JPH0632506Y2 - プルタイプクラッチの防塵構造 - Google Patents
プルタイプクラッチの防塵構造Info
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- JPH0632506Y2 JPH0632506Y2 JP1989018277U JP1827789U JPH0632506Y2 JP H0632506 Y2 JPH0632506 Y2 JP H0632506Y2 JP 1989018277 U JP1989018277 U JP 1989018277U JP 1827789 U JP1827789 U JP 1827789U JP H0632506 Y2 JPH0632506 Y2 JP H0632506Y2
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- Japan
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- clutch
- diaphragm spring
- cover
- flywheel
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- 239000000428 dust Substances 0.000 description 15
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- 239000004519 grease Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/72—Features relating to cooling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/22—Friction clutches with axially-movable clutching members
- F16D13/38—Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
- F16D13/385—Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs double clutches, i.e. comprising two friction disc mounted on one driven shaft
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D13/58—Details
- F16D13/583—Diaphragm-springs, e.g. Belleville
- F16D13/585—Arrangements or details relating to the mounting or support of the diaphragm on the clutch on the clutch cover or the pressure plate
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16D13/58—Details
- F16D13/70—Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
- F16D13/71—Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members in which the clutching pressure is produced by springs only
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はプルタイプクラッチの防塵構造に関する。
（従来技術） プルタイプクラッチは一般に第５図に示すように、ダイ
ヤフラムスプリング１２の外周側支点部Ｃ１がクラッチ
カバー２の反フライホイール側（後方側）の端壁２ａに
例えばワイヤリング４０等を介して支持され、中間支点
部Ｃ２がプレッシャープレート７のフルクラムランド７
ａに当接し、内周側支点部Ｃ３を反フライホイール側に
