JPH06298039A - 帯状ベルトの固定用組立体 - Google Patents
帯状ベルトの固定用組立体Info
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- JPH06298039A JPH06298039A JP6066990A JP6699094A JPH06298039A JP H06298039 A JPH06298039 A JP H06298039A JP 6066990 A JP6066990 A JP 6066990A JP 6699094 A JP6699094 A JP 6699094A JP H06298039 A JPH06298039 A JP H06298039A
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H75/00—Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
- B65H75/02—Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
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- B65H75/28—Arrangements for positively securing ends of material
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- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
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- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の安全ベルト装置の帯状ベルトを信頼
性高く固定するための組立体を提供する。 【構成】 帯状ベルト１０をシートベルトリトラクター
のシャフト１２に固定するための組立体では、帯状ベル
トの一端が貫通して挿入される半径方向のスロット１８
をシャフトが有し、帯状ベルトが、スロットの中へ挿入
するための第１部分１０１と、帯状ベルトの縦方向
（Ｆ）を横切る方向に向いた部材１６の周りを包むため
の第２部分１０２と、これに続いて前記第１部分に平行
に位置する端部１０３とを有し、前記の横方向部材が、
スロットの狭隘な第２部分１８２の中へ入り込んだスロ
ットの拡大的な第１部分１８１の中に配置され、帯状ベ
ルトの第１部分と端部とが帯状ベルトの厚さ方向に圧迫
されることによって、スロットの第２部分の中で保持さ
れるように構成されている。
性高く固定するための組立体を提供する。 【構成】 帯状ベルト１０をシートベルトリトラクター
のシャフト１２に固定するための組立体では、帯状ベル
トの一端が貫通して挿入される半径方向のスロット１８
をシャフトが有し、帯状ベルトが、スロットの中へ挿入
するための第１部分１０１と、帯状ベルトの縦方向
（Ｆ）を横切る方向に向いた部材１６の周りを包むため
の第２部分１０２と、これに続いて前記第１部分に平行
に位置する端部１０３とを有し、前記の横方向部材が、
スロットの狭隘な第２部分１８２の中へ入り込んだスロ
ットの拡大的な第１部分１８１の中に配置され、帯状ベ
ルトの第１部分と端部とが帯状ベルトの厚さ方向に圧迫
されることによって、スロットの第２部分の中で保持さ
れるように構成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は帯状ベルトをシートベル
トリトラクターのシャフトに固定するための組立体にお
いて、前記帯状ベルトの一端が貫通して挿入される半径
方向のスロットを有し、前記帯状ベルトが、前記スロッ
トの中へ挿入するための第１部分と、帯状ベルトの長手
方向を横切る方向に向かった部材の周りを包むための第
２部分と、それに続いて前記第１部分に平行に位置する
端部とを有し、前記横方向部材が、前記スロットの狭隘
な第２部分の中へ入り込んだ前記スロットの拡大的な第
１部分の中に配置されるように構成された帯状ベルトの
固定用組立体に関する。
トリトラクターのシャフトに固定するための組立体にお
いて、前記帯状ベルトの一端が貫通して挿入される半径
方向のスロットを有し、前記帯状ベルトが、前記スロッ
トの中へ挿入するための第１部分と、帯状ベルトの長手
方向を横切る方向に向かった部材の周りを包むための第
２部分と、それに続いて前記第１部分に平行に位置する
端部とを有し、前記横方向部材が、前記スロットの狭隘
な第２部分の中へ入り込んだ前記スロットの拡大的な第
１部分の中に配置されるように構成された帯状ベルトの
固定用組立体に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の組立体は独国特許ＤＥ−ＡＳ２
