JPH0630824Y2 - 発泡性ビーズの予備発泡装置 - Google Patents

発泡性ビーズの予備発泡装置

Info

Publication number
JPH0630824Y2
JPH0630824Y2 JP1990075662U JP7566290U JPH0630824Y2 JP H0630824 Y2 JPH0630824 Y2 JP H0630824Y2 JP 1990075662 U JP1990075662 U JP 1990075662U JP 7566290 U JP7566290 U JP 7566290U JP H0630824 Y2 JPH0630824 Y2 JP H0630824Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed container
beads
electric heater
wall
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990075662U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0433636U (ja
Inventor
和久 太田
宗好 寺島
明雄 高橋
新郎 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morikawa Sangyo KK
Original Assignee
Morikawa Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morikawa Sangyo KK filed Critical Morikawa Sangyo KK
Priority to JP1990075662U priority Critical patent/JPH0630824Y2/ja
Publication of JPH0433636U publication Critical patent/JPH0433636U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0630824Y2 publication Critical patent/JPH0630824Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は消失性模型を用いる鋳物鋳造の際に用いられ
る発泡ポリスチロール製の消失性模型、又は各種商品等
を不動の状態に収容する発泡ポリスチロール製の包装
箱、その他発泡合成樹脂製の詰物等を製造する場合に、
その前段階として発泡性ビーズを予備発泡させる場合に
用いられる、発泡性ビーズの予備発泡装置に関するもの
である。
[従来の技術] この種の従来の装置について、一例として発泡ポリスチ
ロールによる発泡成型の場合についてみると、その前段
階としてまず合成樹脂製の発泡性ビーズを予備発泡させ
る。これは公知のため詳細な図示は省略するが、通常ペ
ンタン、又はブタン等のガスを含有したポリスチロール
製ビーズを、密閉容器内で減圧しながら加熱して、前記
ビーズを同容器内で50倍程度に膨張させるのである。そ
して、次の段階として、このように予備発泡させたビー
ズを用いて目的とする形の内容を有する密閉容器に入
れ、その密閉容器に設けた蒸気の注入口から蒸気を送入
して更に膨張させ、目的とする形の発泡ポリスチロール
等を得るのである。
そして上記の、発泡性ビーズを予備発泡させる予備発泡
装置は、一例として第3図に示すように形成されてい
る。
同図において、aは予備発泡装置のドラムであり、密閉
容器状に形成され、その周壁bの外側に蒸気による加熱
を行う蒸気室cが設けられている。dは蒸気入口であ
り、図示しないボイラに接続されている。eは同出口を
示す。又fは材料の送入装置、gは材料を収容するホッ
パである。又hはドラムa内を減圧する減圧装置、iは
膨張したビーズの回収装置であり、jは収容タンクであ
る。又kは攪拌装置であり、lは攪拌用の羽根、mはシ
ャフト、nは密閉軸支のために設けられたメカニカルシ
ールである。なおシャフトmは図示しない駆動装置に接
続されている。
発泡性ビーズの原料はホッパgから、送入装置fを介し
てドラムa内に送入される。そしてドラムa外側の蒸気
室cに、図示しないボイラから、蒸気が吹き込まれる。
それによりドラムa内は加熱され、それと共に前記攪拌
装置kが、図示しない駆動装置により回転させられる。
そしてその間前記減圧装置hは作動させられており、ド
ラムa内のビーズは攪拌されつつ、膨張する。そうして
ドラムa外に設けられた図示しないタイマーによって、
前記膨張の程度を推察し、攪拌装置k及び減圧装置hを
停止し、回収装置iを作動させて、ドラムa内のほぼ50
倍に予備発泡したビーズを、ホッパjに収容するのであ
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし上記従来の予備発泡装置は次のような難点を有し
ている。それはまず、ドラムaの加熱に蒸気を使用する
ことである。そのためボイラ等の大型の設備を必要と
し、かつボイラにおける蒸気発生迄の立ち上がりにロス
タイムの生じることが避けられない。又発泡の密度を知
る手段はタイマーによる推察であるため、不確実となる
ことが避けられない。
この考案はこのような難点を改良するためになされたも
ので、その目的は、ボイラのような大型の設備を使用し
ないですみ、従ってボイラ使用による蒸気発生迄の立ち
上りのためのロスタイムの生じるのをなくすことがで
き、かつ発泡密度管理を安定して確実に行うことのでき
る発泡性ビーズの予備発泡装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの考案について述べるとそれ
は、密閉できる、材料の入口1及び出口2を有する密閉
容器3;該密閉容器3に設けられた該密閉容器3内に収
容された材料を加熱する電気ヒータ4;該密閉容器3内
に設けられた攪拌装置5;該密閉容器3内を減圧する減
圧装置6;前記電気ヒータ4又は前記密閉容器3内の温
