JPH063162B2 - 電子制御デイ−ゼルエンジンの噴射量制御方法 - Google Patents

電子制御デイ−ゼルエンジンの噴射量制御方法

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JPH063162B2
JPH063162B2 JP20711985A JP20711985A JPH063162B2 JP H063162 B2 JPH063162 B2 JP H063162B2 JP 20711985 A JP20711985 A JP 20711985A JP 20711985 A JP20711985 A JP 20711985A JP H063162 B2 JPH063162 B2 JP H063162B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、電子制御ディーゼルエンジンの噴射量制御方
法に係り、特に、電磁弁スピル方式の噴射ポンプを備え
た自動車用の電子制御ディーゼルエンジンに用いるのに
好適な、少くともエンジン負荷と平均エンジン回転数に
基づいて噴射終了時期を決定するようにした電子制御デ
ィーゼルエンジンの噴射制御方法の改良に関する。
【従来の技術】
近年、電子制御技術、特にデジタル制御技術の発達と共
に、ディーゼルエンジンの噴射ポンプを電子的に制御す
るようにした、いわゆる電子制御ディーゼルエンジンが
実用化されている。噴射ポンプを電子制御する方法には
種々あるが、その1つに、噴射ポンプにおける燃料の溢
流時期(以下、スピル時期と称する)を電磁弁で制御す
るようにした、いわゆる電磁弁スピル方式の噴射ポンプ
がある。この電磁弁スピル方式の噴射ポンプにおいて
は、燃料噴射量が目標値に達した時点で、電磁スピル弁
によりスピルポートを開放して、燃料の圧送終りを制御
することにより、燃料噴射量を制御するようにしてい
る。 このような電磁スピル弁方式の噴射ポンプを用いた電子
制御ディーゼルエンジンでは、第6図に示す如く、プラ
ンジャ室の圧力を開放するスピル指令時期θspを変化さ
せることで、燃料噴射量Qを制御するようにしている。
一方、スピル指令時期θspは、第7図に示す如き、例え
ば平均エンジン回転数NEとエンジン負荷、例えばアク
セル開度Accpによって算出される。ここで、平均エン
ジン回転数NEは、所定クランク角度毎に入力するエン
ジン回転パルス(以下、NEパルスと称する)間の所要
時間により、第8図に示す如く算出される。従って、平
均エンジン回転数NEの算出は、本来、各気筒の噴射毎
に1回、即ち、4気筒エンジンの場合には180°CA
毎に行えばよい。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、180°CA毎に平均エンジン回転数N
Eの算出を行つた場合には、エンジンが定常状態であれ
ば問題はないが、過渡時には、算出された平均エンジン
回転数NEと実平均エンジン回転数NE′に差を生じる
ため、減速時には、第9図に示す如く、平均エンジン回
転数NEが実平均エンジン回転数NE′よりも大きくな
り、前出第7図から明らかなようにスピル指令時期θsp
が少めに算出され、噴射量が不足して、著しい時には、
エンジンストールに至ることがある。逆に、加速時であ
れば、平均エンジン回転数NEが実平均エンジン回転数
NE′よりも小さくなるため、第7図から明らかな如
く、スピル指令時θspが多めに算出され、噴射量が過多
となって、排気黒煙濃度が増すという問題点を有してい
た。 このような問題点を解決するべく、スピル時期の直前で
平均エンジン回転数NEを算出する方法が考えられる
が、プログラム上、平均エンジン回転数NEの算出は、
毎回一定のタイミングで行わなければならないのに対し
て、スピル指令時期θspは、前出第7図から明らかなよ
うに、最大約70°CAも変化し、平均エンジン回転数
NEの算出からスピル時期までにプログラムが進むため
の不定期的な時間遅れもあり、実用上、常に平均エンジ
ン回転数NEの算出をスピル時期の直前に持ってくるこ
とは不可能である。 従って従来は、平均エンジン回転数NEの算出を、例え
ば45°CA毎等、高い頻度で行わなければならず、プ
ログラム上複雑なものになっていた。
【発明の目的】