５ ５６ ４０９で知られている。従来からの他の帯状
ベルト固定組立体とは異なり、本組立体によると、帯状
ベルトをベルトリトラクターのシャフトに固定するため
の縫い目は必要でなくなる。この目的のために、バーは
Ｕ字形断面のクリップとしての形状を有している。前記
クリップの２つのアームの間において、帯状ベルトの端
部が締付けられている。このクリップはスロットの第１
部分の中に挿入され、帯状ベルトはクリップから出て、
クリップの１つのアームの下で、クリップを周って、ク
リップの狭隘な第２部分の中へ入り込む。
５ ５６ ４０９で知られている。従来からの他の帯状
ベルト固定組立体とは異なり、本組立体によると、帯状
ベルトをベルトリトラクターのシャフトに固定するため
の縫い目は必要でなくなる。この目的のために、バーは
Ｕ字形断面のクリップとしての形状を有している。前記
クリップの２つのアームの間において、帯状ベルトの端
部が締付けられている。このクリップはスロットの第１
部分の中に挿入され、帯状ベルトはクリップから出て、
クリップの１つのアームの下で、クリップを周って、ク
リップの狭隘な第２部分の中へ入り込む。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、必要とされ
る耐荷重性を満足させ、しかも据付けが簡単な、上述し
た種類の組立体を創造するという目的に基づいている。
る耐荷重性を満足させ、しかも据付けが簡単な、上述し
た種類の組立体を創造するという目的に基づいている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によると、この目
的は、前記帯状ベルトの第１部分と端部とが帯状ベルト
の厚さ方向に圧迫されることによって、前記スロットの
前記第２部分の中で保持されているように構成された組
立体によって達成され、この組立体によって、ベルトリ
トラクターのシャフトにおける帯状ベルトの耐荷重性が
増加される。スロットの中で帯状ベルトを保持する力を
指数関数的に増強する包み込みの摩擦力に加えて、帯状
ベルトを前記保持力に加えて保持するための、スロット
の第２部分における圧迫力が効果的である。
的は、前記帯状ベルトの第１部分と端部とが帯状ベルト
の厚さ方向に圧迫されることによって、前記スロットの
前記第２部分の中で保持されているように構成された組
立体によって達成され、この組立体によって、ベルトリ
トラクターのシャフトにおける帯状ベルトの耐荷重性が
増加される。スロットの中で帯状ベルトを保持する力を
指数関数的に増強する包み込みの摩擦力に加えて、帯状
ベルトを前記保持力に加えて保持するための、スロット
の第２部分における圧迫力が効果的である。
【０００５】この圧迫力は特に少なくとも１つの拡張な
いしスプレッダ部材をスロットの狭隘部分に導入して、
第２部分の中でスロットを規定している壁部に対して帯
状ベルトを共同作用的に押付けることによって、簡単に
作り出される。このスプレッダ部材は帯状ベルトを対応
的に弾性的に圧迫し、スロットの中での帯状ベルトの動
きが妨げられる。
いしスプレッダ部材をスロットの狭隘部分に導入して、
第２部分の中でスロットを規定している壁部に対して帯
状ベルトを共同作用的に押付けることによって、簡単に
作り出される。このスプレッダ部材は帯状ベルトを対応
的に弾性的に圧迫し、スロットの中での帯状ベルトの動
きが妨げられる。
【０００６】基本的には、スプレッダ部材の有利な実施
例としては、２つの異なった例が有効である。
例としては、２つの異なった例が有効である。
【０００７】第１の好ましい実施例に関していうと、前
記スプレッダ部材は、前記スプレッダ部材の第１領域が
横方向の部材を形成し、第２領域が前記スロットの前記
第２部分の中へ延在するような形状になっている。前記
帯状ベルトの前記端部は、前記スロットの中に配置され
た前記スプレッダ部材の自由端の周りを包む。このよう
にさらに包むことによって、スロットの中の帯状ベルト
はさらに保持力を増強され、スプレッダ部材とバーと
は、第１部分、第２部分、および端部と一緒になってシ
ャフトのスロットの中へ単純に強制的に押し込まれ、帯
状ベルトを壁部との相対作用によって、スロットの第２
部分の中に押付けることができる。
記スプレッダ部材は、前記スプレッダ部材の第１領域が
横方向の部材を形成し、第２領域が前記スロットの前記
第２部分の中へ延在するような形状になっている。前記
帯状ベルトの前記端部は、前記スロットの中に配置され
た前記スプレッダ部材の自由端の周りを包む。このよう
にさらに包むことによって、スロットの中の帯状ベルト
はさらに保持力を増強され、スプレッダ部材とバーと
は、第１部分、第２部分、および端部と一緒になってシ
ャフトのスロットの中へ単純に強制的に押し込まれ、帯
状ベルトを壁部との相対作用によって、スロットの第２
部分の中に押付けることができる。
【０００８】第２の好ましい実施例に関していうと、帯
