JPH06292388A - 巻取機制御装置 - Google Patents
巻取機制御装置Info
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- JPH06292388A JPH06292388A JP5078445A JP7844593A JPH06292388A JP H06292388 A JPH06292388 A JP H06292388A JP 5078445 A JP5078445 A JP 5078445A JP 7844593 A JP7844593 A JP 7844593A JP H06292388 A JPH06292388 A JP H06292388A
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- Japan
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- stall
- current
- tension
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の巻取機制御装置は、直流電動機に最
大界磁電流基準を与える最大界磁電流発生回路と、この
最大界磁電流発生回路から出力された最大界磁電流基準
およびストール張力設定器から出力されたストール設定
値およびコイル径検出回路によって検出されたアンワイ
ンダ径とから電機子電流基準値に相当する電機子電流基
準代替値を出力する基準演算回路と、この基準演算回路
から出力される電機子電流基準代替値または電機子電流
基準発生回路から出力される電機子電流基準値を切り替
えて出力する第１の制御信号切替器と、ストール時界磁
電流基準発生回路から出力される界磁電流基準と前記最
大界磁電流発生回路から出力される最大界磁電流基準と
を切り替えて出力する第２の制御信号切替器とを具備し
たことを特徴とする。 【効果】 本発明により、巻取機制御の安定性が向上す
る。
大界磁電流基準を与える最大界磁電流発生回路と、この
最大界磁電流発生回路から出力された最大界磁電流基準
およびストール張力設定器から出力されたストール設定
値およびコイル径検出回路によって検出されたアンワイ
ンダ径とから電機子電流基準値に相当する電機子電流基
準代替値を出力する基準演算回路と、この基準演算回路
から出力される電機子電流基準代替値または電機子電流
基準発生回路から出力される電機子電流基準値を切り替
えて出力する第１の制御信号切替器と、ストール時界磁
電流基準発生回路から出力される界磁電流基準と前記最
大界磁電流発生回路から出力される最大界磁電流基準と
を切り替えて出力する第２の制御信号切替器とを具備し
たことを特徴とする。 【効果】 本発明により、巻取機制御の安定性が向上す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、巻戻しロールの中心軸
を直流電動機で駆動する巻取機制御装置に関する。
を直流電動機で駆動する巻取機制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】巻戻しロールの中心軸をＤＣ電動機にて
駆動する巻取機制御装置においては、巻戻しロールのロ
ール径に従い界磁電流を変化させ制御することにより、
紙等のウェブの張力制御を電機子電流に比例して制御で
きるため、ストール（拘束）時の張力を制御する場合に
も、界磁電流をロール径に従って制御していた。即ち Ｔ＝ＴST・Ｒ＝ｋΦＩa …（１） Φ＝ｆ（Ｉf ） Ｉｆ＝ｇ（Ｒ） 故に、ＴST＝ｋΦ／Ｒ・Ｉa ＝ｋ′Ｉa …（２） ここで、ＴSTはストール張力、ｋ，ｋ′は比例定数、Ｒ
は巻戻ロール径、Φは磁束、Ｉa は電機子電流、Ｔはト
ルクである。
駆動する巻取機制御装置においては、巻戻しロールのロ
ール径に従い界磁電流を変化させ制御することにより、
紙等のウェブの張力制御を電機子電流に比例して制御で
きるため、ストール（拘束）時の張力を制御する場合に
も、界磁電流をロール径に従って制御していた。即ち Ｔ＝ＴST・Ｒ＝ｋΦＩa …（１） Φ＝ｆ（Ｉf ） Ｉｆ＝ｇ（Ｒ） 故に、ＴST＝ｋΦ／Ｒ・Ｉa ＝ｋ′Ｉa …（２） ここで、ＴSTはストール張力、ｋ，ｋ′は比例定数、Ｒ
