電圧よりも低い第2の電
    圧を低電圧側の電源電圧として駆動するように構成され
    た差動アンプと、前記第1の電圧よりも低く、前記第2
    の電圧よりも高い第3の電圧が第1の端部に供給され、
    第2の端部を前記差動アンプの第1のデータ入力端に接
    続された第1の負荷素子と、前記第3の電圧が第1の端
    部に供給され、第2の端部を前記差動アンプの第2のデ
    ータ入力端に接続された第2の負荷素子と、第1の被制
    御電極を前記第1の負荷素子の前記第2の端部に接続さ
    れ、第2の被制御電極を前記第1の共通データ線に接続
    された第1のトランジスタと、第1の被制御電極を前記
    第2の負荷素子の前記第2の端部に接続され、第2の被
    制御電極を前記第2の共通データ線に接続された第2の
    トランジスタと、読出し時、前記第2の負荷素子の前記
    第2の端部を前記第1のトランジスタの制御電極に接続
    する第3の接続スイッチ素子と、読出し時、前記第1の
    負荷素子の前記第2の端部を前記第2のトランジスタの
    制御電極に接続する第4の接続スイッチ素子とを備えて
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】前記センスアンプは、第1の電圧を高電圧
    側の電源電圧とし、前記第1の電圧よりも低い第2の電
    圧を低電圧側の電源電圧として駆動するように構成され
    た差動アンプと、第1の被制御電極を前記第1の電圧を
    供給する第1の電圧線に接続され、第2の被制御電極を
    前記差動アンプの第1のデータ入力端に接続されると共
    に第1の定電流源を介して前記第2の電圧を供給する第
    2の電圧線に接続された第1のトランジスタと、第1の
    被制御電極を前記第1の電圧線に接続され、第2の被制
    御電極を前記差動アンプの第2のデータ入力端に接続さ
    れると共に第2の定電流源を介して前記第2の電圧線に
    接続された第2のトランジスタと、第1の端部を前記第
    1の電圧線に接続され、第2の端部を前記第1のトラン
    ジスタの制御電極に接続された第1の負荷素子と、第1
    の端部を前記第1の電圧線に接続され、第2の端部を前
    記第2のトランジスタの制御電極に接続された第2の負
    荷素子と、第1の被制御電極を前記第1の負荷素子の前
    記第2の端部に接続され、第2の被制御電極を前記第1
    の共通データ線に接続された第3のトランジスタと、第
    1の被制御電極を前記第2の負荷素子の前記第2の端部
    に接続され、第2の被制御電極を前記第2の共通データ
    線に接続された第4のトランジスタと、読出し時、前記
    第2の負荷素子の前記第2の端部を前記第3のトランジ
    スタの制御電極に接続する第3の接続スイッチ素子と、
    読出し時、前記第1の負荷素子の前記第2の端部を前記
    第4のトランジスタの制御電極に接続する第4の接続ス
    イッチ素子とを備えて構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記センスアンプは、第1の電圧を高電圧
    側の電源電圧とし、前記第1の電圧よりも低い第2の電
    圧を低電圧側の電源電圧として駆動するように構成され
    た差動アンプと、第1の被制御電極を前記第1の電圧を
    供給する第1の電圧線に接続され、第2の被制御電極を
    前記差動アンプの第1のデータ入力端に接続されると共
    に第1の定電流源を介して前記第2の電圧を供給する第
    2の電圧線に接続された第1のトランジスタと、第1の
    被制御電極を前記第1の電圧線に接続され、第2の被制
    御電極を前記差動アンプの第2のデータ入力端に接続さ
    れると共に第2の定電流源を介して前記第2の電圧線に
    接続された第2のトランジスタと、第1の端部を前記第
    1の電圧線に接続され、第2の端部を前記第1のトラン
    ジスタの制御電極に接続された第1の負荷素子と、第1
    の端部を前記第1の電圧線に接続され、第2の端部を前
    記第2のトランジスタの制御電極に接続された第2の負
    荷素子と、第1の被制御電極を前記第1の負荷素子の前
    記第2の端部に接続され、第2の被制御電極を前記第1
    の共通データ線に接続された第3のトランジスタと、第
    1の被制御電極を前記第2の負荷素子の前記第2の端部
    に接続され、第2の被制御電極を前記第2の共通データ
    線に接続された第4のトランジスタと、読出し時、前記
    第2のトランジスタの前記第2の被制御電極を前記第3
    のトランジスタの制御電極に接続する第3の接続スイッ
    チ素子と、読出し時、前記第1のトランジスタの第2の
    被制御電極を前記第4のトランジスタの制御電極に接続
    する第4の接続スイッチ素子とを備えて構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記第1の電圧線と、前記第1のトランジ
    スタの制御電極との間に、第1のダイオードを順方向に
    接続すると共に、前記第1の電圧線と、前記第2のトラ
    ンジスタの制御電極との間に、第2のダイオードを順方
    向に接続して構成されていることを特徴とする請求項4
    記載の半導体記憶装置。
JP11180193A 1993-05-13 1993-05-13 半導体記憶装置 Withdrawn JPH06325577A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6327185B1 (en) 1999-09-06 2001-12-04 Nec Corporation Semiconductor memory apparatus which can make read speed of memory cell faster
JP2008171478A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Sony Corp 半導体メモリデバイスおよびセンスアンプ回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6327185B1 (en) 1999-09-06 2001-12-04 Nec Corporation Semiconductor memory apparatus which can make read speed of memory cell faster
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