JPH06288461A - 変速機の歯打音防止構造 - Google Patents

変速機の歯打音防止構造

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JPH06288461A
JPH06288461A JP5074702A JP7470293A JPH06288461A JP H06288461 A JPH06288461 A JP H06288461A JP 5074702 A JP5074702 A JP 5074702A JP 7470293 A JP7470293 A JP 7470293A JP H06288461 A JPH06288461 A JP H06288461A
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JP
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transmission
friction
gear
output gear
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JP5074702A
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English (en)
Inventor
Tadao Shimokawa
忠男 下川
Hiroyuki Nakajima
宏幸 中島
Katsufumi Oda
勝文 小田
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フリクションダンパを設けて歯打音の発生を
防止するようにした変速機に対して、フリクションダン
パの摩耗を防止ないしは低減することができる有効な手
段を提供する。 【構成】 アイドル時においては、別体ジャーナル21
がばね部材24によって内向きに強く付勢されてストッ
パ22に押し付けられ、このときフリクションダンパ2
5から出力ギヤ5にフリクショントルクが加えられ、出
力ギヤ5からの歯打音の発生が防止される。他方、高速
時等においては出力ギヤ5の回転数が高くなり、別体ジ
ャーナル21が遠心力によってばね部材24の付勢力に
抗してフリクションダンパ25から離間する方向に変位
し、このときフリクションダンパ25のリップ部が別体
ジャーナル21から離れる。したがって、フリクション
ダンパ25のリップ部に摩耗が発生せず、その耐久性が
大幅に高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期装置を備えたマニ
ュアル式変速機の歯打音防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マニュアル式変速機(マニュア
ルトランスミッション)には、変速動作を円滑に行わせ
るために、変速機出力軸(メインシャフト)と一体回転す
るクラッチハブの回転数と、変速機出力軸に遊嵌され入
力ギヤ(カウンタシャフトに固定されたギヤ)と噛み合う
出力ギヤの回転数とを変速に際して同期させる同期装置
が設けられる(例えば、特公昭58−54290号公報
参照)。
【0003】しかしながら、かかる同期装置を備えた変
速機では、エンジン運転中は常時出力ギヤが入力ギヤと
噛み合って回転しているので、アイドル時等、出力ギヤ
にほとんど負荷がかからずかつエンジンのトルク変動が
大きくなる状況下においては、入力ギヤと出力ギヤとの
間に相対的な回転位相変動が生じ、これによって入力ギ
ヤと出力ギヤとがぶつかり合い、噛み合い部から歯打音
が発生するといった問題がある。
【0004】そこで、出力ギヤに摩擦力を加えるフリク
ションダンパ(抵抗体)を設け、該摩擦力(フリクション
トルク)によって出力ギヤと入力ギヤとの間に相対的な
位相変動が生じないようにして歯打音の発生を防止する
ようにした変速機が提案されている。具体的には、例え
ば一端がクラッチハブに固定され、他端が出力ギヤの内
周面に当接するフッ素ゴム等からなるフリクションダン
パを設け、クラッチハブと出力ギヤとの間に相対的な回
転数差が生じたときにフリクションダンパと出力ギヤと
の間に摩擦力(フリクショントルク)が生じるようにした
ものが提案されている。なお、かかる歯打音は、主とし
てアイドル時において1速用あるいは2速用の出力ギヤ
から発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
フリクションダンパを備えた従来の変速機においては、
フリクションダンパが常時出力ギヤと当接するので、フ
リクションダンパのリップ部(出力ギヤとの当接部)に摩
耗が発生するといった問題がある。例えば、1速用の出
力ギヤに対してフリクションダンパを設けた場合、変速
機が2速又はこれより高速側の変速段となっているとき
には、クラッチハブの回転数が1速用の出力ギヤの回転
数よりも高くなるので、高速走行時にはフリクションダ
ンパと出力ギヤとの間の相対回転数差が非常に大きくな
り、フリクションダンパのリップ部の摩耗が激しくな
る。
【0006】また、停車中におけるレーシング時(空吹
かし時)には、出力ギヤの回転数がクラッチハブの回転
数よりも大幅に高くなるので、フリクションダンパのリ
ップ部の摩耗が激しくなる。このため、従来のフリクシ
ョンダンパではその耐久性が低く、早期に摩耗が進行し
て十分なフリクショントルクが得られなくなり、出力ギ
ヤからの歯打音の発生を有効に防止することができなく
なるといった問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、フリクションダンパを設け
て歯打音の発生を防止するようにした変速機に対して、
フリクションダンパの摩耗を防止ないしは低減すること
ができる有効な手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、変速機出力軸と一体回転する同期側
部材の回転数と、変速機出力軸に遊嵌された被同期側部
材の回転数とを変速に際して同期させる同期装置が設け
られた歯車式の変速機の歯打音防止構造であって、同期
側部材と被同期側部材との間に摩擦力を生じさせて被同
期側部材からの歯打音の発生を防止する摩擦部材と、被
同期側部材の回転数の上昇に伴って上記摩擦力を減少さ
せる摩擦力低減手段とが設けられていることを特徴とす
る変速機の歯打音防止構造を提供する。
【0009】第2の発明は、第1の発明にかかる変速機
の歯打音防止構造において、被同期側部材本体とは別体
形成され摩擦部材と摩擦係合することができる被同期側
ジャーナル部材が設けられ、該被同期側ジャーナル部材
が分割形成されて径方向外向きでありかつ摩擦部材から
離間する方向に変位可能とされ、かつ、被同期側ジャー
ナル部材を摩擦部材側に付勢する付勢手段が設けられて
いることを特徴とする変速機の歯打音防止構造を提供す
る。
【0010】第3の発明は、第1の発明にかかる変速機
の歯打音防止構造において、摩擦部材が被同期側部材に
固定される一方同期側部材側と摩擦係合するように形成
されていて、被同期側部材の回転数の上昇に伴い径方向
外向きでありかつ同期側部材側から離間する方向に広が
り摩擦部材を同期側部材側から離間する方向に付勢して
摩擦部材と同期側部材側との間の摩擦力を減少させるス
プリングが設けられていることを特徴とする変速機の歯
打音防止構造を提供する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。 <第1実施例>図8に示すように、歯車式変速機T(マ
ニュアルトランスミッション)の同期装置1において
は、変速機出力軸2(メインシャフト)の2速用ジャーナ
ル部3に、ニードルベアリング4を介して2速用出力ギ
ヤ5が遊嵌されている。なお、2速用出力ギヤ5には、
ギヤ部5aと、コーン部5bと、スプライン部6とが設け
られている。さらに、同期装置1においては、変速機出
力軸2の1速用ジャーナル部7に、ニードルベアリング
8を介して1速用出力ギヤ9が遊嵌され、この1速用出
力ギヤ9には、ギヤ部9aと、スプライン部10とが設
けられている。
【0012】2速用ジャーナル部3と1速用ジャーナル
部7との間において変速機出力軸2に形成されたクラッ
チハブ連結部11にはクラッチハブ12がスプライン嵌
合されている。そして、クラッチハブ12の外周に設け
られたハブスプライン部13にはキー溝(図示せず)が設
けられ、このキー溝にシンクロナイザキー14が嵌合さ
れている。さらに、ハブスプライン部13にはハブスリ
ーブ15がスプライン嵌合されている。
【0013】ここで、変速機Tが2速で定常運転されて
いるときには、2速用出力ギヤ5のトルクがスプライン
部6から、ハブスリーブ15とクラッチハブ12とを介
して変速機出力軸2に伝達されるようになっている。ま
た、1速で定常運転されているときには、1速用出力ギ
ヤ9のトルクがスプライン部10から、ハブスリーブ1
5とクラッチハブ12とを介して変速機出力軸2に伝達
されるようになっている。
【0014】そして、変速機Tをニュートラル状態から
2速にシフトしたときには、シフトフォーク(図示せず)
によって、ハブスリーブ15とシンクロナイザキー14
とが2速用出力ギヤ5側に向かって移動させられ、シン
クロナイザキー14によってシンクロナイザリング16
が2速用出力ギヤ5側に移動させられ、シンクロナイザ
リング16の内周面がコーン部5bの外周面に接触し、
シンクロナイザリング16とコーン部5bとが摩擦係合
する。その結果、ハブスリーブ15(出力軸2)と2速用
出力ギヤ5とが同期回転するようになり、この後、ハブ
スリーブ15が2速用出力ギヤ5側にさらに移動し、シ
ンクロナイザリング16の外周に嵌合し、さらに2速用
出力ギヤ5のスプライン部6と嵌合し、変速機Tが2速
にシフトされる。なお、ニュートラル状態から1速へシ
フトする場合は、シンクロナイザリング17とスプライ
ン10とを利用するほかは、上記の2速へシフトする場
合と同様であるのでその説明を省略する。
【0015】ところで、変速機Tには、2速用出力ギヤ
5及び1速用出力ギヤ9から歯打音が発生するのを防止
するために歯打音防止構造が設けられている。以下、図
1〜図3を参照しつつ、2速用出力ギヤ5の歯打音防止
構造を説明する。なお、説明を省略するが1速用出力ギ
ヤ9に対しても同様に歯打音防止構造が設けられている
のはもちろんである。
【0016】図1〜図3に示すように、出力ギヤ5のク
ラッチハブ12側の端部付近には、出力ギヤ5とは別体
に形成された別体ジャーナル21が設けられている。こ
こで、別体ジャーナル21は第1ピース21aと第2ピ
ース21bとに2分割されている。そして、第1,第2ピ
ース21a,21bは夫々、変速機出力軸2の径方向外向
きに若干変位できるようになっているが、径方向内向き
の変位は出力ギヤ5に一体形成されたストッパ22によ
って規制され、第1,第2ピース21a,21bは出力ギヤ
5の内周面Lより内側には変位できない構造とされてい
る。ここで、第1,第2ピース21a,21bは夫々、出力
ギヤ5に形成された凹部23と第1,第2ピース21a,
21bの外周面との間に介設された複数のばね部材24
によって常時径方向内向きに付勢されている。なお、図
1中で、18は3速用出力ギヤであり、19は潤滑油通
路である。
【0017】さらに、出力ギヤ5とクラッチハブ12と
の間には、一端がクラッチハブ12に固定され、他端
(リップ部)が別体ジャーナル21(第1,第2ピース21
a,21b)の内周面に当接するフリクションダンパ25
(抵抗体)が設けられている。ここで、フリクションダン
パ25は、例えばフッ素ゴム等の摩擦材料からなり、出
力ギヤ5とクラッチハブ12との間に相対的な回転数差
があるときには、出力ギヤ5に対して適度な摩擦力(フ
リクショントルク)を加えるようになっている。なお、
クラッチハブ12と、出力ギヤ5と、別体ジャーナル2
1と、ばね部材24と、フリクションダンパ25とは、
夫々、特許請求の範囲に記載された「同期側部材」と、
「被同期側部材」と、「被同期側ジャーナル部材」と、「付
勢部材」と、「摩擦部材」とに相当する。
【0018】かかる歯打音防止構造において、アイドル
時(600〜850r.p.m.)等においては、図2にその状
態が示されているように、第1,第2ピース21a,21b
は夫々ばね部材24によって内向きに強く付勢され、ス
トッパ22に押し付けられている。このとき、フリクシ
ョンダンパ25のリップ部が別体ジャーナル21(第1,
第2ピース21a,21b)の内周面に当接し、クラッチハ
ブ12と出力ギヤ5との間に相対的な回転数差があると
きには、フリクションダンパ25から出力ギヤ5に適度
な摩擦力(フリクショントルク)が加えられ、出力ギヤ5
と、これと噛み合っている入力ギヤ(図示せず)との噛み
合い部での歯打音の発生が有効に防止される。
【0019】他方、非アイドル時ないしはエンジン高回
転時においては(例えば、1000r.p.m.以上)、図3に
その状態が示されているように、出力ギヤ5の回転数が
比較的高くなり、第1,第2ピース21a,21bが、遠心
力によって、ばね部材24の付勢力に抗して径方向外向
きすなわちフリクションダンパ25から離間する方向に
変位し、このときフリクションダンパ25のリップ部が
別体ジャーナル21の内周面から離れる。なお、出力ギ
ヤ5の回転数が比較的低いときにはリップ部は別体ジャ
ーナル21からは離れず、単に摩擦力が減少するのにと
どまる。したがって、フリクションダンパ25のリップ
部に摩耗が発生せず、その耐久性が大幅に高められる。
【0020】<第2実施例>以下、図4〜図7を参照し
つつ第2実施例を説明するが、第2実施例における変速
機の基本部分は、図8に示す第1実施例と共通であるの
で、第1実施例と共通する部分には同一番号を付してそ
の説明を省略し、以下では説明の重複を避けるため第1
実施例と異なる点についてのみ説明する。
【0021】図4及び図5に示すように、第2実施例で
は、フリクションダンパ31の一端は出力ギヤ5の端面
に固定され、他端すなわちリップ部32の先端はジャー
ナル部3(変速機出力軸2)の周面に当接している。そし
て、リップ部先端付近においてフリクションダンパ31
(リップ部32)には、一部が欠切された略環状の割形ス
プリング33が取り付けられている。ここで、割形スプ
リング33は、基本的にはその収縮力でフリクションダ
ンパ31のリップ部32をジャーナル部3の周面に押し
付けるようになっている。しかしながら、フリクション
ダンパ31(出力ギヤ5)が回転すると、回転速度に応じ
て遠心力が作用して割形スプリング33は変速機出力軸
2の径方向外向きすなわち図5中のX1〜X3方向に広が
るようになっている。ここで、フリクションダンパ31
と割形スプリング33とは、夫々特許請求の範囲に記載
された「摩擦部材」と「スプリング」とに相当する。なお、
参考のため、図7に従来のフリクションダンパ取付構造
を示す。図7から明らかなとおり、従来のものではフリ
クションダンパ31'はジャーナル3に固定される一
方、出力ギヤ5の内周面と摩擦係合するようになってい
る。
【0022】かかる第2実施例の歯打音防止構造におい
て、アイドル時(600〜850r.p.m.)等においては、
図6(a)にその状態が示されているように、出力ギヤ5
の回転数が低く、したがって割形スプリング33に作用
する遠心力が弱いので、割形スプリング33はその収縮
力によってリップ部32をジャーナル部3(変速機出力
軸2)に押し付ける。このとき、リップ部32とジャー
ナル部3との間に生じる摩擦力(フリクショントルク)に
よって、出力ギヤ5と、これと噛み合っている入力ギヤ
(図示せず)との噛み合い部での歯打音の発生が有効に防
止される。
【0023】他方、非アイドル時ないしはエンジン高回
転時においては(例えば、1000r.p.m.以上)、図6
(b)にその状態が示されているように、出力ギヤ5の回
転数が高くなり、割形スプリング33に作用する遠心力
が収縮力に打ち勝って、割形スプリング33を径方向外向
きに広がらせ、このときリップ部32がジャーナル部3
の周面から離れる。なお、出力ギヤ5の回転数が比較的
低いときにはリップ部32はジャーナル部3からは離れ
ず、単に摩擦力が減少するのにとどまる。したがって、
フリクションダンパ31のリップ部32に摩耗が発生せ
ず、その耐久性が大幅に高められる。
【0024】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、アイドル時
等においては、摩擦部材によって被同期側部材に摩擦力
(フリクショントルク)が加えられるので、被同期側部材
からの歯打音の発生が防止される。他方、被同期側部材
から歯打音が発生しない高速時あるいはレーシング時等
においては、摩擦力低減手段によって摩擦部材と被同期
側部材との間の摩擦力が低減されるので、摩擦部材の摩
耗が防止される。
【0025】第2の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、アイドル時
等においては摩擦部材から被同期側ジャーナル部材に摩
擦力(フリクショントルク)が加えられるので、被同期側
部材からの歯打音の発生が一層有効に防止される。他
方、高速時等においては遠心力によって被同期側ジャー
ナル部材が摩擦部材から離れる方向に変位するので、摩
擦部材と被同期側ジャーナル部材との間の摩擦力が低減
され摩擦部材の摩耗が一層有効に防止される。
【0026】第3の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、アイドル時
等においては、スプリングによって摩擦部材が同期側部
材側に押し付けられるので、摩擦部材と同期側部材側と
の摩擦接触によって被同期側部材にフリクショントルク
が加えられ、被同期側部材からの歯打音の発生が一層有
効に防止される。他方、高速時等においては、遠心力に
よってスプリングが径方向に広がり、これに伴って摩擦
部材が同期側部材側から離れる方向に変位するので、摩
擦部材と同期側部材側との間の摩擦力が低減され、摩擦
部材の摩耗が一層有効に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例にかかる変速機の2速用出力ギヤ
まわりの側面断面説明図である。
【図2】 図1に示す変速機のアイドル時における2速
用出力ギヤまわりの正面立面説明図である。
【図3】 高速時における図2と同様の図である。
【図4】 第2実施例にかかる変速機のフリクションダ
ンパまわりの側面断面説明図である。
【図5】 図4に示す変速機のフリクションダンパまわ
りの正面立面説明図である。
【図6】 (a)はアイドル時における図4と同様の図で
あり、(b)は高速時における図4と同様の図である。
【図7】 従来の変速機のフリクションダンパ取付構造
を示す図である。
【図8】 本発明にかかる変速機の1・2速用クラッチ
ハブまわりの側面断面説明図である。
【符号の説明】
T…変速機 1…同期装置 2…変速機出力軸 5…2速用出力ギヤ 12…クラッチハブ 21…別体ジャーナル 24…ばね部材 25…フリクションダンパ 31…フリクションダンパ 33…割形スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機出力軸と一体回転する同期側部材
    の回転数と、変速機出力軸に遊嵌された被同期側部材の
    回転数とを変速に際して同期させる同期装置が設けられ
    た歯車式の変速機の歯打音防止構造であって、 同期側部材と被同期側部材との間に摩擦力を生じさせて
    被同期側部材からの歯打音の発生を防止する摩擦部材
    と、被同期側部材の回転数の上昇に伴って上記摩擦力を
    減少させる摩擦力低減手段とが設けられていることを特
    徴とする変速機の歯打音防止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された変速機の歯打音防
    止構造において、 被同期側部材本体とは別体形成され摩擦部材と摩擦係合
    することができる被同期側ジャーナル部材が設けられ、
    該被同期側ジャーナル部材が分割形成されて径方向外向
    きでありかつ摩擦部材から離間する方向に変位可能とさ
    れ、 かつ、被同期側ジャーナル部材を摩擦部材側に付勢する
    付勢手段が設けられていることを特徴とする変速機の歯
    打音防止構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された変速機の歯打音防
    止構造において、 摩擦部材が被同期側部材に固定される一方同期側部材側
    と摩擦係合するように形成されていて、 被同期側部材の回転数の上昇に伴い径方向外向きであり
    かつ同期側部材側から離間する方向に広がり摩擦部材を
    同期側部材側から離間する方向に付勢して摩擦部材と同
    期側部材側との間の摩擦力を減少させるスプリングが設
    けられていることを特徴とする変速機の歯打音防止構
    造。
JP5074702A 1993-03-31 1993-03-31 変速機の歯打音防止構造 Pending JPH06288461A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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