JPH06301195A - 位相シフトフォトマスクの修正方法 - Google Patents

位相シフトフォトマスクの修正方法

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JPH06301195A
JPH06301195A JP8837493A JP8837493A JPH06301195A JP H06301195 A JPH06301195 A JP H06301195A JP 8837493 A JP8837493 A JP 8837493A JP 8837493 A JP8837493 A JP 8837493A JP H06301195 A JPH06301195 A JP H06301195A
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諸岡寿史
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相シフトフォトマスク加工工程途中のレジ
ストパターンの状態にて位相シフターパターンの欠陥の
検査及び修正を行う。 【構成】 製造工程において、レジスト層15をパター
ニング後、レジストパターンの開口部より露出するハー
フトーン遮光層13部分をエッチングして遮光パターン
を形成した後のレジストパターン状態で、存在する残存
欠陥16と欠落欠陥17の検査をし、残存欠陥16はレ
ーザービームもしくは集束イオンビーム18にてレジス
ト層及び遮光層を共に昇華除去し、欠落欠陥17はピレ
ン等のカーボンリッチな雰囲気下20での集束イオンビ
ーム19照射によりカーボン膜21を堆積させて埋め
る。レジストパターンを修正した状態にて、位相シフタ
ー層14をエッチングガスプラズマ22にてエッチング
した後、残存したレジストを剥離して、ハーフトーン型
位相シフトレチクルが完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI、超LSI等の
高密度集積回路の製造に用いられるレチクル及びその製
造方法に係り、特に、微細なパターンを高精度に形成す
る際に使用される位相シフト層を有するフォトマスクの
修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IC、LSI、超LSI等の半導体集積
回路は、シリコンウェーハ等の被加工基板上にレジスト
を塗布し、ステッパー等により所望のパターンを露光し
た後、現像、エッチング、ドーピング、CVD等を行
う、いわゆるリソグラフィー工程を繰り返すことにより
製造されている。
【0003】このようなリソグラフィー工程に使用され
るレチクルと呼ばれるフォトマスクは、半導体集積回路
の高性能化、高集積化に伴ってますます高精度が要求さ
れる傾向にあり、例えば、代表的なLSIであるDRA
Mを例にとると、1MビットDRAM用の5倍レチク
ル、すなわち、露光するパターンの5倍のサイズを有す
るレチクルにおける寸法のずれは、平均±3σ(σは標
準偏差)をとった場合においても、0.15μmの精度
が要求され、同様に、4MビットDRAM用の5倍レチ
クルは0.1〜0.15μmの寸法精度が、16Mビッ
トDRAM用5倍レチクルは0.05〜0.1μmの寸
法精度が、64MビットDRAM用5倍レチクルは0.
03〜0.07μmの寸法精度が要求されている。
【0004】さらに、これらのレチクルを使用して形成
されるデバイスパターンの線幅は、1MビットDRAM
で1.2μm、4MビットDRAMでは0.8μm、1
6MビットDRAMでは0.5μm、64MビットDR
AMでは0.35μmと、ますます微細化が要求されて
おり、このような要求に応えるために、様々な露光方法
が研究されている。
【0005】ところが、例えば64MビットDRAMク
ラスの次世代のデバイスパターンになると、これまでの
レチクルを用いたステッパー露光方式ではレジストパタ
ーンの解像限界となり、この限界を乗り越えるものとし
て、例えば、特開昭58−173744号公報、特公昭
62−59296号公報等に示されているような、位相
シフトレチクルという新しい考え方のレチクルが提案さ
れてきている。位相シフトレチクルを用いる位相シフト
リソグラフィーは、レチクルを透過する光の位相を操作
することによって、投影像の分解能及びコントラストを
向上させる技術である。
【0006】位相シフトリソグラフィーを図面に従って
簡単に説明する。図2は位相シフト法の原理を示す図、
図3は従来法を示す図であり、図2(a)及び図3
(a)はレチクルの断面図、図2(b)及び図3(b)
はレチクル上の光の振幅、図2(c)及び図3(c)は
ウェーハ上の光の振幅、図2(d)及び図3(d)はウ
ェーハ上の光強度をそれぞれ示し、1は基板、2は遮光
膜、3は位相シフター、4は入射光を示す。
【0007】従来法においては、図3(a)に示すよう
に、ガラス等からなる基板1にクロム等からなる遮光膜
2が形成されて、所定のパターンの光透過部が形成され
ているだけであるが、位相シフトリソグラフィーでは、
図2(a)に示すように、レチクル上の隣接する光透過