引くことによりクラッチをレリーズするようになってい
る。
ヤフラムスプリング１２の外周側支点部Ｃ１がクラッチ
カバー２の反フライホイール側（後方側）の端壁２ａに
例えばワイヤリング４０等を介して支持され、中間支点
部Ｃ２がプレッシャープレート７のフルクラムランド７
ａに当接し、内周側支点部Ｃ３を反フライホイール側に
引くことによりクラッチをレリーズするようになってい
る。
ところがこのようなプルタイプクラッチでは、ダイヤフ
ラムスプリング１２とクラッチカバー端壁２ａの間に開
放状態の空間部Ｓができており、クラッチを使用してい
る間に上記空間部Ｓにごみやほこりが浸入する。空間部
Ｓ内に入ったごみ等は遠心力により半径方向外方の支点
部Ｃ１側へと次第に詰めこまれ、ダイヤフラムスプリン
グ１２の作動不良の原因になる。
ラムスプリング１２とクラッチカバー端壁２ａの間に開
放状態の空間部Ｓができており、クラッチを使用してい
る間に上記空間部Ｓにごみやほこりが浸入する。空間部
Ｓ内に入ったごみ等は遠心力により半径方向外方の支点
部Ｃ１側へと次第に詰めこまれ、ダイヤフラムスプリン
グ１２の作動不良の原因になる。
（考案の目的） 本考案の目的は、ダイヤフラムスプリングとクラッチカ
バー端壁の間の空間部にごみ等が浸入するのを防止し、
ダイヤフラムスプリングに作動不良が生じないようにす
ることである。
バー端壁の間の空間部にごみ等が浸入するのを防止し、
ダイヤフラムスプリングに作動不良が生じないようにす
ることである。
また請求項２記載の考案では、外部からプレッシャープ
レートへ冷却風を送るためのエアフォイル体を利用して
防塵カバーを形成することにより、部品点数を節約し、
取付け作業を簡単にすることも目的としている。
レートへ冷却風を送るためのエアフォイル体を利用して
防塵カバーを形成することにより、部品点数を節約し、
取付け作業を簡単にすることも目的としている。
（目的を達成するための技術的手段） 上記目的を達成するために本考案は、フライホイールに
固着されると共に反フライホイール側の端部にクラッチ
軸心側へと延びる内向き端壁を有するクラッチカバー
と、軸方向移動自在なプレッシャープレートと、プレッ
シャープレートとフライホイールの間に配置されたクラ
ッチディスクと、外周側支点部がクラッチカバー端壁に
支持されると共に中間支点部がプレッシャープレートに
係合するダイヤフラムスプリングとを備え、ダイヤフラ
ムスプリングの内周端部を反フライホイール側に引くこ
とによりクラッチをレリーズするプルタイプクラッチに
おいて、クラッチカバー端壁とダイヤフラムスプリング
との間に存在する環状空間の半径方向内方側開放端部
に、クラッチカバー端壁の半径方向内方側の端縁からダ
イヤフラムスプリングまで至る環状の防塵カバーを設け
て、上記環状空間部をクラッチカバー外部から遮蔽して
いる。
固着されると共に反フライホイール側の端部にクラッチ
軸心側へと延びる内向き端壁を有するクラッチカバー
と、軸方向移動自在なプレッシャープレートと、プレッ
シャープレートとフライホイールの間に配置されたクラ
ッチディスクと、外周側支点部がクラッチカバー端壁に
支持されると共に中間支点部がプレッシャープレートに
係合するダイヤフラムスプリングとを備え、ダイヤフラ
ムスプリングの内周端部を反フライホイール側に引くこ
とによりクラッチをレリーズするプルタイプクラッチに
おいて、クラッチカバー端壁とダイヤフラムスプリング
との間に存在する環状空間の半径方向内方側開放端部
に、クラッチカバー端壁の半径方向内方側の端縁からダ
イヤフラムスプリングまで至る環状の防塵カバーを設け
て、上記環状空間部をクラッチカバー外部から遮蔽して
いる。
請求項２記載の考案は、ダイヤフラムスプリングの反フ
ライホイール側の側面に環状のエアフォイル体を固定
し、該エアフォイル体にはダイヤフラムスプリングの開
口部に対応するエアスクープ部を形成し、エアフォイル
体の半径方向外周端部に環状の防塵カバーを一体に形成
している。
ライホイール側の側面に環状のエアフォイル体を固定
し、該エアフォイル体にはダイヤフラムスプリングの開
口部に対応するエアスクープ部を形成し、エアフォイル
体の半径方向外周端部に環状の防塵カバーを一体に形成
している。
