JPH06284412A - 画像信号符号化方法および画像信号符号化装置、画像信号復号化方法および画像信号復号化装置、ならびに画像信号記録媒体 - Google Patents

画像信号符号化方法および画像信号符号化装置、画像信号復号化方法および画像信号復号化装置、ならびに画像信号記録媒体

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JPH06284412A
JPH06284412A JP6878493A JP6878493A JPH06284412A JP H06284412 A JPH06284412 A JP H06284412A JP 6878493 A JP6878493 A JP 6878493A JP 6878493 A JP6878493 A JP 6878493A JP H06284412 A JPH06284412 A JP H06284412A
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signal
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JP6878493A
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English (en)
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Katsumi Tawara
勝己 田原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データを量子化する場合に用いるウェイ
ティングマトリックスを符号化して伝送する場合に、そ
のデータ量を減少させる。 【構成】 デジタル画像データを量子化する際に用いら
れる位置(0,0)乃至(7,7)の64個のウェイテ
ィング係数を伝送するのに、最初のウェイティング係数
(0,0)をMビットのデータとしてそのまま伝送し、
それに続くウェイティング係数は、その前のウェイティ
ング係数との差分データとして、これをN(M>N)ビ
ットのデータとしてジグザグスキャンにより伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像信号を、例えば
光磁気ディスクや磁気テープなどの記録媒体に記録し、
これを再生してディスプレイなどに表示したり、テレビ
会議システム、テレビ電話システム、放送用機器など、
動画像信号を伝送路を介して送信側から受信側に伝送
し、受信側において、これを受信し、表示する場合など
に用いて好適な画像信号符号化方法および画像信号符号
化装置、画像信号復号化方法および画像信号復号化装
置、ならび画像信号記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、テレビ会議システム、テレビ電
話システムなどのように、動画像信号を遠隔地に伝送す
るシステムにおいては、伝送路を効率良く利用するた
め、映像信号のライン相関やフレーム間相関を利用し
て、画像信号を圧縮符号化するようになされている。
【0003】即ち、画像信号は、例えばDCT(離散コ
サイン変換)処理された後、所定のウェイティングマト
リックスを用いて量子化される。このウェイティングマ
トリックスは、DCT処理が、通常8×8画素のマクロ
ブロック単位で行われるため、8×8個のマトリックス
状に配置されたウェイティング係数により構成されてい
る。DCT係数に、このウェイティング係数を乗算して
量子化することにより、より効率的な符号化が可能とな
る。
【0004】このウェイティングマトリックスは、情報
量や画質の制御のため、エンコーダ側において必要に応
じて変更する場合がある。伝送されてきたデータをデコ
ーダ側において逆量子化するとき、エンコーダ側におい
て用いたウェイティングマトリックスと同一のウェイテ
ィングマトリックスが必要となる。このため、ウェイテ
ィングマトリックスを変更した場合においては、このウ
ェイティングマトリックスも、エンコーダ側からデコー
ダ側に伝送するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このウェイ
ティングマトリックスには、イントラマクロブロック用
とインターマクロブロック用の2種類がある。それぞれ
のウェイティングマトリックスは、64個(=8×8)
のウェイティング係数を有しており、各ウェイティング
係数がそれぞれ8ビットのデータで表される場合、イン
トラ用とインター用のウェイティングマトリックスを伝
送すると、合計1024(=8×64×2)ビットのデ
ータ量となる。このため、ウェイティングマトリックス
を頻繁に変更すると、その分だけ本来の画像データを伝
送することができなくなってしまう課題があった。
【0006】しかしながら、例えばテレビジョン放送に
おいて、画像信号を圧縮して伝送するような場合、任意
の時刻において、所定のチャンネルを受信し、受信した
データを確実に逆量子化するには、そのウェイティング
マトリックスを、任意の時刻において検知できなければ
ならない。このためには、ウェイティングマトリックス
は、比較的頻繁に伝送するようにするのが好ましい。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ウェイティングマトリックスの伝送量を減
らすことができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像信
号符号化方法は、画像信号を所定の予測画像信号を用い
て符号化し、符号化された信号に所定の演算を施し、演
算により得られた信号を、所定のウェイティングマトリ
ックスを用いて量子化し、量子化した信号を可変長符号
化する画像信号符号化方法において、ウェイティングマ
トリックスの最初のウェイティング係数を完全なMビッ
トのデータとして伝送し、その後に続くウェイティング
係数は、1つ前のウェイティング係数からの差分を演算
し、差分を、Mビットより小さいNビットのデータとし
て伝送することを特徴とする。
【0009】ウェイティングマトリックスの各ウェイテ
ィング係数は、ジグザグスキャン、水平方向のスキャ
ン、または縦方向のスキャンの順番に伝送することがで
きる。また、差分のビット精度を伝送するようにするこ
とができる。さらに、この差分は、例えばゼロラン方式
の可変長符号として伝送することができる。
【0010】請求項8に記載の画像信号符号化方法は、
画像信号を所定の予測画像信号を用いて符号化し、符号
化された信号に所定の演算を施し、演算により得られた
信号を、所定のウェイティングマトリックスを用いて量
子化し、量子化した信号を可変長符号化する画像信号符
号化方法において、ウェイティングマトリックスの各ウ
ェイティング係数とデフォルト値との差分を演算し、差
分を、符号化して伝送することを特徴とする。
【0011】この差分は、Nビットの固定長に符号化し
て伝送したり、ゼロラン方式により符号化して伝送する
ことができる。
【0012】これらの画像信号符号化方法を画像信号符
号化装置に応用することができる。
【0013】請求項12に記載の画像信号復号化方法
は、可変長符号化された画像信号を復号化し、復号化さ
れた信号を、伝送されてきた所定のウェイティングマト
リックスを用いて逆量子化し、逆量子化した信号に、符
号化時における場合と逆の所定の演算を施し、演算され
た信号を、所定の予測画像信号を用いて復号化する画像
信号復号化方法において、伝送されてきたウェイティン
グマトリックスの最初のウェイティング係数を完全なM
ビットのデータとして復号し、その後に続くウェイティ
ング係数は、1つ前のウェイティング係数と加算するこ
とで復号することを特徴とする。
【0014】ウェイティング係数を、ジグザグスキャン
の順番に配置したり、水平方向に順番に配置したり、あ
るいは、縦方向に順番に配置して、ウェイティングマト
リックスを生成することができる。また、最初のウェイ
ティング係数に続くウェイティング係数のビット精度
を、伝送されてくるビット精度を復号して特定すること
ができる。
【0015】請求項17に記載の画像信号復号化方法
は、可変長符号化された画像信号を復号化し、復号化さ
れた信号を、伝送されてきた所定のウェイティングマト
リックスを用いて逆量子化し、逆量子化した信号に、符
号化時における場合と逆の所定の演算を施し、演算され
た信号を、所定の予測画像信号を用いて復号化する画像
信号復号化方法において、伝送されてきたウェイティン
グマトリックスとデフォルト値との差分を、デフォルト
値に加算することで、ウェイティングマトリックスを生
成することを特徴とする。
【0016】これらの画像信号復号化方法は、画像信号
復号化装置に応用することができる。
【0017】また、上記した画像信号符号化方法を用い
て、画像信号記録媒体にデータを記録するようにするこ
とができる。
【0018】
