JPH06301083A - 実像式ファインダを有したカメラ - Google Patents

実像式ファインダを有したカメラ

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JPH06301083A
JPH06301083A JP8492093A JP8492093A JPH06301083A JP H06301083 A JPH06301083 A JP H06301083A JP 8492093 A JP8492093 A JP 8492093A JP 8492093 A JP8492093 A JP 8492093A JP H06301083 A JPH06301083 A JP H06301083A
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恵介 松浦
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 明るい視野を有する実像式ファインダの特質
を損なうことなく、視野中央付近に状況によって変化す
る種々の情報を表示することができる実像式ファインダ
を有したカメラを提供する。 【構成】 第2プリズム24の第1反射面には補助プリ
ズム26が接合されていて、その接合面は、周縁部に全
反射ミラーが、中心部にはハーフミラーがそれぞれコー
ティングされているものであり、上記補助プリズム26
の図中下端面には、必要に応じて2色に発光するLED
27とネガティブな表示をする透過型のLCD28とマ
スク29とが配設され、同補助プリズム26の図中左手
前端面には、上記接合面を通ってコンデンサレンズ31
を介して入射した被写体光束をとらえてその明るさを測
定する受光素子30が配設された実像式ファインダを有
したカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実像式ファインダを有
したカメラ、より詳しくは、正立光学系を備えていて合
焦,非合焦状態などを表示できる実像式ファインダを有
したカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】実像式ファインダを有したカメラは、従
来より種々提案されていて、例えば特開平4−1744
19号公報に、正立プリズムの反射面に対する光軸に対
して略垂直な透過面を設け、該透過面を通して情報を表
示するための情報表示系を設けたものが開示されてい
る。
【0003】該公報に記載のファインダ光学系は、より
詳しくは、反射面に対する反射光の光軸に対して、略垂
直な透過面をプリズムの反射面上または反射面を切り欠
いて設け、該透過面を通して所望の情報を表示するため
の情報表示系を設けたことを特徴とするものとなってい
る。そして、このような構成により、ファインダ内で情
報表示像を自由な位置に表示でき、従来よりも情報表示
像を物体像に接近させて配置することができるため、見
やすくなり、簡単かつコンパクトな構成のファインダ光
学系が得られるとしている。
【0004】また、特開昭52−110626号公報に
は、一眼レフ式のカメラにおいて、ファインダ光学系の
光路内に液晶を設置して種々の撮影情報を表示するファ
インダ内表示装置が記載されている。より詳しくは、透
明電極を有する2枚の基板の間に液晶を挟み込んだ液晶
セルを、カメラのファインダ光路中のほぼ全光束を覆う
位置に配置したファインダ内表示装置となっている。
【0005】さらに、特開昭63−253928号公報
には、実像式ファインダでも、採光窓やLED等による
照明を使ってブライトフレームを表示したものが開示さ
れている。より詳しくは、コンデンサレンズを有する対
物レンズ系と接眼レンズ系との間に正立正像プリズムを
配置した外側式の実像式ファインダ系において、対物レ
ンズ系の近傍に配置した発光手段からの照明光を上記コ
ンデンサレンズの外周部に設けた反射面を介して、対物
レンズ系の結像面近傍に設けた表示枠を照明し、該接眼
レンズにより上記表示枠をファインダ像とともに観察す
るようにした実像式ファインダ系となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−174419号公報などに記載のファインダ
は、一般に、表示が可能な領域は視野外または視野周辺
のみであり、中央部で表示することはできなかった。し
