JPH06318951A - セル転送方法およびセル転送システム - Google Patents

セル転送方法およびセル転送システム

Info

Publication number
JPH06318951A
JPH06318951A JP22924193A JP22924193A JPH06318951A JP H06318951 A JPH06318951 A JP H06318951A JP 22924193 A JP22924193 A JP 22924193A JP 22924193 A JP22924193 A JP 22924193A JP H06318951 A JPH06318951 A JP H06318951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
network
transfer device
vpi
cell transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22924193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ezaki
浩 江崎
Shigeyasu Natsubori
重靖 夏堀
Takeshi Saito
健 斉藤
Yoshiyuki Tsuda
悦幸 津田
Shigeo Matsuzawa
茂雄 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP22924193A priority Critical patent/JPH06318951A/ja
Priority to US08/177,547 priority patent/US5440547A/en
Publication of JPH06318951A publication Critical patent/JPH06318951A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/10Routing in connection-oriented networks, e.g. X.25 or ATM
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/66Arrangements for connecting between networks having differing types of switching systems, e.g. gateways
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports
    • H04L49/3081ATM peripheral units, e.g. policing, insertion or extraction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
    • H04Q11/0478Provisions for broadband connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5619Network Node Interface, e.g. tandem connections, transit switching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5638Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
    • H04L2012/5646Cell characteristics, e.g. loss, delay, jitter, sequence integrity
    • H04L2012/5652Cell construction, e.g. including header, packetisation, depacketisation, assembly, reassembly

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複雑なコネクション設定を行うことなく通信を
開始でき、呼設定サーバが故障しても通信を行うことが
可能で、セル転送装置が移動しても他のセル転送装置へ
の通信のための情報を更新する必要のないセル転送方法
を提供する。 【構成】ATMネットワークとセル転送装置27〜2
9,2A〜2Dとのインタフェース点(UNI)にネッ
トワーク内で一意のVPIを割り当て、送信元セル転送
装置が宛先のセル転送装置へセルを転送する際、セルの
ルーティングヘッダに宛先のセル転送装置が接続された
インタフェース点に割り当てられたVPIを書き込む。
ネットワーク内のセル交換ノード21〜23は、入力さ
れたセルのルーティングヘッダに付加されたVPIに従
って、ルーティングヘッダの情報を書き換えることなく
セルを転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM方式を用いて高
速マルチメディア通信を提供するセル転送方法およびセ
ル転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報をセルと呼ばれる固定長パケットの
形で転送するATM方式(非同期転送モード)で運用さ
れるATMネットワークは、B−ISDNの実現解とさ
れており、詳細はITU−TSの勧告に記述されてい
る。具体的には、I.150,I.363,I.37
1,I.610,I,364,I.310などで、IT
U−TS SG13において勧告が作成されている。
【0003】このようなATMネットワークでは、VC
I(バーチャルチャネル識別子)/VPI(バーチャル
パス識別子)と呼ばれる合計24ビットまたは32ビッ
トの識別子を用いて、情報がルーティングされる。情報
は、53バイトの固定長パケットからなるセルの形で転
送される。図1(a)(b)に、セルのフォーマットを
示した。5バイトで構成されるルーティングヘッダの中
に、1バイトあるいは2バイトのVPIフィールドと、
2バイトのVCIフィールドがある。ネットワークは、
VCI/VPIを用いてコネクションを識別する。
【0004】従来のATMネットワークにおいては、V
CI/VPIはネットワーク内のインタフェース点での
み一意であり、ネットワーク全体のレベルでは一意とな
らない。すなわち、ネットワーク内には異なるインタフ
ェース点であれば同じVCI/VPI値が存在できる。
送信元から送出されたセルがセル交換ノードを経由して
宛先に転送される際に、交換ノードでセルのルーティン
グタグに付加されているVCI/VPIは、各セル交換
ノードをセルが経由する度に書き換えられる。セル交換
ノードでは、入力されたセルのVCI/VPIをキーと
してルーティングテーブルの検索を行い、対応するセル
交換ノード内でのみ有効なルーティングタグをセルに付
加して、セルを転送する。
【0005】セル交換ノードが持つVCI/VPIの書
き換えとセル交換ノード内のルーティングタグの付加の
ためのルーティングテーブルの情報は、各コネクション
が設定されるときに書き込まれる。逆に、コネクション
が切断されるときには、テーブルから対応するエントリ
情報が削除される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のATM
ネットワークでは、VCI/VPIがネットワークから
セル交換ノードに与えられ、しかもこれらVCI/VP
Iの値はインタフェース点、すなわち物理UNI(User-
Network Interface)でのみ一意のものである。従って、
VCI/VPIを獲得することは、すなわちコネクショ
ンの設定を行うことになる。コネクションの設定はメタ
シグナリングチャネルを用いて実現され、このコネクシ
ョン設定手続きはネットワークの機能として、コネクシ
ョン設定サーバによって行われる。
【0007】このように、従来では全ての通信がネット
ワークに対するコネクション設定手続きを行うことで実
現されるので、ネットワークのコネクション設定サーバ
が故障してしまうと、全ての通信ができなくなってしま
うという問題がある。
【0008】また、VCI/VPI値がインタフェース
点でのみ一意であることから、あるインタフェース点に
接続されているセル転送装置、例えば端末が別のインタ
フェース点に移動したときには、その端末がそれまで別
の端末との通信に用いていたVCI/VPI値と、その
移動した端末と通信するために他の端末が利用していた
VCI/VPI値はいずれも無意味になってしまい、別
のVCI/VPI値を用いるように変更しなくてはなら
ない。
【0009】本発明は、このような従来の問題点を解決
し、複雑なコネクション設定を行うことなく通信を開始
でき、また呼設定サーバが故障しても通信を行うことが
可能であり、さらにセル転送装置が移動しても他のセル
転送装置への通信のための情報を更新する必要のないセ
ル転送方法およびセル転送システムを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のセル転送方法では、ATMネットワークと
セル転送装置とのインタフェース点(例えばUNI(Use
r Network Interface)点)に該ネットワーク内で一意の
識別番号を割り当て、送信元のセル転送装置が宛先のセ
ル転送装置へセルを転送する際には、該セルのルーティ
ングヘッダに、宛先のセル転送装置が接続されたインタ
フェース点に割り当てられた前記識別番号を書き込む。
そして、ATMネットワーク内のセル交換ノードは入力
されたセルのルーティングヘッダに付加された該識別番
号に従って、ルーティングヘッダの情報を書き換えるこ
となくセルを転送する。
【0011】ここで、ATMネットワークは、入力ポー
トから入力されたルーティングヘッダを有するセルを該
ルーティングヘッダの情報に従ってルーティングテーブ
ルを参照して所望の出力ポートへ転送するセル交換ノー
ドを有し、該セル交換ノードを介してセルを非同期転送
モードで転送するネットワークである。セルのルーティ
ングヘッダに書き込まれるネットワーク内で一意の識別
番号としては、例えばATMコネクションのコネクショ
ン識別子の一つであるVPI(バーチャルパス識別子)
が用いられる。なお、識別番号としてはVPIに代えて
VCI(バーチャルチャネル識別し)を用いてもよく、
ルーティングヘッダのフィールドの情報であれば基本的
に使用可能である。
【0012】このセル転送方法は、具体的にはATMネ
ットワークとセル転送装置とのインタフェース点に割り
当てられた該ネットワーク内で一意の識別番号を、該イ
ンタフェース点に該セル転送装置が接続されるとき該セ
ル転送装置にセル転送装置識別番号として割り当てる識
別番号割り当て手段と、セル交換ノードに設けられ、セ
ル転送装置識別番号がルーティングヘッダに書き込まれ
たセルを、該セル転送装置識別番号が割り当てられたセ
ル転送装置へセルが転送されるようにルーティングテー
ブルを設定するルーティングテーブル設定手段を備える
ことによって達成される。
【0013】この場合、セル転送装置はセルのルーティ
ングヘッダ部に書き込まれるセル転送装置識別番号以外
の情報の割り当てを他のセル転送装置との間で規定され
たプロトコルに従って行ってもよい。ここで、ルーティ
ングヘッダ部に書き込まれるセル転送装置識別番号以外
の情報とは、例えばATMコネクションのコネクション
識別子の一つであるVCI(バーチャルチャネル識別
子)である。
【0014】また、ネットワーク内には宛先のセル転送
装置識別番号の獲得要求に対して獲得結果を返答するサ
ーバが設置される。セル転送装置はセル転送装置識別番
号の情報の獲得要求に対して、自分自身で獲得結果を返
答する機能を有する。
【0015】また、本発明はATMネットワークを複数
個配置し、これらをネットワーク接続装置で相互接続す
る場合、ネットワーク接続装置は相互接続する一方のネ
ットワークから転送されるセルを該セルのルーティング
ヘッダに書き込まれたルーティング情報を変換して相互
接続する他方のネットワークへ転送する機能を有するこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明はATMネットワークに上記
セル転送装置以外の第2のセル転送装置が接続される場
合、第2のセル転送装置からネットワークに向けて転送
されるセルのルーティングヘッダに書き込まれているコ
ネクション識別子の変換と、該ネットワークから第2の
セル転送装置に向けて転送されるセルのルーティングヘ
ッダに書き込まれているコネクション識別子の変換を行
うコネクション識別子変換手段を設けることを特徴とす
る。
【0017】また、本発明はATMネットワークとセル
転送装置とのインタフェース点に対して割り当てられた
該ネットワーク内で一意の識別番号を、該インタフェー
ス点に該セル転送装置が接続されるとき該セル転送装置
にセル転送装置識別番号として割り当てる識別番号割り
当て手段を備えると共に、ATMネットワーク内のセル
交換ノードは、セル転送装置識別番号がルーティングヘ
ッダに書き込まれたセルを該セル転送装置識別番号と該
ルーティングヘッダに書き込まれたセル転送装置識別番
号以外の情報とに基づいてセルの転送先およびセルのバ
ッファリング方式を決定することを特徴とする。ここ
で、ATMに複数の種別のコネクションが用意されてい
る場合、これらコネクションの種別毎に独立したルーテ
ィング制御を行うルーティング制御手段を有することを
特徴とする。
【0018】また、本発明は複数のATMネットワーク
間をセル転送装置によって相互接続する場合、複数のネ
ットワークのうちセル転送を行うネットワーク間を相互
接続するためのセル転送装置を選択する制御と、ネット
ワーク内のセル転送経路を選択する制御をそれぞれ独立
に実行するルーティング制御を行うことを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明においては、セル転送装置がネットワー
クに接続されるとき、つまりセル転送装置のブート時
に、ネットワーク内で一意なセル転送装置識別番号が割
り当てられる。そして、送信元のセル転送装置において
宛先のセル転送装置に割り当てられたセル転送装置識別
番号をセルのルーティングヘッダに書き込むことによ
り、送信元のセル転送装置から宛先のセル転送装置へセ
ルが転送されるようにセル交換ノード内のルーティング
テーブルの設定が行われる。従って、ネットワークが宛
先のセル転送装置識別番号を獲得することで、複雑なコ
ネクション設定手続きを行うことなしにセルの転送が可
能となり、またコネクション設定手続きを行う呼設定サ
ーバが故障しても通信が可能である。
【0020】ここで、宛先のセル転送装置識別番号の獲
得は、同じセル転送装置識別番号が割り当てられたセル
転送装置はネットワーク内に一つしか存在しないことか
ら、セル転送に必要な宛先のセル転送装置のセル転送装
置識別番号の獲得要求に対しては、例えばARP用セル
をブロードキャストし、単純に宛先のセル転送装置に割
り当てられた識別番号を返答するだけで、ATMレイヤ
アドレスとしてのセル転送装置識別番号をネットワーク
が獲得することが容易に可能となる。
【0021】セル転送装置は、一旦ネットワークに接続
されるとネットワーク内で一意のセル転送装置識別番号
が割り当てられるので、例えば割り当てられたセル転送
装置識別番号をネットワークで記憶しておくか、一旦ネ
ットワークに接続されたセル転送装置が自分をネットワ
ークに識別させるための識別子を記憶しておくことで、
セル転送装置は一旦接続されたインタフェース点と異な
るインタフェース点に移動したときにも、ブート時に移
動前と同じセル転送装置識別番号を容易に獲得できる。
【0022】これによりセル転送装置の移動に際して
も、移動したセル転送装置以外のセル転送装置が移動し
たセル転送装置にセル転送を行うために必要な情報や、
移動したセル転送装置が他のセル転送装置にセル転送を
行うために必要な情報の更新を行う必要はなくなる。こ
のように、セル転送装置の移動に伴う手続きが著しく簡
略化される。
【0023】セルのルーティングヘッダに書き込まれる
情報のうち、セル転送装置識別番号以外の情報(例えば
VCI)の割り当てをセル転送装置間のプロトコルで規
定することにより、この情報の使用法はユーザアプリケ
ーションで規定することができる。例えば、このルーテ
ィングヘッダに書き込まれるセル転送装置識別番号以外
の情報をコネクション識別子としてコネクションの識別
を行うようにすると、この情報はセル交換ノードを経由
しても書き換えられないことから、宛先のセル転送装置
がコネクションを識別するためのルーティングタグヘッ
ダに書き込まれる情報を割り当てるだけでコネクション
の設定が可能となる。すなわち、コネクションレス通信
は宛先のセル転送装置に割り当てられたセル転送装置識
別番号を獲得するだけで実現可能となり、一方、コネク
ションオリエンティッド通信は宛先のセル転送装置がコ
ネクション識別番号を発行するだけで設定することが可
能となる。
【0024】本発明を適用したネットワークを(ATM
−LAN)として、ネットワーク接続装置(IWU)に
より複数個相互接続して大規模ネットワークを構成する
場合には、ネットワーク接続装置に一方のネットワーク
から転送されるセルをそのルーティングヘッダに書き込
まれたルーティング情報を変換して他方のネットワーク
へ転送する機能を持たせることにより、インタフェース
点に割り当てられる識別番号として各ネットワークで同
じ識別番号を用いることが可能であるため、収容可能な
インタフェース点の数が増えることになり、それだけ端
末などのセル転送装置をより多数収容することができ
る。
【0025】本発明を適用したネットワークとセル転送
装置以外の第2のセル転送装置(例えばCCITT準拠
端末装置、ITV標準セル転送装置)との相互接続に当
り、相互接続装置にコネクション識別子の変換機能を持
たせることにより、該ネットワークと準拠端末装置など
のアドレス方式との整合をとることができる。
【0026】コネクションの種別毎に異なるバッファリ
ング制御およびルーティング制御を適用することで、要
求条件の異なる各種別のコネクション(例えばピーク割
り当てコネクションとNo−QOSコネクション)を同
じネットワーク資源で選択的に提供することができる。
【0027】ルーティング制御をネットワーク間を相互
接続するためのセル転送装置を選択する制御と、ネット
ワーク内のセル転送経路を選択する制御でそれぞれ独立
に実行可能として、階層化することで、ルーティング制
御に必要な情報の交換およびオーバーヘッドを削減さ
せ、さらに階層が異なるネットワークの構成に依存しな
いルーティング制御を実現することができる。
【0028】
【実施例】
(実施例1)以下、まずVPIをセル転送装置毎に異な
り、かつネットワーク内で一意の値とし、セル交換ノー
ドでは基本的にVPIを用いてルーティングを行い、V
PIおよびVCIの変換は行わないようなネットワーク
構成のシステムの実施例について説明する。
【0029】本実施例においては、VPIはセル転送装
置の識別番号に対応し、セル転送装置がネットワークに
接続されるとき(ブート時)に割り当てられ、セルのル
ーティングヘッダフィールドの一部に書き込まれること
により、セルのルーティング情報として利用される。な
お、VPIに対して陽に必要な値を要求することも可能
である。
【0030】図2に、本実施例に係るATMネットワー
クの構成とセルの転送時のVCI,VPIの値の様子を
示した。ネットワークは、この例ではセル交換ノード2
1〜23と、セル交換ノード21〜23にそれぞれ接続
された制御モジュール24〜26と、セル転送装置2
8,29,2A〜2Dからなる。
【0031】同図に示されるように、セル交換ノードを
経由してもVCIおよびVPIの値は変換されない。こ
れに対し、比較のために図3に示した従来のATMネッ
トワークにおいては、セルの転送時のVCI,VPIの
値はセル交換ノードを経由する度に書き替えられてい
る。図2では、破線で示す3つのコネクションが設定さ
れている場合について示している。
【0032】セル転送装置27とセル転送装置2Bは、
共にセル転送装置29にセルを転送する。セルの転送は
VPIを基にして行われるので、VCIを用いて送信元
のセル転送装置を宛先のセル転送装置は識別することに
なる。図では、VCI=X1がセル転送装置27を識別
し、VCI=X2がセル転送装置2Bを識別する値とな
る。
【0033】図4に、セル交換ノードの構成を示す。入
力ポート401〜40nからのセルは入力処理モジュー
ル411〜41nに入力され、セルスイッチ42の内部
でローカルにセルのルーティングを行うために必要なル
ーティングタグ(RT=#3)がルーティングヘッダに
付加された後、セルスイッチ42に入力される。セルス
イッチ42の出力は出力ポート401〜40nに接続さ
れる。
【0034】セルスイッチ42に入力されたセルは、ル
ーティングヘッダに付加されているルーティングタグに
従ってセルスイッチ42内をルーティングされ、出力処
理モジュール431〜43nへ入力される。出力処理モ
ジュール431〜43nでは、入力処理モジュール41
1〜41nで付加されたルーティングタグがセルのルー
ティングヘッダから削除される。ルーティングタグが削
除された後のセルは、出力ポート441〜44nへ送出
される。
【0035】図5は、図4における入力処理モジュール
411〜41nの一つの構成例を示すブロック図であ
る。図6において、入力ポート50からの入力セルは、
セル受信バッファモジュール51にバッファリングされ