【作用】本発明の画像信号符号化方法においては、ウェ
イティング係数が、1つ前のウェイティング係数からの
差分として伝送されるか、あるいは、所定のデフォルト
値との差分として伝送される。従って、ウェイティング
マトリックスを伝送するのに必要なデータ量を減少させ
ることができる。
【0019】従って、差分を、1つ前のウェイティング
係数と加算するか、所定のデフォルト値と加算すること
で、迅速に画像信号を逆量子化することが可能となる。
【0020】
【実施例】画像信号は、ライン相関やフレーム相関を利
用して符号化される。
【0021】ライン相関を利用すると、画像信号を、例
えばDCT(離散コサイン変換)処理するなどして圧縮
することができる。
【0022】また、フレーム間相関を利用すると、画像
信号をさらに圧縮して符号化することが可能となる。例
えば図1に示すように、時刻t1,t2,t3におい
て、フレーム画像PC1,PC2,PC3がそれぞれ発
生しているとき、フレーム画像PC1とPC2の画像信
号の差を演算して、PC12を生成し、また、フレーム
画像PC2とPC3の差を演算して、PC23を生成す
る。通常、時間的に隣接するフレームの画像は、それ程
大きな変化を有していないため、両者の差を演算する
と、その差分信号は小さな値のものとなる。そこで、こ
の差分信号を符号化すれば、符号量を圧縮することがで
きる。
【0023】しかしながら、差分信号のみを伝送したの
では、元の画像を復元することができない。そこで、各
フレームの画像を、Iピクチャ、PピクチャまたはBピ
クチャの3種類のピクチャのいずれかのピクチャとし、
画像信号を圧縮符号化するようにしている。
【0024】即ち、例えば図2に示すように、フレーム
F1乃至F17までの17フレームの画像信号をグルー
プオブピクチャとし、処理の1単位とする。そして、そ
の先頭のフレームF1の画像信号はIピクチャとして符
号化し、第2番目のフレームF2はBピクチャとして、
また第3番目のフレームF3はPピクチャとして、それ
ぞれ処理する。以下、第4番目以降のフレームF4乃至
F17は、BピクチャまたはPピクチャとして交互に処
理する。
【0025】Iピクチャの画像信号としては、その1フ
レーム分の画像信号をそのまま伝送する。これに対し
て、Pピクチャの画像信号としては、基本的には、図2
(A)に示すように、それより時間的に先行するIピク
チャまたはPピクチャの画像信号からの差分を伝送す
る。さらにBピクチャの画像信号としては、基本的に
は、図2(B)に示すように、時間的に先行するフレー
ムまたは後行するフレームの両方の平均値からの差分を
求め、その差分を符号化する。
【0026】図3は、このようにして、動画像信号を符
号化する方法の原理を示している。同図に示すように、
最初のフレームF1はIピクチャとして処理されるた
め、そのまま伝送データF1Xとして伝送路に伝送され
る(画像内符号化)。これに対して、第2のフレームF
2は、Bピクチャとして処理されるため、時間的に先行
するフレームF1と、時間的に後行するフレームF3の
平均値との差分が演算され、その差分が伝送データF2
Xとして伝送される。
【0027】但し、このBピクチャとしての処理は、さ
らに細かく説明すると、4種類存在する。その第1の処
理は、元のフレームF2のデータをそのまま伝送データ
F2Xとして伝送するものであり(SP1)(イントラ
符号化)、Iピクチャにおける場合と同様の処理とな
る。第2の処理は、時間的に後のフレームF3からの差
分を演算し、その差分(SP2)を伝送するものである
(後方予測符号化)。第3の処理は、時間的に先行する
フレームF1との差分(SP3)を伝送するものである
(前方予測符号化)。さらに第4の処理は、時間的に先
行するフレームF1と後行するフレームF3の平均値と
の差分(SP4)を生成し、これを伝送データF2Xと
して伝送するものである(両方向予測符号化)。
【0028】この4つの方法のうち、伝送データが最も
少なくなる方法が採用される。
【0029】尚、差分データを伝送するとき、差分を演
算する対象となるフレームの画像(予測画像)との間の
動きベクトルx1(フレームF1とF2の間の動きベク
トル)(前方予測の場合)、もしくはx2(フレームF
3とF2の間の動きベクトル)(後方予測の場合)、ま
たはx1とx2の両方(両方向予測の場合)が、差分デ
ータとともに伝送される。
【0030】また、PピクチャのフレームF3は、時間
的に先行するフレームF1を予測画像として、このフレ
ームとの差分信号(SP3)と、動きベクトルx3が演
算され、これが伝送データF3Xとして伝送される(前
方予測符号化)。あるいはまた、元のフレームF3のデ
ータがそのまま伝送データF3Xとして伝送される(S
P1)(イントラ符号化)。いずれの方法により伝送さ
れるかは、Bピクチャにおける場合と同様に、伝送デー
タがより少なくなる方が選択される。
【0031】図4は、上述した原理に基づいて、動画像
信号を符号化して伝送し、これを復号化する装置の構成
例を示している。符号化装置1は、入力された映像信号
を符号化し、伝送路としての記録媒体3に伝送するよう
になされている。そして、復号化装置2は、記録媒体3
に記録された信号を再生し、これを復号して出力するよ
うになされている。
【0032】符号化装置1においては、入力された映像
信号が前処理回路11に入力され、そこで輝度信号と色
信号(この例の場合、色差信号)が分離され、それぞれ
A/D変換器12,13でA/D変換される。A/D変
換器12,13によりA/D変換されてデジタル信号と
なった映像信号は、フレームメモリ14に供給され、記
憶される。フレームメモリ14は、輝度信号を輝度信号
フレームメモリ15に、また、色差信号を色差信号フレ
ームメモリ16に、それぞれ記憶させる。
【0033】フォーマット変換回路17は、フレームメ
モリ14に記憶されたフレームフォーマットの信号を、
ブロックフォーマットの信号に変換する。即ち、図5に
示すように、フレームメモリ14に記憶された映像信号
は、1ライン当りHドットのラインがVライン集められ
たフレームフォーマットのデータとされている。フォー
マット変換回路17は、この1フレームの信号を、16
ラインを単位としてM個のスライスに区分する。そし
て、各スライスは、M個のマクロブロックに分割され
る。各マクロブロックは、16×16個の画素(ドッ
ト)に対応する輝度信号により構成され、この輝度信号
は、さらに8×8ドットを単位とするブロックY[1]
乃至Y[4]に区分される。そして、この16×16ド
ットの輝度信号には、8×8ドットのCb信号と、8×
8ドットのCr信号が対応される。
【0034】このように、ブロックフォーマットに変換
されたデータは、フォーマット変換回路17からエンコ
ーダ18に供給され、ここでエンコード(符号化)が行
われる。その詳細については、図6を参照して後述す
る。
【0035】エンコーダ18によりエンコードされた信
号は、ビットストリームとして伝送路に出力され、例え
ば記録媒体3に記録される。
【0036】記録媒体3より再生されたデータは、復号
化装置2のデコーダ31に供給され、デコードされる。
デコーダ31の詳細については、図9を参照して後述す
る。
【0037】デコーダ31によりデコードされたデータ
は、フォーマット変換回路32に入力され、ブロックフ
ォーマットからフレームフォーマットに変換される。そ
して、フレームフォーマットの輝度信号は、フレームメ
モリ33の輝度信号フレームメモリ34に供給され、記
憶され、色差信号は色差信号フレームメモリ35に供給
され、記憶される。輝度信号フレームメモリ34と色差
信号フレームメモリ35より読み出された輝度信号と色
差信号は、D/A変換器36と37によりそれぞれD/
A変換され、後処理回路38に供給され、合成される。
そして、図示せぬ例えばCRTなどのディスプレイに出
力され、表示される。
【0038】次に図6を参照して、エンコーダ18の構
成例について説明する。
【0039】符号化されるべき画像データは、マクロブ
ロック単位で動きベクトル検出回路50に入力される。
動きベクトル検出回路50は、予め設定されている所定
のシーケンスに従って、各フレームの画像データを、I
ピクチャ、Pピクチャ、またはBピクチャとして処理す
る。シーケンシャルに入力される各フレームの画像を、
I,P,Bのいずれのピクチャとして処理するかは、予
め定められている(例えば、図2に示したように、フレ
ームF1乃至F17により構成されるグループオブピク
チャが、I,B,P,B,P,・・・B,Pとして処理
される)。
【0040】Iピクチャとして処理されるフレーム(例
えばフレームF1)の画像データは、動きベクトル検出
回路50からフレームメモリ51の前方原画像部51a
に転送、記憶され、Bピクチャとして処理されるフレー
ム(例えばフレームF2)の画像データは、参照原画像
部51bに転送、記憶され、Pピクチャとして処理され
るフレーム(例えばフレームF3)の画像データは、後
