JPH06320373A - 工具交換装置に用いられる昇降枠の昇降駆動装置 - Google Patents

工具交換装置に用いられる昇降枠の昇降駆動装置

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JPH06320373A
JPH06320373A JP13271493A JP13271493A JPH06320373A JP H06320373 A JPH06320373 A JP H06320373A JP 13271493 A JP13271493 A JP 13271493A JP 13271493 A JP13271493 A JP 13271493A JP H06320373 A JPH06320373 A JP H06320373A
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JP
Japan
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tool
frame
rack
drive pinion
lifting
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JP13271493A
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Yoshihiro Yamaguchi
善弘 山口
Kiyokazu Suzuki
清和 鈴木
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Jaguar Co Ltd
Original Assignee
Jaguar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下端部に工具受台15を吊持する昇降枠26
を、走行枠25に対して昇降させるために用いる、駆動
ピニオン51とラック47とを組み合わせた駆動装置に
おいて、工具受台15を所定位置に降ろす等して、昇降
枠26がそれ以上下降しない状態となった後、駆動ピニ
オン51が惰性回転したとしても、ラック47、駆動ピ
ニオン51、モータ49等が破損するのを防止する。 【構成】 昇降枠26に対してラック47が上下動自在
となるように設けた。またラック47の下端側にばね5
3を設け、昇降枠26の下降が停止された後、ラック4
7が更に下向きに駆動されるときでも、ラック47が常
に下向きに付勢されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は工具交換装置に用いら
れる昇降枠の昇降駆動装置に関する。
【0002】
【既に開発済みの技術】この出願人は既に図5及び図6
に示す如き工具交換装置を出願している。即ち、工具受
台15の載置ステーション8と工作機械1との上方間を
左右方向(左とは図5左側を、右とは同図右側を言う)
に渡された上部レール11に沿って走行自在に設けられ
た走行枠3と、この走行枠3に下向きに設けられた昇降
案内基枠12に沿って昇降自在に設けられた昇降枠4
と、この昇降枠4の下部に設けられ、昇降枠4の下方で
工具受台15を保持・解放自在な左右一対の保持装置5
と、上記昇降枠4の下面部に設けられ、上記保持装置5
により保持状態にある工具受台15と工作機械1との間
で、前後方向(前とは図5紙面表側を、後とは同裏側を
言う)に沿って工具16又は17の受渡しを行う工具移
載装置6とを有する工具交換装置がそれである。
【0003】上記工具受台15には、工作機械1で必要
とされる複数の工具16(パンチ)又は17(ダイ)を
左右方向に並べて一度に支承できるように、左右一対で
一組である、複数組の工具支承レール9が左右方向に所
定間隔をおいて設けられている。また、上記工具移載装
置6も、各組の工具支承レール9に対応するように複数
(図面では5台)設けられている。そして、これら各組
の工具支承レール9及び工具移載装置6を、工作機械1
における各工具16,17のセット部に対して高精度に
位置決めできるようにするため、工具受台15の前壁2
0には、下方及び前方に開放する段付き凹部34を有し
たストッパー受片33(図7参照)が取り付けられてい
ると共に、左右の両側壁21には、それらの後方部にア
ジャストボルト32が保持されており、これに対して工