度を検知するセンサ7;該センサ7からの出力により前
記密閉容器3内に不活性ガスを供給するガス供給装置
8;シーケンスプログラムにより全体を制御する制御装
置14;から成ることを特徴とする発泡性ビーズの予備
発泡装置である。
又密閉容器3は、該密閉容器3の対応する第1壁9、第
2壁10にそれぞれ設けられている発光装置11及び受
光装置12から成るレベル検知装置13を有している前
記発泡性ビーズの予備発泡装置である。
[作用] 密閉容器3の入口1から原料の発泡性ビーズが送入さ
れ、該密閉容器3内は減圧装置6により減圧され、かつ
電気ヒータ4により加熱され、かつその間攪拌装置5に
より同容器3内が攪拌される。そうすると密閉容器3内
は昇温し、前記発泡性ビーズが発泡し、ほぼ所定の倍率
の大きさに膨張する。
そしてこの場合前記従来例に示したような、蒸気による
加熱がなされず、電気ヒータにより加熱されるため、前
記従来例に述べたようなボイラー等の大型となる設備を
使わないですむのである。又ボイラー等を使用すること
による蒸気発生迄の立ち上り時間のロスタイムを省略す
ることができる。
次に、この場合前記電気ヒータ4又は密閉容器3内の温
度が何等かの理由によりそれぞれ所定温度以上になる
と、前記センサ7がそれを検知し、同センサ7からの出
力により制御装置14が作動し、前記ガス供給装置8から
不活性ガスが前記密閉容器3内に送入されて、密閉容器
3内の爆発が防止される。又密閉容器3の対応する第1
壁9、第2壁10にそれぞれ発光装置11及び受光装置12か
ら成るレベル検知装置13が設けれているものは、同装置
13により正確にかつ自動的に発泡ビーズが所定の発泡密
度に達したことを知ることができ、従来のようにタイマ
ーにより発泡状態を推察する不確実さをなくすことがで
きる。
[実施例] 第1図において、1は密閉容器3の材料入口であり、2
は同出口を示す。
そして密閉容器3はほぼ円筒状に形成され、ほぼ水平に
設けられている。4は密閉容器3の外側に設けられた電
気ヒータであり、一例としてシリコンラバーヒータが用
いられた。5は攪拌装置であり、駆動装置15に連結され
た回動部材16に攪拌羽根17が設けられている。18は密封
を保つメカニカルシール、6は密閉容器3内を減圧する
減圧装置を示す。
次に7、7は前記電気ヒータ4又は前記密閉容器3内に
設けられた温度センサであり、同センサ7、7の出力に
より、前記電気ヒータ4に流れる電流を遮断すると共に
ガス供給装置8から、密閉容器3内にNガス等の不活
性ガスを送入して置換させるようになっている。
次に、9、10は第1壁及び第2壁で共に密閉容器3の対
応する二つの壁を示し、この第1壁9及び第2壁10に、
それぞれ発光装置11及び受光装置12が設けられ、レベル
検知装置13が形成されている。
次に19は原料のホッパであり、原料ビーズが収容されて
いる。20は計量装置、21は原料ビーズを密閉容器3に送
入する送入装置である。又14は制御装置を示し、前記ホ
ッパ19、計量装置20、送入装置21、攪拌装置5、減圧装
置6、センサ7、7、ガス供給装置8、レベル検知装置
13、材料入口1、同出口2等はすべて制御装置14に接続
されており、同装置14のシーケンスプログラムに従って
各部が順次作動するようになっている。
次に22はガス供給装置8のバルブであり、制御装置14に
より制御されるようになっている。
又23は第1報知装置であり、ランプ及び又はアラーム等
であり、レベル検知装置13に接続され、発泡ビーズ24が
所定の発泡密度に達した際に作動するようになってい
る。25は第2報知装置で、これはセンサ7、7に接続さ
れ、電熱ヒータ4又は密閉容器3内がそれぞれの所定温
度よりも高くなった場合に作動するようになっている。
そして第2報知装置25が作動すると共に制御装置14から
の出力により、前記電気ヒータ4への通電が停止される
と共に、ガス供給装置8が作動し、密閉容器3内にN
その他の不活性ガスを送入し、同容器3内のガスを置換
し、爆発を防止するようになっている。
なお26は発泡済みビーズの回収装置であり、前記制御装
置14に接続されている。27は回収用のホッパである。又
28は周壁、29は断熱材、30は外装板を示す。
[考案の効果] この考案は前記のように構成され、密閉できる材料の入
口1及び出口2を有する密閉容器3と、該密閉容器3に
設けられた、該密閉容器3内に収容された材料を加熱す
る電気ヒータ4と、該密閉容器3内に設けられた攪拌装
置5と、該密閉容器3内を減圧する減圧装置6と、前記
電気ヒータ4又は前記密閉容器3内の温度を検知するセ
ンサ7、7と、該センサ7、7からの出力により前記密
閉容器3内に不活性ガスを供給するガス供給装置8とに
より発泡性ビーズの予備発泡装置が形成されたことによ
り、前記従来例にのべたようなボイラー等の大型となる
設備を省略することができる。
又ボイラー等を使用することによる蒸気発生迄の立上り
時間のロスタイムをなくすことができる。
しかも電気ヒータ4又は密閉容器3内の温度が所定より
高くなると、自動的に電気ヒータ4の電流が遮断され、
同時にガス供給装置8から密閉容器3内に不活性ガスが
送入され、密閉容器3内のガスを置換することができ
る。
又密閉容器3の対応する第1壁9、第2壁10にそれぞれ
発光装置11及び受光装置12から成るレベル検知装置13が
設けられているものは、同装置13により正確にかつ自動
的に、発泡ビーズが所定の発泡密度に達したことを知る
ことができ、従来のようにタイマーにより発泡状態を推
察する不確実さをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の実施例を示し、第1図は
発泡性ビーズの予備発泡装置の概略を示す図、第2図は
同装置の正面図、第3図は従来の同種装置の概略を示す
図である。 1……密閉できる入口 2……密閉できる出口 3……密閉容器 4……電気ヒータ 5……攪拌装置 6……減圧装置 7……温度センサ 8……不活性ガス供給装置 9……第1壁 10……第2壁 11……発光装置 12……受光装置 13……レベル検知装置 14……制御装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉できる、材料の入口(1)及び出口(2)を
