JPH06283766A - 赤外線センサとその製造方法 - Google Patents

赤外線センサとその製造方法

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JPH06283766A
JPH06283766A JP5093841A JP9384193A JPH06283766A JP H06283766 A JPH06283766 A JP H06283766A JP 5093841 A JP5093841 A JP 5093841A JP 9384193 A JP9384193 A JP 9384193A JP H06283766 A JPH06283766 A JP H06283766A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 単一素子で移動している物体からの赤外線も
停止している物体からの赤外線も精度よく検出できる赤
外線センサを提供することを目的とする。 【構成】 半導体基板の表面に形成した同一の上面絶縁
薄膜11上に焦電素子部15とサーモパイル部19,20を非接
触構造に一体に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体から放出される赤
外線を検出する赤外線センサ、特に、単一の素子で物体
が停止している場合も移動している場合も精度よく検出
できる赤外線センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】物体から放出される赤外線を受けて熱を
発生し、この熱を電気信号に変換して赤外線を検出する
素子として、代表的なものに、熱電対を使ったサーモパ
イルや焦電体を使った焦電素子がある。これらは、その
特性を生かして熱源を検出する家庭電化製品、医療機
器、各種炉の制御部、防犯設備、火災警報器、自動員数
計測関係等多岐にわたり使用されている。
【0003】図8はサーモパイルの基本構造を示す。半
導体基板1表面に絶縁薄膜2を形成し、絶縁薄膜2上に
異種の金属あるいは半導体3、4を接合させて配設して
熱電対を形成し、接合部が存在する絶縁薄膜2の中央部
領域下の半導体基板層を除去したものである。サーモパ
イルでは、赤外線が入射して接合部が加熱されるとゼー
ベック効果により異種金属あるいは半導体3、4間に起
電力が生じ、この起電力によって赤外線が検出される。
通常、使用されているサーモパイルは、上記構造の熱電
対が複数個直列に接続されて充分な電圧が得られるよう
になっている。サーモパイルの長所は、別途処理回路を
設けることにより、温度を非接触の状態で測定すること
ができ、入射赤外線が時間的に変化しない定常的な状態
の場合、高感度で検出可能なことである。しかし、欠点
として時間的に変化する赤外線に対して比較的に感度が
低いことが挙げられる。
【0004】図9は焦電素子の基本構造を示す。半導体
基板5表面に絶縁薄膜6を形成し、絶縁薄膜6上に下部
電極7と焦電体薄膜8と上部電極9を積層構造に配設
し、焦電体薄膜8が存在する絶縁薄膜6の中央部領域下
の半導体基板層を除去したものである。焦電素子では、
赤外線が入射して焦電体薄膜8が加熱されると、焦電効
果により、上部電極9と下部電極7に電荷が誘起され、
起電力が生ずる。この起電力によって赤外線が検出され
る。焦電素子の長所は、入射赤外線が時間的に変化する
場合に高感度で検出する能力があり、その上に複数の焦
電素子を配列することにより、物体の移動方向を検知で
きる点にある。一方、欠点は、焦電効果の特性上、入射
する赤外線が時間的に変化する場合高感度の出力が得ら
れるが、入射赤外線が定常状態の場合出力が零になるこ
とである。したがって、停止している物体からの定常的
な赤外線を焦電素子で検出する場合には、赤外線をチョ
ッピングする等特別な操作が必要である。サーモパイル
と焦電素子はそれぞれ上記のような欠点を持っているた
め、移動している物体からの赤外線と停止している物体
からの赤外線をもれなく検出する際、従来は、サーモパ
イルと焦電素子の両方の素子を併用する方法が採られて
きた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、サーモパイル
と焦電素子は別の素子であり、サーモパイルと焦電素子
を併用する場合は、当然これらを個別に取り扱い装置等
に組み込む必要があり、光学的、電気回路的にそれぞれ
別に空間を専有することになり、大きな空間が必要にな
るとともに、コストも割高になる等の問題があった。本
発明は、上記の問題を解消するためになされたもので、
単一の素子にサーモパイルと焦電素子の両機能を持たせ
た赤外線センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の赤外線センサ
は、半導体基板の表面に形成した同一の上面絶縁薄膜上