方原画像部51cに転送、記憶される。
【0041】また、次のタイミングにおいて、さらにB
ピクチャ(フレームF4)またはPピクチャ(フレーム
F5)として処理すべきフレームの画像が入力されたと
き、それまで後方原画像部51cに記憶されていた最初
のPピクチャ(フレームF3)の画像データが、前方原
画像部51aに転送され、次のBピクチャ(フレームF
4)の画像データが、参照原画像部51bに記憶(上書
き)され、次のPピクチャ(フレームF5)の画像デー
タが、後方原画像部51cに記憶(上書き)される。こ
のような動作が順次繰り返される。
【0042】フレームメモリ51に記憶された各ピクチ
ャの信号は、そこから読み出され、予測モード切り替え
回路52において、フレーム予測モード処理、またはフ
ィールド予測モード処理が行なわれる。さらにまた予測
判定回路54の制御の下に、演算部53において、画像
内予測、前方予測、後方予測、または両方向予測の演算
が行なわれる。これらの処理のうち、いずれの処理を行
なうかは、予測誤差信号(処理の対象とされている参照
画像と、これに対する予測画像との差分)に対応して決
定される。このため、動きベクトル検出回路50は、こ
の判定に用いられる予測誤差信号の絶対値和(自乗和で
もよい)を生成する。
【0043】ここで、予測モード切り替え回路52にお
けるフレーム予測モードとフィールド予測モードについ
て説明する。
【0044】フレーム予測モードが設定された場合にお
いては、予測モード切り替え回路52は、動きベクトル
検出回路50より供給される4個の輝度ブロックY
[1]乃至Y[4]を、そのまま後段の演算部53に出
力する。即ち、この場合においては、図7(A)に示す
ように、各輝度ブロックに奇数フィールド(第1のフィ
ールド)のラインのデータと、偶数フィールド(第2の
フィールド)のラインのデータとが混在した状態となっ
ている。このフレーム予測モードにおいては、4個の輝
度ブロック(マクロブロック)を単位として予測が行わ
れ、4個の輝度ブロックに対して1個の動きベクトルが
対応される。
【0045】これに対して、予測モード切り替え回路5
2は、フィールド予測モードにおいては、図7(A)に
示す構成で動きベクトル検出回路50より入力される信
号を、図7(B)に示すように、4個の輝度ブロックの
うち、輝度ブロックY[1]とY[2]を、例えば奇数
フィールドのラインのドットによりのみ構成させ、他の
2個の輝度ブロックY[3]とY[4]を、偶数フィー
ルドのラインのデータにより構成させて、演算部53に
出力する。この場合においては、2個の輝度ブロックY
[1]とY[2]に対して、1個の動きベクトルが対応
され、他の2個の輝度ブロックY[3]とY[4]に対
して、他の1個の動きベクトルが対応される。
【0046】動きベクトル検出回路50は、フレーム予
測モードにおける予測誤差の絶対値和と、フィールド予
測モードにおける予測誤差の絶対値和を、予測モード切
り替え回路52に出力する。予測モード切り替え回路5
2は、フレーム予測モードとフィールド予測モードにお
ける予測誤差の絶対値和を比較し、その値が小さい予測
モードに対応する処理を施して、データを演算部53に
出力する。
【0047】但し、このような処理は、実際には動きベ
クトル検出回路50で行われる。即ち、動きベクトル検
出回路50は、決定されたモードに対応する構成の信号
を予測モード切り替え回路52に出力し、予測モード切
り替え回路52は、その信号を、そのまま後段の演算部
53に出力する。
【0048】尚、色差信号は、フレーム予測モードの場
合、図7(A)に示すように、奇数フィールドのライン
のデータと偶数フィールドのラインのデータとが混在す
る状態で、演算部53に供給される。また、フィールド
予測モードの場合、図7(B)に示すように、各色差ブ
ロックCb,Crの上半分(4ライン)が、輝度ブロッ
クY[1],Y[2]に対応する奇数フィールドの色差
信号とされ、下半分(4ライン)が、輝度ブロックY
[3],Y[4]に対応する偶数フィールドの色差信号
とされる。
【0049】また、動きベクトル検出回路50は、次の
ようにして、予測判定回路54において、画像内予測、
前方予測、後方予測、または両方向予測のいずれの予測
を行なうかを決定するための予測誤差の絶対値和を生成
する。
【0050】即ち、画像内予測の予測誤差の絶対値和と
して、参照画像のマクロブロックの信号Aijの和ΣAij
の絶対値|ΣAij|と、マクロブロックの信号Aijの絶対
値|Aij|の和Σ|Aij|の差を求める。また、前方予測の
予測誤差の絶対値和として、参照画像のマクロブロック
の信号Aijと、予測画像のマクロブロックの信号Bijの
差Aij−Bijの絶対値|Aij−Bij|の和Σ|Aij−Bij|
を求める。また、後方予測と両方向予測の予測誤差の絶
対値和も、前方予測における場合と同様に(その予測画
像を前方予測における場合と異なる予測画像に変更し
て)求める。
【0051】これらの絶対値和は、予測判定回路54に
供給される。予測判定回路54は、前方予測、後方予測
および両方向予測の予測誤差の絶対値和のうち、最も小
さいものを、インター予測の予測誤差の絶対値和として
選択する。さらに、このインター予測の予測誤差の絶対
値和と、画像内予測の予測誤差の絶対値和とを比較し、
その小さい方を選択し、この選択した絶対値和に対応す
るモードを予測モードとして選択する。即ち、画像内予
測の予測誤差の絶対値和の方が小さければ、画像内予測
モードが設定される。インター予測の予測誤差の絶対値
和の方が小さければ、前方予測、後方予測または両方向
予測モードのうち、対応する絶対値和が最も小さかった
モードが設定される。
【0052】このように、動きベクトル検出回路50
は、参照画像のマクロブロックの信号を、フレームまた
はフィールド予測モードのうち、予測モード切り替え回
路52により選択されたモードに対応する構成で、予測
モード切り替え回路52を介して演算部53に供給する
とともに、4つの予測モードのうち、予測判定回路54
により選択された予測モードに対応する予測画像と参照
画像の間の動きベクトルを検出し、可変長符号化回路5
8と動き補償回路64に出力する。上述したように、こ
の動きベクトルとしては、対応する予測誤差の絶対値和
が最小となるものが選択される。
【0053】予測判定回路54は、動きベクトル検出回
路50が前方原画像部51aよりIピクチャの画像デー
タを読み出しているとき、予測モードとして、フレーム
(画像)内予測モード(動き補償を行わないモード)を
設定し、演算部53のスイッチ53dを接点a側に切り
替える。これにより、Iピクチャの画像データがDCT
モード切り替え回路55に入力される。
【0054】このDCTモード切り替え回路55は、図
8(A)または(B)に示すように、4個の輝度ブロッ
クのデータを、奇数フィールドのラインと偶数フィール
ドのラインが混在する状態(フレームDCTモード)、
または、分離された状態(フィールドDCTモード)、
のいずれかの状態にして、DCT回路56に出力する。
【0055】即ち、DCTモード切り替え回路55は、
奇数フィールドと偶数フィールドのデータを混在してD
CT処理した場合における符号化効率と、分離した状態
においてDCT処理した場合の符号化効率とを比較し、
符号化効率の良好なモードを選択する。
【0056】例えば、入力された信号を、図8(A)に
示すように、奇数フィールドと偶数フィールドのライン
が混在する構成とし、上下に隣接する奇数フィールドの
ラインの信号と偶数フィールドのラインの信号の差を演
算し、さらにその絶対値の和(または自乗和)を求め
る。また、入力された信号を、図8(B)に示すよう
に、奇数フィールドと偶数フィールドのラインが分離し
た構成とし、上下に隣接する奇数フィールドのライン同
士の信号の差と、偶数フィールドのライン同士の信号の
差を演算し、それぞれの絶対値の和(または自乗和)を
求める。さらに、両者(絶対値和)を比較し、小さい値
に対応するDCTモードを設定する。即ち、前者の方が
小さければ、フレームDCTモードを設定し、後者の方
が小さければ、フィールドDCTモードを設定する。
【0057】そして、選択したDCTモードに対応する
構成のデータをDCT回路56に出力するとともに、選
択したDCTモードを示すDCTフラグを、可変長符号
化回路58と動き補償回路64に出力する。
【0058】予測モード切り替え回路52における予測
モード(図7)と、このDCTモード切り替え回路55
におけるDCTモード(図8)を比較して明らかなよう
に、輝度ブロックに関しては、両者の各モードにおける
データ構造は実質的に同一である。
【0059】予測モード切り替え回路52において、フ
レーム予測モード(奇数ラインと偶数ラインが混在する
モード)が選択された場合、DCTモード切り替え回路
55においても、フレームDCTモード(奇数ラインと
偶数ラインが混在するモード)が選択される可能性が高
