JPH0631075Y2 - 錠前ロック装置 - Google Patents

錠前ロック装置

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JPH0631075Y2
JPH0631075Y2 JP6514990U JP6514990U JPH0631075Y2 JP H0631075 Y2 JPH0631075 Y2 JP H0631075Y2 JP 6514990 U JP6514990 U JP 6514990U JP 6514990 U JP6514990 U JP 6514990U JP H0631075 Y2 JPH0631075 Y2 JP H0631075Y2
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晃一 坂上
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は錠前のロック装置に関する。
《従来の技術》 従来、錠前のロック装置にあっては、第5図に例示の如
く、前端側にデッドボルトaを形成したデッドプレート
bが、ケースc内において前後方向(同上図の左右方
向)へ摺動自在なるよう配設され、図示しないキーによ
り回転されるキー軸dと歯車伝達機構eとを介して回転
自在なるようケースc内に軸支されているデッドカムf
にて、上記デッドプレートbを前方、または後方へ摺動
自在となし、このことにより、デッドボルトaをケース
cの前面における窓孔c′から出没させるようにしたも
のが既に知られている。
《考案が解決しようとする課題》 ところで、上記の如き錠前のロック装置では、デッドカ
ムfにあって、その半径方向へ突設した突出部f′が、
デッドプレートbの係合凹部gに係合することで、デッ
ドプレートb、従ってデッドボルトaを図中実線及び二
点鎖線で示した如く、前方または後方へ摺動自在に移行
することになる。
ところで、この際バネhにて前後両方向へ付勢されてい
るデッドプレートbを、デッドカムfが図示のハ点位置
からイ点位置へ、またはロ点位置からイ点位置へ各々バ
ネ力に抗して摺動させ、それ以降は上記のバネ力により
摺動されて行き、遂に上記デッドカムfの突出部f′に
おける先端が、デッドプレートbの係合凹部gにおける
前後の傾斜した開口縁g′,g″と係合するに至ること
で、デッドプレートbの左右動を係当停止させ、デッド
ボルトaを突出した状態または没入した状態に夫々ロッ
クし、さらに、デッドプレートbに前端を枢着して上下
方向へ回動自在にして、かつ上方へバネiにて付勢して
取付けられた受部材jにて、上記デッドカムfの突出部
f′が図示のロ点位置及びハ点位置に各々保持される構
成となっている。
従って、上記錠前のロック装置では、デッドボルトa、
デッドプレートbを前後両方向に付勢するためと、受部
材jを付勢するための二本のバネh,iが、どうしても
必要となり、しかも図示の如き形態の異なるバネを使用
することになるのみならず、一方のバネhにあっては、
デッドボルトa、デッドプレートbを、前後両方向へ均
等に振り分けて付勢するため、その取付け位置の設定も
面倒となり、組立てに手間がかかり、製造コストの点で
も問題を有している。
本考案は、上記従来装置の有するこのような問題点に鑑
みてなされたもので、単一のバネだけを用いることで構
造的に簡潔化を計ることができ、しかもデッドボルトの
ロック及びロック解除動作を確実なものとすることがで
き、しかも安価に製造できるようにするのがその目的で
ある。
《課題を解決するための手段》 本考案は、上記の目的を達成するために、前端にデッド
ボルトを有するデッドプレートが、ケース内に前後方向
へ摺動自在にして、かつ前後方向へバネ力にて付勢され
て配設され、該デッドプレートの係合凹部に先端部が係
合され、キーにて回転自在なるよう前記ケース内に軸支
されているデッドカムにより、前記デッドボルトがケー
ス前面から出没自在なるよう設けられている錠前におい
て、前記デッドカムに対する受け板部が後端部に形成さ
れ、前端部近傍を前記デッドプレートに枢着することで
上下方向へ所要角度だけ回動自在としたデッドバネアン
グルを配設すると共に、上記の枢着部よりも後側部には
バネ受を回転自在なるよう枢着し、一方、前記ケースに
おけるデッドプレートの下側部位にあって、前記バネ受
の枢着部よりも後方部位に、バネガイド杆の基端部を回
動自在なるよう枢着し、その先端部を上記バネ受のガイ
ド孔に摺動自在なるよう挿通すると共に、該バネガイド
杆には、その基端とバネ受とに各端部を支持した状態に
てデッドバネを外装することで、前記デッドプレートを
前後方向に振り分け付勢すると共に、前記デッドバネア
ングルをデッドカム側へ押上げ付勢自在としてなる錠前
のロック装置を提供しようとするものである。
《作用》 デッドボルトが、ケース前面の窓孔から外側へ突出し、
