JPH06315170A - Museデコーダ - Google Patents

Museデコーダ

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JPH06315170A
JPH06315170A JP5102362A JP10236293A JPH06315170A JP H06315170 A JPH06315170 A JP H06315170A JP 5102362 A JP5102362 A JP 5102362A JP 10236293 A JP10236293 A JP 10236293A JP H06315170 A JPH06315170 A JP H06315170A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
power distribution
circuit
spatial frequency
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5102362A
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English (en)
Inventor
Kenta Sagawa
賢太 寒川
Masanori Hamada
雅則 浜田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5102362A priority Critical patent/JPH06315170A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はオフセットサブサンプリングにより
帯域圧縮されて伝送されてきた高品位テレビジョン信号
の受像機において、動き検出回路の不要なMUSEデコ
ーダを提供することを目的とする。 【構成】 静止領域処理回路2の出力信号および動領域
処理回路3の出力信号はそれぞれ空間周波数電力分布分
析回路100に供給される。空間周波数電力分布分析回
路100は複数の2次元フィルタで構成されており、2
次元空間周波数領域での電力分布より入力信号の状態を
検出し、最適な混合比を決定する。 【効果】 静止領域処理あるいは動領域処理された信号
自体の空間周波数領域での電力分布で信号の状態を判断
し両者の混合比を決定するため従来のMUSEデコーダ
では必要であった動き検出回路が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオフセットサブサンプリ
ングにより帯域圧縮されて伝送されてきた高品位テレビ
信号を復調するためのMUSEデコーダに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来広帯域な高品位テレビ信号を伝送可
能な実用レベルの帯域に圧縮して伝送する方法の一つ
に、フレーム間とフィールド間のオフセットサブサンプ
リングを用いた多重サブサンプリング伝送方式、例えば
MUSE(Multiple Sub-NyquistSampling Encoding)
方式があり、有効に帯域圧縮が実現されている(二宮、
他「高品位テレビの衛星1チャンネル伝送方式」テレビ
ジョン学会技術報告TEBS 95-2 VOL7 No.44)。
【0003】この方式は論文に述べられているように広
帯域の高品位テレビ信号を4フィールドで一巡する4:
1のサブナイキストサンプリングを施すことにより帯域
を約1/4に圧縮して伝送する方式である。この圧縮さ
れた高品位テレビジョン信号(以下、MUSE信号とい
う)は受信側においてフィールド内、フィールド間、フ
レーム間での内挿を用いて、伝送されなかった標本点情
報を近似的に再現するMUSEデコーダにより元の広帯
域な高品位テレビジョン信号に復元される。
【0004】図4は従来知られているMUSEデコーダ
の構成図である。図4において、1は入力処理回路、2
は静止領域処理回路、3は動領域処理回路、4は動き検
出回路、5は混合回路、6はTCIデコーダ、7はフレ
ームメモリである。入力されたMUSE信号は入力処理
回路1において同期検出、音声信号の分離、コントロー
ル信号検出等の処理がなされ、入力処理されたMUSE
信号は静止領域処理回路2、動領域処理回路3、動き検
出回路4、フレームメモリ7にそれぞれ供給される。
【0005】フレームメモリ7では静止領域処理で必要
とするフレームあるいはフィールド遅延信号を得る。静
止領域処理回路2でフレーム間およびフィールド間内挿
された信号は混合器5の一方の入力端子に供給される。
また動領域処理回路3でフィールド内内挿された信号は
混合器5の他方の入力端子に供給される。動き検出回路
4において入力信号の被写体の動きを検出し、たとえば
動画と判定された領域では混合器5において動領域処理
回路3の出力信号を選択する。また静止画と判定された
領域では静止領域処理回路2の出力信号を選択する。あ
るいは動き量にしたがって両者を混合し、TCI状態の
信号をデコードして元の高品位テレビジョン信号を得
る。
【0006】このようにMUSEデコーダでは静止画像
と動画像とで異なる処理を行い、動き検出結果に従って
両者の混合比を決定するため動き検出回路の性能が再生
される高品位テレビ信号の品質を大きく左右する。図5
は従来の動き検出回路の構成図である。図5において、
42aおよび42bはフレームメモリ、43は輪郭検出
回路、44aおよび44bは減算器、45aおよび45
bは絶対値回路、46aおよび46bは非線形処理回
路、47は最大値選択回路、48は水平ローパスフィル
タ(以下水平LPFという)である。
【0007】以上のように構成された動き検出回路の動
作について説明すると、まず、入力されたMUSE信号
はフレームメモリ42aおよびそれに縦続に接続された
フレームメモリ42bにより1フレームあるいは2フレ
ーム遅延される。したがって減算器44aでは1フレー
ム差信号、減算器44bでは2フレーム差信号がそれぞ
れ得られる。1フレーム差信号にはフレーム間オフセッ