（作用） クラッチ回転中、ダイヤフラムスプリングとクラッチカ
バー端壁の間の空間部は、ごみ等の浸入が防塵カバーに
より阻止され、従ってダイヤフラムスプリングの外周支
点部近傍にごみ等が溜ることはない。
バー端壁の間の空間部は、ごみ等の浸入が防塵カバーに
より阻止され、従ってダイヤフラムスプリングの外周支
点部近傍にごみ等が溜ることはない。
また請求項２記載の考案では、クラッチ回転中はエアフ
ォイル体により外部の空気をプレッシャープレートに誘
導し、それによりプレッシャープレートを冷却する。そ
れと同時にエアフォイルに一体形成された防塵カバーに
より、上記空間部へのごみの浸入を阻止する。
ォイル体により外部の空気をプレッシャープレートに誘
導し、それによりプレッシャープレートを冷却する。そ
れと同時にエアフォイルに一体形成された防塵カバーに
より、上記空間部へのごみの浸入を阻止する。
（実施例） 第１図〜第３図は本願の請求項１及び２に従ったプルタ
イプクラッチを示し、縦断面図である第１図において、
フライホイール１はエンジンのクランク軸等に連結され
ており、仮に上記フライホイール側を軸方向の前方と仮
定する。フライホイール１の後端面にはクラッチカバー
２が固着され、該クラッチカバー２は後方（反フライホ
イール側）に延び、その後端部には半径方向内方に延び
る内向き端壁２ａが一体に形成されている。
イプクラッチを示し、縦断面図である第１図において、
フライホイール１はエンジンのクランク軸等に連結され
ており、仮に上記フライホイール側を軸方向の前方と仮
定する。フライホイール１の後端面にはクラッチカバー
２が固着され、該クラッチカバー２は後方（反フライホ
イール側）に延び、その後端部には半径方向内方に延び
る内向き端壁２ａが一体に形成されている。
フライホイール１の後側には例えば１対のクラッチディ
スク８が配置されており、クラッチディスク８はその内
周スプラインハブがクラッチ軸（中心線Ｏ）にスプライ
ン嵌合し、クラッチディスク８の外周にはフェーシング
１０が備えられている。両クラッチディスク８のフェー
シング１０間には中間プレッシャープレート９が配置さ
れ、外側にはプレッシャープレート７が配置されてい
る。プレッシャープレート７は例えば複数のストラップ
プレート（図示せず）により軸方向移動可能にクラッチ
カバー２に連結支持されている。
スク８が配置されており、クラッチディスク８はその内
周スプラインハブがクラッチ軸（中心線Ｏ）にスプライ
ン嵌合し、クラッチディスク８の外周にはフェーシング
１０が備えられている。両クラッチディスク８のフェー
シング１０間には中間プレッシャープレート９が配置さ
れ、外側にはプレッシャープレート７が配置されてい
る。プレッシャープレート７は例えば複数のストラップ
プレート（図示せず）により軸方向移動可能にクラッチ
カバー２に連結支持されている。
ダイヤフラムスプリング１２はプレッシャープレート７
の後側に配置され、その外周側支点部Ｃ１は、クラッチ
カバー端壁２ａの半径方向外方端部に形成された前向き
環状突起１５に支持されている。それによりダイヤフラ
ムスプリング１２とクラッチカバー端壁２ａの間には必
然的に空間部Ｓができている。空間部Ｓ内の環状突起１
５の周囲にはグリースＬが注入されている。ダイヤフラ
ムスプリング１２の中間支点部Ｃ２はプレッシャープレ
ート７のフルクラムランド７ａに当接し、内周側支点部
Ｃ３はレリーズスリーブ３０のリテーナ３１に係合して
いる。上記フルクラムランド７ａは円周方向に間隔を隔
てて複数形成されている。
の後側に配置され、その外周側支点部Ｃ１は、クラッチ
カバー端壁２ａの半径方向外方端部に形成された前向き
環状突起１５に支持されている。それによりダイヤフラ
ムスプリング１２とクラッチカバー端壁２ａの間には必
然的に空間部Ｓができている。空間部Ｓ内の環状突起１
５の周囲にはグリースＬが注入されている。ダイヤフラ
ムスプリング１２の中間支点部Ｃ２はプレッシャープレ
ート７のフルクラムランド７ａに当接し、内周側支点部
Ｃ３はレリーズスリーブ３０のリテーナ３１に係合して
いる。上記フルクラムランド７ａは円周方向に間隔を隔
てて複数形成されている。
上記構造のプルタイプクラッチはレリーズスリーブ３０