作機械1には、工作作業空間2の前部に、上記ストッパ
ー受片33と係合する段付きストッパー軸1aが設けら
れ、同後部に、上記アジャストボルト32を受けるスト
ッパー片1bが設けられている。なお、昇降枠4は、走
行枠3上に設けられたモータ22からの駆動力をボール
ねじ等(図示略)の駆動力伝達機構を介して受けて、昇
降するようになっているが、昇降枠4が下降して上記の
如く工具受台15がいわゆる当たり止めされる位置に近
づくと、その段階でリミットスイッチ等(図示略)から
の信号によりモータ22の作動が予め減速されるように
なっており、また実際の当たり止め状況を別のリミット
スイッチ等(図示略)が検出した瞬間に、モータ22が
停止され、昇降枠4の下降も停止されるようになってい
た。
【0004】
【前記技術の作用】以下に前記工具交換装置の作用を説
明する。いま、載置ステーション8の上方に走行枠3が
停止しており、載置ステーション8では、待機する搬送
台車7上に空の(工具16,17を支承していない)工
具受台15が載置されていたと仮定する。昇降枠4が下
降して、保持装置5の吊持シリンダー13を、工具受台
15の左・右端部に設けられた前後一対の被吊持片14
に当接する位置まで降ろすと、これら吊持シリンダー1
3が前後双方へロッドを伸出させて被吊持片14と係合
するようになり、工具受台15を保持状態にする。この
後昇降枠4が上昇し、走行枠3が右方へ走行して工作機
械1における工作作業空間2の上方で停止すると、昇降
枠4が再び下降して、工具受台15のストッパー受片3
3が段付きストッパー軸1aと係合し、またアジャスト
ボルト32がストッパー片1bに当接した状態にする。
なお、このときの昇降枠4の下降により、工具移載装置
6の前後動板10が、各工具16の外周面に形成された
凹部16aの上半部と係合した状態とされる。前後動板
10を前方(図6の左方)へ移動させることで、工具1
6を工作機械1側から引き抜いて工具支承レール9上へ
滑り込ませる。次に昇降枠4が上昇し、走行枠3が左方
へ走行して載置ステーション8の上方に戻ると、昇降枠
4が工具受台15を搬送台車7上(7aは位置決めピ
ン)へ降ろすべく下降し、保持装置5が解放動作を行
う。
【0005】次に昇降枠4が若干上昇して、搬送台車7
が前方又は後方へ搬送されると、この同じ位置に、交換
用の工具16を支承する、別の工具受台15が載せられ
た搬送台車7が位置付けられる。そこで昇降枠4が若干
下降した後、上記と略同様な動作を行って、工作機械1
に交換用の工具16をセットする。
【0006】
【前記技術の中での問題点】前記技術の中には、昇降枠
4を下降させることに関して以下の如き問題点があっ
た。即ち、工具受台15のストッパー受片33が工作機
械1の段付きストッパー軸1aと係合し、工具受台15
のアジャストボルト32が工作機械1のストッパー片1
bに当接した瞬間を狙って、昇降枠4を昇降させるため
のモータ22を(実際の動きとして)瞬間的に停止させ
ることは極めて困難であり、工具受台15が下降を停止
しているにも拘わらず、モータ22が惰性等によって昇
降枠4を更に下降させるよう作動することがあった。そ
のため、モータ22をはじめ、駆動力の伝達機構等が破
損するおそれがあるという問題点があった。このような
ことは、工具受台15を載置ステーション8の搬送台車
7上へ降ろす場合にも生じ得るものであった。
【0007】
【前記問題点を解消するための手段】この発明は前記問
題点を解消するために以下の如き手段を採用した。即
ち、この発明は、上記工具交換装置に用いられる昇降枠
の昇降駆動装置であって、前記載置ステーション又は工
作機械の少なくとも一方に、下降する昇降枠又は工具受
台と当接するストッパーが設けられており、前記走行枠
には駆動ピニオンが設けられており、前記昇降枠には、
上記駆動ピニオンと噛み合う長手方向を上下に向けたラ
ックが上下動自在に設けられていると共に、昇降枠又は
工具受台がストッパーに当接した後に駆動ピニオンがラ
ックを下向きに駆動しようとする力を上下方向の弾性力
で吸収するばねが設けられているものである。なお、上
記とは反対に、昇降枠に駆動ピニオンを設け、走行枠に
ラックを上下動自在に設けることも可能であり、この場
合、ばねは、ラックを上向きに駆動しようとする力に対
して上下方向の弾性力を作用させるものとする。
【0008】
【発明の作用】この発明は以下の如き作用をなすもので
