JPH06294965A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH06294965A JPH06294965A JP10731993A JP10731993A JPH06294965A JP H06294965 A JPH06294965 A JP H06294965A JP 10731993 A JP10731993 A JP 10731993A JP 10731993 A JP10731993 A JP 10731993A JP H06294965 A JPH06294965 A JP H06294965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- spacers
- insulating film
- substrates
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は液晶表示装置の製造中に発生する静
電気及び重ね合わせ後のストレスにより、スペーサーの
分布に片寄りが発生することをなくし、かつ配向膜形成
後の配向処理において、スペーサーが剥がれ落ちてしま
うことをなくすこと。 【構成】 絶縁膜の中にスペーサーが配設されている。 【効果】 液晶表示装置の製造中に発生する静電気及び
重ね合わせ後のストレスによりスペーサーの分布に片寄
りが発生することをなく、かつ配向膜形成後の配向処理
においてスペーサーが剥がれ落ちてしまうことがなく、
スペーサーの分布に片寄りが発生することがなくなり、
液晶層の間隔が均一になる。
電気及び重ね合わせ後のストレスにより、スペーサーの
分布に片寄りが発生することをなくし、かつ配向膜形成
後の配向処理において、スペーサーが剥がれ落ちてしま
うことをなくすこと。 【構成】 絶縁膜の中にスペーサーが配設されている。 【効果】 液晶表示装置の製造中に発生する静電気及び
重ね合わせ後のストレスによりスペーサーの分布に片寄
りが発生することをなく、かつ配向膜形成後の配向処理
においてスペーサーが剥がれ落ちてしまうことがなく、
スペーサーの分布に片寄りが発生することがなくなり、
液晶層の間隔が均一になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶テレビ、液晶プロ
ジェクター等に使用される液晶表示装置に関する。
ジェクター等に使用される液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来の液晶表示装置の構成を示
す。図２において、基板１ａ、１ｂの対向する表面には
ストライプ状もしくは個々に電圧制御可能なマトリック
ス状に配置された電極２ａ、２ｂが配設され、さらにの
電極２ｂの上には、液晶表示装置を製造する時に液晶７
に混入する導電性の異物などを介して対向する電極２
ａ、２ｂとが接触することにより生じる導通不良を防止
するための絶縁膜３を設け、その絶縁膜３の上と対向す
る電極２ａの上に配向膜４ｂ、４ａが積層形成されてい
る。さらに基板１ａ、１ｂはスペーサー６を介して所定
の間隔に対向しており、基板１ａ、１ｂの間隔には液晶
７が挟持されている構成となす。図２には示されていな
いが、図２の液晶表示装置は液晶表示駆動装置により電
極２ａ、２ｂの間に適当な交流電圧が印加され表示が行
われる。しかし従来の液晶表示装置における配向膜が形
成された基板には、液晶表示装置の製造中に発生する静
電気及び重ね合わせ後のストレスによりスペーサーの分
布に片寄りが発生することよって一対の基板の間の間隔
が不均一になり、液晶表示装置に表示むらが発生して表
示品質を劣悪させるという課題があり、特開平４−２９
３０１６公報では配向膜中にスペーサーを配設する事が
好ましい事が記されている。
す。図２において、基板１ａ、１ｂの対向する表面には
ストライプ状もしくは個々に電圧制御可能なマトリック
ス状に配置された電極２ａ、２ｂが配設され、さらにの
電極２ｂの上には、液晶表示装置を製造する時に液晶７
に混入する導電性の異物などを介して対向する電極２
ａ、２ｂとが接触することにより生じる導通不良を防止
するための絶縁膜３を設け、その絶縁膜３の上と対向す
る電極２ａの上に配向膜４ｂ、４ａが積層形成されてい
る。さらに基板１ａ、１ｂはスペーサー６を介して所定
の間隔に対向しており、基板１ａ、１ｂの間隔には液晶
７が挟持されている構成となす。図２には示されていな
いが、図２の液晶表示装置は液晶表示駆動装置により電
極２ａ、２ｂの間に適当な交流電圧が印加され表示が行
われる。しかし従来の液晶表示装置における配向膜が形
成された基板には、液晶表示装置の製造中に発生する静
電気及び重ね合わせ後のストレスによりスペーサーの分
布に片寄りが発生することよって一対の基板の間の間隔
が不均一になり、液晶表示装置に表示むらが発生して表
示品質を劣悪させるという課題があり、特開平４−２９
３０１６公報では配向膜中にスペーサーを配設する事が
好ましい事が記されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平４−２
９３０１６公報のような従来の液晶表示装置では配向膜
形成後の配向処理において、配向処理条件によっては配
向膜中に配設されているスペーサーが、剥がれ落ちてし
まう課題があった。
９３０１６公報のような従来の液晶表示装置では配向膜
形成後の配向処理において、配向処理条件によっては配
向膜中に配設されているスペーサーが、剥がれ落ちてし
まう課題があった。
【０００４】本発明の目的は従来のような課題を解決す
るために、スペーサーが液晶表示装置の製造工程中に発
生する静電気及び重ね合わせ後のストレスの影響を受け
ることのないように、また配向膜形成後の配向処理にお
いて、配向処理条件によっては配向膜中に配設されてい
