JPH0629474Y2 - パワーユニットの補強装置 - Google Patents

パワーユニットの補強装置

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JPH0629474Y2
JPH0629474Y2 JP12695388U JP12695388U JPH0629474Y2 JP H0629474 Y2 JPH0629474 Y2 JP H0629474Y2 JP 12695388 U JP12695388 U JP 12695388U JP 12695388 U JP12695388 U JP 12695388U JP H0629474 Y2 JPH0629474 Y2 JP H0629474Y2
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JP
Japan
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engine
power unit
reinforcing
fastening
crankshaft
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JP12695388U
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English (en)
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JPH0250049U (ja
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博明 出口
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、エンジンとミッションとをボルト締結して
なるパワーユニットの結合剛性を高めるために、エンジ
ンおよびミッション間に締結するステイフナを備えたよ
うなパワーユニットの補強装置に関する。
(従来の技術) エンジンとミッションとを単にボルトにより締結するの
みでは、パワーユニットの結合剛性が不充分なため、従
来、上述のパワーユニットのエンジンとミッションとを
締結するステイフナ装置がある。
上述のステイフナ装置としては例えば実開昭58−12
9040号公報に記載の如く、エンジンの左右に配設さ
れた一対のステイフナが該ステイフナ間にわたされた強
度部材との結合により一体化構造とされ、上述の強度部
材がオイルパン後部の浅底部およびリヤエンドプレート
の一部を覆うように形成された補強装置がある。
しかし、上述の一体型補強装置においては次のような問
題点があった。
すなわち、この一体型補強装置は同装置取付用のボルト
を取外した後に、直下に抜くことにより取外しが可能で
あるが、オイルパン浅底部の下方に車幅方向に延びる車
体一体形のクロスメンバが存在する場合には、上述の一
体型補強装置の抜き取りが困難となり、メンテナンス等
に際して補強装置およびオイルパンを取外すことが不可
能となる問題点を有していた。
(考案の目的) この考案は、パワーユニットの横曲げ、上下方向の曲げ
の双方に対しての剛性を確保しながら補強部材の組付性
および取外し操作性の向上を図ることができるパワーユ
ニットの補強装置の提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、エンジンとミッションとに締結され、これ
ら両者の結合剛性を高める補強部材を設けたパワーユニ
ットの補強装置であって、上記補強部材をクランク軸方
向からみて略凹状に形成し、この補強部材を、クランク
軸斜め下方位置の分割部で、エンジンおよびミッション
締結用の第1部材と、エンジン締結用の第2部材とに分
割し、上記分割部における第1および第2の両部材の結
合ボルトの座面を、締結ボルト軸芯がクランク軸芯部へ
指向するよう傾斜させたパワーユニットの補強装置であ
ることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述の第1部材と、第2部材との分
割部を、クランク軸斜め下方位置に設定したので、パワ
ーユニットの横曲げ、上下方向の曲げの双方に対して上
述の補強部材の剛性を確保することができる。
しかも、上述の分割構造により補強部材のパワーユニッ
ト外側方からの組付けおよび取外しが可能となるため、
同補強部材の着脱性の向上を図ることができ、特にメン
テナンス等に際してオイルパンを独自で取外す場合に
は、一旦上述の補強部材を取外した後に、オイルパンを
容易に取外すことができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はパワーユニットの補強装置を示し、第1図乃至第
3図において、V型エンジン1のシリンダブロック2後
端にミッション3の前端をボルト締結してパワーユニッ
ト4を構成している。上述のシリンダブロック2のロア
デッキ下面には深底部5aと浅底部5bとを有するオイ
ルパン5を取付ける一方、このオイルパン5の浅底部5
b下方の車体には車幅方向に延びる断面略門形状のクロ
スメンバ6を一体的に形成している。
また、上述のパワーユニット4の結合剛性を高める補強
部材7を設けている。
この補強部材7は第3図、第4図に示す如くクランク軸
方向からみて略凹状に形成すると共に、この補強部材7
を、クランク軸芯部Pに対してミッション3の重心と反
対側で、かつクランク軸斜め下方位置の分割部Dで、エ
ンジン1およびミッション3締結用の第1部材8と、エ
ンジン1締結用の第2部材9とに2分割している。
上述の第1部材8は第4図に示す如く、ミッション3の
前端に取付けるフランジ部10と、シリンダブロック2
の左側下端部に取付けるステイフナ11と、第2部材9
の下端を結合する傾斜部12とを強度部材13で一体化
構造に形成し、その全体形状を略逆鞍形状に構成してい
る。
また、上述の第2部材9は第4図に示す如く、シリンダ
ブロック2の右側下部に取付けるステイフナ14と、上
述の第1部材8の傾斜部12に結合する傾斜部15とを