状ベルトは、その内部包み面によって、横方向部材を形
成しているバーと直接接触しており、スプレッダ部材は
Ｕ字形をしていて帯状ベルトの部分をスロットの中で把
持し、これもまた据付けを簡単なものにしている。据付
けにおいては、帯状ベルトは最初にバーの周りを包む。
次にＵ字形のスプレッダ部材が外から帯状ベルトの上へ
取り付けられ、帯状ベルトをバーの周りを包んで把持す
る。帯状ベルトと、バーと、スプレッダ部材とからなる
この組立体がスロットの第２部分の中へ簡単に強制的に
押し込まれる。このことは、スプレッダ部材にその外面
にくさび形の突起物を設けることにより、さらに補強す
ることができる。
状ベルトは、その内部包み面によって、横方向部材を形
成しているバーと直接接触しており、スプレッダ部材は
Ｕ字形をしていて帯状ベルトの部分をスロットの中で把
持し、これもまた据付けを簡単なものにしている。据付
けにおいては、帯状ベルトは最初にバーの周りを包む。
次にＵ字形のスプレッダ部材が外から帯状ベルトの上へ
取り付けられ、帯状ベルトをバーの周りを包んで把持す
る。帯状ベルトと、バーと、スプレッダ部材とからなる
この組立体がスロットの第２部分の中へ簡単に強制的に
押し込まれる。このことは、スプレッダ部材にその外面
にくさび形の突起物を設けることにより、さらに補強す
ることができる。
【０００９】帯状ベルトの信頼性のある締付けは、帯状
ベルトと連結しているスプレッダ部材の表面に、スプレ
ッダ部材に対する帯状ベルトのあらゆる動きを妨げる保
持装置を設けることにより簡単にさらに増強することす
らできる。
ベルトと連結しているスプレッダ部材の表面に、スプレ
ッダ部材に対する帯状ベルトのあらゆる動きを妨げる保
持装置を設けることにより簡単にさらに増強することす
らできる。
【００１０】
【実施例】本発明のさらに他の有利な特徴を、添付図面
を参照しながら本発明の好ましい実施例の説明によって
明らかにする。
を参照しながら本発明の好ましい実施例の説明によって
明らかにする。
【００１１】図１を参照すると、帯状ベルト１０が軸あ
るいはシャフト１２に固定されている。好ましくは帯状
ベルト１０は自動車のシートベルトのウェブの一部分で
あり、シャフト１２は自動車のシートベルト装置のベル
ト引込み機構の一部分である。帯状ベルト１０とシャフ
ト１２の他に、図１はスプレッダ部材１６とスロット１
８とを示している。
るいはシャフト１２に固定されている。好ましくは帯状
ベルト１０は自動車のシートベルトのウェブの一部分で
あり、シャフト１２は自動車のシートベルト装置のベル
ト引込み機構の一部分である。帯状ベルト１０とシャフ
ト１２の他に、図１はスプレッダ部材１６とスロット１
８とを示している。
【００１２】半径方向のスロット１８がシャフト１２を
貫通し、また、第１の拡大部分１８１と、第２の狭隘部
分１８２と、前記拡大部分１８１から狭隘部分１８２へ
の方向へ延在した中間傾斜部分１８３とに分割されてい
る。前記スプレッダ部材１６はスロット１８の狭隘部分
１８２への方向においてくさび形になっており、スロッ
ト１８の部分１８２の中へ延在する２つのアーム１６
１、１６２を有し、前記アーム１６２は、スロットの狭
隘部分１８２の中へは、アーム１６１に比べて短く延在
している。２つのアーム１６１、１６２は互いに他と直
接合体して位置している。
貫通し、また、第１の拡大部分１８１と、第２の狭隘部
分１８２と、前記拡大部分１８１から狭隘部分１８２へ
の方向へ延在した中間傾斜部分１８３とに分割されてい
る。前記スプレッダ部材１６はスロット１８の狭隘部分
１８２への方向においてくさび形になっており、スロッ
ト１８の部分１８２の中へ延在する２つのアーム１６
１、１６２を有し、前記アーム１６２は、スロットの狭
隘部分１８２の中へは、アーム１６１に比べて短く延在
している。２つのアーム１６１、１６２は互いに他と直
接合体して位置している。
【００１３】スプレッダ部材１６の短い方のアーム１６
２と連結した帯状ベルトの端部２０は、スプレッダ部材
１６の反対側の端部の方へ延在してアーム１６１の自由
端の周りを包んで、さらにスプレッダ部材１６の周りを
包み、最終的に帯状ベルトの縦方向（Ｆ）においてスロ
ット１８を貫通していく。従って、帯状ベルト１０は、
スロット１８の中へ導入される第１部分１０１と、スプ
レッダ部材１６の周りを包む第２部分１０２と、それに
続いて、前記第１部分と平行になって延在する端部１０
３とを有し、前記端部１０３はアーム１６１の自由端の
周りを包み、短い方のアーム１６２の自由端の方へ上昇
している。
２と連結した帯状ベルトの端部２０は、スプレッダ部材
１６の反対側の端部の方へ延在してアーム１６１の自由
端の周りを包んで、さらにスプレッダ部材１６の周りを
包み、最終的に帯状ベルトの縦方向（Ｆ）においてスロ
ット１８を貫通していく。従って、帯状ベルト１０は、
スロット１８の中へ導入される第１部分１０１と、スプ
レッダ部材１６の周りを包む第２部分１０２と、それに