ある。工具受台がストッパー片等に当接した後、走行枠
に設けられた駆動ピニオンが、昇降枠に設けられたラッ
クを引き続き下向きに駆動するようなことがあったとし
ても、ラックは、ばねによる上下方向の弾性力を受けな
がら昇降枠に対して下向きに移動するようになるので、
駆動ピニオンとラックとの間に無理な力が作用すること
はない。駆動ピニオンとラックとの関係を、昇降枠と走
行枠とで反対にする場合には、その作用も上記と略逆と
なる。
【0009】
【実施例】以下にこの発明を図面に示す6つの実施例に
基づいて説明する。
【0010】実施例1(図1及び図2参照) なお、この実施例1において、前とは図1紙面表側を、
後とは同裏側を言い、左とは図1左側を、右とは同図右
側を言う。図1及び図2において、25は走行枠であ
り、桁用角パイプ29の前面に設けられた上下一対の上
部レール30に沿って左右方向に走行自在となってお
り、上部レール30と平行するように角パイプ29の前
面に設けられたラック31に、走行用モータ40の駆動
ピニオン41を噛み合わせて自走する。26は昇降枠で
あって、梯子状に組まれた上下方向に長い本体枠27
と、その下端部に設けられた吊持枠28とを有してい
る。この吊持枠28の下部には、左右一対の保持装置5
及び左右方向に並んだ計5台の工具移載装置6が設けら
れている。15は工具受台である。上記本体枠27の後
面部には、長手方向を上下に向けた左右一対のレール4
5が設けられており、これらレール45が、走行枠25
の前面に設けられた摺動保持具46に保持案内されてい
るので、昇降枠26が全体として走行枠25に対して昇
降自在となっている。また、本体枠27の後面部におけ
る左右中央部には、長手方向を上下に向けたラック47
が設けられており、走行枠25には、このラック47に
噛み合う駆動ピニオン51が設けられている。この駆動
ピニオン51は、減速機50を介して昇降用モータ49
に接続されている。従って、このモータ49の作動によ
り昇降枠26が昇降する。
【0011】上記本体枠27に設けられるラック47の
上端部及び下端部には摺動棒42,43が接続されてお
り、これら摺動棒42,43が、ラック47の上下方向
寸法よりも広い間隔をおいて本体枠27の上部及び下部
に設けられたブラケット44に上下動自在に挿通されて
いる。従って、ラック47と本体枠27とは相対的に上
下動自在になっている。下部の摺動棒43には、下位の
ブラケット44より下方側に、ばね受け座52を上下両
側に配したばね53が嵌められ、下端部にはばね53を
適度に圧縮すべくナット55がねじ嵌められている。ラ
ック47は走行枠25の駆動ピニオン51に噛み合って
保持されているので、これをラック47の固定状態と考
えれば、昇降枠26全体が、ばね53による圧縮抗力を
受けて上向きに押し上げ付勢される状態(下向きに作用
する昇降枠26の総合荷重と、ばね53が上向きに復元
しようとする弾性力とが釣り合う状態)にあると言え
る。ただ、場合によっては、ばね53が完全に圧縮され
た状態でもよいとされるので、必ずしも昇降枠26が上
向きに押し上げ付勢されるとは限らない。本実施例にお
いてばね53は、工具16又は17(図6参照)を支承
した工具受台15が保持装置5に保持されているときで
も、未だ圧縮可能な状態を維持するだけのばね力を有し
たものとした。
【0012】実施例1の作用 工作機械1(図6参照)の工作作業空間2へ向けて昇降
枠26が下降されてゆき、工具受台15のストッパー受
片33が段付きストッパー軸1aと係合し、またアジャ
ストボルト32がストッパー片1bに当接して、工具受
台15と共に昇降枠26の下降が強制的に停止させられ
た場合について説明する。そしていま、昇降用モータ4
9も一応電気的に停止状態にされるが、惰性等により引
き続き駆動ピニオン51が回転して、ラック47に下向
きの駆動力が伝えられたと仮定する。このときラック4
7は、本体枠27に対して下向きに移動するようになる
ので、この移動によってモータ49の惰性回転駆動が吸
収されるようになる。また、ばね53は圧縮状態から徐
々に伸ばされてゆくようになるが、このときの復元作用
により、ラック47は常に下向きに引っ張られる如く付
勢されるので、ラック47と駆動ピニオン51との間に
ガタツキが生じることも防止される。従って、無理な力
はどこにも作用せず、部品等の破損も生じない。一方、
この状態からモータ49を逆回転させると、ばね53が
