JPH06323647A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
- Publication number
- JPH06323647A JPH06323647A JP10840393A JP10840393A JPH06323647A JP H06323647 A JPH06323647 A JP H06323647A JP 10840393 A JP10840393 A JP 10840393A JP 10840393 A JP10840393 A JP 10840393A JP H06323647 A JPH06323647 A JP H06323647A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- pressure
- high pressure
- pressure side
- low pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】低圧圧力スイッチ１０が復帰し、圧縮機１の運
転を開始する前の、一定時間、圧縮機１の高圧側と低圧
側との圧力差により、凝縮器２用送風機８を回転させ、
高圧側圧力値を低下させた後に、さらに、一定時間、圧
縮機１の高圧側と低圧側とを接続するバイパス管５を開
き、高圧側の圧力を低圧側へ逃がし、圧縮機１の起動負
荷を低減させた後に、圧縮機１の運転を開始させる。 【効果】高圧チャンバ方式の圧縮機の起動負荷を低減さ
せるためにバイパス管を開いた時に発生する冷媒ガスの
流動音を非常に低減でき、また、圧縮機電動機の容量を
最小限まで、低減可能となる。
転を開始する前の、一定時間、圧縮機１の高圧側と低圧
側との圧力差により、凝縮器２用送風機８を回転させ、
高圧側圧力値を低下させた後に、さらに、一定時間、圧
縮機１の高圧側と低圧側とを接続するバイパス管５を開
き、高圧側の圧力を低圧側へ逃がし、圧縮機１の起動負
荷を低減させた後に、圧縮機１の運転を開始させる。 【効果】高圧チャンバ方式の圧縮機の起動負荷を低減さ
せるためにバイパス管を開いた時に発生する冷媒ガスの
流動音を非常に低減でき、また、圧縮機電動機の容量を
最小限まで、低減可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧チャンバ方式の圧
縮機を備えた冷凍装置に係り、特に、安定した状態で稼
働せしめ得るように改良した冷凍機に関する。
縮機を備えた冷凍装置に係り、特に、安定した状態で稼
働せしめ得るように改良した冷凍機に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、特開平1−210761 号公報に開示
されているように、高圧チャンバ方式の圧縮機を搭載し
た冷凍装置では、運転の安定化を図るために、圧縮機吐
出配管と、吸入配管とを、バイパス管を設け、吸入圧力
が、ある所定の圧力値以上となり、運転開始時に、圧縮
機チャンバ内の高圧ガスを、バイパス管により、低圧側
へ逃した後に、圧縮機を起動させる。
されているように、高圧チャンバ方式の圧縮機を搭載し
た冷凍装置では、運転の安定化を図るために、圧縮機吐
出配管と、吸入配管とを、バイパス管を設け、吸入圧力
が、ある所定の圧力値以上となり、運転開始時に、圧縮
機チャンバ内の高圧ガスを、バイパス管により、低圧側
へ逃した後に、圧縮機を起動させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術
で、高圧チャンバ方式の圧縮機を搭載した冷凍装置を運
転制御した場合、以下に示す様な問題点が、発生する。
で、高圧チャンバ方式の圧縮機を搭載した冷凍装置を運
転制御した場合、以下に示す様な問題点が、発生する。
【０００４】例えば、高圧チャンバ方式の圧縮機を搭載
した冷凍装置が、運転中に、吸入圧力が所定の圧力値以
下となり、冷凍装置が、運転を停止し、その後、あまり
時間が経過しないうちに吸入圧力が、所定の圧力値以上
となり、運転を行う場合を仮定する。
した冷凍装置が、運転中に、吸入圧力が所定の圧力値以
下となり、冷凍装置が、運転を停止し、その後、あまり
時間が経過しないうちに吸入圧力が、所定の圧力値以上
となり、運転を行う場合を仮定する。
【０００５】この場合、冷凍装置の運転条件により、多
少異なる場合も有るが、一般的に、冷凍装置が一旦停止
し、その後、すぐに、運転を行う場合には、圧縮機の高
圧側と低圧側との圧力差は、非常に大きくなる。
少異なる場合も有るが、一般的に、冷凍装置が一旦停止
し、その後、すぐに、運転を行う場合には、圧縮機の高