部の一方に位相を反転(位相差180°)させるための
透過膜からなる位相シフター3が設けられている。した
がって、従来法においては、レチクル上の光の振幅は図
3(b)に示すように同相となり、ウェーハ上の光の振
幅も図3(c)に示すように同相となるので、その結
果、図3(d)のようにウェーハ上のパターンを分離す
ることができないのに対して、位相シフトリソグラフィ
ーにおいては、位相シフターを透過した光は、図2
(b)に示すように、隣接パターンの間で互いに逆位相
になされるため、パターンの境界部で光強度が零にな
り、図2(d)に示すように隣接するパターンを明瞭に
分離することができる。このように、位相シフトリソグ
ラフィーにおいては、従来は分離できなかったパターン
も分離可能となり、解像度を向上させることができるも
のである。
【0008】このような位相シフト層を有するフォトマ
スクは様々な構造が研究されているが、それぞれに一長
一短がある。
【0009】そこで、構造が簡単で最も実用的であると
思われるハーフトーン型位相シフトレチクルの製造工程
を一例として、図面を参照して説明する。
【0010】図5は、ハーフトーン型位相シフトレチク
ルの製造工程を示す断面図であり、図中、31は基板、
32はエッチングストッパー層、33はクロム等からな
るハーフトーン遮光層、34は位相シフター層、35は
レジスト層、36はレーザー光又は電子線等の電離放射
線、37は露光部分、38は遮光層33用のエッチング
ガスプラズマ、39は位相シフター層34用のエッチン
グガスプラズマ、40は酸素プラズマを示す。
【0011】まず、図5(a)に示すように、基板31
上に、エッチングストッパー層32、位相シフト層3
4、遮光層33の順で積層してハーフトーン型位相シフ
トフォトマスク基板を構成し、その遮光層33上にレジ
ストをスピンコーティング等の常法により均一に塗布
し、加熱乾燥処理を施し、厚さ0.1〜2.0μm程度
のレジスト層35を形成する。加熱乾燥処理は、使用す
るレジストの種類にもよるが、通常80〜200℃で5
〜60分間程度行う。次に、同図(b)に示すように、
レジスト層35に常法に従って電子線描画装置等の露光
装置を用いて、電離放射線36により所望のパターンを
描画する。続いて、所定の現像液で現像し、所定のリン
ス液でリンスして、同図(c)に示すようなレジストパ
ターンを形成する。
【0012】次に、必要に応じて加熱乾燥処理及びデス
カム処理を行った後、同図(c)に示すように、レジス
トパターンの開口部より露出する遮光層33部分をエッ
チングガスプラズマ38によりドライエッチングし、遮
光パターンを形成する(同図(d))。なお、この遮光
パターンの形成は、エッチングガスプラズマ38による
ドライエッチングに代えて、ウェットエッチングにより
行ってもよいことは当業者に明らかである。
【0013】続いて、同図(d)に示すように、レジス
トパターンと遮光パターンの開口部より露出する位相シ
フター層34部分をエッチングガスプラズマ39により
ドライエッチングし、位相シフターパターンを形成する
(同図(e))。なお、この位相シフターパターンの形
成は、エッチングガスプラズマ39によるドライエッチ
ングに代えて、ウェットエッチングにより行ってもよい
ことは当業者に明らかである。
【0014】次に、残存したレジストを、同図(e)に
示すように、酸素プラズマ40により灰化除去する。
【0015】以上の工程により、同図(f)に示すよう
な位相シフター34を有するハーフトーン型位相シフト
レチクルが完成する。
【0016】上記製造方法の例では、位相シフター層の
上にハーフトーン遮光層が形成されている構造について
説明したが、ハーフトーン遮光層の上に位相シフター層
が形成されている逆の構造においても、同様であること
は明らかである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
例示したような従来の位相シフトレチクルの製造方法に
おいては、位相シフトフォトマスクの製造工程としては
比較的容易なものの、出来上がったマスクの欠陥修正は
非常に困難であると言う問題がある。
【0018】すなわち、遮光パターンの残留欠陥、欠落
欠陥は、従来のレーザーリペア装置もしくは集束イオン
ビーム(FIB)等を用いた欠陥修正装置にて修正可能
であるが、SOGやSiO2 等からなる位相シフターは
透明であるため、その残留欠陥や欠落欠陥は修正が大変
困難であり、これを解決することが研究者に課せられた
大きな使命の一つであった。
【0019】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、位相シフトフォトマスク加工
工程途中のレジストパターンの状態にて位相シフターパ
ターンの欠陥の検査及び修正を行い、位相シフターをエ
ッチング加工した後の位相シフターパターンには欠陥が
ない高精度の位相シフトレチクルを製造することができ
る、より実用的な位相シフトフォトマスクの修正方法を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題に
鑑み、従来のレチクルの製造プロセスを大幅に変更する
