JPH0632496Y2 - クリンチナット - Google Patents
クリンチナットInfo
- Publication number
- JPH0632496Y2 JPH0632496Y2 JP1989034018U JP3401889U JPH0632496Y2 JP H0632496 Y2 JPH0632496 Y2 JP H0632496Y2 JP 1989034018 U JP1989034018 U JP 1989034018U JP 3401889 U JP3401889 U JP 3401889U JP H0632496 Y2 JPH0632496 Y2 JP H0632496Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- ring body
- clinch
- square
- caulking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Dowels (AREA)
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、塗装又はメッキ等を施した鋼板にかしめによ
り取付けられるナット、特にクリンチナットに関する。
り取付けられるナット、特にクリンチナットに関する。
［従来の技術］ 鋼板、その他の金属プレートにナットを一体的に取付け
る方法は、従来から自動車、その他の分野で実施されて
いるものであるが、従来の方法は、プレート面に丸孔を
明けてそれにナット座面に突設した係合片を嵌め、溶接
により一体に固着するか、又は嵌合部の端縁を折り曲げ
てかしめにより取付ける方法が一般的である。しかし、
このような従来の方法によれば、塗装又はメッキ等の表
面処理れた鋼板にナットを取付ける場合は、問題があ
り、又かしめによる締結でもかしめが緩いと、ナットが
空回わりしたり抜け落ちたりしてねじの締結を確実に行
うことが困難になるといった問題がある。
る方法は、従来から自動車、その他の分野で実施されて
いるものであるが、従来の方法は、プレート面に丸孔を
明けてそれにナット座面に突設した係合片を嵌め、溶接
により一体に固着するか、又は嵌合部の端縁を折り曲げ
てかしめにより取付ける方法が一般的である。しかし、
このような従来の方法によれば、塗装又はメッキ等の表
面処理れた鋼板にナットを取付ける場合は、問題があ
り、又かしめによる締結でもかしめが緩いと、ナットが
空回わりしたり抜け落ちたりしてねじの締結を確実に行
うことが困難になるといった問題がある。
［考案が解決しようとする課題］ 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、塗装
又はメッキ等の表面処理された鋼板に空回わりしたり、
抜落ちることがなく、而も表面を傷つけずにナットを不
回動状に強力且つ確実に取り付けることができるととも
に、コスト的にも有利なクリンチナットを提供しようと
するものである。
てなされたものであり、その目的とするところは、塗装
又はメッキ等の表面処理された鋼板に空回わりしたり、
抜落ちることがなく、而も表面を傷つけずにナットを不
回動状に強力且つ確実に取り付けることができるととも
に、コスト的にも有利なクリンチナットを提供しようと
するものである。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案におけるクリンチナ
ットは、多角形状のナット体を、プレート面にかしめに
より一体的に締着するナットであって、ナット体の座面
に取付側のプレート面角形孔に対応する多角形状のリン
グ体を一体形成し、該角形リング体は、リングの内外周
が同形であるように略平行した厚さに形成され、かつ外
側へ折り曲げ可能に形成するとともに、ナット体の座面
首下における角形リング体の付根部に、リングかしめ時
に角形孔の孔縁が押圧変形して喰い込み状に係合するよ
うに凹状の溝からなるくびれ部を設けてなるものであ
る。
ットは、多角形状のナット体を、プレート面にかしめに
より一体的に締着するナットであって、ナット体の座面
に取付側のプレート面角形孔に対応する多角形状のリン
グ体を一体形成し、該角形リング体は、リングの内外周
が同形であるように略平行した厚さに形成され、かつ外
側へ折り曲げ可能に形成するとともに、ナット体の座面
首下における角形リング体の付根部に、リングかしめ時
に角形孔の孔縁が押圧変形して喰い込み状に係合するよ
うに凹状の溝からなるくびれ部を設けてなるものであ
る。
また、前記角形リング体は、ナット体の角形部と同心同
形に形成する。
形に形成する。
さらに、前記角形リング体は、かしめ時には隅角部から
破断するように形成されるようにする。
破断するように形成されるようにする。
［実施例］ 実施例について図面を参照して説明する。
図示例は、ナット体１が六角で、フランジ３が円盤形、
そして角形リング体２が頭部と同じ六角形として形成さ
れている。
そして角形リング体２が頭部と同じ六角形として形成さ
れている。
又、プレート11の角形孔10は、ナット体１の角形リング
体２に対応する形、大きさに形成される。
体２に対応する形、大きさに形成される。
ナット体１の多角形状及び角形リング体２の各形状は、
六角の他、四角、五角、八角、或いは12ポイトの12角と
することもできる。
六角の他、四角、五角、八角、或いは12ポイトの12角と
することもできる。
［作用］ 塗装又はメッキ等が表面処理された鋼板等の金属プレー
ト11に、多角形状の角形孔10を明けた後に、その角形孔
10にナット体１のフランジ座面４に突設した角形リング
体２を嵌合させる。ナット体１を押圧状にしてプレート
11の裏側からかしめ工具20を押し当てて角形リング体２
を外方へ押し曲げると、角形リング体２の内側の隅角部
2aが破断して第２図、第４図のように角形孔10の孔内周
縁にかしめ状となり一体的に固着される。
ト11に、多角形状の角形孔10を明けた後に、その角形孔
10にナット体１のフランジ座面４に突設した角形リング
体２を嵌合させる。ナット体１を押圧状にしてプレート
11の裏側からかしめ工具20を押し当てて角形リング体２
を外方へ押し曲げると、角形リング体２の内側の隅角部
2aが破断して第２図、第４図のように角形孔10の孔内周
縁にかしめ状となり一体的に固着される。
角形孔10と角形リング体２とは、同形同大にしてリング
体２が丁度嵌合するようにする。すると、かしめ後は、