圧側と低圧側との圧力差は、非常に大きくなる。
【０００６】このような状態の時に、従来技術で示され
ているように、圧縮機の高圧側と低圧側とを接続したバ
イパス管で、高圧ガスを、低圧側へ逃がした場合、圧力
差が非常に大きいため、バイパス管中を高圧ガスが流れ
る時、非常に大きな、冷媒ガス流動音が発生するという
問題点が生じた。
ているように、圧縮機の高圧側と低圧側とを接続したバ
イパス管で、高圧ガスを、低圧側へ逃がした場合、圧力
差が非常に大きいため、バイパス管中を高圧ガスが流れ
る時、非常に大きな、冷媒ガス流動音が発生するという
問題点が生じた。
【０００７】本発明の目的は、高圧チャンバ方式の圧縮
機を搭載した冷凍装置を用いた場合にも、安定した運転
制御が可能な冷凍装置を提供することにある。
機を搭載した冷凍装置を用いた場合にも、安定した運転
制御が可能な冷凍装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の冷凍装置には、圧縮機の高圧側と低圧側と
をバランスさせるためのバイパス管が設けられており、
また、吐出ガス圧力を検知して、空冷式凝縮器用送風機
の回転数制御を行うためのコントローラも、設けられて
いる。
め、本発明の冷凍装置には、圧縮機の高圧側と低圧側と
をバランスさせるためのバイパス管が設けられており、
また、吐出ガス圧力を検知して、空冷式凝縮器用送風機
の回転数制御を行うためのコントローラも、設けられて
いる。
【０００９】本発明の冷凍装置は、圧縮機の高圧側と低
圧側とをバランスさせるためのバイパス制御と、空冷式
凝縮器用送風機の回転数制御とを並用する。
圧側とをバランスさせるためのバイパス制御と、空冷式
凝縮器用送風機の回転数制御とを並用する。
【００１０】
【作用】前記の手段を講じた冷凍装置では、冷凍装置
が、一旦、停止した後に、吸入圧力が、所定の圧力値以
上となり、運転を再開する時点での、圧縮機の高圧側と
低圧側の圧力値をコントローラに入力する。その圧力差
が、ある所定の値以上であれば、まず、ある一定の時間
凝縮器用送風機を、所定の回転数で回転し、圧縮機の高
圧側の圧力値を低下させる。そして、圧縮機の高圧側と
低圧側との圧力差を小さくさせた後に、圧縮機の高圧側
と低圧側とを接続しているバイパス管の途中に設置され
た電磁開閉弁を、一定時間、開き、圧縮機チャンバ内の
高圧ガス圧力を、バイパス管により、低圧側へ逃がした
後に圧縮機を起動させれば、バイパス管を開く時に発生
する冷媒ガスの流動音も低下し、起動も容易となり、圧
縮機電動機を、最小限の電力にすることが可能である。
が、一旦、停止した後に、吸入圧力が、所定の圧力値以
上となり、運転を再開する時点での、圧縮機の高圧側と
低圧側の圧力値をコントローラに入力する。その圧力差
が、ある所定の値以上であれば、まず、ある一定の時間
凝縮器用送風機を、所定の回転数で回転し、圧縮機の高
圧側の圧力値を低下させる。そして、圧縮機の高圧側と
低圧側との圧力差を小さくさせた後に、圧縮機の高圧側
と低圧側とを接続しているバイパス管の途中に設置され
た電磁開閉弁を、一定時間、開き、圧縮機チャンバ内の
高圧ガス圧力を、バイパス管により、低圧側へ逃がした
後に圧縮機を起動させれば、バイパス管を開く時に発生
する冷媒ガスの流動音も低下し、起動も容易となり、圧
縮機電動機を、最小限の電力にすることが可能である。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１により説明す
る。
る。
【００１２】図１に示されているように、本発明の冷凍
サイクルは、圧縮機１，凝縮器２，膨張弁３，蒸発器４
の主要機器により形成されている。また、圧縮機１の高
圧側と、低圧側は、バイパス管５により接続されてお
り、バイパス管５の途中には、電磁開閉弁７が設置され
ている。そして、凝縮器２用の送風機８は、圧縮機１の
高圧側配管に接続された高圧圧力センサ１２で、検出さ
れた圧力値により、コントローラ９で回転数制御を行っ
ている。
サイクルは、圧縮機１，凝縮器２，膨張弁３，蒸発器４
の主要機器により形成されている。また、圧縮機１の高
圧側と、低圧側は、バイパス管５により接続されてお
り、バイパス管５の途中には、電磁開閉弁７が設置され
ている。そして、凝縮器２用の送風機８は、圧縮機１の
高圧側配管に接続された高圧圧力センサ１２で、検出さ
れた圧力値により、コントローラ９で回転数制御を行っ
ている。
【００１３】本発明の冷凍装置は、蒸発器４側の負荷に
応じて、電磁開閉弁６を開閉することにより、運転，停
止制御を行っている。
応じて、電磁開閉弁６を開閉することにより、運転，停
止制御を行っている。