る。セル受信バッファモジュール51にバッファリング
された入力セルは、送信バッファモジュール56へ転送
されると共に、ルーティングヘッダの部分がヘッダ読み
取りモジュール52に転送されて読み取られ、さらにヘ
ッダ読み取りモジュール52で読み取られ、さらにルー
ティングヘッダに書き込まれているVPIの値がヘッダ
情報解析部53で解析されることにより、ルーティング
テーブル55からルーティングタグが検索される。
【0036】図6は、ルーティングテーブル55のうち
の最低限の情報テーブルを示す図である。エントリはV
PIであり、これに対応してルーティングタグが書き込
まれている。
【0037】図5に説明を戻すと、ヘッダ読み取り部5
2で読み取られたVPIをキーとして、ヘッダ情報解析
部53によりルーティングテーブル55からルーティン
グタグが検索される。検索されたルーティングタグは、
ヘッダ作成部54に通知される。このヘッダ作成部54
によって、セル受信バッファモジュール51からセル送
信バッファモジュール56に転送されてきた入力セルに
ヘッダルーティングタグが付加され、図4のセルスイッ
チ42にセルが転送される。
【0038】ルーティングテーブル55のエントリ数は
入力セルのVPIのフィールド長で決められ、高々、入
側インタフェース点がUNIの場合で256、NNIの
場合で4096である。これは、従来システムが24ビ
ットで表現できるシンボル数であることとと比較して、
非常に小さなエントリ数である。
【0039】(実施例2)図7に、本実施例によるAT
Mネットワークの接続例を示す。これは、3つのネット
ワーク71〜73を接続装置(IWU:Inter Working
Unit)74〜76を介して相互接続したものである。各
ネットワーク71〜73内では、VCI/VPIは書き
換えられることなくセルの転送/交換が行われる。VC
I/VPIは、IWU74〜76においてのみ書き換え
られ、VCIは同じVPIを持つコネクションで同じ値
とならないように管理される。
【0040】図8に、IWU74〜76内に設けられる
セルリレーイングモジュールの構成を示す。同図におい
て、あるネットワークからの入力セルはセル受信バッフ
ァモジュール81に一旦保持される。セル受信バッファ
モジュール81に保持されている入力セルのルーティン
グヘッダに書き込まれているVPIの値がヘッダ読み取
りモジュール82で読み取られ、さらにヘッダ情報解析
部83でVPIの解析が行われることにより、VCI/
VPI書き換えテーブル85からルーティングタグが検
索される。
【0041】図9は、VCI/VPI書き換えテーブル
85の構成を示す図である。エントリは入力セルのルー
ティングヘッダに付加されているVCIであり、これに
対応して出力セルに付加されるべきVPI,VCIが書
き込まれている。
【0042】図8に説明を戻すと、ヘッダ読み取り部8
2で読み取られたVCIをキーとして、ヘッダ情報解析
部83により入力セルのVCIに対応したVPI,VC
Iが検索される。検索されたVPI,VCIは、セル受
信バッファモジュール81からセル送信バッファモジュ
ール84に転送されてきた入力セルのルーティングヘッ
ダに書き込まれ、出力セルとして他のネットワークに転
送される。
【0043】VCI/VPI書き換えテーブル85のエ
ントリ数は入力セルのVCIのフィールド長で決められ
る。
【0044】(実施例3)図10に、本実施例による大
規模ネットワークの構成法を示す。ネットワーク102
1〜102nは、IWU1021〜102n、10B,
10Dおよびバックボーンネットワーク10Aを介し
て、階層的なネットワーク構造をとる。全てのネットワ
ーク1021〜102nでは、各ネットワーク構成要素
(セル転送装置、セル交換ノードおよびサーバなど)が
ブート時に獲得されるVPIを割り振られており、これ
を基にセルのルーティングが行われている。
【0045】ATMコネクションをネットワークにまた
がって設定するときには、IWU1021〜102n,
10B,10Dが実施例2で説明したATMセルのセル
リレーイング、すなわちVCI/VPIの変換を行う。
例えば、2階層ネットワークの場合、UNIセルを用い
ると、256×256=65,536個のネットワーク
構成要素を収容することができる。
【0046】(実施例4)以下では、2つの種類のAT
Mコネクションを提供するネットワークを前提として説
明を行う。さらに多くの種類のATMコネクションを提
供するネットワークでは、コネクションの判断方法を2
つ以上の種類に対応するように変更することで対応する
ことができる。
【0047】本実施例において提供するATMコネクシ
ョンは、(1) ピーク割り当てコネクション、(2) No−
QOSコネクションである。(1) のピーク割り当てコネ
クションはピークの帯域を割り当てるコネクションであ
り、非常に高品質の通信を提供できる。一方、(2) のN
o−QOSコネクションは特に帯域の割当を行わないコ
ネクションであり、通信品質の保証がないものである。
【0048】図11に、本実施例におけるセル交換ノー
ド内の入力処理モジュールの構成を示す。図11におい
て、入側インタフェース点110からの入力セルは、セ
ル受信バッファモジュール111にバッファリングされ
る。セル受信バッファモジュール111にバッファリン
グされている入力セルのルーティングヘッダに書き込ま
れているVPIの値がヘッダ読み取りモジュール112
で読み取られ、さらにヘッダ情報解析部113でVPI
の解析が行われることにより、ルーティングテーブル5
5からルーティングタグが検索される。
【0049】受信バッファ111にバッファリングされ
たセルは、送信バッファモジュール116に転送される
と共に、ルーティングヘッダの部分がヘッダ読み取りモ
ジュール112に転送されて読み取られ、さらにルーテ
ィングヘッダのVCI/VPIの情報がヘッダ情報解析
部113に転送される。
【0050】ヘッダ情報解析部113には、ルーティン
グテーブルとして第1テーブル115Aと第2テーブル
115Bが設けられている。第1テーブル115Aに
は、VPIをエントリとしてVCIのためのアドレスマ
スクと対応するルーティングタグ情報が書き込まれてい
る。
【0051】VPI/VCIを受け取ったヘッダ情報解
析部113は、VPIをキーに検索したアドレスマスク
情報とVCI情報の論理演算を行って、VCIがピーク
割り当てコネクションのセルのものか否か(No−QO
Sコネクションのセルのものか)を判断する。例えば、
VCIの第1ビットでピーク割り当てコネクションか、
No−QOSコネクションかを判断する場合、アドレス
マスクは“1000000000000000”となる。また、VCIの
0から255までの連続したシンボル領域がピーク割り
当てコネクションに割り当てられたシンボル空間である
とすると、アドレスマスクは“11111111 00000000”と
すればよい。
【0052】このマスキング演算を行って、セルがピー
ク割り当てコネクションであると判断すると、ヘッダ情
報解析部113は次に第2テーブル115Bの検索を行
う。第2テーブル115BのエントリはVPIとVCI
であり、ヘッダ解析部113はVCIとVPIをキーと
してルーティングタグを検索する。検索されたルーティ
ングタグは、ヘッダ作成モジュール114に転送され
る。ヘッダ作成モジュール114には、CLP(Cell L
oss Priority)ビットの情報もヘッダ読み取り部112
から転送されている。
【0053】ヘッダ作成モジュール114では、ルーテ
ィングタグとCLPビットの情報を用いてルーティング
タグヘッダが作成される。作成されたルーティングタグ
ヘッダは、送信バッファモジュール115へ転送されバ
ッファリング制御が実行された後、図4のセルスイッチ
42へ転送される。
【0054】ルーティングタグのフォーマットの一例を
図12に示した。本実施例は、バッファでの優先レベル
が2つで、ピーク割り当てコネクションでCLP=1の
セル(優先廃棄のセル)は、No−QOSコネクション
のセルと同じ優先レベルになるような例である。この場
合には、例えばピーク割り当てコネクションのセルのう
ちCLP=0のセルはバッファ132にバッファリング
され、またピーク割り当てコネクションのセルのうちC
LP=1のセルと、No−QOSコネクションのセル
は、バッファ134にバッファリングされる。
【0055】バッファ132内のセルは、該バッファ1
32にセルがある時は必ず処理(送出)される。一方、
バッファ134内のセルは、バッファ132にセルが1
つも存在しない時にのみ処理(送出)されるようにコン
トローラ133が制御する。これにより、ピーク割り当
てコネクションのCLP=0のセルが優先的に、すなわ
ち転送廃棄率および遅延が共に小さい条件で転送され
る。
【0056】図12に示したフォーマットでは、図11
のヘッダ読み取り部112から転送されるCLPビット
の情報とヘッダ情報解析部113から転送されるコネク
ション種別を示すビットの論理演算(論理和)が取ら
れ、バッファリングポリシーを決めるタグを決定する。
残りのルーティング情報フィールドは、セルスイッチ内
部でのルーティング情報である。
【0057】図13に、送信バッファモジュール115
の構成例を示した。ルーティングタグ付加およびバッフ
ァセレクタモジュール131で、バッファリングポリシ
ーフィールドのビットが読まれ、2つの132,134
のいずれにセルを転送するかが判断される。バッファ1
32,144のいずれから送信バッファ135へセルを
転送するかは、コントローラ133が決定する。
【0058】図14に、図11の入力処理モジュールで
のルーティングタグの検索の手順を示した。まず最初、
入力セルのVPIをキーにして、第1テーブル115A
からVCIに対するアドレスマスクを検索する(ステッ
プ141)。次に、検索されたアドレスマスクと入力セ
ルのVCI情報との論理和演算を行って、コネクション
がピーク割り当てコネクションかNo−QOSコネクシ
ョンかを判別し(ステップ142〜143)、VCIが
アドレスマスクで表現される空間の値であるときには、
No−QOSコネクションである(ピーク割り当てコネ
クションでない)と判定して、第1テーブル115にV
PIに対応して書かれているルーティングタグ情報をヘ
ッダ作成部114からセル送信バッファモジュール11
6へ通知する。
【0059】一方、VCIがアドレスマスクで表現でき
ないシンボルであったときは、ピーク割り当てコネクシ
ョンであると判定し、VCIをキーとして第2テーブル
115Bを検索し(ステップ145)、第2テーブル1
15BにVCIに対応して書かれているルーティングタ
グ情報をヘッダ作成部114からセル送信バッファモジ
ュール116へ通知する(ステップ146)。セル送信
バッファモジュール116では、セルヘッダ作成部11
4から通知されたルーティングタグをセル受信バッファ
モジュール111から転送されてきたセルに付加し、バ
ッファリングを行う(ステップ147〜148)。
【0060】なお、第1テーブル115Aの情報は、以
下に示す2つの契機で設定・更新される。
【0061】(1)セル転送装置がネットワークにブー
トするとき。
【0062】(2)ルーティング制御によりセルの転送
経路が変更されるとき。
【0063】一方、第2テーブル115Bの情報は、以
下に示す2つの契機で設定/更新される。
【0064】(3)コネクションが設定されるとき(コ
ネクションが解放されるときには情報エントリから情報
が削除される)。
【0065】(4)ルーティング制御によりセルの転送
経路が変更されるとき。
【0066】(実施例5)次に、コネクションオリエン
テッドコネクションについて説明する。コネクションオ
リエンティッドコネクションには、実施例4で説明した
2種類のコネクションタイプ、すなわちピーク割り当て
コネクションとNo−QOSコネクションが存在し、そ
れぞれのタイプに対してルーティング制御の動作が異な
る。従って、それぞれの制御に対して異なるプロセスが
対応する。
【0067】<ピーク割り当てコネクション>ピーク割
り当てコネクションの経路選択は、動的ではあるが、コ
ネクションの設定手続き中にのみ行われる。図15は、
ピーク割り当てコネクションの設定手順を示すフローチ
ャートである。コネクション設定要求が発生すると(ス
テップ151)、最適の経路であると判断された経路に
沿って帯域の確保が試みられ、ステップ152で選択さ
れた経路に沿って帯域が確保可能かどうかが判断され、
可能と判断された時にのみコネクションの設定が行われ
(ステップ153)、可能でなければコネクション設定
要求は却下される(ステップ154)。
【0068】ステップ152においてコネクションが設
定可能であると判断された時には、各セル交換ノードの
入力処理モジュールに設けられた図11のルーティング
タグ検索用の第2テーブル115Bの設定を行う。具体
的には、対応する宛先端末のVPIエントリの部分に、
コネクション設定を行うVCIエントリおよびルーティ
ングタグ情報を登録する。通信が複数のATM−LAN
にまたがるときには、IWU内の図8のヘッダ解析部8
3のVCI/VPI書き換えテーブル85のエントリ情
報を登録する。
【0069】IWUにおけるVCI/VPI書き換えテ
ーブル85およびセル交換ノードにおけるテーブル11
5a,115Bのエントリ情報は、コネクション切断要
求が発生した時に登録を抹消する(図16のステップ1
5A〜15B)。
【0070】登録されたルーティング情報は、特別な状
況(例えばリンク故障)以外は、コネクションが切断さ
れるまで更新されない。新たに設定されるコネクション
の経路は、ネットワークの最新の情報を基に選択される
ので、同じ宛先/送信元の通信でも異なった経路が設定
される場合がある。
【0071】インターネットレベル(上位ネットレベ
ル)のルーティング制御では、どのサブネットを経由ネ
ットワークとするかという制御情報がネットワークの状
況に応じて更新される。すなわち、コネクションの設定
に際して適切なサブネット、つまり適切なIWUが選択
される。一旦IWUが選択されると、セル交換ノードの
ルーティングテーブルは、コネクション設定中はピーク
割り当てコネクションに対しては変更されないので、常
に同じ経路を経由してセルの転送が行われる。ルートの
設定は、コネクションの設定時に行われるので、同じ宛
先/送信元でも、設定時期が異なれば異なる経路、すな
わちサブネット内の経路またはサブネットを経由する経
路をとる場合がある。
【0072】また、ATM−LAN内部でのルーティン
グ制御は、セル交換ノードをルーティング制御上のノー
ドとして設定することも可能であるが、より良いロード
バランシングを行うために、各入力ポートおよび各出力
ポートをルーティング制御上のノードとして定義する。
つまり、ある入力ポートからある出力ポートへの最適経
路の検索が行われる。従って、入力ポートおよび出力ポ
ートの少なくとも一方が異なれば、これらがたとえ同じ
セル交換ノードに属していても、異なる経路を選択する
ことができる。
【0073】<No−QOSコネクション>No−QO
Sコネクションのルーティング制御はコネクション毎で
はなく、セル毎に行うように設定する。No−QOSコ
ネクションは、VCIのマスキング後、No−QOSコ
ネクションと判断されれば、VPIに対応したルーティ
ングタグが付加される。このVPIに対応したルーティ
ングタグ情報は、ネットワークの状況に応じて動的に更
新される構成にする。つまり、No−QOSコネクショ
ンのルーティングに対する制御を行っているプロセス
は、ルーティング情報が変更された時には、セル交換ノ
ード内の図11に示した第1テーブル115A上のルー
ティングタグエントリ情報を変更する。従って、一つの
コネクションに属するセルが異なる経路を通って宛先の
セル転送装置あるいはIWUに転送される場合がある。
【0074】なお、ATM−LANにまたがるコネクシ
ョンは、転送されるべきIWUおよびVCI/VPIの
値自体は変化しないので、IWU内のVCI/VPI書
き換えテーブル85は変更せずに問題なくセルの転送が
実現される。VCI/VPI情報は変化せず、経路のみ
が変更される。つまり、No−QOSコネクションのル
ーティング制御を行うプロセスでは、経路の変更が必要
な時に必要なテーブル115Aの情報を変更する。
【0075】ATM−LAN内部でのルーティング制御
は、セル交換ノードをルーティング制御上のノードとし
て設定することも可能であるが、より良いロードバラン
シングを行うために、各入力ポートおよび各出力ポート
をルーティング制御上のノードとして定義する。つま
り、ある入力ポートからある出力ポートへの最適経路の
検索が行われる。したがって、入力ポートおよび出力ポ
ートの少なくとも一方が異なれば、これらがたとえ同じ
セル交換ノードに属していても、異なる経路を選択する
ことができる。
【0076】(実施例6)次に、コネクションレス通信
用コネクションについて説明する。コネクションレス通
信のためのセルの転送には、No−QOSコネクション
を用いる。すなわち、ATM−LAN内部での宛先セル
転送装置へのセルの転送には、予め設定されたNo−Q
OSコネクションを用いる。具対的なセルの転送経路
は、実施例5で説明したコネクションオリエンティッド
コネクションにおけるNo−QOSコネクションの場合
と同じであり、ATM−LAN内部でのセルの転送経路
は動的に変更することができる。
【0077】ATM−LANにまたがるネットワークレ
ベル(上位ネットワークレベル)で実行されるルーティ
ング制御は、コネクションオリエンティッドの場合の制
御と基本的には同じである。ルーティング制御上のノー
ドとして、サブネットおよびCLS(コネクションレス
サーバ)を定義することになる。
【0078】(実施例7)次に、ルーティング制御につ
いて説明する。図17に、ATMインターネットの構成
例を示した。各サブネット(ATM−LAN)161〜
165,16C〜16Fは網間接続装置(IWU)16
6〜169,16A,16Bを介して相互接続されてい
る。各サブネット161〜165内の構成は、上位のサ
ブネットの相互接続形態とは全く独立に決めることがで
きる。本実施例は2階層の構成を示しているが、さらに
多階層の構造をとることも可能である。以下では、2階
層の場合について説明する。
【0079】図18に、上位網のルーティング制御を行
う時のネットワーク構成の概念図を示した。下位ネット
ワークであるサブネット16C〜16Fの構成は完全に
隠蔽され、サブネットワークを一つのノードとして見
る。図18のようなネットワーク構成はコネクションの
カテゴリ毎に構成され、それぞれに対応したルーティン
グ制御プロトコルが動作する。例えば、コネクションオ
リエンティッドコネクションに対するルーティング制御
は、コネクションの設定/解放毎に、つまりコネクショ
ン・バイ・コネクションで実行され、経路の選択は余り
の帯域幅などを基にして実行される。
【0080】一方、コネクションレス通信用コネクショ
ンに対するルーティング制御は、従来のデータ通信のよ
うにセル毎に、つまりセル・バイ・セルで実行され、経
路選択はセル廃棄率などを基にして実行される。
【0081】なお、ルーティング制御に必要なノード
(図18ではサブネットが直接ノードに対応している)
は、コネクションのカテゴリ毎に任意に定義することが
可能である。例えば、以下のような実体を基にネットワ
ークの構成を定義することができる。
【0082】(1)サブネット(物理的な実体) (2)論理的サブネット (3)サーバ(例:コネクションレスサーバ) 下位ネットで定義されるノードは、ある空間を構成する
ことができ、その空間の構成は上位ネットからは完全に
隠蔽される。上位ネットで定義されるノードに到達した
後の情報は、下位ネットのルーティング制御に従ってル
ーティングされる。本実施例では、図19に示すように
ATM−LANの構成を下位ネット16C〜16Fの構
成とし、下位ネット内部のルーティング制御は下位ネッ
トに閉じる構成とする。
【0083】各階層のネットワーク内でのルーティング
制御に必要なアドレス情報は、アドレス空間情報(例え
ばアドレス空間マスク)である場合と、アドレス点情報
(アドレスシンボル)である場合とがある。つまり、ル
ーティング制御に必要なノードは、物理的に一つのエン
ティティでは必ずしもなく、ある階層のネットワークレ
ベルで定義されたノードであればよい。
【0084】ルーティング制御は、ルーティング制御を
行う対象毎に別々のポリシーに基づいて実行させること
ができる。つまり、一つの階層ネットワーク上で異なる
ルーティング制御が動作することができる。
【0085】また、定義される階層ネットワークの構成
(ノードの定義方法)も、ルーティング制御を行う対象
毎に定義することができる。つまり、扱う階層レベルが
同じでも、異なるネットワーク構成をとることが可能で
ある。例えば、コネクションオリエンティッド通信に対
しては、物理的なサブネットがノードに対応するが、コ
ネクションレス通信に対しては、コネクションレスサー
バがサービスするサブネット(複数の物理的サブネット
が一つのサブネットとして扱われる)をノードとして、
ネットワークの構成を定義してルーティング制御を行
う。
【0086】ルーティング制御の実際の動作手順も、制
御対象毎に異ならせることが可能である。例えば、コネ
クションレス通信に対しては、ネットワークの状態に応
じて随時ルーティングテーブルの変更を行い、コネクシ
ョンオリエンティッド通信に対しては、コネクションの
設定時の経路の検索がネットワークの状態に応じてルー
ティングテーブルの変更を行うなどということが実現可
能である。