フランジ３の広大な座面４の面接触で確実に締結される
為に遊動したり、空回わりすることがないのは勿論、プ
レート11から抜け落ちることもない。
体２が丁度嵌合するようにする。すると、かしめ後は、
フランジ３の広大な座面４の面接触で確実に締結される
為に遊動したり、空回わりすることがないのは勿論、プ
レート11から抜け落ちることもない。
また、このかしめの際には第２図に示すように、角形リ
ング体２の付根部に形成された凹状の溝からなるくびれ
部５に、角形孔10の孔縁10aが押圧変形して喰い込み状
に係合する為に、ナット体１のプレート11に対する締結
が一層強力且つ確実に行われる。
ング体２の付根部に形成された凹状の溝からなるくびれ
部５に、角形孔10の孔縁10aが押圧変形して喰い込み状
に係合する為に、ナット体１のプレート11に対する締結
が一層強力且つ確実に行われる。
［考案の効果］ 本考案は、上述のとおり構成されているので、母材とな
るプレートの角形孔にナット体の角形リング体を嵌合し
て裏側から外向きに折り曲げるようにかしめるだけで、
塗装又はメッキ等の表面処理された鋼板等に表面を傷つ
けることなく、確実に不回動状にナットの取付けが行え
る。従って溶接作業が不要となり、作業性が向上する。
るプレートの角形孔にナット体の角形リング体を嵌合し
て裏側から外向きに折り曲げるようにかしめるだけで、
塗装又はメッキ等の表面処理された鋼板等に表面を傷つ
けることなく、確実に不回動状にナットの取付けが行え
る。従って溶接作業が不要となり、作業性が向上する。
而も本考案においては、くびれ部喰い込むように孔縁が
変形して係合する為に、一層強力なかしめ力が得られ、
簡単な構成で、実施化が容易であり、安価に実施でき
る。
変形して係合する為に、一層強力なかしめ力が得られ、
簡単な構成で、実施化が容易であり、安価に実施でき
る。
図面は本考案の実施例を示し、その第１図は本考案クリ
ンチナットの鋼板に対するかしめ時の判断面正面図、第
２図は取付後の判断面正面図、第３図は取付前の判断面
正面図、第４図は取付後のかしめ部裏側からみた平面図
である。 １……ナット体、２……角形リング体 ３……フランジ、４……座面 ５……くびれ部、10……角形孔 11……プレート
ンチナットの鋼板に対するかしめ時の判断面正面図、第
２図は取付後の判断面正面図、第３図は取付前の判断面
正面図、第４図は取付後のかしめ部裏側からみた平面図
である。 １……ナット体、２……角形リング体 ３……フランジ、４……座面 ５……くびれ部、10……角形孔 11……プレート
Claims (3)
- 【請求項１】多角形状のナット体１を、プレート面にか
しめにより一体的に締着するナットであって、ナット体
１の座面に取付側のプレート面角形孔10に対応する多角
形状のリング体２を一体形成し、該角形リング体は、リ
ングの内外周が同形であるように略平行した厚さに形成
され、かつ外側へ折り曲げ可能に形成するとともに、ナ
ット体１の座面首下における角形リング体２の付根部
に、リングかしめ時に角形孔10の孔縁10aが押圧変形し
て喰い込み状に係合するように凹状の溝からなるくびれ
部５を設けてなることを特徴とするクリンチナット。 - 【請求項２】前記角形リング体は、ナット体の角形部と
同心同形に形成されている前記請求項１記載のクリンチ
ナット。 - 【請求項３】前記角形リング体は、かしめ時には隅角部
2aから破断するように形成されている前記請求項１記載
のクリンチナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989034018U JPH0632496Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | クリンチナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989034018U JPH0632496Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | クリンチナット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02125204U JPH02125204U (ja) | 1990-10-16 |
| JPH0632496Y2 true JPH0632496Y2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=31538125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989034018U Expired - Lifetime JPH0632496Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | クリンチナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632496Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000220623A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | National House Industrial Co Ltd | ナットの固定構造 |
| JP4486240B2 (ja) * | 2000-09-25 | 2010-06-23 | 薫 種市 | ナット |
| JP4497803B2 (ja) * | 2002-09-20 | 2010-07-07 | 豊田鉄工株式会社 | 樹脂製部品の締結部構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5119825A (en) * | 1974-08-12 | 1976-02-17 | Teijin Ltd | Shitakuchiitono shiiruhoho oyobi sonobobinkozo |
-
1989
- 1989-03-24 JP JP1989034018U patent/JPH0632496Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02125204U (ja) | 1990-10-16 |
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