く、また予測モード切り替え回路52において、フィー
ルド予測モード(奇数フィールドと偶数フィールドのデ
ータが分離されたモード)が選択された場合、DCTモ
ード切り替え回路55において、フィールドDCTモー
ド(奇数フィールドと偶数フィールドのデータが分離さ
れたモード)が選択される可能性が高い。
【0060】しかしながら、必ずしも常にそのようにな
されるわけではなく、予測モード切り替え回路52にお
いては、予測誤差の絶対値和が小さくなるようにモード
が決定され、DCTモード切り替え回路55において
は、符号化効率が良好となるようにモードが決定され
る。
【0061】DCTモード切り替え回路55より出力さ
れたIピクチャの画像データは、DCT回路56に入力
され、DCT(離散コサイン変換)処理され、DCT係
数に変換される。このDCT係数は、量子化回路57に
入力され、送信バッファ59のデータ蓄積量(バッファ
蓄積量)に対応した量子化ステップで量子化された後、
可変長符号化回路58に入力される。
【0062】可変長符号化回路58は、量子化回路57
より供給される量子化ステップ(スケール)に対応し
て、量子化回路57より供給される画像データ(いまの
場合、Iピクチャのデータ)を、例えばハフマン符号な
どの可変長符号に変換し、送信バッファ59に出力す
る。
【0063】可変長符号化回路58にはまた、量子化回
路57より量子化ステップ(スケール)、予測判定回路
54より予測モード(画像内予測、前方予測、後方予
測、または両方向予測のいずれが設定されたかを示すモ
ード)、動きベクトル検出回路50より動きベクトル、
予測モード切り替え回路52より予測フラグ(フレーム
予測モードまたはフィールド予測モードのいずれが設定
されたかを示すフラグ)、およびDCTモード切り替え
回路55が出力するDCTフラグ(フレームDCTモー
ドまたはフィールドDCTモードのいずれが設定された
かを示すフラグ)が入力されており、これらも可変長符
号化される。
【0064】送信バッファ59は、入力されたデータを
一時蓄積し、蓄積量に対応するデータを量子化回路57
に出力する。
【0065】送信バッファ59は、そのデータ残量が許
容上限値まで増量すると、量子化制御信号によって量子
化回路57の量子化スケールを大きくすることにより、
量子化データのデータ量を低下させる。また、これとは
逆に、データ残量が許容下限値まで減少すると、送信バ
ッファ59は、量子化制御信号によって量子化回路57
の量子化スケールを小さくすることにより、量子化デー
タのデータ量を増大させる。このようにして、送信バッ
ファ59のオーバフローまたはアンダフローが防止され
る。
【0066】そして、送信バッファ59に蓄積されたデ
ータは、所定のタイミングで読み出され、伝送路に出力
され、例えば記録媒体3に記録される。
【0067】一方、量子化回路57より出力されたIピ
クチャのデータは、逆量子化回路60に入力され、量子
化回路57より供給される量子化ステップに対応して逆
量子化される。逆量子化回路60の出力は、IDCT
(逆DCT)回路61に入力され、逆DCT処理された
後、演算器62を介してフレームメモリ63の前方予測
画像部63aに供給され、記憶される。
【0068】動きベクトル検出回路50は、シーケンシ
ャルに入力される各フレームの画像データを、たとえ
ば、I,B,P,B,P,B・・・のピクチャとしてそ
れぞれ処理する場合、最初に入力されたフレームの画像
データをIピクチャとして処理した後、次に入力された
フレームの画像をBピクチャとして処理する前に、さら
にその次に入力されたフレームの画像データをPピクチ
ャとして処理する。Bピクチャは、後方予測を伴うた
め、後方予測画像としてのPピクチャが先に用意されて
いないと、復号することができないからである。
【0069】そこで動きベクトル検出回路50は、Iピ
クチャの処理の次に、後方原画像部51cに記憶されて
いるPピクチャの画像データの処理を開始する。そし
て、上述した場合と同様に、マクロブロック単位でのフ
レーム間差分(予測誤差)の絶対値和が、動きベクトル
検出回路50から予測モード切り替え回路52と予測判
定回路54に供給される。予測モード切り替え回路52
と予測判定回路54は、このPピクチャのマクロブロッ
クの予測誤差の絶対値和に対応して、フレーム/フィー
ルド予測モード、または画像内予測、前方予測、後方予
測、もしくは両方向予測の予測モードを設定する。
【0070】演算部53はフレーム内予測モードが設定
されたとき、スイッチ53dを上述したように接点a側
に切り替える。従って、このデータは、Iピクチャのデ
ータと同様に、DCTモード切り替え回路55、DCT
回路56、量子化回路57、可変長符号化回路58、送
信バッファ59を介して伝送路に伝送される。また、こ
のデータは、逆量子化回路60、IDCT回路61、演
算器62を介してフレームメモリ63の後方予測画像部
63bに供給され、記憶される。
【0071】前方予測モードの時、スイッチ53dが接
点bに切り替えられるとともに、フレームメモリ63の
前方予測画像部63aに記憶されている画像(いまの場
合Iピクチャの画像)データが読み出され、動き補償回
路64により、動きベクトル検出回路50が出力する動
きベクトルに対応して動き補償される。すなわち、動き
補償回路64は、予測判定回路54より前方予測モード
の設定が指令されたとき、前方予測画像部63aの読み
出しアドレスを、動きベクトル検出回路50がいま出力
しているマクロブロックの位置に対応する位置から動き
ベクトルに対応する分だけずらしてデータを読み出し、
予測画像データを生成する。
【0072】動き補償回路64より出力された予測画像
データは、演算器53aに供給される。演算器53a
は、予測モード切り替え回路52より供給された参照画
像のマクロブロックのデータから、動き補償回路64よ
り供給された、このマクロブロックに対応する予測画像
データを減算し、その差分(予測誤差)を出力する。こ
の差分データは、DCTモード切り替え回路55、DC
T回路56、量子化回路57、可変長符号化回路58、
送信バッファ59を介して伝送路に伝送される。また、
この差分データは、逆量子化回路60、IDCT回路6
1により局所的に復号され、演算器62に入力される。
【0073】この演算器62にはまた、演算器53aに
供給されている予測画像データと同一のデータが供給さ
れている。演算器62は、IDCT回路61が出力する
差分データに、動き補償回路64が出力する予測画像デ
ータを加算する。これにより、元の(復号した)Pピク
チャの画像データが得られる。このPピクチャの画像デ
ータは、フレームメモリ63の後方予測画像部63bに
供給され、記憶される。
【0074】動きベクトル検出回路50は、このよう
に、IピクチャとPピクチャのデータが前方予測画像部
63aと後方予測画像部63bにそれぞれ記憶された
後、次にBピクチャの処理を実行する。予測モード切り
替え回路52と予測判定回路54は、マクロブロック単
位でのフレーム間差分の絶対値和の大きさに対応して、
フレーム/フィールドモードを設定し、また、予測モー
ドをフレーム内予測モード、前方予測モード、後方予測
モード、または両方向予測モードのいずれかに設定す
る。
【0075】上述したように、フレーム内予測モードま
たは前方予測モードの時、スイッチ53dは接点aまた
はbに切り替えられる。このとき、Pピクチャにおける
場合と同様の処理が行われ、データが伝送される。
【0076】これに対して、後方予測モードまたは両方
向予測モードが設定された時、スイッチ53dは、接点
cまたはdにそれぞれ切り替えられる。
【0077】スイッチ53dが接点cに切り替えられて
いる後方予測モードの時、後方予測画像部63bに記憶
されている画像(いまの場合、Pピクチャの画像)デー
タが読み出され、動き補償回路64により、動きベクト
ル検出回路50が出力する動きベクトルに対応して動き
補償される。すなわち、動き補償回路64は、予測判定
回路54より後方予測モードの設定が指令されたとき、
後方予測画像部63bの読み出しアドレスを、動きベク
トル検出回路50がいま出力しているマクロブロックの
位置に対応する位置から動きベクトルに対応する分だけ
ずらしてデータを読み出し、予測画像データを生成す
る。
【0078】動き補償回路64より出力された予測画像
データは、演算器53bに供給される。演算器53b
は、予測モード切り替え回路52より供給された参照画
像のマクロブロックのデータから、動き補償回路64よ
り供給された予測画像データを減算し、その差分を出力
する。この差分データは、DCTモード切り替え回路5
5、DCT回路56、量子化回路57、可変長符号化回
路58、送信バッファ59を介して伝送路に伝送され
る。
【0079】スイッチ53dが接点dに切り替えられて
いる両方向予測モードの時、前方予測画像部63aに記
憶されている画像(いまの場合、Iピクチャの画像)デ
ータと、後方予測画像部63bに記憶されている画像
(いまの場合、Pピクチャの画像)データが読み出さ
れ、動き補償回路64により、動きベクトル検出回路5
0が出力する動きベクトルに対応して動き補償される。
すなわち、動き補償回路64は、予測判定回路54より
両方向予測モードの設定が指令されたとき、前方予測画
像部63aと後方予測画像部63bの読み出しアドレス
を、動きベクトル検出回路50がいま出力しているマク
ロブロックの位置に対応する位置から動きベクトル(こ
の場合の動きベクトルは、前方予測画像用と後方予測画
像用の2つとなる)に対応する分だけずらしてデータを
読み出し、予測画像データを生成する。
【0080】動き補償回路64より出力された予測画像
データは、演算器53cに供給される。演算器53c
は、動きベクトル検出回路50より供給された参照画像
のマクロブロックのデータから、動き補償回路64より
供給された予測画像データの平均値を減算し、その差分
を出力する。この差分データは、DCTモード切り替え
回路55、DCT回路56、量子化回路57、可変長符
号化回路58、送信バッファ59を介して伝送路に伝送
される。
【0081】Bピクチャの画像は、他の画像の予測画像
とされることがないため、フレームメモリ63には記憶
されない。
【0082】尚、フレームメモリ63において、前方予
測画像部63aと後方予測画像部63bは、必要に応じ
てバンク切り替えが行われ、所定の参照画像に対して、
一方または他方に記憶されているものを、前方予測画像
あるいは後方予測画像として切り替えて出力することが
できる。
【0083】以上においては、輝度ブロックを中心とし
て説明をしたが、色差ブロックについても同様に、図7
および図8に示すマクロブロックを単位として処理さ
れ、伝送される。尚、色差ブロックを処理する場合の動
きベクトルは、対応する輝度ブロックの動きベクトルを
垂直方向と水平方向に、それぞれ1/2にしたものが用
いられる。
【0084】次に、図9は、図4のデコーダ31の一例
の構成を示すブロック図である。伝送路(記録媒体3)
を介して伝送された符号化された画像データは、図示せ
ぬ受信回路で受信されたり、再生装置で再生され、受信
バッファ81に一時記憶された後、復号回路90の可変
長復号化回路82に供給される。可変長復号化回路82
は、受信バッファ81より供給されたデータを可変長復
号化し、動きベクトル、予測モード、予測フラグおよび
DCTフラグを動き補償回路87に、また、量子化ステ
ップを逆量子化回路83に、それぞれ出力するととも
に、復号された画像データを逆量子化回路83に出力す
る。
【0085】逆量子化回路83は、可変長復号化回路8
2より供給された画像データを、同じく可変長復号化回
路82より供給された量子化ステップに従って逆量子化
し、IDCT回路84に出力する。逆量子化回路83よ
り出力されたデータ(DCT係数)は、IDCT回路8
4で、逆DCT処理され、演算器85に供給される。
【0086】IDCT回路84より供給された画像デー
タが、Iピクチャのデータである場合、そのデータは演
算器85より出力され、演算器85に後に入力される画
像データ(PまたはBピクチャのデータ)の予測画像デ
ータ生成のために、フレームメモリ86の前方予測画像
部86aに供給されて記憶される。また、このデータ
は、フォーマット変換回路32(図4)に出力される。
【0087】IDCT回路84より供給された画像デー
タが、その1フレーム前の画像データを予測画像データ
とするPピクチャのデータであって、前方予測モードの
データである場合、フレームメモリ86の前方予測画像
部86aに記憶されている、1フレーム前の画像データ
(Iピクチャのデータ)が読み出され、動き補償回路8
7で可変長復号化回路82より出力された動きベクトル
に対応する動き補償が施される。そして、演算器85に
おいて、IDCT回路84より供給された画像データ
(差分のデータ)と加算され、出力される。この加算さ
れたデータ、即ち、復号されたPピクチャのデータは、
演算器85に後に入力される画像データ(Bピクチャま
たはPピクチャのデータ)の予測画像データ生成のため
に、フレームメモリ86の後方予測画像部86bに供給
されて記憶される。
【0088】Pピクチャのデータであっても、画像内予
測モードのデータは、Iピクチャのデータと同様に、演
算器85で特に処理は行わず、そのまま後方予測画像部
86bに記憶される。
【0089】このPピクチャは、次のBピクチャの次に
表示されるべき画像であるため、この時点では、まだフ
ォーマット変換回路32へ出力されない(上述したよう
に、Bピクチャの後に入力されたPピクチャが、Bピク
チャより先に処理され、伝送されている)。
【0090】IDCT回路84より供給された画像デー
タが、Bピクチャのデータである場合、可変長復号化回
路82より供給された予測モードに対応して、フレーム
メモリ86の前方予測画像部86aに記憶されているI
ピクチャの画像データ(前方予測モードの場合)、後方
予測画像部86bに記憶されているPピクチャの画像デ
ータ(後方予測モードの場合)、または、その両方の画
像データ(両方向予測モードの場合)が読み出され、動
き補償回路87において、可変長復号化回路82より出
力された動きベクトルに対応する動き補償が施されて、
予測画像が生成される。但し、動き補償を必要としない
場合(画像内予測モードの場合)、予測画像は生成され
ない。
【0091】このようにして、動き補償回路87で動き
補償が施されたデータは、演算器85において、IDC
T回路84の出力と加算される。この加算出力は、フォ
ーマット変換回路32に出力される。
【0092】但し、この加算出力はBピクチャのデータ
であり、他の画像の予測画像生成のために利用されるこ
とがないため、フレームメモリ86には記憶されない。
【0093】Bピクチャの画像が出力された後、後方予
測画像部86bに記憶されているPピクチャの画像デー
タが読み出され、動き補償回路87を介して演算器85
に供給され、そこからフォーマット変換回路32に出力
される。但し、このとき、動き補償は行われない。
【0094】尚、このデコーダ31には、図6のエンコ
ーダ18における予測モード切り替え回路52とDCT
モード切り替え回路55に対応する回路が図示されてい
ないが、これらの回路に対応する処理、即ち、奇数フィ
ールドと偶数フィールドのラインの信号が分離された構
成を、元の混在する構成に必要に応じて戻す処理は、動
き補償回路87が実行する。
【0095】また、以上においては、輝度信号の処理に
ついて説明したが、色差信号の処理も同様に行われる。
但し、この場合、動きベクトルは、輝度信号用のもの
を、垂直方向および水平方向に1/2にしたものが用い
られる。
【0096】次に、量子化回路57と逆量子化回路6
0,83における量子化または逆量子化時において用い
られるウェイティングマトリックスについて説明する。
これらの回路においては、図10に示すようなウェイテ
ィングマトリックスが用意されている。図10(A)
は、イントラマクロブロック用のウェイティングマトリ
ックスであり、図10(B)は、インターマクロブロッ
ク用ウェイティングマトリックスである。
【0097】エンコーダ18の量子化回路57には、図
11に示すように量子化ウェイティングマトリックス回
路102が備えられており、この量子化ウェイティング
マトリックス回路102に、図10に示したイントラ用
とインター用の2つのウェイティングマトリックスが記
憶されている。量子化回路57には、このウェイティン
グマトリックスの各ウェイティング係数(8ビット)が
供給される。また、送信バッファ59におけるデータ記
憶量に対応するフィードバックデータに従って、量子化
特性回路103において量子化特性QUANT(9ビッ
ト)が生成され、量子化回路57に供給される。量子化
回路57は、DCT回路56より供給される12ビット
のDCT係数101に対して、これらのウェイティング
係数Weighting(i,j)と量子化特性QUA
NTに対応して、次式に従った演算を行う。
【0098】この演算は、イントラモードの場合、次の
ように行われる。即ち、量子化回路57より出力される
交流成分の量子化レベルQAC(i,j)は、次式によ
り演算される。 QAC(i,j)=8×(Coeff(i,j) +sign(Coeff(i,j)) /(QUANT×Weighting(i,j)) 但し、Coeff(i,j)は、DCT回路56より出
力されるDCT係数の位置(i,j)のデータを表し、
sign(Coeff(i,j))は、このDCT係数
の極性(即ち、例えば正のとき+1、負のとき−1)を
表している。また、このときのウェイティング係数We
ighting(i,j)は、図10(A)における値
が用いられる。
【0099】この量子化レベルQAC(i,j)は、−
255から+255の範囲に入るようにクリッピングさ
れる。
【0100】また、量子化レベルのDC成分は、交流成
分とは異なり、次式により演算される。 QDC=Coeff(0,0)/8
【0101】この量子化レベルQDCおよびQAC
(i,j)が可変長符号化回路58に供給され、可変長
符号化されて伝送されることになる。
【0102】一方、インターモードの場合、量子化回路
57における演算は、次式に示すように行われる。 QAC(i,j)=ac(i,j) /(2×QUANT) (QUANTが奇数の場合) =(ac(i,j)+1)/(2×QUANT) (QUANTが偶数であり、かつac(i,j)が負の
場合) =(ac(i,j)−1)/(2×QUANT) (QUANTが偶数であり、かつac(i,j)が正の
場合)
【0103】但し、ac(i,j)は、次式で表され
る。 ac(i,j)=8×Coeff(i,j)/Weighting(i,j)
【0104】この場合におけるウェイティング係数We
ighting(i,j)は、図10(B)における値
が用いられる。
【0105】エンコーダ18側において、ウェイティン
グマトリックスは、情報量や画質の制御のために必要に
応じて変更される。デコーダ31側においても、同一の
ウェイティングマトリックスが必要になるため、ウェイ
ティングマトリックスが変更されたとき、ウェイティン
グマトリックスは、デコーダ31に伝送される。
【0106】図12は、量子化ウェイティングマトリッ
クス回路102において、ウェイティングマトリックス
を伝送するための構成例を示している。同図に示すよう
に、量子化ウェイティングマトリックス回路102は、
ウェイティングマトリックスが記憶されているテーブル
201と、レジスタ202と、減算器203を有してい
る。テーブル201には、必要に応じて所定のウェイテ
ィングマトリックスが記憶される。
【0107】このウェイティングマトリックスを伝送す
るとき、伝送すべき64個のウェイティング係数を有す
るウェイティングマトリックスが例えば図13に示すよ
うに、ジグザグスキャンされる。図13において、数字
はスキャンする順番を示している。その結果、テーブル
201から図10に示すウェイティングマトリックスの
各ウェイティング係数が、図13に示す順番に従って読
み出される。
【0108】ウェイティングマトリックスの各ウェイテ
ィング係数は、上述したように、Mビット(例えば8ビ
ット)により構成されている。レジスタ202は、テー
ブル201より読み出されたMビットの最初のウェイテ
ィング係数をラッチする。そして、このラッチした最初
のウェイティング係数を、Mビットのままデータ205
として最初に出力する。
【0109】次に、テーブル201から第2番目のMビ
ットのウェイティング係数が読み出されると、このウェ
イティング係数は減算器203に供給される。この減算
器203にはまた、レジスタ202に記憶されている最
初のMビットのウェイティング係数が供給される。減算
器203は、第2番目のウェイティング係数から、最初
のウェイティング係数を減算し、その差分データをMビ
ットより小さいNビットのデータ204として出力す
る。
【0110】このようにして、量子化ウェイティングマ
トリックス回路102より出力されたウェイティングマ
トリックスに関するデータが、可変長符号化回路58に
供給され、可変長符号化されて伝送される。この場合の
ビットストリームは、図14に示すようになる。
【0111】この図14において、(i,j)は図10
に示すウェイティングマトリックスの位置(i,j)に
おけるウェイティング係数を表している。同図に示すよ
うに、最初のウェイティング係数Weighting
(0,0)(DCT係数のDC成分に対応するウェイテ
ィング係数)が、Mビットで伝送され、その他のDCT
係数の交流成分に対応する係数は、Mビットより小さい
Nビットの精度で伝送される。従って、全てのウェイテ
ィング係数をMビットで伝送する場合に比べて、伝送量
を小さくすることができる。
【0112】尚、伝送すべき差分データのビット精度
(N)は、予めデコーダ側とエンコーダ側において固定
されている場合においては、エンコーダ側からデコーダ
側に伝送する必要はないが、必要に応じて変更される場
合においては、エンコーダ側からデコーダ側に伝送する
必要がある。この場合は、ビット精度フラグ206とし
て、差分データとともにビットストリームに多重化さ
れ、伝送される。
【0113】デコーダ31の逆量子化回路83(エンコ
ーダ18の逆量子化回路60も同様)は、図15に示す
ように、量子化ウェイティングマトリックス回路112
と、量子化特性回路113とを有している。
【0114】量子化ウェイティングマトリックス回路1
12は、例えば図16に示すように、レジスタ302、
テーブル303および加算器305により構成される。
レジスタ302は、伝送されてきたMビットの最初のウ
ェイティング係数301を記憶し、これをそのままテー
ブル303に供給し、記憶させる。次に、第2番目のN
ビットの差分データ304が加算器305に入力された
とき、加算器305は、レジスタ302に記憶されてい
るMビットの最初のウェイティング係数を、この差分デ
ータに加算し、Mビットのデータとしてレジスタ302
に出力する。レジスタ302は、このデータを記憶し、
さらにテーブル303に供給し、記憶させる。以上の動
作が順次繰り返されて、テーブル303には、ジグザグ
スキャンの順番に、ウェイティングマトリックスが生成
される。
【0115】尚、Nビットの差分データのビット精度フ
ラグ306が供給された場合においては、このフラグに
対応して、加算器305に入力されるNビットのデータ
の精度が調整される。
【0116】このように、量子化ウェイティングマトリ
ックス回路112に記憶されたウェイティングマトリッ
クスのウェイティング係数Weighting(i,
j)が逆量子化回路83に供給される。また、可変長復
号化回路82により復号化された量子化特性に対応し
て、量子化特性回路113が5ビットの量子化特性QU
ANTを生成し、逆量子化回路83に供給する。逆量子
化回路83は、可変長復号化回路82より供給された9
ビットの量子化レベル111を、これらのデータに対応
して、次式に示すように演算する。
【0117】即ち、イントラモードの場合(ウェイティ
ングマトリックスは図10(A)のものが用いられ
る)、逆量子化回路83より出力される再生値rec
(i,j)は、次式により演算される。 rec(i,j)=QUANT×QAC(i,j) ×Weighting(i,j)/8
【0118】但し、rec(i,j)が偶数であり、か
つ正である場合においては、次式が演算される。 rec(i,j)=rec(i,j)−1 また、rec(i,j)が偶数であり、かつ負である場
合においては、次式が演算される。 rec(i,j)=rec(i,j)+1
【0119】即ち、再生値rec(i,j)は、奇数に
される。これにより、IDCT回路84におけるバラツ
キを抑制することができる。
【0120】さらにまた、QAC(i,j)が0である
場合においては、rec(i,j)は0とされる。
【0121】再生値のDC成分は、例外的に次のように
処理される。 rec(0,0)=8×QDC
【0122】再生値rec(i,j)は、−2048か
ら+2047の範囲に入るようにクリッピングされる。
【0123】また、インターモードの場合(ウェイティ
ングマトリックスは、図10(B)のものが用いられ
る)は、次のように演算される。すなわち、QAC
(i,j)が正の場合、次式により演算される。 rec(i,j)=(2×QAC(i,j)+1)×QUANT ×Weighting(i,j)/16
【0124】また、QAC(i,j)が負の場合、次式
により演算される。 rec(i,j)=(2×QAC(i,j)−1)×QUANT ×Weighting(i,j)/16
【0125】また、rec(i,j)が偶数であり、か
つ正である場合においては、次式が演算される。 rec(i,j)=rec(i,j)−1
【0126】さらに、rec(i,j)が偶数であり、
かつ負である場合においては、次式が演算される。 rec(i,j)=rec(i,j)+1
【0127】さらに、QAC(i,j)が0である場合
においては、rec(i,j)は0とされる。
【0128】差分データは、伝送データの発生頻度に応
じた可変長符号を割り当てるようにすることが可能であ
る。表1は、Nビットの差分データが、符号付きの5ビ
ットのデータ(極性が1ビット、残りの4ビットが絶対
値を表すビット)である場合の可変長符号の例を表して
いる。
【0129】
【表1】
【0130】この表に示すように、可変長符号(VLC
コード)は、0の近傍において短く、その絶対値が大き
くなるほど、長くなるようになされている。差分データ
は、その絶対値が0の近傍の値となる頻度が多いため、
このような割り付けを行うことにより、伝送データを減
少させることができる。
【0131】あるいはまた、係数データのように、連続
する0の数(ゼロラン)と、その直後の値(レベル)と
を組み合わせた2次元可変長符号によって、符号化、伝
送することも可能である。
【0132】図17と図18は、64個のウェイティン
グマトリックス、またはその差分データを伝送する、他
のスキャン順序を示している。図17の実施例において
は、スキャンが水平方向に左から右、上から下に行われ
る。各行の先頭のデータはMビットとされるが、それに
続く水平方向に隣接する各データは、Nビットのデータ
とされる。そして、1番右端のデータが伝送された後、
次に、その下の行に移り、その左端の最初のデータは、
Mビットのデータとして伝送し、それに続くデータは、
Nビットのデータとして伝送する。以下同様の動作が繰
り返される。
【0133】図10に示すように、ウェイティングマト
リックスの各データは、各行に着目してみると、各行に
おいて、左端のデータが小さく、右端にいくほど大きく
なる傾向がある。そして、右端のデータから次の下の行
の左端のデータにスキャン順序が移行するとき、その差
分は比較的大きくなる。そこで、この場合においては、
差分データを伝送するより、左端のデータをそのまま伝
送した方が、かえって小さい値となるため、各行の左端
のデータは、Nビットの差分データとして伝送するので
はなく、Mビットのもともとのデータそのものを伝送す
るようにするのである。
【0134】図18の実施例においては、スキャン方向
が縦方向に設定されている。図10のウェイティングマ
トリックスに示すように、ウェイティング係数は、各列
において、上から下に向かうほど、その値が次第に大き
くなる傾向がある。そして、スキャン順序を左側の列か
ら、それに隣接するその右側の列に移動するとき、左側
の列の1番下側のデータと、右側の列の1番上側のデー
タとの差分が、各列の1番上のデータより大きくなるこ
とがある。このため、図17における場合と同様に、各
列の先頭のデータは、Mビットのデータとしてそのまま
伝送するようにし、その下に続く各データは、Nビット
の差分データとして伝送するのである。
【0135】図19は、他の符号化の例を示している。
この実施例においては、ウェイティングマトリックスの
デフォルト値が予め用意されている。そして、このデフ
ォルト値を変更したい場合、その変更した(伝送した
い)ウェイティングマトリックスがデコーダ側において
用意される。そして、この伝送したいウェイティングマ
トリックスとの差分が演算され、この差分が符号化さ
れ、伝送される。
【0136】通常、伝送したいウェイティングマトリッ
クスの各ウェイティング係数は、デフォルトとしてのウ
ェイティングマトリックスのウェイティング係数と、そ
れほど大幅に変化することは少ない。従って、対応する
ウェイティング係数の差分データは、0となるものが多
い。この実施例においては、64個の対応する係数ウェ
イティングの差分データのうち、56個のデータが0で
あり、残りの8個のみが0以外のレベルを有するデータ
となっている。従って、このデータを、例えばジグザグ
スキャンでランレベルで伝送すると、データは(21,
2),(12,3),(0,3),(0,6),(0,
5),(9,2),(0,5),(0,5)となる。
【0137】符号化したデータは記録媒体としてのディ
スクに記録することができる。図20は、このようなデ
ィスクを製造する方法を示している。即ち、例えばガラ
スなどよりなる原盤が用意され、その上に、例えばフォ
トレジストなどよりなる記録材料が塗布される。これに
より、記録用原盤が製作される。一方、上述したように
して、高解像度の画像データと低解像度の画像データと
を含むビットストリームを所定のフォーマットに従っ
て、例えば磁気テープなどに一旦記録し、ソフトを製作
する。
【0138】このソフトを必要に応じて編集し、光ディ
スクに記録すべきフォーマットの信号を生成する。そし
て、この記録信号に対応して、レーザビームを変調し、
このレーザビームを原盤上のフォトレジスト上に照射す
る。これにより、原盤上のフォトレジストが記録信号に
対応して露光される。
【0139】その後、この原盤を現像し、原盤上にピッ
トを出現させる。このようにして用意された原盤に、例
えば電鋳等の処理を施し、ガラス原盤上のピットを転写
した金属原盤を製作する。この金属原盤から、さらに金
属スタンパを製作し、これを成形用金型とする。
【0140】この成形用金型に、例えばインジェクショ
ンなどによりPMMA(アクリル)またはPC(ポリカ
ーボネート)などの材料を注入し、固化させる。あるい
は、金属スタンパ上に2P(紫外線硬化樹脂)などを塗
布した後、紫外線を照射して硬化させる。これにより、
金属スタンパ上のピットを、樹脂よりなるレプリカ上に
転写することができる。
【0141】このようにして生成されたレプリカ上に、
反射膜が蒸着あるいはスパッタリングなどにより形成さ
れる。あるいはまた、スピンコートにより形成される。
【0142】その後、このディスクに対して内外径の加
工が施され、2枚のディスクを張り合わせるなどの必要
な処置が施される。さらに、ラベルを張り付けたり、ハ
ブが取り付けられて、カートリッジに挿入される。この
ようにして、光ディスクが完成する。
【0143】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の画像信号符
号化方法によれば、ウェイティングマトリックスのウェ
イティング係数を、1つ前のウェイティング係数との差
分として伝送するようにしたので、伝送量を小さくする
ことができる。
【0144】また、請求項2,3または4に記載の画像
信号符号化方法によれば、ウェイティング係数をジグザ
グスキャンするか、水平方向または縦方向にスキャンし
て伝送するようにしたので、ウェイティング係数の差分
を、より小さくして伝送することが可能となる。
【0145】請求項5に記載の画像信号復号化方法によ
れば、差分のビット精度を伝送するようにしたので、必
要に応じて差分のビット精度を変更することが可能とな
る。
【0146】請求項6に記載の画像信号符号化方法によ
れば、差分を可変長符号化して伝送するようにしたの
で、伝送量をより小さくすることができる。
【0147】請求項7に記載の画像信号符号化方法によ
れば、差分をゼロラン方式により伝送するようにしたの
で、そのデータ量を確実に減少させることが可能とな
る。
【0148】請求項8に記載の画像信号符号化方法によ
れば、ウェイティングマトリックスの各ウェイティング
係数と、デフォルト値との差分を伝送するようにしたの
で、差分のほとんどを0とすることができ、伝送データ
量を減少させることができる。
【0149】請求項9に記載の画像信号符号化方法によ
れば、差分をNビットの固定長にして伝送するようにし
たので、構成を簡略化することが可能となる。
【0150】請求項10に記載の画像信号符号化方法に
よれば、差分をゼロラン方式で伝送するようにしたの
で、伝送量をさらに抑制することができる。
【0151】請求項11に記載の画像信号符号化装置に
よれば、請求項1乃至10のいずれかに記載の画像信号
符号化方法を用いるようにしたので、より少ないデータ
量でウェイティングマトリックスのウェイティング係数
を伝送することが可能な装置を実現することが可能とな
る。
【0152】請求項12に記載の画像信号復号化方法に
よれば、伝送されてきたウェイティング係数を、1つ前
のウェイティング係数と加算することで復号するように
したので、少ない伝送量で伝送されてきたデータから、
もとのウェイティング係数を確実に復号することが可能
となる。
【0153】請求項13乃至15に記載の画像信号復号
化方法によれば、伝送されてきたウェイティング係数
を、ジグザグスキャンの順番、水平方向の順番、または
縦方向の順番に配置して、ウェイティングマトリックス
を生成するようにしたので、ウェイティングマトリック
スを確実に生成することが可能となる。
【0154】請求項16に記載の画像信号復号化方法に
よれば、伝送されてきたビット精度に対応してウェイテ
ィング係数のビット精度を設定するようにしたので、ウ
ェイティング係数のビット精度が変更されても、確実に
元のウェイティング係数を得ることが可能となる。
【0155】請求項17に記載の画像信号復号化方法に
よれば、伝送されてきたデータをデフォルト値に加算す
ることで、ウェイティングマトリックスを生成するよう
にしたので、ウェイティングマトリックスを迅速かつ確
実に生成することが可能となる。
【0156】請求項18に記載の画像信号復号化装置に
よれば、請求項12乃至17のいずれかに記載の画像信
号復号化方法を用いるようにしたので、データを確実に
復号化することが可能な装置を実現することができる。
【0157】請求項19に記載の画像信号記録媒体によ
れば、請求項1乃至10のいずれかに記載の画像信号符
号化方法を用いてデータを記録するようにしたので、限
られた容量内に多くの情報を記録することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】高能率符号化の原理を示す図である。
【図2】ピクチャタイプを説明する図である。