続いて、前記第１部分と平行になって延在する端部１０
３とを有し、前記端部１０３はアーム１６１の自由端の
周りを包み、短い方のアーム１６２の自由端の方へ上昇
している。
【００１４】狭隘部分１８２におけるスロットの幅は帯
状ベルト１０の厚さの３倍とスプレッダ部材１６のアー
ム１６１の厚さとの合計より小さい。スプレッダ部材１
６のアーム１６２の厚さは、圧迫された帯状ベルト１０
の厚さよりも小さい。従って、図１はスロット１８の狭
隘部分１８２において圧迫された帯状ベルト１０を示し
ている。
状ベルト１０の厚さの３倍とスプレッダ部材１６のアー
ム１６１の厚さとの合計より小さい。スプレッダ部材１
６のアーム１６２の厚さは、圧迫された帯状ベルト１０
の厚さよりも小さい。従って、図１はスロット１８の狭
隘部分１８２において圧迫された帯状ベルト１０を示し
ている。
【００１５】帯状ベルト１０がその長手方向（Ｆ）に滑
るのを付加的に防ぐための手段として、スプレッダ部材
１６の表面には点状のないし先のとがった突起物ないし
突起部２２が設けられ、縦方向（Ｆ）における帯状ベル
トの動きに逆らう。この目的のために、前記突起物２２
は、スプレッダ部材１６のアーム１６１の、帯状ベルト
１０の端部２０が位置する側に配置されている。
るのを付加的に防ぐための手段として、スプレッダ部材
１６の表面には点状のないし先のとがった突起物ないし
突起部２２が設けられ、縦方向（Ｆ）における帯状ベル
トの動きに逆らう。この目的のために、前記突起物２２
は、スプレッダ部材１６のアーム１６１の、帯状ベルト
１０の端部２０が位置する側に配置されている。
【００１６】スプレッダ部材１６のくさび形部分の表面
は、各々の場合において、スロット１８の対向的な傾斜
した中間部分１８３の表面と平行であり、従って、帯状
ベルトの長手方向（Ｆ）に荷重がかかると、スプレッダ
部材１６は帯状ベルト１０によってその長手方向（Ｆ）
に押され、帯状ベルト１０はまた中間部分１８３におい
ても圧迫される。
は、各々の場合において、スロット１８の対向的な傾斜
した中間部分１８３の表面と平行であり、従って、帯状
ベルトの長手方向（Ｆ）に荷重がかかると、スプレッダ
部材１６は帯状ベルト１０によってその長手方向（Ｆ）
に押され、帯状ベルト１０はまた中間部分１８３におい
ても圧迫される。
【００１７】帯状ベルト１０上にさらに信頼性のある把
持部を設けるために、スプレッダ部材１６の表面には帯
状ベルトの長手方向（Ｆ）にのびた、ぎざぎざのつい
た、自由端の特徴のある点状の歯状物２４が設けられて
おり、前記点状歯状物２４の形状は、図２および図３に
示したスプレッダ部材１６の第２の実施例の形状と一致
している。
持部を設けるために、スプレッダ部材１６の表面には帯
状ベルトの長手方向（Ｆ）にのびた、ぎざぎざのつい
た、自由端の特徴のある点状の歯状物２４が設けられて
おり、前記点状歯状物２４の形状は、図２および図３に
示したスプレッダ部材１６の第２の実施例の形状と一致
している。
【００１８】スプレッダ部材１６の第２実施例が第１実
施例と異なっているのは、単に、点状突起物２２ではな
く、点状歯状物２４に類似したフック２６が設けられて
いるという点である。これらのフック２６はスプレッダ
部材１６のアーム１６１に対して傾斜して配置されてお
り、帯状ベルト１０の長手方向（Ｆ）における運動を妨
げ、それによってフック２６は帯状ベルト１０と係合す
る。
施例と異なっているのは、単に、点状突起物２２ではな
く、点状歯状物２４に類似したフック２６が設けられて
いるという点である。これらのフック２６はスプレッダ
部材１６のアーム１６１に対して傾斜して配置されてお
り、帯状ベルト１０の長手方向（Ｆ）における運動を妨
げ、それによってフック２６は帯状ベルト１０と係合す
る。
【００１９】スプレッダ部材１６の第３の実施例が図
４、図５に示されている。ここでは、１つの観点でいう
と、スプレッダ部材１６は第１実施例のそれとは、アー
ム１６１が短く、アーム１６２が長い形状になっている
点で異なっている。この配置においては、アーム１６２
は、第１アーム１６１の方向において、アーム１６２の
端部領域がアーム１６１と配列されるように形成されて
いる。他の観点からいうと、突起物２４が設けられてい
ない。帯状ベルト１０（簡単に表現するために図示して
いない）は、図５に示したように、アーム１６２の自由
端から、アーム１６２の左側面を通って、スプレッダ部
材１６の反対側の端部の方向へのび、この端部を回っ
て、帯状ベルトの長手方向（Ｆ）へ延在する。このこと
が、フック２６をアーム１６２の反対側に設けて、反対
方向に傾斜させたことの理由である。この実施例のさら
に特別な特徴は、フック２６がスプレッダ部材１６の長
手方向延長部に関してオフセット配置されていることで
ある。この結果、帯状ベルト１０の把持力がうまく分布
され、帯状ベルト１０がこの部分で裂けるのを防いでい
る。
４、図５に示されている。ここでは、１つの観点でいう