【0087】(実施例8)次に、アドレスリゾュリーシ
ョン手続きの実現法について説明する。
【0088】まず、従来のシステムにおけるアドレスレ
ゾリューション手続の実現法について述べる。従来のア
ドレスリゾリューション手続きは、一般的にイーサーネ
ットで実現されている、IPアドレスとイーサーネット
のMACアドレスのマッピングが挙げられる。他にイン
ターネットで行われているインターネットアドレスから
IPアドレスのマッピングなども挙げられる。
【0089】イーサーネットでは、アドレスを獲得する
プロトコルとしてアドレスレゾリューションプロトコル
(ARP)および逆アドレスレゾリューションプロトコ
ル(RARP)が定義されている。ARPでは、IPア
ドレス情報を含んだARP要求パケットがNIS(Netw
ork Information Server)、あるいはブロードキャスト
チャネルを介して宛先端末に送られる。要求パケットを
受けとったNISあるいは宛先端末は、MACアドレス
情報をARP要求を行った端末に返送する。同様に、R
ARPではRARP要求端末のMACアドレス情報を含
んだパケットがネットワークに投入され、NISあるい
は宛先端末が該当するIPアドレス情報を含んだパケッ
トを返送する。NISのアクセスは、ブロードキャスト
チャネルを用いる場合とポイント−ポイントチャネルを
用いることができる。
【0090】一方、宛先端末のアクセスには、ブロード
キャストチャネルを用いる。また、NISおよび目的端
末からの返答には、ブロードキャストチャネルを用いる
場合とポイント−ポイントチャネルを用いる場合の2つ
がある。
【0091】本実施例では、VPIルーティングの実施
例について説明する。まず、NISを用いた方法につい
て述べる。NISのアクセスには、ブロードキャストチ
ャネルを用いる場合と、ポイント−ポイントチャネルを
用いる場合の2つがある。NISは、少なくとも図20
に示したような情報テーブル、またはこれらの情報エン
トリを持つさらに大きな情報テーブルを記憶する手段を
備えており、ARPあるいはRARP要求セルの到着に
対して検索を行う。ARPでは、論理アドレスが与えら
れ、これをキーにしてVPIの検索を行う。従来のB−
ISDNでこれを行うことは不可能である。従来のB−
ISDNではARPを行うことは、すなわちコネクショ
ンの設定を行うことになってしまうからである。すなわ
ち、従来のB−ISDNでは、コネクションが設定され
ないと任意のインタフェース点にセルを転送するための
VCI/VPIは設定されない。
【0092】なお、PVCを設定しておけばARP手順
を行うことも可能と考えられるが、VCI/VPIがイ
ンタフェース点で一意のものであるので、NISが持つ
テーブルの情報検索キーが、宛先の端末の論理アドレス
だけではなく、ARP要求を行っている端末自身の論理
アドレスとなる必要がある。すなわち、図21に示すよ
うに管理情報テーブルの大きさが少なくとも収容端末数
の2乗に比例して実施例のテーブル量よりも大きくな
る。
【0093】次に、RARP要求に対してはVPI番号
をキーにして検索が行われる。RARPセルには解析し
て欲しい端末の論理アドレスが書かれており、NISは
VPIで検索する。検索結果はRARP応答セルに書き
込まれ、ブロードキャストセルあるいはポイント−ポイ
ントセルを用いてRARP要求端末に返答される。な
お、従来のB−ISDNではRARP手順は意味がない
し、実現できない。RARP手続きによって、ネットワ
ーク内部の任意の端末はネットワーク内の任意の端末の
論理アドレスをVPIアドレスから獲得することができ
る。
【0094】宛先端末が自分でARP/RARP要求を
処理する方法について説明する。その場合、端末は自分
が持っているVPI番号および論理アドレス情報を記憶
する機能を備えており、ARP/RARP要求セルを受
け取ると、ARPのときには論理アドレスに対応するV
PI番号を、RARPの場合にはVPI番号に対応する
論理アドレスをそれぞれ返答セルに入れ込む。
【0095】(実施例9)次に、ネットワーク構成要素
のブート手続きについて説明する。このブート手続は、
ネットワーク構成要素がネットワークに接続されるとき
の立ち上げ操作である。図22に、ネットワークのブー
ト手続きに必要な構成要素を示した。まず、ネットワー
クの管理制御に必要な構成要素以外の一般のネットワー
ク構成要素のブート手続きについて説明する。図23
に、この場合のネットワーク構成要素のブート手続きを
示す。ネットワーク構成要素238は、VPI割り当て
サーバ239(225)に対して、VPI割り当て要求
をそのブートプロセスの中で送る。
【0096】メッセージの送信方法には、以下に示すよ
うに(1) ブロードキャストを用いる方法と、(2) メタシ
グナリングチャネルを用いる方法、(3) 予め定義したV
PI割り当てサーバのVPを用いる方法がある。
【0097】ここで、各ネットワーク構成要素、ユーザ
ー側のインタフェースモジュール、UNIのモジュール
(UNIインタフェースモジュール)として、ネットワ
ークで一意なアドレスが割り付けられている必要があ
る。また、VPI割り当てサーバに対して送られるVP
I割り当て要求メッセージの中には、少なくともUNI
のモジュール(UNIインターフェースモジュール)の
アドレス情報、例えばノードID+ポートIDが含まれ
ている必要がある。これは、ブート要求を行っているネ
ットワーク構成要素が接続されているセル交換ノードの
ポートを識別する必要があるからであり、このアドレス
情報はルーティングテーブルの設定に必ず必要な情報で
ある。
【0098】例えば、セル交換ノードのUNIインタフ
ェース点のインタフェースボードにATMインタフェー
スボードを介してセル転送装置がネットワークに接続さ
れている例では、セル転送装置のVPI獲得要求セルの
中には、少なくともセル転送装置が接続している物理的
な位置をネットワークが識別するためのアドレス情報、
例えばUNIインタフェース点のインタフェースボード
の物理アドレス情報が含まれている。例えば、UNIイ
ンタフェースモジュールでアドレス情報を書き込む。な
お、このようなアドレス情報に代えてネットワークが識
別可能な論理アドレスを用いても構わない。
【0099】(1)ブロードキャストチャネルを用いる
方法。
【0100】これには2つの方法が考えられる。
【0101】(1-1) 全てブロードキャストチャネルを用
いてプロトコル処理を行う。
【0102】(1-2) ブロードキャストチャネルは、VP
割り当てサーバのVPを見つけるためのチャネルとして
用いる。
【0103】(2)メタシグナリングチャネルを用いる
方法。
【0104】これも2つの方法が考えられる。
【0105】(2-1) 全てメタチャネルを用いてプロトコ
ル処理を行う。
【0106】(2-2) メタチャネルは、VP割り当てサー
バのVPを見つけるためのチャネルとして用いる。
【0107】(3)VPI割り当てサーバのVPを予め
定義しておき、このVPチャネルを用いる方法。
【0108】VPIの獲得要求セルを受け取ったVPI
割り当てサーバ239(225)は、VPIが割り当て
可能ならばルーティングテーブルの設定を必要なルーテ
ィング設定サーバ23A(224)に依頼する(23
2)。もし、VPI資源がなければ、VPIの獲得要求
を拒絶する(235)。少なくとも一つのルーティング
テーブル設定サーバ23Bは、ルーティングテーブルの
設定が完了すると、ルーティングテーブル設定完了メッ
セージ(23D/233)をVPI設定サーバに転送す
る。メッセージ233を受け取ったVPI設定サーバ
は、VPI割り当て完了メッセージ(234)を転送す
る。但し、メッセージ234には割り当てたVPI情報
を含ませることも可能である。また、ルーティングテー
ブルの設定が失敗したときには、ルーティングテーブル
設定拒否メッセージ(236)およびVPI割り当て拒
否メッセージ(237)が転送される。
【0109】以上の手続きにより、ブートを行うネット
ワーク構成要素にVPIが割り当てられる。
【0110】次に、ネットワーク構成要素の中でも、セ
ル交換ノードやVPI割り当てサーバなどのネットワー
ク本体を構成する要素のブート手続きについて説明す
る。通信チャネルを確立するために、まず少なくとも一
つのVPI割り当てサーバ225と、少なくとも一つの
ルーティングテーブルサーバ(RTサーバ)224の間
のコネクションを設定する必要がある。
【0111】その他のネットワーク施設のブート手続き
は、通常のセル転送装置のブート手続きと全く同じもの
で実現可能である。通常、RTサーバ234は各セル交
換ノードにあるが、スイッチの外にある場合もある。ま
た、VPIサーバ225は通常、ネットワーク内に1つ
あれば十分ではあるが、信頼性の向上を負荷の分散のた
めに、複数個設けられる場合がある。
【0112】ネットワーク内におけるサーバは、種々の
組み合わせで存在する。但し、ブロードキャストのため
のルーティングテーブル設定およびVPIの設定は、予
め行われているものとする。また、メタシグナリングチ
ャネルを持つシステムでは、メタチャネルのVPIの設
定およびルーティングテーブルの設定は予め行われてい
るものとする。サーバの種々の組み合わせの場合につい
て、ブート手続きの具体例を示す。
【0113】(1)VPIサーバ/RTサーバがそれぞ
れ一つだけネットワークに存在する場合。
【0114】ネットワーク内にはサーバがそれぞれ1つ
しかないので、まず2つのサーバが通信できるように、
セル交換ノードのセル転送テーブル(ルーティングテー
ブル)の設定を行う。これには以下の方法がある。
【0115】(1-1) ブロードキャストチャネルを用い
る方法。
【0116】VPIサーバ225は、まず後に述べる方
法を用いて各セル交換ノードのルーティングテーブルの
制御を行うプロセッサ227,228,229をアクセ
スするための物理アドレスを獲得する。この物理アドレ
スは、ATMレイヤアドレス以外のアドレスであり、例
えばセル交換ノード内部のプロセスのポートの物理アド
レスである。これはスイッチを識別するための識別子を
獲得するARP的手法といえる。但し、物理アドレスの
代わりにネットワークレイヤアドレスのようなネットワ
ークレベルでのユニーク性を保証可能なアドレスであれ
ば、これを利用することもできる。
【0117】VPIサーバ225は、ブロードキャスト
チャネルを用いてRTサーバ224にルーティングテー
ブルの設定を依頼する。このとき、VPIサーバ225
は自分自身のVPI番号を自分で設定する。このメッセ
ージの中には、VPIサーバ225が接続されているセ
ル交換ノードのポート22Bのアドレスが少なくとも書
き込まれている必要がある。
【0118】RTサーバ224は、ネットワーク内の全
てのセル交換ノード221〜223からのルーティング
テーブルの設定完了メッセージをブロードキャストチャ
ネルを介して受け取った後、VPIサーバ225へルー
ティングテーブルの設定完了メッセージを返す。
【0119】以下、RTサーバからVPIサーバ225
へのルーティングテーブル設定完了メッセージは、同様
に全てのスイッチノードのテーブル設定完了メッセージ
を受信した後に行うこととする。また、この設定の確認
のためのプロトコルは、タイムアウトなどの信頼性を確
保するためのプロトコルを利用することができる。さら
に、何回かのトライの後でも設定完了が確認されないと
きには、それをVPIサーバ225に通知する。
【0120】VPIサーバ225がネットワーク内には
自分だけ存在せず、またVPIを割り振られた構成要素
が自分しかいないので、必ずVPIのバッティングは発
生しないことが保証されている。なお、他にVPIサー
バがいないことを確認するために、VPIサーバの存在
確認プロトコルを持つことも可能である。他のVPIサ
ーバが既にネットワーク内に存在するときには、そのV
PIサーバはブートさせない。
【0121】また、VPIサーバ225は予め集めたス
イッチのアドレス情報、すなわちセル交換ノード自身の
アドレスおよび各ポートのアドレス情報をブロードキャ
ストチャネルを用いてRTサーバに転送しておく。さら
に、RTサーバはルーティングプロトコルを動作させ、
任意のポート間の経路をブロードキャストチャネルを利
用しして指定することができる。
【0122】また、ネットワークのコンフィグレーショ
ン情報は、予めネットワークの管理者が設定するか、あ
るいは、ルーティングプロトコルのようなネットワーク
プロトコルを動作させて獲得しておくことができる。
【0123】上記の手続き(プロトコル)により、VP
IサーバからVPI設定要求を受け取ったRTサーバ
は、各セル交換ノードにVPIサーバへのセル転送のた
めのテーブル設定を行う。これにより、VPIサーバへ
の経路が確保される。
【0124】次に、RTサーバへのセル転送のためのル
ーティングテーブルの設定とVPIの割り当てを行う。
RTサーバは、設定されたVPIサーバのVPIあるい
はブロードキャストチャネルを用いてVPIサーバにV
PIの獲得要求を行う。
【0125】VPI獲得要求を受け取ったVPIサーバ
はVPを割り当て、ブロードキャストチャネルを用い
て、RTサーバにルーティングテーブルの設定要求を行
う。
【0126】ルーティングテーブルの設定要求を受け取
ったRTサーバは、ブロートキャストチャネルを用い
て、各セル交換ノードのルーティングテーブルの設定を
行う。具体的には、例えばVPIサーバへのルーティン
グテーブルの設定と同じように、セル交換ノードの識別
子を用いて、ルーティングテーブル設定プロセッサをア
クセスする。
【0127】ルーティングテーブルの設定の完了が確認
されると、VPIサーバへRTサーバからルーティング
テーブル設定完了メッセージが通知される。
【0128】次に、RTサーバは各セル交換ノードのル
ーティングテーブルの制御を行うプロセッサモジュール
へのアクセステーブルの設定のために、VPIサーバに
対して、各セル交換ノードにあるルーティングテーブル
制御用プロセッサモジュールのためのVPI獲得要求を
順次行う。VPI獲得要求は、ブロードキャストチャネ
ルあるいは既に設定されたチャネルの両方を用いて行う
ことができる。
【0129】VPI獲得要求を受け取ったVPIサーバ
は、RTサーバにルーティングテーブルの設定要求を行
う。RTサーバは、ブローキャストチャネルを用いてル
ーティングテーブルの設定を行う。
【0130】なお、既にVPIによる経路設定を行った
セル交換ノードのプロセッサのアクセスには、ブロード
キャストチャネルを用いる方法と、設定されたチャネル
を用いる方法の2つがある。
【0131】以上の手順により、VPIサーバ、RTサ
ーバ、各セル交換ノードにあるルーティングテーブル設
定プロセッサ間の通信経路が設定される。
【0132】以降、これら3者の通信は設定した通信チ
ャネルを通して行うことができる。勿論、ブロードキャ
ストチャネルを用いることも可能である。以降の通信に
ブロードキャストチャネルを用いるのは、通信に異常が
検出された場合とするのが適切である。
【0133】また、本例は順次VPIサーバ、RTサー
バ、各セル交換ノードにあるルーティングテーブル設定
プロセッサ間の通信経路を設定したが、最初のVPIサ
ーバへの経路設定の手順の中で、最初、VPIサーバが
3者全てのルーティングテーブルの設定要求を行うこと
も可能である。
【0134】さらに、3者(あるいは2者)が同じとこ
ろに存在するときには、ネットワークを介さずに通信を
行うことができ、メッセージの受け渡しを直接行うこと
ができる。
【0135】(1-2) メタシグナリングチャネルを用い
る方法。
【0136】RTサーバは、メタシグナリングチャネル
が終端するポイントから直接にアクセスされるような構
成になっておく必要がある。なお、メタシグナリングチ
ャネルをリレーイングして、RTサーバにアクセスする
とも可能である。3者のアクセスのためのルーティング
テーブルは設定されておく必要がある。
【0137】(1-3)既設定チャネルを用いる方法。
【0138】3者のサーバを結ぶチャネルが予め設定さ
れている場合である。従って、予めセル交換ノードのど
のポートに各サーバが設置されるべきかが指定されてい
る。ブート時には、動作の確認作業だけが行われる。
【0139】(2)VPIサーバが1つだけ、RTサー
バが複数個それぞれネットワークに存在する場合。
【0140】ここで、RTサーバが複数存在するケース
としては、(a) RTサーバが協調分散的にルーティング
テーブルの設定情報を管理/制御する場合、(b) RTサ
ーバは基本的にネットワーク内のルーティング情報を管
理しており、信頼性の向上のためにマスタースレーブモ
デルのように複数個存在する場合の二つがある。
【0141】(2-1) ブロードキャストチャネルを用い
る方法。
【0142】VPIサーバはまず、各セル交換ノードの
ルーティングテーブルの制御を行うプロセッサをアクセ
スするための物理アドレスを獲得する。すなわち、セル
交換ノードを識別するための識別子を獲得する。
【0143】VPIサーバはブロードキャストチャネル
を用いて、RTサーバにルーティングテーブルの設定を
依頼する。このとき、VPIサーバは自分自身のVPI
番号を自分で設定する。
【0144】VPIサーバと通信を行うRTサーバは、
ネットワーク内の全てのセル交換ノード内のルーティン
グテーブルの設定完了メッセージをブロードキャストチ
ャネルを介して受け取った後、VPIサーバへルーティ
ングテーブルの設定完了メッセージを返す。
【0145】以下、RTサーバからVPIサーバへのル
ーティングテーブル設定完了メッセージは、同様に全て
のセル交換ノードのテーブル設定完了メッセージを受信
した後に行うこととする。また、この設定の確認のため
のプロトコルは、タイムアウトなどの信頼性を確保する
ためのプロトコルを利用することができる。さらに、何
回かのトライの後でも設定完了が確認されないときに
は、それをVPIサーバに通知する。
【0146】マスタースレーブ型のRTサーバの場合、
VPIサーバはネットワーク内のどれかのRTサーバを
アクセスし、一方、協調分散型の場合、VPIサーバは
最初に通信するRTサーバをアクセスする。
【0147】協調分散型の場合、VPIサーバはアクセ
スしたRTサーバを通して全てのRTサーバをアクセス
しているのと等価である。なお、協調分散型の場合に
は、全てのRTサーバ間の通信、つまりブートのための
通信は、ブロードキャストチャネルを介して行われる。
また、協調分散型の場合、RTサーバは基本的に各スイ
ッチに1つずつ存在し、クラスター型の管理であれば複
数のスイッチに1つずつ存在する。
【0148】VPIサーバはネットワーク内に自分だけ
しか存在しない、つまりVPIを割り振られた構成要素
が自分しか存在しないので、必ずVPIのバッティング
は発生しないことが保証されている。なお、他にVPI
サーバが存在しないことを確認するために、VPIサー
バの存在確認プロトコルを持つことも可能である。ま
た、VPIサーバは予め集めたセル交換ノードのアドレ
ス情報(セル交換ノード自身のアドレスおよび各ポート
のアドレス情報)をブロードキャストチャネルを用いて
RTサーバに転送しておく。さらに、RTサーバはルー
ティングプロトコルを動作させ、任意のポート間の経路
を指定することができる。
【0149】VPIサーバからVPI設定要求をを受け
取ったRTサーバは、各セル交換ノドにVPIサーバへ
のセル転送のためのテーブル設定を行う。これにより、
VPIサーバへの経路が確保される。
【0150】次に、RTサーバへのセル転送のためのル
ーティングテーブルの設定とVPIの割り当てを行う。
RTサーバは、設定されたVPIサーバのVPIあるい
はブロードキャストチャネルを用いて、VPIサーバに
VPIの獲得要求を行う。
【0151】VPI獲得要求を受け取ったVPIサーバ
はVPIを割り当て、ブロードキャストチャネルを用い
て、RTサーバにルーティングテーブルの設定要求を行
う。ルーティングテーブルの設定要求を受け取ったRT
サーバは、ブロートキャストチャネルを用いて各セル交
換ノードのルーティングテーブルの設定を行う。すなわ
ち、VPIサーバへのルーティングテーブルの設定と同
様に、セル交換ノードの識別子を用いてルーティングテ
ーブル設定プロセッサをアクセスする。なお、ルーティ
ングテーブルの設定プロセッサがRTサーバと同じ場所
にあるとき、つまりネットワークを介さずに通信可能な
ときには、ネットワークを介さずにアクセスすることが
可能である。
【0152】ルーティングテーブルの設定の完了が確認
されると、VPIサーバへRTサーバからルーティング
テーブル設定完了メッセージが通知される。
【0153】次に、RTサーバは、各セル交換ノードの
ルーティングテーブルの制御を行うプロセッサモジュー
ルへのアクセステーブルの設定のために、VPIサーバ
に対して、各セル交換ノードにあるルーティングテーブ
ルの制御を行うプロセッサモジュールのためのVPI獲
得要求を順次行う。VPI獲得要求は、ブロードキャス
トチャネルあるいは既に設定されたチャネルの両方を用
いることができる。
【0154】VPI獲得要求を受け取ったVPIサーバ
は、RTサーバにルーティングテーブルの設定要求を行
う。RTサーバは、ブローキャストチャネルを用いてル
ーティングテーブルの設定を行う。
【0155】なお、既にVPIによる経路設定を行った
セル交換ノードのプロセッサのアクセスには、ブロード
キャストチャネルを用いる方法と、設定されたチャネル
を用る方法の2つがある。
【0156】以上の手順により、VPIサーバ、RTサ
ーバ、各セル交換ノードにあるルーティングテーブル設
定プロセッサ間の通信経路が設定される。以降、これら