かも、その表示も単純な表示に限られ、加えて、その表
示部分では被写体像を観察することができないという問
題点があった。
【0007】また、特開昭52−110626号公報に
記載のものは、視野中央への自由な表示が可能である
が、画面全体が暗くなってファインダ像の見えが悪くな
るという問題点があった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、明るい視野を有する実像式ファインダの特質
を損なうことなく、視野中央付近に状況によって変化す
る種々の情報を表示することができる実像式ファインダ
を有したカメラを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明による実像式ファインダを有し
たカメラは、上記ファインダにおける正立光学系の反射
面の一つに補助プリズムを接合することにより作り出さ
れる、上記ファインダの対物レンズの焦点面と光学的に
略等価な面と、上記略等価な面に配設された表示手段と
を備え、上記表示手段の表示をファインダ内の被写体像
に重合させるようにしている。
【0010】また、本発明による実像式ファインダを有
したカメラは、上記ファインダにおける正立光学系の反
射面の一つに補助プリズムを接合し、この補助プリズム
における上記接合面とは異なる面の近傍に補助レンズと
表示手段とを配設し、上記補助レンズにて上記表示手段
の像を上記ファインダにおける対物レンズの焦点面と略
等価な位置に作り出すことにより、この表示手段の像を
ファインダ内の被写体像に重合させるようにしている。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図9は本発明の第1実施例を示したも
のである。図1に示すように、このカメラ1は、カメラ
本体2の前面の中央部から前方に向かってレンズ鏡筒3
を突出し、このレンズ鏡筒3の周面の前方側に絞りを調
節する絞りリング5を、該周面の後方側に手動でピント
調節をするための焦点調節リング6をそれぞれ設けてい
る。また、上記カメラ本体2の前面のレンズ鏡筒3の付
け根となる部分の両脇上部には、電子的な被写体距離測
定装置8が設けられ、その図面右側には、被写体を観察
するファインダ7が設けられている。さらに、該カメラ
1の上面の図面左側には、右手の人差し指等で押せる位
置に、撮影を行うためのレリーズボタン9が設けられて
いる。
【0012】次に、図3,図4,図5を参照して、この
第1実施例のカメラ1のファインダ7について説明す
る。なお、図3は、各部材の形状をわかりやすく示すた
めに、部材どうしの距離をやや離して示している。この
ファインダ7は、図3に示すように、光軸に沿って順
に、対物レンズ21,この対物レンズ21の中間像が射
出端面付近に結像されるようになっていて、該射出端面
には例えば小円形の距離測定範囲枠22aが刻設されて
いる第1プリズム22,撮影範囲を示す撮影範囲枠2
3,3つの反射面を有する第2プリズム24,接眼レン
ズ25が配設されていて、上記第1プリズム22と第2
プリズム24の組み合わせにより正立プリズムを構成し
て、撮影者が接眼レンズ25から観察した際に、被写体
の正立像を見ることができる実像式ファインダとしてい
る。なお、上記距離測定範囲枠22aと撮影範囲枠23
は、接眼レンズ25から観察した場合に、被写体像と同
時に見ることができる光学的位置となっている。
【0013】上記第2プリズム24の第1反射面には直
角3角柱形状の補助プリズム26が接合されていて、こ
の補助プリズム26の図中下端面には、必要に応じて表
示の色を変えて2色に発光するLED27から射出され
た光が、LCD28とマスク29を介して入射するよう
になっている。
【0014】このLCD28は、ネガティブな表示をす
る透過型のものであって、図8に示すような表示パター
ンを有しており,背面からLED27で照明することに
より、該表示パターンが明るく見えるものである。すな
わち、表示させたい表示素子たる指標28a,28b,
28c,28d,28e,28f,28g,28h,2
8i,28jの電極に電圧を印加すると、その指標が透
明になってLED27の透過光により明るく見えるもの
である。なお、これらの指標の周囲である符号28kに
示す部分は、光を透過しない部分である。また、上記マ
スク29は、LCD28の余分な部分を遮蔽するために
設けられている。
【0015】次に、上記第2プリズム24と補助プリズ