ことなく、高精度の位相シフトフォトマスクを安定して
製造する方法を開発すべく検討した結果、本発明を完成
するに到ったものである。
【0021】すなわち、本発明は、位相シフトフォトマ
スク作製工程において、位相シフター層をエッチングす
るための直接的又は間接的マスクとなるレジストパター
ンの状態にて、その欠陥の検査及び修正を行い、無欠陥
状態にて位相シフター層をエッチングすることを特徴と
する位相シフト層を有するレチクルの製造方法である。
【0022】本発明の修正方法を図面を参照して説明す
る。図1は、ハーフトーン型位相シフトレチクルの製造
工程中のレジストパターン段階での欠陥の修正方法を示
す断面図であり、図中、11は石英ガラス等の透明ガラ
ス基板、12はエッチングストッパー層、13はクロ
ム、モリブデン、シリコン、アルミニウム、チタン等の
金属からなり、例えばエキシマレーザー光に対する透過
率が1〜30%のハーフトーン遮光層、14はSOG
(スピン・オン・グラス)、蒸着SiO2 等からなる位
相シフター層、15はレジスト層、16は残存欠陥、1
7は欠落欠陥、18はレーザービームもしくは集束イオ
ンビーム、19は集束イオンビーム、20はカーボンリ
ッチなガス、21は堆積されたカーボン膜、22はエッ
チングガスプラズマを示す。
【0023】まず、図1(a)に示すように、ハーフト
ーン型位相シフトフォトマスクの製造工程において、レ
ジスト層15をパターニング後、そのレジストパターン
の開口部より露出するハーフトーン遮光層13部分をエ
ッチングして遮光パターンを形成した後のレジストパタ
ーン状態で、残存欠陥16と欠落欠陥17が存在する。
この状態において、レジストパターンの欠陥の検査を
し、次いで、同図(b)に示すように、残存欠陥16は
レーザービームもしくは集束イオンビーム18にてレジ
スト層及び遮光層を共に昇華除去し、欠落欠陥17はピ
レン等のカーボンリッチな雰囲気下20での集束イオン
ビーム19照射によりカーボン膜21を堆積させて埋め
る。
【0024】次に、同図(c)に示すように、このよう
にしてレジストパターンを修正した状態にて、位相シフ
ター層14をエッチングガスプラズマ22にてエッチン
グした後、残存したレジストを剥離して、同図(d)に
示すようなハーフトーン型位相シフトフォトマスクが完
成する。
【0025】また、この方法は、上記の代わりに、遮光
層13をエッチングする前の状態にてレジストパターン
のみを同様に修正することも可能である。
【0026】なお、上記において、エッチングストッパ
ー層12及び位相シフター層14を設けないでガラス基
板11上に直接ハーフトーン遮光層13を設け、基板1
1の表面からの所定深さ部分をエッチングして位相シフ
ター層とする場合(例えば、特開平3−172845号
参照)も、同様に、そのエッチングマスクのレジストパ
ターンの段階で検査、修正できる。
【0027】ところで、ハーフトーン型位相シフトレチ
クルには、図1(d)のように、位相シフターパターン
14の上に遮光膜パターン13が位置するものに限ら
ず、遮光膜パターンの上に位相シフターパターンを配置
するものがある。この場合は、ガラス基板上にハーフト
ーン遮光層と位相シフター層とをこの順で形成し、続い
て、この上にレジスト層を形成し、このレジスト層に電
子線露光装置等の電離放射線でパターン描画を行い、パ
ターン描画後のレジスト層を現像してレジストパターン
を形成し、このレジストパターンをマスクとして露出し
た位相シフター層をエッチングし、続いて、このレジス
トパターンと位相シフター層をマスクとして露出したハ
ーフトーン遮光層をエッチングし、残存したレジストを
除去することにより製造する。このようなハーフトーン
型位相シフトレチクルにおいては、レジストパターンを
形成した段階で、その欠陥を検査し、上記と同様に修正
する。
【0028】さらに、ハーフトーン型位相シフトレチク
ルの一つとして、ガラス基板上にハーフトーン遮光層と
位相シフター層を兼ねる半透明薄膜層を設けてパターニ
ングした構成のものを本出願人が特願平3−28783
2号において提案している。このレチクルは、ガラス基
板上に位相差180°の半透明薄膜層を形成し、続い
て、この上にレジスト層を形成し、このレジスト層に電
子線露光装置等の電離放射線でパターン描画を行い、パ
ターン描画後のレジスト層を現像してレジストパターン
を形成し、このレジストパターンをマスクとして露出し
た半透明薄膜層をエッチングし、残存したレジストを除
去することにより製造する。このようなハーフトーン型
位相シフトレチクルにおいても、同様に、レジストパタ
ーンを形成した段階で、その欠陥を検査し、上記と同様
に修正する。
【0029】以上は、ハーフトーン型位相シフトレチク
ルの位相シフターパターンの残存欠陥及び欠落欠陥を位
相シフター層を実際にエッチングする前に、そのエッチ
ングマスクであるレジストパターンの状態で、その欠陥
を検査・修正するものであったが、図4(a)及び
(b)に示すような通常の位相シフトレチクルの位相シ
フターパターンの残存欠陥及び欠落欠陥についても同様
に修正することができる。