図示しない扉取付枠に固定の受金具の係合孔に係合され
ている扉のロック状態においては、デッドカムがキーに
よって所定方向へ回転されていくと、その突出部が受け
板部を押し下げることで、デッドバネアングルはデッド
バネのバネ力に抗して押下回転され、これにより上記突
出部がデッドプレートの係合凹部に係合されることとな
って、該係合凹部の一側端面に突き当り、当該一側端面
を後方へ押圧し、デッドプレートは上記のバネ力に抗し
て後退されていき、上記突出部が下向きの垂直状態とな
るまで回転されることで、バネガイド杆は、その基端を
中心として後方へ回転されていき、上向きの垂直位置と
なり、このときデッドバネは最も圧縮された状態とな
る。
さらに、デッドプレートが同一方向へ僅かに回転される
と、上記デッドバネのバネ受が後方側へ回動し、当該バ
ネ受を介してデッドバネの復元力がデッドプレート及び
デッドバネアングルに作用し、該デッドプレートはデッ
ドボルトを伴って後退し、該デッドボルトがケース内の
没入し、前記扉取付孔側の受金具における係合孔から外
れ、扉のロックは解除される。
そして、これと同時にデッドバネアングルは所定位置ま
で押上げられて停止し、デッドプレートの受け板部によ
ってデッドカムの突出部を、係合凹部の後部開口縁に当
接した位置に保持し、デッドプレートが前方へ摺動する
ことを阻止することになる。
上述ロック解除状態において、キーによりデッドカムを
上述と反対方向に回転することで、上述とは逆行の動作
がなされ、これによりデッドプレート及びデッドボルト
は前進し、ロック状態となる。
《実施例》 以下、本考案を図示の実施例によって説明する。
第1図ないし第4図に示したように、デッドボルト1
は、左右(第2図において上下)二枚のデッドプレート
2,2′における両前端部間に嵌合された状態にて、リベ
ット3……等により一体に固定されている。
二枚のデッドプレート2,2′に対称に形成され、それら
の後端部は、所要間隔にて主柱4にて固定され、該主柱
4の両デッドプレート2,2′から外側へ突出する端部
は、両側部を欠円部に形成することで、端面略小判形状
としたガイド杆部4aとなっており、このガイド杆部4a
が、ケース5の側板5aと、蓋板5bとに対向状態にて前後
方向(第1図及び第3図、第4図において左右方向)へ
長く設けられているガイド溝6に係嵌されて、前後方向
へ摺動自在なるよう案内され得るよう構成されているさ
らに、上記デッドボルト1は、ケース5の前面に固定さ
れているフェースプレート7の窓孔7aに挿通され、これ
によりデッドボルト1とデッドプレート2,2′は前後方
向へ摺動自在にして、かつデッドボルト1は上記窓孔7a
に対し出没自在となっている。
上記各デッドプレート2,2′の後端部近傍における一側
部は、係合凹部8,8が図において上向きに開口され、か
つ、その前後方向における両開口縁が上方外側へ向けて
対称に傾斜上昇させることで、傾斜開口縁8a,8bが設け
られている。
上記両デッドプレート2,2′間にあって、その前端部近
傍には、側面略L字形状に曲成されているデッドバネア
ングル9の屈曲部がピン10によって上下方向へ回転自在
なるよう枢着されている。
上記デッドバネアングル9は、上記デッドボルト1の後
壁に当接することで、図において反時計回り方向の回転
を規制するための当接片9aが、前端から上方へ延設され
ていると共に、後述するデッドカム21の突出部21aを、
上記各傾斜開口縁8a,8bに係合保持するための受け板部9
bが後方へ延設されている。
上記デッドバネアングル9上にあって、同デッドバネア
ングル9のピン10による枢着部よりも後方部位には、側
面略L字形状としたバネ受11の一端が、ビス12等によっ
て当該デッドバネアングル9と同一平面上で回転自在な
るよう枢着されている。
このバネ受11は、上記ピン10と、デッドバネアングル9
に植設したストッパー13とに当接して第1図、第4図に
示した位置の範囲内で前後方向へ所要角度だけ回転する
よう、その回転角度が規制されている。
そして、上記ケース5の側板5aと蓋板5b間にあって、上
記デッドプレート2,2′の下側部位には、デッドボルト
1が第1図、第4図のように出没動作されることで、上
記バネ受11が第3図に示す中立位置から前後方向へ等角
度だけ回転されるようにバネガイド杆14の基端が、スタ
ット軸15により回転自在なるよう枢着されており、該バ
ネガイド杆14の先端部は、上記バネ受11の他端における
立設部11aに設けたガイド孔11bに、第2図の如く摺動自
在に挿通されていると共に、該バネガイド杆14には、端
部がその基端と、上記バネ受11の立設部11aとに各々支
持されて、デッドバネ16が外装されており、該デッドバ
ネ16によってデッドボルト1、デッドプレート2,2′が
第3図に示す中立位置から前方または後方へ振り分け付
勢されていると共に、デッドバネアングル9も、図にお
いて反時計回り方向へ回転付勢されていることとなる。