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、プログラム上、最も負荷の高い平均エンジン回転
数の算出を簡潔なプログラムで行うことができ、しか
も、過渡状態でも噴射量を最適に制御することができる
電子制御ディーゼルエンジンの噴射量制御方法を提供す
ることを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、少くともエンジン負荷と噴射終了時期決定用
平均エンジン回転数NEspに基づいて噴射終了時期を決
定するようにした電子制御ディーゼルエンジンの噴射量
制御方法において、第1図にその要旨を示す如く、各気
筒の噴射毎に、毎回一定のタイミングで平均エンジン回
転数NEを1回だけ算出する平均エンジン回転数算出手
順と、該平均エンジン回転数の算出手順にて得られた前
回の平均エンジン回転数NE-1と今回の平均エンジン回
転数NEとの差DNEを計算する手順と、前回の噴射終
了時期が遅い程、大となる補正値Knを求める手順と、
前記差DNEに基づいたエンジン回転の加減速状態に従
って、エンジン回転の加速時には大きくなるように、一
方エンジン回転の減速時には小さくなるように、今回の
平均エンジン回転数NEを補正するようにし、この際、
前記補正値Knが大となる程、この補正の度合をより大
きくして、前記加減速状態を加味した、噴射終了時期決
定用の前記噴射終了時期決定用平均エンジン回転数NE
spを求める手順とを含むことにより、前記目的を達成し
たものである。 又、本発明の実施態様は、前記平均エンジン回転数NE
を1回だけ算出するタイミングを、エンジン制御上の最
も早い噴射終了時期より5〜15°CA前としたもので
ある。 又、本発明の実施態様は、前記補正値Knを、前記差D
NEに乗ぜられる、平均エンジン回転数NEの算出タイ
ミングから噴射終了時期までの角度が0°CAの時0、
各気筒の噴射間隔に等しい時1となる補正係数Knとし
たものである。
【作用】
エンジン回転数が急速に変化する過渡時には、算出され
た平均エンジン回転数NEと実平均エンジン回転数との
格差が大きくなってしまい、正しく制御が行われなくな
ってしまう。これを防止するため、前回の平均エンジン
回転数NEi-1と今回の平均エンジン回転数NEiとの
差DNEを計算すると共に、前回の噴射終了時期に応じ
て補正値Knを求め、これら差DNEと補正値Knとに
より、加減速状態を加味した噴射終了時期決定用平均エ
ンジン回転数NEspを求める。従って、噴射終了時期決
定用平均エンジン回転数NEpsが、加減速状態を反映し
た値となり、簡潔なプログラムにより、過渡状態でも噴
射量を最適に制御することができる。 又、前記平均エンジン回転数NEを1回だけ算出するタ
イミングを、エンジン制御上の最も早い噴射終了時期よ
り5〜15°CA前とした場合には、最適なタイミング
で平均エンジン回転数を算出することができる。 又、前記補正値Knを、前記差DNEに乗ぜられる、平
均エンジン回転数NEの算出タイミングから噴射終了時
期までの角度が0°CAの時0、各気筒の噴射間隔に等
しい時1となる補正係数Knとした場合には、平均エン
ジン回転数の補正を、簡単に且つ的確に行うことができ
る。
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明に係る噴射量制御方法が
採用された、自動車用の電子制御ディーゼルエンジンの
実施例を詳細に説明する。 本実施例には、第2図に示す如く、エアクリーナ(図示
省略)の下流に配設された、吸入空気の温度を検出する
ための吸気温センサ12が備えられている。該吸気温セ
ンサ12の下流には、排気ガスの熱エネルギにより回転
されるタービン14Aと、該タービン14Aと連動して
回転されるコンプレッサ14Bからなるターボチャージ
ャ14が備えられている。該ターボチヤージャ14のタ
ービン14Aの上流側とコンプレッサ14Bの下流側
は、吸気圧の過上昇を防止するためのウエストゲート弁
15を介して連通されている。 前記コンプレッサ14B下流側のベンチュリ16には、
アイドル時等に吸入空気の流量を制限するための、運転
席に配設されたアクセルペダル17と連動して非線形に
回動するようにされた主吸気絞り弁18が備えられてい