3者の通信は設定した通信チャネルを通して行うことが
できる。勿論、この以降の通信にはブロードキャストチ
ャネルを用いることも可能である。以降の通信のブロー
ドキャストチャネルを用いるのは、通信に異常が検出さ
れた場合とするのが適切である。
【0157】また、本実施例は順次VPIサーバ、RT
サーバ、各セル交換ノードにあるルーティングテーブル
設定プロセッサ間の通信経路を設定したが、最初のVP
Iサーバへの経路設定の手順の中で、最初にVPIサー
バが3者全てのルーティングテーブルの設定要求を行う
ことも可能である。さらに、3者あるいは2者が同じと
ころに存在するときには、ネットワークを介さずに通信
を行うことができ、メッセージの受け渡しを直接行うこ
とができる。
【0158】(2-2) メタシグナリングチャネルを用い
る方法。
【0159】RTサーバは、メタシグナリングチャネル
が終端するポイントから直接にアクセスされるような構
成になっている必要がある。なお、メタシグナリングチ
ャネルをリレーイングして、RTサーバにアクセスする
とも可能である。3者のアクセスのための、ルーティン
グテーブルは設定されている必要がある。
【0160】(2-3)既設定チャネルを用いる方法。
【0161】3者のサーバを結ぶチャネルが予め設定さ
れている場合である。従って、予めセル交換ノードのど
のポートに各サーバが設置されるべきかが指定されてい
る。ート時には、動作の確認作業だけが行われる。
【0162】(3)VPIサーバが複数個、RTサーバ
が一つだけそれぞれネットワークに存在する場合。
【0163】ここで、VPIサーバが複数個存在するケ
ースとしては、(a) VPIサーバが協調分散的にVPI
の管理を行う場合、(b) 全てのVPIサーバは基本的に
ネットワーク内のVPI資源の割り当て状況を管理して
おり、信頼性の向上のために複数個存在する場合の二つ
がある。
【0164】(3-1) ブロードキャストチャネルを用い
る マスタのVPIサーバは、まず各セル交換ノードのルー
ティングテーブルの制御を行うプロセッサをアクセスす
るための物理アドレス、すなわちスイッチを識別するた
めの識別子を獲得する。なお、マスタのVPIサーバの
決定方法は、予めマスタを管理者が決めておく方法や自
律的にマスターが決定される方法などがある。また、マ
スタのVPIサーバが故障しているとき(運用中も同様
にして解決される)には、スレーブのサーバがマスタと
なるプロトコルを用いる。なお、このプロトコルとして
は、FDDIなどで使われているプロトコルをそのまま
使うことができる。
【0165】VPIサーバはブロードキャストチャネル
を用いて、RTサーバにルーティングテーブルの設定を
依頼する。このとき、VPIサーバは自分自身のVPI
番号を自分で設定する。ネットワーク内には複数のVP
Iサーバが存在するので、VPI番号の割り当てのため
のなんらかのプロトコルが用いられる。
【0166】VPIサーバと通信を行うRTサーバは、
ネットワーク内の全てのセル交換ノードのルーティング
テーブルの設定完了メッセージをブロードキャストチャ
ネルを介して受け取った後、VPIサーバへルーティン
グテーブルの設定完了メッセージを返す。
【0167】以下、RTサーバからVPIサーバへのル
ーティングテーブル設定完了メッセージは、同様に全て
のセル交換ノードのテーブル設定完了メッセージを受信
した後に行うこととする。また、この設定の確認のため
のプロトコルは、タイムアウトなどの信頼性を確保する
ためのプロトコルを利用することができる。さらに、何
回かのトライの後でも設定完了が確認されないときに
は、それをVPIサーバに通知する。
【0168】割り当てられたVPIはブロードキャスト
チャネルを用いて通知されるので、他のVPIサーバは
ブートしたVPIサーバのVPIを認識することができ
る。
【0169】マスタのVPIサーバは予め集めたセル交
換ノードのアドレス情報、つまりセル交換ノード自身の
アドレスおよび各ポートのアドレス情報をブロードキャ
ストチャネルを用いてRTサーバに転送しておく。さら
に、RTサーバはルーティングプロトコルを動作させ、
任意のポート間の経路を指定することができる。
【0170】VPIサーバからVPI設定要求を受け取
ったRTサーバは、各セル交換ノドにVPIサーバへの
セル転送のためのテーブル設定を行う。これにより、V
PIサーバへの経路が確保される。以下、スレーブのV
PIサーバが順次VPIの獲得を行う。これにより、V
PIサーバ間の通信チャネルが設定される。
【0171】次に、RTサーバへのセル転送のためのル
ーティングテーブルの設定とVPIの割り当てを行う。
RTサーバは、設定されたVPIサーバのVPIあるい
はブロードキャストチャネルを用いて、VPIサーバに
VPの獲得要求を行う。VPI獲得要求を受け取ったV
PIサーバは、VPIを割り当て、ブロードキャストチ
ャネルを用いてRTサーバにルーティングテーブルの設
定要求を行う。
【0172】ルーティングテーブルの設定要求を受け取
ったRTサーバは、ブロートキャストチャネルを用いて
各セル交換ノードのルーティングテーブルの設定を行
う。すなわち、VPIサーバへのルーティングテーブル
の設定と同様に、セル交換ノードの識別子を用いてルー
ティングテーブル設定プロセッサをアクセスする。な
お、ルーティングテーブルの設定プロセッサがRTサー
バと同じ場所にあるとき、つまりネットワークを介さず
に通信可能なときには、ネットワークを介さずにアクセ
スすることが可能である。
【0173】ルーティングテーブルの設定の完了が確認
されると、VPIサーバへRTサーバからルーティング
テーブル設定完了メッセージが通知される。
【0174】次に、RTサーバは各セル交換ノードのル
ーティングテーブルの制御を行うプロセッサモジュール
へのアクセステーブルの設定のために、VPIサーバに
対して、各セル交換ノードにあるルーティングテーブル
の制御を行うプロセッサモジュールのためのVPI獲得
要求を順次行う。VPI獲得要求は、ブロードキャスト
チャネルあるいは既に設定されたチャネルの両方を用い
ることができる。
【0175】VPI獲得要求を受け取ったVPIサーバ
は、RTサーバにルーティングテーブルの設定要求を行
う。RTサーバは、ブローキャストチャネルを用いてル
ーティングテーブルの設定を行う。なお、既にVPIに
よる経路設定を行ったセル交換ノードのプロセッサのア
クセスには、ブロードキャストチャネルを用いる方法
と、設定されたチャネルを用いる方法の2つがある。
【0176】、設定されたRTサーバのVPIおよびセ
ル交換ノードのルーティングテーブル設定プロセッサの
VPIは、設定番号がブロードキャストされるか、ある
いはVPIサーバ間の通信プロトコルによって全てのV
PIサーバに最終的には通知される。また、VPIサー
バの獲得は通常のVPIサーバ獲得アルゴリズムを使う
ことも可能である。
【0177】以上の手順により、VPIサーバ、RTサ
ーバ、各セル交換ノードにあるルーティングテーブル設
定プロセッサ間の通信経路が設定される。以降、これら
3者の通信は設定した通信チャネルを通して行うことが
できる。勿論、ブロードキャストチャネルを用いること
も可能である。以降の通信のブロードキャストチャネル
を用いるのは、通信に異常が検出された場合とするのが
適切である。
【0178】また、本例は順次VPIサーバ、RTサー
バ、各セル交換ノードにあるルーティングテーブル設定
プロセッサ間の通信経路を設定したが、最初のVPIサ
ーバへの経路設定の手順の中で、最初VPIサーバが3
者全てのルーティングテーブルの設定要求を行うことも
可能である。さらに、3者あるいは2者が同じところに
存在するときには、ネットワークを介さずに通信を行う
ことができ、メッセージの受け渡しを直接行うことがで
きる。
【0179】(3-2) メタシグナリングチャネルを用い
る方法。
【0180】RTサーバは、メタシグナリングチャネル
が終端するポイントから直接にアクセスされるような構
成になっておく必要がある。なお、メタシグナリングチ
ャネルをリレーイングして、RTサーバにアクセスする
ことも可能である。3者のアクセスのための、ルーティ
ングテーブルは設定されておく必要がある。
【0181】(3-3)既設定チャネルを用いる方法。
【0182】3者のサーバーを結ぶチャネルが予め設定
されている場合である。従って、予めセル交換ノードの
どのポートに、各サーバが設置されるべきかが指定され
ている。ブート時には、動作の確認作業だけが行われ
る。
【0183】(4)VPIサーバ/RTサーバがそれぞ
れ複数個ずつネットワークに存在する場合。
【0184】(4-1) ブロードキャストチャネルを用い
る方法。
【0185】上記の2つの方法を組み合わせた方式であ
る。ブート手順は上記2つの方法をの組み合わせた形で
行われることになる。
【0186】(4-2) メタシグナリングチャネルを用い
る方法。
【0187】RTサーバは、メタシグナリングチャネル
が終端するポイントから直接にアクセスされるような構
成になっておく必要がある。なお、メタシグナリングチ
ャネルをリレーイングして、RTサーバにアクセスする
とも可能である。3者のアクセスのための、ルーティン
グテーブルは設定されておく。
【0188】(4-3)既設定チャネルを用いる方法。
【0189】3者のサーバを結ぶチャネルが予め設定さ
れている場合である。従って、予めセル交換ノードのど
のポートに各サーバが設置されるべきかが指定されてい
る。ブート時には、動作の確認作業だけが行われる。
【0190】(実施例10)次に、セル転送装置のブー
ト手続きについて説明する。セル転送装置は、ネットワ
ークに参加するときには、ブート手続きを行う。すなわ
ち、セル転送装置はある宛先のセル転送装置と通信を行
う前に、ネットワークに対してブート手順要求を行い、
これにより以降コネクション設定が可能となる。
【0191】本実施例のシステムにおけるブート手順
は、基本的にはセル転送装置のアクセスアドレスである
VPIの獲得と、ネットワーク内のセル交換ノードにあ
るセル転送のためのルーティングテーブルの設定であ
る。これら手続きは、ネットワークの管理者が手作業で
設定することも可能であるが、以下では、上で説明した
サーバ、つまりVPIサーバおよびRTサーバがアドレ
スの割り当ておよび各セル交換ノードのルーティングテ
ーブル設定を行う。
【0192】セル転送装置は、ブート時にメタチャネル
あるいはブロードキャストチャネルあるいは定義された
チャネルを用いてVPIサーバにブートセルを転送す
る。ブートセルの中には、ブートしたいセル転送装置の
物理アクセスアドレスや論理アドレス情報が書き込まれ
ている。ブートセルを受け取ったVPIサーバは、ネッ
トワーク内で他に使われていないVPIを割り当て、セ
ル転送装置に通知する。なお、割り当てるべきVPIが
ないときには、ブート要求は拒絶される。
【0193】VPIサーバはVPIの割り当て通知を行
うとともに、セル交換ノードのルーティングテーブル設
定要求をRTサーバに行う。なお、割り当てたVPIの
通知は、RTサーバからルーティングテーブルの設定が
終了したことを確認した後に行っても良いし、確認を行
う前でも良い。VPIサーバは、ブート要求を許可され
たセル交換ノードの物理アドレス、例えばセル交換ノー
ド番号+ポート番号の情報をもらい、ネットワーク内の
ブート要求を今許可されたセル交換ノード以外の任意の
ポートから、ブート要求を今許可されたセル転送装置へ
のセルの転送のためのルーティングテーブル情報の設定
を行う。すなわち、ネットワーク内部の任意のポートか
ら、割り当てられたVPI番号を持つセルなら必ずその
VPI番号を割り当てられたセル転送装置へセルが転送
されるように、ルーティングテーブルが設定される。
【0194】なお、ブロードキャストチャネルを最初の
ブートセルの転送に用いる場合や、予め設定されたチャ
ネルを用いる場合などには、ブート手続き中あるいは手
続き終了時に、VPIサーバへのアクセスチャネルを任
意のATMコネクションに変更することも可能である。
また、VPIサーバはセル転送装置がブートしたことに
伴って、情報の更新が必要なサーバへ情報の通知を行
う。例えば、VPIサーバとは別にネットワーク内部の
アドレス情報を管理しているようなサーバがあれば、こ
れにブートしたセル転送装置の物理アドレス、ATMレ
イヤアドレス、ネットワークレイヤアドレスなどの必要
な情報を提供する。
【0195】(実施例11)次に、セル転送装置の移動
時の手続きについて説明する。セル転送装置が移動した
ときには、全く新しいセル転送装置がネットワークにブ
ートするという手続きを行うことも可能であるが、ここ
では、セル転送装置があるポートから別のポートに移動
しても他のセル転送装置が持つ移動したセル転送装置に
関する情報、および移動したセル転送装置が持つ他のセ
ル転送装置をアクセスするための情報をほとんど変更す
ることなく、セル転送装置が移動することを提供する。
この機能を実現するために、少なくとも以下のいずれか
の機能をセル転送装置あるいはネットワーク内部のVP
I割り当てサーバが有する。
【0196】(1)セル転送装置が移動前に使っていた
VPI情報を記憶していて、ネットワークに再接続した
ときに、明示的に移動前に使用していたVPI番号の獲
得を指定することができる。
【0197】(2)セル転送装置は、セル転送装置をネ
ットワークに一意に識別させるための識別子を記憶して
いる。ネットワークは、この識別子の移動前に使用して
いた対応するVPI番号情報を記憶する機能を備えてお
り、セル転送装置の再接続に際し、この対応情報を用い
て移動前と同じVPI番号を割り当てる。
【0198】セル転送装置が移動するときには、移動す
ることを通知する手続きを行うか、あるいは手続きなし
に移動することができる。移動を通知しない場合には、
ネットワークは、セル転送装置の監視手段を持つかある
いは手作業あるいがコマンドの入力などの手段によっ
て、移動端末がポートを離れたことを認識する。
【0199】移動したセル転送装置は、移動先のポート
からVPIサーバに対してブートセルを出す。但し、こ
のときのブートセルは最初ブートしたときとは異なり、
移動したセル転送装置であることが分かるようになって
いる。VPIサーバは、以前と同じVPIを割り当て、
RTサーバのセルのルーティングテーブル設定を要求す
る。このようにして、移動したセル転送装置および移動
したセル転送装置以外のセル転送装置も、通信に必要な
VCI/VPI情報を全く変更することなく通信を再開
することが可能となる。
【0200】なお、セル転送装置が移動先でリブートす
るときVPIサーバに転送するブートセルは、セル転送
装置が最初にネットワークにブートするときに用いたブ
ートセルと同じにすることも可能である。このときに
は、VPIサーバがブートセルの中に書き込まれている
セル転送装置識別情報(例えばIPアドレス)から、そ
のセル転送装置が移動セル転送装置であることを認識で
きる機能を持つ。
【0201】(実施例12)次に、コネクション設定手
続きについて説明する。図24、図25、図26、図2
7および図28に、コネクション設定手続きを示した。
図24と図25は、ネットワークの内部でのコネクショ
ンの設定手順であり、図26と図27は、複数のネット
ワークにまたがってコネクションを設定する場合の手順
である。
【0202】本実施例では、VPIによってセルのルー
ティングが実現され、VPIの設定およびルーティング
テーブルの設定は、各自構成要素のブート時に設定され
るので、基本的にコネクション設定はVCIの割り当て
を行うことで完了する。
【0203】図24は、VCIの割り当て/管理サーバ
245がネットワーク内に存在する場合である。ネット
ワーク構成要素244は、以下の方法でVCI割り当て
サーバ245をアクセスする。
【0204】(1) VCI割り当てサーバのVPIを獲得
するARP手法。
【0205】(2) メタシグナリングによる方法。
【0206】ネットワーク構成要素244は、VCI獲
得要求メッセージ241をVCI割り当てサーバに転送
する。VCI獲得要求メッセージを受け取ったサーバ2
45は、VCIが割り当て可能であれば、VCIを割り
当て、ネットワーク構成要素244および246にVC
I通知メッセージを転送する。なお、ネットワーク構成
要素246(宛先装置)が設定要求を拒絶することがで
きる場合には、VCI通知243は、構成要素246か
らコネクション設定の許可通知が来たときに転送され
る。もし、構成要素246がコネクションの設定を拒絶
したときには、コネクションの拒絶メッセージがVCI
割り当てサーバ245を介して構成要素244へ通知さ
れる。但し、このときにはVCIの割り当てを行うため
の予め設定されたVCI(例えばVCI=0など)が必
要である。
【0207】図25は、ネットワーク内にVCI割り当
てサーバが存在しないか、あるいはVCI割り当てサー
バが故障している場合のコネクション設定手続きであ
る。ネットワーク構成要素251は、以下のいずれかの
方法でネットワーク構成要素252をアクセスする。
【0208】(1) ARP手法により構成要素252のV
PIを獲得する。
【0209】(2) メタシグナリングによって、構成要素
252のVPIを獲得する。
【0210】コネクションの設定要求すなわちVCIの
獲得/割り当てを実際の構成要素間で行う。但し、この
ときにはVCIの割り当てを行うための予め設定された
VCI(例えばVCI=0など)が必要である。
【0211】図26および図27は、間にIWUが介在
した場合である。サーバおよびIWUの獲得が必要な場
合には、図25の場合に示した(1)(2)の2つの方法があ
る。なお、2つ以上のネットワークにまたがったコネク
ションを設定するときには、間に存在するIWUおよび
VCIサーバの数が増加することになる。
【0212】次に、VPIの獲得方法について説明す
る。このVPIの獲得は、データネットワーク(イーサ
ネット)におけるARP(アドレス獲得プロトコル)に
対応しており、ネットワークアドレスから物理アドレス
を獲得するものである。ATM網における物理アドレス
は、本発明ではVPIに相当する。
【0213】VPIの獲得方法には、以下の2つがあ
る。
【0214】(1)ブロードキャストチャネルを用いる
方法。
【0215】ブロードキャストメッセージを用いて、A
RPメッセージをネットワークに投入する方法である。
ARPメッセージへの返答を行う方法としては、ARP
サーバが返答する方法と、該当構成要素が返答する方法
の2つがある。これらのうち一方の方法を用いてもいい
し、両方の方法を同時に使用しても構わない。信頼性の
立場からは、両方の方法を同時に用いることが好まし
い。
【0216】(2)メタシグナリングチャネルを用いる
方法。
【0217】メタシグナリングチャネルを用いて、AR
Pサーバからの返答をもらう方法である。ARPサーバ
は、ネットワークの管理装置に協調して動作する。AR
Pサーバは、信頼性確保のためマスタスレーブ型のシス
テム構成にすることも可能である。
【0218】ARP要求メッセージによってARP要求
を行った構成要素は、VPIアドレスを獲得する。但
し、プロトコルとしてはVPIアドレスのみの獲得では
なく、他の物理アドレスの獲得も可能なプロトコルであ
ることが望ましい。例えば、ネットワーク構成要素のブ
ート手続きで述べたように最初のブート時にはVPIア
ドレスすら割り当てられていない場合があるので、VP
I以外の物理アドレス、例えばホストIDやスイッチの
物理IDなども獲得できるようなプロトコルにすること
が望ましい。
【0219】次に、RARPの実現方法を説明する。R
ARPは、自分の物理アドレスは認識しているが、ネッ
トワークアドレスが分からないときのアドレス獲得方法
であり、以下の2つの方法がある。
【0220】(1)ブロードキャストチャネルを用いる
方法。
【0221】ブロードキャストメッセージを用いて、R
ARPメッセージをネットワークに投入する方法であ
る。RARPメッセージへの返答を行うのは、RARP
サーバである。
【0222】(2)メタシグナリングチャネルを用いる
方法。
【0223】メタシグナリングチャネルを用いて、RA
RPサーバからの返答をもらう方法である。RARPサ
ーバは、ネットワークの管理装置に協調して動作する。
RARPサーバは、信頼性確保のためマスタースレーブ
型のシステム構成にすることも可能である。
【0224】ネットワークアドレスの獲得はVPIから
のみでなく、他の物理アドレスからも獲得可能なプロト
コルとする必要がある。
【0225】(実施例13)次に、緊急時の通信方法に
ついて説明する。緊急時の通信方法としては、大きく2
つの場合がある。
【0226】(1)新たなVPIの割り当てがなされな
いときの通信方法。
【0227】新たなVPIの割り当てがなされない原因
としては、(a) VPの設定要求以上に発生した、(b) V
PIサーバが故障、(c) VPIサーバからのルーティン
グテーブル設定要求がなんらかの理由で拒否される、の
3つが考えられる。この時、2つの場合がある。
【0228】(1-1) セルのルーティング機能は故障して
いない、つまりVPIテーブルは正常である場合。
【0229】この場合には、既にVPIが割り当てられ
ている構成要素間の通信は問題なく行うことができる。
一方、まだVPIが割り当てられていない構成要素(A
とする)と、VPIが割り当てられている構成要素(B
とする)との間の通信は、片方向(B→A)は正常に通
信を行い、逆方向(A→B)はブロードキャストチャネ
ルを用いて行う。また、VPIが割り当てられている構
成要素の間の通信は、ブロードキャストチャネルを用い
て行う。
【0230】(1-2) セルのルーティング機能も故障して