に焦電素子部とサーモパイル部を非接触構造に一体に形
成し、サーモパイルと焦電素子の両方の機能を持たせた
ものである。
【0007】
【作用】上記のような構成にすると、停止している物体
から放出される赤外線はサーモパイル部によって検出さ
れ、移動している物体から放出される赤外線は焦電素子
部によって検出され、単一素子で移動している物体も停
止している物体も精度よく検出することができる。
【0008】
【実施例】図1(a)(b)は本発明の一実施例を示
す。図1(a)は平面図で、図1(b)は図1(a)の
AA断面における断面図で、10はn型Si結晶片の半
導体基板、11はSiO2 からなる上面絶縁薄膜、12
は半導体基板10と上面絶縁薄膜11との密着域、13
は空胴域、14はPtで形成した下部電極、15はPb
TiO3、Pb(Zr,Ti)O3,(Pb,La)(Z
r,Ti)O3 等からなる焦電体薄膜、16はAuで形
成した上部電極であり、下部電極14と焦電体薄膜15
と上部電極16で焦電素子部を構成している。19は
(BiSb)2 Te3 、PbTe、ZnSb等からなる
正の熱電能をもつ熱電材料甲、20はBi2(TeS
e)3,InSb,InAsP等からなる負の熱電能を
持つ熱電材料乙であり、これら異種の熱電材料甲19お
よび乙20が交互に直列に接続されて配列され、複数の
熱電対が形成されており、この複数の熱電対がサーモパ
イル部を構成している。複数の熱電対の温接点17は焦
電素子部の上部電極16と密着域12との間に形成さ
れ、冷接点18は上面絶縁薄膜11の密着域13上に形
成されている。22、23はそれぞれサーモパイル部の
熱電材料甲、乙19、20端に導通した電極パッド、2
4、25はそれぞれ焦電素子部の電極14、16に導通
した電極パッド、26は半導体基板10を保持する金属
フレーム、27は赤外線を吸収するための吸収体であ
り、SiO2 膜をAu黒又はBi黒で被覆したものであ
る。図では吸収体27は焦電素子部の上部電極16上に
のみ形成されているが、特に該場所に限定する必要はな
く、サーモパイル部の温接点17を覆う構造にしてもよ
い。28は下面絶縁薄膜である。
【0009】図2は図1の実施例の製造方法を示す。ま
ずn型Si結晶片よりなる単一の半導体基板10の上下
両面に熱酸化によりSiO2 膜を形成し上下両面にそれ
ぞれ上面絶縁薄膜11、下面絶縁薄膜28を設ける[図
2(a)]。そして、下面絶縁薄膜28の中央部領域の
部分をエッチング除去する[図2(b)]。次に、上面
絶縁薄膜11上にスパッタ法によりPtを堆積して下部
電極14を形成し、その上にスパッタ法かスピンコート
法によりPbTiO3,Pb(Zr,Ti)O3(Pb,
La)(Zr,Ti)O3 等を堆積して焦電体薄膜15
を形成し、その上に蒸着法によりAuを堆積して上部電
極16を形成する。上記のように、積層構造に形成した
下部電極14、焦電体薄膜15、上部電極16で焦電素
子部を構成するが、その各々の形状は特に図1(a)に
示す円形に限定する必要はなく、後に実施例を示すよう
な矩形あるいは多角形でもよく、また、各々が同じ形状
である必要もない。なお、Ptを堆積した下部電極14
の選択エッチングには逆スパッタ法を、PbTiO3
Pb(Zr,Ti)O3,(Pb,La)(Zr,T
i)O3 等を堆積した焦電体薄膜15の選択エッチング
にはHFとHClの混合希釈液を、又、Auを堆積した
上部電極16の選択エッチングには王水かオキシトロン
を用いるとよい。
【0010】次に、上面絶縁薄膜11上に熱電材料甲1
9と熱電材料乙20を配設してサーモパイル部を構成す
る複数の熱電対を形成するのであるが、熱電材料甲乙1
9、20を所定の形状に配設するには、フォトレジスト
をあらかじめ該熱電材料を配設する箇所以外にダミーと
して堆積しておき、当該材料を一方向より蒸着した後、
フォトレジストとともに必要な箇所以外の材料を除去す
るリフトオフ法を繰り返して行なえばよい。吸収体27
は、上部電極16上にCVD法でSiO2 膜を堆積し、
その上にN2 雰囲気でAu、Bi等を蒸着し、リフトオ
フ法で不必要な部分を除去することで形成する[図2
(c)]。次に半導体基板10の下面に熱酸化により形
成し中央部領域をエッチング除去した下面絶縁薄膜28
をマスクとして、NaOH又はKOHのアルカリ系エッ
チャントあるいはヒドラジンの水溶液等のn型Siエッ
チャントで半導体基板層10をエッチングする。エッチ
ング停止時間を適宜に制御して上面絶縁薄膜11の下面
に達するまでエッチングし、空胴域13を形成する[図
2(d)]。なお、半導体基板10のn型Si結晶片の
面方位を(100)面や(110)面に取り、かつ、下
面絶縁薄膜28の中央部をエッチングしたものをマスク
にして選択エッチングする際、その矩形の辺の方向を
〈110〉や〈211〉に合致させることにより、より
精密な加工が行なえる。
【0011】空胴域13は図3(a)、(b)、(c)