と、スプレッダ部材１６は第１実施例のそれとは、アー
ム１６１が短く、アーム１６２が長い形状になっている
点で異なっている。この配置においては、アーム１６２
は、第１アーム１６１の方向において、アーム１６２の
端部領域がアーム１６１と配列されるように形成されて
いる。他の観点からいうと、突起物２４が設けられてい
ない。帯状ベルト１０（簡単に表現するために図示して
いない）は、図５に示したように、アーム１６２の自由
端から、アーム１６２の左側面を通って、スプレッダ部
材１６の反対側の端部の方向へのび、この端部を回っ
て、帯状ベルトの長手方向（Ｆ）へ延在する。このこと
が、フック２６をアーム１６２の反対側に設けて、反対
方向に傾斜させたことの理由である。この実施例のさら
に特別な特徴は、フック２６がスプレッダ部材１６の長
手方向延長部に関してオフセット配置されていることで
ある。この結果、帯状ベルト１０の把持力がうまく分布
され、帯状ベルト１０がこの部分で裂けるのを防いでい
る。
【００２０】図６は本発明のさらに他の実施例を示して
いる。図２から図５で既に示されたように、同一の機能
を有した部品を同定するのに同一の参照番号がここでも
また使用されている。この配置においては、帯状ベルト
１０は、帯状ベルトの長手方向（Ｆ）を横切る方向に向
かったバー１４を直接位置させている。図１の実施例に
関していうと、帯状ベルト１０は第１部分１０１と、第
２部分１０２と、端部１０３とを有している。しかしな
がら、この実施例においては、端部１０３はスプレッダ
部材１６の領域の周りを包んでいない。帯状ベルトの長
手方向（Ｆ）におけるバー１４の下流側において、帯状
ベルト１０の２つの部分１０１と１０３が一緒に合わせ
て、圧迫されている。
いる。図２から図５で既に示されたように、同一の機能
を有した部品を同定するのに同一の参照番号がここでも
また使用されている。この配置においては、帯状ベルト
１０は、帯状ベルトの長手方向（Ｆ）を横切る方向に向
かったバー１４を直接位置させている。図１の実施例に
関していうと、帯状ベルト１０は第１部分１０１と、第
２部分１０２と、端部１０３とを有している。しかしな
がら、この実施例においては、端部１０３はスプレッダ
部材１６の領域の周りを包んでいない。帯状ベルトの長
手方向（Ｆ）におけるバー１４の下流側において、帯状
ベルト１０の２つの部分１０１と１０３が一緒に合わせ
て、圧迫されている。
【００２１】スプレッダ部材１６はＵ字形になってお
り、部分１０１から１０３と、従ってまた帯状ベルト１
０によって取囲まれたバー１４とを把持している。スプ
レッダ部材１６の２つのアーム１６１、１６２は同じ長
さの形状になり、それらの内面には、第２実施例と同じ
形状でスプレッダ部材１６上に配置された点状のフック
２６が設けられていることを特徴とする。さらに、アー
ム１６１、１６２の端部領域には、帯状ベルトの縦方向
（Ｆ）を横切る方向に突出したリブ２８が設けられてい
る。
り、部分１０１から１０３と、従ってまた帯状ベルト１
０によって取囲まれたバー１４とを把持している。スプ
レッダ部材１６の２つのアーム１６１、１６２は同じ長
さの形状になり、それらの内面には、第２実施例と同じ
形状でスプレッダ部材１６上に配置された点状のフック
２６が設けられていることを特徴とする。さらに、アー
ム１６１、１６２の端部領域には、帯状ベルトの縦方向
（Ｆ）を横切る方向に突出したリブ２８が設けられてい
る。
【００２２】さらに、スプレッダ部材１６の特徴は、バ
ーの領域における帯状ベルト１０と係合したフック３０
と、外側へ向かった突起物３２とである。これらの突起
物３２は溝１８の第１部分１８１と係合し、スプレッダ
部材１６を軸線方向にしっかりと位置付けている。
ーの領域における帯状ベルト１０と係合したフック３０
と、外側へ向かった突起物３２とである。これらの突起
物３２は溝１８の第１部分１８１と係合し、スプレッダ
部材１６を軸線方向にしっかりと位置付けている。
【００２３】図６はまたスプレッダ部材１６とバー１４
の角度（α）を示している。この支持角度（α）は、帯
状ベルト１０の保持力が指数関数的に増加するので、で
きるだけ鈍く作られ、従って、その指数は包み角度とな
る。摩擦（μ）を増加させるために、スプレッダ部材１
６の表面と、スロット１８を規定する壁部の支持表面と
は、例えば、帯状ベルトの引張方向（Ｆ）を横切る方向
に表面をぎざぎざをつけることによって粗くされる。
の角度（α）を示している。この支持角度（α）は、帯
状ベルト１０の保持力が指数関数的に増加するので、で
きるだけ鈍く作られ、従って、その指数は包み角度とな
る。摩擦（μ）を増加させるために、スプレッダ部材１
６の表面と、スロット１８を規定する壁部の支持表面と
は、例えば、帯状ベルトの引張方向（Ｆ）を横切る方向
に表面をぎざぎざをつけることによって粗くされる。
【００２４】添付図面から直ぐ明らかになるように、本
発明による組立体は簡単に据付けることができ、バー１
