JPH0630829A - キルティング布団およびその製造方法 - Google Patents

キルティング布団およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0630829A
JPH0630829A JP9317892A JP9317892A JPH0630829A JP H0630829 A JPH0630829 A JP H0630829A JP 9317892 A JP9317892 A JP 9317892A JP 9317892 A JP9317892 A JP 9317892A JP H0630829 A JPH0630829 A JP H0630829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quilted
futon
quilting
quilt
fabrics
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9317892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2643718B2 (ja
Inventor
Yukihiro Sugimoto
幸広 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruhachi Mawata Co Ltd
Original Assignee
Maruhachi Mawata Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruhachi Mawata Co Ltd filed Critical Maruhachi Mawata Co Ltd
Priority to JP4093178A priority Critical patent/JP2643718B2/ja
Publication of JPH0630829A publication Critical patent/JPH0630829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2643718B2 publication Critical patent/JP2643718B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い保温性を有するとともに製造が簡単なキ
ルティング布団およびその製造方法を提供する。 【構成】 キルティング部分14および24における、
布団の内外方向への空気の移動を、重畳部17によって
防止し、キルティング布団としての保温性を向上させる
ことができる。重畳部17は、側地12または21の一
部をキルティング部分14または24に重ねることによ
って容易に設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キルティング布団およ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、キルティング布団としては、
図4に示すものが知られている。このキルティング布団
1は、周縁どうしが縫い合わされて略袋状に構成された
略長方形状の上下の側地2・3の内部に羽毛などの中綿
4を収納し、側地2・3どうしを縫い合わせてキルティ
ング5を施して構成されたものである。このキルティン
グ5は、布団1の長さ方向および幅方向にそれぞれ4〜
6箇所づつ施されている。こうしたキルティング布団に
おいては、中綿4の移動をキルティング5によって防止
できるので、中綿4の偏在を防止し、保温性を向上させ
ることができるという利点がある。
【0003】ところで、前記した従来の布団において
は、キルティング5を施した部分の側地2・3どうしが
接近状態となるために、この部分の嵩高さが失われ、局
部的ではあるが保温性が低下する。このため、布団全体
としての保温性が不十分となる場合があるという問題が
あった。
【0004】そこで、この問題を解決するために、例え
ば、図5に模式的に示したように、2枚1組のマチ布5
a・5bを上下の側地2・3の内部に配置し、これらの
マチ布5a・5bと上下の側地2・3とを縫い合わせる
ことによってキルティング5を構成するという手段も知
られている。しかしながら、こうした手段は、製造工程
が複雑でコストがかかるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した事
情に鑑みてなされたもので、高い保温性を有するととも
に製造が簡単なキルティング布団およびその製造方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るキルティ
ング布団は、キルティングを施した部分に重畳された重
畳部が設けられている構成となっている。
【0007】請求項2に係るキルティング布団は、重畳
部を、キルティングを施した部分を覆う状態で側地に止
着した構成とされている。
【0008】請求項3に係るキルティング布団の製造方
法は、2枚の側地どうしを一方向に縫い合わせてキルテ
ィングを施した後、側地の一部を、キルティングを施し
た部分に重畳させ、ついで、一方向に交差する方向に向
けて2枚の側地どうしを縫い合わせてキルティングを施
し、キルティング布団を製造する構成とされている。
【0009】
【作用】キルティング部分における、布団の内外方向へ
の空気の移動を重畳部によって防止し、布団の保温性を
向上させることができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例に掛るキルティング布団の構
成について図1および図2に基づいて説明する。本例の
キルティング布団は、たがいに同大の長方形状に形成さ
れた上布団体10と下布団体20との周縁どうしを縫い
合わせて構成された2層式のもので、掛布団として使用
されるものである。
【0011】前記下布団体20は、上側地21と下側地
22との周縁どうしを縫い合わせて、全体として略袋状
に構成されている。上下の側地21・22どうしは、幅
方向(図2中左右方向)および長さ方向(図2中上下方
向)に縫い合わされて、幅方向へのキルティング(以下
「横キルト」と略称する。)23と長さ方向へのキルテ
ィング(以下「縦キルト」と略称する。)24(図1参
照)とが施されており、これによって、上下の側地21
・22に、略正方形状の多数の区画25が形成されてい
る。この区画25の内部には、羽毛等からなる中綿26
がそれぞれ収納されている。
【0012】前記縦キルト24の上方には、この縦キル
ト24の長さ方向全長にわたって、上側地21の一部が
折り曲げられた状態で重畳されており、この重畳された
部分が重畳部27となっている。この重畳部27は、上
下の側地21・22に施された横キルト23によって上
側地21自体に縫い付けられており、縦キルト24に重
畳する位置に止着されたものとなっている。
【0013】前記上布団体10は、下布団体20とほぼ
同様に構成されており、上下の側地11・12に縦・横
のキルティングを施して略正方形状の区画15を構成
し、この区画15の内部に中綿16を収納したものであ
る。そして、縦キルト14の下方には、下側地12から
延長されて形成された重畳部17が重畳され、横キルト
によって下側地12自体に止着されている。他の構成は
下布団体20とほぼ同様であるので詳細についての説明
を省略する。
【0014】つぎに、本例に係るキルティング布団の製
造方法について説明する。まず、下布団体20の製造方
法について、図3に基づいて説明する。まず、上下の側
地21・22となる長尺状の生地どうしを重畳させる。
このとき、下側地22となる生地については枠体に張設
して緊張状態に保持しておく。一方、上側地21となる
生地については、幅方向に移動自在な状態としておき、
しかも、下側地22に比べて、十分にたるんだ状態とし
ておく。ついで、前記上下の生地どうしを縦方向に縫い
合わせ、縦キルト24を形成する。このときにも、下側
の生地に比較して上側の生地が幅方向に十分たるんだ状
態となるように配慮しておく。この作業は多頭ミシンな
どを用いて行なうことが可能である。
【0015】ついで、上下の生地を所定寸法に裁断し
て、互いに止着された状態の上下の側地21・22を得
る。ついで、これらの側地21・22の周縁を、長さ方
向における一方の側縁を除いて縫い合わせる。ついで、
開口されている一方の側縁から側地21・22の内部
