JPH06323460A - 電動弁 - Google Patents

電動弁

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Publication number
JPH06323460A
JPH06323460A JP13398493A JP13398493A JPH06323460A JP H06323460 A JPH06323460 A JP H06323460A JP 13398493 A JP13398493 A JP 13398493A JP 13398493 A JP13398493 A JP 13398493A JP H06323460 A JPH06323460 A JP H06323460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
shaft
rotor
motor
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP13398493A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Yasuda
治夫 安田
Norihiko Yasuda
典彦 安田
Osamu Takami
治 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Industrial Co Ltd filed Critical Pacific Industrial Co Ltd
Priority to JP13398493A priority Critical patent/JPH06323460A/ja
Publication of JPH06323460A publication Critical patent/JPH06323460A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、推進軸5と推進軸受6の遊びが回
転子4の偏心や振れの原因となり、回転子4の外周とケ
ース1内面が接触して騒音の原因になったり、遊びが回
転子4の振動を増幅し、動作中に推進軸5と推進軸受6
間から耳障りなびびり音などの騒音が発生するのを防止
する。 【構成】 本発明の電動弁は、固定した固定子コイル2
への通電により、弁軸3と一体的に形成したモータの回
転子4を回転させ、この回転を弁軸3に形成した推進軸
5と、これに螺合する推進軸受6により弁軸3の直線運
動に変換させて、弁軸3の先端に形成した弁体7により
弁の開口度を制御する電動弁において、回転子4の軸心
上から軸方向に開口した穴9内に、圧縮ばね10と摺動
自在なピストン11を挿入するとともに、円筒状ケース
1の蓋12の内面中心部から垂下固定した心棒13の先
端が前記ピストン11の端面と当接するように構成した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ルームエアコンやカー
エアコンなどの冷凍サイクル中に用いられる電子制御膨
張弁、あるいは一般の産業分野でマイコンと組み合わせ
て使用させる比例制御弁として利用される電動弁に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ステッピングモータと弁を組み合
わせてマイコンにより制御する電動弁として、各種のも
のが発明されていた。図4は、従来の電動弁の基本構成
を示す縦断面を示すものであり、以下にその構成を説明
する。従来の電動弁は、非磁性体からなる円筒状ケース
1の外周部に固定したモータの固定子コイル2への通電
により、弁軸3と一体的に形成したモータの回転子4を
回転させ、この回転を弁軸3に形成した推進軸5と、こ
れに螺合する推進軸受6とにより支持し、弁軸3の直線
運動に変換させ、弁軸先端に形成した弁体7と、これに
対向する弁口8により弁の開口度を制御する構造であっ
た。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年この種の電動弁の
低作動音化が強く求められるようになった。しかし、こ
の種のモータは駆動トルクが小さく、この小さいトルク
で弁軸3を確実に駆動するために前記した構造の如く、
回転子4の支持は推進軸5と推進軸受6だけの片持支持
方式とされ、さらに推進軸5と推進軸受6との間に適度
な遊びが設けられていた。ところがこのような構造にす
ると、推進軸5と推進軸受6の遊びが回転子4の偏心や
振れの原因となり、回転子4の外周とケース1内面が接
触して騒音の原因になったり、遊びが回転子4の振動を
増幅し、動作中に推進軸5と推進軸受6間から耳障りな
びびり音などの騒音が発生していた。しかし、両端支持
方式は部品精度や組立精度によっては、推進軸5が推進
軸受6あるいは、他の支持部に噛み込んで動作不良を発
生し易く、そのため部品加工や組立に高精度が要求さ
れ、エアコン等の電動弁にはコスト的に実現性のある方
式ではなかった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の電動弁は、非磁
性体からなる円筒状ケース1の外周部に固定した固定子
コイル2への通電により、弁軸3と一体的に形成したモ
ータの回転子4を回転させ、この回転を弁軸3に形成し
た推進軸5と、これに螺合する推進軸受6により弁軸3
の直線運動に変換させて、弁軸3の先端に形成した弁体
7により弁の開口度を制御する電動弁において、回転子
4の軸心上から軸方向に開口した穴9内に、圧縮ばね1
0と摺動自在なピストン11を挿入するとともに、円筒
状ケース1の蓋12の内面中心部から垂下固定した心棒
13の先端が前記ピストン11の端面と当接するように
構成したものである。 【0005】 【実施例】本発明の実施例を図1により説明する。本発
明の電動弁は、非磁性体からなる円筒状ケース1の外周
部に固定した固定子コイル2への通電により、弁軸3と
一体的に形成したモータの回転子4を回転させ、この回
転を弁軸3に形成した推進軸5と、これに螺合する推進
軸受6により弁軸3の直線運動に変換させ、弁軸3の先
端に形成した弁体7により弁の開口度を制御するもので
あって、回転子4の上部軸心上から軸方向に開口した穴
9を設け、該穴9に圧縮ばね10と摺動自在なピストン
11を挿入するとともに、円筒状ケース1の蓋12の内
面中心部から垂下固定した心棒13の先端が前記ピスト
ン11の端面と当接するように構成したものである。 【0006】 【他の実施例】図2と図3は、前記図1で示した電動弁
の心棒13まわりにモータの回転ストッパ機構を設け、
推進軸5と推進軸受6け間のくい込みによる動作不良の
防止をはかったもので、モータの回転子4の内周面に、
一カ所だけ半径方向に突出させて凸部4aを形成すると
共に、円筒状ケース1の蓋の内面には、前記心棒13の
取付部より離れた位置にストッパ片14を垂下して固定
