JPH0631458B2 - 電解装置における電極板の間隔調節装置 - Google Patents
電解装置における電極板の間隔調節装置Info
- Publication number
- JPH0631458B2 JPH0631458B2 JP62225783A JP22578387A JPH0631458B2 JP H0631458 B2 JPH0631458 B2 JP H0631458B2 JP 62225783 A JP62225783 A JP 62225783A JP 22578387 A JP22578387 A JP 22578387A JP H0631458 B2 JPH0631458 B2 JP H0631458B2
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- electrode plate
- plate
- electrolysis
- electrode
- tightening rod
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、汚泥等の電解処理装置の改良に関し、特
に、この発明は、溶解性の電極板を用いた電解処理装置
の電極板が減耗した場合における間隔調節装置に関する
ものである。
に、この発明は、溶解性の電極板を用いた電解処理装置
の電極板が減耗した場合における間隔調節装置に関する
ものである。
「従来の技術」 従来、溶解性の電極板を用いた電解装置では、経時する
につれて陽極板が減耗し、電解効率が低下し、遂には更
新しなければならない。また、このような問題に対処す
るため、不溶性の電極板も提案されている。
につれて陽極板が減耗し、電解効率が低下し、遂には更
新しなければならない。また、このような問題に対処す
るため、不溶性の電極板も提案されている。
「発明が解決しようとする問題点」 すなわち、溶解性の電極板を用いる場合には、電解が進
むに随って陽極板が減耗し、正負の極板間の距離が開
き、電解効率が低下する。従って、完全に電極板を使い
切らないうちに取換えなければならず不経済である。ま
た、不溶性の電極板は電解効率が低い上、製作コストが
高く、電解する対象物によっては採算上問題がある。
むに随って陽極板が減耗し、正負の極板間の距離が開
き、電解効率が低下する。従って、完全に電極板を使い
切らないうちに取換えなければならず不経済である。ま
た、不溶性の電極板は電解効率が低い上、製作コストが
高く、電解する対象物によっては採算上問題がある。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、溶解性の電極板を使用しながら、その電極
装置の構成に工夫を施すことによって、完全に使用し尽
くすまで効率的に電解作業をできるようにしたものであ
って、その要旨とするところは、槽内に正負の電極板を
多数並列した汚泥等の電解装置において、上記各電極板
間に不良導体で構成した間隔保持板をそれぞれ設け、こ
れら電極板および間隔保持板に締付杆を貫通させ、これ
らを締結弛緩自在にするとともに、電極板に設ける締付
杆の貫通孔をその長径が少なくとも間隔保持板の外径寸
法と締付杆の直径との和よりも長い上下方向の長孔に形
成したものである。
装置の構成に工夫を施すことによって、完全に使用し尽
くすまで効率的に電解作業をできるようにしたものであ
って、その要旨とするところは、槽内に正負の電極板を
多数並列した汚泥等の電解装置において、上記各電極板
間に不良導体で構成した間隔保持板をそれぞれ設け、こ
れら電極板および間隔保持板に締付杆を貫通させ、これ
らを締結弛緩自在にするとともに、電極板に設ける締付
杆の貫通孔をその長径が少なくとも間隔保持板の外径寸
法と締付杆の直径との和よりも長い上下方向の長孔に形
成したものである。
「作用」 この発明は上述のように構成してあるので、電解作業を
継続して陽極板が減耗したときには、締付杆を緩めるこ
とによって、間隔保持板を貫挿した状態の締付杆を電極
板に設けた長孔に沿って下げ、締付杆を再び締結すれ
ば、減耗した部位において、電極板を締付けることがで
きる。したがって、各締付杆を長孔に沿って押下げた部
位の電極板は減耗しているので、間隔保持板と電極板と
の間には空隙が生じており、従って、締付杆を利用し
て、あるいは他の手段によって電極板を押すことによっ
て、電極板は間隔保持板の厚みまで押圧されて、電解に
適合した所定の電極間隔に調節することができる。すな
わち、厚み9mmの電極板を15mm間隔に並列し、電解作
業の結果、これが5mm厚となったときに、上述のような
調節操作をすることによって、減耗した電極板面間の距
離は15mmとなり、間隔調節板が位置して減耗していな
い部位の距離は11mmとなり、電解作業上適切な電極面
間の距離が保持され、以後、電極板の厚みが0となるま
で、すなわち、略全体が減耗するまで効率的な電解作業
が可能なものである。以下、図面に基づいてこの発明を
具体的に説明する。
継続して陽極板が減耗したときには、締付杆を緩めるこ
とによって、間隔保持板を貫挿した状態の締付杆を電極
板に設けた長孔に沿って下げ、締付杆を再び締結すれ
ば、減耗した部位において、電極板を締付けることがで
きる。したがって、各締付杆を長孔に沿って押下げた部
位の電極板は減耗しているので、間隔保持板と電極板と
の間には空隙が生じており、従って、締付杆を利用し
て、あるいは他の手段によって電極板を押すことによっ
て、電極板は間隔保持板の厚みまで押圧されて、電解に
適合した所定の電極間隔に調節することができる。すな
わち、厚み9mmの電極板を15mm間隔に並列し、電解作
業の結果、これが5mm厚となったときに、上述のような