るスペーサーが、剥がれ落ちてしまうことのないように
した液晶表示装置を提供することである。
るために、スペーサーが液晶表示装置の製造工程中に発
生する静電気及び重ね合わせ後のストレスの影響を受け
ることのないように、また配向膜形成後の配向処理にお
いて、配向処理条件によっては配向膜中に配設されてい
るスペーサーが、剥がれ落ちてしまうことのないように
した液晶表示装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、基板の上に電極を形成し、該電極の上に配
向膜を設けてなる少なくとも２枚の基板からなる基板の
間に液晶を挟持して液晶層を形成し、前記基板間を所定
の間隔に保持するためのスペーサーが挟持されてなる液
晶表示装置において、少なくとも１枚の前記基板には前
記電極と前記配向膜の間に絶縁膜が設けられており、少
なくとも１枚の前記絶縁膜の中に前記スペーサーが配設
されていることを特徴とする。
の本発明は、基板の上に電極を形成し、該電極の上に配
向膜を設けてなる少なくとも２枚の基板からなる基板の
間に液晶を挟持して液晶層を形成し、前記基板間を所定
の間隔に保持するためのスペーサーが挟持されてなる液
晶表示装置において、少なくとも１枚の前記基板には前
記電極と前記配向膜の間に絶縁膜が設けられており、少
なくとも１枚の前記絶縁膜の中に前記スペーサーが配設
されていることを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記のように構成された液晶表示装置は、スペ
ーサーが絶縁膜により固定されるため、スペーサーが液
晶表示装置の製造工程中に発生する静電気及び重ね合わ
せ後のストレスの影響を受けることがなくなり、スペー
サーの片寄りが発生しなくなる。また絶縁膜の中にスペ
ーサーが配設することにより配向膜形成後の配向処理に
おいて、スペーサーが剥がれ落ちてしまうことのがなく
なる。
ーサーが絶縁膜により固定されるため、スペーサーが液
晶表示装置の製造工程中に発生する静電気及び重ね合わ
せ後のストレスの影響を受けることがなくなり、スペー
サーの片寄りが発生しなくなる。また絶縁膜の中にスペ
ーサーが配設することにより配向膜形成後の配向処理に
おいて、スペーサーが剥がれ落ちてしまうことのがなく
なる。
【０００７】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図１にそっ
て説明する。図１において、図中１ａ、１ｂはガラス等
からなる透明な基板で、２ａ、２ｂは透明電極であると
ころの電極であり、３は絶縁膜、４ａ、４ｂは配向膜、
５は液晶７を封じ込むためのシール剤、６はスペーサー
である。
て説明する。図１において、図中１ａ、１ｂはガラス等
からなる透明な基板で、２ａ、２ｂは透明電極であると
ころの電極であり、３は絶縁膜、４ａ、４ｂは配向膜、
５は液晶７を封じ込むためのシール剤、６はスペーサー
である。
【０００８】本発明では絶縁膜３を構成する絶縁膜材料
として無機物系の材料を使用し、この絶縁膜材料中にス
ペーサー６として粒径が５μｍのガラスビーズを添加す
る。次にフレキソ印刷法により、基板１ｂの上に形成さ
れたＩＴＯの電極２ｂの上に印刷した。絶縁膜３の厚さ
は６００オングスロングｍである。そして基板１ｂを３
００℃で１時間焼成して絶縁膜３を硬化させた。この状
態では、絶縁膜３に添加したスペーサー６は絶縁膜３に
固定されるため、液晶表示装置の製造中に発生する静電
気によるスペーサー６の片寄りは発生しなかった。その
後に配向膜４ｂ、４ａをフレキソ印刷法により形成し、
次にラビング布により配向処理をする。一方、基板１ａ
の上に形成されたＩＴＯの電極２ｂの上には配向膜４ａ
をフレキソ印刷法により形成し、次にラビング布により
配向処理をする。
として無機物系の材料を使用し、この絶縁膜材料中にス
ペーサー６として粒径が５μｍのガラスビーズを添加す
る。次にフレキソ印刷法により、基板１ｂの上に形成さ
れたＩＴＯの電極２ｂの上に印刷した。絶縁膜３の厚さ
は６００オングスロングｍである。そして基板１ｂを３
００℃で１時間焼成して絶縁膜３を硬化させた。この状
態では、絶縁膜３に添加したスペーサー６は絶縁膜３に
固定されるため、液晶表示装置の製造中に発生する静電
気によるスペーサー６の片寄りは発生しなかった。その
後に配向膜４ｂ、４ａをフレキソ印刷法により形成し、
次にラビング布により配向処理をする。一方、基板１ａ
の上に形成されたＩＴＯの電極２ｂの上には配向膜４ａ
をフレキソ印刷法により形成し、次にラビング布により
配向処理をする。
【０００９】電極、配向膜、絶縁膜、スペーサが形成さ
れ、さらにシール剤５を配設した基板１ｂを電極が向か
い合うように基板１ａと重ね合わせた後、液晶を注入し
て図１に示す液晶表示装置を製作する。
れ、さらにシール剤５を配設した基板１ｂを電極が向か
い合うように基板１ａと重ね合わせた後、液晶を注入し
て図１に示す液晶表示装置を製作する。
【００１０】
【発明の効果】上記のごとく本発明によれば、絶縁膜材
料中にスペーサーが配設されている構成としたので、ス
ペーサーが液晶表示装置の製造工程中に発生する静電気
及び重ね合わせ後のストレスの影響を受けることがなく
なり、スペーサーの片寄りが発生しなくなる。また配向
膜形成後の配向処理において、配向処理条件によっては
配向膜中に配設されているスペーサーが剥がれ落ちてし
まうことのがなくなる効果がある。
料中にスペーサーが配設されている構成としたので、ス
ペーサーが液晶表示装置の製造工程中に発生する静電気
及び重ね合わせ後のストレスの影響を受けることがなく
なり、スペーサーの片寄りが発生しなくなる。また配向
膜形成後の配向処理において、配向処理条件によっては
配向膜中に配設されているスペーサーが剥がれ落ちてし
まうことのがなくなる効果がある。