【0030】すなわち、図4(a)は、位相シフター下
置き型の位相シフトレチクルで、ガラス基板11上にエ
ッチングストッパー層12、位相シフター層14、遮光
層23をこの順で形成し、続いて、この上に第1レジス
ト層を形成し、この第1レジスト層に電子線露光装置等
の電離放射線でパターン描画を行い、パターン描画後の
第1レジスト層を現像して第1レジストパターンを形成
し、この第1レジストパターンをマスクとして露出した
遮光層23をエッチングして遮光パターンを形成し、続
いて、この遮光パターン上に第2レジスト層を形成し、
第2レジスト層に電子線露光装置等の電離放射線でパタ
ーン描画を行い、パターン描画後の第2レジスト層を現
像して第2レジストパターンを形成し、この第2レジス
トパターンをマスクとして露出した位相シフター層14
をエッチングし、残存したレジストを除去することによ
り製造している。この位相シフター下置き型位相シフト
レチクルにおいても、第2レジストパターンを形成した
段階で、その欠陥を検査し、上記と同様に修正できる。
【0031】また、図4(b)は、位相シフター上置き
型位相シフトレチクルで、ガラス基板11上にエッチン
グストッパー層12、遮光層23をこの順で形成し、続
いて、この上に第1レジスト層を形成し、この第1レジ
スト層に電子線露光装置等の電離放射線でパターン描画
を行い、パターン描画後の第1レジスト層を現像して第
1レジストパターンを形成し、この第1レジストパター
ンをマスクとして露出した遮光層23をエッチングして
遮光パターンを形成し、続いて、この遮光パターン上に
位相シフター層14、第2レジスト層をこの順で形成
し、第2レジスト層に電子線露光装置等の電離放射線で
パターン描画を行い、パターン描画後の第2レジスト層
を現像して第2レジストパターンを形成し、この第2レ
ジストパターンをマスクとして露出した位相シフター層
14エッチングし、残存したレジストを除去することに
より製造している。この位相シフター上置き型位相シフ
トレチクルにおいても、第2レジストパターンを形成し
た段階で、その欠陥を検査し、上記と同様に修正でき
る。
【0032】また、位相シフター下置き型の位相シフト
レチクルにおいて、遮光層の下に位相シフター層を設け
ないで、ガラス基板の表明部分でこの作用を行わせるこ
ともできる(例えば、特開平3−172845号参
照)。この場合は、ガラス基板上に遮光層23を形成
し、続いて、この上に第1レジスト層を形成し、この第
1レジスト層に電子線露光装置等の電離放射線でパター
ン描画を行い、パターン描画後の第1レジスト層を現像
して第1レジストパターンを形成し、この第1レジスト
パターンをマスクとして露出した遮光層をエッチングし
て遮光パターンを形成し、続いて、この遮光パターン上
に第2レジスト層を形成し、第2レジスト層に電子線露
光装置等の電離放射線でパターン描画を行い、パターン
描画後の第2レジスト層を現像して第2レジストパター
ンを形成し、この第2レジストパターンをマスクとして
露出したガラス基板の表面からの所定深さ部分をエッチ
ングし、残存したレジストを除去することにより製造し
ている。この位相シフター下置き型位相シフトレチクル
においても、第2レジストパターンを形成した段階で、
その欠陥を検査し、上記と同様に修正できる。
【0033】なお、ハーフトーン型位相シフトレチクル
の位相シフターパターンの欠落欠陥を修正するために、
そのエッチング用レジストパターンの欠落部を埋めるカ
ーボンは最終的にレチクル上に残存するため、その厚さ
は、ハーフトーン遮光層の透過率とほぼ同じ透過率にな
る厚さに制御することが望ましい。また、通常の位相シ
フトレチクルの場合も、ある程度透過率が低くなる厚さ
に制御することが望ましい。さらに、位相シフター層を
エッチングするためのマスクとなるレジストパターンの
欠落欠陥を埋める材料としては、カーボンに限定され
ず、エッチング耐性があり、位相シフターパターン上に
残存しても透過率、位相差において問題のない材料及び
厚さのものなら他の材料も使用可能である。
【0034】以上の説明から明らかなように、本発明の
位相シフトフォトマスクの修正方法は、位相シフター層
上に直接、又は、その上に設けた遮光層ないしハーフト
ーン遮光層を介してレジスト薄膜を形成し、このレジス
ト薄膜にパターン描画を行い、その後現像してレジスト
パターンを形成し、このレジストパターンをマスクとし
て露出した位相シフター層を直接又はその上に設けた遮
光層ないしハーフトーン遮光層及び位相シフター層の順
でエッチングして位相シフトフォトマスクを製造する工
程において、前記位相シフター層のエッチング前に、前
記レジストパターンの欠陥を検査及び修正をすることを
特徴とする修正方法である。
【0035】より具体的には、例えば、透明基板上にエ
ッチングストッパー層と位相シフター層とハーフトーン
遮光層とをこの順で形成し、続いてこの上にレジスト薄
膜を形成し、このレジスト薄膜にパターン描画を行い、
その後現像してレジストパターンを形成し、このレジス
トパターンをマスクとして露出したハーフトーン遮光層
をエッチングし、続いてこのレジストパターンとハーフ
トーン遮光層をマスクとして露出した位相シフター層を