一体形成すると共に、上下間のボルト孔ピッチを大きく
設定してボルトに対して剪断力が可及的に加わらない所
定高さに設定している。
ここで、上述の各傾斜部12,15は、これら両者1
2,15を締結するボルト16,16の軸芯が第3図に
示すようにクランク軸芯部Pへ指向するように、その傾
斜角度を設定している。
而して、上述の第2部材9におけるステイフナ14のボ
ルト孔17,17から締結ボルト18,18をシリンダ
ブロック2の右側下部に螺合して、該ステイフナ14を
エンジン1に締結し、次に上述の第1部材8におけるス
テイフナ11のボルト孔19,19から締結ボルト2
0,20をシリンダブロック2の左側下端部に螺合し
て、該ステイフナ11をエンジン1に締結すると共に、
この第1部材8におけるフランジ部10のボルト孔21
…から締結ボルト(図示せず)をミッション3前端下部
に螺合して、該フランジ部10をミッション3に締結し
た後に、第1および第2の両部材8,9の各傾斜部1
2,15を、クランク軸芯部Pへ指向する前述のボルト
16,16で互に結合している。
つまり、上述の補強部材7がオイルパン5の浅底部5b
を覆うように、該補強部材7でエンジン1とミッション
3とを締結し、パワーユニット4の結合剛性を高めてい
る。
また、第2図、第3図に示すようにスタータ22をエン
ジン1側のシリンダブロック2の右外側方に配置し、こ
のスタータ22のハウジング前部をブラケットを介して
シリンダブロック2に固定すると共に、スタータ22の
ハウジング後端23をミッション3にボルトアップする
ことで、剛性の高いスタータハウジングを補強要素とし
て兼用し、さらに、上述の補強部材7の分割部Dを、こ
のスタータ22の配置側に特定している。
このように上述の補強部材7におけるエンジン1および
ミッション3締結用の第1部材8と、エンジン1締結用
の第2部材9との分割部Dを、クランク軸斜め下方位置
に設定したので、パワーユニット4の横曲げ、上下方向
の曲げの双方に対して該補強部材7の剛性を確保するこ
とができる。
しかも、上述の分割構造により補強部材7のシリンダブ
ロック2外側方からの組付けおよび取外しが可能となる
ため、この補強部材7の着脱性の向上を図ることができ
て、特にメンテナンス等に際してオイルパン5を独自で
取外す際、このオイルパン5の浅底部5b下方に車幅方
向に延びるクロスメンバ6が存在していても、一旦上述
の補強部材7を取外した後に、このオイルパン5を容易
に取外すことができる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の両部材の結合ボルトは、実施例のボルト16
に対応し、 以下同様に、 結合ボルトの座面は、傾斜部12,15に対応し、 エンジンはV型エンジン1に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はパワーユニットの補強装置を示す左側面図、 第2図は同装置の右側面図、 第3図は第1図のIII−III線矢視断面図、 第4図は補強部材の分解斜視図である。 1…V型エンジン、3…ミッション 4…パワーユニット、7…補強部材 8…第1部材、9…第2部材 12,15…傾斜部、16…ボルト D…分割部、P…クランク軸芯部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンとミッションとに締結され、これ
    ら両者の結合剛性を高める補強部材を設けたパワーユニ
    ットの補強装置であって、 上記補強部材をクランク軸方向からみて略凹状に形成
    し、 この補強部材を、クランク軸斜め下方位置の分割部で、
    エンジンおよびミッション締結用の第1部材と、エンジ
    ン締結用の第2部材とに分割し、 上記分割部における第1および第2の両部材の結合ボル
    トの座面を、締結ボルト軸芯がクランク軸芯部へ指向す
    るよう傾斜させた パワーユニットの補強装置。
JP12695388U 1988-09-28 1988-09-28 パワーユニットの補強装置 Expired - Lifetime JPH0629474Y2 (ja)

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JP12695388U JPH0629474Y2 (ja) 1988-09-28 1988-09-28 パワーユニットの補強装置

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JP12695388U JPH0629474Y2 (ja) 1988-09-28 1988-09-28 パワーユニットの補強装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0250049U JPH0250049U (ja) 1990-04-06
JPH0629474Y2 true JPH0629474Y2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=31378936

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JP12695388U Expired - Lifetime JPH0629474Y2 (ja) 1988-09-28 1988-09-28 パワーユニットの補強装置

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KR100514892B1 (ko) * 2003-11-11 2005-09-14 현대자동차주식회사 엔진과 변속기 연결부의 커버

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Publication number Publication date
JPH0250049U (ja) 1990-04-06

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