いる場合。
【0231】この場合には、ブロードキャストチャネル
だけは正常であるとすると、ブロードキャストチャネル
を用いて通信が可能である。
【0232】(2)ARPサーバが故障した場合の通信
方法。
【0233】各構成要素がARPメッセージへの返答機
能を持つので、通信が可能である。但し、セルのルーテ
ィング機能は正常に動作していることを仮定している。
【0234】(2-1) メタシグナリングチャネルが故障し
た場合。
【0235】この場合、全ての構成要素がブロードキャ
ストチャネルをアクセス可能であるようにシステムを構
成することで、メタシグナリングチャネルの代替をブロ
ードキャストチャネルで行うことができる。
【0236】(実施例14)次に、帯域割り当て方法に
ついて説明する。帯域割り当てには、大きく次の2つの
方法がある。 (1)VCIによって帯域管理を行うコネクションを行
わないコネクションを識別する。すなわち、同じVPI
の中に帯域管理を行うコネクションと行わないコネクシ
ョンの両方が存在するので、これを利用して帯域管理を
行うコネクションと行わないコネクションの識別を行
う。
【0237】(2)帯域管理を行うコネクションと帯域
管理を行わないコネクションを別のVPIで管理する。
すなわち、一つのVPIには帯域管理を行うコネクショ
ンと行わないコネクションの両方が存在することはな
い。これには以下の2つの方法がある。
【0238】(2-1) 帯域管理を行うコネクション用にV
PIをブート時に割り当てておく。
【0239】(2-2) 帯域管理を行うコネクションの設定
時にVPIを獲得する。
【0240】まず、(1)のVCIを用いる方法につい
て説明する。この方法で帯域の割り当て/管理を行う場
合、ネットワーク内に次に挙げるサーバないしはモジュ
ールを新たに設ける。
【0241】(a) 帯域管理/割り当てサーバ このサーバは、帯域を確保したいコネクションの設定を
行う。すなわち、割り当てる帯域幅の管理および帯域を
割り当てたコネクションのVCI情報の管理を行い、必
要な装置/プロセッサなどの制御を行う。
【0242】(b) VCI読み出しモジュール(セル交換
ノードの入力処理モジュール部) セル交換ノードは、VPIに加えてVCIの情報が必要
であるため、このモジュールが必要となる。VCI/V
PIの両方を読み取る方法もある。
【0243】(c) バッファリングポリシー制御モジュー
ル このモジュールは、帯域管理を行うセルの転送制御を行
うためにバッファリングポリシーの制御を行う。この制
御を実現する方法としては、バッファリングポリシーの
ためのタグを付加させる方法と、バッファ自体を制御す
る方法がある。 (d) バッファ優先制御モジュール(入力バッファ) このモジュールは、入力バッファにおいて優先制御など
を行う。
【0244】図28を参照して、帯域管理を行うコネク
ションと管理を行わないコネクションが存在する場合の
コネクション設定手続きを説明する。
【0245】まず、コネクション設定を行う際に、帯域
管理が必要かあるいは必要でないかをネットワーク構成
要素は申告する(ステップ282)。帯域管理が不要な
ときには、ステップ28Cの手続きに入る(前に説明し
た手続き)。一方、帯域管理が必要なときには、VCI
の獲得を試みる(ステップ283)。VCIの割り当て
/発行は、宛先の構成要素およびネットワーク内のサー
バのどちらが行っても良い。VCIが獲得されると、次
に帯域の獲得を試みる(ステップ285)。但し、VC
Iが割り当てられないときには、コネクションの設定要
求は拒絶される(ステップ28B)。ステップ286に
おいて帯域が獲得され、送信元−宛先構成要素間の選択
された経路に沿って帯域の割り当てが可能であると判断
されればコネクションの設定処理を行い(ステップ28
7)、割り当てが不可能であればコネクションの拒絶処
理を行う(ステップ289)。コネクション設定処理
(ステップ287)では、セル交換ノードにあるVCI
識別テーブルへのVCIの登録と割り当てた帯域幅の登
録を行う。一方、コネクション拒絶処理(ステップ28
9)では、割り当てたVCIの解放を行う。
【0246】図29および図30に、このような優先制
御を行う入力処理モジュールの構成例を示した。共にセ
ルの転送制御を行うために、VPIの情報だけではな
く、VCIの情報を必要とする。
【0247】図29の例では、VCIはVPIに関わら
ず、帯域管理を行うVCIと帯域管理を行わないVCI
を識別できるようにVCIを割り当てる必要がある。V
PI読み取りモジュール291はVPIのエントリを持
ち、バッファリングポリシーコントローラ295はVC
Iのエントリを持つ。バッファリングポリシーコントロ
ーラ295は、VCI情報から入力バッファ296の制
御を行う。
【0248】図30の例では、VPI,VCI読み取り
モジュール301はVCI/VPIの両方の読み取りを
行う。従って、ルーティングテーブルモジュール302
はVCI+VPIのエントリを持つことになる。このモ
ジュール302の制御により、ルーティングタグ付加/
バッファリングポリシータグ付加モジュール303でル
ーティングタグおよびバッファリングポリシーの実行に
必要なタグがセルに付加された後、入力バッファ304
へ入力される。
【0249】次に、(2)のVPIを用いる方法につい
て説明する。
【0250】帯域の割り当て/管理を行う場合には、ネ
ットワーク内に新たに次に挙げるサーバないしはモジュ
ールが新たに必要となる。
【0251】(a) 帯域管理/割り当てサーバ このサーバは、帯域を確保したいコネクションの設定を
行う。すなわち、割り当てる帯域幅の管理を行い、必要
な装置/プロセッサなどの制御を行う。
【0252】(b) バッファリングポリシー制御モジュー
ル このモジュールは、帯域管理を行うセルの転送制御を行
うために、バッファリングポリシーの制御を行う。
【0253】(c) バッファ優先制御モジュール(入力バ
ッファ) このモジュールは、入力バッファにおいて優先制御など
を行う。
【0254】(2-1) の帯域管理をされるコネクション用
にVPIをブート時に割り当てておく方法について説明
する。各ネットワーク要素は、自要素が帯域管理を必要
とするコネクションを用いる要素であるときには、少な
くとも2つのVPIをそのブート時に獲得する。従っ
て、少なくとも1つ以上のVPIを帯域管理を行うコネ
クション用と帯域管理を行わないコネクション用に持つ
ことができる。コネクションの多重化は、VCIを用い
て実現することができる。
【0255】図32を参照して、帯域管理を要求する場
合のコネクション設定手続きを説明する。まず、ステッ
プ322でVCIの獲得を試みる。VCIの獲得要求
は、宛先の構成要素に行うこともできるし、ネットワー
ク内のサーバに行うとも可能である。VCIが獲得でき
ると、帯域の獲得を試みる(ステップ325)。VCI
が獲得できないときには、コネクションの拒絶通知を行
う(32A)。帯域が割り当て可能であるかをネットワ
ーク内のサーバに問い合わせ、帯域が割り当て可能なと
きには、コネクション設定処理を行う(ステップ32
6)。帯域割り当てができないときには、コネクション
設定拒絶通知を行う(ステップ329)。コネクション
を設定する場合には、スイッチノードの入力処理モジュ
ールの制御管理テーブルには必ずしもVCI情報を持つ
必要はない。すなわち、VPIで帯域管理を行うコネク
ションかそれとも帯域管理を行わないコネクションであ
るかを識別することができるので、VPI情報だけでも
制御可能である。
【0256】次に、(2-2) の帯域管理を行うコネクショ
ンの設定時にVPIを獲得する方法について説明する。
【0257】図33を参照して、帯域管理を要求するた
めのコネクション設定手続きの他の例を説明する。ま
ず、ステップ332で通信相手の構成要素あるいは自分
自身が帯域管理を行うコネクションのためのVPIを持
っているかを確認する。VPIがなければ、VPIの獲
得を試みる(ステップ33D)。VPIが獲得できなけ
れば、コネクション設定要求は拒絶される(ステップ3
3F)。帯域管理を行うコネクション用のVPIを持っ
ている場合、あるいは帯域管理を行うコネクション用の
VPIを獲得できた時には、VCIの獲得を試みる(ス
テップ334)。以降の手続きは、図32で説明した手
順と同じである。
【0258】コネクションを設定する場合には、セル交
換ノードの入力処理モジュールの制御管理テーブルには
必ずしもVCI情報を持つ必要はない。すなわち、VP
Iで帯域管理を行うコネクションかそれとも帯域管理を
行わないコネクションであるかを識別することができる
ので、VPI情報だけでも制御可能である。
【0259】図31に、本実施例におけるセル交換ノー
ドの入力処理モジュールの構成例を示した。311はV
PIの読取りモジュールである。ルーティングテーブル
モジュール312のテーブルのエントリはVPIであ
る。ルーティングタグ付加/バッファリングポリシータ
グ付加モジュール313で、ルーティングタグの付加と
バッファリングポリシーの実行のためのタグの付加が行
われた後、セルが入力バッファ314へ入力される。
【0260】このように、VPIの情報のみでセルの転
送制御は実現可能である。同様に、帯域管理にも必ずし
も割り当てられたVCI情報は必要としない。つまり、
注目したコネクションの送信元VPIと宛先VPIが分
かれば、帯域管理/制御サーバはコネクションのセルが
転送される経路を識別することができ、その経路に沿っ
て帯域の割り当てが可能であるかを判別することができ
る。
【0261】(実施例15)次に、優先制御について説
明する。本発明に係るATM−LANにおける各種のコ
ネクション、例えば有帯域管理コネクションと無帯域管
理コネクションとの間および同種のコネクションの間に
は、廃棄および遅延およびその他の事象に関して、優先
度の違いが存在する場合がある。ATMセルヘッダに
は、図1に示したようにセルの廃棄優先度を示すCLP
(Cell Loss Priority)ビットがあり、CCITT勧告で
はATMセルヘッダ内のCLPビット値によって優先制
御を行う。ATM−LANでは、CLPビットの用法を
複数許している。一つはCCITT勧告に従った優先制
御であり、他方はCLPビットを積極的に用いるもので
ある。
【0262】さらに、廃棄および遅延およびその他の事
象に関する優先度の違いをセルヘッダ内のVPIフィー
ルドおよび/またはVCIフィールドの一部に付与また
は重畳することによる優先制御を行う。各々の領域を如
何に用いるかは予め定めておき、変更したい場合には、
その必要にあわせて網全体に周知させるか、VCIフィ
ールドの一部に各領域をどのように用いているかを表示
するビットを設ける。これにより、CLPビットのみを
用いた優先制御とは異なるコネクションやコネクション
の集合に対する優先制御、または更なる優先制御あるい
はこれらを組み合わせた優先制御を行うことができる。
【0263】CLPビットを積極的に用いる一つの例と
して、帯域管理を行うコネクションをCLP=0、帯域
管理を行わないコネクションをCLP=1として、さら
に廃棄および遅延およびその他の事象に関する優先度の
違いを表現するために、セルヘッダ内のVPIフィール
ドおよび/またはVCIフィールドの一部に特定のコー
ド番号が付与または重畳される。CLPビットを積極的
に用いない優先度表現の例としては、廃棄および遅延お
よびその他の事象に関する優先度の違いを表現するため
に、セルヘッダ内のVPIフィールドおよび/またはV
CIフィールドの一部に特定のコード番号を付与または
重畳することが挙げられる。この際、CCITT準拠ネ
ットワークなどから転送されてきたセルがCCITT準
拠方式でCLPビットを使用している時は、CLPビッ
トを該ネットワークがそのまま評価するか、網間接続装
置などにおいてCLPビットで表現されている内容をV
PIまたはVCIフィールドにコード化した後に該ネッ
トワークに取り込む。
【0264】VCIフィールドの一部に優先度識別符号
を付与または重畳することで優先度を表現する際、優先
度識別符号は廃棄および遅延およびその他の事象の各々
に、VCIフィールド中の特定ビットを1ビット以上割
り当てるか、廃棄および遅延およびその他の事象の各優
先度の組み合わせを符号化して該VCIフィールド中に
割り当てる。該実装例ではセルヘッダに示された各種優
先度を該ローカルエリアネットワークの転送経路に位置
するセル交換ノード等で読み取り、それに応じて優先制
御を行うことが可能となる。
【0265】ATMセルヘッダ内VPIフィールドを用
いる際の一つの実施例として、ネットワークシステムの
ブート時もしくはセル転送装置(端末装置)の追加時な
ど、随時にある一つの宛先に対して各種優先度に対応す
べく複数のVPIを持つ方法がある。この方法によれ
ば、ある宛先にセル転送を行う場合、そのコネクション
が持つ各種優先度に応じてVPI値を設定して送出する
ことで優先制御が実現される。
【0266】これらの優先制御を実現する具体的な方法
としては、セル交換ノード等の交換要素におけるバッフ
ァリングに優先順位を与える方法、もしくはネットワー
ク内で異なる経路をとる方法などがとられる。
【0267】(実施例16)次に、ルーティング制御に
ついて説明する。図34は網内経路が複数存在する該制
御方式を採用したローカルエリアネットワークの構成図
である。3401〜3404はセル転送装置(端末装置
または接続装置)、3411〜3414はセル交換ノー
ドATMスイッチ、3421〜3429は上記セル転送
装置とセル交換ノード間をつなぐ線路である。
【0268】該ローカルエリアネットワークにおいて、
輻輳回避や優先制御や信頼性向上等の実現や該ネットワ
ークの方針によって異なる経路を通してセル転送を行
う、ルーティング制御が必要となる場合がある。該ネッ
トワークでは受動的な経路選択および能動的な経路選択
の2種類のルーティング制御の実装を可能とする。
【0269】輻輳回避等の目的でネットワーク側が経路
変更および選択を行うものが受動的なルーティング制御
であり、その例を以下に示す。コネクション設定時に被
設定経路の帯域が他のコネクションによって占められて
いる場合、該ネットワークは1 つ以上の迂回経路が存在
し該コネクションの設定が可能である時、および既設定
経路の帯域が輻輳または閉塞状態にセルの転送経路を変
更できる。
【0270】図34を用いて説明すると、セル転送装置
3401からセル転送装置3404への経路設定の際
に、最短経路である3421→3411→3424→3
414→3427を経路として設定しようとするとき、
線路3424が輻輳等によって通信経路とできない場
合、3421→3422→3423→3412→342
5→3414→3427という経路がルーティング制御
プロトコルによって設定される。VPIルーチングで
は、ある送信元からある宛先への転送経路は同一であ
り、該変更経路は次回の変更があるまで有効となる。
【0271】次に、能動的なルーティング制御の例を示
す。2つ以上のコネクションが同一の送信元から同一の
宛先へ転送されるか、同一の送信元から異なる宛先へ転
送されるか、異なる送信元から同一の宛先へ転送される
際に、2つ以上のセル交換ノードを経由しセル交換ノー
ド間に同一経路が存在する場合を考える。
【0272】同一経路を該2つ以上のコネクションが転
送する場合に、負荷分散等を行うことを目的として、主
に輻輳回避のための経路変更および経路選択をコネクシ
ョン設定時に自発的に行うべくセルヘッダ内のVCIフ
ィールドの一部にルーティング制御符号を付与または重
畳することで、該セルの網内経路変更を明示的にもしく
は暗示的に表現し、経路にあたるセル交換ノード等がこ
れを読み取り、適宜経路の変更を行う能動的なルーティ
ング制御が実装可能である。
【0273】図34を用いて説明する。セル転送装置3
401からセル転送装置3404への経路が3421→
3411→3424→3414→3427として設定さ
れている。このとき、線路3424の負荷を分散させる
などの目的で該経路通過セルの一部をコネクション単位
またはセル単位で3421→3422→3423→34
12→3425→3414→3427という経路を転送
されるようにVCIフィールドの一部にルーティング制
御符号を付与または重畳する。また、線路3427の負
荷を分散させるなどの目的で該経路通過セルの一部をコ
ネクション単位またはセル単位で3421→3422→
3423→3412→3428→3413→3426と
いう経路を転送されるようにVCIフィールドの一部に
ルーティング制御符号を付与または重畳する。
【0274】このように、能動的なルーティング制御を
該ネットワークにおいて採用する場合には、該ネットワ
ーク内のATMスイッチはVPIフィールドのみなら
ず、VCIフィールドをも観測しVCIフィールドのル
ーティング制御表示ビットに従って経路変更を行う。
【0275】同様に、2つ以上のコネクションが同一経
路を通りうる状況で該経路に輻輳が起こらなくとも、負
荷分散等を行うか、該経路における障害対策を目的とす
る、主に信頼性向上のための経路変更および経路選択を
コネクション設定時に自発的に行うべくセルヘッダ内の
VCIフィールドの一部にルーティング制御符号を付与
または重畳することで該セルの網内経路変更を明示的に
もしくは暗示的に表現し、経路にあたるセル交換ノード
等がこれを読み取り適宜経路の変更を行う能動的なルー
ティング制御が実装可能である。
【0276】同様に、2つ以上のコネクションが同一経
路を通りうる状況で該2つ以上のコネクションのうち1
つ以上のコネクションが遅延または廃棄等に対してそれ
以外のコネクションよりもその条件が厳しい、主に優先
制御のための経路変更および経路選択をコネクション設
定時に自発的に行うべくセルヘッダ内のVCIフィール
ドの一部にルーティング制御符号を付与または重畳する
ことで該セルの網内経路変更を明示的にもしくは暗示的
に表現し、経路にあたるセル交換ノード等がこれを読み
取り適宜経路の変更を行う能動的なルーティング制御が
実装可能である。
【0277】一方、1つのコネクションが同一の送信元
から同一の宛先へ同一のセルを複数転送し、各セルの転
送経路を異なるものとし、受信側では到着する複数の同
一セルのうちの1つを選択して受信するといった、途中
経路での障害対策を目的とする主に信頼性向上のための
経路変更および経路選択をコネクション設定時に自発的
に行うべくセルヘッダ内のVCIフィールドの一部にル
ーティング制御符号および他の同一セル識別符号等を付
与または重畳することで該セルの網内経路変更を明示的
にもしくは暗示的に表現し、経路にあたるセル交換ノー
ド等がこれを読みとり適宜経路の変更を行う能動的なル
ーティング制御が実装可能である。
【0278】また、2つ以上のコネクションが同一経路
を通りうる状況もしくは1つのコネクションが同一の送
信元から同一の宛先へセルを複数転送する際に、そのう
ちいくつかのセルを輻輳回避または信頼性向上または優
先制御以外に、該ネットワークが持つ何らかの方針によ
る経路変更および経路選択を自発的に行うべくセルヘッ
ダ内のVCIフィールドの一部にルーティング制御符号
および他の同一セル識別符号等を付与または重畳するこ
とで該セルの網内経路変更を明示的にもしくは暗示的に
表現し、経路に当たるセル交換ノード等がこれを読み取
り、適宜経路の変更を行う能動的なルーティング制御が
実装可能である。
【0279】(実施例17)次に、輻輳制御について説
明する。本発明に係るATM−LANには、網の輻輳を
監視し、警告する輻輳制御機能が備えられる。この輻輳
制御機能は、網内での輻輳位置の特定と、輻輳原因とな
っているコネクションまたはセル転送装置の特定の少な
くとも一方を行うことが可能であり、ネットワーク内の
セル転送装置等に輻輳情報を通知することができる。こ
の輻輳情報通知の1つの手法を示す。
【0280】本発明のネットワークで採用されているア
ドレス方式では、網内では原則的にVPIおよびVCI
値の書き換えを行わない。このことを利用して、本実施
例では例えば輻輳が起きている線路上に存在するコネク
ションのVPI値を読み取り、宛先アドレスである該V
PI値を記した輻輳情報セルをネットワーク内にブロー
ドキャストまたはマルチキャストすることで、宛先にお
いて輻輳が起こっていることを知らしめる。
【0281】他の方法として、該輻輳位置において個々
のコネクションに記された、送信元アドレスを含むVC
I値を読み取り、個々の送信元に対して輻輳情報セルを
送出する。
【0282】送信元確認の他の方法として、輻輳の生じ
ているVPIと同一のVPI値を持つコネクションを輻
輳線路よりも上流地点で探索することで、輻輳している
線路上に多重化されているコネクションを送出している
セル転送装置等を知る。このように輻輳情報を知ること
で、各種の輻輳回避手段を実行することができる。
【0283】(実施例18)次に、課金方式について説
明する。統計情報を用いて、各セル転送装置または利用
者に対し、一定の時間間隔または任意の所望の時刻に網
資源の利用に応じた使用料を課すことが可能となる。コ
ネクション量観測機能は送出側または受信側に持ち、各
セルのVPIフィールドおよびVCIフィールドを観測
する。送信側にコネクションのセル量観測機能を置く場
合、発せられるセルのVPIフィールドを読み取ること
で宛先セル転送装置を特定できるため、自セル転送装置
と各セル転送装置との間でのコネクション量が観測でき
る。
【0284】ここで、コネクション量とはコネクション
の種類とそのコネクション種毎に定められた換算係数等
を基に計算される量であり、単純にセル流量などを指す
ものではない。また、受信側にコネクション量観測機能