は巻戻ロール径、Φは磁束、Ｉa は電機子電流、Ｔはト
ルクである。
【０００３】このため、ロール径Ｒが小さい時は磁束Φ
も小さく即ち界磁電流Ｉf を小さくしていたため、電機
子電流Ｉa はロール径に無関係に同一ストール張力に対
して一定値の制御を行なっていた。一方、ストール時に
おいては、電流が一ヶ所の整流子に集中するため熱膨張
を発生し、ストール後回転する時にその整流子に損傷を
与えてしまうため、電機子電流Ｉa に対して、許容時間
を設定し、保護する必要がある。この許容時間は、電機
子電流Ｉa が小さい程、長く出来る。
も小さく即ち界磁電流Ｉf を小さくしていたため、電機
子電流Ｉa はロール径に無関係に同一ストール張力に対
して一定値の制御を行なっていた。一方、ストール時に
おいては、電流が一ヶ所の整流子に集中するため熱膨張
を発生し、ストール後回転する時にその整流子に損傷を
与えてしまうため、電機子電流Ｉa に対して、許容時間
を設定し、保護する必要がある。この許容時間は、電機
子電流Ｉa が小さい程、長く出来る。
【０００４】但し、電機子電流Ｉa は同一ストール張力
に対して、ロール径によらず一定値であったため、ロー
ル径によらず、一定時間の許容時間しか与えられないた
め、シート補修時等出来限り長い時間ストール運転を続
けたい時においても、一定時間しか許容されなかった。
に対して、ロール径によらず一定値であったため、ロー
ル径によらず、一定時間の許容時間しか与えられないた
め、シート補修時等出来限り長い時間ストール運転を続
けたい時においても、一定時間しか許容されなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ロール径によらず一定
のストール許容時間しか与えられない従来技術に対し、
巻戻しロール径が小さい場合には、出来る限り長いスト
ール運転が出来る様にしないと、シート補修時等のスト
ール運転時に作業時間が制約されてしまっていた。
のストール許容時間しか与えられない従来技術に対し、
巻戻しロール径が小さい場合には、出来る限り長いスト
ール運転が出来る様にしないと、シート補修時等のスト
ール運転時に作業時間が制約されてしまっていた。
【０００６】本発明は、上記問題点を解決することのた
めに為され、巻戻しロール径が小さい時に出来る限り長
時間のストール張力運転が可能となる巻取機制御装置を
提供することを目的とする。
めに為され、巻戻しロール径が小さい時に出来る限り長
時間のストール張力運転が可能となる巻取機制御装置を
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の巻取機制御装置
は、巻戻しロールの中心軸を駆動する直流電動機と、ア
ンワインダ径を検出するコイル径検出回路と、このコイ
ル径検出回路によって検出されたストール張力運転時に
おけるコイル径最大値に対する界磁電流基準を出力する
ストール時界磁電流基準発生回路と、このストール時界
磁電流基準発生回路からの界磁電流基準値によって直流
電動機の界磁電流を制御する界磁電流制御回路と、スト
ール張力を検出するストール張力検出器と、ストール張
力を設定するストール張力設定器と、このストール張力
設定器によって設定されたストール張力設定値によって
直流電動機の電機子電流基準値を定める電機子電流基準
発生回路と、ストール張力設定器から出力されたストー
ル張力設定値とストール張力検出器によって検出された
張力検出値とを比較して電機子電流基準発生回路から出
力された電機子電流基準値を補正する張力制御回路と、
この張力制御回路の出力に電機子電流基準発生回路の出
力を加算して直流電動機駆動装置に電機子電流指定値を
与える電流基準加算器と、この電流基準加算器の出力と
直流電動機の電機子電流を検出する電流検出器からの帰
還信号により電流制御を行なう電流制御回路と、この電
流制御回路の出力により直流電動機に可変電圧を与える
サイリスタ変換器の点弧位相を制御する位相制御回路
と、電流検出器により検出されるストール時の電機子電
流に対する整流子の許容時間を演算する許容時間特性回
路と、この許容時間特性回路からの指令によって位相制
御回路にゲート遮断指令を出力するゲート遮断回路と、
からなる巻取機制御装置において、直流電動機に最大界
磁電流基準を与える最大界磁電流発生回路と、この最大