調節操作をすることによって、減耗した電極板面間の距
離は15mmとなり、間隔調節板が位置して減耗していな
い部位の距離は11mmとなり、電解作業上適切な電極面
間の距離が保持され、以後、電極板の厚みが0となるま
で、すなわち、略全体が減耗するまで効率的な電解作業
が可能なものである。以下、図面に基づいてこの発明を
具体的に説明する。
「実施例」 第1図において、符号1は電解槽、2はその内部に並列
した電極板であって、これら電極板2は第2図および第
3図に示すように中央部および四隅部に上下方向の長孔
の貫通孔3が穿設され、締付杆4によって数枚が締結さ
れている。この電極板2の構成について、第3図および
第4図に基づいて詳述すると、前述締付杆4は、その主
杆4aに絶縁チューブ4bを嵌挿した上で、貫通孔3に
挿入され、その両端に締付ボルト4cをそれぞれ螺着し
て、電極板2を締結したのち、その両端に絶縁材で構成
したカバー6を装着している。7は主杆4a、締付ボル
ト4c部を絶縁するためのシールリングである。また、
符号8は、各電極板間に設けた電極板の間隔保持板であ
って、絶縁材で構成されていて、上述締付杆4が貫挿さ
れ、締付杆4と一体に上下動するように構成してある。
電極板2に設けた貫通孔3は、間隔保持板8の外径寸法
と締付杆4の直径との和よりも長い寸法で、上下方向の
長孔にしてあるので、陽極板が減耗した時に、間隔保持
板8の外径寸法と締付杆4の直径分だけ下げ、締付杆4
を再び締結すれば、減耗した部位において電極板2を締
付けることができる。次に、第1図において、符号9
は、間隔調節のための電極板押圧用のジャッキであり、
9aは押圧板、9bはハンドルである。図示のもので
は、電解槽1の両側面にそれぞれ4個設けてある。
した電極板であって、これら電極板2は第2図および第
3図に示すように中央部および四隅部に上下方向の長孔
の貫通孔3が穿設され、締付杆4によって数枚が締結さ
れている。この電極板2の構成について、第3図および
第4図に基づいて詳述すると、前述締付杆4は、その主
杆4aに絶縁チューブ4bを嵌挿した上で、貫通孔3に
挿入され、その両端に締付ボルト4cをそれぞれ螺着し
て、電極板2を締結したのち、その両端に絶縁材で構成
したカバー6を装着している。7は主杆4a、締付ボル
ト4c部を絶縁するためのシールリングである。また、
符号8は、各電極板間に設けた電極板の間隔保持板であ
って、絶縁材で構成されていて、上述締付杆4が貫挿さ
れ、締付杆4と一体に上下動するように構成してある。
電極板2に設けた貫通孔3は、間隔保持板8の外径寸法
と締付杆4の直径との和よりも長い寸法で、上下方向の
長孔にしてあるので、陽極板が減耗した時に、間隔保持
板8の外径寸法と締付杆4の直径分だけ下げ、締付杆4
を再び締結すれば、減耗した部位において電極板2を締
付けることができる。次に、第1図において、符号9
は、間隔調節のための電極板押圧用のジャッキであり、
9aは押圧板、9bはハンドルである。図示のもので
は、電解槽1の両側面にそれぞれ4個設けてある。
このように構成した電解装置で陽極板2が減耗し(第5
図参照)、その間隔を調節するには、先ず、第1図の状
態に設置してある槽内右半分の締付杆4を弛め、これを
電極板2の貫通孔3に沿って下降させる。次に、ジャッ
キ9で以って、電極板2を図中左方に押圧することによ
って、各電極板2は順次左方に移動し、間隔保持板8の
厚みにその間隔を調節することができる。すなわち、貫
通孔3の下部の部分では電極板2が減耗しているので、
その減耗分だけ電極板2が移動し、再び、間隔保持板8
の厚みの間隔を保ってジャッキ9で固定されるわけであ
る。このときのジャッキ9による押圧力は、第1図中左
方の電極板のブロックによって支持される。このように
して、右方の電極板の間隔調節が終ったのちには、左方
の電極板のブロックの締付杆4を弛めて、右方の場合と
同様、ジャッキ9で電極板2を右方に押圧することによ
って、その間隔を調節することができる。このときの押
圧力は、先に調節した右方の電極板のブロックで支持さ
れる。
図参照)、その間隔を調節するには、先ず、第1図の状
態に設置してある槽内右半分の締付杆4を弛め、これを
電極板2の貫通孔3に沿って下降させる。次に、ジャッ
キ9で以って、電極板2を図中左方に押圧することによ
って、各電極板2は順次左方に移動し、間隔保持板8の
厚みにその間隔を調節することができる。すなわち、貫
通孔3の下部の部分では電極板2が減耗しているので、
その減耗分だけ電極板2が移動し、再び、間隔保持板8
の厚みの間隔を保ってジャッキ9で固定されるわけであ
る。このときのジャッキ9による押圧力は、第1図中左
方の電極板のブロックによって支持される。このように
して、右方の電極板の間隔調節が終ったのちには、左方
の電極板のブロックの締付杆4を弛めて、右方の場合と
同様、ジャッキ9で電極板2を右方に押圧することによ
って、その間隔を調節することができる。このときの押
圧力は、先に調節した右方の電極板のブロックで支持さ
れる。
以上、この実施例では、電解槽1に設けたジャッキ9を
利用して、電極板のブロックを槽内から取出すことな
く、その間隔を調節したが、電極板のブロックを槽から
取出して調節できるは勿論であり、この場合には、締付
杆4を利用すればよいものである。
利用して、電極板のブロックを槽内から取出すことな
く、その間隔を調節したが、電極板のブロックを槽から
取出して調節できるは勿論であり、この場合には、締付
杆4を利用すればよいものである。
なお、電極板2に設けた貫通孔3も電解により減耗さ
れ、その長孔が大きくなるものであるが、間隔保持板8
の外径寸法より減耗量が少なければ電極板2…を等間隔