エッチングして位相シフトフォトマスクを製造する工程
において、前記位相シフター層のエッチング前であって
前記ハーフトーン遮光層のエッチング前又は後に前記レ
ジストパターンの欠陥を検査及び修正をすることを特徴
とする修正方法である。
【0036】また、透明基板上にエッチングストッパー
層とハーフトーン遮光層と位相シフター層とをこの順で
形成し、続いてこの上にレジスト薄膜を形成し、このレ
ジスト薄膜にパターン描画を行い、その後現像してレジ
ストパターンを形成し、このレジストパターンをマスク
として露出した位相シフター層をエッチングし、続いて
このレジストパターンと位相シフター層をマスクとして
露出したハーフトーン遮光層をエッチングして位相シフ
トフォトマスクを製造する工程において、前記位相シフ
ター層のエッチング前に、前記レジストパターンの欠陥
を検査及び修正をすることを特徴とする修正方法であ
る。
【0037】また、透明基板上にハーフトーン遮光層を
形成し、続いてこの上にレジスト薄膜を形成し、このレ
ジスト薄膜にパターン描画を行い、その後現像してレジ
ストパターンを形成し、このレジストパターンをマスク
として露出したハーフトーン遮光層をエッチングし、続
いてこのレジストパターンとハーフトーン遮光層をマス
クとして露出した透明基板を所定深さエッチングして位
相シフトフォトマスクを製造する工程において、前記透
明基板のエッチング前であって前記ハーフトーン遮光層
のエッチング前又は後に前記レジストパターンの欠陥を
検査及び修正をすることを特徴とする修正方法である。
【0038】さらに、透明基板上に位相差を有する半透
明薄膜層を形成し、続いてこの上にレジスト薄膜を形成
し、このレジスト薄膜にパターン描画を行い、その後現
像してレジストパターンを形成し、このレジストパター
ンをマスクとして露出した半透明薄膜層をエッチングし
て位相シフトフォトマスクを製造する工程において、前
記半透明薄膜層のエッチング前に、前記レジストパター
ンの欠陥を検査及び修正をすることを特徴とする修正方
法である。
【0039】また、透明基板上にエッチングストッパー
層と位相シフター層と遮光層をこの順で形成し、続いて
この上に第1レジスト薄膜を形成し、この第1レジスト
薄膜にパターン描画を行い、その後現像して第1レジス
トパターンを形成し、この第1レジストパターンをマス
クとして露出した遮光層をエッチングして遮光パターン
を形成し、続いてこの遮光パターン上に第2レジスト薄
膜を形成し、この第2レジスト薄膜にパターン描画を行
い、その後現像して第2レジストパターンを形成し、こ
の第2レジストパターンをマスクとして露出した位相シ
フター層をエッチングして位相シフトフォトマスクを製
造する工程において、前記位相シフター層のエッチング
前に、前記第2レジストパターンの欠陥を検査及び修正
をすることを特徴とする修正方法である。
【0040】さらに、透明基板上にエッチングストッパ
ー層と遮光層をこの順で形成し、続いてこの上に第1レ
ジスト薄膜を形成し、この第1レジスト薄膜にパターン
描画を行い、その後現像して第1レジストパターンを形
成し、この第1レジストパターンをマスクとして露出し
た遮光層をエッチングして遮光パターンを形成し、続い
てこの遮光パターン上に位相シフター層と第2レジスト
薄膜をこの順で形成し、この第2レジスト薄膜にパター
ン描画を行い、その後現像して第2レジストパターンを
形成し、この第2レジストパターンをマスクとして露出
した位相シフター層をエッチングして位相シフトフォト
マスクを製造する工程において、前記位相シフター層の
エッチング前に、前記第2レジストパターンの欠陥を検
査及び修正をすることを特徴とする修正方法である。
【0041】また、透明基板上に遮光層を形成し、続い
てこの上に第1レジスト薄膜を形成し、この第1レジス
ト薄膜にパターン描画を行い、その後現像して第1レジ
ストパターンを形成し、この第1レジストパターンをマ
スクとして露出した遮光層をエッチングして遮光パター
ンを形成し、続いてこの遮光パターン上に第2レジスト
薄膜を形成し、この第2レジスト薄膜にパターン描画を
行い、その後現像して第2レジストパターンを形成し、
この第2レジストパターンをマスクとして露出した透明
基板を所定深さエッチングして位相シフトフォトマスク
を製造する工程において、前記透明基板のエッチング前
に、前記第2レジストパターンの欠陥を検査及び修正を
することを特徴とする修正方法である。
【0042】
【作用】本発明においては、位相シフトフォトマスクを
製造する工程において、位相シフター層のエッチング前
に、そのエッチングマスクとして使用するレジストパタ
ーンの欠陥を検査及び修正をするので、透明な位相シフ
ターの残留欠陥や欠落欠陥を、従来の製造プロセスを大
幅に変更することなく、容易に修正することができ、高
精度の位相シフトフォトマスクを製造することができ
る。
【0043】
【実施例】以下、本発明の位相シフトフォトマスクの修
正方法をいくつかの実施例を用いて具体的に説明する。
【0044】(実施例1)光学研磨された5インチ角の
超高純度合成石英ガラス基板上に、約100nm厚のア