界磁電流発生回路から出力された最大界磁電流基準およ
びストール張力設定器から出力されたストール設定値お
よびコイル径検出回路によって検出されたアンワインダ
径とから電機子電流基準値に相当する電機子電流基準代
替値を出力する基準演算回路と、この基準演算回路から
出力される電機子電流基準代替値または電機子電流基準
発生回路から出力される電機子電流基準値を切り替えて
出力する第１の制御信号切替器と、ストール時界磁電流
基準発生回路から出力される界磁電流基準と最大界磁電
流発生回路から出力される最大界磁電流基準とを切り替
えて出力する第２の制御信号切替器とを具備したことを
特徴とする。
は、巻戻しロールの中心軸を駆動する直流電動機と、ア
ンワインダ径を検出するコイル径検出回路と、このコイ
ル径検出回路によって検出されたストール張力運転時に
おけるコイル径最大値に対する界磁電流基準を出力する
ストール時界磁電流基準発生回路と、このストール時界
磁電流基準発生回路からの界磁電流基準値によって直流
電動機の界磁電流を制御する界磁電流制御回路と、スト
ール張力を検出するストール張力検出器と、ストール張
力を設定するストール張力設定器と、このストール張力
設定器によって設定されたストール張力設定値によって
直流電動機の電機子電流基準値を定める電機子電流基準
発生回路と、ストール張力設定器から出力されたストー
ル張力設定値とストール張力検出器によって検出された
張力検出値とを比較して電機子電流基準発生回路から出
力された電機子電流基準値を補正する張力制御回路と、
この張力制御回路の出力に電機子電流基準発生回路の出
力を加算して直流電動機駆動装置に電機子電流指定値を
与える電流基準加算器と、この電流基準加算器の出力と
直流電動機の電機子電流を検出する電流検出器からの帰
還信号により電流制御を行なう電流制御回路と、この電
流制御回路の出力により直流電動機に可変電圧を与える
サイリスタ変換器の点弧位相を制御する位相制御回路
と、電流検出器により検出されるストール時の電機子電
流に対する整流子の許容時間を演算する許容時間特性回
路と、この許容時間特性回路からの指令によって位相制
御回路にゲート遮断指令を出力するゲート遮断回路と、
からなる巻取機制御装置において、直流電動機に最大界
磁電流基準を与える最大界磁電流発生回路と、この最大
界磁電流発生回路から出力された最大界磁電流基準およ
びストール張力設定器から出力されたストール設定値お
よびコイル径検出回路によって検出されたアンワインダ
径とから電機子電流基準値に相当する電機子電流基準代
替値を出力する基準演算回路と、この基準演算回路から
出力される電機子電流基準代替値または電機子電流基準
発生回路から出力される電機子電流基準値を切り替えて
出力する第１の制御信号切替器と、ストール時界磁電流
基準発生回路から出力される界磁電流基準と最大界磁電
流発生回路から出力される最大界磁電流基準とを切り替
えて出力する第２の制御信号切替器とを具備したことを
特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明の巻取機制御装置においては、巻戻しロ
ールの中心軸を直流電動機で駆動し、アンワインダ径を
コイル径検出回路で検出し、コイル径検出回路によって
検出されたストール張力運転時におけるコイル径最大値
に対する界磁電流基準を出力し、ストール時界磁電流基
準発生回路からの界磁電流基準値によって直流電動機の
界磁電流を制御し、ストール張力をストール張力検出器
で検出し、ストール張力をストール張力設定器で設定
し、ストール張力設定器によって設定されたストール張
力設定値によって直流電動機の電機子電流基準値を定
め、ストール張力設定器から出力されたストール張力設
定値とストール張力検出器によって検出された張力検出
値とを比較して電機子電流基準発生回路から出力された
電機子電流基準値を補正し、張力制御回路の出力に電機
子電流基準発生回路の出力を加算して直流電動機駆動装
置に電機子電流指定値を与え、電流基準加算器の出力と
直流電動機の電機子電流を検出する電流検出器からの帰
還信号により電流制御を行ない、電流制御回路の出力に
より直流電動機に可変電圧を与えるサイリスタ変換器の
点弧位相を制御し、電流検出器により検出されるストー
ル時の電機子電流に対する整流子の許容時間を演算し、