４と、バー１４の周りで包まれる帯状ベルト１０と、ス
プレッダ部材１６とは、単一の装置としてスロット１８
の中へ簡単に押し込まれる。
発明による組立体は簡単に据付けることができ、バー１
４と、バー１４の周りで包まれる帯状ベルト１０と、ス
プレッダ部材１６とは、単一の装置としてスロット１８
の中へ簡単に押し込まれる。
【００２５】本発明による組立体の結果として、帯状ベ
ルト１０の、法律によって要求される破壊抵抗が満足さ
れ、その信頼性のある締付け、即ち、帯状ベルトの締付
け装置から離脱することに対する抵抗力が増大する。フ
ック２６、２８、３０はまた、図示した実施例からの変
形として、鋸歯状の断面が形成されても良い。
ルト１０の、法律によって要求される破壊抵抗が満足さ
れ、その信頼性のある締付け、即ち、帯状ベルトの締付
け装置から離脱することに対する抵抗力が増大する。フ
ック２６、２８、３０はまた、図示した実施例からの変
形として、鋸歯状の断面が形成されても良い。
【図１】本発明の第１の実施例によるベルトウェブを固
定するための組立体を有するベルトリトラクターのシャ
フトの部分断面図。
定するための組立体を有するベルトリトラクターのシャ
フトの部分断面図。
【図２】本発明の第２の実施例によるスプレッダ部材の
平面図。
平面図。
【図３】図２の側面図。
【図４】本発明の第３の実施例によるスプレッダ部材の
平面図。
平面図。
【図５】図４の側面図。
【図６】本発明の第４の実施例による帯状ベルトを固定
するための組立体を有するベルトリトラクターのシャフ
トの部分断面図。
するための組立体を有するベルトリトラクターのシャフ
トの部分断面図。
１０ 帯状ベルト １２ シャフト １４ バー １６ スプレッダ部材 １８ スロット １０１ 帯状ベルトの第１部分 １０２ 帯状ベルトの第２部分 １０３ 帯状ベルトの端部 １８１ スロットの第１部分 １８２ スロットの第２部分
Claims (8)
- 【請求項１】 帯状ベルト（１０）をシートベルトリト
ラクターのシャフト（１２）に固定するための組立体に
おいて、シャフト（１２）は前記帯状ベルト（１０）の
一端が貫通して挿入される半径方向のスロット（１８）
を有し、前記帯状ベルトが、前記スロット（１８）の中
へ挿入するための第１部分（１０１）と、帯状ベルトの
長手方向（Ｆ）を横切る方向に向いた部材（１４、１
６）の周りを包むための第２部分（１０２）と、これに
続いて前記第１部分（１０１）に平行に位置する端部
（１０３）とを有し、前記横方向部材（１４、１６）
が、前記スロット（１８）の狭隘な第２部材（１８２）
の中へ入り込んだ前記スロット（１８）の拡がった第１
部分（１８１）の中に配置され、前記帯状ベルト（１
０）の第１部分（１０１）と端部（１０３）とが帯状ベ
ルトの厚さ方向に圧迫されることによって、前記スロッ
ト（１８）の前記第２部分（１８２）の中で保持される
ように構成された帯状ベルトの固定用組立体。 - 【請求項２】 請求項１記載の組立体において、少なく
とも１つのスプレッダ部材（１６）が、前記スロット
（１８）の前記第２部分（１８２）の中へ導入され、ま
た前記第２部分（１８２）の中で前記スロット（１８）
を規定している壁部と相互作用することによって、前記
帯状ベルト（１０）を圧迫する帯状ベルトの固定組立
体。 - 【請求項３】 請求項２記載の組立体において、前記ス
プレッダ部材（１６）は、該スプレッダ部材（１６）の
第１領域が横方向の部材を形成し、第２領域が前記スロ
ット（１８）の前記第２部分（１８２）の中へ延在する
ような形状になっており、前記帯状ベルト（１０）がそ
の内部包み表面によって、前記スプレッダ部材（１６）
と直接接触するように構成されており、前記帯状ベルト
（１０）の前記端部（１０３）が、前記スロット（１
８）の中に配置された前記スプレッダ部材（１６）の自
由端の周りを包んでいる帯状ベルトの固定用組立体。 - 【請求項４】 請求項３記載の組立体において、前記ス
プレッダ部材（１６）の自由端に、前記帯状ベルトの長
手方向（Ｆ）に延在する突起物（２４）が設けられてお
り、前記突起物（２４）が点状歯状物によって形成され
ている帯状ベルトの固定用組立体。 - 【請求項５】 請求項２記載の組立体において、バー
（１４）が前記横方向部材を形成し、前記スプレッダ部
材（１６）は、該スプレッダ部材の第１領域が前記バー
（１４）を取り囲み、第２領域が前記スロット（１８）
の前記第２部分（１８２）の中へ延在するような形状に
なっており、前記帯状ベルト（１０）がその包み内面に
よって前記バー（１４）と直接接触し、前記スプレッダ
部材（１６）がＵ字形になっていて、前記スプレッダ部
材（１６）の両方のアーム（１６１、１６２）が前記帯
状ベルト（１０）の前記部分（１０１、１０２、１０
３）を把持するように構成された帯状ベルトの固定用組
立体。 - 【請求項６】 請求項５記載の組立体において、前記ス
プレッダ部材（１６）が前記スロット（１８）を規定す