し、心棒13の下端にはフランジ部15を設け、該フラ
ンジ部15の上部に上下差を設けて上方の突出片16a
と下方の突出片16bを半径方向に突出させた止め部材
16を遊嵌し、前記上方の突出片16aの回転方向前面
または、後面にストッパ片14が当接できるように配置
し、下方の突出片16bの回転方向後面または前面に凸
部4aを当接状に位置させることにより、心棒13周り
に回転子4のストッパ構造を形成し、心棒13下端で前
記構造のピストン11を押すように構成したものであ
る。 【0007】 【作用】図1の作動について説明する。回転子4と一体
成形した弁軸3は推進軸5と螺合する推進軸受6けによ
り片持ち保持され、上部の蓋12から垂下された心棒1
3の先端により回転子4内のピストン11と圧縮ばね1
0を介して下方に押し付けられた状態となっている。次
に、固定子コイル2に通電すると回転子4および、回転
子4と一体成形された弁軸3、及び推進軸5が回転し、
回転方向に応じて弁軸3は上下方向に直線移動する。こ
の時、心棒13先端と当接した回転子4内のピストン1
1は圧縮ばね10の伸縮をともなってを穴9内を摺動
し、弁軸3は圧縮ばね10の縮みによる強弱はあるもの
の、心棒13から常時下方に押し付けられている。 【0008】図2の回転ストッパ機構の作動を説明する
と、この図は電動弁の開弁状態を示しており、この状態
において固定子コイル2に閉弁方向に回転するように通
電されると、止め部材16と全く無関係にモータの回転
子4は上面から見て右方向に一回転し、回転子4の凸部
4aが心棒13に遊嵌された止め部材16の下方の突出
片16bに当たる。続いて、回転子4が回転すると、止
め部材16の下方の突出片16bが回転子4の凸部4a
に押されて右方向に回転し、やがて止め部材16の上方
突出片16aが前記ストッパ片14と当接し、回転子4
は約1回転半で強制的に停止する。従って、推進軸5と
推進軸受6け間のくい込みが防止できる。一方、弁軸3
は心棒13からピストン11と圧縮ばね10を介して常
時下方に押し付けられている。 【0009】以上の如く、心棒13で弁軸3をピストン
11と圧縮ばね10を介して常時一方(下方)に押さえ
ることにより、推進軸5と推進軸受6け間に設けた遊び
に起因する”がた”がなくなり、さらにゆるやかな両端
支持となって騒音の原因となった回転子4の振動や振
れ、あるいは円筒状ケース1との接触が防止でき、回転
子4を滑らかに駆動すことができる。ところで、本発明
では、推進力に抗した圧縮ばね10の力が作用するが、
その力は推進力に比較して小さなものでも十分効果があ
る。参考までに本実施例の値で示すと、モータによる推
進力は約2kgf 発生するのに対し、圧縮ばね10の抗力
は0.1kgf であり、その時の、本発明品と従来品との
動作時の騒音レベルを比較測定した結果、作動音を55
dB(A) から33dB(A) に低下することができた。 【0010】ここで万一、推進力のロスが問題になる場
合、推進力が最も必要とされる全閉時→開弁時に心棒1
3の先端とピストン11が離れ、開弁後に心棒13の先
端がピストン11と当接するように、心棒長,ピストン
長,ばね長を適宜選択することで、開弁後、流体圧力の
作用が弱まってから回転子4に押圧力を作用させること
ができ、推進力不足の問題を解決することができる。さ
らに本構造では心棒13が回転子4の回転中心を押さえ
るために、モータに発生するトルクのロス量が少なく、
また、ゆるやかな両端支持となっており、部品精度にば
らつきがあっても動力性能にはほとんど影響を与えな
い。 【0011】 【発明の効果】本発明によれば、心棒13,ピストン1
1,圧縮ばね10から構成される簡単な構造により作動
音を大幅に低減できる。また、作用点が回転中心である
からモータトルクを低下させることもなく、耐久性も十
分ある。さらに心棒13を利用してストッパ機構を構成
できる利点も持ち合わせており、産業上の効果は大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係る電動弁を示す縦断面図。 【図2】 本発明に係る他の実施例を示す縦断面図。 【図3】 図2の回転ストッパー機構を示す部分斜視
図。 【図4】 従来の電動弁を示す縦断面図。 【符号の説明】 1 ケース 2 固定子コイル 3
弁軸 4 回転子 4a 凸部 5
推進軸 6 推進軸受け 7 弁体 8
弁口 9 穴 10 圧縮ばね 11
ピストン 12 蓋 13 心棒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 非磁性体からなる円筒状ケース1の外周部に固定した固
    定子コイル2への通電により、弁軸3と一体的に形成し
    たモータの回転子4を回転させ、この回転を弁軸3に形
    成した推進軸5と、これに螺合する推進軸受6により弁
    軸3の直線運動に変換させて、弁軸3の先端に形成した
    弁体7により弁の開口度を制御する電動弁において、 回転子4の軸心上から軸方向に開口した穴9内に、圧縮
    ばね10と摺動自在なピストン11を挿入するととも
    に、円筒状ケース1の蓋12の内面中心部から垂下固定
    した心棒13の先端が前記ピストン11の端面と当接す
    るように構成したことを特徴とする電動弁。
JP13398493A 1993-05-11 1993-05-11 電動弁 Pending JPH06323460A (ja)

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JP13398493A JPH06323460A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 電動弁

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JP13398493A JPH06323460A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 電動弁

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11294618A (ja) * 1998-04-08 1999-10-29 Fujikoki Corp 電動流量制御弁
JP2002228035A (ja) * 2000-11-29 2002-08-14 Fuji Koki Corp 電動流量制御弁
JP2003056736A (ja) * 2001-08-13 2003-02-26 Saginomiya Seisakusho Inc 電動弁
CN113669475A (zh) * 2021-07-21 2021-11-19 诸暨市亿霸电子阀门有限公司 一种电动阀

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