を置く場合、受信したセルのVCIフィールドを読み取
ることで送信元である相手セル転送装置を特定できるた
め、自セル転送装置と各セル転送装置との間でのコネク
ション量等が観測できる。各セル転送装置において観測
された統計情報は定期的もしくは所望の時に知ることが
できる。
【0285】発信セル転送装置毎に全てのセルに対して
課金する場合はコネクション量観測機能において観測さ
れたコネクション量に応じて課金する。発信セル転送装
置毎に特定のセルにのみ課金を行う場合の1つの方法
は、VCIフィールドの一部に課金セル識別符号を付与
または重畳することで該セルが課金する事を明示的にも
しくは暗示的に表現し、コネクション量観測機能がこれ
を読みとり課金に必要な情報の記録を行う。利用者毎に
全てのセルに対して課金する場合はVCIフィールドの
一部に予め定められた利用者識別符号を付与または重畳
し利用者を明示的にもしくは暗示的に表現してセル転送
し、コネクション量観測装置がセルヘッダ内VCI値を
読み取ることで該セルを発信した利用者を特定できるた
め、該利用者に関しての課金情報を記録できる。
【0286】利用者毎に特定のセルに対して課金する場
合はVCIフィールドの一部に予め定められた利用者識
別符号および課金セル識別符号を付与または重畳し利用
者および課金セルの是非を明示的にもしくは暗示的に表
現してセル転送し、コネクション量観測装置がセルヘッ
ダ内VCI値を読み取ることで該セルを発信した利用者
を特定できるため該利用者に関しての課金情報を記録で
きる。この場合、ある利用者の該ネットワークでの利用
料金は、料金集計要求が各セル転送装置に発せられ各セ
ル転送装置からの返答を集計することで該利用者の利用
料金を知る。
【0287】(実施例19)次に、網間接続機能につい
て説明する。図35は、該ATM−LANと異なる方式
を採用した網(標準網)およびセル転送装置(標準セル
転送装置)との接続方法の実施例である。3501は該
ATM−LANを、3503は該ATM−LANと異な
るCCITT準拠の方式を採用したセル転送装置、35
02は3501と3503とを接続するセル転送装置接
続装置、3505は該ATM−LAN方式と異なるCC
ITT準拠の方式を採用したネットワーク、3504は
3501と3505とを接続する網間接続装置である。
【0288】該ネットワークから他ネットワークへの通
信、および他ネットワークから該ネットワークへの通信
を行う場合、両ネットワークを結び付ける網間接続機能
が必要となり、該ローカルエリアネットワークにおいて
本機能を提供する。
【0289】網間接続機能は該ネットワーク構成要素で
ある端末装置またはセル交換ノード等に付随するか独立
した装置としてネットワークの一部分に存在する場合
と、複数の網構成要素に分散して存在しネットワークと
して該機能を提供する場合がある。
【0290】網間接続機能は該ネットワーク固有の優先
制御および帯域管理およびコネクション受付け制御およ
びルーティング制御および輻輳監視および課金などの網
制御および管理手段等を、接続されたネットワークで採
用している方式またはその他の所望の方式に変換するこ
とで、両ネットワーク間でのセル転送を実現させる。実
行される機能の一例として、該ネットワーク以外へセル
転送を行う場合には、網間接続機能の位置までコネクシ
ョン設定が行われる。これにより、VPIフィールドに
は網間接続機能が持つ宛先アドレスが割り当てられ、セ
ル転送が行われる。網間接続機能では、接続の相手が該
ネットワークと同一のプロトコルもしくはCCITT準
拠等のATMネットワークならばセルヘッダのVPI/
VCI値を所望の値に書き換えるATM層での操作を行
うか、ネットワークアドレスを解析するといった、AT
M層よりも上位の層での操作を行う。ATM方式以外の
転送方式を採用したネットワークならばセルのユーザ情
報部分を抽出し、所望のパケット等に再構築するなど両
ネットワークで採用しているプロトコル同士で翻訳が行
えるプロトコル層での操作を行う。
【0291】該ネットワークに対して外部ネットワーク
より通信要求があった際には、各々逆の操作が行われ、
該網間接続装置から網内の所望の端末装置に対してコネ
クション設定等が行われる。
【0292】図25を参照して、外部ネットワークとの
接続を独立した網接続装置によって行う場合のVPI値
およびVCI値変換の1つの実施例を説明する。ATM
−LAN3501に外部ATMネットワーク3505を
接続する際に、網間接続装置3504を用いる。ATM
−LAN3501内にあるアドレス" #6" を持ったセ
ル転送装置3502が外部ATMネットワーク内にある
セル転送装置に対して通信を行う際、外部ネットワーク
内の端末装置には見かけ上アドレス" #4" が割り当て
られており、ATM−LAN内セル転送装置3502は
宛先アドレスである" #4" をVPI値として、VCI
値として" #4" を設定したATMセルを送出する。外
部ネットワーク内セル転送装置との間ではCCITT方
式に準拠したコネクション設定手順が既に行われている
か、現時点でコネクション設定手順を行うかして、VP
I=#3,VCI=#6という値がコネクション識別符
号として与えられる。ATM−LAN内セル転送装置3
502から発せられたセルは、網間接続装置3504に
おいてVPI 値を#3へ、VCI値を#6へと書き換えら
れて外部ネットワーク3505へと送出される。
【0293】次に、外部ネットワーク内セル転送装置か
らATM−LAN内セル転送装置3502へのセル返送
の場合、該外部ネットワーク内端末装置から発せられる
セルには着信セルと同様のVPI=#3,VCI=#6
の値が記されており、先にコネクションが確立している
網間接続装置3504へと送られる。セルを受け取った
網間接続装置3504は該VPI,VCI値をコネクシ
ョン識別子として付与した際の送信元ATM−LAN内
セル転送装置アドレスを記憶しているため、網間接続装
置3504においてVPI値を" #6" 、VCI値を"
#5" と書き換えATM−LANへと送出する。上述の
一連の操作によって、ATM−LANにCCITT方式
準拠のネットワークが接続された場合に、準拠ネットワ
ーク側からは1つのコネクションでは双方向で同一のコ
ネクション識別子が用いられているように見える。
【0294】網間接続装置は、接続相手がATMネット
ワークである場合の同種網接続機能と、接続相手がAT
Mネットワークでない場合の異種網接続機能とを各々独
立にまたは同時に持つ。網間接続装置の実装されている
装置が複数のアドレスを持つことにより、外部ネットワ
ークとの接続点を複数個確保できる。
【0295】ネットワーク内セル転送装置等から外部ネ
ットワークへ通信すべく網間接続装置のアドレスを指定
する際は、複数個のアドレスのうちから未使用アドレス
を知り、そのうちの1つの未使用アドレスを用いて転送
を行う。この場合、例えば未使用アドレス確認セルを網
間接続装置アドレス管理機構へ転送し、このアドレス管
理機構が未使用アドレスの1つを返送することで使用ア
ドレスを特定することができる。他の例として、網間接
続装置が2のべき乗個のアドレスを連続して持つこと
で、アドレスフィールドの上位数ビットのみ指定し、残
りの下位数ビットで網間接続装置を特定できる。
【0296】交信時は、これらのアドレス群のうち例え
ば最も小さなアドレスを代表アドレスとして、コネクシ
ョン確立等の際に網間接続装置に対してセル転送を行
い、網間接続装置の網インタフェース部で使用可能アド
レスを割り当てることで、通信が終了するまで代表アド
レスを使用できる。この場合、同一宛先アドレスがVP
Iフィールドに記入されてセルが転送されてくるが、V
CIフィールドの一部にある送信元アドレスによって送
信者の識別は可能となる。
【0297】代表アドレスを用いた他の実施例として、
網間接続装置に対するコネクション設定等の最初のアク
セス時に代表アドレスを用いたセル転送を行い、コネク
ション番号の付与等の返答セルに特定されたアドレスを
書き込むことで、それ以降は網間接続装置の特定アドレ
スを用いたセル転送を行う。網間接続装置に限らず、1
つの装置に複数のアドレスが存在する場合には、同様の
操作によって該装置との通信用アドレスを特定する。
【0298】また、網間接続装置に複数割り当てられた
アドレスに優先度を設け、セルヘッダ内にあるVCIフ
ィールドの一部に優先度識別符号を付与または重畳する
ことで優先度を明示的にもしくは暗示的に表現するか、
VPIとしてのアドレスで予め定められた優先度に従っ
て外部ネットワークに対する通信の際に優先制御を行う
ことができる。
【0299】外部ネットワークより該ネットワークに対
してのメッセージ中に、該ネットワーク内セル転送装置
の識別子等が無い場合には、網間接続装置は予め定めら
れたセル転送装置に対して該メッセージを転送するか、
送信元に対して返送するか、あるいは網間接続装置にお
いてメッセージを廃棄する。
【0300】(実施例20)次に、異種端末接続装置に
ついて説明する。ネットワーク構成要素として、上記制
御方式および管理方式等を採用していない、例えばCC
ITT準拠セル転送装置を取り込むことは、異種セル転
送装置(端末接続装置)の介在によって可能となる。
【0301】図35のセル転送装置3503をCCIT
T準拠端末とみなした場合、この準拠端末装置3503
は他の端末および網との通信の際に、両方向に転送され
るセルのVPI/VCI値が同一である必要がある。し
かし、該ネットワークで採用しているアドレス方式で
は、あるコネクションに関してVPI/VCI値がその
方向によって異なる。異種セル転送接続装置3502は
準拠セル転送装置3502と該ネットワークとのインタ
フェース部分に置かれ、セル転送装置3503がセル転
送時に与えられたVPI/VCI値を異種セル転送接続
装置3502が記憶し、該ネットワーク準拠のアドレス
方式である宛先アドレスをVPIフィールドに、送り元
アドレスをVCIフィールドに割り当てるべくVPI/
VCI値を書き換えた後、該ネットワークにセルを転送
する。宛先セル転送装置等から返送されてきたセルには
VPIフィールドに自異種セル転送装置接続装置アドレ
スが、VCIフィールドには該宛先セル転送装置のアド
レスが割り当てられており、先に送出したセルに対応し
た準拠セル転送装置宛セルのVPI/VCI値との対応
がとれるため、異種セル転送装置接続装置において該V
PI/VCI値に書き換えた後、返送される。異種セル
転送装置接続装置を準拠セル転送装置等の網インターフ
ェース部に設置することで、見かけ上は双方向のコネク
ションを同一VPI/VCIとすることができる。
【0302】該ATM−LAN内にあるアドレス" #
4" を持ったセル転送装置3504が準拠セル転送装置
3503に対して通信を行う際、該準拠セル転送装置3
503には見かけ上アドレス" #6" が割り当てられて
おり、セル転送装置3504は宛先アドレスである" #
6" をVPI値として、VCI値を" #5" と設定した
ATMセルを送出する。該準拠セル転送装置に付与され
たアドレスが記されたセルはセル転送装置接続装置35
02へと転送される。3502と該準拠セル転送装置と
の間でCCITT方式に準拠したコネクション設定手順
が既に行われているか、現時点でコネクション設定手順
が行われる。
【0303】ここでは、コネクション設定の際にVPI
=#2,VCI=#1がコネクション識別符号として与
えられており、該ATM−LAN内セル転送装置から発
せられたセルは、セル転送装置間接続装置3502にお
いてVPI値を#2へ、VCI値を#1へと書き換えら
れて該準拠セル転送装置へと送出される。
【0304】該準拠セル転送装置から該ATM−LAN
内セル転送装置へのセル返送の場合、該準拠セル転送装
置から発せれれるセルには着信セルと同様のVPI=#
2,VCI=#1値が記されており、先にコネクション
が確立しているセル転送装置間接続装置3502へと送
られる。セルを受け取った接続装置3502は該VP
I,VCI値をコネクション識別子として付与した際の
送り元ATM−LAN内セル転送装置アドレスを記憶し
ているため、接続装置においてVPI値を" #4" 、V
CI値を" #7" と書き換えて、該ATM−LANへと
送出する。
【0305】(実施例21)次に、セルの転送制御につ
いて5つの実施例を説明する。
【0306】(セル転送制御の実施例A)VPIフィー
ルドに宛先アドレスを割り当て、VPクロスコネクトを
用いてセルの転送交換を行う。セルのフォーマットは、
図36(a)に示した。
【0307】図38を用いて説明する。セル転送装置3
811のあるSAPでセル転送装置3814のあるSA
Pに対するコネクションの必要が生ずると、セル転送装
置3811は、UNIセルを用いる場合にはATMセル
ヘッダ内のVPIフィールドに8ビットのセル転送装置
3814のそのSAP識別IDを設定するか、あるいは
NNIセルを用いる場合にはセルヘッダ内のVPIフィ
ールドに12ビットのセル転送装置3814のSAP識
別IDを宛先アドレス情報として設定し、線路3831
上の帯域の一部あるいは全部を使用して、ATMセルの
形でセル交換ノード3801に送る。
【0308】セル交換ノード3801では、そのセルの
VPIフィールドに設定されているIDを読み取り、該
当する出方路である線路3834上の帯域の一部あるい
は全部を使用して、そのセルをVPIの情報を変化させ
ることなく端末装置3814に転送する。すなわち、セ
ル交換ノード3801内ではセルヘッダ内のVPIの書
き換えを行わない。これはセル転送装置3811におけ
るあるSAPと、セル転送装置3814におけるあるS
APとの間を結ぶ線路3831および線路3834上に
PVP(Permanent VP)が設定されていることに等しい。
【0309】これらのコネクションはATMシステムの
ブート時、あるいはセル転送装置のブート時に設定/確
認される。例えば、手作業でアドレスの割り振りを書き
込むか、あるいはアドレスを発行するアドレスサーバー
が被アドレス発行セル転送装置に割り振りを行う。ま
た、グループアドレスとして単一SAP識別のためのア
ドレスだけではなく、グループアドレスや放送アドレス
を定義することで、マルチキャスト通信やブロードキャ
スト通信を実現することができる。
【0310】ATM交換システムネットワーク内の端末
装置数またはSAP数が宛先アドレス提示部であるVP
Iフィールドでの表現可能数を越えた場合、セル交換ノ
ードのICMにおいて、ある送り元セル転送装置または
SAPにおいて一意な宛先セル転送装置、またはSAP
アドレスをスイッチにおいて一意な宛先セル転送装置、
またはSAPアドレスに変換する。
【0311】また、異なる識別子として上位プロトコル
で用いるヘッダ内の特定のIDフィールド、例えばAA
Lタイプ3/4のMIDフィールド10ビットに所望の
ID、例えばトランスポート層でのプロセス間接続の識
別に用いるポート番号の一部や、送り元SAP識別のた
めのIDなどを設定することができる(図36
(b))。
【0312】また、外部のネットワークからのコネクシ
ョン設定のために、シグナリング手続きを用いて、要求
時にVPCを設定する機能をも提供する。予め各SAP
に対して複数の識別IDを割り振っておき、シグナリン
グ手続きによるコネクション確立の際に用いるSAP識
別IDと、それ以下に用いる識別IDとに使い分けるこ
とが可能である。シグナリング手続き時、またはそれ以
外の時に、ルーティングテーブルの内容を書き換えるこ
とで、1対1のコネクションだけではなく、1対複数、
複数対1、複数対複数のコネクションを実現させること
ができる。
【0313】一方、UNIセルを用いる場合には、16
ビットであるVCIフィールド、NNIセルを用いる場
合にも同様な16ビットであるVCIフィールドの一部
あるいは全部を送り元と宛先セル転送装置間で取り決め
た、あるいはネゴシエーションされた使用法に基づく
か、あるいは交換システム内で取り決められた使用法に
基づくか、あるいはLAN構成装置内で動作しているア
プリケーションソフトウェアによって規定された符号を
1種類または複数種類の組合せたものを規定して用いる
ことができる。設定IDの使用例としては、SAP識別
IDや応答要求などの優先度IDや宛先アドレスとして
のVPIフィールド内だけで表現できないサブアドレス
の意味を持つIDや、要求遅延表示、グループ配送表示
ID、ATMレイヤでのセル多重を識別するID、セル
の順序などの記述を単一にまたは複数組合わせて用い
る。
【0314】(セル転送制御の実施例B)先の実施例A
との相違点を中心に説明すると、本実施例ではVCI/
VPIフィールドの全てに宛先アドレスを割り当て、送
信元の識別子を上位プロトコルヘッダ内に置く。セルの
フォーマットは、図37(c)に示した。
【0315】セル転送装置3811のあるSAPで、セ
ル転送装置3814のあるSAPに対するコネクション
の設定を行う必要が生ずると、セル転送装置3811は
UNIセルを用いる場合にはATMセルヘッダ内のVC
I/VPIフィールドに24ビットのセル転送装置38
14のSAP識別IDを設定し、またNNIセルを用い
る場合にはセルヘッダ内のVCI/VPIフィールドに
24ビットのセル転送装置3814のSAP識別IDを
宛先アドレス情報として設定して、線路3831上の帯
域の一部あるいは全部を使用してセル交換ノード380
1に送る。
【0316】セル交換ノード3801では、そのセルV
CI/VPIフィールドに設定されているIDを読み取
り、該当する出方路である線路3834上の帯域の一部
あるいは全部を使用して、そのセルをVCI/VPIの
情報を変化させることなくセル転送装置3814に転送
する。すなわち、セル交換ノード3801内ではセルヘ
ッダ内のVCI/VPIの書き換えを行わない。これ
は。セル転送装置3811におけるあるSAPとセル転
送装置3814NにおけるあるSAPとの間を結ぶ線路
3831および線路3834上にPVP/PVCが設定
されていることに等しい。
【0317】これらのコネクションがATMシステムの
ブート時やセル転送装置のブート時に設定/確認される
点は実施例Aと同様である。また、本実施例においても
実施例Aと同様に、マルチキャスト通信やブロードキャ
スト通信を実現することができる。
【0318】本実施例の手順では、SAP間の片方向の
コネクションが確立するにとどまっているため、送り元
の認識のためのIDを上位プロトコルのヘッダ部分に設
定する。例えば、AALタイプ3/4のヘッダ内にある
10ビットのMIDフィールドを送信元識別のための情
報として設定することができる( 図36(b))。この
設定IDは、宛先アドレスであるSAP識別IDの一部
と同一であるような関係を持ったIDでもよいし、SA
P識別IDとは無関係なものでも構わない。また、識別
IDの一部にはSAP識別IDではなく、応答要求など
の優先度を示す部分を定義することが可能である。
【0319】また、本実施例では外部のネットワークか
らのコネクション設定のために、シグナリング手続きを
用いて、要求時にVCC/VPCを設定する機能をも提
供する。
【0320】シグナリング手続き時その他の時に、ルー
ティングテーブルの内容を書換えることで1対1、1対
複数、複数対1、複数対複数のコネクションを実現でき
る点は、実施例Aと同様である。
【0321】(セル転送制御の実施例C)実施例Aと同
様に、VPIフィールドに宛先アドレスを割り当て、V
Pクロスコネクトを用いてセルの転送交換を行う。セル
のフォーマットは、図36(a)に示した通りである。
【0322】実施例Aと異なる点のみ説明すると、本実
施例では送り元の認識のためのIDをUNIセルを用い
る場合は16ビットであるVCIフィールドに設定し、
NNIセルを用いる場合にも16ビットであるVCIフ
ィールドの一部または全部を用いて設定する。設定する
IDは、宛先アドレスであるSAP識別IDの一部と同
一であるような関係をもったIDでもよいし、SAP識
別IDとは無関係なものでも構わない。
【0323】一例として、UNIセルを用いた場合、宛
先アドレスをVPIフィールド8ビットに設定し、送り
元アドレスをVCIフィールド中の8ビットを用いて設
定し、残りのVCIフィールドには、他の目的の識別I
Dを設定する。例えば、残りの8ビットには、上位プロ
トコルであるトランスポート層でのプロセス間接続のた
めに用いるポート番号の一部かプロセス番号の一部か、
これらに代わる何らかの識別子を設定することができる
((図37a))。
【0324】他の例として、UNIセルを用いた場合、
宛先アドレスをVPIフィールド8ビットに設定し、送
り元アドレスをVCIフィールド16ビットに設定して
用いる。さらに、別の例としてNNIセルを用いる場
合、宛先アドレスをVPIフィールド12ビットに設定
し、送り元アドレスをVPIフィールド12ビットに設
定し、送り元アドレスをVCIフィールド中の12ビッ
トに設定して用いいるなどの方法が実現される。その設
定IDの一部にはSAP識別IDではなく応答要求など
の優先度を示す部分や、宛先アドレスとしてのVPIフ
ィールド内だけで表現しきれないサブアドレスの意味を
持つIDを記述することが可能である。
【0325】(セル転送制御の実施例D)実施例Bとの
相違点を中心に説明すると、本実施例では各々のコネク
ションに対応したVCI/VPIを設定する。セル転送
装置3811のあるSAPでセル転送装置3814のあ
るSAPに対するコネクションの必要が生じると、セル
転送装置3811はATMセルヘッダ内のVCI/VP
Iフィールドに、UNIセルのときには24ビットで、
NNIセルのときには28ビットで表現される、そのA
TMセル交換システムネットワーク内の全てまたは一部