る壁部の方向に向いたくさび形の突起物を有する帯状ベ
ルトの固定用組立体。 - 【請求項７】 請求項２から６までのいずれか一つの項
に記載の組立体において、前記帯状ベルト（１０）と接
触した前記スプレッダ部材（１６）の表面が、前記スプ
レッダ部材（１６）に対する前記帯状ベルト（１０）の
動きを妨げるための保持部材（２２、２６、２８、３
０）を有し、前記保持部材（２２、２６、２８、３０）
が鋸歯状の断面を有し、前記帯状ベルト（１０）と接触
した前記スプレッダ部材（１６）の表面に、点状突起物
（２８）が設けられており、前記保持部材が前記帯状ベ
ルトの長手方向（Ｆ）を横切る方向に向いたリブ（２
８）によって形成されている帯状ベルトの固定用組立
体。 - 【請求項８】 請求項１から７までのいずれか一つの項
記載の組立体において、前記横方向の部材（１４）がく
さび形状に形成されており、前記スロット（１８）が、
前記スプレッダ部材（１６）と横方向部材（１４）と帯
状ベルト（１０）とからなりかつ前記スロット（１８）
と係合するユニットの外部輪郭に対して、少なくとも部
分的に合致する形状になっている帯状ベルトの固定用組
立体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE93052448 | 1993-04-06 | ||
| DE9305244U DE9305244U1 (de) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | Anordnung zur Befestigung eines Gurtbandes an einer Welle eines Sicherheitsgurtaufrollers |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06298039A true JPH06298039A (ja) | 1994-10-25 |
| JP2597819B2 JP2597819B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=6891725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6066990A Expired - Lifetime JP2597819B2 (ja) | 1993-04-06 | 1994-04-05 | 帯状ベルトの固定用組立体 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5451012A (ja) |
| EP (1) | EP0620141B1 (ja) |
| JP (1) | JP2597819B2 (ja) |
| DE (2) | DE9305244U1 (ja) |
| ES (1) | ES2062967T3 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19733343A1 (de) * | 1997-08-01 | 1999-02-04 | Takata Europ Gmbh | Gurtbandeinhängung |
| DE10113342C1 (de) | 2001-03-20 | 2002-06-13 | Autoliv Dev | Gurtbandbefestigung an einer Gurtaufrollerwelle |
| DE102013008150B4 (de) * | 2013-05-14 | 2024-02-01 | Zf Automotive Germany Gmbh | Gurtwelle und Gurtaufroller |
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| JPH0516763A (ja) * | 1990-02-16 | 1993-01-26 | Trw Repa Gmbh | 車両安全ベルト系用ベルト引込装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US3291416A (en) * | 1964-12-24 | 1966-12-13 | Gen Motors Corp | Retracting device |
| US4008863A (en) * | 1971-12-22 | 1977-02-22 | Foehl Artur | Winding-up roller for safety belts |
| JPS4956623U (ja) * | 1972-08-25 | 1974-05-18 | ||
| DE2343914A1 (de) * | 1973-08-31 | 1975-03-13 | Volkswagenwerk Ag | Befestigungsanordnung fuer sicherheitsgurte |
