JPH06307723A - 多室型空気調和機 - Google Patents

多室型空気調和機

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Publication number
JPH06307723A
JPH06307723A JP5094440A JP9444093A JPH06307723A JP H06307723 A JPH06307723 A JP H06307723A JP 5094440 A JP5094440 A JP 5094440A JP 9444093 A JP9444093 A JP 9444093A JP H06307723 A JPH06307723 A JP H06307723A
Authority
JP
Japan
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outdoor
indoor
expansion valve
discharge pressure
blower
Prior art date
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Pending
Application number
JP5094440A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiyuki Noma
富之 野間
Masayuki Tanaka
優行 田中
Junji Hayashi
淳二 林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Priority to JP5094440A priority Critical patent/JPH06307723A/ja
Publication of JPH06307723A publication Critical patent/JPH06307723A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房回路で吐出圧力を一定値に制御すること
ができ、かつ冷凍サイクル運転状態が変動する場合の過
渡期においても優れた応答性を示す室外側送風機制御を
行うこと。 【構成】 圧縮機2の吐出圧力を一定時間間隔で検知す
る吐出圧力検知手段21と、吐出圧力検知段21の複数
回の検知値を記憶し格納する記憶手段26と、記憶手段
26および吐出圧力検知手段21より伝送された複数回
の検知値より目標値に対する偏差および変化状態を演算
する変化状態演算手段25と、変化状態演算手段25に
より算出された演算結果により冷房回路での室外側送風
機6の一定期間の運転または停止を決定する室外側送風
機制御手段33とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多室型空気調和機の冷
凍サイクル制御に関し、特に室外側送風機による圧力制
御の精度向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多室型空気調和機の圧力制御とし
ては、例えば特開平3−156245号公報に示される
室外側送風機制御を採用しているものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の多室
型空気調和機について説明する。図9は、従来の多室型
空気調和機の室外側送風機制御のブロック図ある。
【0004】図において、1は室外機であり、圧縮機
2、四方弁3、室外側熱交換器4、室外側膨張弁5、室
外側送風機6a,6b,6cより構成される。7a,7
bは室内機であり、それぞれ、室内側膨張弁8a,8
b、室内側送風機9a,9b、室内側熱交換器10a,
10bより構成される。
【0005】また、圧縮機2、四方弁3、室外側熱交換
器4、室外側膨張弁5、室内側膨張弁8a,8b、室内
側熱交換器10a,10bを順次環状に連接して冷凍サ
イクルを構成している。
【0006】21は一定時間間隔で圧縮機2の吐出圧力
を検知する吐出圧力検知手段、23は吐出圧力検知手段
21が検知した吐出圧力に応じて室外側送風機6a,6
b,6cを制御する冷房室外側送風機制御手段である。
【0007】次に動作について冷房運転時を例にとり説
明する。吐出圧力検知手段21が一定時間間隔で吐出圧
力を検知する。室外側送風機制御手段22は、あらかじ
め室外側送風機6a,6b,6cの運転または停止の組
み合わせにより(表1)に示すようなファンステップを
設けており、吐出圧力が所定値以上ならばファンステッ
プを1段階上げ、所定値以下ならば1段階下げるという