に締結可能とするものである。
れ、その長孔が大きくなるものであるが、間隔保持板8
の外径寸法より減耗量が少なければ電極板2…を等間隔
に締結可能とするものである。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、この発明によれば、溶解
性の電極板を用いた電解装置において、その電極板の間
隔を適切に保持させることができ、電解効率を高め得る
とともに、電極板を無駄なく利用することができるもの
であり、然も、その間隔調節操作は極めて簡単であり、
電解処理操作上得られる利益は著大なるものである。
性の電極板を用いた電解装置において、その電極板の間
隔を適切に保持させることができ、電解効率を高め得る
とともに、電極板を無駄なく利用することができるもの
であり、然も、その間隔調節操作は極めて簡単であり、
電解処理操作上得られる利益は著大なるものである。
第1図は、この発明に係る電解装置の概略の縦断側面
図、第2図はその電極板の正面図、第3図はその電極板
をブロックにした側面図、第4図は、そのブロックの締
付部分の拡大縦断面図、第5図は電極板が減耗した状態
を示す拡大縦断面図である。 符号説明 1……電解槽、2……電極板、3……貫通孔4 ……締付杆、8……間隔保持板
図、第2図はその電極板の正面図、第3図はその電極板
をブロックにした側面図、第4図は、そのブロックの締
付部分の拡大縦断面図、第5図は電極板が減耗した状態
を示す拡大縦断面図である。 符号説明 1……電解槽、2……電極板、3……貫通孔4 ……締付杆、8……間隔保持板
Claims (1)
- 【請求項1】槽1内に正負の電極板2を多数並列した汚
泥等の電解装置において、上記各電極板間に不良導体で
構成した間隔保持板8をそれぞれ設け、これら電極板2
および間隔保持板8に締付杆4を貫通させ、これらを締
結弛緩自在にするとともに、上記電極板2に設ける締付
杆4の貫通孔3を、その長径が少なくとも間隔保持板8
の外径寸法と締付杆4の直径との和よりも長い上下方向
の長孔にしたことを特徴とする電解装置における電極板
の間隔調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62225783A JPH0631458B2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | 電解装置における電極板の間隔調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62225783A JPH0631458B2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | 電解装置における電極板の間隔調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6468487A JPS6468487A (en) | 1989-03-14 |
JPH0631458B2 true JPH0631458B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=16834713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62225783A Expired - Fee Related JPH0631458B2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | 電解装置における電極板の間隔調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631458B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100951813B1 (ko) * | 2009-11-17 | 2010-04-07 | 엘아이지엔설팅주식회사 | 불용성 전극을 활용한 고효율 전기응집처리장치 및 방법 |
KR101459346B1 (ko) * | 2013-01-29 | 2014-11-07 | 주식회사 그렌텍 | 슬라이딩부를 가지는 대용량 중성 살균수 생성 유닛 및 장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101075729B1 (ko) | 2007-07-09 | 2011-10-21 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터 장치 |
-
1987
- 1987-09-09 JP JP62225783A patent/JPH0631458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100951813B1 (ko) * | 2009-11-17 | 2010-04-07 | 엘아이지엔설팅주식회사 | 불용성 전극을 활용한 고효율 전기응집처리장치 및 방법 |
KR101459346B1 (ko) * | 2013-01-29 | 2014-11-07 | 주식회사 그렌텍 | 슬라이딩부를 가지는 대용량 중성 살균수 생성 유닛 및 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6468487A (en) | 1989-03-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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