伸びた状態から所定の圧縮状態になるまでの間はラック
47だけが上向きに移動し、ばね53の圧縮後は昇降枠
26全体が上昇するようになる。なお、上記の如く、昇
降枠26が上昇を開始した後の状態でも、ばね53は未
だ圧縮可能な状態にあるから、昇降枠26や工具受台1
5等が何らかの障害を受けて上昇を妨げられ、駆動ピニ
オン51が回転を続けたようなときでも、ラック47だ
けの上向き移動が所定範囲で許容されるものとなり、駆
動ピニオン51とラック47との間に生じようとする無
理な力も緩和・吸収される。このような異常なラック4
7の上向き移動は、例えば本体枠27に設けたリミット
スイッチ等(図示略)の検知手段により検知されてモー
タ49へ送られ、駆動ピニオン51の回転が非常停止さ
れる。
【0013】第2実施例とその作用(図3(a)参照) 図3(a)の如く、走行枠25に駆動ピニオン51が設
けられ、昇降枠26に、上・下のブラケット44によっ
てラック47が上下動自在に保持されている場合であっ
て、昇降枠26がストッパー片1b等と未当接のときに
は、ラック47の上端部に上位側ブラケット44の下面
が当接した状態で昇降枠26が保持されるようになって
おり、且つ、ラック47の上部に接続された摺動棒42
に対して、上位側ブラケット44の上方側へ突出する部
分に、ばね53が非圧縮状態のまま嵌められ、またばね
受け座52が嵌められて、上端部にナット55がねじ嵌
められるようになっている。このような構成であるた
め、昇降枠26(工具受台15)がストッパー片1b等
と当接してそれ以上、下降しないようになった後、駆動
ピニオン51によりラック47が下向きに駆動される
と、ばね53がばね受け座52を介してナット55によ
り押し下げられ、ブラケット44との間で圧縮されるよ
うになる。これにより駆動ピニオン51の惰性回転駆動
が吸収される。ばね53が圧縮されることでラック47
は上向きに引き上げられる如く付勢され、駆動ピニオン
51との間にガタツキは生じない。
【0014】第3実施例とその作用(図3(b)参照) 図3(b)の如く、走行枠25に駆動ピニオン51が設
けられ、昇降枠26に、上・下のブラケット44によっ
てラック47が上下動自在に保持されている場合であっ
て、昇降枠26がストッパー片1b等と未当接のときに
は、ラック47の上端部に上位側ブラケット44の下面
が当接した状態で昇降枠26が保持されるようになって
おり、且つ、ラック47の下部に接続された摺動棒43
に対して、ラック47と下位側ブラケット44との間
に、ばね53が非圧縮状態のまま嵌められるようになっ
ている。このような構成であるため、昇降枠26(工具
受台15)がストッパー片1b等と当接してそれ以上、
下降しないようになった後、駆動ピニオン51によりラ
ック47が下向きに駆動されると、ばね53がラック4
7により押し下げられ、下位側ブラケット44との間で
圧縮されるようになる。これにより駆動ピニオン51の
惰性回転駆動が吸収される。ばね53が圧縮されること
でラック47は上向きに押し上げられる如く付勢され、
駆動ピニオン51との間にガタツキは生じない。
【0015】第4実施例(図4(a)参照) 図4(a)の如く、昇降枠26に駆動ピニオン51が設
けられ、走行枠25に、上・下のブラケット44によっ
てラック47が上下動自在に保持されている場合であっ
て、ラック47の上部に接続された摺動棒42に対し
て、上位側ブラケット44の上方側へ突出する部分にば
ね53及びばね受け座52が嵌められ、上端部に、ばね
53を適度に圧縮すべくナット55がねじ嵌められるよ
うになっている。なお、昇降枠26がストッパー片1b
等と未当接のときにおいて、走行枠25の下位側ブラケ
ット44の上面にラック47の下端部が当接した状態と
なるか又は浮く状態となるかは、使用するばね53のば
ね力によるものであり、いずれでもよい。ただ、浮く状
態にしてあれば、第1実施例の場合と略同様であって、
昇降枠26が上昇を妨げられるような障害を受けること
があったときに、その後の駆動ピニオン51の回転に伴
ってラック47だけが下向き移動できるようになり、駆
動ピニオン51とラック47との間に生じようとする無
理な力も緩和・吸収される利点がある。勿論、この場合
も、異常なラック47の下向き移動をリミットスイッチ
等(図示略)により検知して、駆動ピニオン51の回転
(モータ49の作動)を非常停止させるようにすること
が好ましい。