【００１４】蒸発器４の負荷が低下し、電磁開閉弁６が
閉じると、圧縮機１の吸入圧力が、低圧圧力スイッチ１
０により、あらかじめ設定された圧力値よりも低くなる
と、圧縮機１は、停止し、その後、蒸発器４の負荷が、
再び増加し電磁開閉弁６は開き、吸入圧力が徐々に高く
なり、低圧圧力スイッチ１０の設定値以上となると、圧
縮機１は、運転を開始する。
閉じると、圧縮機１の吸入圧力が、低圧圧力スイッチ１
０により、あらかじめ設定された圧力値よりも低くなる
と、圧縮機１は、停止し、その後、蒸発器４の負荷が、
再び増加し電磁開閉弁６は開き、吸入圧力が徐々に高く
なり、低圧圧力スイッチ１０の設定値以上となると、圧
縮機１は、運転を開始する。
【００１５】本発明の冷凍装置は、高圧チャンバ方式の
圧縮機１を搭載しているため、高いバランス圧力の状態
から始動させた時には、容積比に応じて、吐出圧力が著
しく上昇し、圧縮機１の電動機出力を、大幅に大きくし
ないと始動できず、又、圧縮機構の機械的強度も、増し
ておかなくてはならない。
圧縮機１を搭載しているため、高いバランス圧力の状態
から始動させた時には、容積比に応じて、吐出圧力が著
しく上昇し、圧縮機１の電動機出力を、大幅に大きくし
ないと始動できず、又、圧縮機構の機械的強度も、増し
ておかなくてはならない。
【００１６】そこで、低圧圧力スイッチ１０が復帰し、
圧縮機１の運転を開始する前に、高圧圧力センサ１２と
低圧圧力センサ１１とにより検出され、コントローラ９
へ入力された高圧圧力値と低圧圧力値との圧力差が、設
定値よりも小さい場合には、凝縮器２用送風機８を一定
時間、あらかじめ設定されている回転数で回転させ、圧
縮機１の高圧側の圧力値を低下させた後に、圧縮機１を
運転させている。
圧縮機１の運転を開始する前に、高圧圧力センサ１２と
低圧圧力センサ１１とにより検出され、コントローラ９
へ入力された高圧圧力値と低圧圧力値との圧力差が、設
定値よりも小さい場合には、凝縮器２用送風機８を一定
時間、あらかじめ設定されている回転数で回転させ、圧
縮機１の高圧側の圧力値を低下させた後に、圧縮機１を
運転させている。
【００１７】また、コントローラ９へ入力された高圧圧
力値と低圧圧力値との圧力差が、設定値よりも大きい場
合には、凝縮器２用の送風機８を、圧力差が設定値より
も小さい場合と同様に一定時間回転させ、圧縮機１の高
圧側の圧力値を低下させ、さらに、その後、一定時間、
圧縮機１の高圧側と低圧側とを接続しているバイパス管
５の途中に設置されている電磁開閉弁７を閉じ、圧縮機
１の高圧側の圧力を低圧側へ逃がし、一定時間経過後、
圧縮機１を運転させている。
力値と低圧圧力値との圧力差が、設定値よりも大きい場
合には、凝縮器２用の送風機８を、圧力差が設定値より
も小さい場合と同様に一定時間回転させ、圧縮機１の高
圧側の圧力値を低下させ、さらに、その後、一定時間、
圧縮機１の高圧側と低圧側とを接続しているバイパス管
５の途中に設置されている電磁開閉弁７を閉じ、圧縮機
１の高圧側の圧力を低圧側へ逃がし、一定時間経過後、
圧縮機１を運転させている。
【００１８】本実施例によれば、高圧チャンバ方式の圧
縮機を搭載した冷凍装置の場合、低圧圧力運転制御を実
施する場合、確実に運転制御が可能となり、圧縮機電動
機も、必要最小限に出力を小さくでき、また、圧縮機に
無理な作用が働かず、安定した運転が可能となる。
縮機を搭載した冷凍装置の場合、低圧圧力運転制御を実
施する場合、確実に運転制御が可能となり、圧縮機電動
機も、必要最小限に出力を小さくでき、また、圧縮機に
無理な作用が働かず、安定した運転が可能となる。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、高圧チャンバ方式の圧
縮機を搭載した冷凍装置の運転制御を安定して行え、バ
イパス管開路時に発生する冷媒ガスの流動音を低減する
ことが可能である。
縮機を搭載した冷凍装置の運転制御を安定して行え、バ
イパス管開路時に発生する冷媒ガスの流動音を低減する
ことが可能である。
【００２０】更に、圧縮機用電動機の容量を必要最小限
にまで、低減でき圧縮機構成部材の所要強度を低減する
ことができる。
にまで、低減でき圧縮機構成部材の所要強度を低減する
ことができる。
【図１】本発明の冷凍装置の基本冷凍サイクルの系統
図。
図。
１…圧縮機、２…凝縮器、３…膨張弁、４…蒸発器、５
…バイパス管、６，７…電磁開閉弁、８…凝縮器用送風
機、９…コントローラ、１０…低圧圧力スイッチ、１１
…低圧圧力センサ、１２…高圧圧力センサ。
…バイパス管、６，７…電磁開閉弁、８…凝縮器用送風
機、９…コントローラ、１０…低圧圧力スイッチ、１１