を後方に引くことにより、リテーナ３１を介してダイヤ
フラムスプリング１２の内周端部を後方に引き、それに
よりプレッシャープレート７への押圧力を解除し、クラ
ッチをレリーズする。
を後方に引くことにより、リテーナ３１を介してダイヤ
フラムスプリング１２の内周端部を後方に引き、それに
よりプレッシャープレート７への押圧力を解除し、クラ
ッチをレリーズする。
ダイヤフラムスプリング１２の後面には環状のエアフォ
イル体１６が着脱自在に固定され、該エアフォイル体１
６は、ダイヤフラムスプリング１２の複数の開口部１８
のうち幾つかに対応する位置に冷却空気導入用のエアス
クープ部１７を一体に有している。
イル体１６が着脱自在に固定され、該エアフォイル体１
６は、ダイヤフラムスプリング１２の複数の開口部１８
のうち幾つかに対応する位置に冷却空気導入用のエアス
クープ部１７を一体に有している。
本願の要部である環状防塵カバー２０は上記環状エアフ
ォイル体１６の半径方向外方端部に一体に形成されてい
る。防塵カバー２０は筒状に形成されており、上記空間
部Ｓの半径方向内方側開放端部を閉じるようにエアフォ
イル体１６の外方端部からクラッチ軸心と略並行に後方
へ延び、クラッチカバー端壁２ａの半径方向内方端縁３
２を通過してさらに後方へと延びている。端壁２ａの内
方端縁３２との間は防塵カバー２０の軸心方向の移動に
さしつかえない程度の僅かな隙間ｔが確保されている。
ォイル体１６の半径方向外方端部に一体に形成されてい
る。防塵カバー２０は筒状に形成されており、上記空間
部Ｓの半径方向内方側開放端部を閉じるようにエアフォ
イル体１６の外方端部からクラッチ軸心と略並行に後方
へ延び、クラッチカバー端壁２ａの半径方向内方端縁３
２を通過してさらに後方へと延びている。端壁２ａの内
方端縁３２との間は防塵カバー２０の軸心方向の移動に
さしつかえない程度の僅かな隙間ｔが確保されている。
第２図は第１図のII矢視図を示しており、ダイヤフラム
スプリング１２は放射状に多数のスリット１８ａを有
し、各スリット１８ａの外方端部に前記開口部（いわゆ
る小判孔）１８が形成されている。エアスクープ部１７
は回転方向Ｒ側の端部及び半径方向内方側の端部が開口
し、Ｒ方向への回転により外部の空気を取り込み、ダイ
ヤフラムスプリング１２の開口部１８を通して前方のプ
レッシャープレート７（第１図）に冷却空気を送り込む
ようになっている。
スプリング１２は放射状に多数のスリット１８ａを有
し、各スリット１８ａの外方端部に前記開口部（いわゆ
る小判孔）１８が形成されている。エアスクープ部１７
は回転方向Ｒ側の端部及び半径方向内方側の端部が開口
し、Ｒ方向への回転により外部の空気を取り込み、ダイ
ヤフラムスプリング１２の開口部１８を通して前方のプ
レッシャープレート７（第１図）に冷却空気を送り込む
ようになっている。
開口部１８のうちエアスクープ部１７が位置しない開口
部１８に対応するエアフォイル体１６部分には、エアフ
ォイル体固定用の連結片２５が一体に形成され、第３図
のように上記連結体２５と複数のワシャ２６によりエア
フォイル体１６をダイヤフラムスプリング１２に固定し
ている。
部１８に対応するエアフォイル体１６部分には、エアフ
ォイル体固定用の連結片２５が一体に形成され、第３図
のように上記連結体２５と複数のワシャ２６によりエア
フォイル体１６をダイヤフラムスプリング１２に固定し
ている。
即ちエアフォイル体１６の固定手段の１例を示す第３図
において、連結片２５はダイヤフラムスプリング１２の
開口部１８を通って前方に延び、ダイヤフラムスプリン
グ１２の前側に配置された矩形状のワッシャ２６にリベ
ット２７により連結されている。上記ワッシャ２６の先
端折曲部２６ａとエアフォイル体１６の前向き環状突出
部分１６ａとで、ダイヤフラムスプリング１２の中間支
点部Ｃ２を挾持しており、これによりダイヤフラムスプ
リング１２の変形動作に妨げにならないようになってい
る。
において、連結片２５はダイヤフラムスプリング１２の
開口部１８を通って前方に延び、ダイヤフラムスプリン
グ１２の前側に配置された矩形状のワッシャ２６にリベ
ット２７により連結されている。上記ワッシャ２６の先
端折曲部２６ａとエアフォイル体１６の前向き環状突出
部分１６ａとで、ダイヤフラムスプリング１２の中間支