【0016】第4実施例の作用 昇降枠26(工具受台15)がストッパー片1b等と当
接してそれ以上、下降しないようになった後、駆動ピニ
オン51によりラック47が上向きに駆動されると、ラ
ック47はそのまま上向きに移動して、駆動ピニオン5
1の惰性回転駆動が吸収される。ばね53が圧縮状態か
ら徐々に伸ばされてゆくときの復元作用により、ラック
47が上向きに引き上げられる如く付勢され、ラック4
7と駆動ピニオン51との間にガタツキは生じない。
【0017】第5実施例とその作用(図4(b)参照) 図4(b)の如く、昇降枠26に駆動ピニオン51が設
けられ、走行枠25に、上・下のブラケット44によっ
てラック47が上下動自在に保持されている場合であっ
て、昇降枠26がストッパー片1b等と未当接のときに
は、下位側ブラケット44の上面にラック47の下端部
が当接した状態で昇降枠26が保持されるようになって
おり、且つ、ラック47の下部に接続された摺動棒43
に対して、下位側ブラケット44の下方側へ突出する部
分に、ばね53が非圧縮状態のまま嵌められ、またばね
受け座52が嵌められて、下端部にナット55がねじ嵌
められるようになっている。このような構成であるた
め、昇降枠26(工具受台15)がストッパー片1b等
と当接してそれ以上、下降しないようになった後、駆動
ピニオン51によりラック47が上向きに駆動される
と、ばね53がばね受け座52を介してナット55によ
り押し上げられ、下位側ブラケット44との間で圧縮さ
れるようになる。これにより駆動ピニオン51の惰性回
転駆動が吸収される。ばね53が圧縮されることでラッ
ク47は下向きに引き下げられる如く付勢され、駆動ピ
ニオン51との間にガタツキは生じない。
【0018】第6実施例とその作用(図4(c)参照) 図4(c)の如く、昇降枠26に駆動ピニオン51が設
けられ、走行枠25に、上・下のブラケット44によっ
てラック47が上下動自在に保持されている場合であっ
て、昇降枠26がストッパー片1b等と未当接のときに
は、下位側ブラケット44の上面にラック47の下端部
が当接した状態で昇降枠26が保持されるようになって
おり、且つ、ラック47の上部に接続された摺動棒42
に対して、ラック47と上位側ブラケット44との間
に、ばね53が非圧縮状態のまま嵌められるようになっ
ている。このような構成であるため、昇降枠26(工具
受台15)がストッパー片1b等と当接してそれ以上、
下降しないようになった後、駆動ピニオン51によりラ
ック47が上向きに駆動されると、ばね53がラック4
7により押し上げられ、上位側ブラケット44との間で
圧縮されるようになる。これにより駆動ピニオン51の
惰性回転駆動が吸収される。ばね53が圧縮されること
でラック47は下向きに押し下げられる如く付勢され、
駆動ピニオン51との間にガタツキは生じない。
【0019】
【発明の効果】この発明は前記した如き構成によって以
下の如き効果を奏するものである。 請求項1の発明によれば、走行枠に駆動ピニオンが
設けられ、昇降枠にラックが設けられている場合にあっ
て、昇降枠がそれ以上、下降しない状態になっても、駆
動ピニオンの惰性回転等に応じてラックがばねによる弾
性力を受けながら更に下向きに移動するので、ラックや
駆動ピニオンは勿論、減速機やモータ等が破損すること
はない。 請求項2の発明によれば、昇降枠に駆動ピニオンが
設けられ、走行枠にラックが設けられている場合にあっ
て、昇降枠がそれ以上、下降しない状態になっても、駆
動ピニオンの惰性回転等に応じてラックがばねによる弾
性力を受けながら更に上向きに移動するので、ラックや
駆動ピニオンは勿論、減速機やモータ等が破損すること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の主要部を示す正面図で
ある。
【図2】図1の一部を破砕したII−II線拡大断面図
である。
【図3】(a)はこの発明の第2実施例を示す模式図で
あり、(b)は同第3実施例を示す模式図である。
【図4】(a)はこの発明の第4実施例を示す模式図で
あり、(b)は同第5実施例を示す模式図であり、
(c)は同第6実施例を示す模式図である。
【図5】既に開発済みの技術を示す正面断面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視部が工作機械内で作動
する状況を示した拡大断面図である。