に示すような構造にしてもよい。図3(a)は、n型S
i結晶片の半導体基板10の上面絶縁薄膜11上に焦電
素子部とサーモパイル部を形成した後、該上面絶縁薄膜
11の一部をエッチングにより除去して、この窓から前
述のn型Siエッチャントを使用して該n型Si結晶片
の上面側一部をエッチングして形成したものを示す。な
お、P型Si結晶片の半導体基板を使用し、あらかじめ
空胴域にPあるいはAs等を拡散しておき、最後にこの
n型領域を選択エッチングすることで、より精密な加工
ができる。図3(b)は、まずn型Si結晶片の表面を
Si34膜で覆い、空胴域を形成する中央部のSi34
膜をリン酸エッチャントで除去し、露出したn型Si結
晶層を酸化しリンを拡大してリンガラスのダミー領域を
形成し、周辺部のSi34膜を除去し、その後CVD法
によって上面絶縁薄膜11を形成し、該上面絶縁薄膜1
1上に焦電素子部とサーモパイル部を形成した後、フッ
酸系エッチャントでダミー領域のリンガラスを選択エッ
チングして形成したものを示す。図3(c)は半導体基
板10の中央部にフォトレジスト、ポリイミドあるいは
リンガラスのダミー領域を形成し、その上に上面絶縁薄
膜を形成し、最後にダミー領域を溶剤あるいはエッチャ
ントで除去して空胴域13を形成したものを示す。
【0012】上域のような構成の素子の前方に物体が移
動、停止している場合、物体から放出される赤外線は光
学系を介して空胴域13の上部に入射する。そして赤外
線は当該部分で熱に変わる。この時、空胴域13の上部
は熱が逃げる伝導体がないため熱抵抗が大きく高温にな
る。そして、密着域12の上部は熱抵抗が小さいため
に、例えば空胴域13の上部から熱が伝導してきても低
温すなわち室温と同程度に保たれる。従って、空同域1
3の上部に形成されている焦電素子部の上部電極16近
傍と、その直下の焦電体薄膜15及びサーモパイル部の
温接点17近傍の温度は高くなる。更に、適宜に設けら
れた吸収体27の効果により、より高い温度が得られ
る。ここで、入射赤外線が停止物体からの定常的なもの
であれば、サーモパイル部の温接点17と冷接点18の
間に定常的な温度差が生じ、これに対応した熱起電力が
得られる。なお、本実施例のように複数の熱電対を直列
接続したものでは、電極パッド22、23から複数倍に
増大した検出信号が得られる。更に物体の輻射率距離を
考慮に入れて外部回路で処理する方法を採れば、非接触
で物体の温度を計測することができる。物体が移動して
いて、放出される赤外線が時間的に変化する場合には、
焦電素子部の上部電極16と下部電極14の間に焦電体
薄膜15の焦電効果により電荷が誘起され、電極パッド
24、25から検出信号が得られる。
【0013】上記のように物体が停止していて、放出さ
れる赤外線が定常的な場合には、サーモパイル部から感
度の高い検出信号が得られ、物体が移動していて、放出
される赤外線が時間的に変化する場合には、焦電素子部
から感度の高い検出信号が得られる。すなわち、単一の
素子により、物体が停止してる場合も、高い感度で検出
することができる。
【0014】図4(a)、(b)は本発明の他の実施例
を示す。図4(a)は平面図で、図4(b)は図4
(a)のBB断面における断面図で、図1と同一の符合
は同一または相当する部分を示す。図1に示す実施例と
異なる点は、焦電素子部の少なくとも上部電極16を覆
うようにCVD法でSiO2 膜からなる上部絶縁薄膜2
9を形成し、該上部絶縁薄膜27を介して熱電材料甲、
乙19、20を焦電素子部と非接触構造に配設し、温接
点17を空胴域13の上のなるべく中心部側に形成した
点である。この実施例では、サーモパイル部からより高
感度の検出信号が得られる。
【0015】焦電素子部、サーモパイル部の形状は限定
されるものではなく、図5(a)に示すように、焦電体
薄膜15は上面絶縁薄膜11の全面を覆う形状にしても
よく、又、図5(b)に示すように、下部電極14が上
面絶縁薄膜11の全面を覆い、焦電体薄膜15が下部電
極14の全面を覆う形状でもよく、又、上部絶縁薄膜2
9は、上部電極16と焦電体薄膜15の全面を覆う形状
でもよい。これらの形状は、要求される赤外線検出特性
と製造コストの兼ね合いで柔軟に選定できる。すなわ
ち、前述の如く物体から放出された赤外線は空胴域13
の上部で受光され熱に変わるが、該領域と密着域12と
の間は焦電体薄膜15や上部絶縁薄膜29等が薄い程熱
容量が小さく且つ熱抵抗が大きく、検出感度が大きくな
る。それは、フォトエッチ工程を何度も行ない上記の薄
膜を選択的に加工することで可能となるが、当然コスト
高になる。これらの薄膜は選択的に加工することにより
全面を覆う形状とする方がコスト安となる。上記のよう
な理由から下部電極14、焦電体薄膜15、上部電極1
6の形状は限定する必要がなく、使用状況に応じて最適
な形状にすればよい。
【0016】図6(a)、(b)は1つの素子に2つの