トサブサンプリングによる折り返し歪が発生する高域成
分を除去する目的で水平LPF48をかけ、絶対値回路
45aにおいて絶対値化され非線形処理回路46aに供
給される。
【0008】2フレーム差信号は絶対値回路45bにお
いて絶対値化され非線形処理回路46bに供給される。
一方、入力されたMUSE信号は輪郭検出回路43にも
供給されており輪郭検出回路43において輪郭信号が検
出される。輪郭検出回路43は、例えば垂直ハイパスフ
ィルタおよび水平ハイパスフィルタの組み合わせで構成
される。検出された輪郭信号は非線形処理回路46aお
よび46bにそれぞれ供給される。非線形処理回路46
aおよび46bにおいて各フレーム差信号を非線形処理
し4ビット程度の動き信号とする。
【0009】この時、輪郭の大きさで動き検出感度を制
御する。制御法は輪郭が大きくなるに従い動き検出感度
を低くする。続いて1フレーム差および2フレーム差に
基ずく動き信号はそれぞれ最大値選択回路47に供給さ
れる。最大値選択回路47では入力された1フレーム間
動き信号および2フレーム間動き信号の大きさを比較
し、大きい方が選択され動き量として出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うなMUSEデコーダの動き検出回路の構成では、1フ
レーム間動き検出はLPF処理されているため高域成分
の動きは検出できない。また、2フレーム間動き検出は
時間間隔が長いため動きを検出できない場合が生じる。
以上のようにMUSEデコーダにおいて入力MUSE信
号の動きを正確に検出することは極めて困難である。ま
た検出精度を高める為にはそれなりに回路規模が大きく
なりコストアップにつながる。
【0011】本発明は上記課題に鑑み、静止領域処理お
よび動領域処理の出力信号それぞれの空間周波数領域で
の電力分布を分析し被写体の状態を認識して最適な混合
比を決定することで動き検出回路を不要としたMUSE
デコーダを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
本発明のMUSEデコーダは、入力信号にフレーム間内
挿とフィールド間内挿とを行う第1の再生手段と、入力
信号にフィールド内内挿を行う第2の再生手段と、第1
の再生手段と第2の再生手段の出力信号を混合する混合
手段とを有し、第1の再生手段からの出力信号と第2の
再生手段からの出力信号を入力とし、それぞれの出力信
号の空間周波数領域での電力分布を分析する電力分布分
析手段を設け、空間周波数での電力分布にしたがって混
合手段を制御するという構成とを備えたものである。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成によって、静領域処理あ
るいは動領域処理された信号自体の空間周波数領域での
電力分布で信号の状態を判断し、両者の混合比を決定す
るため従来のMUSEデコーダでは必要であった動き検
出回路が不要になる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例のMUSEデコーダに
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実
施例におけるMUSEデコーダの構成を示すものであ
る。
【0015】図1において、1は入力処理回路、2は静
止領域処理回路、3は動領域処理回路、5は混合器、6
はTCIデコーダ、7はフレームメモリ、100は空間
周波数電力分布分析回路である。
【0016】図1において、入力されたMUSE信号は
入力処理回路1において同期検出、音声信号の分離、コ
ントロール信号検出等の処理がなされ、入力処理された
MUSE信号は静止領域処理回路2、動領域処理回路
3、フレームメモリ7にそれぞれ供給される。フレーム
メモリ7では静止領域処理回路2でフレーム間内挿ある
いはフィールド間内挿処理に必要とするフレームあるい
はフィールド遅延信号を得る。静止領域処理回路2でフ
レーム間およびフィールド間内挿された信号は混合器5
の一方の入力端子に供給される。
【0017】また動領域処理回路3でフィールド内内挿
された信号は混合器5の他方の入力端子に供給される。
混合器5の出力信号はTCIデコーダ6においてTCI
状態の信号がデコードされ元の高品位テレビジョン信号
を得る。ここまでの構成は従来例のMUSEデコーダと
同じである。異なる点は静止領域処理回路2および動領
域処理回路3の出力信号は混合器5に供給されるととも
に空間周波数電力分布分析回路100に供給され、空間
周波数電力分布分析回路100の出力信号で混合器5を
制御している点である。
【0018】空間周波数電力分布分析回路100は、例
えば図2の回路で構成される。図2において、101〜
106はフィルタ、107〜112は絶対値回路、11
3〜118は比較器、119は混合比決定回路である。
各フィルタ1、フィルタ2、フィルタ3、・・・・は2
次元あるいは1次元のLPFあるいはBPFである。M
USE方式において伝送される空間周波数領域は図3の
通りであり、図3の静止および動画の伝送帯域を複数の
フィルタで分割している。それぞれのフィルタの出力信
号は絶対値化され比較器113〜118であらかじめ各
比較器別個に設定された閾値と比較され、たとえば閾値
より大きい場合は論理値で”1”、閾値より小さい場合
は論理値で”0”を出力される。比較器からの比較出力
は混合比決定回路119に供給されている。混合比決定
回路119は論理回路であり、各比較器からの論理値に
したがって、入力画像の状態を判定する。
【0019】たとえば、静止領域あるいは動領域処理で
は画像によって大別して以下の4通りの状態が発生す
る。 (1)静止領域を静止処理 (2)動領域を静止処理 (3)静止領域を動処理 (4)動領域を動処理 (1)静止領域を静止処理した場合は水平方向および垂直
方向ともに高域で大きな電力分布を持つ。
【0020】(2)動領域を静止処理した場合は全般的に
低域に電力分布するが、動画であるにもかかわらず静止