ム26の接合面について、図5を参照して詳細に説明す
る。第2プリズム24と補助プリズム26の接合面は、
図に示すように、その周縁部26a(24a)に全反射
ミラーがコーティングされているとともに、その中心部
26b(24b)には矩形のハーフミラーがコーティン
グされていて、周縁部と中心部とでは反射率が異なるも
のとなっている。
【0016】これにより、第1プリズム22から第2プ
リズム24に入射した光束35は、周縁部26a(24
a)では大部分反射するのに対して、中心部26b(2
4b)では、図4に示すように、一部が接眼レンズ25
へ向かう反射光束35aになり、他の一部が受光素子3
0の方向へ透過する光束35dとなる。また、この中心
部26b(24b)は、LED27の方向から入射した
光束35cも一部透過するようになっていて、該透過光
束は上記被写体光束と一体になって光束35aとなる。
【0017】なお、中心部26b(24b)は上述のよ
うに半透部であるため、被写体像が一部暗くなるが、該
中心部26b(24b)部は対物レンズ21の焦点から
は離れているために輪郭が目立つことはなく、さらに、
反射率が50%以上あれば、光量の低下はほとんど気に
ならないレベルである。
【0018】また、上述のように、対物レンズ21から
入射して、上記第2プリズム24と補助プリズム26の
接合面の中心部26b(24b)を通って、光束35d
のように射出してきた光を、コンデンサレンズ31を介
して受光素子30でとらえることで、被写体の明るさを
測定することができる。このように測光光学系としてフ
ァインダの光学系を使用しているため、写す方向の光を
正確に測ることができる。
【0019】なお、上記受光素子30の代わりに、同位
置に投光素子を配設することも可能である。この場合に
は、投光素子から射出した光は、コンデンサレンズ3
1,補助プリズム26,第2プリズム24,第1プリズ
ム22を順に通過して、対物レンズ21から被写体へ向
かって射出される。このような構成は、光束を正確に被
写体に向けることができるため、いわゆるアクティブA
Fの投光として利用することができるものである。ま
た、セルフタイマー作動中の表示として使用することも
可能である。
【0020】次に、上述のようなスーパインポーズ表示
を利用した合焦表示について説明する。このカメラ1
は、上述のように電子的な距離測定装置8を有してい
て、これにより、自動焦点撮影が可能なのであるが、他
に焦点調節リング6をも有していて、手動で焦点調節を
行うことも可能である。この際、何らかの方法で被写体
までの距離を知る必要があるが、それは上記距離測定装
置8が担当し、撮影者は、いわゆるフォーカスエイドと
呼ばれる方法で、焦点調節をすることができる。このフ
ォーカスエイドは、手動操作による距離調節からの情報
と測距手段からの情報との合致度、すなわち、現在のレ
ンズ位置もしくは撮影距離の設定値が被写体に対して合
焦状態にあるか否かを電気光学的に表示することを指し
ている。しかも、このフォーカスエイドの際に参照する
表示は、視野中央付近の距離測定範囲枠22aの近傍に
観察され、被写体を観察しながら、同時に焦点調節状態
を参照することができるものである。
【0021】このフォーカスエイド表示をスーパインポ
ーズにより実現した例を、図6,図7を参照して説明す
る。上述のように撮影範囲枠23と被写体までの距離を
測定する距離測定範囲枠22aは、対物レンズ21によ
る被写体像の結像面である第1プリズム22の射出端面
付近に位置しているので、図6に示すように、常に被写
体とともに観察することができる。さらに、上記LCD
28の表示面も上記第1プリズム22の射出端面に対し
て、補助プリズム26によって光学的に等価な位置に配
置されているので(図4参照)、LCD28に表示され
た情報もスーパインポーズされて被写体像と同時に観察
することができる。
【0022】この第1実施例では、焦点調節リング6と
被写体までの距離との関係により、図7(A),
(B),(C),(D),(E)に示す5つのレベル分
けてフォーカスエイド表示をしている。
【0023】つまり、被写体までの距離に焦点を合わせ
るためには焦点調節リング6を大きく近距離側に回動し
なければならない場合には、図7(A)に示すように大
きく離れた指標28a,28bが表示され、焦点調節リ
ング6を近距離側に少し回動すれば合焦する場合には図