【００１１】上記実施例では、絶縁膜を配設する基板を
片側の基板のみとしたが、両方の基板に絶縁膜を形成し
てもよく、さらに実施例では１層の表示装置に関して述
べたが多層表示装置に対しても１層表示装置と同様な効
果が得られる。
片側の基板のみとしたが、両方の基板に絶縁膜を形成し
てもよく、さらに実施例では１層の表示装置に関して述
べたが多層表示装置に対しても１層表示装置と同様な効
果が得られる。
【００１２】また液晶表示装置として、ツイストネマチ
ック型、スーパーツイストネマチック型等の液晶層の間
を所定の間隔に保持するためのスペーサーを使用する液
晶表示装置であるならば、液晶の種類に関係なく同様の
効果が得られる。
ック型、スーパーツイストネマチック型等の液晶層の間
を所定の間隔に保持するためのスペーサーを使用する液
晶表示装置であるならば、液晶の種類に関係なく同様の
効果が得られる。
【図１】本発明の液晶表示装置を示す断面図である。
【図２】従来の液晶表示装置を示す断面図である。
１ａ、１ｂ 基板 ２ａ、２ｂ 電極 ３ 絶縁膜 ４ａ、４ｂ 配向膜 ５ シール剤 ６ スペーサー ７ 液晶
Claims (1)
- 【請求項１】 基板の上に電極を形成し、該電極の上に
配向膜を設けてなる少なくとも２枚の基板からなる基板
の間に液晶を挟持して液晶層を形成し、前記基板間を所
定の間隔に保持するためのスペーサーが挟持されてなる
液晶表示装置において、少なくとも１枚の前記基板には
前記電極と前記配向膜の間に絶縁膜が設けられており、
少なくとも１枚の前記絶縁膜の中に前記スペーサーが配
設されていることを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10731993A JPH06294965A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10731993A JPH06294965A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06294965A true JPH06294965A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=14456057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10731993A Pending JPH06294965A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06294965A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100772940B1 (ko) * | 2001-12-05 | 2007-11-02 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치용 컬러필터 기판과 그 제조방법 |
| JP2010522897A (ja) * | 2007-04-06 | 2010-07-08 | エルジー・ケム・リミテッド | 液晶表示装置用スペーサの製造方法、これにより製造されたスペーサを含む液晶表示装置用基板、およびこれを含む液晶表示装置 |
| US8045125B2 (en) | 1997-05-22 | 2011-10-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device having a gap retaining member made of resin formed directly over the driver circuit |
| WO2017104748A1 (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 大日本印刷株式会社 | 調光フィルム |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP10731993A patent/JPH06294965A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8045125B2 (en) | 1997-05-22 | 2011-10-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device having a gap retaining member made of resin formed directly over the driver circuit |
| US8854593B2 (en) | 1997-05-22 | 2014-10-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electro-optical device |
| KR100772940B1 (ko) * | 2001-12-05 | 2007-11-02 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치용 컬러필터 기판과 그 제조방법 |
| JP2010522897A (ja) * | 2007-04-06 | 2010-07-08 | エルジー・ケム・リミテッド | 液晶表示装置用スペーサの製造方法、これにより製造されたスペーサを含む液晶表示装置用基板、およびこれを含む液晶表示装置 |
| WO2017104748A1 (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 大日本印刷株式会社 | 調光フィルム |
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