に、SAPどうしの接続関係を表す予め定義されたID
であるアドレスのうち、セル転送装置3811のSAP
とセル転送装置3814のSAPの接続関係を表すアド
レスを設定し線路3831上の上の帯域の一部あるいは
全部を使用してセルをセル交換ノード3801に送る。
セル交換ノード380の処理は、実施例Bと同様であ
る。
【0326】本実施例では、任意のSAP間の接続関係
を表すIDとしてアドレスが割り当てられているため、
片方向のコネクションのみならず、両方向の通信におい
て同様のIDを用いることができる。これらのコネクシ
ョンがATMシステムのブート時やセル転送装置のブー
ト時に設定/確認される点は実施例Aと同様である。ま
た、本実施例においても実施例Aと同様に、マルチキャ
スト通信やブロードキャスト通信を実現することができ
る。
【0327】さらに、本実施例ではIDの一部を接続関
係を表すためだけではなく、セルの転送遅延や廃棄優先
などの優先度などの付加情報を示すものとして用いるこ
とで、VPI/VCIフィールドを有効に利用できる。
【0328】本実施例において、SAP間接続IDとし
てのアドレスで未使用なものは、既設定セル転送装置以
外からのあるいは既設定セル転送装置における既設定S
AP以外からの接続要求に応じて、新たな接続関係ID
をVCI/VPIフィールド設定してコネクションを確
立するために利用される。
【0329】(セル転送制御の実施例E)本実施例にお
いては、送り元SAPにおいて一意に定義された宛先識
別子をVCI/VPIフィールド設定し、セルの転送交
換を行う。セル交換装置はVCI/VPIの変換機能を
有する。セルのフォーマットは、図37(c)に示した
通りである。
【0330】セル転送装置3811のあるSAPでセル
転送装置3814のあるSAPに対するコネクションの
必要が生ずると、セル転送装置3811はUNIセルを
用いる場合にはATMセルヘッダ内のVPI/VCIフ
ィールドに24ビットで、またNNIセルを用いる場合
にはセルヘッダ内のVPI/VCIフィールドに28ビ
ットでそれぞれ表現される、セル転送装置3811のS
APにおいて一意な定義されたセル転送装置3814の
SAPとの接続関係を表すアドレスを設定し、線路38
31上の帯域の一部あるいは全部を使用してセルをセル
交換ノード3801に送る。セル交換ノード3801の
動作は実施例Bと同様である。
【0331】本実施例において、コネクションがATM
システムのブート時やセル転送装置のブート時に設定/
確認される点は実施例Aと同様である。また、本実施例
においても実施例Aと同様に、マルチキャスト通信やブ
ロードキャスト通信を実現することができる。さらに、
本実施例ではIDの一部を接続関係を表すためだけでは
なく、セルの転送遅延や廃棄優先などの優先度などの付
加情報を示すものとして用いることで、VPI/VCI
フィールドを有効に利用できる点は、実施例Dと同様で
ある。また、本実施例においても実施例Dと同様に、S
AP間接続IDとしてのアドレスで未使用なものは既設
定セル転送装置以外からのあるいは既設定セル転送装置
における既設定SAP以外からの接続要求に応じて、新
たな接続関係IDをVCI/VPIフィールド設定して
コネクションを確立するために利用される。
【0332】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればA
TMネットワークとセル転送装置とのインタフェース点
にネットワーク内で一意の識別番号を割り当て、送信元
のセル転送装置から宛先のセル転送装置へセルを転送す
る際、そのセルのルーティングヘッダに、宛先のセル転
送装置が接続されたインタフェース点に割り当てられた
識別番号をセル転送装置識別番号として書き込み、セル
交換ノードは入力セルのルーティングヘッダに付加され
た識別番号に従ってルーティングヘッダの情報を書き換
えることなくセルを転送する構成とすることにより、複
雑なコネクション設定を行うことなく通信を開始でき、
また呼設定サーバが故障しても通信を行うことが可能で
あり、さらにセル転送装置が移動しても他のセル転送装
置への通信のための情報を更新する必要のないセル転送
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ATMセルフォーマットを示す図
【図2】 本発明の一実施例に係るATMネットワーク
の構成とセルの転送の様子を示す図
【図3】 従来のATMネットワークにおけるセルの転
送の様子を示す図
【図4】 本発明に係るセル交換ノードの一構成例を示
すブロック図
【図5】 本発明に係るセル交換ノード内の入力処理モ
ジュールの一構成例を示すブロック図
【図6】 図5におけるルーティングタグテーブルの構
成例を示す図
【図7】 本発明を大規模ネットワークに適用した実施
例を示す図
【図8】 図7における網相互接続装置(IWU)の一
構成例を示すブロック図
【図9】 図8におけるVCI/VPI書き換えテーブ
ルの構成例を示す図
【図10】 本発明を大規模ネットワークに適用した他
の実施例を示す図
【図11】 図10における網相互接続装置(IWU)
の構成例を示すブロック図
【図12】 同実施例における転送データフォーマット
を示す図
【図13】 図11の入力処理モジュール内のセル送信
バッファモジュールの構成例を示す図
【図14】 図11の入力処理モジュールでのルーティ
ング情報の検索手順を示すフローチャート
【図15】 同実施例におけるピーク割り当てコネクシ
ョンの設定手順を示すフローチャート
【図16】 同実施例におけるコネクション切断手順を
示すフローチャート
【図17】 本発明をATMインターネットに適用した
実施例を示す図
【図18】 図17における上位ネットワークの経路制
御上の構成図
【図19】 図17における下位ネットワークの経路制
御上の構成図
【図20】 同実施例におけるアドレス解析に必要なテ
ーブルの構成例を示す図
【図21】 B−ISDNにおいてアドレス解析に必要
なテーブル構成例を示す図
【図22】 本発明の他の実施例に係るATMネットワ
ークの構成図
【図23】 図22におけるセル転送装置のブート手順
を示す図
【図24】 図22のATMネットワークにおけるサー
バ対応のコネクションの設定手順を示す図
【図25】 図22のATMネットワークにおけるコネ
クション設定手順を示す図
【図26】 図22のATMネットワークにおけるIW
Uにまたがる他のコネクション設定手順を示す図
【図27】 図22のATMネットワークにおけるIW
Uにまたがる他のコネクション設定手順を示す図
【図28】 図22のATMネットワークにおける他の
コネクション設定手順を示す図
【図29】 本発明による優先制御に係るバッファ送信
部の一構成例を示すブロック図
【図30】 本発明による優先制御に係るバッファ送信
部の他の構成例を示すブロック図
【図31】 本発明による優先制御に係るバッファ送信
部の他の構成例を示すブロック図
【図32】 コネクション設定手順を示す図
【図33】 コネクション設定手順を示す図
【図34】 本発明の他の実施例に係るATMネットワ
ークの構成図
【図35】 本発明における標準端末/ネットワークの
収容方法
【図36】 本発明の他の実施例におけるセルヘッダ構
成を示す図
【図37】 本発明の他の実施例におけるセルヘッダ構
成を示す図
【図38】 本発明の他の実施例に係るATMネットワ
ークの構成図
【符号の説明】
21〜23…セル交換ノード 27〜29,2A〜2D…セル転送装置 401〜40n…入力ポート 411〜41n…入力処理モジュール 42…セルスイッチ 431〜43n…出力処理モジュール 441〜44n…出力ポート 51…セル受信バッファモジュール 52…ヘッダ読み取り部 53…ヘッダ情報解析部 54…ヘッダ作成部 55…ルーティングテーブル 56…セル送信バッファモジュール 81…セル受信バッファモジュール 82…ヘッダ読み取り部 83…ヘッダ情報解析部 84…セル送信バッファモジュール 85…ルーティングテーブル 1011〜101n…ATMネットワーク 1021〜102n,10B,10D…IWU(網間接
続装置) 111…セル受信バッファモジュール 112…ヘッダ読み取り部 113…ヘッダ情報解析部 114…ヘッダ作成部 115A…ルーティングテーブル(第1テーブル) 115B…ルーティングテーブル(第2テーブル) 116…セル送信バッファモジュール 131…ルーティング婦か及びバッファセレクタモジュ
ール 132…第1バッファ 133…バッファコントローラ 134…第2バッファ 135…送信バッファ 161〜165,16C〜16F…サブネット(ATM
−LAN) 166〜169,16A,16B…IWU(網間接続装
置) 221〜223…セル交換ノード 224…RTサーバ 225…VPIサーバ 267〜269…ルーティングテーブル設定サーバ 301…VPI,VCI読み取りモジュール 302…ルーティングモジュール 303…ルーティングタグ付加/バッファリングポリシ
ーモジュール 304…入力バッファ 311…VPI読み取りモジュール 312…ルーティングモジュール 313…ルーティングタグ付加/バッファリングポリシ
ーモジュール 314…入力バッファ 3401〜3404…セル転送装置 3411…3414…セル交換ノード 3421〜3429…線路 3501…ATM−LAN 3502…異種セル転送装置接続装置 3503…準拠セル転送装置(第2の転送装置) 3504…セル転送装置 3505…B−ISDN網 3801…セル交換ノード 3811〜3814…セル転送装置
フロントページの続き (72)発明者 津田 悦幸 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 松澤 茂雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ポートから入力されたルーティングヘ
    ッダを有するセルを該ルーティングヘッダの情報に従っ
    て所望の出力ポートへ転送するセル交換ノードを有し、
    該セル交換ノードを介して前記セルを非同期転送モード
    により転送するネットワークにおけるセル転送方法にお
    いて、 前記ネットワークとセル転送装置とのインタフェース点
    に該ネットワーク内で一意の識別番号を割り当て、送信
    元のセル転送装置が宛先のセル転送装置へセルを転送す
    る際には、該セルのルーティングヘッダに、宛先のセル
    転送装置が接続されたインタフェース点に割り当てられ
    た前記識別番号を書き込み、前記セル交換ノードは入力
    されたセルのルーティングヘッダに付加された該識別番
    号に従って、該ルーティングヘッダの情報を書き換える
    ことなくセルを転送することを特徴とするセル転送方
    法。
  2. 【請求項2】入力ポートから入力されたルーティングヘ
    ッダを有するセルを該ルーティングヘッダの情報に従っ
    てルーティングテーブルを参照して所望の出力ポートへ
    転送するセル交換ノードを有し、該セル交換ノードを介
    して前記セルを非同期転送モードで転送するネットワー
    クにおけるセル転送システムにおいて、 前記ネットワークとセル転送装置とのインタフェース点
    に割り当てられた該ネットワーク内で一意の識別番号
    を、該インタフェース点に該セル転送装置が接続される
    とき該セル転送装置にセル転送装置識別番号として割り
    当てる識別番号割り当て手段と、 前記セル交換ノードに設けられ、前記セル転送装置識別
    番号がルーティングヘッダに書き込まれたセルを、該セ
    ル転送装置識別番号が割り当てられたセル転送装置へセ
    ルが転送されるように前記ルーティングテーブルを設定
    するルーティングテーブル設定手段とを備えたことを特
    徴とするセル転送システム。
  3. 【請求項3】前記セル転送装置は、前記セルのルーティ
    ングヘッダに書き込まれる前記セル転送装置識別番号以
    外の情報の割り当てを他のセル転送装置との間で規定さ
    れたプロトコルに従って行うことを特徴とする請求項2
    記載のセル転送システム。
  4. 【請求項4】ルーティングヘッダを有するセルを非同期
    転送モードでそれぞれ転送する複数のネットワークと、 前記複数のネットワークを相互接続するネットワーク接
    続装置とを備え、 前記ネットワーク接続装置は、相互接続する一方のネッ
    トワークから転送されるセルを該セルのルーティングヘ
    ッダに書き込まれたルーティング情報を変換して相互接
    続する他方のネットワークへ転送する機能を有すること
    を特徴とするセル転送システム。
  5. 【請求項5】前記ネットワークと前記セル転送装置以外
    の第2のセル転送装置との間に、該第2のセル転送装置
    から前記ネットワークに向けて転送されるセルのルーテ
    ィングヘッダに書き込まれているコネクション識別子の
    変換と、該ネットワークから該第2のセル転送装置に向
    けて転送されるセルのルーティングヘッダに書き込まれ
    ているコネクション識別子の変換を行うコネクション識
    別子変換手段を設けたことを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれかに記載のセル転送システム。
  6. 【請求項6】入力ポートから入力されたルーティングヘ
    ッダを有するセルを該ルーティングヘッダの情報に従っ
    てルーティングテーブルを参照して所望の出力ポートへ
    転送するセル交換ノードを有し、該セル交換ノードを介
    して前記セルを非同期転送モードで転送するネットワー
    クにおけるセル転送システムにおいて、 前記ネットワークとセル転送装置とのインタフェース点
    に対して割り当てられた該ネットワーク内で一意の識別
    番号を、該インタフェース点に該セル転送装置が接続さ
    れるとき該セル転送装置にセル転送装置識別番号として
    割り当てる識別番号割り当て手段とを備え、 前記セル交換ノードは、前記セル転送装置識別番号がル
    ーティングヘッダに書き込まれたセルを該セル転送装置
    識別番号と該ルーティングヘッダに書き込まれたセル転
    送装置識別番号以外の情報とに基づいてセルの転送先お
    よびセルのバッファリング方式を決定することを特徴と
    するセル転送システム。
  7. 【請求項7】前記ネットワークは複数の異なる種別のコ
    ネクションを有し、 これらコネクションの種別毎に独立したルーティング制
    御を行うルーティング制御手段を有することを特徴とす
    る請求項6記載のセル転送システム。
  8. 【請求項8】ルーティングヘッダを有するセルを非同期
    転送モードで転送する複数のネットワークと、 前記複数のネットワーク間を相互接続するための複数の
    セル転送装置と、 前記複数のネットワークのうちセル転送を行うネットワ
    ーク間を相互接続するためのセル転送装置を前記複数の
    セル転送装置から選択する制御と、前記ネットワーク内
    のセル転送経路を選択する制御をそれぞれ独立に実行す
    るルーティング制御手段とを備えたことを特徴とするセ
    ル転送システム。
JP22924193A 1993-01-07 1993-09-14 セル転送方法およびセル転送システム Pending JPH06318951A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22924193A JPH06318951A (ja) 1993-01-07 1993-09-14 セル転送方法およびセル転送システム
US08/177,547 US5440547A (en) 1993-01-07 1994-01-05 Data-transfer routing management for packet-oriented digital communication system including ATM networks

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-1267 1993-01-07
JP126793 1993-01-07
JP7911293 1993-03-12
JP5-79112 1993-03-12
JP22924193A JPH06318951A (ja) 1993-01-07 1993-09-14 セル転送方法およびセル転送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06318951A true JPH06318951A (ja) 1994-11-15

Family

ID=27274846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22924193A Pending JPH06318951A (ja) 1993-01-07 1993-09-14 セル転送方法およびセル転送システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5440547A (ja)
JP (1) JPH06318951A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6680946B1 (en) 1998-04-30 2004-01-20 Nec Corporation Layer 3 flow-switching method and system
US7480257B2 (en) 2001-11-20 2009-01-20 Oki Electric Industry Co., Ltd. IP telephone terminal searching for a destination with a telephone number to set up a call connection over an IP network
WO2011101902A1 (ja) * 2010-02-18 2011-08-25 株式会社日立製作所 情報通信処理システム、方法、及びネットワークノード
JP2016009944A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 富士電機株式会社 ネットワーク通信システム、そのマスタノード

Families Citing this family (170)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5586267A (en) * 1992-10-13 1996-12-17 Bay Networks, Inc. Apparatus for providing for automatic topology discovery in an ATM network or the like
US5694547A (en) * 1992-10-13 1997-12-02 Bay Networks, Inc. System for registration of clients in an ATM network providing for communication of client registration messages to a central manager
US5533198A (en) * 1992-11-30 1996-07-02 Cray Research, Inc. Direction order priority routing of packets between nodes in a networked system
US5452289A (en) 1993-01-08 1995-09-19 Multi-Tech Systems, Inc. Computer-based multifunction personal communications system
US5453986A (en) 1993-01-08 1995-09-26 Multi-Tech Systems, Inc. Dual port interface for a computer-based multifunction personal communication system
US5535204A (en) 1993-01-08 1996-07-09 Multi-Tech Systems, Inc. Ringdown and ringback signalling for a computer-based multifunction personal communications system
US5528583A (en) * 1993-05-26 1996-06-18 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Method and apparatus for supporting mobile communications in mobile communications networks
JPH0779233A (ja) * 1993-06-29 1995-03-20 Synoptics Commun Inc トポロジを確定する装置及びトポロジ情報を通信する方法及び装置
FR2707775B1 (fr) * 1993-07-12 1996-04-12 Duret Chrsitian Procédé et dispositif d'analyse d'informations contenues dans des structures de données.