ルミナ薄膜からなるエッチングストッパー層を形成して
構成したマスク基板上に、SOGをスピンコーティング
により塗布し、加熱乾燥処理を施し、厚さ0.38μm
のSOGからなる位相シフター層を形成した。この上
に、水銀灯のi線領域にて約15%の透過率のタングス
テンシリサイド薄膜をスパッターして3層構造からなる
ハーフトーン型位相シフターフォトマスク基板を作製し
た。続いて、この基板上に電子線レジストCMS−EX
(S)をスピンコーティング法により塗布し、120℃
で30分間加熱処理して、厚さ0.6μmの均一なレジ
スト薄膜を得た。
【0045】次に、この基板に、常法に従って電子線露
光装置によりパターン描画を行った。この際の加速電圧
は10kVで、露光量は2μC/cm2 で露光した。
【0046】続いて、エチルセロソルブと酢酸イソアミ
ルとを主成分とする有機溶剤にて現像し、イソプロピル
アルコールにてリンスしてレジストパターンを形成し
た。
【0047】次に、150℃で30分間ポストベーク
し、3分間酸素プラズマにてデスカム処理した後、レジ
ストパターンの開口部より露出したタングステンシリサ
イド層をフッ素系ガスを主成分とするガスを使用してド
ライエッチングした。
【0048】こうしてできた遮光層とレジストからなる
パターンを通常のフォトマスク用欠陥検査装置にて外観
検査した後、検出された欠陥をレーザーリペア欠陥除去
装置とFIB欠陥修正装置を用いて修正した。
【0049】続いて、位相シフター層をフッ素系ガスを
主成分とするガスを使用してドライエッチングした。
【0050】残存するレジストを酸素プラズマにより灰
化除去し、ハーフトーン位相シフトレチクルを完成させ
た。
【0051】こうして完成したハーフトーン型位相シフ
トフォトマスクは、欠陥検査装置にて外観検査を行って
も全く欠陥が検出できない高品質なものであった。
【0052】(実施例2)光学研磨された5インチ角の
超高純度合成石英ガラス基板上に、約100nm厚の酸
化錫薄膜からなるエッチングストッパー層を形成して構
成したマスク基板上に、SiO2 膜をCVD法により塗
布し、厚さ0.35μmのSiO2 膜からなる位相シフ
ター層を形成した。この上に、水銀灯のi線領域にて約
15%の透過率のクロム薄膜をスパッターして3層構造
からなるハーフトーン型位相シフターフォトマスク基板
を作製した。続いて、この基板上に電子線レジストZE
P−520(日本ゼオン(株)製)をスピンコーティン
グ法により塗布し、180℃で30分間加熱処理して、
厚さ0.6μmの均一なレジスト薄膜を得た。
【0053】次に、この基板に、常法に従って電子線露
光装置によりパターン描画を行った。この際の加速電圧
は10kVで、露光量は10μC/cm2 で露光した。
【0054】続いて、専用現像液にて現像し、専用リン
ス液でリンスして、レジストパターンを形成した。
【0055】次に、必要に応じてデスカム処理した後、
レジストパターンの開口部より露出したハーフトーンク
ロム層をフッ素系ガスを主成分とするガスを使用してド
ライエッチングした。
【0056】こうしてできた遮光層とレジストからなる
パターンを通常のフォトマスク用欠陥検査装置にて外観
検査した後、検出された欠陥をレーザーリペア欠陥除去
装置とFIB欠陥修正装置を用いて修正した。
【0057】続いて、位相シフター層をフッ素系ガスを
主成分とするガスを使用してドライエッチングした。
【0058】残存するレジストを酸素プラズマにより灰
化除去し、ハーフトーン位相シフトレチクルを完成させ
た。
【0059】こうして完成したハーフトーン型位相シフ
トフォトマスクは、欠陥検査装置にて外観検査を行って
も全く欠陥が検出できない高品質なものであった。
【0060】(実施例3)光学研磨された5インチ角の
超高純度合成石英ガラス基板上に、水銀灯のi線領域に
て約15%の透過率のクロム薄膜をスパッターしてハー
フトーン型位相シフトフォトマスク用基板を作製した。
続いて、この基板上に電子線レジストZEP−520
(日本ゼオン(株)製)をスピンコーティング法により
塗布し、180℃で30分間加熱処理して、厚さ0.6
μmの均一なレジスト薄膜を得た。
【0061】次に、この基板に、常法に従って電子線露
光装置によりパターン描画を行った。この際の加速電圧
は10kVで、露光量は10μC/cm2 で露光した。
【0062】続いて、専用現像液にて現像し、専用リン
ス液にてリンスして、レジストパターンを形成した。
【0063】次に、必要に応じてデスカム処理した後、
レジストパターンの開口部より露出したクロム層をフッ
素系ガスを主成分とするガスを使用してドライエッチン
グした。
【0064】こうしてできた遮光層とレジストからなる
パターンを通常のフォトマスク用欠陥検査装置にて外観
検査した後、検出された欠陥をレーザーリペア欠陥除去
装置とFIB欠陥修正装置を用いて修正した。
【0065】続いて、露出している石英基板をフッ素系
ガスを主成分とするガスを使用してドライエッチングし
た。
【0066】残存するレジストを酸素プラズマにより灰
化除去し、ハーフトーン型位相シフトレチクルを完成さ
せた。