焦電素子部を設けた実施例を示す。図6(a)は平面図
で、図6(b)は図6(a)のCC断面における断面図
である。上面絶縁薄膜11の空胴域13の上方の領域に
矩形型の下部電極、14a、焦電体薄膜15b、上部電
極16aからなる第1の焦電素子部と同じ形状の14
b、15b、16bからなる第2の焦電素子部を備え第
1と第2の焦電素子部からそれぞれ検出信号が電極パッ
ド24a、25a、と24b、25bから得られるよう
になっている。この実施例では、移動している物体から
の放射赤外線が右から左に移動する場合には、電極パッ
ド24a、25aに先に検出信号が現われ、しかる後に
電極パッド24b、25bに検出信号が現われる。入射
赤外線が左から右に移動する場合には、電極パッド24
b、25bに先に検出信号が現われ、しかる後に電極パ
ッド24a、25aに検出信号が現われる。従って、第
1の焦電素子部からの検出信号が時間的に先か、第2の
焦電素子部からの検出信号が先かを識別することによ
り、物体の移動方向を検知できる。
【0017】次に、各実施例の検出信号の例を示す。移
動している物体の速度が10m/sの場合である。図1
に示す構造の実施例では、物体が左右に移動した場合、
焦電素子部から1.2×104 V/Wの検出信号が、物
体が停止している場合サーモパイル部から5.5×10
2 V/Wの検出信号が得られた。又、図4に示す実施例
では、物体が移動した場合焦電素子部から5.0×10
3 V/Wの検出信号が物体が停止している場合サーモパ
イル部から9.6×102 V/Wの検出信号が得られ
た。図6に示す実施例では、物体が右から左へ移動した
場合図7(a)に示すように第2の焦電素子部からの検
出信号が第1の焦電素子部からの検出信号に先行して得
られ、物体が逆方向に移動した場合図7(b)に示すよ
うに第1の焦電素子部からの検出信号が第2の焦電素子
部からの検出信号に先行して得られ、物体の移動方向の
検知が可能であった。又、物体が停止している場合、サ
ーモパイル部から9×103V/Wの検知信号が得られ
た。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によると、単
一の素子で停止している物体及び移動している物体から
の赤外線を感度よく検出できるようになり、従来より設
置空間が小さくてよく、そのうえにコストが安くなると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】図1に示す実施例の製造方法を示す図である。
【図3】異なる構造の空胴域を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図である。
【図5】焦電素子部の形状の異なる実施例を示す図であ
る。
【図6】2つの焦電素子部を持つ実施例を示す図であ
る。
【図7】図6に示す実施例の移動物体からの赤外線の検
出信号の例を示す図である。
【図8】サーモパイルの基本構造を示す図である。
【図9】焦電素子の基本構造を示す図である。
【符合の説明】
10 半導体基板 11 上面絶縁薄膜 12 密着域 13 空胴域 14 下部電極 15 焦電体薄膜 16 上部電極 17 温接点 18 冷接点 19 熱電材料甲 20 熱電材料乙 22、23 電極パッド 24、25 電極パッド 26 金属フレーム 27 吸収体 28 下面絶縁薄膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面に形成しその周辺部に
    囲われた中央部領域下の半導体基板層を除去して空胴域
    を設けた上面絶縁薄膜上に、積層構造に配設した下部電
    極と焦電体薄膜と上部電極とからなる焦電素子部と、該
    焦電素子部と非接触構造に配設した複数の熱電対からな
    るサーモパイル部を備えたことを特徴とする赤外線セン
    サ。
  2. 【請求項2】 サーモパイル部を構成する複数の熱電対
    を空隙または絶縁薄膜を介して焦電素子部と非接触構造
    に配設したことを特徴とする請求項1に記載の赤外線セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 半導体基板の少なくとも1つの表面に上
    面絶縁薄膜を形成する工程と、該上面絶縁薄膜上に下部
    電極と焦電体薄膜と上部電極を積層構造に配設して焦電
    素子部を形成する工程と、外上面絶縁薄膜上に複数の熱
    電対を焦電素子部と非接触構造に配設してサーモパイル
    部を形成する工程と、上面絶縁薄膜上に焦電素子部とサ
    ーモパイル部を形成した後に該上面絶縁薄膜の周辺部に
    囲われた中央部領域下の半導体基板層を除去して空胴域
    を形成する工程とからなる赤外線センサの製造方法。
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