7(B)に示すようにやや離れた指標28c,28dが
表示され、合焦状態では指標28e,28fが距離測定
範囲の枠22aと重なり合って図7(C)に示す状態が
表示され、焦点調節リング6を遠距離側に少し回動すれ
ば合焦する場合にはやや離れた指標28g,28hが表
示される図7(D)に示す状態が、焦点調節リング6を
大きく近距離側に回動しなければ合焦しない場合には大
きく離れた指標28i,28jが表示される図7(E)
に示す状態が、それぞれ表示される。
【0024】このようなフォーカスエイド表示が、手動
で焦点調節を行う際にどのように変化するかを図9を参
照して説明する。図2に示すように、距離測定装置8は
被写体とカメラ1との距離を測定してその結果を記憶す
る(S1)。また、焦点調節リング位置検出装置11
は、撮影者が操作した焦点調節リング6の位置を読み取
る(S2)。次に演算装置12は、得られた距離の情報
と焦点調節リング6の位置の情報を照合して、合焦かど
うか、より詳しくは、ある合焦許容範囲内かどうかを判
断する(S3)。
【0025】合焦している場合には、演算装置12は、
表示装置13が有するLCD28を駆動して図7(C)
に示す表示(図中、C表示と略記)を行い(S4)、L
ED27を緑色に点灯する(S5)。このとき、指標2
8eと指標28fは撮影距離測定範囲を示す枠22aと
略一致し、まさに焦点が合った状態を示している。さら
に、ここではLED27の色は安全を示す縁に変わって
おり、焦点が合っていることを実に明確に示しているの
である。ここでシャッタを切って撮影すれば、焦点が合
った写真が得られる。
【0026】これに対し、焦点調節リング6の位置の情
報が測距情報に対してある設定範囲内に納まっておら
ず、上記ステップS3で合焦していないと判断された場
合には、さらに、それが遠いかどうかを判断する(S
7)。もし遠くない(すなわち近い)と判断されたとき
には、その近さが、ある範囲内で近いか、この範囲を越
えて近いのかを判断する(S8)。これがある範囲を越
えて近い時は、図7(A)に示す表示(図中、A表示と
略記)を行い(S10)、LED27を橙色に点灯する
(S6)。この場合には、上述のように指標28aと指
標28bは遠く離れており、さらに橙色で注意を促して
焦点が大きく外れていることを示す。上記ステップS8
で、ある範囲内で近いと判断された場合には、図7
(B)に示す表示(図中、B表示と略記)を行い(S
9)、やはりLED27を橙色に点灯する(S6)。こ
の場合には、指標28aと指標28bは接近していて、
焦点がある程度調節されていることを示す。
【0027】一方、上記ステップS7で遠いと判断され
た場合には、その遠さが、ある範囲内で遠いのか、この
範囲を越えて遠いのかを判断する(S13)。ある範囲
内で遠いときは、図7(D)に示す表示(図中、D表示
と略記)を行い(S11)、LED27を橙色に点灯す
る(S6)。一方、ある範囲を越えて遠いと判断された
ときは、図7(E)に示す表示(図中、E表示と略記)
を行い(S12)、指標28iと指標28jが大きく離
れて、焦点が外れていることを明確に示す。
【0028】なお、この第1実施例ではフォーカスエイ
ド表示の、焦点の外れ具合を5段階に分けて表示した
が、もっと多くの段階に分けて表示すれば、合焦の度合
がより詳細にわかって良いことはいうまでもない。
【0029】また、LED27の発光色も、上記橙色と
緑に限るものではなく、例えば、図7(A)や図7
(E)の状態では、赤色に発光させても良い。あるい
は、合焦時または非合焦時は、表示,照明の少なくとも
一方、あるいは両方を点滅させても、警告の意味が明確
となって有効である。さらに、LED27の明るさは、
周囲の明るさに合わせて変化させると良い。例えば、明
るい所では明るく光らせ、暗い所では、まぶしくないよ
うに光量を落とすという具合である。
【0030】上記実施例では、LCD28としてネガテ
ィブな表示をする透過型のLCDを使って表示パターン
を変化させたが、単純なパターンの点灯・消灯、あるい
は点滅のみであれば、光を通さない素材に表示パターン
の形状の孔を穿設するか、写真フィルム等で透過パター
ンを構成すれば、安価でありながらコントラストの良い
表示を行うことができる。また、LEDアレイのように
自ら発光する素材を使えば、LED27のような発光源
を用いることなく表示を行うことができる。
【0031】このような第1実施例によれば、明るい視