処理を一定時間間隔で行うことにより風量を制御し、吐
出圧力を一定範囲内に制御する。
【0008】
【表1】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成は、室外側送風機制御により吐出圧力を一定範囲
内に制御できても一定値に制御することは困難であり、
配管接続されているすべての室内機7a,7bが冷房運
転している場合には、圧縮機2の制御により吸入圧力さ
え一定に制御されていれば冷房能力に与える影響は少な
いため問題ないが、冷暖同時運転を行う場合には吐出圧
力の変動に伴う暖房能力の変動を生じるという欠点があ
った。
【0010】本発明は、冷房回路での室外側送風機制御
により吐出圧力を一定値に制御することができ、かつ冷
凍サイクル運転状態が変動する場合の過渡期においても
優れた応答性を示す室外側送風機制御を行う多室型空気
調和機を提供することを第1の目的とする。
【0011】また、上記従来の構成は、暖房回路におい
て吸入圧力を検知することにより、吸入圧力を一定範囲
内に制御できるが、一定値に制御することは困難であ
り、配管接続されているすべての室内機が暖房運転して
いる場合には、圧縮機の制御により吐出圧力さえ一定に
制御されていれば暖房能力に与える影響は少ないため問
題ないが、冷暖同時運転を行う場合には吸入圧力の変動
に伴う冷房能力の変動を生じるという欠点があった。
【0012】本発明は、暖房回路での室外側送風機制御
により吸入圧力を一定値に制御することができ、かつ冷
凍サイクル運転状態が変動する場合の過渡期においても
優れた応答性を示す室外側送風機制御を行う多室型空気
調和機を提供することを第2の目的とする。
【0013】また、上記従来の構成は、低外気温での冷
房運転や高外気温での暖房運転時に適正な能力制御を行
うため低速域での風量制御をよりきめ細かく行おうとす
る場合、送風機台数を増加させる等の方法が必要となり
構造が複雑になるという欠点があった。
【0014】本発明は、小風量化を可能とし、かつ従来
の構成よりも少数の送風機で小風量域での制御をよりき
め細かく行うことができる室外側送風機制御を行う多室
型空気調和機を提供することを第3の目的とする。
【0015】また、上記従来の構成は、冷房回路での冷
暖同時運転時や室内機の冷房負荷が室外機容量に対して
極めて小さい時、(表1)に示すファンステップN=0
で室外側送風機が停止状態であっても吐出圧力が上昇せ
ず、暖房運転中の室内機の暖房能力がでない、もしくは
圧縮機の信頼性に支障を来すという欠点があった。
【0016】本発明は、室外側送風機制御での吐出圧力
制御可能な領域を拡大することを第4の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の多室型空気調和機は、圧縮機、四方
弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁、室外側送風機から
なる室外機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁、室内側
送風機からなる複数の室内機と、前記室外側膨張弁と前
記室内側膨張弁とを配管接続するとともに前記室内側熱
交換器の一端を分岐ユニットにより前記圧縮機の吸入側
と吐出側とに切替え可能に配管接続して冷暖同時運転を
可能とした冷凍サイクルを有するものであって、前記圧
縮機の吐出圧力を一定時間間隔で検知する吐出圧力検知
手段と、前記吐出圧力検知手段の複数回の検知値を記憶
し格納する記憶手段と、前記記憶手段および前記吐出圧
力検知手段より伝送された複数回の検知値より目標値に
対する偏差および変化状態を演算する変化状態演算手段
と、前記変化状態演算手段により算出された演算結果に
より冷房回路での前記室外側送風機の一定期間の運転ま
たは停止を決定する室外側送風機制御手段とを有するの
である。
【0018】また、第2の目的を達成するために、圧縮
機、四方弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁、室外側送
風機からなる室外機と、室内側熱交換器、室内側膨張
弁、室内側送風機からなる複数の室内機と、前記室外側
膨張弁と前記室内側膨張弁とを配管接続するとともに前
記室内側熱交換器の一端を分岐ユニットにより前記圧縮
機の吸入側と吐出側とに切替え可能に配管接続して冷暖
同時運転を可能とした冷凍サイクルを有するものであっ
て、前記圧縮機の吸入圧力を一定時間間隔で検知する吸
入圧力検知手段と、前記吸入圧力検知手段の複数回の検
知値を記憶し格納する記憶手段と、前記記憶手段および