に、中綿26を、吹き込み等の周知の手段によって収納
し、規定量収納後に、前記開口されている一方の側縁を
縫い合わせて閉じ、中綿26を内部に封入する。
【0016】ついで、上下の側地21・22どうしを幅
方向に縫い合わせて、横キルト23を形成する。このと
き、下側地22に対して幅方向にたるんだ状態にある上
側地21の一部を縦キルト24の上部に重畳させた状態
で縫い合わせる。これによって、上下の側地21・22
に区画25を形成するとともに、上側地21に、縦キル
ト24に重畳された状態の重畳部27を形成することが
できる。この作業は、多頭ミシンを用いることによって
自動的に行なうことができる。以上のようにして、本例
に係る下布団体20を製造することができる。
【0017】上布団体10の製造方法については、下布
団体20とほぼ同様なので、説明の煩雑を防ぐために詳
細についての説明を省略する。
【0018】ついで、上下の布団体10・20どうしの
周縁を縫い合わせることにより、本例に係る2層構造の
キルティング布団を得ることができる。
【0019】本例のキルティング布団では、縦キルト1
4および24に重畳して、重畳部17および27が設け
られているので、キルティング部分における通気を重畳
部17・27によって遮断することができる。したがっ
て、布団内部の熱の放出を防止し、布団としての保温性
を向上させることができる。
【0020】さらに、本例の布団では、下側地12また
は22に比較して上側地11または21をたるませた状
態で両者にキルティングを施すことにより、容易に重畳
部17または27を設けることができ、製造作業がきわ
めて容易であるという実用上重要な利点を有している。
この利点は、通常の、マチ布等を用いて構成するキルテ
ィング布団(いわゆる立体キルティング布団)に比較し
てきわめて顕著である。
【0021】また、本例の布団では、重畳部17および
27を、横キルトによって側地に縫い付けて止着してい
るので、重畳部を、縦キルトに重畳した状態で保持する
ことができる。したがって、布団としての保温性を確実
に向上させることができるという利点がある。
【0022】さらに、本例の布団では、上下の布団体1
0および20からなるものとし、それぞれの重畳部17
・27どうしを内側に向けた状態で配置しているので、
使用者からは重畳部17・27の存在が視認されず、製
品としての美観に優れているという利点もある。
【0023】なお、本例においては、キルティング布団
として、上下の布団体からなる2層構造のものを例にと
って説明したが、いずれか一方の布団体のみをキルティ
ング布団として用いることも可能であり、この場合にあ
っても、保温性の向上という利点を得ることができる。
【0024】また、本例においては、縦キルトに重畳部
を設けているが、横キルトに重畳部を設けてもよいこと
は当然である。
【0024】さらに、本例においては、キルティングの
方法として、側地どうしを縫い合わせる方法を例にとっ
て説明したが、キルティングの方法としては、接着剤な
どを用いた方法であってもよい。
【0024】また、本例の製造方法においては、長尺状
の生地どうしを縫い合わせた後にこの生地を裁断して側
地を得る方法としているが、予め生地を裁断して所定寸
法の側地を製造した後、この側地を縦横に縫い合わせて
布団体を製造する手段であってもよいことは当然であ
る。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係るキルティング布団は、キ
ルティングを施した部分に重畳された重畳部が設けられ
ている構成となっているので、キルティング部分におけ
る通気を重畳部によって遮断し、布団内部の熱の放出を
防止して、布団としての保温性を向上させることができ
る。
【0026】請求項2に係るキルティング布団は、重畳
部を、キルティングを施した部分を覆う状態で側地に止
着した構成とされているので、重畳部を、キルティング
に重畳した状態に保持することができ、保温性を確実に
向上させることができる。
【0027】請求項3に係るキルティング布団の製造方
法は、2枚の側地どうしを一方向に縫い合わせてキルテ
ィングを施した後、側地の一部を、キルティングを施し
た部分に重畳させ、ついで、一方向に交差する方向に向
けて2枚の側地どうしを縫い合わせてキルティングを施
し、キルティング布団を製造する構成とされているの
で、保温性に優れたキルティング布団を容易に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るキルティング布団の断面
を模式的に示した図である。
【図2】図1のA−A線に沿う要部の矢視図である。
【図3】本発明の実施例に係るキルティング布団の製造
方法を説明する要部の斜視図である。
【図4】従来のキルティング布団の断面図である。
【図5】従来のキルティング布団の断面図である。
【符号の説明】
10 上布団体(キルティング布団) 11 上側地 12 下側地 14 縦キルト(キルティング) 17 重畳部 20 下布団体 21 上側地 22 下側地 23 横キルト(キルティング) 24 縦キルト(キルティング) 27 重畳部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状に構成された側地の内部に中綿を収
    納し、前記側地にキルティングを施して構成されたキル
    ティング布団において、前記側地には、前記キルティン
    グを施した部分に重畳された重畳部が設けられているこ
    とを特徴とするキルティング布団。
  2. 【請求項2】 前記重畳部は、前記キルティングを施し
    た部分を覆う状態で前記側地に止着されていることを特
    徴とする請求項1記載のキルティング布団。
  3. 【請求項3】 2枚の側地どうしを一方向に縫い合わせ
    てキルティングを施した後、前記側地の一部を前記キル
    ティングを施した部分に重畳させ、ついで、前記一方向
    に交差する方向に向けて前記2枚の側地どうしを縫い合
    わせてキルティングを施し、キルティング布団を製造す
    ることを特徴とするキルティング布団の製造方法。
JP4093178A 1992-04-13 1992-04-13 キルティング布団およびその製造方法 Expired - Fee Related JP2643718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4093178A JP2643718B2 (ja) 1992-04-13 1992-04-13 キルティング布団およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4093178A JP2643718B2 (ja) 1992-04-13 1992-04-13 キルティング布団およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0630829A true JPH0630829A (ja) 1994-02-08
JP2643718B2 JP2643718B2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=14075327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4093178A Expired - Fee Related JP2643718B2 (ja) 1992-04-13 1992-04-13 キルティング布団およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2643718B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9682581B2 (en) * 2012-04-02 2017-06-20 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Printer
CN108784193A (zh) * 2018-06-15 2018-11-13 杭州浅蓝进出口有限公司 一种重力毯及其制造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51721A (ja) * 1974-06-22 1976-01-06 Om Kogyo Kk Kumitatehisashi