野を有する実像式ファインダの特質を損なうことなく、
視野中央付近に状況によって変化する種々の情報を表示
することができる実像式ファインダを有したカメラとす
ることができる。
【0032】図10は、本発明の第2実施例を示したも
のである。この第2実施例は、前述の第1実施例とほぼ
同様であるので、主として異なる部分についてのみ説明
する。
【0033】この第2実施例は、上記第1実施例で用い
られていたLED27等の発光源を照明装置として用い
る代わりに、自然光による照明を行うものである。
【0034】LCD28の図中下方には、ほぼ45度に
傾斜した反射鏡51が配設され、その図中やや右前方に
は透過光を散乱させる散光板である採光窓52が配設さ
れている。その他の構成は、上記第1実施例の図3で説
明したものとほぼ同様である。
【0035】この第2実施例の作用は、上記第1実施例
とほぼ同様であるが、LCD28の表示を接眼レンズ2
5で観察する際には、採光窓52に入射して拡散された
光が、反射鏡51で上方に反射されてLCD28を照明
する。そして、該LCD28上の透明となっている表示
部分が観察される。
【0036】このような第2実施例によれば、上述の第
1実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、周囲があ
る程度明るければ常に適切な明るさで観察することがで
き、LED等の照明装置が不要になって低コスト化を図
ることができるという利点を有する。
【0037】次に、LCD28は、対物レンズ21の焦
点位置たる第1プリズム22の射出端面と、光学的に等
価な位置に配置するに限るものではない。このような他
の配置の例を以下に説明する。
【0038】図11は、本発明の第3実施例を示したも
のである。この第3実施例は、前述の第1,第2実施例
とほぼ同様であるので、主として異なる部分についての
み説明する。
【0039】この第3実施例は、LCD28の像を、レ
ンズ53を用いて、対物レンズ21(図3参照)の焦点
面たる第1プリズム22の射出端面に補助プリズム54
を介して投影するものである。なお、第1プリズム22
と補助プリズム54の接合面には、上記第1実施例と同
様に、周縁部に全反射ミラーが、中心部にハーフミラー
がコーティングされていることはいうまでもない。
【0040】このような第3実施例によれば、上述の第
1,第2実施例とほぼ同様の作用と効果を有する。
【0041】図12,図13は、本発明の第4実施例を
示したものである。この第4実施例は、前述の第1ない
し第3実施例とほぼ同様であるので、主として異なる部
分についてのみ説明する。
【0042】この第4実施例は、第2プリズム24の第
3反射面に補助プリズム56を設置して、該補助プリズ
ム56の一端面からLED27の照明によりLCD28
の表示をレンズ57を介して行う一方、補助プリズム5
6の他端面からコンデンサレンズ58を介して受光素子
30に入光させて、測光を行うものである。なお、第2
プリズム24と補助プリズム56の接合面には、上記第
1実施例と同様に、周縁部に全反射ミラーが、中心部に
ハーフミラーがコーティングされていることはいうまで
もない。
【0043】このような第4実施例によれば,上述の第
1ないし第3実施例とほぼ同様の作用と効果を有する。
【0044】図14,図15は、本発明の第5実施例を
示したものである。この第5実施例は、前述の第1ない
し第4実施例とほぼ同様であるので、主として異なる部
分についてのみ説明する。
【0045】この第5実施例は、第2プリズム24の第
2反射面に補助プリズム61を設置して、該補助プリズ
ム61の一端面からLED27の照明によりLCD28
の表示をレンズ62を介して行う一方、補助プリズム6
1の他端面からコンデンサレンズ63を介して受光素子
30に入光させて、測光を行うものである。なお、第2
プリズム24と補助プリズム61の接合面には、上記第
1実施例と同様に、周縁部に全反射ミラーが、中心部に
ハーフミラーがコーティングされていることはいうまで
もない。
【0046】このような第5実施例によれば,上述の第
1ないし第4実施例とほぼ同様の作用と効果を有する。
【0047】なお、上記図11に示したような補助プリ
ズムと投影レンズの配置、図12,図13に示したよう
な補助プリズムと投影レンズの配置、図14,図15に
示したような補助プリズムと投影レンズの配置、図3に