【0067】こうして完成したハーフトーン型位相シフ
トフォトマスクは、欠陥検査装置にて外観検査を行って
も全く欠陥が検出できない高品質なものであった。
【0068】(比較例)光学研磨された5インチ角の超
高純度合成石英ガラス基板上に、約100nm厚のアル
ミナ薄膜からなるエッチングストッパー層を形成して構
成したマスク基板上に、SOGをスピンコーティングに
より塗布し、加熱乾燥処理を施し、厚さ0.38μmの
SOGからなる位相シフター層を形成した。この上に、
水銀灯のi線領域にて約15%の透過率のタングステン
シリサイド薄膜をスパッターして3層構造からなるハー
フトーン型位相シフターフォトマスク基板を作製した。
続いて、この基板上に電子線レジストCMS−EX
(S)をスピンコーティング法により塗布し、120℃
で30分間加熱処理して、厚さ0.6μmの均一なレジ
スト薄膜を得た。
【0069】次に、この基板に、常法に従って電子線露
光装置によりパターン描画を行った。この際の加速電圧
は10kVで、露光量は2μC/cm2 で露光した。
【0070】続いて、エチルセロソルブと酢酸イソアミ
ルとを主成分とする有機溶剤にて現像し、イソプロピル
アルコールにてリンスしてレジストパターンを形成し
た。
【0071】次に、150℃で30分間ポストベーク
し、3分間酵素プラズマにてデスカム処理した後、レジ
ストパターンの開口部より露出したタングステンシリサ
イド層をフッ素系ガスを主成分とするガスを使用してド
ライエッチングした。
【0072】続いて、位相シフター層をフッ素系ガスを
主成分とするガスを使用してドライエッチングした。
【0073】残存するレジストを酸素プラズマにより灰
化除去し、ハーフトーン型位相シフトレチクルを作製し
た。
【0074】こうして作製した位相シフトフォトマスク
をフォトマスク用欠陥検査装置にて外観検査した後、検
出された欠陥をレーザーリペア欠陥除去装置とFIB欠
陥修正装置を用いて修正しようとしたが、位相シフター
の欠落欠陥の除去は、FIBエッチングを行っても長時
間を要し、また、修正精度も悪いものであった。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の位相シフトフォトマスクの修正方法によると、位相シ
フトフォトマスクを製造する工程において、位相シフタ
ー層のエッチング前に、そのエッチングマスクとして使
用するレジストパターンの欠陥を検査及び修正をするの
で、透明な位相シフターの残留欠陥や欠落欠陥を、従来
の製造プロセスを大幅に変更することなく、容易に修正
することができ、高精度の位相シフトフォトマスクを製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の修正方法をハーフトーン型位相シフト
レチクルの製造工程中に適用する場合の工程断面図であ
る。
【図2】位相シフトリソグラフィーの原理を示す図であ
る。
【図3】従来法を示す図である。
【図4】通常の位相シフトレチクルの構成を示す断面図
である。
【図5】ハーフトーン型位相シフトレチクルの製造工程
を示す断面図である。
【符号の説明】
1…基板 2…遮光膜 3…位相シフター 4…入射光 11…基板 12…エッチングストッパー層 13…ハーフトーン遮光層 14…位相シフター層 15…レジスト層 16…残存欠陥 17…欠落欠陥 18…レーザービームもしくは集束イオンビーム 19…集束イオンビーム 20…カーボンリッチなガス 21…堆積されたカーボン膜 22…エッチングガスプラズマ 23…遮光層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相シフター層上に直接、又は、その上
    に設けた遮光層ないしハーフトーン遮光層を介してレジ
    スト薄膜を形成し、このレジスト薄膜にパターン描画を
    行い、その後現像してレジストパターンを形成し、この
    レジストパターンをマスクとして露出した位相シフター
    層を直接又はその上に設けた遮光層ないしハーフトーン
    遮光層及び位相シフター層の順でエッチングして位相シ
    フトフォトマスクを製造する工程において、前記位相シ
    フター層のエッチング前に、前記レジストパターンの欠
    陥を検査及び修正をすることを特徴とする位相シフトフ
    ォトマスクの修正方法。
  2. 【請求項2】 透明基板上にエッチングストッパー層と
    位相シフター層とハーフトーン遮光層とをこの順で形成
    し、続いてこの上にレジスト薄膜を形成し、このレジス
    ト薄膜にパターン描画を行い、その後現像してレジスト
    パターンを形成し、このレジストパターンをマスクとし
    て露出したハーフトーン遮光層をエッチングし、続いて
    このレジストパターンとハーフトーン遮光層をマスクと
    して露出した位相シフター層をエッチングして位相シフ
    トフォトマスクを製造する工程において、前記位相シフ
    ター層のエッチング前であって前記ハーフトーン遮光層
    のエッチング前又は後に前記レジストパターンの欠陥を
    検査及び修正をすることを特徴とする位相シフトフォト