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51721A (ja) * 1974-06-22 1976-01-06 Om Kogyo Kk Kumitatehisashi

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9682581B2 (en) * 2012-04-02 2017-06-20 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Printer
CN108784193A (zh) * 2018-06-15 2018-11-13 杭州浅蓝进出口有限公司 一种重力毯及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2643718B2 (ja) 1997-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0630829A (ja) キルティング布団およびその製造方法
JPH10155623A (ja) 羽毛布団
JP3768604B2 (ja) 羽毛ふとん用側地の製造方法およびこれにより製造された羽毛ふとん用側地ならびに羽毛ふとんの製造方法
JP2003250677A (ja) 掛け布団
JPH1033317A (ja) 羽毛真綿布団及びその製造方法
JPH09252885A (ja) 羽毛布団
JP3008078U (ja) 羽毛入りマイヤー毛布布団
CA1235251A (en) Method and construction of unitary welt and flap for a pocket opening
JPH0622832A (ja) 複層構造の布団の製造方法
JPH0335192Y2 (ja)
JPH0736787B2 (ja) 複層構造の布団の製造方法
JPH0123336Y2 (ja)
JPH0438777Y2 (ja)
JPH0130931Y2 (ja)
JP3014256U (ja) 二層布団
JP2002010896A (ja) ふとん
JP2507853B2 (ja) 立体キルト式ふとんの製造方法
JPH0793900B2 (ja) 通気孔を有する布団の製造方法
JP2014144076A (ja) 枕カバー
JP4637323B2 (ja) 羽毛掛けふとん
JP3055639U (ja) ふとんカバー
JP2000107000A (ja) 寝 具
JPH09276110A (ja) 2層式羽毛布団
JPH0759761B2 (ja) パッチワークによる薄物生地の製法
JP3065491U (ja) 掛け布団

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950606

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees