JPH06286739A - 箱体の開梱方法及びその装置 - Google Patents

箱体の開梱方法及びその装置

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JPH06286739A
JPH06286739A JP18651892A JP18651892A JPH06286739A JP H06286739 A JPH06286739 A JP H06286739A JP 18651892 A JP18651892 A JP 18651892A JP 18651892 A JP18651892 A JP 18651892A JP H06286739 A JPH06286739 A JP H06286739A
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JP
Japan
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box
flap
outer flap
plate
flaps
Prior art date
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Pending
Application number
JP18651892A
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English (en)
Inventor
Isao Hamazaki
功 浜崎
Kazumi Hanazawa
和巳 花沢
Masahiro Odaka
正寛 小高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱体を自動で開梱する。 【構成】 開梱される箱体の内フラップに外フラップが
糊付けされている。該箱体の一対の外フラップの隙間か
ら板状体25を外フラップに沿って挿入した後、外フラ
ップに沿って内フラップ方向に移動させる。これによ
り、外フラップが内フラップから剥離し、箱体が開梱さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箱体の側面に形成され
たフラップ封止部分を開けるための箱体の開梱方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】缶ビール等の内容物を収容するための箱
体として、長手側両側面の高さのほぼ中央位置に両端部
まで伸びるミシン目を設け、その両側面の中心にミシン
目の幅を大きくして指を挿入出来るように縦方向にスリ
ットが設けたものがある。この開封作業は人手によるも
ので、スリット部に指を挿入して、これにより、ミシン
目が少し切れて開封されて、帯状の一部を把持し、ミシ
ン目に沿って切り開くことにより箱体を上下に分割し、
内容物を箱体より取り出すものである。
【0003】この箱体の短手側両側面は、前記両側面よ
り伸びた内フラップを内側壁とし、上面及び下面より伸
びた外フラップ及び外フラップを外側壁として、外フラ
ップ及び外フラップの両端部で内フラップに接着した構
造となっている。
【0004】従来、特に箱体の形式にこだわらず、箱体
を機械的に開封してその中の内容物を取り出す装置とし
て、特開昭53−39492号に記載されているものが
ある。この箱体開梱装置においては箱体の種類を特定し
ないことから、一側面の近傍を回転する丸型のナイフで
切断するとともに、この側面の反対側の側面に小さい穴
を開け、その穴からプッシャーを挿入し、内容物を押し
出すようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の開梱
装置においては、箱体を切断するためのナイフおよび箱
体端面に穴を開けるための穴開け用のナイフが必要であ
り、したがって、これら両ナイフの作動機構等が必要と
なり、全体として構造が大掛かりとなる。また、処理す
べき箱体は切断されるので、その切断された部分の箱体
切断片の処理も煩雑であり、この切断された箱体切断片
が装置の回りを汚すという欠点もあった。
【0006】本発明は箱体型の短手側両側面が外フラッ
プと外フラップの間に隙間があるようにフラップを接着
していることに注目して、箱体を切断することなく、こ
のフラップの接着面を剥がすことにより、箱体を開放す