前記吸入圧力検知手段より伝送された複数回の検知値よ
り目標値に対する偏差および変化状態を演算する変化状
態演算手段と、前記変化状態演算手段により算出された
演算結果により暖房回路での前記室外側送風機の一定期
間の運転または停止を決定する室外側送風機制御手段と
を有するのである。
【0019】また、第3の目的を達成するために、室外
機が複数の室外側送風機と前記室外側送風機に対応する
複数の室外側送風機制御手段を備え、前記室外側送風機
制御手段が前記室外側送風機に対し個別に一定期間の運
転または停止を決定するのである。
【0020】また、第4の目的を達成するために、変化
状態演算手段により算出された演算結果により冷房回路
での室外側膨張弁の開閉を制御する室外側膨張弁制御手
段を有するのである。
【0021】
【作用】本発明は、上記した構成によって、冷房回路で
の吐出圧力を制御目標値に安定させることができる。ま
た、複数回の検知値を基に次回の検知値を予測して室外
側送風機の運転または停止を決定するため、冷凍サイク
ル運転状態が変動する場合の過渡期においても優れた応
答性を示し保護装置等の動作をなくすることができる。
【0022】また、上記した構成によって、暖房回路で
の吸入圧力を制御目標値に安定させることができる。
【0023】また、上記した構成によって、複数の室外
側送風機を一つの制御則に基づいて個別に制御すること
で、小風量化を可能とし、かつ従来の構成よりも少数の
送風機で小風量域での制御をよりきめ細かく行うことが
できる。
【0024】また、上記した構成によって、冷房回路で
の冷暖同時運転時や室内機の冷房負荷が室外機容量に対
して極めて小さい時、室外側膨張弁を絞り、室外側熱交
換器に液冷媒をためることにより室外側熱交換器の凝縮
能力を低下させ、吐出圧力を上昇させることにより、室
外側送風機制御での吐出圧力制御可能な領域を拡大する
ことができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明による多室型空気調和機の第1
の実施例を図面を参考に説明する。図1は、本発明によ
る多室型空気調和機の第1の実施例のブロック図であ
る。図2は、同実施例の多室型空気調和機の動作を示す
フローチャートである。なお、従来と同一構成の部分に
ついては同一符号を付している。
【0026】図1において、1は室外機であり、圧縮機
2、四方弁3、室外側熱交換器4、室外側膨張弁5、室
外側送風機6より構成される。7a,7bは室内機であ
り、それぞれ、室内側膨張弁8a,8b、室内側送風機
9a,9b、室内側熱交換器10a,10bより構成さ
れる。
【0027】11a,11bは分岐ユニットであり、そ
れぞれ暖房用電磁弁12a,12b、冷房用電磁弁13
a,13bより構成され、これらの電磁弁12a,12
b,13a,13bを切り換えることにより、室内側熱
交換器10a,10bの一端を圧縮機2の吸入側と吐出
側とのどちらかに接続して冷暖同時運転を可能としてい
る。
【0028】21は圧縮機2の吐出圧力を一定時間間隔
で検知する吐出圧力検知手段で、圧縮機2の吐出管に毛
細管を介して接続される。25は変化状態演算手段で,
吐出圧力検知手段21と吐出圧力検知手段21の複数回
の検知値を記憶し格納する記憶手段26とに電気的に接
続され、記憶手段26および吐出圧力検知手段21より
伝送された複数回の検知値より目標値に対する偏差およ
び変化状態を演算する。
【0029】33は室外側送風機制御手段で、変化状態
演算手段25と電気的に接続され、変化状態演算手段2
5により算出された演算結果により冷房回路での室外側
送風機6の一定期間の運転または停止を決定する。
【0030】以上のように構成された多室型空気調和機
について、以下その動作を図2のフローチャートをもと
にして説明する。
【0031】吐出圧力検知手段21は一定時間間隔で吐
出圧力を検知する(STEP1)。検知した圧力データ
P(t)は、記憶手段26に伝送され、今回tの圧力デ
ータとして記憶されると同時に、前回t−1の圧力デー
タP(t−1)、前々回t−2の圧力データP(t−
2)とともに変化状態演算手段25に伝送される(ST
EP2)。
【0032】変化状態演算手段25は、前記3つのデー
タをもとに、目標値に対する吐出圧力の偏差、吐出圧力
変化の勾配、吐出圧力変化率の大小を加味した演算結果
U(t)を出力する(STEP3)。演算結果U(t)
は室外側送風機制御手段33に伝送され、(表2)に示
すルールにより大小の判断を行い次回検知までの一定時
間の室外側送風機6の運転または停止を決定する(ST
EP4)。
【0033】記憶手段26に格納された圧力データP
(t)、P(t−1)をそれぞれP(t−1)、P(t
−2)に置き換える(STEP5)。以上の動作を繰り
返すことにより、吐出圧力を一定値に制御することがで
きる。
【0034】なお、各STEPの処理を高速に行えるマ
イコンを使用し、一定時間の間隔を小さくすることによ
り運転または停止による圧力変動を小さく抑えることが
可能である。
【0035】
【表2】
【0036】次に、本発明による多室型空気調和機の第
2の実施例を図面を参考に説明するが、第1の実施例と
同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。図3は、本発明による多室型空気調和機の第2
の実施例のブロック図である。図4は、同実施例による
多室型空気調和機の動作を示すフローチャートである。
【0037】図3において、22は圧縮機2の吸入圧力
を一定時間間隔で検知する吸入圧力検知手段で、圧縮機
2の吸入管に毛細管を介して接続される。35は変化状
態演算手段で,吸入圧力検知手段22と吸入圧力検知手
段22の複数回の検知値を記憶し格納する記憶手段36
とに電気的に接続され、記憶手段36および吸入圧力検
知手段22より伝送された複数回の検知値より目標値に
対する偏差および変化状態を演算する。
【0038】34は室外側送風機制御手段で、変化状態
演算手段35と電気的に接続され、変化状態演算手段3
5により算出された演算結果により暖房回路での室外側
送風機6の一定期間の運転または停止を決定する。
【0039】以上のように構成された多室型空気調和機
について、以下その動作を図4のフローチャートをもと
にして説明する。
【0040】吸入圧力検知手段22は一定時間間隔で吸
入圧力を検知する(STEP1)。検知した圧力データ
P(t)は、記憶手段36に伝送され、今回tの圧力デ
ータとして記憶されると同時に、前回t−1の圧力デー
タP(t−1)、前々回t−2の圧力データP(t−
2)とともに変化状態演算手段35に伝送される(ST
EP2)。
【0041】変化状態演算手段35は、前記3つのデー
タをもとに、目標値に対する吐出圧力の偏差、吐出圧力
変化の勾配、吐出圧力変化率の大小を加味した演算結果
U(t)を出力する(STEP3)。演算結果U(t)
は室外側送風機制御手段34に伝送され、(表3)に示
すルールにより大小の判断を行い次回検知までの一定時
間の室外側送風機6の運転または停止を決定する(ST
EP4)。
【0042】記憶手段36に格納された圧力データP
(t)、P(t−1)をそれぞれP(t−1)、P(t
−2)に置き換える(STEP5)。以上の動作を繰り
返すことにより、吸入圧力を一定値に制御することがで
きる。
【0043】
【表3】
【0044】次に、本発明による多室型空気調和機の第
3の実施例を図面を参考に説明するが、第1の実施例と
同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。図5は、本発明による多室型空気調和機の第3
の実施例のブロック図である。図6は、同実施例による
多室型空気調和機の動作を示すフローチャートである。
【0045】図5において、6a,6bは室外側熱交換
器4に送風する室外側送風機であり、33aは室外側送
風機6aに対応する第1の室外側送風機制段であり、室
外側送風機6aに対し個別に一定期間の運転または停止
を決定する。33bは室外側送風機6bに対応する第2
の室外側送風機制段であり、室外側送風機6bに対し個
別に一定期間の運転または停止を決定する。
【0046】以上のように構成された多室型空気調和機
について、以下その動作を冷房運転時を例に図6のフロ
ーチャートをもとにして説明する。STEP3までは第
1の実施例による多室型空気調和機と同一動作であり説
明を省略する。演算結果U(t)は第1,第2の室外側
送風機制御手段33a,33bにそれぞれ伝送され、
(表4)に示すルールにより大小の判断を行い次回検知
までの一定時間の室外側送風機6a,6bの運転または
停止を個別に決定する(STEP4)。
【0047】STEP5は第1の実施例による多室型空
気調和機と同一動作であり説明を省略する。以上の動作
を繰り返すことにより、吐出圧力の変化が小さい場合に
おいては、室外側送風機6aのみで第1の実施例と同様
の制御を行い、吐出圧力が急に変化した場合には室外側
送風機6bにより制御を行うという分担ができ、かつ低
外気温での冷房運転時の必要風量が小さい場合において
も適正な風量制御ができる。
【0048】
【表4】
【0049】次に、本発明による多室型空気調和機の第
4の実施例を図面を参考に説明するが、第1の実施例と
同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。図7は、本発明による多室型空気調和機の第4
の実施例のブロック図である。図8は、同実施例による
多室型空気調和機の動作を示すフローチャートである。
図7において、27は変化状態演算手段25により算
出された演算結果により冷房回路での室外側膨張弁5の
開閉を制御する室外側膨張弁制御手段である。
【0050】以上のように構成された多室型空気調和機
について、以下その動作を図8のフローチャートをもと
にして説明する。STEP3までは第1の実施例による
多室型空気調和機と同一動作であり説明を省略する。演
算結果U(t)は室外側送風機制御手段33、室外側膨
張弁制御手段27にそれぞれ伝送され、(表5)に示す
ルールにより大小の判断を行い次回検知までの一定時間
の室外側送風機6の運転または停止、および室外側膨張
弁5の開閉を決定する(STEP4)。
【0051】STEP5は第1の実施例による多室型空
気調和機と同一動作であり省略する。以上の動作を繰り
返すことにより、吐出圧力が目標値に対して極端に小さ
い場合においては、室外側膨張弁5を絞り、室外側熱交
換器4に液冷媒をためることにより室外側熱交換器4の
凝縮能力を低下させ、吐出圧力を上昇させることにより
室外側送風機6による吐出圧力制御可能な領域を拡大す
ることができ、冷房回路での冷暖同時運転時や室内機の
冷房負荷が室外機容量に対して極めて小さい時にも、適
正な能力制御ができる。
【0052】
【表5】
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の多室型空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁、
室外側送風機からなる室外機と、室内側熱交換器、室内
側膨張弁、室内側送風機からなる複数の室内機と、前記
室外側膨張弁と前記室内側膨張弁とを配管接続するとと
もに前記室内側熱交換器の一端を分岐ユニットにより前
記圧縮機の吸入側と吐出側とに切替え可能に配管接続し
て冷暖同時運転を可能とした冷凍サイクルを有するもの
であって、前記圧縮機の吐出圧力を一定時間間隔で検知
する吐出圧力検知手段と、前記吐出圧力検知手段の複数
回の検知値を記憶し格納する記憶手段と、前記記憶手段
および前記吐出圧力検知手段より伝送された複数回の検
知値より目標値に対する偏差および変化状態を演算する
変化状態演算手段と、前記変化状態演算手段により算出
された演算結果により冷房回路での前記室外側送風機の
一定期間の運転または停止を決定する室外側送風機制御
手段とを有するので、冷房回路での吐出圧力を制御目標
値に安定させることができる。また、複数回の検知値を
基に次回の検知値を予測して室外側送風機の運転または
停止を決定するため、冷凍サイクル運転状態が変動する
場合の過渡期においても優れた応答性を示し、保護装置
等の動作をなくすることができる。
【0054】また、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、
室外側膨張弁、室外側送風機からなる室外機と、室内側
熱交換器、室内側膨張弁、室内側送風機からなる複数の
室内機と、前記室外側膨張弁と前記室内側膨張弁とを配
管接続するとともに前記室内側熱交換器の一端を分岐ユ
ニットにより前記圧縮機の吸入側と吐出側とに切替え可
能に配管接続して冷暖同時運転を可能とした冷凍サイク
ルを有するものであって、前記圧縮機の吸入圧力を一定
時間間隔で検知する吸入圧力検知手段と、前記吸入圧力
検知手段の複数回の検知値を記憶し格納する記憶手段
と、前記記憶手段および前記吸入圧力検知手段より伝送
された複数回の検知値より目標値に対する偏差および変
化状態を演算する変化状態演算手段と、前記変化状態演
算手段により算出された演算結果により暖房回路での前
記室外側送風機の一定期間の運転または停止を決定する
室外側送風機制御手段とを有するので、暖房回路での吸
入圧力を制御目標値に安定させることができる。
【0055】また、室外機が複数の室外側送風機と前記
室外側送風機に対応する複数の室外側送風機制御手段を
備え、前記室外側送風機制御手段が前記室外側送風機に
対し個別に一定期間の運転または停止を決定するので、
小風量化を可能とし、かつ従来の構成よりも少数の送風
機で小風量域での制御をよりきめ細かく行うことができ
る。
【0056】また、変化状態演算手段により算出された
演算結果により冷房回路での室外側膨張弁の開閉を制御
する室外側膨張弁制御手段を有するので、冷房回路での
冷暖同時運転時や室内機の冷房負荷が室外機容量に対し
て極めて小さい時、室外側膨張弁を絞り、室外側熱交換
器に液冷媒をためることにより室外側熱交換器の凝縮能
力を低下させ、吐出圧力を上昇させることにより、吐出
圧力制御可能な領域を拡大することができ、つねに冷凍
サイクルを効率のよい状態で運転することができる優れ
た多室型空気調和機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である多室型空気調和機
の制御ブロック図
【図2】同実施例の多室型空気調和機の動作を示すフロ
ーチャート
【図3】本発明の第2の実施例である多室型空気調和機
の制御ブロック図
【図4】同実施例の多室型空気調和機の動作を示すフロ
ーチャート
【図5】本発明の第3の実施例である多室型空気調和機
の制御ブロック図
【図6】同実施例の多室型空気調和機の動作を示すフロ
ーチャート
【図7】本発明の第4の実施例である多室型空気調和機
の制御ブロック図
【図8】同実施例の多室型空気調和機の動作を示すフロ
ーチャート
【図9】従来の空気調和機の制御ブロック図
【符号の説明】
1 室外機 2 圧縮機 3 四方弁 4 室外側熱交換器 5 室外側膨張弁 6,6a,6b 室外側送風機 7a,7b 室内機 8a,8b 室内側膨張弁 9a,9b 室内側送風機 10a,10b 室内側熱交換器 11a,11b 分岐ユニット 12a,12b 暖房用電磁弁 13a,13b 冷房用電磁弁 21 吐出圧力検知手段 22 吸入圧力検知手段 25,35 変化状態演算手段 26,36 記憶手段 27 室外側膨張弁制御手段 33,34 室外側送風機制御手段 33a 第1の室外側送風機制御手段 33b 第2の室外側送風機制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁、室外側送風機からなる室外機と、室内側熱交
    換器、室内側膨張弁、室内側送風機からなる複数の室内
    機と、前記室外側膨張弁と前記室内側膨張弁とを配管接
    続するとともに前記室内側熱交換器の一端を分岐ユニッ
    トにより前記圧縮機の吸入側と吐出側とに切替え可能に
    配管接続して冷暖同時運転を可能とした冷凍サイクルを
    有するものであって、前記圧縮機の吐出圧力を一定時間
    間隔で検知する吐出圧力検知手段と、前記吐出圧力検知
    手段の複数回の検知値を記憶し格納する記憶手段と、前
    記記憶手段および前記吐出圧力検知手段より伝送された
    複数回の検知値より目標値に対する偏差および変化状態
    を演算する変化状態演算手段と、前記変化状態演算手段
    により算出された演算結果により冷房回路での前記室外
    側送風機の一定期間の運転または停止を決定する室外側
    送風機制御手段とを有する多室型空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁、室外側送風機からなる室外機と、室内側熱交
    換器、室内側膨張弁、室内側送風機からなる複数の室内
    機と、前記室外側膨張弁と前記室内側膨張弁とを配管接
    続するとともに前記室内側熱交換器の一端を分岐ユニッ
    トにより前記圧縮機の吸入側と吐出側とに切替え可能に
    配管接続して冷暖同時運転を可能とした冷凍サイクルを
    有するものであって、前記圧縮機の吸入圧力を一定時間
    間隔で検知する吸入圧力検知手段と、前記吸入圧力検知
    手段の複数回の検知値を記憶し格納する記憶手段と、前
    記記憶手段および前記吸入圧力検知手段より伝送された
    複数回の検知値より目標値に対する偏差および変化状態
    を演算する変化状態演算手段と、前記変化状態演算手段
    により算出された演算結果により暖房回路での前記室外
    側送風機の一定期間の運転または停止を決定する室外側
    送風機制御手段とを有する多室型空気調和機。
  3. 【請求項3】 室外機が複数の室外側送風機と前記室外
    側送風機に対応する複数の室外側送風機制御手段を備
    え、前記室外側送風機制御手段が前記室外側送風機に対
    し個別に一定期間の運転または停止を決定することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の多室型空気調和
    機。
  4. 【請求項4】 変化状態演算手段により算出された演算
    結果により冷房回路での室外側膨張弁の開閉を制御する
    室外側膨張弁制御手段を有する請求項1記載の多室型空
    気調和機。
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