    マスクの修正方法。
  3. 【請求項3】 透明基板上にエッチングストッパー層と
    ハーフトーン遮光層と位相シフター層とをこの順で形成
    し、続いてこの上にレジスト薄膜を形成し、このレジス
    ト薄膜にパターン描画を行い、その後現像してレジスト
    パターンを形成し、このレジストパターンをマスクとし
    て露出した位相シフター層をエッチングし、続いてこの
    レジストパターンと位相シフター層をマスクとして露出
    したハーフトーン遮光層をエッチングして位相シフトフ
    ォトマスクを製造する工程において、前記位相シフター
    層のエッチング前に、前記レジストパターンの欠陥を検
    査及び修正をすることを特徴とする位相シフトフォトマ
    スクの修正方法。
  4. 【請求項4】 透明基板上にハーフトーン遮光層を形成
    し、続いてこの上にレジスト薄膜を形成し、このレジス
    ト薄膜にパターン描画を行い、その後現像してレジスト
    パターンを形成し、このレジストパターンをマスクとし
    て露出したハーフトーン遮光層をエッチングし、続いて
    このレジストパターンとハーフトーン遮光層をマスクと
    して露出した透明基板を所定深さエッチングして位相シ
    フトフォトマスクを製造する工程において、前記透明基
    板のエッチング前であって前記ハーフトーン遮光層のエ
    ッチング前又は後に前記レジストパターンの欠陥を検査
    及び修正をすることを特徴とする位相シフトフォトマス
    クの修正方法。
  5. 【請求項5】 透明基板上に位相差を有する半透明薄膜
    層を形成し、続いてこの上にレジスト薄膜を形成し、こ
    のレジスト薄膜にパターン描画を行い、その後現像して
    レジストパターンを形成し、このレジストパターンをマ
    スクとして露出した半透明薄膜層をエッチングして位相
    シフトフォトマスクを製造する工程において、前記半透
    明薄膜層のエッチング前に、前記レジストパターンの欠
    陥を検査及び修正をすることを特徴とする位相シフトフ
    ォトマスクの修正方法。
  6. 【請求項6】 透明基板上にエッチングストッパー層と
    位相シフター層と遮光層をこの順で形成し、続いてこの
    上に第1レジスト薄膜を形成し、この第1レジスト薄膜
    にパターン描画を行い、その後現像して第1レジストパ
    ターンを形成し、この第1レジストパターンをマスクと
    して露出した遮光層をエッチングして遮光パターンを形
    成し、続いてこの遮光パターン上に第2レジスト薄膜を
    形成し、この第2レジスト薄膜にパターン描画を行い、
    その後現像して第2レジストパターンを形成し、この第
    2レジストパターンをマスクとして露出した位相シフタ
    ー層をエッチングして位相シフトフォトマスクを製造す
    る工程において、前記位相シフター層のエッチング前
    に、前記第2レジストパターンの欠陥を検査及び修正を
    することを特徴とする位相シフトフォトマスクの修正方
    法。
  7. 【請求項7】 透明基板上にエッチングストッパー層と
    遮光層をこの順で形成し、続いてこの上に第1レジスト
    薄膜を形成し、この第1レジスト薄膜にパターン描画を
    行い、その後現像して第1レジストパターンを形成し、
    この第1レジストパターンをマスクとして露出した遮光
    層をエッチングして遮光パターンを形成し、続いてこの
    遮光パターン上に位相シフター層と第2レジスト薄膜を
    この順で形成し、この第2レジスト薄膜にパターン描画
    を行い、その後現像して第2レジストパターンを形成
    し、この第2レジストパターンをマスクとして露出した
    位相シフター層をエッチングして位相シフトフォトマス
    クを製造する工程において、前記位相シフター層のエッ
    チング前に、前記第2レジストパターンの欠陥を検査及
    び修正をすることを特徴とする位相シフトフォトマスク
    の修正方法。
  8. 【請求項8】 透明基板上に遮光層を形成し、続いてこ
    の上に第1レジスト薄膜を形成し、この第1レジスト薄
    膜にパターン描画を行い、その後現像して第1レジスト
    パターンを形成し、この第1レジストパターンをマスク
    として露出した遮光層をエッチングして遮光パターンを
    形成し、続いてこの遮光パターン上に第2レジスト薄膜
    を形成し、この第2レジスト薄膜にパターン描画を行
    い、その後現像して第2レジストパターンを形成し、こ
    の第2レジストパターンをマスクとして露出した透明基
    板を所定深さエッチングして位相シフトフォトマスクを
    製造する工程において、前記透明基板のエッチング前
    に、前記第2レジストパターンの欠陥を検査及び修正を
    することを特徴とする位相シフトフォトマスクの修正方
    法。
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