点部Ｃ２を挾持しており、これによりダイヤフラムスプ
リング１２の変形動作に妨げにならないようになってい
る。
作動を説明する。クラッチ回転中、第２図のエアフォイ
ル体１６はダイヤフラムスプリング１２と共に矢印Ｒ方
向に回転し、エアスクープ部１７の回転方向側の開口か
ら空気を取り入れ、開口部１８を通して第１図の前方の
プレッシャープレート７に冷却空気を供給し、プレッシ
ャープレート７を冷却する。
ル体１６はダイヤフラムスプリング１２と共に矢印Ｒ方
向に回転し、エアスクープ部１７の回転方向側の開口か
ら空気を取り入れ、開口部１８を通して第１図の前方の
プレッシャープレート７に冷却空気を供給し、プレッシ
ャープレート７を冷却する。
ダイヤフラムスプリング１２とクラッチカバー端壁２ａ
の間の空間部Ｓは、防塵カバー２０により閉じられてお
り、ごみやほこりが浸入することはない。従ってごみ等
の詰りによりダイヤフラムスプリング１２の動作が不良
になることはない。
の間の空間部Ｓは、防塵カバー２０により閉じられてお
り、ごみやほこりが浸入することはない。従ってごみ等
の詰りによりダイヤフラムスプリング１２の動作が不良
になることはない。
またクラッチをレリーズする場合において、防塵カバー
２０もダイヤフラムスプリング１２と共に軸方向に移動
するが、クラッチカバー端壁２ａの内周端縁３２と防塵
カバー２０の間には移動にさしつかえない程度の僅かの
隙間ｔを設けているので、ダイヤフラムスプリング１２
の弾性変形動作の抵抗になることもない。
２０もダイヤフラムスプリング１２と共に軸方向に移動
するが、クラッチカバー端壁２ａの内周端縁３２と防塵
カバー２０の間には移動にさしつかえない程度の僅かの
隙間ｔを設けているので、ダイヤフラムスプリング１２
の弾性変形動作の抵抗になることもない。
（別の実施例） （１）第４図はクラッチカバー端壁２ａの半径方向内方
端部にゴム等の弾性材製環状防塵カバー（弾性シール）
２０′を固着した例である。弾性材製防塵カバー２０′
は空間部Ｓの内方側開放端部をシールするように前方か
つ半径方向内方へと延び、先端リップ部２０′ａがダイ
ヤフラムスプリング１２の後面に接触している。
端部にゴム等の弾性材製環状防塵カバー（弾性シール）
２０′を固着した例である。弾性材製防塵カバー２０′
は空間部Ｓの内方側開放端部をシールするように前方か
つ半径方向内方へと延び、先端リップ部２０′ａがダイ
ヤフラムスプリング１２の後面に接触している。
（考案の効果） 以上説明したように本考案は、ダイヤフラムスプリング
１２の外周側支点部Ｃ１がクラッチカバー端壁２ａに支
持され、ダイヤフラムスプリング１２の内周側支点部Ｃ
３を反フライホイール側に引くことによりクラッチをレ
リーズするプラタイプクラッチにおいて： （１）防塵カバー２０は、クラッチカバー端壁２ａとダ
イヤフラムスプリング１２との間に存在する環状空間Ｓ
の半径方向内方側開放端部に配置されており、クラッチ
カバー端壁２ａの半径方向内方側の端縁からダイヤフラ
ムスプリング１２まで至り、上記環状空間Ｓをクラッチ
カバー外部から遮蔽しているので、環状空間Ｓの内方側
開口入口部分の蓋としての役目を果たし、これにより、
環状空間Ｓ内にクラッチカバー外部からごみやほこりが
浸入するのを阻止することができ、ごみのつまり等によ
るレリーズ時のダイヤフラムスプリング１２の作動不良
を防止できる。
１２の外周側支点部Ｃ１がクラッチカバー端壁２ａに支
持され、ダイヤフラムスプリング１２の内周側支点部Ｃ
３を反フライホイール側に引くことによりクラッチをレ
リーズするプラタイプクラッチにおいて： （１）防塵カバー２０は、クラッチカバー端壁２ａとダ
イヤフラムスプリング１２との間に存在する環状空間Ｓ
の半径方向内方側開放端部に配置されており、クラッチ
カバー端壁２ａの半径方向内方側の端縁からダイヤフラ
ムスプリング１２まで至り、上記環状空間Ｓをクラッチ
カバー外部から遮蔽しているので、環状空間Ｓの内方側
開口入口部分の蓋としての役目を果たし、これにより、
環状空間Ｓ内にクラッチカバー外部からごみやほこりが
浸入するのを阻止することができ、ごみのつまり等によ
るレリーズ時のダイヤフラムスプリング１２の作動不良
を防止できる。