る事が出来る箱体開梱方法及び箱体開梱装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、内フラップと外フラップとが糊付けされた
箱体を開梱する箱体の開梱方法において、一対の外フラ
ップの隙間から板状体を上記外フラップに沿って挿入し
た後、上記板状体を上記外フラップに沿って上記内フラ
ップ方向に移動することにより、上記外フラップを上記
内フラップから剥離して上記箱体を開梱することとし
た。
【0008】なお、上記一対の外フラップの隙間は、一
方の外フラップを押圧することによって形成することが
できる。また、一方の外フラップを吸引することによっ
ても形成することができる。
【0009】また、上記課題を解決するため、本発明
は、内フラップと外フラップとが糊付けされた箱体を開
梱する箱体の開梱装置において、上記箱体を保持する保
持装置と、上記外フラップを上記内フラップから剥離す
る板状体と、該板状体を上記内フラップと上記外フラッ
プとの間を通過させるように移動する移動装置とを備え
ることとした。
【0010】この場合、上記板状体は、略三角形状のへ
らとすることもできる。
【0011】
【作用】一対の外フラップの隙間から板状体を外フラッ
プに沿って挿入した後、板状体を外フラップに沿って内
フラップ方向に移動することによって、外フラップを内
フラップから剥離して箱体を開梱することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。実施例1 この箱体の開梱方法及び装置は同時に2個の箱体を処理
するものであるが、フラップ剥離装置および排出装置に
ついては1個の箱体を処理するものとして説明する(除
く図面)。
【0013】図1及び図2において、箱体開梱装置M
は、複数の箱体を送るための水平搬送コンベア1と、こ
の水平搬送コンベア1に隣接して設けられ、箱体を斜め
上方に搬送するための傾斜搬送コンベア2を有してい
る。この傾斜搬送コンベア2の下流側には剥離コンベア
20が配置され、この剥離コンベア20上の上流部に箱
体の長手方向側面に形成されたフラップを剥離するため
のフラップ剥離装置3が設けられている。また、この剥
離コンベア20の下流側には、排出コンベア54が配置
され、この排出コンベア54上の上流部に上記フラップ
剥離装置3で剥離されたフラップをより大きく剥離する
ための剥離補助装置4が、下流部にはこの剥離補助装置
4によって大きく剥離された箱体の排出装置5が配置さ
れている。この排出装置5によって箱体内に収納された
内容物が横方向に排出される。上記傾斜搬送コンベア2
は箱体10を間隔をあけて上記フラップ剥離装置3内に
送り込んでいる。
【0014】上記箱体は、図3に示すように側面の長辺
から直角方向に折れ曲った外フラップf1 ,f2 を有
し、これらフラップf1 ,f2 の内面は側面の短辺から
直角に横方向内側に折れ曲った内フラップf3 ,f3
外面に接着剤によって接着されている。そして、この箱
体10内には例えば内容物としての缶ビールCが収納さ
れている。
【0015】次に、上記フラップ剥離装置3の詳細につ
いて説明する。上記フラップ剥離装置3は、直列に配置
された外フラップ剥離装置21,22を有している。
【0016】上記外フラップ剥離装置21は、第3図に
示す外フラップf2 を内フラップf 3 ,f3 から剥離す
るためのものであり、上記外フラップ剥離装置22は図
3の外フラップf1 を内フラップf3 ,f3 から剥離す
るためのものである。
【0017】上記外フラップ剥離装置21は、フレーム
23を有し、このフレーム23のコンベア20の一側面
側にはシリンダ24が垂直方向に取付けられ、このシリ
ンダ24にはリンク26,26を介して1対の板状体2
5,25が連結されている。上記リンク26,26と板
状体25,25とは枢着点P,Pにおいて横フレーム2
9に枢着され、これらリンク26,26および板状体2
5,25の接合端部は所定角度を有するように固定さ
れ、上記シリンダ24の伸長によって上記板状体25,
25の先端は図3に示す外フラップf1 と内容物の間に
形成される隙間S内に挿入されるとともに上記板状体2
5,25は箱体10の進行方向前後向きに移動して内フ
ラップf3 ,f3 と、外フラップf2 の両端接着部分の
接合を解く。このとき、上記外フラップf2 はそれに対
向して設けられた吸着カップ34aによって外フラップ
の中央部が外側に湾曲され、これによって上記内容物と
外フラップf2 間に板状体25,25が挿入される間隙
Sが形成される。上記両吸着カップ34aは支持部材1
00aの内側に取付けられ、この支持部材100aはシ
リンダ33aによって箱体10の側面に対して離接可能
とされている。
【0018】一方、箱体に対して、吸着カップ34aが
設けられた反対側には押圧板30が設けられ、押圧板3
0の中心部分にはシリンダ31の先端が連結され、この
シリンダ31の両側にはガイド部材32,32が設けら
れ、このガイド部材32,32によって案内され押圧板
30の箱体の側面に対する離接運動がなされる。上記押
圧板30は、2つの並列した箱体の側面を図6に示す位
置決め板51に当接させるように押圧するためのもので
あり、この位置決め板51に上記箱体10を反対側から
押圧板30によって押圧することによって箱体10の進
行直角方向の位置付けがなされる。
【0019】一方、上記フレーム23の高さ方向ほぼ中
央部分には、互いに千鳥状に水平フレーム40a,40
bが設けられ、この水平フレーム40a,40bには上
記箱体を保持する保持装置が設けられている。すなわ
ち、水平フレーム40a,40bには、シリンダ35
a,35bが取付けられ、このシリンダ35a,35b
の先端にはストッパ36a,36bがそれぞれ取付けら
れている。上記ストッパ36aはストッパ36bの下流
側に設けられ、剥離コンベア20を停止することなく搬
送された箱体10の先端をまず下流側のストッパ36a
によって停止し、ついで上流側のストッパ36bが動作
してこれら両ストッパ36a,36b間に2つの箱体1
0,10を挟持する。これら2つのストッパ36a,3
6b、上記押圧板30および押圧板30に対向して設け
られた位置決め板51によって2つの箱体10,10が
確実に位置決めされ、これによって上記板状体25,2
5が内容物と外フラップf2 の間に形成された間隙S内
に確実に挿入されることとなる。
【0020】上記外フラップ剥離装置21に直列に配設
された外フラップ剥離装置22は、上記外フラップ剥離
装置21とほぼ同一の構造を有している。したがって、
詳細な説明は省略するが、この外フラップ剥離装置22
においては図3の外フラップf1 を剥離するために板状
体25,25は下方から上方に伸び2つの箱体10,1
0の下流端および上流端を位置決めするためのストッパ
36a,36bはフレーム23の上端に取付けられたシ
リンダ35a,35bによって動作する。また、外フラ
ップf1 を吸着するための吸着カップ34bの取付位置
は上記外フラップ剥離装置21の吸着カップ34aの取
付位置よりも上方に設けられ、吸着カップ34bは支持
部材100bによって支持されている。上記外フラップ
剥離装置21,22においては各構成部材がその取付位
置関係が異なっている部分が存在するが、それら各構成
部材の作用は全く同一である。
【0021】次に、この実施例の箱体開梱装置の動作に
ついて説明する。上記水平搬送コンベア1の端部からは
複数の箱体10が次々に供給され、この水平搬送コンベ
ア1で搬送された箱体10はついで傾斜した傾斜搬送コ
ンベア2によってその高さ位置をやや上昇させ、この傾
斜搬送コンベア2からは間隔をおいて箱体10がフラッ
プ剥離装置3の剥離コンベア20上に送り込まれる。送
り込まれた箱体10は先ず外フラップ剥離装置21内に
供給される。このとき上記保持装置である下流側のスト
ッパ36aが下方に向い、このストッパ36aによって
下流側の箱体10の先側面が停止され、ついで上流側の
ストッパ36bが下方に向って箱体10の搬送方向にお
ける位置決めが行なわれる。ついで上記押圧シリンダ3
1が作動してその押圧板30が2つの箱体10,10の
横側面に当接してその反対側の側面を位置決め板51に
当接させ2つの箱体10,10の進行直角方向の位置決
めが行なわれる。ついで、吸着シリンダ33aが動作し
てその吸着カップ34aが箱体10の外フラップf2
中央部を外方に湾曲させ外フラップf2 と内容物間に空
隙Sを形成する。この状態でシリンダ24を動作させる
ことによって上記間隙S内に板状体25,25を挿入せ
しめるとともに、この板状体25,25を箱体10の搬
送前後方向に沿って移動せしめ、外フラップf2の両側
とこの両側に接着された内フラップf3 ,f3 とを剥離
せしめる。このように、搬送方向に沿って配置された2
つの隣接する箱体10,10が同時に処理され、このよ
うにして外フラップf2 が内フラップf3 ,f3 から剥
離されると上記ストッパ36a,36bが作動し下流側
の箱体10の先側面を開放する。次いで、上記押圧シリ
ンダ31を縮めることによって押圧板30を箱体10の
横側面から離す。したがって、2つの箱体はフリーとな
り常時稼動している剥離コンベア20によって外フラッ
プ剥離装置22内に供給される。この外フラップ剥離装
置22内においては、先ずストッパ36a,36bによ
って箱体の停止および搬送方向の位置決めがなされると
ともに上記押圧シリンダ31および押圧板30の作用と
位置決め板51によって進行直角方向の位置決めが行な
われ、ついで吸着カップ34bが動作して外フラップf
1 の中央部を外方に湾曲させこれによって形成された外
フラップf1 と内容物との間の空隙S内に上記板状体2
5,25を挿入してそれを移動させ、内フラップf3
3 から外フラップf1 を剥離せしめる。
【0022】このようにして外フラップと外フラップが
剥離された後、必要に応じて、2つの箱体10,10は
上記剥離補助装置4内に送込まれる。この後、箱体10
は次の排出装置5内に供給され、箱体内に収納されてい
る内容物Cが箱体の外に取り出される。
【0023】実施例2 第7図に示されるように、箱体の開梱装置Nは、複数の
箱体10を送るための水平搬送コンベア77を有してい
る。
【0024】この水平搬送コンベア77の上流部から下
流部に向って、箱体10の長手方向両側面のフラップの
うち外フラップf1 ,f1 を剥離させるための外フラッ
プ剥離装置78、外フラップf2 ,f2 を剥離させるた
めの外フラップ剥離装置79、上記上外フラップ剥離装
置78,79で剥離された上下のフラップf1 ,f1
2 ,f2 をより大きく剥離させ拡開させるためのフラ
ップ折曲板80,80、箱体10から内容物Cである多
数の缶を押し出すための排出装置103が配置されてい
る。
【0025】上記水平搬送コンベア77は、間欠駆動さ
れるようになっており、箱体10・・・を一定間隔で一
方向に走行させるようになっている。また、その搬送路
に沿った両側に箱体10を案内するためのガイド棒を備
えている(図示せず)。
【0026】なお、箱体10及びその内容物Cは、実施
例1におけると同様であるからその説明は省略する。上
記外フラップ剥離装置78は、外フラップ f1 ,f1
を内フラップf3 ,f3 ,f3 ,f3 から剥離するため
のものである。
【0027】この外フラップ剥離装置78は、上記水平
搬送コンベア77上の箱体10を保持する保持装置とし
て、該コンベア77の流れ方向に沿って対向配置された
一対のストッパ81,81を備えている。両ストッパ8
1,81は、該外フラップ剥離装置78のフレームに夫
々水平軸83,83を介して枢支され、実施例1におけ
ると同様にシリンダにより上下方向に回動するようにな
っている。
【0028】また、該外フラップ剥離装置78は、上記
ストッパ81,81により挟持された箱体10の両側の
外フラップf1 ,f1 の基部の近傍に突き刺すための突
刺体82,82を備えている。両突刺体82,82は、
水平搬送コンベア77の両側に相対向するように配置さ
れている。
【0029】突刺体82,82は、該外フラップ剥離装
置78のフレームに垂直に取り付けられたシリンダ8
4,84のロッド85,85の下端のブロック86,8
6に下向きに保持されている。また、該突刺体82,8
2は、第16図に示すように、ブロック86,86に対
して外フラップf1 ,f1 の付根の折曲線に平行に枢支
され、外フラップf1 ,f1 が閉じる方向に引張りコイ
ルスプリング87,87により付勢されると共に突起8
8がブロック86,86に当衝することにより位置規制
されたレバー89に固着されている。このレバー89は
降下時において箱体10近傍のフレーム部分に固定され
たドッグ90に当接して回動するようになっている。
【0030】なお、突刺体82,82は、箱体10中の
内容物Cの列の数に応じて配置され、突き刺し時に内容
物Cを傷付けないように列間の隙間に入り込むようにな
っている。また、内容物Cが奇数列のときは、図12の
ように2本の突刺体82a,82aを平行に設けるよう
にしてもよい。
【0031】更に、該外フラップ剥離装置78は、図7
に示されるように、上記ストッパ81,81により挟持
された箱体10の両側の外フラップf1 ,f1 を内フラ
ップf3 ,f3 から剥すための板状体91・・・を備え
ている。板状体91・・・は、図7に示されるようにへ
ら状であり、上記コンベア77の両側に一対ずつ相対向
して設置されている。また、これらの板状体91・・・
は、実施例1におけると同様な機構により枢軸93・・
・を支点にして移動するようになっており、図7に示す
ように、実線位置から鎖線位置へと移動して外フラップ
1 ,f1 と内容物Cの間に形成された隙間S内に侵入
し、外フラップf1 ,f1 と内フラップf3 ,f3 ,f
3 ,f3 との両端接着部分の接合を解く。
【0032】上記外フラップ剥離装置78に直列に配設
された外フラップ剥離装置79は、上記外フラップ剥離
装置78とほぼ同一の構造を有している。従って、詳細
な説明は省略するが、この外フラップ剥離装置79にお
いては突刺体92,92は下方から上方に向かって移動
するようになっており、また外フラップf2 ,f2 を剥
離するための板状体94,94が枢軸95・・を支点に
して上方から下方に移動するようになっている。また、
ストッパ104,104も同様にして設けられている。
【0033】上記上外フラップ剥離装置78,79にお
いては各構成部材がその取付位置関係が異なっている部
分が存在するが、それら各構成部材の作用は全く同一で
ある。
【0034】フラップ折曲板80,80は、コンベア7
7の両側に配置されている。これらは横倒状の二等辺三
角形をなし、箱体10の外フラップf1 ,f1 を上方に
折曲げるための上傾斜面と、外フラップf2 を下側に折
曲げるための下傾斜面とを有している。これにより、箱
体10が移動すると、箱体10の両側の外フラップ
1 ,f1 と外フラップf2 ,f2 が上下に折曲げられ
ることになる。そして、箱体10はその状態で排出装置
103に至ることとなる。
【0035】排出装置103は、図7に示されるよう
に、上記水平搬送コンベア77の搬送方向と直交する方
向に伸びるフレーム96を有している。このフレーム9
6には、上記上外フラップ剥離装置78,79における
と同様にストッパ115,115が設けられている。上
記搬送方向と直角な方向に沿ってロッドレスシリンダ9
7が固定され、そのシリンダ97の可動部にはその移動
に伴って箱体10をその一方の開口から他方の開口へと
貫通しうるプッシャ99が固定されている。
【0036】また、上記水平搬送コンベア77を挟んで
プッシャ99と反対側には内容物Cを受ける水平板10
1及びこれに続く搬出コンベア102が設置されてい
る。箱体10中の内容物Cは、上記プッシャ99の往動
により箱体10の外に押し出され、上記水平板101及
び搬出コンベア102の上に移動することとなる。
【0037】次に、この実施例の箱体開梱装置Nの動作
について説明する。水平搬送コンベア77の端部からは
複数の箱体10・・・が次々に供給され、この水平搬送
コンベア77はそれらの箱体10・・・を一定間隔で間
欠的に搬送する。
【0038】水平搬送コンベア77上の各箱体10・・
・が外フラップ剥離装置78に至ると、そのストッパ8
1,81が下方向へ回動し、当該箱体10を保持してそ
の位置決めを行う。
【0039】次いで、シリンダ84,84が作動して突
刺体82,82を降下させる。該突刺体82,82は図
8、図10及び図11(a)のように外フラップf1
1の基部近傍に突き刺さり、その後レバー89がドッ
グ90に当って回動するに伴い箱体10の外方向に押圧
して外フラップf1 ,f1 を外方向に傾斜させる。
【0040】このため、外フラップf1 ,f1 は少しく
押し開かれ、隙間S,Sを生ずる。隙間Sが形成される
と、板状体91・・・が移動してその中に入り込み外フ
ラップf1 ,f1 をその両側に接着された内フラップf
3 ,f3 ,f3 ,f3 から剥離せしめる。
【0041】この剥離処理が終ると、ストッパ81,8
1等は元の位置に復帰し、該箱体10を解放する。解放
したところで水平搬送コンベア77が間欠駆動し、該箱
体10を次の外フラップ剥離装置79に搬送する。
【0042】この外フラップ剥離装置79内において
も、まずストッパ104,104等が箱体10の位置決
めを行い、次いで突刺体92,92が外フラップf2
2 の基部近傍に突き刺さり、外方向に傾斜し、外フラ
ップf2 ,f2 の箇所に空隙を形成させる。
【0043】そして、板状体94・・・が下方向に移動
して内フラップf3 ,f3 から外フラップf2 ,f2
剥離せしめる。このようにして外フラップf1 ,f1
外フラップf2 ,f2 が剥離されると、再び水平搬送コ
ンベア77が駆動して該箱体10を排出装置103に送
込む。この送り込みの際、フラップ折曲板80,80が
上下のフラップf1 ,f1 ,f 2 ,f2 を夫々上下に拡
開せしめる。
【0044】該箱体10が排出装置103内に供給され
ると、先ずストッパ115,115が下方向に回動して
箱体10の位置決めを行う。位置決め後、押え部材11
7が突出して外フラップf2 をフレーム96に押し付け
る。次いで、ロッドレスシリンダ97が作動して、プッ
シャ99が箱体10の方に動き内容物Cを搬出コンベア
102上に押し出す。
【0045】内容物Cは、搬出コンベア102によって
所定の箇所に送り出され、他方空になった箱体10は図
7のように機外に排出される。なお、この実施例2にお
いて、水平搬送コンベア77の無端体に箱体10を一定
間隔で保持するための突起を設け、上記ストッパ81,
81,104,104,115,115及びそれらの駆
動部を省略することもできる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、箱体のフラップを簡易に開口して内容物を取出す
ことができる。従って、箱体を部分的に切断する必要が
なくなり、装置の周囲が箱体の切断片によって汚れると
いうことがなくなる。
【0047】また、板状体を外フラップに沿って内フラ
ップ方向に移動させるようにしているので、箱体内に収
納している物品を傷付けることなく、外フラップを内フ
ラップから剥離させて箱体を開梱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る箱体開梱装置の一実施例の平面図
である。
【図2】上記箱体開梱装置の側面図である。
【図3】上記箱体の外フラップを吸着した状態の斜視図
である。
【図4】フラップ剥離装置の平面図である。
【図5】図1中V方向から見た側面図である。
【図6】図1中VI−VI線断面図である。
【図7】本発明に係るラップラウンド箱体開梱装置の他
の実施例の斜視図である。
【図8】外フラップに隙間Sを形成するための外フラッ
プ剥離装置の要部の側面図である。
【図9】上記外フラップ剥離装置の背面図である。
【図10】突刺体を箱体に突き刺す操作を説明するため
の斜視図である。
【図11】図10中XI−XI線断面図であり、同図
(a)は突き刺し時、同図(b)は外フラップ押圧時を
夫々示す図である。
【図12】2本の突刺体を並設した場合の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…水平搬送コンベア 2…傾斜搬送コンベア 3…フラップ剥離装置 4…剥離補助装置 5…排出装置 10…箱体 21…外フラップ剥離装置 22…外フラップ剥離装置 25…板状体 78…外フラップ剥離装置 79…外フラップ剥離装置 82…突刺体 C…内容物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内フラップと外フラップとが糊付けされ
    た箱体を開梱する箱体の開梱方法において、一対の外フ
    ラップの隙間から板状体を上記外フラップに沿って挿入
    した後、上記板状体を上記外フラップに沿って上記内フ
    ラップ方向に移動することにより、上記外フラップを上
    記内フラップから剥離して上記箱体を開梱することを特
    徴とする箱体の開梱方法。
  2. 【請求項2】 一対の外フラップの隙間が、一方の外フ
    ラップを押圧することによって形成される、請求項1記
    載の箱体の開梱方法。
  3. 【請求項3】 一対の外フラップの隙間が、一方の外フ
    ラップを吸引することによって形成される、請求項1記
    載の箱体の開梱方法。
  4. 【請求項4】 内フラップと外フラップとが糊付けされ
    た箱体を開梱する箱体の開梱装置において、上記箱体を
    保持する保持装置と、上記外フラップを上記内フラップ
    から剥離する板状体と、該板状体を上記内フラップと上
    記外フラップとの間を通過させるように移動する移動装
    置とを備えることを特徴とする箱体の開梱装置。
  5. 【請求項5】 板状体が、略三角形状のへらである、請
    求項4記載の箱体の開梱装置。
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