る。前記アクセルペダル17の開度(以下、アクセル開
度と称する)Accpは、アクセル位置センサ20によっ
て検出されている。 前記主吸気絞り弁18と並列に副吸気絞り弁22が備え
られており、該副吸気絞り弁22の開度は、ダイヤフラ
ム装置24によって制御されている。該ダイヤフラム装
置24には、負圧ポンプ26で発生した負圧が、負圧切
換弁(以下、VSVと称する)28又は30を介して供
給される。 前記吸気絞り弁18、22の下流側には吸入空気の圧力
を検出するための吸気圧センサ32が備えられている。 ディーゼルエンジン10のシリンダヘッド10Aには、
エンジン燃焼室10Bに先端が臨むようにされた噴射ノ
ズル34、グロープラグ36及び着火時期センサ38が
備えられている。又、ディーゼルエンジン10のシリン
ダブロツク10Cには、エンジン冷却水温を検出するた
めの水温センサ40が備えられている。 前記噴射ノズル34には、噴射ポンプ42から燃料が圧
送されてくる。該噴射ポンプ42には、ディーゼルエン
ジン10のクランク軸の回転と連動して回転されるポン
プ駆動軸42Aと、該ポンプ駆動軸42Aに固着され
た、燃料を加圧するためのフィードポンプ42B(第2
図は90°展開した状態を示す)と、燃料供給圧を調整
するための燃圧調整弁42Cと、前記ポンプ駆動軸42
Aに固着されたポンプ駆動プーリ42Dの回転変位から
クランク角基準位置、例えば上死点(TDC)を検出す
るための、例えば電磁ピックアップからなるクランク角
基準センサ44と、同じくポンプ駆動軸42Aに固着さ
れたギヤ42Eの回転変位からエンジン回転数等を検出
するためのNEパルスを出力する、例えば電磁ピックア
ップからなるエンジン回転センサ46と、フエイスカム
42Fとプランジャ42Gを往復動させ又、そのタイミ
ングを変化させるためのローラリング42Hと、該ロー
ラリング42Hの回動位置を変化させるためのタイマピ
ストン42J(第2図は90°展開した状態を示す)
と、該タイマピストン42Jの位置を制御することによ
って噴射時期を制御するためのタイミング制御弁(以
下、TCVと称する)48と、スピルポート42Kを介
してのプランジャ42Gからの燃料逃し時期を変化させ
ることによって燃料噴射量を制御するための電磁スピル
弁50と、燃料をカットするための燃料カット弁52
と、燃料と逆流や後垂れを防止するためのデリバリバル
ブ42Lと、が備えられている。 前記グロープラグ36には、グローリレー37を介して
グロー電流が供給されている。 前記吸気温センサ12、アクセル位置センサ20、吸気
圧センサ32、着火時期センサ38、水温センサ40、
クランク角基準センサ44、エンジン回転センサ46、
前記グロープラグ36に流れるグロー電流を検出するグ
ロー電流センサ54、キイスイッチ、エアコンスイッ
チ、ニュートラルセーフティスイッチ出力、車速信号等
は、電子制御ユニット(以下、ECUと称する)56に
入力された処理され、該ECU56の出力によって、前
記VSV28、30、グローリレー37、TCV48、
電磁スピル弁50、燃料カット弁52等が制御される。 前記ECU56は、第3図に詳細に示す如く、各種演算
処理を行うための中央処理ユニット(以下、CPUと称
する)56Aと、制御プログラムや各種データ等を記憶
するためのリードオンリーメモリ(以下、ROMと称す
る)56Bと、前記CPU56Aにおける演算データ等
を一時的に記憶するためにランダムアクセスメモリ(以
下、RAMと称する)56Cと、クロック信号を発生す
るクロック56Dと、バッフア56Eを介して入力され
る前記水温センサ40出力、バッフア56Fを介して入
力される前記吸気温センサ12出力、バッフア56Gを
介して入力される前記吸気圧センサ32出力、バッフア
56Hを介して入力される前記アクセル位置センサ20
出力等を順次取込むためのマルチプレクサ(以下、MP
Xと称する)56Kと、該MPX56K出力のアナログ
信号をデジタル信号に変換するためのアナログ−デジタ
ル変換器(以下、A/D変換器と称する)56Lと、該
A/D変換器56L出力をCPU56Aに取込むための
入出力ポート56Mと、バッフア56Nを介して入力さ
れるスタータ信号、バッフア56Pを介して入力される
エアコン信号、バッフア56Qを介して入力されるトル