US5526488A (en) * 1994-01-26 1996-06-11 International Business Machines Corporation Dynamic switching system for switching between event driven interfaces in response to switching bit pattern including in data frame in a data communications network
JP3159351B2 (ja) * 1994-03-03 2001-04-23 日本電気エンジニアリング株式会社 交換機のスイッチ制御情報管理方式
JP2679613B2 (ja) * 1994-03-16 1997-11-19 日本電気株式会社 ネットワークアドレス自動設定回路
GB9406325D0 (en) * 1994-03-30 1994-05-25 Plessey Telecomm B-isdn access
US5682386A (en) 1994-04-19 1997-10-28 Multi-Tech Systems, Inc. Data/voice/fax compression multiplexer
US5757801A (en) 1994-04-19 1998-05-26 Multi-Tech Systems, Inc. Advanced priority statistical multiplexer
DE69428267D1 (de) * 1994-04-28 2001-10-18 Hewlett Packard Co Erzeugung von Kanalsidentifizierer
US5694546A (en) 1994-05-31 1997-12-02 Reisman; Richard R. System for automatic unattended electronic information transport between a server and a client by a vendor provided transport software with a manifest list
JP3340846B2 (ja) * 1994-07-05 2002-11-05 富士通株式会社 Atm−lan及びサーバ及びatmアドレス管理方法
SE515252C2 (sv) * 1994-08-18 2001-07-02 Telia Ab Anordning för bredbandig datatjänstöverföring i telekommunikationssystem
JP3224963B2 (ja) * 1994-08-31 2001-11-05 株式会社東芝 ネットワーク接続装置及びパケット転送方法
US5659544A (en) * 1994-10-17 1997-08-19 Lucent Technologies Inc. Method and system for distributed control in wireless cellular and personal communication systems
US5583848A (en) * 1994-11-15 1996-12-10 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Methods for verification of routing table information
US5563878A (en) * 1995-01-05 1996-10-08 International Business Machines Corporation Transaction message routing in digital communication networks
DE19502414C1 (de) * 1995-01-26 1996-02-08 Siemens Ag Verfahren und Anordnung zum schnellen Durchschalten von virtuellen Verbindungen in ATM-Kommunikationssystemen
US5930255A (en) * 1995-01-31 1999-07-27 Canon Kabushiki Kaisha Method of setting a relaying path in a communication network
US5627836A (en) * 1995-01-31 1997-05-06 Bell Atlantic Network Services, Inc. VPI/VCI administration
US5579307A (en) * 1995-03-23 1996-11-26 Motorola, Inc. Packet routing system and method with quasi-real-time control
US5673263A (en) * 1995-03-31 1997-09-30 International Business Machines Corporation Method for using an IP address-based routing protocol in an ATM environment
US5666361A (en) * 1995-04-05 1997-09-09 International Business Machines Corporation ATM cell forwarding and label swapping method and apparatus
US5701416A (en) * 1995-04-13 1997-12-23 Cray Research, Inc. Adaptive routing mechanism for torus interconnection network
US5579480A (en) * 1995-04-28 1996-11-26 Sun Microsystems, Inc. System and method for traversing ATM networks based on forward and reverse virtual connection labels
US5623495A (en) * 1995-06-15 1997-04-22 Lucent Technologies Inc. Portable base station architecture for an AD-HOC ATM lan
US5757783A (en) * 1995-06-15 1998-05-26 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for routing ATM cells in an AD-ATM LAN
US5737333A (en) * 1995-06-23 1998-04-07 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for interconnecting ATM-attached hosts with telephone-network attached hosts
WO1997004541A2 (en) * 1995-07-19 1997-02-06 Fujitsu Limited Multipoint to multipoint processing in a network switch having data buffering queues
US5872769A (en) 1995-07-19 1999-02-16 Fujitsu Network Communications, Inc. Linked list structures for multiple levels of control in an ATM switch
EP0873611A1 (en) 1995-09-14 1998-10-28 Fujitsu Network Communications, Inc. Transmitter controlled flow control for buffer allocation in wide area atm networks
US6108704A (en) 1995-09-25 2000-08-22 Netspeak Corporation Point-to-point internet protocol
US6055618A (en) * 1995-10-31 2000-04-25 Cray Research, Inc. Virtual maintenance network in multiprocessing system having a non-flow controlled virtual maintenance channel
FI102132B1 (fi) * 1995-12-01 1998-10-15 Nokia Mobile Phones Ltd ATM-solun otsikkokenttien käyttö radiovälitteisessä ATM-tiedonsiirrossa
US5991298A (en) 1996-01-16 1999-11-23 Fujitsu Network Communications, Inc. Reliable and flexible multicast mechanism for ATM networks
JP3684262B2 (ja) * 1996-01-17 2005-08-17 富士通株式会社 ネットワークシステム及び集線装置
US5953342A (en) * 1996-02-06 1999-09-14 Cabletron Systems, Inc. Method for dynamically providing end-to-end connections in an asynchronous transfer mode (ATM) network
JPH09233089A (ja) * 1996-02-26 1997-09-05 Fujitsu Ltd 固定長セル取扱式交換機における専用線接続制御方法および固定長セル取扱式交換機
US5835925A (en) * 1996-03-13 1998-11-10 Cray Research, Inc. Using external registers to extend memory reference capabilities of a microprocessor
US5864738A (en) * 1996-03-13 1999-01-26 Cray Research, Inc. Massively parallel processing system using two data paths: one connecting router circuit to the interconnect network and the other connecting router circuit to I/O controller
US5809025A (en) * 1996-03-15 1998-09-15 Motorola, Inc. Virtual path-based static routing
US6081519A (en) * 1996-03-25 2000-06-27 Next Level Communications In-home communication system
US6178169B1 (en) * 1996-03-28 2001-01-23 British Telecommunications Public Limited Company Method of transmitting an ATM cell over an ATM network
US5768271A (en) * 1996-04-12 1998-06-16 Alcatel Data Networks Inc. Virtual private network
GB9613020D0 (en) * 1996-06-21 1996-08-28 British Telecomm Atm partial cut-through
US5796728A (en) * 1996-06-25 1998-08-18 Ericsson Inc. Communication system and method for modifying a remote radio using an internet address
JPH1023023A (ja) * 1996-07-03 1998-01-23 Sony Corp 交換装置およびその方法
JP3400916B2 (ja) * 1996-07-11 2003-04-28 株式会社日立製作所 サーバアドレス管理方式
US6456596B2 (en) * 1996-07-23 2002-09-24 Marconi Communications Limited Synchronous transmission systems
US5748905A (en) 1996-08-30 1998-05-05 Fujitsu Network Communications, Inc. Frame classification using classification keys
US5912892A (en) * 1996-08-30 1999-06-15 Hughes Electronics Corporation Method of providing fractional path service on an ATM network
US6501753B1 (en) 1996-09-19 2002-12-31 Qwest Communications International, Inc. Architecture and method for using an advanced intelligent network (AIN) to reduce voice switch and trunk loading
US5905727A (en) * 1996-10-08 1999-05-18 International Business Machines Corporation Method and system for transmitting ATM cells on an ATM link
US5828844A (en) * 1996-10-08 1998-10-27 At&T Corp. Internet NCP over ATM
WO1998018239A1 (en) * 1996-10-25 1998-04-30 Cascade Communications Corporation Multipoint-to-point packet transfer over virtual circuit
US5987518A (en) * 1996-10-28 1999-11-16 General Instrument Corporation Method and apparatus for communicating internet protocol data over a broadband MPEG channel
US6188690B1 (en) * 1996-12-12 2001-02-13 Pmc-Sierra, Inc. Method and apparatus for high speed, scalable communication system
US5903559A (en) 1996-12-20 1999-05-11 Nec Usa, Inc. Method for internet protocol switching over fast ATM cell transport
US5909430A (en) * 1996-12-31 1999-06-01 Northern Telecom Limited Address assignment in an ATM switched network
US5781739A (en) * 1996-12-31 1998-07-14 International Business Machines Corp. IMS/WWW mapping system
US5933427A (en) * 1997-01-31 1999-08-03 Edgepoint Networks, Inc. Switch system employing a N:M switch circuit for routing packets among devices in a data communication network
US6055237A (en) * 1997-03-03 2000-04-25 Excel Switching Corporation Telecommunications switching system with readily configurable supervisory control
JP3457493B2 (ja) * 1997-03-18 2003-10-20 富士通株式会社 Arpサーバ
US6301257B1 (en) * 1997-03-19 2001-10-09 Nortel Networks Limited Method and apparatus for transmitting data frames between switches in a meshed data network
US5953316A (en) * 1997-04-17 1999-09-14 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Reservation method and system for asynchronous transfer mode communications
US5949784A (en) * 1997-05-01 1999-09-07 3Com Corporation Forwarding mechanism for multi-destination packets to minimize per packet scheduling overhead in a network forwarding engine
JP3123462B2 (ja) * 1997-05-21 2001-01-09 日本電気株式会社 コネクション番号変換装置及びその方法並びにその方法を実行するためのプログラムを格納した記録媒体
KR100247022B1 (ko) 1997-06-11 2000-04-01 윤종용 Atm 스위칭 시스템의 단일 스위치 소자 및 버퍼 문턱값 결정 방법
KR100216368B1 (ko) 1997-06-11 1999-08-16 윤종용 Atm 스위치에서 셀 손실율 개선을 위한 역방향압력 신호를 이용한 입력 버퍼 제어기 장치 및 논리버퍼 크기 결정알고리즘
JP3003779B2 (ja) * 1997-06-24 2000-01-31 日本電気株式会社 通信システム
FI107498B (fi) 1997-06-30 2001-08-15 Nokia Networks Oy Verkkopalveluiden määrittäminen radioaccessverkossa
JPH1132055A (ja) * 1997-07-14 1999-02-02 Fujitsu Ltd バッファ制御装置及びバッファ制御方法
US6839330B1 (en) * 1997-07-15 2005-01-04 Viasat, Inc. Method and apparatus for improving asynchronous transfer mode operation over noisy, high speed wireless links
DE69739800D1 (de) 1997-07-17 2010-04-22 Ibm Verfahren und vorrichtung zur punkt- zu mehrpunkt übertragung in einem atm-netz
IL121519A (en) * 1997-08-11 2000-09-28 Madge Networks Israel Ltd ATM switches
WO1999009725A1 (en) * 1997-08-21 1999-02-25 At & T Corp. Packet redirection and message stream management
JPH11136291A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Fujitsu Ltd 音声インターワーク機能を有するセル伝送装置
US6230252B1 (en) 1997-11-17 2001-05-08 Silicon Graphics, Inc. Hybrid hypercube/torus architecture
US6085303A (en) * 1997-11-17 2000-07-04 Cray Research, Inc. Seralized race-free virtual barrier network
US6101181A (en) * 1997-11-17 2000-08-08 Cray Research Inc. Virtual channel assignment in large torus systems
US5970232A (en) * 1997-11-17 1999-10-19 Cray Research, Inc. Router table lookup mechanism
US6128622A (en) * 1997-11-26 2000-10-03 International Business Machines Corporation IMS web studio taskguide
US6356563B1 (en) * 1998-12-29 2002-03-12 At&T Corp. Global addressing and identifier assignment in inter-worked networks
US6822955B1 (en) * 1998-01-22 2004-11-23 Nortel Networks Limited Proxy server for TCP/IP network address portability
JPH11234287A (ja) * 1998-02-12 1999-08-27 Fujitsu Ltd 交換システム及び加入者装置並びに交換装置
US6570876B1 (en) * 1998-04-01 2003-05-27 Hitachi, Ltd. Packet switch and switching method for switching variable length packets
US6349098B1 (en) * 1998-04-17 2002-02-19 Paxonet Communications, Inc. Method and apparatus for forming a virtual circuit
US6128611A (en) * 1998-04-30 2000-10-03 International Business Machines Corporation Internet-enabled generic application program for accessing hierarchical data
JPH11331196A (ja) * 1998-05-19 1999-11-30 Nec Corp マルチサービスクラス定義型atm交換機
WO1999065185A2 (en) 1998-06-05 1999-12-16 British Telecommunications Public Limited Company Communications network with tariff based on network load
AU2004200250B2 (en) * 1998-06-05 2007-03-15 British Telecommunications Public Limited Company Communications network
US6430571B1 (en) 1998-07-16 2002-08-06 International Business Machines Corporation Multi-frame output form that facilitates internet search and update in a hierarchical database
JP2000078162A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Nec Corp Atm交換装置
FR2783618B1 (fr) * 1998-09-23 2002-01-04 France Telecom Procede de mise a jour d'une memoire associative de type trie, et routeur mettant en oeuvre un tel procede
US6216174B1 (en) 1998-09-29 2001-04-10 Silicon Graphics, Inc. System and method for fast barrier synchronization
US6457084B1 (en) * 1998-11-23 2002-09-24 Advanced Micro Devices, Inc. Target side distributor mechanism for connecting multiple functions to a single logical pipe of a computer interconnection bus
US6499079B1 (en) 1998-11-23 2002-12-24 Advanced Micro Devices, Inc. Subordinate bridge structure for a point-to-point computer interconnection bus
US6457081B1 (en) 1998-11-23 2002-09-24 Advanced Micro Devices, Inc. Packet protocol for reading an indeterminate number of data bytes across a computer interconnection bus
US6470410B1 (en) * 1998-11-23 2002-10-22 Advanced Micro Devices, Inc. Target side concentrator mechanism for connecting multiple logical pipes to a single function utilizing a computer interconnection bus
US6618782B1 (en) 1998-11-23 2003-09-09 Advanced Micro Devices, Inc. Computer interconnection bus link layer
US6611891B1 (en) 1998-11-23 2003-08-26 Advanced Micro Devices, Inc. Computer resource configuration mechanism across a multi-pipe communication link
US6449275B1 (en) 1998-12-17 2002-09-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Internal routing through multi-staged ATM node
US6396811B1 (en) 1998-12-17 2002-05-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Segmented performance monitoring of multi-stage ATM node
WO2000038383A2 (en) * 1998-12-18 2000-06-29 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Internet protocol handler for telecommunications platform with processor cluster
JP2000196621A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Nec Corp 非同期転送モ―ド多重化装置及びセル廃棄方法
US7216348B1 (en) 1999-01-05 2007-05-08 Net2Phone, Inc. Method and apparatus for dynamically balancing call flow workloads in a telecommunications system
JP3202720B2 (ja) * 1999-02-25 2001-08-27 日本電気株式会社 複数ユーザ・デバイスへのvpi値割付方法およびネットワークシステム
US6597669B1 (en) 1999-03-16 2003-07-22 Northrop Grumman Corporation Queue segmentation and addressing method and apparatus for a cell switch in a processing communications satellite
US6684335B1 (en) * 1999-08-19 2004-01-27 Epstein, Iii Edwin A. Resistance cell architecture
US6578086B1 (en) 1999-09-27 2003-06-10 Nortel Networks Limited Dynamically managing the topology of a data network
US6674720B1 (en) 1999-09-29 2004-01-06 Silicon Graphics, Inc. Age-based network arbitration system and method
US6751698B1 (en) 1999-09-29 2004-06-15 Silicon Graphics, Inc. Multiprocessor node controller circuit and method
US6615272B1 (en) * 1999-10-20 2003-09-02 Lantronix, Inc. Switch node for connecting a keyboard video mouse to selected servers in a interconnected switch node network
US6647001B1 (en) * 1999-12-06 2003-11-11 At&T Corp. Persistent communication with changing environment
US7508753B2 (en) * 2000-01-31 2009-03-24 At&T Intellectual Property, Ii, L.P. Packet redirection and message stream management
US7139270B1 (en) * 2000-08-22 2006-11-21 Lucent Technologies Inc. Systems and method for transporting multiple protocol formats in a lightwave communication network
JP2002101103A (ja) * 2000-09-20 2002-04-05 Nec Saitama Ltd 基地局変復調装置及びatmセル送受信方法
US7664119B2 (en) * 2001-03-30 2010-02-16 Intel Corporation Method and apparatus to perform network routing
US20040004966A1 (en) * 2001-04-27 2004-01-08 Foster Michael S. Using virtual identifiers to route transmitted data through a network
IL144141A0 (en) * 2001-07-04 2002-05-23 Method and system for improving a route along which data is sent using an ip protocol in a data communications network
US20030039256A1 (en) * 2001-08-24 2003-02-27 Klas Carlberg Distribution of connection handling in a processor cluster
US7221678B1 (en) * 2001-10-01 2007-05-22 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for routing packets
US7295563B2 (en) * 2001-10-01 2007-11-13 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for routing packets that have ordering requirements
US7274692B1 (en) 2001-10-01 2007-09-25 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for routing packets that have multiple destinations
US7007102B2 (en) 2002-04-29 2006-02-28 Harris Corporation Admission control in a mobile ad hoc network
US10489449B2 (en) 2002-05-23 2019-11-26 Gula Consulting Limited Liability Company Computer accepting voice input and/or generating audible output
US8611919B2 (en) 2002-05-23 2013-12-17 Wounder Gmbh., Llc System, method, and computer program product for providing location based services and mobile e-commerce
CN1666461A (zh) * 2002-06-26 2005-09-07 西门子公司 网络单元的自适应控制
US7543133B1 (en) 2003-08-18 2009-06-02 Cray Inc. Latency tolerant distributed shared memory multiprocessor computer
US7334110B1 (en) 2003-08-18 2008-02-19 Cray Inc. Decoupled scalar/vector computer architecture system and method
US7519771B1 (en) 2003-08-18 2009-04-14 Cray Inc. System and method for processing memory instructions using a forced order queue
US7503048B1 (en) 2003-08-18 2009-03-10 Cray Incorporated Scheduling synchronization of programs running as streams on multiple processors
US7421565B1 (en) 2003-08-18 2008-09-02 Cray Inc. Method and apparatus for indirectly addressed vector load-add -store across multi-processors
US7366873B1 (en) 2003-08-18 2008-04-29 Cray, Inc. Indirectly addressed vector load-operate-store method and apparatus
US7735088B1 (en) 2003-08-18 2010-06-08 Cray Inc. Scheduling synchronization of programs running as streams on multiple processors
US8307194B1 (en) 2003-08-18 2012-11-06 Cray Inc. Relaxed memory consistency model
US7437521B1 (en) 2003-08-18 2008-10-14 Cray Inc. Multistream processing memory-and barrier-synchronization method and apparatus
US7075906B2 (en) * 2003-09-30 2006-07-11 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for cell identification in wireless data networks
US7308505B2 (en) * 2003-12-17 2007-12-11 International Business Machines Corporation Method, system and program product for facilitating forwarding of data packets through a node of a data transfer network using multiple types of forwarding tables
US7508814B1 (en) 2003-12-30 2009-03-24 At&T Intellectual Property, Ii, L.P. Electronic loop provisioning methods and systems
US7757033B1 (en) 2004-02-13 2010-07-13 Habanero Holdings, Inc. Data exchanges among SMP physical partitions and I/O interfaces enterprise servers
US7664110B1 (en) 2004-02-07 2010-02-16 Habanero Holdings, Inc. Input/output controller for coupling the processor-memory complex to the fabric in fabric-backplane interprise servers
US7860097B1 (en) 2004-02-13 2010-12-28 Habanero Holdings, Inc. Fabric-backplane enterprise servers with VNICs and VLANs
US7685281B1 (en) 2004-02-13 2010-03-23 Habanero Holdings, Inc. Programmatic instantiation, provisioning and management of fabric-backplane enterprise servers
US7843906B1 (en) 2004-02-13 2010-11-30 Habanero Holdings, Inc. Storage gateway initiator for fabric-backplane enterprise servers
US7990994B1 (en) 2004-02-13 2011-08-02 Habanero Holdings, Inc. Storage gateway provisioning and configuring
US7843907B1 (en) 2004-02-13 2010-11-30 Habanero Holdings, Inc. Storage gateway target for fabric-backplane enterprise servers
US7860961B1 (en) 2004-02-13 2010-12-28 Habanero Holdings, Inc. Real time notice of new resources for provisioning and management of fabric-backplane enterprise servers
US7873693B1 (en) 2004-02-13 2011-01-18 Habanero Holdings, Inc. Multi-chassis fabric-backplane enterprise servers
US7633955B1 (en) 2004-02-13 2009-12-15 Habanero Holdings, Inc. SCSI transport for fabric-backplane enterprise servers
US7953903B1 (en) 2004-02-13 2011-05-31 Habanero Holdings, Inc. Real time detection of changed resources for provisioning and management of fabric-backplane enterprise servers
US7561571B1 (en) * 2004-02-13 2009-07-14 Habanero Holdings, Inc. Fabric address and sub-address resolution in fabric-backplane enterprise servers
US8145785B1 (en) 2004-02-13 2012-03-27 Habanero Holdings, Inc. Unused resource recognition in real time for provisioning and management of fabric-backplane enterprise servers
US8868790B2 (en) 2004-02-13 2014-10-21 Oracle International Corporation Processor-memory module performance acceleration in fabric-backplane enterprise servers
US8713295B2 (en) 2004-07-12 2014-04-29 Oracle International Corporation Fabric-backplane enterprise servers with pluggable I/O sub-system
US7478769B1 (en) 2005-03-09 2009-01-20 Cray Inc. Method and apparatus for cooling electronic components
CN100450067C (zh) * 2005-11-18 2009-01-07 华为技术有限公司 业务设备交换网络及交换方法
JP5092897B2 (ja) * 2008-05-26 2012-12-05 富士通株式会社 データ移行処理プログラム、データ移行処理装置およびデータ移行処理方法
JP5601193B2 (ja) * 2010-12-22 2014-10-08 富士通株式会社 ネットワーク中継システム、ネットワーク中継装置、輻輳状態通知方法、及びプログラム
US9525638B2 (en) 2013-10-15 2016-12-20 Internap Corporation Routing system for internet traffic
US11275632B2 (en) 2018-09-14 2022-03-15 Advanced Micro Devices, Inc. Broadcast command and response
CN113010173A (zh) 2019-12-19 2021-06-22 超威半导体(上海)有限公司 并行处理中矩阵数据广播的方法
CN113094099A (zh) 2019-12-23 2021-07-09 超威半导体(上海)有限公司 矩阵数据广播架构
US11403221B2 (en) 2020-09-24 2022-08-02 Advanced Micro Devices, Inc. Memory access response merging in a memory hierarchy

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5163045A (en) * 1990-10-01 1992-11-10 At&T Bell Laboratories Communications network arranged to transport connection oriented and connectionless messages
JPH0630022A (ja) * 1992-07-10 1994-02-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd セル転送方法およびセル受信装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6680946B1 (en) 1998-04-30 2004-01-20 Nec Corporation Layer 3 flow-switching method and system
US7480257B2 (en) 2001-11-20 2009-01-20 Oki Electric Industry Co., Ltd. IP telephone terminal searching for a destination with a telephone number to set up a call connection over an IP network
WO2011101902A1 (ja) * 2010-02-18 2011-08-25 株式会社日立製作所 情報通信処理システム、方法、及びネットワークノード
JP5544006B2 (ja) * 2010-02-18 2014-07-09 株式会社日立製作所 情報通信処理システム
US8798051B2 (en) 2010-02-18 2014-08-05 Hitachi, Ltd. Information and communication processing system, method, and network node
JP2016009944A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 富士電機株式会社 ネットワーク通信システム、そのマスタノード

Also Published As

Publication number Publication date
US5440547A (en) 1995-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06318951A (ja) セル転送方法およびセル転送システム
US5588121A (en) Parallel computer having MAC-relay layer snooped transport header to determine if a message should be routed directly to transport layer depending on its destination
JP2656696B2 (ja) データメッセージ転送方法及び装置
US5892924A (en) Method and apparatus for dynamically shifting between routing and switching packets in a transmission network
US6188689B1 (en) Network node and method of frame transfer
US5600644A (en) Method and apparatus for interconnecting LANs
US20040015590A1 (en) Network interconnection apparatus, network node apparatus, and packet transfer method for high speed, large capacity inter-network communication
JPH10322351A (ja) パケット交換機、パケット交換網及びパケット交換方法
JPH1075258A (ja) Lan間接続方法
US6741576B1 (en) Re-assignment method of re-assigning a connection identifier in a network operating in the connection mode
JPH10136016A (ja) パケット転送制御方法及びノード装置
US6570878B2 (en) Network and method for ATM network operations
JP3042457B2 (ja) マルチレイヤatm通信装置
JPH11284664A (ja) 仮想専用網構築システム
US6822962B1 (en) Virtual connection switching method and ATM switch
JPH10262046A (ja) Ubrコネクションのルート決定方式
JP3426646B2 (ja) ネットワークシステム、通信方法及び通信装置
US6598089B1 (en) Method of supporting communication between network nodes
JP3272280B2 (ja) ルータ装置及びフレーム転送方法
JP2923921B1 (ja) パケット転送方式
JP2000349770A (ja) Atmにおけるipパケットルーティングプロセッサの分散処理方法及びその装置
JPH11191779A (ja) Atmスイッチ
JP3445532B2 (ja) Atm通信システム
JP3557200B2 (ja) Atm通信システム
KR100233256B1 (ko) 비동기 전송 모드 인터넷 프로토콜 루팅 서버 장치