さらに、上記ケース5内には、図示しないキーによって
回転されるキー軸17とカム軸18とが、所要の軸間距離を
有して側板5aと蓋板5bとに回転自在なるよう軸承されて
いる。
上記キー軸17とカム軸18は、第3図に示すデッドボルト
1の中立位置において、デッドプレート2,2′の係合凹
部8と同一直線上に存するよう各々配設されていて、両
軸17,18は、各軸17,18に固定した歯車19,20によって連
動され得るよう構成されている。
また、上記カム軸18にはデッドカム21が固定され、該デ
ッドカム21の半径方向へ突設した突出部21aの先端部
が、上記係合凹部8を係合してデッドプレート2,2′、
デッドボルト1を前後方向へ摺動させ得るようになって
いる。
上記デッドカム21には、本実施例にあって、同一形状と
した二枚のカム板を、上記歯車20の両側配置としてカム
軸18に固定することで一体に形成され、該両カム板の各
突出部における先端間にローラー22が軸支させてあり、
該ローラー22を上記デッドバネアングル9の受け板部
9bに当接させてある。
さらに、上記ケース5内にあって、上記歯車20の前方部
位には、デッドボルト1がケース5の前面から突出した
状態にてロックされるように、デッドロッキング23が上
記歯車20によって回動可能なるよう軸支されている。
なお、第1図及び第3図、第4図において、24,25は、
デッドボルト1を突出位置及び投入位置に停止保持する
ための各ストッパー、26はラッチ、27はラッチ連動歯車
を各々示している。
《考案の効果》 本考案は、以上説明したように構成されているので、デ
ッドボルトがケース前面から突出する方向と、これと反
対にケース内に後退する方向へ、当該デッドボルトを付
勢するバネと、デッドカムをロック位置とロック解除に
各々保持するようデッドバネアングルを上方へ押上げ付
勢するバネ力を一本のデッドバネにてまかなうことがで
きるので、構造的に簡素化できて組立ても容易となり、
安価に提供できると共に、デッドカムによるデッドプレ
ートの前後摺動に伴ない、基端の枢着部を中心として前
後方向に回転されるバネガイド杆により、デッドバネア
ングルに枢着したバネ受は、その一端の枢着部を中心と
して前後方向に回転され、これにより、デッドボルトが
摺動される方向にデッドバネの向きは変えられ、かつ、
当該デッドバネはバネガイド杆に沿って圧縮、復元され
ることとなって、当該デッドバネが不本意に弯曲等する
ことはないから、デッドボルトが、その前方及び後方へ
所定のばね力により付勢されることとなって、デッドカ
ムによるロック及びロック解除操作を長期間にわたり確
実かつ円滑に行なわせ得ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る錠前のロック装置の一実施例によ
るロック状態を一部切欠して示す側面図、第2図は第1
図におけるII−II矢視拡大断面図、第3図、第4図は同
実施例のデッドボルト中立位置の状態と、ロック解除状
態を一部切欠して各々示す各側面図、第5図は従来の錠
前ロック装置を一部切欠して示す側面図である。 1……デッドボルト 2,2′……デッドプレート 5……ケース 8……係合凹部 9……デッドバネアングル 8b……受け板部 11……バネ受 11b……ガイド孔 14……バネガイド杆 16……デッドバネ 21……デッドカム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前端にデットボルトを有するデッドプレー
    トが、ケース内に前後方向へ摺動自在にして、かつ前後
    方向へバネ力にて付勢されて配設され、該デッドプレー
    トの係合凹部に先端部が係合され、キーにて回転自在な
    るよう前記ケース内に軸支されているデッドカムによ
    り、前記デッドボルトがケース前面から出没自在なるよ
    う設けられている錠前において、前記デッドカムに対す
    る受け板部が後端部に形成され、前端部近傍を前記デッ
    ドプレートに枢着することで上下方向へ所要角度だけ回
    動自在としたデッドバネアングルを配設すると共に、上
    記の枢着部よりも後側部にはバネ受を回転自在なるよう
    枢着し、一方、前記ケースにおけるデッドプレートの下
    側部位にあって、前記バネ受の枢着部よりも後方部位
    に、バネガイド杆の基端部を回動自在なるよう枢着し、
    その先端部を上記バネ受のガイド孔に摺動自在なるよう
    挿通すると共に、該バネガイド杆には、その基端とバネ
    受とに各端部を支持した状態にてデッドバネを外装する
    ことで、前記デッドプレートを前後方向に振り分け付勢
    すると共に、前記デッドバネアングルをデッドカム側へ
    押上げ付勢自在としてなる錠前のロック装置。
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