コン信号、波形整形回路56Rを介して入力される前記
着火時期センサ38出力等をCPU56Aに取込むため
の入出力ポート56Sと、前記着火時期センサ38出力
を波形整形して前記CPU56Aの入力割込み端子IC
AP2に直接取込むための前記波形整形回路56Rと、
前記クランク角基準センサ44出力を波形整形して前記
CPU56Aの同じ入力割込み端子ICAP2に直接取
込むための波形整形回路56Tと、前記エンジン回転セ
ンサ46出力を波形整形して、NEパルスとして前記C
PU56Aに直接取込むための波形整形回路56Uと、
前記CPU56Aの演算結果に応じて前記電磁スピル弁
50を駆動するための駆動回路56Vと、前記CPU5
6Aの演算結果に応じて前記TCV48を駆動するため
の駆動回路56Wと、前記CPU56Aの演算結果に応
じて前記燃料カット弁52を駆動するための駆動回路5
6Xと、前記各構成機器間を接続してデータや命令の転
送を行うためのコモンバス56Yとから構成されてい
る。 ここで、前記波形整形回路56R出力の着火信号を、C
PU56Aの入力割込み端子ICAP2だけでなく、入
出力ポート56Sにも入力しているのは、同じ入力割込
み端子ICAP2に入力される波形整形回路56T出力
の基準位置信号と識別するためである。 以下、実施例の作用を説明する。 本実施例におけるスピル指令時期θspの算出は、第4図
に示すような流れ図に従って実行される。 即ち、まずステップ110で、エンジン制御上の最も小
さいスピル指令時期θspの例えば1つ前のNEパルス
(実施例ではCNE=0)であることから、平均エンジ
ン回転数NEを算出するタイミングであるか否かを判定
する。判定結果が正である場合には、ステップ112に
進み、180°CA間の所要時間から平均エンジン回転
数NEを算出する。次いでステップ114に進み、今回
計算された平均エンジン回転数NEと前回の平均エンジ
ン回転数NEの差DNEを求めて記憶する。次いでステ
ップ116に進み、前回算出したスピル指令時期θsp
値に応じて、予め前記ROM56Bに記憶されている、
例えば第5図に示すような関係を用いて、補正係数Kn
を求める。次いでステップ118に進み、次式に示す如
く、今回算出された平均エンジン回転数NEに、差DN
Eに補正係数Knを乗じたものを加えて、加減速状態を
加味した、スピル時期決定用の平均エンジン回転数NE
spを求める。 NEsp←NE+Kn×DNE ……(1) 次いでステップ120に進み、求められた平均エンジン
回転数NEspと前出アクセル位置センサ20で検出され
たアクセル開度Accpに応じて、前出第7図に示すよう
な関係を用いて、スピル指令時期θspを算出する。 本実施例によれば、減速時は、差DNEが負となり、ス
ピル指令時期決定用平均エンジン回転NEspが平均エン
ジン回転数NEより大となるため、スピル指令時期θsp
は大きくなり、減速時の噴射量不足を解消することがで
きる。又、加速時は逆に、差DNEが正となり、スピル
指令時期決定用平均エンジン回転数NEspが平均エンジ
ン回転数NEより大となるため、スピル指令時期θsp
小さくなり、加速時の排気黒煙の増加を抑えることがで
きる。 本実施例においては、平均エンジン回転数NEを1回だ
け算出するタイミングを、エンジン制御上の最も早いス
ピル指令時期の1つ前のパルスとしているので、平均エ
ンジン回転数NEを適切なタイミングで算出することが
できる。なお、平均エンジン回転数NEを1回だけ算出
するタイミングはこれに限定されない。 又、本実施例においては、前回の平均エンジン回転数と
今回の平均エンジン回転数の差DNEに、前回のスピル
指令時期θspに応じて求めた、平均エンジン回転数NE
の算出タイミングからスピル指令時期までの角度が0°
CAの時0、各気筒の噴射間隔(180°CA)に等し
い時1となる補正係数Knを乗じることによって、今回
の平均エンジン回転数NEを補正するようにしているの
で、スピル指令時期決定用の平均エンジン回転数NEsp
を、簡単に、且つ的確に求めることができる。なお、前
記差DNE及び前回のスピル指令時期に応じて平均エン
ジン回転数NEを補正する方法はこれに限定されない。 前記実施例においては、本発明が、電磁スピル弁50に
よって燃料噴射量を制御するようにされた、ターボチャ