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| FR2401671A1 (fr) * | 1977-09-02 | 1979-03-30 | Ferodo Sa | Dispositif d'enrouleur-derouleur, notamment pour sangle de ceinture de securite |
| DE2802031A1 (de) * | 1978-01-18 | 1979-07-19 | Autoflug Gmbh | Verbindung von gurtbandwelle und gurtband an automatischen gurtaufrollern fuer kraftfahrzeug-sicherheitsgurte |
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| GB2174590B (en) * | 1985-05-10 | 1988-11-09 | Autoliv Dev | Improvements in or relating to a retractor reel |
| FR2584033B1 (fr) * | 1985-06-26 | 1987-11-20 | Peugeot Aciers Et Outillage | Mandrin d'enroulement notamment pour sangle de securite |
| EP0297537A3 (en) * | 1987-06-30 | 1989-05-10 | Nippon Seiko Kabushiki Kaisha | Webbing retractor |
| JPH01102053U (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-10 | ||
| EP0402489B1 (de) * | 1989-06-10 | 1993-03-31 | Trw Repa Gmbh | Anordnung zur Befestigung eines Gurtbandes an einer Welle eines Sicherheitsgurtaufrollers |
| US5002236A (en) * | 1989-06-14 | 1991-03-26 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Seat belt retractor with hollow spool |
-
1993
- 1993-04-06 DE DE9305244U patent/DE9305244U1/de not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-03-17 EP EP94104183A patent/EP0620141B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-03-17 DE DE59401497T patent/DE59401497D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-03-17 ES ES94104183T patent/ES2062967T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-03-29 US US08/219,630 patent/US5451012A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-04-05 JP JP6066990A patent/JP2597819B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JPH0516763A (ja) * | 1990-02-16 | 1993-01-26 | Trw Repa Gmbh | 車両安全ベルト系用ベルト引込装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ES2062967T3 (es) | 1997-05-16 |
| EP0620141A1 (de) | 1994-10-19 |
| ES2062967T1 (es) | 1995-01-01 |
| EP0620141B1 (de) | 1997-01-08 |
| DE59401497D1 (de) | 1997-02-20 |
| JP2597819B2 (ja) | 1997-04-09 |
| DE9305244U1 (de) | 1993-06-09 |
| US5451012A (en) | 1995-09-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |