JPH06285911A - 樹脂成形金型及びウエルドライン補強方法 - Google Patents

樹脂成形金型及びウエルドライン補強方法

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JPH06285911A
JPH06285911A JP13294593A JP13294593A JPH06285911A JP H06285911 A JPH06285911 A JP H06285911A JP 13294593 A JP13294593 A JP 13294593A JP 13294593 A JP13294593 A JP 13294593A JP H06285911 A JPH06285911 A JP H06285911A
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gate
resin
injected
molten resin
space
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Hiromitsu Yoshida
博光 吉田
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な強度が得られ、コスト的にも有利でか
つ工程がさ程複雑でないウエルドライン補強方法とその
実施のための金型を提供する。 【構成】 1つ又は2つのゲート12、14から注入さ
れ、キャビティ16内で合流する2つの樹脂流18、2
0の一方の圧力を低下させる小空間22、36をキャビ
ティ16に連通するように、かつウエルドライン24B
の形成される位置より一方のゲート12に近い位置に設
けておく。フルショット後小空間の入口の弁22B、3
4を人為的に開くか、又は樹脂圧に応答して自動的に開
く構成としておき、又、各ゲートの開閉操作を行うこと
により、樹脂流の一方の樹脂圧を低下させ、他方を相対
的に上昇させ、よって深い凹凸形状のエウルドラインを
形成し、その強度と外観の改善が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂を金型に射出し
て成形するに際し、金型内部の樹脂充填空間内において
注入された樹脂の2つ以上の流れが出会い、ウエルドラ
インを形成する場合に、このウエルドラインの強度を高
めるための樹脂成形金型及びウエルドライン補強方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形を行う金型には穴のあいた物体
やエアコンのルーバー等のように成形品の形状により、
金型内部の樹脂充填空間(キャビティ)において樹脂流
が分流せざるを得ないものがある。かかる分流した2つ
以上の流れが合流し、合流部分が互いに十分に融合しな
いまま固化し、ウエルドライン(ウエルド部ともいう)
を形成する。この合流部分にできるウエルドラインで
は、その強度が他の部分に比べて低下することが問題と
なる。特にガラス繊維(GF)や炭素繊維(CF)によ
って強化した樹脂やポリマーアロイでは、合流部におい
て繊維の配向方向がウエルドラインに沿ったものとなり
やすくなる等の原因によって成形品のウエルドラインの
引張強度、曲げ強度、耐衝撃強度が低下しやすい。
【0003】この問題を解決する方法としては、成形時
の諸条件である樹脂温度、射出圧力、金型温度を高くす
ると共に、射出速度を速いものとすることが行われ、更
に金型の設計においてゲート寸法を大きくし、成形品の
肉厚を厚くし、ガス抜きを十分にとるようにしている。
更に最近ではプラスチック工業技術研究会発行の「イン
タープラス90視察と精密射出金型・成形技術調査団報
告書」の第4頁以下に記載されているMLFM(マルチ
ライブフィードモールディング)又は剪断配向制御射出
成形による複合材料成形における繊維の管理として知ら
れているピストンを2つ用いる方法やプラスチック成形
加工学会発行の「成形加工’92」の第217頁以下に
示されるツインスクリュ射出成形方法が開発されてい
る。
【0004】又、特開昭63−221023号公報及び
特開平2−202414号公報に示されるように、一方
の溶融樹脂の先端の一部が合流部において他方の溶融樹
脂の先端に入り込むための凹部を形成する手法がある。
更に、特開平4−310715号公報及び「プラスチッ
クエージ」1993年3月号pp175〜179の「ウ
エルド対策 射出成形技術の開発」に示されるように、
キャビティへ流入した樹脂流に圧力差を設けるための樹
脂留めを用いる手法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て成形時の諸条件を調整したり、金型の設計条件を変え
る方法では最適条件を見つけるまでに試行錯誤を繰り返
す必要があり、又、必ずしも十分な強度が得られないこ
ともある。更にピストンを2つ用いるMLFMやツイン
スクリュ射出成形方法は成形機が大型化かつ複雑化し、
コストの上昇を伴うという問題がある。更に上記特開昭
63−221023号公報記載のウエルドライン補強方
法では一方の流れの先端に凹部を形成するために屈曲板
やピンをキャビティ内に予め配する必要があり、工程が
複雑となり実用的でないという問題があった。又、上記
特開平2−202414号公報記載の方法では単にゲー
トの開閉のタイミングを調整するものであり、十分に深
い凹凸形状とすることはできなかった。このため必ずし
も十分な強度を得ることができなかった。更に、上記特
開平4−310715号公報や、「プラスチックエー
ジ」1993年3月号に記載の手法では、2つのゲート
から流入した樹脂流の一方が樹脂溜めへ流入するので、
圧力差は生じるものの、その差は必ずしも十分でなく、
十分に深い凹凸形状のウエルドラインを形成することは
できず、強度的にも十分でなかった。
【0006】従って本発明は、十分な強度を得ると共
に、コスト的にも有利でかつ工程がさ程複雑でなく実用
的なウエルドライン補強の方法とそのための金型を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明ではキャビティに連通する小空間を設け、その入
口に弁を設けておき、2つのゲートからキャビティ内に
溶融樹脂が注入された後、この小空間のある方のゲート
を閉じてから弁を開いてその近傍の樹脂の圧力を低下さ
せ、よってウエルドラインに凹部が形成されるようにし
ている。この弁を開くためには手動操作又はシーケンシ
ャル制御を行うことができる。更に樹脂圧を検出して、
所定値を超えたら弁が自動的に開くようにしてもよい。
【0008】すなわち本発明によれば、合成樹脂成形品
を成形するための樹脂充填空間を画定する金型本体部
と、前記樹脂充填空間の第1の所定位置から溶融樹脂を
注入するための第1ゲートと、前記樹脂充填空間の前記
第1の所定位置から離れた第2の所定位置から樹脂を注
入するための第2ゲートとを有する樹脂成形金型におい
て、前記第1ゲートと前記第2ゲートから溶融樹脂を同
時に注入したときに、前記樹脂充填空間内において前記
2つのゲートからそれぞれ注入された溶融樹脂の2つの
流れが出会い、ウエルドラインを形成すると予想される
第3の所定位置より前記第1の所定位置に近い点に前記
樹脂充填空間内に前記第1ゲートより注入された溶融樹
脂を退避させるための小空間と、前記小空間の前記樹脂
充填空間側の入口を通常は閉じておき、前記第1及び第
2ゲートから溶融樹脂が注入された後に前記第1ゲート
が閉じられた後、前記入口を開いて溶融樹脂を前記小空
間内に導き退避させるための弁手段とを有することを特
徴とする樹脂成形金型が提供される。
【0009】又、本発明によれば、合成樹脂成形品を成
形するための樹脂充填空間を画定する金型本体部と、前
記樹脂充填空間の第1の所定位置から溶融樹脂を注入す
るための第1ゲートと、前記樹脂充填空間の前記第1の
所定位置から離れた第2の所定位置から樹脂を注入する
ための第2ゲートとを有する樹脂成形金型において、前
記第1ゲートと前記第2ゲートから溶融樹脂を同時に注
入したときに、前記樹脂充填空間内において前記2つの
ゲートからそれぞれ注入された溶融樹脂の2つの流れが
出会い、ウエルドラインを形成すると予想される第3の
所定位置より前記第1の所定位置に近い点における注入
溶融樹脂の圧力が所定値を超えたことを検出する圧力検
出手段と、前記第3の所定位置より前記第1の所定位置
に近い点に前記樹脂充填空間内に前記第1ゲートより注
入された溶融樹脂を退避させるための小空間と、前記小
空間の前記樹脂充填空間側の入口を通常は閉じておき、
前記圧力検出手段に応答して前記圧力が前記所定値を超
えたときに、前記入口を開いて溶融樹脂の一部を前記小
空間内に導き退避させるための弁手段とを有することを
特徴とする樹脂成形金型が提供される。
【0010】又、本発明によれば、合成樹脂成形品を成
形するための樹脂充填空間を画定する金型本体部と、前
記樹脂充填空間の第1の所定位置から溶融樹脂を注入す
るための第1ゲートと、前記樹脂充填空間の前記第1の
所定位置から離れた第2の所定位置から樹脂を注入する
ための第2ゲートとを有する樹脂成形金型において、前
記第1ゲートから溶融樹脂を注入したときに、前記樹脂
充填空間内において前記第1ゲートから注入された溶融
樹脂が分流し、2つ以上の流れが出会い、ウエルドライ
ンを形成すると予想される第3の所定位置をはさんで前
記第2ゲートと対向する位置に設けられ、前記樹脂充填
空間内に前記第1ゲートより注入された溶融樹脂を退避
させるための小空間と、前記小空間の前記樹脂充填空間
側の入口を通常は閉じておき、前記第1ゲートから溶融
樹脂が注入された後に前記第1ゲートが閉じられた後、
前記第2ゲートを開き、前記入口を開いて溶融樹脂を前
記小空間内に導き退避させるための弁手段とを有するこ
とを特徴とする樹脂成形金型が提供される。
【0011】又、本発明によれば、合成樹脂成形品を成
形するための樹脂充填空間を画定する金型本体部と、前
記樹脂充填空間の第1の所定位置から溶融樹脂を注入す
るための第1ゲートと、前記樹脂充填空間の前記第1の
所定位置から離れた第2の所定位置から樹脂を注入する
ための第2ゲートとを有する樹脂成形金型において、前
記第1ゲートから溶融樹脂を注入したときに、前記樹脂
充填空間内において前記第1ゲートから注入された溶融
樹脂が分流し、2つ以上の流れが出会い、ウエルドライ
ンを形成すると予想される第3の所定位置より前記第1
の所定位置に近い点における注入溶融樹脂の圧力が所定
値を超えたことを検出する圧力検出手段と、前記第3の
所定位置をはさんで前記第2ゲートと対向する位置に設
けられ、前記樹脂充填空間内に前記第1ゲートより注入
された溶融樹脂を退避させるための小空間と、前記小空
間の前記樹脂充填空間側の入口を通常は閉じておき、前
記圧力検出手段に応答して前記圧力が前記所定値を超え
たときに、前記入口を開いて溶融樹脂の一部を前記小空
間内に導き退避させるための弁手段とを有することを特
徴とする樹脂成形金型が提供される。
【0012】又、本発明によれば、合成樹脂成形品を成
形するための樹脂充填空間内にあって第1ゲートから注
入された溶融樹脂の第1先端の一部が第2ゲートから注
入された溶融樹脂の第2先端に入り込むための凹部を前
記第2先端に形成するウエルドライン補強方法におい
て、前記樹脂充填空間に連通し、前記ウエルドラインが
形成されると予想される所定位置より前記第1ゲートに
近い点に前記第1ゲートより注入された溶融樹脂を退避
させるための弁付き小空間を設けておき、前記第1及び
第2ゲートを開いて、前記各ゲートから前記樹脂充填空
間内に溶融樹脂を同時に射出し、所定時間経過後、前記
第1ゲートを閉じ、前記小空間の前記弁を開いて前記第
1ゲートから注入された溶融樹脂の一部を前記小空間内
に導いて退避させることを特徴とするウエルドライン補
強方法が提供される。
【0013】又、本発明によれば、合成樹脂成形品を成
形するための樹脂充填空間内の第1の所定位置にある第
1ゲートから注入された溶融樹脂の第1先端の一部が前
記樹脂空間の第2の所定位置の第2ゲートから注入され
た溶融樹脂の第2先端に入り込むための凹部を前記第2
先端に形成するウエルドライン補強方法において、前記
第1及び第2ゲートを開いて、前記各ゲートから前記樹
脂充填空間内に溶融樹脂を同時に射出し、前記樹脂空間
内において前記2つのゲートからそれぞれ注入された溶
融樹脂の2つの流れが出会い、ウエルドラインを形成す
ると予想される第3の所定位置より前記第1の所定位置
に近い点における注入溶融樹脂の圧力が所定値を超えた
か否かを検出し、前記第1及び第2ゲートを開いて同時
射出した後の所定時間経過後に、または、前記圧力が前
記所定値を超えたとき、前記第1ゲートのみを閉じ、前
記第3の所定位置より前記第1の所定位置に近い点に前
記第1ゲートより注入された溶融樹脂を退避させるため
の小空間を設けておき、前記小空間の前記樹脂充填空間
側の入口に設けた弁手段を、通常は閉じておき、前記圧
力の検出によって前記圧力が前記所定値を超えたとき
に、前記弁手段を開いて溶融樹脂の一部を前記小空間内
に導き退避させることを特徴とするウエルドライン補強
方法が提供される。
【0014】又、本発明によれば、成形すべき前記合成
樹脂成形品が貫通孔を有するものであり、前記第1ゲー
ト及び前記第2ゲートから注入される前記溶融樹脂が前
記貫通孔の周囲にそれぞれ分流し、少なくとも2つの所
定位置にて合流してウエルドラインを形成するよう前記
第1ゲート及び前記第2ゲートの位置が選定されている
請求項7又は8記載のウエルドライン補強方法が提供さ
れる。
【0015】又、本発明によれば、貫通孔を有する合成
樹脂成形品を成形するための樹脂充填空間内にあって第
1ゲートから注入された溶融樹脂が前記貫通孔の周囲に
分流し、それらが合流して一方の先端の一部が他方の先
端に入り込むための凹部を前記一方の先端に形成するウ
エルドライン補強方法において、前記樹脂充填空間に連
通し、前記ウエルドラインが形成されると予想される所
定位置より前記第1ゲートに近い点に前記第1ゲートよ
り注入された溶融樹脂を退避させるための弁付き小空間
を設けておき、前記第1ゲートを開いて、前記第1ゲー
トから前記樹脂充填空間内に溶融樹脂を射出し、所定時
間経過後、前記第1ゲートを閉じ、前記ウエルドライン
が形成されると予想される所定位置をはさんで、前記第
1ゲートと対向する位置にある第2ゲートを開いて溶融
樹脂を前記樹脂充填空間内に更に射出すると共に前記小
空間の前記弁を開いて前記第1ゲートから注入された溶
融樹脂の一部を前記小空間内に導いて退避させることを
特徴とするウエルドライン補強方法が提供される。
【0016】又、本発明によれば、貫通孔を有する合成
樹脂成形品を成形するための樹脂充填空間内の第1の所
定位置にある第1ゲートから注入された溶融樹脂が前記
貫通孔の周囲に分流し、それらが合流して一方の先端の
一部が他方の先端に入り込むための凹部を前記一方の先
端に形成するウエルドライン補強方法において、前記第
1ゲートを開いて、前記第1ゲートから前記樹脂充填空
間内に溶融樹脂を射出し、前記樹脂空間内において前記
第1ゲートから注入された溶融樹脂の2つ以上の分流が
出会い、ウエルドラインを形成すると予想される第2の
所定位置より前記第1の所定位置に近い点における注入
溶融樹脂の圧力が所定値を超えたか否かを検出し、前記
第1ゲートを開いて同時射出した後の所定時間経過後
に、または、前記圧力が前記所定値を超えたとき、前記
第1ゲートを閉じ、前記第2の所定位置をはさんで、前
記第1ゲートと対向する位置にある第2ゲートを開いて
溶融樹脂を前記充填空間内に更に射出し、前記第3の所
定位置より前記第1の所定位置に近い点に前記第1ゲー
トより注入された溶融樹脂を退避させるための小空間を
設けておき、前記小空間の前記樹脂充填空間側の入口に
設けた弁手段を、通常は閉じておき、前記圧力の検出に
よって前記圧力が前記所定値を超えたときに、前記弁手
段を開いて溶融樹脂の一部を前記小空間内に導き退避さ
せることを特徴とするウエルドライン補強方法が提供さ
れる。
【0017】又、本発明によれば、肉厚部と肉薄部を有
する合成樹脂成形品を成形するための樹脂充填空間内に
あって前記肉厚部側に設けられた第1ゲートから注入さ
れた溶融樹脂の分流の1つの先端の一部が他の分流の先
端に入り込むための凹部を前記分流の一方の先端に形成
するウエルドライン補強方法において、前記樹脂充填空
間の前記肉薄部に連通し、前記ウエルドラインが形成さ
れると予想される所定位置をはさんで前記第1ゲートに
対向する位置に前記第1ゲートより注入された溶融樹脂
を退避させるための弁付き小空間を設けておき、前記第
1ゲートを開いて、前記第1ゲートから前記樹脂充填空
間内に溶融樹脂を射出し、所定時間経過後、前記第1ゲ
ートを閉じ、前記ウエルドラインが形成されると予想さ
れる所定位置をはさんで前記小空間の入口と対向する位
置で、かつ前記肉厚部側に設けられた第2ゲート及び第
3ゲートを開いて前記第2、第3ゲートから前記樹脂充
填空間内に溶融樹脂を射出すると共に、前記小空間の前
記弁を開いて前記第1ゲートから注入された溶融樹脂の
一部を前記小空間内に導いて退避させることを特徴とす
るウエルドライン補強方法が提供される。
【0018】又、本発明によれば、肉厚部と肉薄部を有
する合成樹脂成形品を成形するための樹脂充填空間内で
あって前記肉厚部の第1の所定位置にある第1ゲートか
ら注入された溶融樹脂分流の1つの先端の一部が他の分
流の先端に入り込むための凹部を前記分流の一方の先端
に形成するウエルドライン補強方法において、前記第1
ゲートを開いて、前記第1ゲートから前記樹脂充填空間
内に溶融樹脂を射出し、前記樹脂空間内の前記薄肉部に
おける注入溶融樹脂の圧力が所定値を超えたか否かを検
出し、前記第1ゲートを開いて射出した後の所定時間経
過後に、または、前記圧力が前記所定値を超えたとき、
前記第1ゲートを閉じ、前記ウエルドラインの形成され
ると予想される位置をはさんで前記小空間の入口と対向
する位置で、かつ前記肉厚部に設けられた第2ゲート及
び第3ゲートを開いて前記第2、第3ゲートから前記樹
脂充填空間内に溶融樹脂を射出し、前記第3の所定位置
より前記第1の所定位置に近い点に前記第1ゲートより
注入された溶融樹脂を退避させるための小空間を設けて
おき、前記小空間の前記樹脂充填空間側の入口に設けた
弁手段を、通常は閉じておき、前記圧力の検出によって
前記圧力が前記所定値を超えたときに、前記弁手段を開
いて溶融樹脂の一部を前記小空間内に導き退避させるこ
とを特徴とするウエルドライン補強方法が提供される。
【0019】
【作用】本発明は上記構成なので、ゲートの開閉を操作
し、更に弁が開くことによりその近傍の樹脂が小空間に
導かれて退避することによりウエルドラインのできる部
分において反対側の流れの圧力が相対的に高くなって、
流れの先端中央部が流入し、凹凸形のウエルドラインが
深く形成される。従ってこの部分の強度が高まるのであ
る。
【0020】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の金型の第1実施例を示す模式
的正面断面図であり、図2はその模式的平面断面図、図
3は同金型内にてウエルドラインに凹凸部が形成される
様子を示す模式的正面断面図である。図1〜図3におい
て樹脂成形金型はその全体が10で示され、内部には樹
脂充填空間(キャビティ)16がある。樹脂充填空間1
6の両端部近傍には溶融樹脂18、20を注入するため
の第1及び第2ゲート12、14が設けられている。
又、樹脂充填空間16の第1ゲート12近傍には樹脂充
填空間16に連通した小空間としての樹脂溜め22が設
けられている。この樹脂溜め22は後述するように第1
ゲート12から注入された溶融樹脂18の一部を導き、
退避させるためのものである。樹脂溜め22には樹脂充
填空間16側の入口22Aに弁22Bが設けられてい
る。
【0021】次に図1〜図3に示した第1実施例の動作
について説明する。まず第1ゲート12と第2ゲート1
4から溶融樹脂18、20がそれぞれ同時に射出、注入
される。すなわち所謂フルショットが行われる。なお、
ここで「フルショット」とは2つのゲート12、14か
ら注入された樹脂が合流するまで射出・充填することを
言う。このとき樹脂溜め22の弁22Bは閉じられてい
る。注入された樹脂は2つの流れ18、20として樹脂
充填空間16の中央付近で出会い、合流することとな
る。このとき各流れの先端同志の間にウエルドライン2
4Aが形成されつつある。フルショット後、第1ゲート
12のみを閉じる。又、その直後又は同時に樹脂溜め2
2の弁22Bを開く。すると図2に示すように第2ゲー
ト14から流入した溶融樹脂20の圧力が第1ゲート1
2から流入した溶融樹脂18の圧力より高くなるため、
溶融樹脂18の一部が樹脂溜め22内へ導かれる。この
一部退避により図2に点線で示すように、ウエルドライ
ン24Aの中央部が図中右方へ入り込み凹凸形状を形成
する。すなわち図3にも示されるように一方の樹脂流の
先端の中央が他方の樹脂流の先端内へ入り込んだ凹凸状
のウエルドライン24Bが形成される。なお弁22Bは
図2、図3では省略してある。弁22Bは原理的には手
動のものでもよいが、ゲート12、14の動作に応じて
タイマーにより制御することによりシーケンシャル制御
を行い得るものが望ましい。
【0022】図4は金型内の樹脂の流れを模式的に示し
た部分断面図である。図4中、26は固化層を示し、2
8は流動層を示す。すなわち、金型10の内壁に近い部
分では冷却が早いため固化して行き、流れの中央部分が
先へ進もうとしている様子を示している。この樹脂の流
れの性質と上記小空間としての樹脂溜め22の開放との
相乗効果により、図2、図3に示すような凹凸形状のウ
エルドライン24Bが形成されるのである。
【0023】次に本発明の第2実施例について図5、図
6により説明する。図5、図6は図1、図3同様に金型
の模式的正面断面図である。この実施例ではウエルドラ
イン24Bの形成されると予想される位置、すなわち図
中樹脂充填空間16の略中間地点より第1ゲート12に
近い位置において樹脂充填空間16に連通する小空間3
6が設けられている。小空間36は樹脂を落とし込む落
とし穴として作用するものである。この小空間36は例
えば円筒形状で、その樹脂充填空間16側の入口には弁
として作動するピン34が設けられ、ピン34に作動す
る樹脂18の圧力により圧縮されるコイルバネ32が小
空間36の内部に設けられている。なおピン34は頭部
のみで図示されているが、実際はこの頭部の下にコイル
バネ32中を摺動するロッド部がある。
【0024】図5、図6の第2実施例の動作について説
明すると、図5に示すように通常はピン34は小空間3
6の入口を閉じており、この状態で第1ゲート12と第
2ゲート14から同様にフルショットが行われる。フル
ショット後第1ゲート12が閉じられる。第1ゲート1
2から流入する樹脂がなくなることにより図6中右側の
圧力が相対的に高くなり、よって効果的にピン34が下
がり、ウエルドライン24Bの凹凸形状も深いものとな
る。図6に示すように2つの樹脂流18、20が合流し
てウエルドラインが形成されつつあるとき、樹脂流18
の圧力上昇によってコイルバネ32が圧縮され、ピン3
4が降下し、よって小空間36の入口が開く。従って樹
脂18の一部が小空間36内へ流れ込むので図中右側の
樹脂流20の圧力が左側の樹脂流18より高くなり、第
1実施例同様に凹凸形状のウエルドライン24Bが形成
される。なお樹脂18、20が合流する前の圧力は50
〜200kg/cm2であるが合流すると200〜10
00kg/cm2と上昇する。
【0025】上記第2実施例では樹脂の圧力に応じてピ
ンが降下する構成であるが、この構成に限らずウエルド
ライン24Bの形成される位置より第1ゲート12側の
位置において樹脂の圧力を検出し、その値が所定値を超
えたときに小空間36の入口を開くようにすればよいの
であり、他の圧力検出手段とそれに応答する電磁弁や機
械的な弁手段を用いることもできる。
【0026】次に本発明の第3実施例について図7、図
8と共に説明する。図7は第3実施例を示し、図8はそ
の変化態様を示す。この第3実施例並びにその変化態様
は成形される樹脂製品に貫通孔が1つ以上ある場合に好
適である。先の第1、第2実施例では2つのゲート1
2、14を同時に開いて両ゲート12、14から樹脂を
キャビティ16内に注入したが、本実施例では、まず第
1ゲート12のみを開き、樹脂を注入する。その結果、
樹脂の流れは、貫通孔である穴38の左右に分れ、24
Aで示すウエルドラインの位置で合流し、ウエルドライ
ンが形成される。このとき、第1ゲート12を閉じると
共に、第2ゲート14を開き、又、小空間22の弁22
Bを開く。すると、第2ゲート14から樹脂が流入する
と共に、ウエルドライン24Aの図中右側の圧力が左側
より高くなり、樹脂の一部が小空間22へ流入する。そ
の結果、ウエルドライン24Aに図中右側から左側へ入
り込む凹凸部が生じる。図8の変化態様の場合は、2つ
の穴38A、38Bがあるので第1ゲート12からの樹
脂の流れが3本となり、2つのウエルドライン24A、
24Bが形成されるが、上記と同様の操作により、同様
の状態となる。
【0027】ここで、第1ゲート12、第2ゲート14
及び小空間22を設ける位置について検討すると、ま
ず、第1ゲート12は、そこから注入される樹脂がキャ
ビティ内にす早く流入するような任意の位置に設けられ
る。その結果として、分流した樹脂流が合流してウエル
ドライン24A、24Bの形成される位置が決まる。第
2ゲート14と小空間22は、このウエルドライン24
A、24Bに凹凸が効果的にできるように、ウエルドラ
イン24Aの形成が予想される位置をはさんで、互いに
対向する位置に設けることが最も望ましい。
【0028】第1ゲート12を閉じるタイミングや、第
2ゲート14を開くタイミング、更に弁22Bを開くタ
イミングは上記2つの実施例同様タイマーや圧力検知等
を用いることができる。第3実施例の動作を模式的に表
2に示す。なお表1は第1実施例及び第2実施例の動作
を模式的に示している。これらの表中、○はゲート又は
弁の開状態を示し、×は閉状態を示している。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】次に本発明の第4実施例について図9と共
に説明する。この実施例は第3実施例同様に穴のある成
形品を作る場合のものである。第1ゲート12と第2ゲ
ート14が中央の貫通孔である穴38Cに接するように
設けられているが、ゲートの位置は2つのウエルドライ
ン24A、24Bが所望の位置に形成されるよう決める
ことができる。第4実施例の動作は次の表3に示すとお
りである。
【0032】
【表3】
【0033】すなわち、第1ゲート12と第2ゲート1
4が開かれて、樹脂が注入されて、ウエルドライン24
A、24Bが形成される。その後、第1ゲート12を閉
じると共に小空間22の弁22Bを開く。その結果、図
中左側の圧力が高くなり、ウエルドライン24A、24
Bに左から右へ流入する凹凸形状ができる。
【0034】次に本発明の第5実施例について図10と
ともに説明する。この実施例は厚さの変化のある、所謂
偏肉成形品に適したものである。図10のAは平面断面
図を示し、Bは側面断面図を示している。この実施例で
は3つのゲートが用いられる。すなわちキャビティ16
の中央で肉厚側16Aに設けられた第1ゲート12と、
肉厚側16Aの両端部付近に設けられた第2ゲート14
Aと第3ゲート14Bである。又、肉薄部16B側の中
央には弁22Bを有する小空間22が設けられている。
第5実施例は表4に示すように動作する。
【0035】
【表4】
【0036】表4に示すように、第1ゲート12のみを
開いてキャビティ16内に樹脂を充填する。樹脂は肉厚
の厚い方へ流れる性質があるのでキャビティ16内で分
流し、24A、24Bで示す位置にウエルドラインが形
成される。その後、第1ゲート12Aを閉じ、第2ゲー
ト14A、第3ゲート14Bを開き、弁22Bを開く。
その結果、第2ゲート14A、第3ゲート14Bから樹
脂が流入すると共に、小空間22近傍の樹脂が小空間2
2へ流れ込み、ウエルドライン24A、24Bに凹凸が
生じる。この凹凸を効果的に生ぜしめるためには、第2
ゲート14Aと小空間22の入口22Aがウエルドライ
ン24Aをはさんで対向位置にあることが望ましく、同
様に第3ゲート14Bと入口22Aがウエルドライン2
4Bをはさんで対向位置にあることが望ましい。
【0037】上記各実施例における各ゲートの開閉のタ
イミング、弁22Bやピン34の開くタイミングについ
ては、キャビティの大きさ、樹脂の圧力等によって変化
するが、表1〜表4に示す充填の開始からウエルドライ
ンの形成までは例えば3秒程度である。この時点で各表
に示すようにゲートの開閉と弁22B、ピン34の開く
動作が行われ、10〜20秒の保圧時間が設けられる。
なお、第3乃至第5実施例の弁22Bは図5のピン34
であってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば樹脂
充填空間16内の一方の樹脂流の圧力が低下されるの
で、又は、別のゲートから更に射出するので相対的に他
の樹脂流の圧力が上昇し、両者の合流部にできるウエル
ドラインに深い凹凸形状をつけることができる。従って
ウエルドラインの強度を十分に高めることができ、安価
な成形機で使える実用的な金型及びウエルドライン補強
方法を提供することが可能となる。
【0039】更に本発明では小空間、すなわち第1実施
例の樹脂溜め22や第2実施例の落とし穴36の容積を
変えることにより、ウエルドライン24Bの凹凸形状の
深さを変えることができる。又、小空間を設ける位置を
製品の外周部に設けることも、製品の中心部近くに設け
ることも可能で、成形すべき製品のニーズに合った金型
設計が可能となる。又、ウエルドラインにおける強度の
改善のみならず、繊維強化材料にあっては、繊維の配向
がウエルドラインに沿ったものに変るため、平滑化さ
れ、外観が向上する。図11は本発明によって成形され
た射出成形品を模式的に示す斜視図であり、Eで示すよ
うにウエルドライン24における一部の断面を拡大して
調べてみると、図12中のBのように表面が平坦である
ことがわかる。図12中のAは従来の方法によるもので
あり、外観の向上の度合いがA、Bの起伏の比較からわ
かる。
【0040】なお本発明によりウエルドラインに深い凹
凸を設けた製品について評価すべく、強度と外観の平滑
性の点で、ウエルドラインのないもの(合流によらない
一方向射出成形品)と、従来法によるもの、本発明によ
り凹凸を設けたものの間で比較してみると、表5に示す
結果となった。表1中PC/ABSアロイと示したもの
は三菱レイヨン株式会社製のPC/ABSポリマーアロ
イでありダイヤアロイ(商標)FC−30として知られ
ているものであり、一方GF入ABS(20%)と示し
たものは同社のガラス繊維20%ABSでダイヤペット
(商標)ABSDG−120として知られているもので
ある。この表からわかるように、本発明により得られた
成形品の強度は樹脂の種類によってはウエルドラインの
ない成形品に匹敵するものである。
【0041】
【表5】
【0042】上記比較試験に用いた金型は250mm×
50mmで厚みは2mmものもと3mmのものであり、
先に説明したようにゲートは2点である。成形機として
は日本製鋼所製のN140BII(型締力140T)を
用いた。なお成形条件は使用樹脂毎に表6に示すような
値に設定した。
【0043】
【表6】
【0044】更に、本発明により得られた射出成形品を
評価すべく、ウエルド部の破断面と断面について写真を
撮影した。図13はガラス繊維を30%含むABS樹脂
を使用して、図1〜3に示した第1実施例により成形し
た成形品のウエルドラインにおいて外力を加えて破断し
た破断部の状況を示す写真である。写真の中で白く見え
る部分が成形品であり、黒い部分は背景である。この図
からわかるように、ウエルドラインの部分にガラス繊維
が多数突出しており、他方の樹脂流に深く食い込んで強
化された様子がわかる。
【0045】図14は同様に第1実施例により成形した
成形品のウエルドラインを示す断面の写真である。一方
の樹脂流が他方へ深く食い込んでいる様子がよくわか
る。なお、図13、図14は第1実施例によるものを示
したが、他の実施例による場合も、ほぼ同等の効果が生
じたことが確認されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型及びウエルドライン補強方法の第
1実施例を示す模式的正面断面図である。
【図2】本発明の金型及びウエルドライン補強方法の第
1実施例を示す模式的平面断面図である。
【図3】第1実施例においてウエルドラインに凹凸部が
形成される様子を示す模式的な正面断面図である。
【図4】金型内の樹脂の流れを模式的に示した部分断面
図である。
【図5】本発明の金型及びウエルドライン補強方法の第
2実施例を示す模式的正面断面図である。
【図6】本発明の金型及びウエルドライン補強方法の第
2実施例を示す模式的正面断面図である。
【図7】本発明の金型及びウエルドライン補強方法の第
3実施例を示す模式的平面断面図である。
【図8】第3実施例の変化態様を示す模式的平面断面図
である。
【図9】本発明の金型及びウエルドライン補強方法の第
4実施例を示す模式的平面断面図である。
【図10】本発明の金型及びウエルドライン補強方法の
第5実施例を示す模式的平面断面図(A)と、模式的側
面断面図(B)である。
【図11】本発明によって形成された射出成形品を模式
的に示す斜視図である。
【図12】本発明によるウエルドラインの外観上の向上
を従来法と対比して示す表面の起状を示す図である。
【図13】本発明における成形品の破断面を示す写真で
ある。
【図14】本発明における成形品のウエルド部を示す写
真である。
【符号の説明】
10、30 金型 12 第1ゲート 14 第2ゲート 16 樹脂充填空間 18、20 樹脂(流) 22 樹脂溜め(小空間) 22A 入口 22B 弁 24A、24B ウエルドライン 26 固化層 28 流動層 32 コイルバネ 34 ピン 36 落とし穴(小空間) E 製品上のウエルドラインの一部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂成形品を成形するための樹脂充
    填空間を画定する金型本体部と、 前記樹脂充填空間の第1の所定位置から溶融樹脂を注入
    するための第1ゲートと、 前記樹脂充填空間の前記第1の所定位置から離れた第2
    の所定位置から樹脂を注入するための第2ゲートとを有
    する樹脂成形金型において、 前記第1ゲートと前記第2ゲートから溶融樹脂を同時に
    注入したときに、前記樹脂充填空間内において前記2つ
    のゲートからそれぞれ注入された溶融樹脂の2つの流れ
    が出会い、ウエルドラインを形成すると予想される第3
    の所定位置より前記第1の所定位置に近い点に前記樹脂
    充填空間内に前記第1ゲートより注入された溶融樹脂を
    退避させるための小空間と、 前記小空間の前記樹脂充填空間側の入口を通常は閉じて
    おき、前記第1及び第2ゲートから溶融樹脂が注入され
    た後に前記第1ゲートが閉じられた後、前記入口を開い
    て溶融樹脂を前記小空間内に導き退避させるための弁手
    段とを有することを特徴とする樹脂成形金型。
  2. 【請求項2】 合成樹脂成形品を成形するための樹脂充
    填空間を画定する金型本体部と、 前記樹脂充填空間の第1の所定位置から溶融樹脂を注入
    するための第1ゲートと、 前記樹脂充填空間の前記第1の所定位置から離れた第2
    の所定位置から樹脂を注入するための第2ゲートとを有
    する樹脂成形金型において、 前記第1ゲートと前記第2ゲートから溶融樹脂を同時に
    注入したときに、前記樹脂充填空間内において前記2つ
    のゲートからそれぞれ注入された溶融樹脂の2つの流れ
    が出会い、ウエルドラインを形成すると予想される第3
    の所定位置より前記第1の所定位置に近い点における注
    入溶融樹脂の圧力が所定値を超えたことを検出する圧力
    検出手段と、 前記第3の所定位置より前記第1の所定位置に近い点に
    前記樹脂充填空間内に前記第1ゲートより注入された溶
    融樹脂を退避させるための小空間と、 前記小空間の前記樹脂充填空間側の入口を通常は閉じて
    おき、前記圧力検出手段に応答して前記圧力が前記所定
    値を超えたときに、前記入口を開いて溶融樹脂の一部を
    前記小空間内に導き退避させるための弁手段とを有する
    ことを特徴とする樹脂成形金型。
  3. 【請求項3】 前記弁手段が前記小空間内に摺動可能に
    配され前記小空間の入口を閉じるための頭部を有するピ
    ンであり、前記圧力検出手段が、前記ピンと前記圧力に
    応じて前記ピンによって圧縮されるコイルバネとを有す
    るものである請求項2記載の樹脂成形金型。
  4. 【請求項4】 合成樹脂成形品を成形するための樹脂充
    填空間を画定する金型本体部と、 前記樹脂充填空間の第1の所定位置から溶融樹脂を注入
    するための第1ゲートと、 前記樹脂充填空間の前記第1の所定位置から離れた第2
    の所定位置から樹脂を注入するための第2ゲートとを有
    する樹脂成形金型において、 前記第1ゲートから溶融樹脂を注入したときに、前記樹
    脂充填空間内において前記第1ゲートから注入された溶
    融樹脂が分流し、2つ以上の流れが出会い、ウエルドラ
    インを形成すると予想される第3の所定位置をはさんで
    前記第2ゲートと対向する位置に設けられ、前記樹脂充
    填空間内に前記第1ゲートより注入された溶融樹脂を退
    避させるための小空間と、 前記小空間の前記樹脂充填空間側の入口を通常は閉じて
    おき、前記第1ゲートから溶融樹脂が注入された後に前
    記第1ゲートが閉じられた後、前記第2ゲートを開き、
    前記入口を開いて溶融樹脂を前記小空間内に導き退避さ
    せるための弁手段とを有することを特徴とする樹脂成形
    金型。
  5. 【請求項5】 合成樹脂成形品を成形するための樹脂充
    填空間を画定する金型本体部と、 前記樹脂充填空間の第1の所定位置から溶融樹脂を注入
    するための第1ゲートと、 前記樹脂充填空間の前記第1の所定位置から離れた第2
    の所定位置から樹脂を注入するための第2ゲートとを有
    する樹脂成形金型において、 前記第1ゲートから溶融樹脂を注入したときに、前記樹
    脂充填空間内において前記第1ゲートから注入された溶
    融樹脂が分流し、2つ以上の流れが出会い、ウエルドラ
    インを形成すると予想される第3の所定位置より前記第
    1の所定位置に近い点における注入溶融樹脂の圧力が所
    定値を超えたことを検出する圧力検出手段と、 前記第3の所定位置をはさんで前記第2ゲートと対向す
    る位置に設けられ、前記樹脂充填空間内に前記第1ゲー
    トより注入された溶融樹脂を退避させるための小空間
    と、 前記小空間の前記樹脂充填空間側の入口を通常は閉じて
    おき、前記圧力検出手段に応答して前記圧力が前記所定
    値を超えたときに、前記入口を開いて溶融樹脂の一部を
    前記小空間内に導き退避させるための弁手段とを有する
    ことを特徴とする樹脂成形金型。
  6. 【請求項6】 前記弁手段が前記小空間内に摺動可能に
    配され前記小空間の入口を閉じるための頭部を有するピ
    ンであり、前記圧力検出手段が、前記ピンと前記圧力に
    応じて前記ピンによって圧縮されるコイルバネとを有す
    るものである請求項5記載の樹脂成形金型。
  7. 【請求項7】 合成樹脂成形品を成形するための樹脂充
    填空間内にあって第1ゲートから注入された溶融樹脂の
    第1先端の一部が第2ゲートから注入された溶融樹脂の
    第2先端に入り込むための凹部を前記第2先端に形成す
    るウエルドライン補強方法において、 前記樹脂充填空間に連通し、前記ウエルドラインが形成
    されると予想される所定位置より前記第1ゲートに近い
    点に前記第1ゲートより注入された溶融樹脂を退避させ
    るための弁付き小空間を設けておき、 前記第1及び第2ゲートを開いて、前記各ゲートから前
    記樹脂充填空間内に溶融樹脂を同時に射出し、 所定時間経過後、前記第1ゲートを閉じ、前記小空間の
    前記弁を開いて前記第1ゲートから注入された溶融樹脂
    の一部を前記小空間内に導いて退避させることを特徴と
    するウエルドライン補強方法。
  8. 【請求項8】 合成樹脂成形品を成形するための樹脂充
    填空間内の第1の所定位置にある第1ゲートから注入さ
    れた溶融樹脂の第1先端の一部が前記樹脂空間の第2の
    所定位置の第2ゲートから注入された溶融樹脂の第2先
    端に入り込むための凹部を前記第2先端に形成するウエ
    ルドライン補強方法において、 前記第1及び第2ゲートを開いて、前記各ゲートから前
    記樹脂充填空間内に溶融樹脂を同時に射出し、 前記樹脂空間内において前記2つのゲートからそれぞれ
    注入された溶融樹脂の2つの流れが出会い、ウエルドラ
    インを形成すると予想される第3の所定位置より前記第
    1の所定位置に近い点における注入溶融樹脂の圧力が所
    定値を超えたか否かを検出し、 前記第1及び第2ゲートを開いて同時射出した後の所定
    時間経過後に、または、前記圧力が前記所定値を超えた
    とき、前記第1ゲートのみを閉じ、 前記第3の所定位置より前記第1の所定位置に近い点に
    前記第1ゲートより注入された溶融樹脂を退避させるた
    めの小空間を設けておき、前記小空間の前記樹脂充填空
    間側の入口に設けた弁手段を、通常は閉じておき、前記
    圧力の検出によって前記圧力が前記所定値を超えたとき
    に、前記弁手段を開いて溶融樹脂の一部を前記小空間内
    に導き退避させることを特徴とするウエルドライン補強
    方法。
  9. 【請求項9】 成形すべき前記合成樹脂成形品が貫通孔
    を有するものであり、前記第1ゲート及び前記第2ゲー
    トから注入される前記溶融樹脂が前記貫通孔の周囲にそ
    れぞれ分流し、少なくとも2つの所定位置にて合流して
    ウエルドラインを形成するよう前記第1ゲート及び前記
    第2ゲートの位置が選定されている請求項7又は8記載
    のウエルドライン補強方法。
  10. 【請求項10】 前記第1ゲートが前記貫通孔に接する
    位置に設けられ、前記第2ゲートが前記貫通孔に接し、
    前記第1ゲートに対向する位置に設けられるか、あるい
    は前記第2ゲートが前記樹脂充填空間の外周に接し、前
    記第1ゲートに対向する位置に設けられる請求項9記載
    のウエルドライン補強方法。
  11. 【請求項11】 貫通孔を有する合成樹脂成形品を成形
    するための樹脂充填空間内にあって第1ゲートから注入
    された溶融樹脂が前記貫通孔の周囲に分流し、それらが
    合流して一方の先端の一部が他方の先端に入り込むため
    の凹部を前記一方の先端に形成するウエルドライン補強
    方法において、 前記樹脂充填空間に連通し、前記ウエルドラインが形成
    されると予想される所定位置より前記第1ゲートに近い
    点に前記第1ゲートより注入された溶融樹脂を退避させ
    るための弁付き小空間を設けておき、 前記第1ゲートを開いて、前記第1ゲートから前記樹脂
    充填空間内に溶融樹脂を射出し、 所定時間経過後、前記第1ゲートを閉じ、前記ウエルド
    ラインが形成されると予想される所定位置をはさんで、
    前記第1ゲートと対向する位置にある第2ゲートを開い
    て溶融樹脂を前記樹脂充填空間内に更に射出すると共に
    前記小空間の前記弁を開いて前記第1ゲートから注入さ
    れた溶融樹脂の一部を前記小空間内に導いて退避させる
    ことを特徴とするウエルドライン補強方法。
  12. 【請求項12】 貫通孔を有する合成樹脂成形品を成形
    するための樹脂充填空間内の第1の所定位置にある第1
    ゲートから注入された溶融樹脂が前記貫通孔の周囲に分
    流し、それらが合流して一方の先端の一部が他方の先端
    に入り込むための凹部を前記一方の先端に形成するウエ
    ルドライン補強方法において、 前記第1ゲートを開いて、前記第1ゲートから前記樹脂
    充填空間内に溶融樹脂を射出し、 前記樹脂空間内において前記第1ゲートから注入された
    溶融樹脂の2つ以上の分流が出会い、ウエルドラインを
    形成すると予想される第2の所定位置より前記第1の所
    定位置に近い点における注入溶融樹脂の圧力が所定値を
    超えたか否かを検出し、 前記第1ゲートを開いて同時射出した後の所定時間経過
    後に、または、前記圧力が前記所定値を超えたとき、前
    記第1ゲートを閉じ、前記第2の所定位置をはさんで、
    前記第1ゲートと対向する位置にある第2ゲートを開い
    て溶融樹脂を前記充填空間内に更に射出し、 前記第3の所定位置より前記第1の所定位置に近い点に
    前記第1ゲートより注入された溶融樹脂を退避させるた
    めの小空間を設けておき、前記小空間の前記樹脂充填空
    間側の入口に設けた弁手段を、通常は閉じておき、前記
    圧力の検出によって前記圧力が前記所定値を超えたとき
    に、前記弁手段を開いて溶融樹脂の一部を前記小空間内
    に導き退避させることを特徴とするウエルドライン補強
    方法。
  13. 【請求項13】 肉厚部と肉薄部を有する合成樹脂成形
    品を成形するための樹脂充填空間内にあって前記肉厚部
    側に設けられた第1ゲートから注入された溶融樹脂の分
    流の1つの先端の一部が他の分流の先端に入り込むため
    の凹部を前記分流の一方の先端に形成するウエルドライ
    ン補強方法において、 前記樹脂充填空間の前記肉薄部に連通し、前記ウエルド
    ラインが形成されると予想される所定位置をはさんで前
    記第1ゲートに対向する位置に前記第1ゲートより注入
    された溶融樹脂を退避させるための弁付き小空間を設け
    ておき、 前記第1ゲートを開いて、前記第1ゲートから前記樹脂
    充填空間内に溶融樹脂を射出し、 所定時間経過後、前記第1ゲートを閉じ、前記ウエルド
    ラインが形成されると予想される所定位置をはさんで前
    記小空間の入口と対向する位置で、かつ前記肉厚部側に
    設けられた第2ゲート及び第3ゲートを開いて前記第
    2、第3ゲートから前記樹脂充填空間内に溶融樹脂を射
    出すると共に、前記小空間の前記弁を開いて前記第1ゲ
    ートから注入された溶融樹脂の一部を前記小空間内に導
    いて退避させることを特徴とするウエルドライン補強方
    法。
  14. 【請求項14】 肉厚部と肉薄部を有する合成樹脂成形
    品を成形するための樹脂充填空間内であって前記肉厚部
    の第1の所定位置にある第1ゲートから注入された溶融
    樹脂分流の1つの先端の一部が他の分流の先端に入り込
    むための凹部を前記分流の一方の先端に形成するウエル
    ドライン補強方法において、 前記第1ゲートを開いて、前記第1ゲートから前記樹脂
    充填空間内に溶融樹脂を射出し、 前記樹脂空間内の前記薄肉部における注入溶融樹脂の圧
    力が所定値を超えたか否かを検出し、 前記第1ゲートを開いて射出した後の所定時間経過後
    に、または、前記圧力が前記所定値を超えたとき、前記
    第1ゲートを閉じ、前記ウエルドラインの形成されると
    予想される位置をはさんで前記小空間の入口と対向する
    位置で、かつ前記肉厚部に設けられた第2ゲート及び第
    3ゲートを開いて前記第2、第3ゲートから前記樹脂充
    填空間内に溶融樹脂を射出し、 前記第3の所定位置より前記第1の所定位置に近い点に
    前記第1ゲートより注入された溶融樹脂を退避させるた
    めの小空間を設けておき、前記小空間の前記樹脂充填空
    間側の入口に設けた弁手段を、通常は閉じておき、前記
    圧力の検出によって前記圧力が前記所定値を超えたとき
    に、前記弁手段を開いて溶融樹脂の一部を前記小空間内
    に導き退避させることを特徴とするウエルドライン補強
    方法。
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