ージャ付きの自動車用電子制御ディーゼルエンジンに適
用されていたが、本発明の適用範囲はこれに限定され
ず、電磁スピル弁以外の燃料噴射量制御アクチュエータ
により噴射終了時期を制御するようにされた、一般のデ
ィーゼルエンジンにも同様に適用できることは明らかで
ある。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、各気筒の噴射毎に
算出された平均エンジン回転数で、過渡状態でも噴射量
を最適に制御することができる。従って、プログラム上
最も負荷の高い平均エンジン回転数の算出ロジックを大
幅に簡潔化できる。又、減速時の噴射量不足や加速時の
排気黒煙の増加を防止することができる等の優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る電子制御ディーゼルエンジンの
噴射量制御方法の要旨を示す流れ図、第2図は、本発明
が採用された自動車用電子制御ディーゼルエンジンの実
施例の全体構成を示す、一部ブロツク線図を含む断面
図、第3図は、前記実施例で用いられている電子制御ユ
ニットを構成を示すブロツク線図、第4図は、同じく、
スピル指定時期を算出するためのルーチンを示す流れ
図、第5図は、前記ルーチンで用いられている、前回の
スピル指令時期と補正係数の関係の例を示す線図、第6
図は、スピル指令時期とプランジャリフト、即ち噴射量
の関係の例を示す線図、第7図は、平均エンジン回転数
及びアクセル開度とスピル指令時期の関係の例を示す線
図、第8図は、エンジン回転パルスから平均エンジン回
転数を算出する方法を示す線図、第9図は、過渡時(減
速時)の平均エンジン回転数と実平均エンジン回転数の
関係の例を示す線図である。 10…ディーゼルエンジン、 20…アクセル位置センサ、 Accp…アクセル開度、 42…噴射ポンプ、 46…エンジン回転センサ、 50…電磁スピル弁、 56…電子制御ユニット(ECU)、 NE…平均エンジン回転数、 DNE…平均エンジン回転数の前回と今回の差、 Kn…補正係数、 NEsp…スピル指令時期決定用の平均エンジン回転数、 θsp…スピル指令時期、 Q…噴射量。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くともエンジン負荷と噴射終了時期決定
    用平均エンジン回転数NEsp に基づいて噴射終了時期を
    決定するようにした電子制御ディーゼルエンジンの噴射
    量制御方法において、 各気筒の噴射毎に、毎回一定のタイミングで平均エンジ
    ン回転数NEを1回だけ算出する平均エンジン回転数算
    出手順と、 該平均エンジン回転数の算出手順にて得られた前回の平
    均エンジン回転数NEi-1と今回の平均エンジン回転数
    NEiとの差DNEを計算する手順と、 前回の噴射終了時期が遅い程、大となる補正値Knを求
    める手順と、 前記差DNEに基づいたエンジン回転の加減速状態に従
    って、エンジン回転の加速時には大きくなるように、一
    方エンジン回転の減速時には小さくなるように、今回の
    平均エンジン回転数NEを補正するようにし、この際、
    前記補正値Knが大となる程、この補正の度合をより大
    きくして、前記加減速状態を加味した、噴射終了時期決
    定用の前記噴射終了時期決定用平均エンジン回転数NE
    sp を求める手順と、 を含むことを特徴とする電子制御ディーゼルエンジンの
    噴射量制御方法。
  2. 【請求項2】前記平均エンジン回転数NEを1回だけ算
    出するタイミングを、エンジン制御上の最も早い噴射終
    了時期より5〜15°CA前とした特許請求の範囲第1
    項記載の電子制御ディーゼルエンジンの噴射量制御方
    法。
  3. 【請求項3】前記補正Knを、前記差DNEに乗ぜられ
    る、平均エンジン回転数NEの算出タイミングから噴射
    終了時期までの角度が0°CAの時0、各気筒の噴射間
    隔に等しい時1となる補正係数Knとして特許請求の範
    囲第1項記載の電子制御ディーゼルエンジンの噴射量制
    御方法。
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