【図7】ストッパー受片と段付きストッパー軸との係合
状況を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 工作機械 5 保持装置 6 工具移載装置 8 載置ステーション 15 工具受台 16,17 工具 25 走行枠 26 昇降枠 30 上部レール 47 ラック 51 駆動ピニオン 53 ばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具受台の載置ステーションと工作機械
    との上方間に渡された上部レールに沿って走行自在に設
    けられた走行枠と、この走行枠に昇降自在に設けられた
    昇降枠と、この昇降枠に設けられ、昇降枠の下方で工具
    受台を保持・解放自在な保持装置と、上記昇降枠に設け
    られ、保持状態の工具受台と工作機械との間で工具の受
    渡しを行う工具移載装置とを有する工具交換装置に用い
    られる昇降枠の昇降駆動装置であって、前記載置ステー
    ション又は工作機械の少なくとも一方に、下降する昇降
    枠又は工具受台と当接するストッパーが設けられてお
    り、前記走行枠には駆動ピニオンが設けられており、前
    記昇降枠には、上記駆動ピニオンと噛み合う長手方向を
    上下に向けたラックが上下動自在に設けられていると共
    に、昇降枠又は工具受台がストッパーに当接した後に駆
    動ピニオンがラックを下向きに駆動しようとする力を上
    下方向の弾性力で吸収するばねが設けられている工具交
    換装置に用いられる昇降枠の昇降駆動装置。
  2. 【請求項2】 工具受台の載置ステーションと工作機械
    との上方間に渡された上部レールに沿って走行自在に設
    けられた走行枠と、この走行枠に昇降自在に設けられた
    昇降枠と、この昇降枠に設けられ、昇降枠の下方で工具
    受台を保持・解放自在な保持装置と、上記昇降枠に設け
    られ、保持状態の工具受台と工作機械との間で工具の受
    渡しを行う工具移載装置とを有する工具交換装置に用い
    られる昇降枠の昇降駆動装置であって、前記載置ステー
    ション又は工作機械の少なくとも一方に、下降する昇降
    枠又は工具受台と当接するストッパーが設けられてお
    り、前記昇降枠には駆動ピニオンが設けられており、前
    記走行枠には、上記駆動ピニオンと噛み合う長手方向を
    上下に向けたラックが上下動自在に設けられていると共
    に、昇降枠又は工具受台がストッパーに当接した後に駆
    動ピニオンがラックを上向きに駆動しようとする力を上
    下方向の弾性力で吸収するばねが設けられている工具交
    換装置に用いられる昇降枠の昇降駆動装置。
JP13271493A 1993-05-10 1993-05-10 工具交換装置に用いられる昇降枠の昇降駆動装置 Pending JPH06320373A (ja)

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JP13271493A JPH06320373A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 工具交換装置に用いられる昇降枠の昇降駆動装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006167750A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Murata Mach Ltd プレス機械の昇降装置
CN107377742A (zh) * 2017-08-16 2017-11-24 重庆友擘机械制造有限公司 用于汽车配件冲孔的方法
KR102279320B1 (ko) * 2020-04-06 2021-07-20 김종희 로토 프로식 랙 전조기의 다이스 장착 지그

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JP2006167750A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Murata Mach Ltd プレス機械の昇降装置
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