…低圧圧力センサ、１２…高圧圧力センサ。
Claims (1)
- 【請求項１】冷媒の圧縮機と，凝縮器と，膨張弁と，蒸
発器とを含む冷凍サイクルにおいて、 前記圧縮機は、圧縮された冷媒ガスをチャンバ内に放出
する構造であり、前記凝縮器は、空気冷却方式により、
前記冷媒ガスを凝縮し、前記冷媒ガスの吸入圧力を検知
する手段を有し、前記吸入圧力検出手段によって検出さ
れた吸入圧力が、所定の値未満であれば、前記圧縮機
を、運転する自動制御手段を設けたことを特徴とする冷
凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10840393A JPH06323647A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10840393A JPH06323647A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 冷凍装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06323647A true JPH06323647A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14483876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10840393A Pending JPH06323647A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06323647A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012225630A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Mitsubishi Electric Corp | 熱源側ユニット及び冷凍サイクル装置 |
| WO2015136979A1 (ja) * | 2014-03-14 | 2015-09-17 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| US9651288B2 (en) | 2012-03-30 | 2017-05-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Refrigeration apparatus and refrigeration cycle apparatus |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP10840393A patent/JPH06323647A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012225630A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Mitsubishi Electric Corp | 熱源側ユニット及び冷凍サイクル装置 |
| US9651288B2 (en) | 2012-03-30 | 2017-05-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Refrigeration apparatus and refrigeration cycle apparatus |
| WO2015136979A1 (ja) * | 2014-03-14 | 2015-09-17 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| CN106104174A (zh) * | 2014-03-14 | 2016-11-09 | 三菱电机株式会社 | 冷冻循环装置 |
| JPWO2015136979A1 (ja) * | 2014-03-14 | 2017-04-06 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| JP2018112396A (ja) * | 2014-03-14 | 2018-07-19 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| CN106104174B (zh) * | 2014-03-14 | 2019-05-03 | 三菱电机株式会社 | 冷冻循环装置 |
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