示したような補助プリズムの配置は、それぞれ互いに複
数を併用することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、明
るい視野を有する実像式ファインダの特質を損なうこと
なく、視野中央付近に状況によって変化する種々の情報
を表示することができる実像式ファインダを有したカメ
ラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のカメラの外観を示す斜
視図。
【図2】上記第1実施例のカメラの構成を示すブロック
図。
【図3】上記第1実施例の実像式ファインダを示す斜視
図。
【図4】上記第1実施例の実像式ファインダを示す側面
図。
【図5】上記第1実施例の第2プリズムと補助プリズム
の接合面を示す斜視図。
【図6】上記第1実施例のファインダ視野を示す図。
【図7】上記第1実施例の、焦点調節リングと被写体ま
での距離の関係によりレベル分けしたフォーカスエイド
表示を示す図。
【図8】上記第1実施例のLCDの表示パターンを示す
図。
【図9】上記第1実施例のフォーカスエイド表示が、手
動で焦点調節を行う際にどのように変化するかを示すフ
ローチャート。
【図10】本発明の第2実施例の実像式ファインダを示
す斜視図。
【図11】本発明の第3実施例の実像式ファインダを示
す斜視図。
【図12】本発明の第4実施例の実像式ファインダを示
す平面図。
【図13】上記第4実施例の実像式ファインダを示す側
面図。
【図14】本発明の第5実施例の実像式ファインダを示
す平面図。
【図15】上記第5実施例の実像式ファインダを示す側
面図。
【符号の説明】
1…カメラ 21…対物レンズ 22…第1プリズム 22a…距離測定範囲枠 24…第2プリズム 25…接眼レンズ 26,54,56,61…補助プリズム 26a(24a)…接合面の周縁部 26b(24b)…接合面の中心部 27…LED 28…LCD 29…マスク 30…受光素子 31…コンデンサレンズ 51…反射鏡 52…採光窓

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実像式ファインダを有したカメラにおい
    て、 上記ファインダにおける正立光学系の反射面の一つに補
    助プリズムを接合することにより作り出される、上記フ
    ァインダの対物レンズの焦点面と光学的に略等価な面
    と、 上記略等価な面に配設された表示手段と、 を具備し、上記表示手段の表示をファインダ内の被写体
    像に重合させるようにしたことを特徴とする、実像式フ
    ァインダを有したカメラ。
  2. 【請求項2】 実像式ファインダを有したカメラにおい
    て、 上記ファインダにおける正立光学系の反射面の一つに補
    助プリズムを接合し、この補助プリズムにおける上記接
    合面とは異なる面の近傍に補助レンズと表示手段とを配
    設し、上記補助レンズにて上記表示手段の像を上記ファ
    インダにおける対物レンズの焦点面と略等価な位置に作
    り出すことにより、この表示手段の像をファインダ内の
    被写体像に重合させるようにしたことを特徴とする、実
    像式ファインダを有したカメラ。
  3. 【請求項3】 正立光学系の反射面と補助プリズムとの
    接合部は中央部が半透過部、周辺部が全反射部とされた
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の実
    像式ファインダを有したカメラ。
  4. 【請求項4】 補助プリズムは一対の光透過面を有し、
    一方の透過面に上記表示手段が対向配置されるととも
    に、他方の透過面に測光用受光素子を対向配置するよう
    にしたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記
    載の実像式ファインダを有したカメラ。
  5. 【請求項5】 補助プリズムは一対の光透過面を有し、
    一方の透過面に上記表示手段が対向配置されるととも
    に、他方の透過面に被写体への投光用発光体と集光用レ
    ンズとを対向配置するようにしたことを特徴とする、請
    求項1または請求項2に記載の実像式ファインダを有し
    たカメラ。
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