許容時間特性回路からの指令によって位相制御回路にゲ
ート遮断指令を出力し、直流電動機に最大界磁電流基準
を与える最大界磁電流発生回路から出力された最大界磁
電流基準およびストール張力設定器から出力されたスト
ール設定値およびコイル径検出回路によって検出された
アンワインダ径とから電機子電流基準値に相当する電機
子電流基準代替値を出力し、基準演算回路から出力され
る電機子電流基準代替値または電機子電流基準発生回路
から出力される電機子電流基準値を切り替えて出力し、
ストール時界磁電流基準発生回路から出力される界磁電
流基準と最大界磁電流発生回路から出力される最大界磁
電流基準とを切り替えて出力する。
ールの中心軸を直流電動機で駆動し、アンワインダ径を
コイル径検出回路で検出し、コイル径検出回路によって
検出されたストール張力運転時におけるコイル径最大値
に対する界磁電流基準を出力し、ストール時界磁電流基
準発生回路からの界磁電流基準値によって直流電動機の
界磁電流を制御し、ストール張力をストール張力検出器
で検出し、ストール張力をストール張力設定器で設定
し、ストール張力設定器によって設定されたストール張
力設定値によって直流電動機の電機子電流基準値を定
め、ストール張力設定器から出力されたストール張力設
定値とストール張力検出器によって検出された張力検出
値とを比較して電機子電流基準発生回路から出力された
電機子電流基準値を補正し、張力制御回路の出力に電機
子電流基準発生回路の出力を加算して直流電動機駆動装
置に電機子電流指定値を与え、電流基準加算器の出力と
直流電動機の電機子電流を検出する電流検出器からの帰
還信号により電流制御を行ない、電流制御回路の出力に
より直流電動機に可変電圧を与えるサイリスタ変換器の
点弧位相を制御し、電流検出器により検出されるストー
ル時の電機子電流に対する整流子の許容時間を演算し、
許容時間特性回路からの指令によって位相制御回路にゲ
ート遮断指令を出力し、直流電動機に最大界磁電流基準
を与える最大界磁電流発生回路から出力された最大界磁
電流基準およびストール張力設定器から出力されたスト
ール設定値およびコイル径検出回路によって検出された
アンワインダ径とから電機子電流基準値に相当する電機
子電流基準代替値を出力し、基準演算回路から出力され
る電機子電流基準代替値または電機子電流基準発生回路
から出力される電機子電流基準値を切り替えて出力し、
ストール時界磁電流基準発生回路から出力される界磁電
流基準と最大界磁電流発生回路から出力される最大界磁
電流基準とを切り替えて出力する。
【０００９】
【実施例】次に本発明の一実施例を説明する。図１にお
いて、１１は巻戻しロール中心軸を駆動する直流電動
機、３はアンワイダ径を検出するコイル径検出回路、１
９はコイル径検出回路３によって検出されたストール張
力運転時におけるコイル径最大値に対する界磁電流基準
を出力するストール時界磁電流基準発生回路、１５はス
トール時界磁電流基準発生回路１９からの界磁電流基準
値によって直流電動機１１の界磁電流を制御する界磁電
流制御回路、５はストール張力を検出するストール張力
検出器、１はストール張力を設定するストール張力設定
器、２０はストール張力設定器１によって設定されたス
トール張力設定値によって直流電動機１１の電機子電流
基準値を定める電機子電流基準発生回路、６はストール
張力設定器１から出力されたストール張力設定値とスト
ール張力検出器５によって検出された張力検出値とを比
較して電機子電流基準発生回路２０から出力された電機
子電流基準値を補正する張力制御回路、６ａは張力制御
回路６の出力に電機子電流基準発生回路２０の出力を加
算して直流電動機駆動装置に電機子電流指定値を与える
電流基準加算器、７は電流基準加算器６ａの出力と直流
電動機１１の電機子電流を検出する電流検出器８からの
帰還信号により電流制御を行なう電流制御回路、１０は
電流制御回路７の出力により直流電動機１１に可変電圧
を与えるサイリスタ変換器９の点弧位相を制御する位相
制御回路、１３は電流検出器８により検出されるストー
ル時の電機子電流に対する整流子の許容時間を演算する
許容時間特性回路、１２は許容時間特性回路１３からの
指令によって位相制御回路１０にゲート遮断指令を出力
するゲート遮断回路、２は直流電動機１１に最大界磁電
流基準を与える最大界磁電流発生回路、４は最大界磁電
流発生回路２から出力された最大界磁電流基準およびス
トール張力設定器１から出力されたストール設定値およ
びコイル径検出回路３によって検出されたアンワインダ
径とから電機子電流基準値に相当する電機子電流基準代
替値を出力する基準演算回路、２２は基準演算回路４か
ら出力される電機子電流基準代替値または電機子電流基
準発生回路２０から出力される電機子電流基準値を切り
替えて出力する制御信号切替器、２１はストール時界磁
電流基準発生回路１９から出力される界磁電流基準と最
大界磁電流発生回路２から出力される最大界磁電流基準
とを切り替えて出力する制御信号切替器であり、巻戻し
ロールの中心軸を直流電動機１１で駆動する巻取機制御
装置において、ストール張力運転時に、コイル径最大値
に対する界磁電流基準を出力するストール時界磁電流基
準発生回路と、アンワインダの径を検出するコイル径検
出回路３と、ストール張力を設定するストール張力設定
器１と、ストール張力設定器１の出力とストール時界磁
電流基準発生回路の出力とコイル径検出回路の出力から
直流電動機１１の電機子電流基準を演算する電機子電流
基準発生回路２０と、ストール張力設定器１と張力を検
出する張力検出器５の出力を比較制御する張力制御器６
と、電機子電流基準発生回路２０の出力と張力制御器６
の出力を加算して、直流電動機駆動装置に電機子電流基
準を与える電流基準加算器６ａと、電流基準加算器６ａ
の出力と直流電動機１１の電流を検出する電流検出器８
の帰還信号により電流制御を行う電流制御回路７と、電
流制御回路７の出力により直流電動機１１に可変電圧を
与えるサイリスタ変換器９の点弧位相を制御する位相制
御回路１０と、直流電動機１１の電流検出器８により検
出されるストール時電流に対し、ストール時に電流があ
る固定の整流子のみに流れるため一ヶ所の熱膨張等によ
る変型により直流電動機１１に損傷を与えない為に予め
設定されたストール電流に対する許容時間を与え位相制
御回路１０の動作をしゃ断させる電機子電流対許容時間
特性回路とからなる巻取機制御装置である。
いて、１１は巻戻しロール中心軸を駆動する直流電動
機、３はアンワイダ径を検出するコイル径検出回路、１
９はコイル径検出回路３によって検出されたストール張
力運転時におけるコイル径最大値に対する界磁電流基準
を出力するストール時界磁電流基準発生回路、１５はス
トール時界磁電流基準発生回路１９からの界磁電流基準
値によって直流電動機１１の界磁電流を制御する界磁電
流制御回路、５はストール張力を検出するストール張力
検出器、１はストール張力を設定するストール張力設定
器、２０はストール張力設定器１によって設定されたス
トール張力設定値によって直流電動機１１の電機子電流
基準値を定める電機子電流基準発生回路、６はストール
張力設定器１から出力されたストール張力設定値とスト
ール張力検出器５によって検出された張力検出値とを比
較して電機子電流基準発生回路２０から出力された電機
子電流基準値を補正する張力制御回路、６ａは張力制御
回路６の出力に電機子電流基準発生回路２０の出力を加
算して直流電動機駆動装置に電機子電流指定値を与える
電流基準加算器、７は電流基準加算器６ａの出力と直流
電動機１１の電機子電流を検出する電流検出器８からの
帰還信号により電流制御を行なう電流制御回路、１０は
電流制御回路７の出力により直流電動機１１に可変電圧
を与えるサイリスタ変換器９の点弧位相を制御する位相
制御回路、１３は電流検出器８により検出されるストー
ル時の電機子電流に対する整流子の許容時間を演算する
許容時間特性回路、１２は許容時間特性回路１３からの
指令によって位相制御回路１０にゲート遮断指令を出力
するゲート遮断回路、２は直流電動機１１に最大界磁電
流基準を与える最大界磁電流発生回路、４は最大界磁電
流発生回路２から出力された最大界磁電流基準およびス
トール張力設定器１から出力されたストール設定値およ
びコイル径検出回路３によって検出されたアンワインダ
径とから電機子電流基準値に相当する電機子電流基準代
替値を出力する基準演算回路、２２は基準演算回路４か
ら出力される電機子電流基準代替値または電機子電流基
準発生回路２０から出力される電機子電流基準値を切り
替えて出力する制御信号切替器、２１はストール時界磁
電流基準発生回路１９から出力される界磁電流基準と最
大界磁電流発生回路２から出力される最大界磁電流基準
とを切り替えて出力する制御信号切替器であり、巻戻し
ロールの中心軸を直流電動機１１で駆動する巻取機制御
装置において、ストール張力運転時に、コイル径最大値
に対する界磁電流基準を出力するストール時界磁電流基
準発生回路と、アンワインダの径を検出するコイル径検
出回路３と、ストール張力を設定するストール張力設定
器１と、ストール張力設定器１の出力とストール時界磁
電流基準発生回路の出力とコイル径検出回路の出力から
直流電動機１１の電機子電流基準を演算する電機子電流
基準発生回路２０と、ストール張力設定器１と張力を検
出する張力検出器５の出力を比較制御する張力制御器６
と、電機子電流基準発生回路２０の出力と張力制御器６
の出力を加算して、直流電動機駆動装置に電機子電流基
準を与える電流基準加算器６ａと、電流基準加算器６ａ
の出力と直流電動機１１の電流を検出する電流検出器８
の帰還信号により電流制御を行う電流制御回路７と、電
流制御回路７の出力により直流電動機１１に可変電圧を
与えるサイリスタ変換器９の点弧位相を制御する位相制
御回路１０と、直流電動機１１の電流検出器８により検
出されるストール時電流に対し、ストール時に電流があ
る固定の整流子のみに流れるため一ヶ所の熱膨張等によ
る変型により直流電動機１１に損傷を与えない為に予め
設定されたストール電流に対する許容時間を与え位相制
御回路１０の動作をしゃ断させる電機子電流対許容時間
特性回路とからなる巻取機制御装置である。
【００１０】即ち、ストール運転時に界磁電流は常に最
大コイル径時の電流を流すことにより、電機子電流を小
さくする。これにより、予め設定されているストール時
の電機子電流許容時間保護特性により、長時間のストー
ル運転が可能となる。
大コイル径時の電流を流すことにより、電機子電流を小
さくする。これにより、予め設定されているストール時
の電機子電流許容時間保護特性により、長時間のストー
ル運転が可能となる。
【００１１】そして、ストール運転時には、スイッチの
切り換えを行いコイル径より関数（１）式で与えられる
値以上の界磁電流である最大界磁電流を流す。
切り換えを行いコイル径より関数（１）式で与えられる
値以上の界磁電流である最大界磁電流を流す。
【００１２】 Ｔ＝Ｒ・ＴST＝ｋΦO Ｉa …（３） ここに、ＴSTはストール張力、ｋは定数、ΦO は最大径
における界磁電流による磁束、Ｉa は界磁電流、Ｒはロ
ール半径である。
における界磁電流による磁束、Ｉa は界磁電流、Ｒはロ
ール半径である。
【００１３】 故に、Ｉa ＝Ｒ・ＴST／ｋΦO …（４） 従って、同一ストール張力に対して、界磁電流Ｉa は、
巻戻しロール半径Ｒが小さくなれば、小さく出来る。
巻戻しロール半径Ｒが小さくなれば、小さく出来る。
【００１４】これにより、小さなストール電流となる
為、ストール運転許容時間が長くなり、シート補修時等
のストール運転時間を長く出来る。
為、ストール運転許容時間が長くなり、シート補修時等
のストール運転時間を長く出来る。
【００１５】そして、ストール運転時に、ストール張力
基準を与えるストール張力設定器１により与えられた張
力基準に従い、最大界磁電流基準を与える基準発生器２
とコイル径検出回路３の各出力から、ストール運転時の
電機子電流基準を発生する基準演算回路４により、電機
子電流基準を与える。一方、張力設定器１の張力基準に
対し、実張力を検出する張力検出器５を比較演算して張
力制御を行う張力制御回路６の出力を電機子電流基準に
補正信号を加算し、駆動装置の電流制御回路７に電機子
電流基準信号を与える。電機子電流制御回路７は、直流
電動機電流を検出する電流検出器８の帰還信号と電機子
電流基準信号を比較演算制御し、交流電力を直流電力に
変換するサイリスタ装置９に点弧信号を出力する位相制
御回路１０へ位相基準を出力する。サイリスタ装置９
は、巻戻しロールの中心軸を駆動する直流電動機１１に
直流電力を供給する。電流電動機１１はストール運転時
に一部の整流子のみに電流が連続して流れると、整流子
が熱膨張し回転に悪影響を与えるので、予め設定された
電機子電流に対し許容拘束時間により位相制御回路の動
作を停止させるゲートしゃ断回路１２に保護信号を出力
する電機子電流対許容時間特性回路１３により保護され
る。
基準を与えるストール張力設定器１により与えられた張
力基準に従い、最大界磁電流基準を与える基準発生器２
とコイル径検出回路３の各出力から、ストール運転時の
電機子電流基準を発生する基準演算回路４により、電機
子電流基準を与える。一方、張力設定器１の張力基準に
対し、実張力を検出する張力検出器５を比較演算して張
力制御を行う張力制御回路６の出力を電機子電流基準に
補正信号を加算し、駆動装置の電流制御回路７に電機子
電流基準信号を与える。電機子電流制御回路７は、直流
電動機電流を検出する電流検出器８の帰還信号と電機子
電流基準信号を比較演算制御し、交流電力を直流電力に
変換するサイリスタ装置９に点弧信号を出力する位相制
御回路１０へ位相基準を出力する。サイリスタ装置９
は、巻戻しロールの中心軸を駆動する直流電動機１１に
直流電力を供給する。電流電動機１１はストール運転時
に一部の整流子のみに電流が連続して流れると、整流子
が熱膨張し回転に悪影響を与えるので、予め設定された
電機子電流に対し許容拘束時間により位相制御回路の動
作を停止させるゲートしゃ断回路１２に保護信号を出力
する電機子電流対許容時間特性回路１３により保護され
る。
【００１６】一方、最大界磁電流基準発生回路２の出力
の界磁電流基準に従い、界磁電流を検出する検出器１４
の帰還信号を比較演算して、位相出力する界磁電流制御
回路１５の出力に従い、交流電流から直流電力を得るサ
イリスタ装置１６に点弧パルス信号を出力する位相制御
装置１７により、直流電動機の界磁１８の電流を制御す
る。
の界磁電流基準に従い、界磁電流を検出する検出器１４
の帰還信号を比較演算して、位相出力する界磁電流制御
回路１５の出力に従い、交流電流から直流電力を得るサ
イリスタ装置１６に点弧パルス信号を出力する位相制御
装置１７により、直流電動機の界磁１８の電流を制御す
る。
【００１７】従って、巻戻しロール径が、小さい場合の
電機子電流は従来技術の（２）式に対し、（４）式で示
される値に減じられ、電機子電流対許容時間特性回路１
３で保護される時間は延長される。
電機子電流は従来技術の（２）式に対し、（４）式で示
される値に減じられ、電機子電流対許容時間特性回路１
３で保護される時間は延長される。
【００１８】従来技術においては、コイル径演算回路３
の出力に対し、予め設定された界磁電流を発生する回路
１９により、界磁電流基準を与え、電機子電流基準は、
ストール張力設定器１の設定値に従い電機子電流基準値
発生回路２０により与えられる。ストール運転時以外の
通常運転時には、制御信号切換器２１により、電機子電
流基準発生回路２０、界磁電流基準発生回路１９によ
り、各々電流基準、界磁電流基準を与えて運転される。
の出力に対し、予め設定された界磁電流を発生する回路
１９により、界磁電流基準を与え、電機子電流基準は、
ストール張力設定器１の設定値に従い電機子電流基準値
発生回路２０により与えられる。ストール運転時以外の
通常運転時には、制御信号切換器２１により、電機子電
流基準発生回路２０、界磁電流基準発生回路１９によ
り、各々電流基準、界磁電流基準を与えて運転される。
【００１９】
【発明の効果】本発明により、巻戻しロール径が最大径
よりも小さいストール運転時に、許容ストール運転時間
を長くとることが可能である。
よりも小さいストール運転時に、許容ストール運転時間
を長くとることが可能である。
【図１】本発明の一実施例を示す巻取機制御装置の構成
図である。
図である。
２…基準発生器 ４…基準演算回路 ６…張力制御回路 ７…電流制御回路 ９…サイリスタ装置 ２１…制御信号切換器 ２２…制御信号切換器
Claims (1)
- 【請求項１】 巻戻しロールの中心軸を駆動する直流電
動機と、アンワインダ径を検出するコイル径検出回路
と、このコイル径検出回路によって検出されたストール
張力運転時におけるコイル径最大値に対する界磁電流基
準を出力するストール時界磁電流基準発生回路と、この
ストール時界磁電流基準発生回路からの界磁電流基準値
によって前記直流電動機の界磁電流を制御する界磁電流
制御回路と、ストール張力を検出するストール張力検出
器と、前記ストール張力を設定するストール張力設定器
と、このストール張力設定器によって設定されたストー
ル張力設定値によって前記直流電動機の電機子電流基準
値を定める電機子電流基準発生回路と、前記ストール張
力設定器から出力された前記ストール張力設定値と前記
ストール張力検出器によって検出された張力検出値とを
比較して前記電機子電流基準発生回路から出力された電
機子電流基準値を補正する張力制御回路と、この張力制
御回路の出力に前記電機子電流基準発生回路の出力を加
算して前記直流電動機駆動装置に電機子電流指定値を与
える電流基準加算器と、この電流基準加算器の出力と前
記直流電動機の電機子電流を検出する電流検出器からの
帰還信号により電流制御を行なう電流制御回路と、この
電流制御回路の出力により前記直流電動機に可変電圧を
与えるサイリスタ変換器の点弧位相を制御する位相制御
回路と、前記電流検出器により検出されるストール時の
電機子電流に対する整流子の許容時間を演算する許容時
間特性回路と、この許容時間特性回路からの指令によっ
て前記位相制御回路にゲート遮断指令を出力するゲート
遮断回路と、からなる巻取機制御装置において、前記直
流電動機に最大界磁電流基準を与える最大界磁電流発生
回路と、この最大界磁電流発生回路から出力された前記
最大界磁電流基準および前記ストール張力設定器から出
力された前記ストール設定値および前記コイル径検出回
路によって検出された前記アンワインダ径とから前記電
機子電流基準値に相当する電機子電流基準代替値を出力
する基準演算回路と、この基準演算回路から出力される
前記電機子電流基準代替値または前記電機子電流基準発
生回路から出力される電機子電流基準値を切り替えて出
力する第１の制御信号切替器と、前記ストール時界磁電
流基準発生回路から出力される前記界磁電流基準と前記
最大界磁電流発生回路から出力される前記最大界磁電流
基準とを切り替えて出力する第２の制御信号切替器とを
具備してなる巻取機制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5078445A JPH06292388A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 巻取機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5078445A JPH06292388A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 巻取機制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06292388A true JPH06292388A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13662247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5078445A Pending JPH06292388A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 巻取機制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06292388A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7085299B2 (en) | 2003-03-19 | 2006-08-01 | Bookham Technology Plc | High power semiconductor laser with a large optical superlattice waveguide |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP5078445A patent/JPH06292388A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7085299B2 (en) | 2003-03-19 | 2006-08-01 | Bookham Technology Plc | High power semiconductor laser with a large optical superlattice waveguide |
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