【図3】動画像信号符号化方法の原理を示す図である。
【図4】動画像符号化装置および復号化装置の構成例を
示すブロック図である。
【図5】画像データの構造を説明する図である。
【図6】図4のエンコーダ18の構成例を示すブロック
図である。
【図7】図6の予測モード切り替え回路52における予
測モードを説明する図である。
【図8】図6のDCTモード切り替え回路55における
フレーム/フィールドDCTモードを説明する図であ
る。
【図9】図4のデコーダ31の構成例を示すブロック図
である。
【図10】ウェイティングマトリックスを説明する図で
ある。
【図11】図6の量子化回路57のより詳細な構成を示
す図である。
【図12】図11の量子化ウェイティングマトリックス
回路102の構成例を示すブロック図である。
【図13】ジグザグスキャンを説明する図である。
【図14】ウェイティングマトリックスをジグザグスキ
ャンにより伝送する順序を説明する図である。
【図15】図9の逆量子化回路83のより詳細な構成を
示す図である。
【図16】図15の量子化ウェイティングマトリックス
回路112のより詳細な構成を示すブロック図である。
【図17】ウェイティングマトリックスを水平方向にス
キャンする動作を説明する図である。
【図18】ウェイティングマトリックスを縦方向にスキ
ャンする動作を説明する図である。
【図19】ウェイティングマトリックスをデフォルト値
との差分として伝送する動作を説明する図である。
【図20】ディスクの製造方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 符号化装置 2 復号化装置 3 記録媒体 12,13 A/D変換器 14 フレームメモリ 15 輝度信号フレームメモリ 16 色差信号フレームメモリ 17 フォーマット変換回路 18 エンコーダ 31 デコーダ 32 フォーマット変換回路 33 フレームメモリ 34 輝度信号フレームメモリ 35 色差信号フレームメモリ 36,37 D/A変換器 50 動きベクトル検出回路 51 フレームメモリ 52 予測モード切り替え回路 53 演算部 54 予測判定回路 55 DCTモード切り替え回路 56 DCT回路 57 量子化回路 58 可変長符号化回路 59 送信バッファ 60 逆量子化回路 61 IDCT回路 62 演算器 63 フレームメモリ 64 動き補償回路 81 受信バッファ 82 可変長復号化回路 83 逆量子化回路 84 IDCT回路 85 演算器 86 フレームメモリ 87 動き補償回路 102,112 量子化ウェイティングマトリックス回
路 103,113 量子化特性回路 201 テーブル 202 レジスタ 303 テーブル

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を所定の予測画像信号を用いて
    符号化し、 符号化された信号に所定の演算を施し、 演算により得られた信号を、所定のウェイティングマト
    リックスを用いて量子化し、 量子化した信号を可変長符号化する画像信号符号化方法
    において、 前記ウェイティングマトリックスの最初のウェイティン
    グ係数を完全なMビットのデータとして伝送し、 その後に続くウェイティング係数は、1つ前のウェイテ
    ィング係数からの差分を演算し、前記差分を、前記Mビ
    ットより小さいNビットのデータとして伝送することを
    特徴とする画像信号符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記ウェイティングマトリックスの各ウ
    ェイティング係数を、ジグザグスキャンの順序で伝送す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像信号符号化方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ウェイティングマトリックスの各ウ
    ェイティング係数を、水平方向に順次スキャンして伝送
    することを特徴とする請求項1に記載の画像信号符号化
    方法。
  4. 【請求項4】 前記ウェイティングマトリックスの各ウ
    ェイティング係数を、縦方向に順次スキャンして伝送す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像信号符号化方
    法。
  5. 【請求項5】 前記差分のビット精度を伝送することを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像信号
    符号化方法。
  6. 【請求項6】 前記差分を可変長符号化して伝送するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像
    信号符号化方法。
  7. 【請求項7】 前記差分を、ゼロが連続する個数と、そ
    れに続くレベルとして伝送することを特徴とする請求項
    6に記載の画像信号符号化方法。
  8. 【請求項8】 画像信号を所定の予測画像信号を用いて
    符号化し、 符号化された信号に所定の演算を施し、 演算により得られた信号を、所定のウェイティングマト
    リックスを用いて量子化し、 量子化した信号を可変長符号化する画像信号符号化方法
    において、 前記ウェイティングマトリックスの各ウェイティング係
    数とデフォルト値との差分を演算し、前記差分を、符号
    化して伝送することを特徴とする画像信号符号化方法。
  9. 【請求項9】 前記差分をNビットの固定長に符号化し
    て伝送することを特徴とする請求項8に記載の画像信号
    符号化方法。
  10. 【請求項10】 前記差分を、ゼロが連続する個数と、
    それに続くレベルとして伝送することを特徴とする請求
    項8に記載の画像信号符号化方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    画像信号符号化方法を用いたことを特徴とする画像信号
    符号化装置。
  12. 【請求項12】 可変長符号化された画像信号を復号化
    し、 復号化された信号を、伝送されてきた所定のウェイティ
    ングマトリックスを用いて逆量子化し、 逆量子化した信号に、符号化時における場合と逆の所定
    の演算を施し、 演算された信号を、所定の予測画像信号を用いて復号化
    する画像信号復号化方法において、 伝送されてきた前記ウェイティングマトリックスの最初
    のウェイティング係数を完全なMビットのデータとして
    復号し、 その後に続くウェイティング係数は、1つ前のウェイテ
    ィング係数と加算することで復号することを特徴とする
    画像信号復号化方法。
  13. 【請求項13】 前記ウェイティング係数を、ジグザグ
    スキャンの順番に配置して、前記ウェイティングマトリ
    ックスを生成することを特徴とする請求項12に記載の
    画像信号復号化方法。
  14. 【請求項14】 前記ウェイティング係数を、水平方向
    に順番に配置して、前記ウェイティングマトリックスを
    生成することを特徴とする請求項12に記載の画像信号
    復号化方法。
  15. 【請求項15】 前記ウェイティング係数を、縦方向に
    順番に配置して、前記ウェイティングマトリックスを生
    成することを特徴とする請求項12に記載の画像信号復
    号化方法。
  16. 【請求項16】 最初の前記ウェイティング係数に続く
    ウェイティング係数のビット精度を、伝送されてくるビ
    ット精度を復号して特定することを特徴とする請求項1
    2乃至15のいずれかに記載の画像信号復号化方法。
  17. 【請求項17】 可変長符号化された画像信号を復号化
    し、 復号化された信号を、伝送されてきた所定のウェイティ
    ングマトリックスを用いて逆量子化し、 逆量子化した信号に、符号化時における場合と逆の所定
    の演算を施し、 演算された信号を、所定の予測画像信号を用いて復号化
    する画像信号復号化方法において、 伝送されてきた前記ウェイティングマトリックスとデフ
    ォルト値との差分を、前記デフォルト値に加算すること
    で、前記ウェイティングマトリックスを生成することを
    特徴とする画像信号復号化方法。
  18. 【請求項18】 請求項12乃至17のいずれかに記載
    の画像信号復号化方法を用いたことを特徴とする画像信
    号復号化装置。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    画像信号符号化方法を用いてデータが記録されているこ
    とを特徴とする画像信号記録媒体。
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