    有する密閉容器(3);該密閉容器(3)に設けられた、該密
    閉容器(3)内に収容された材料を加熱する電気ヒータ
    (4);該密閉容器(3)内に設けられた攪拌装置(5);該密
    閉容器(3)内を減圧する減圧装置(6);前記電気ヒータ
    (4)又は前記密閉容器(3)内の温度を検知するセンサ
    (7);該センサ(7)からの出力により前記密閉容器(3)内
    に不活性ガスを供給するガス供給装置(8);シーケンス
    プログラムにより全体を制御する制御装置(14):から成
    ることを特徴とする発泡性ビーズの予備発泡装置。
  2. 【請求項2】密閉容器(3)は、該密閉容器(3)の対応する
    第1壁(9)、第2壁(10)にそれぞれ設けられている発光
    装置(11)及び受光装置(12)から成るベル検知装置(13)を
    有する、請求項1記載の発泡性ビーズの予備発泡装置。
JP1990075662U 1990-07-17 1990-07-17 発泡性ビーズの予備発泡装置 Expired - Lifetime JPH0630824Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990075662U JPH0630824Y2 (ja) 1990-07-17 1990-07-17 発泡性ビーズの予備発泡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990075662U JPH0630824Y2 (ja) 1990-07-17 1990-07-17 発泡性ビーズの予備発泡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0433636U JPH0433636U (ja) 1992-03-19
JPH0630824Y2 true JPH0630824Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=31616436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990075662U Expired - Lifetime JPH0630824Y2 (ja) 1990-07-17 1990-07-17 発泡性ビーズの予備発泡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0630824Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62183311A (ja) * 1986-02-08 1987-08-11 Sekisui Plastics Co Ltd 発泡性熱可塑性樹脂粒子の予備発泡方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0433636U (ja) 1992-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050059747A1 (en) Process for processing expandable polymer particles and foam article thereof
US3378245A (en) Apparatus for controllably expanding expandable material
JPH0630824Y2 (ja) 発泡性ビーズの予備発泡装置
US4510106A (en) Process and apparatus for pre-foaming synthetic plastics
US3104424A (en) Pressure pot expandable polystyrene mold filling device
JP2908216B2 (ja) 予備発泡機の撹拌羽根
WO2015056461A1 (ja) 予備発泡粒子の嵩密度測定装置及び予備発泡粒子の製造方法
US3505248A (en) Process for producing expandable styrene polymer particles
KR840000070B1 (ko) 성형용 열가소성 물질을 팽창시키는 방법
CN108789996B (zh) 一种eps泡沫包装箱的制备方法
US4060354A (en) Apparatus for pre-expanding and molding expandable thermoplastic polymer particles
JP3205479B2 (ja) 発泡成形体製造装置
US3417169A (en) Method and apparatus for automatically molding foam plastic articles
US3671026A (en) Device for expansion of expandable polymer beads
KR940005745Y1 (ko) 가압식 예비 발포기
EP1407868A2 (en) Method of storing material into which gas saturates
JPH05179048A (ja) 発泡性樹脂粒子の予備発泡方法
JPH0634347Y2 (ja) 発泡性熱可塑性樹脂粒子の予備発泡装置
JP2693340B2 (ja) 予備発泡樹脂粒子の発泡倍数制御装置
KR0161102B1 (ko) 자동 배율조정 장치
JPS6210165B2 (ja)
JPS61211350A (ja) 発泡性スチロ−ルビ−ズの予備発泡方法
JPS62183311A (ja) 発泡性熱可塑性樹脂粒子の予備発泡方法
JPH04251728A (ja) 合成樹脂の発泡成形法
JPH06246745A (ja) 樹脂粒子の混合装置および混合樹脂成形体の製造装置