（２）空間部Ｓ内へのごみ等の浸入を阻止することによ
り、ダイヤフラムスプリング１２の外周側支点部Ｃ１に
おけるグリースＬの劣化を防止できる。
り、ダイヤフラムスプリング１２の外周側支点部Ｃ１に
おけるグリースＬの劣化を防止できる。
（３）またプレッシャープレート７へ冷却空気を導入す
るためのエアフォイル体１６に、防塵カバー２０を一体
に形成することにより、防塵カバー２０の製造及び取り
付け工程が節約できる。
るためのエアフォイル体１６に、防塵カバー２０を一体
に形成することにより、防塵カバー２０の製造及び取り
付け工程が節約できる。
第１図は本願請求項１及び２を適用したプルタイプクラ
ッチの縦断面図（第２図のＩ−Ｉ断面図）、第２図は第
１図のII矢視図、第３図は第２図のIII−III断面図、第
４図は別の実施例の縦断面図、第５図は従来例の縦断面
図である。１……フライホイール、２……クラッチカバ
ー、２ａ……端壁、７……プレッシャープレート、１２
……ダイヤフラムスプリング、１６……エアフォイル
体、１７……エアスクープ部、１８……開口部、２０、
２０′……防塵カバー、Ｓ……空間部、Ｃ１……外周側
支点部、Ｃ２……中間支点部、Ｃ３……内周側支点部
ッチの縦断面図（第２図のＩ−Ｉ断面図）、第２図は第
１図のII矢視図、第３図は第２図のIII−III断面図、第
４図は別の実施例の縦断面図、第５図は従来例の縦断面
図である。１……フライホイール、２……クラッチカバ
ー、２ａ……端壁、７……プレッシャープレート、１２
……ダイヤフラムスプリング、１６……エアフォイル
体、１７……エアスクープ部、１８……開口部、２０、
２０′……防塵カバー、Ｓ……空間部、Ｃ１……外周側
支点部、Ｃ２……中間支点部、Ｃ３……内周側支点部
Claims (2)
- 【請求項１】フライホイールに固着されると共に反フラ
イホイール側の端部にクラッチ軸心側へと延びる内向き
端壁を有するクラッチカバーと、軸方向移動自在なプレ
ッシャープレートと、プレッシャープレートとフライホ
イールの間に配置されたクラッチディスクと、外周側支
点部がクラッチカバー端壁に支持されると共に中間支点
部がプレッシャープレートに係合するダイヤフラムスプ
リングとを備え、ダイヤフラムスプリングの内周端部を
反フライホイール側に引くことによりクラッチをレリー
ズするプルタイプクラッチにおいて、クラッチカバー端
壁とダイヤフラムスプリングとの間に存在する環状空間
の半径方向内方側開放端部に、クラッチカバー端壁の半
径方向内方側の端縁からダイヤフラムスプリングまで至
る環状の防塵カバーを設けて、上記環状空間をクラッチ
カバー外部から遮蔽していることを特徴とするプルタイ
プクラッチの防塵構造。 - 【請求項２】ダイヤフラムスプリングの反フライホイー
ル側の側面に環状のエアフォイル体を固定し、該エアフ
ォイル体にはダイヤフラムスプリングの開口部に対応す
るエアスクープ部を形成し、エアフォイル体の半径方向
外周端部に環状の防塵カバーを一体に形成した請求項１
記載のプルタイプクラッチの防塵構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989018277U JPH0632506Y2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | プルタイプクラッチの防塵構造 |
| US07/481,005 US4989709A (en) | 1989-02-17 | 1990-02-12 | Dustproof mechanism for pull-type clutch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989018277U JPH0632506Y2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | プルタイプクラッチの防塵構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02109023U JPH02109023U (ja) | 1990-08-30 |
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