画処理したために2重像妨害が発生した場合は中高域に
おおきな電力分布を持つ。
【0021】(3)静止領域を動処理した場合は斜め線あ
るいは縦線においてフレーム間オフセットサブサンプリ
ングあるいはフィールド間オフセットサブサンプリング
による折り返し妨害が発生する。つまり斜め高域および
水平高域に大きな電力分布を持つ。またこの時、静止処
理出力の斜め高域および水平高域にも大きな電力分布を
持つ。
【0022】(4)動領域を動処理した場合は低域から中
域に電力分布を持つ。つまり、それぞれの状態に応じて
特徴的な電力分布をするため、水平および垂直の2次元
空間領域を2次元フィルタを用いて複数の領域に分割
し、それぞれのフィルタ出力を閾値と比較して得られた
論理値の組み合わせから入力信号の状態を推測できる。
入力信号の状態が判別できればそれに応じて最適な混合
比を決定し、空間周波数電力分布分析回路100の出力
信号とする。出力信号は図1の混合器5を制御する。
【0023】以上のように静止領域処理および動領域処
理それぞれの出力信号の電力分布を2次元空間上で分析
することで入力信号の状態を検出し、両者の最適な混合
比を決定するため、動き検出回路が不要となる。
【0024】なお、2次元の空間周波数領域における電
力分布を検出するために、複数の2次元フィルタを用い
たがこれに限ったことではなく、2次元離散コサイン変
換、離散フーリエ変換等の時間−周波数変換方法を用い
ても検出可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力信号にフレ
ーム間内挿とフィールド間内挿とを行う第1の再生手段
と、上記入力信号にフィールド内内挿を行う第2の再生
手段からの出力信号を入力とし、それぞれの出力信号の
空間周波数領域での電力分布を分析する電力分布分析手
段を設け、空間周波数での電力分布にしたがって第1の
再生手段と第2の再生手段の出力信号を混合する混合手
段を制御するという構成により、静止領域処理および動
領域処理それぞれの出力信号の電力分布を2次元空間上
で分析することで入力信号の状態を検出し、両者の最適
な混合比を決定するため、動き検出回路が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるMUSEデコーダの
構成図
【図2】空間周波数電力分布分析回路の構成図
【図3】MUSE方式における伝送帯域を示す図
【図4】従来例におけるMUSEデコーダの構成図
【図5】従来例における動き検出回路の構成図
【符号の説明】
1 入力処理回路 2 静止領域処理回路 3 動領域処理回路 5 混合器 6 TCIデコーダ 7 フレームメモリ 100 空間周波数電力分布分析回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号にフレーム間内挿とフィールド間
    内挿とを行う第1の再生手段と、上記入力信号にフィー
    ルド内内挿を行う第2の再生手段と、上記第1の再生手
    段と上記第2の再生手段の出力信号を加重混合する混合
    手段とを有するMUSEデコーダであって、上記第1の
    再生手段からの出力信号と上記第2の再生手段からの出
    力信号を入力とし、それぞれの出力信号の空間周波数領
    域での電力分布を分析する電力分布分析手段を設け、空
    間周波数領域での電力分布にしたがって上記混合手段を
    制御することを特徴とするMUSEデコーダ。
  2. 【請求項2】電力分布分析手段は、複数の2次元フィル
    タと、上記複数2次元フィルタの出力信号を入力とする
    複数の振幅検出手段と、上記複数の振幅検出手段の出力
    信号を入力とする論理演算手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のMUSEデコーダ。
JP5102362A 1993-04-28 1993-04-28 Museデコーダ Pending JPH06315170A (ja)

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JP5102362A JPH06315170A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 Museデコーダ

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JP5102362A JPH06315170A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 Museデコーダ

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ID=14325354

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JP5102362A Pending JPH06315170A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 Museデコーダ

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JP (1) JPH06315170A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007110217A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Canon Inc Ip変換処理装置、その制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007110217A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Canon Inc Ip変換処理装置、その制御方法

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