JP2003254824A - 赤外線センサ装置、非接触型測温計および非接触型体温計 - Google Patents

赤外線センサ装置、非接触型測温計および非接触型体温計

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JP2003254824A JP2002059574A JP2002059574A JP2003254824A JP 2003254824 A JP2003254824 A JP 2003254824A JP 2002059574 A JP2002059574 A JP 2002059574A JP 2002059574 A JP2002059574 A JP 2002059574A JP 2003254824 A JP2003254824 A JP 2003254824A
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temperature
sensor device
heating element
infrared sensor
thermoelectric element
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Shigemi Sato
茂美 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱電素子毎の温度換算定数や、被射体の放射
率を考慮しなくても、被射体の温度を正確に計測するこ
とのできる赤外線センサ装置、それを備えた非接触型の
測温計、並びに体温計を提供すること。 【解決手段】 非接触型の体温計などの測温計に用いら
れた赤外線センサ装置1において、温度計測時、熱電素
子12が冷接点122を加熱する。そして、冷接点12
2と温接点121の温度差がなくなると、熱電素子12
から出力される電気信号が0Vになるので、出力監視回
路31は、その旨の信号を加熱素子温度計測回路33に
出力し、加熱素子温度計測回路33は、この時点の加熱
素子21の温度を直読する。ここで直読された加熱素子
21の温度は、そのまま、温接点121の温度、すなわ
ち、被射体100の温度である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、人体検知や非接触
で温度計測を行うための赤外線センサ装置、それを用い
た非接触型の測温計、並びに体温計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】各種の非接触型の測温装置に用いられて
いるセンサのうち、サーモパイル型の赤外線センサ装置
は、量子型センサと異なり、極低温に冷却する必要がな
いため、体温計、侵入警戒装置等、広い用途に用いられ
ている。
【0003】この赤外線センサ装置は、従来一般的に、
図6(A)、(B)に示すように、シリコン基板10
と、このシリコン基板10の表面に形成されたシリコン
酸化膜やシリコン窒化膜などからなる絶縁膜11と、こ
の絶縁膜11の表面で熱電対120が直列に接続された
熱電素子12とを有している。シリコン基板10は、一
部が除去されて開口101が形成されており、この開口
101と平面的に重なる領域が赤外線感受部20とされ
る。すなわち、赤外線感受部20には、熱電素子12を
構成する各熱電対120の温接点121が配置されてい
る一方、その外周側に冷接点122が配置されている。
なお、赤外線感受部20の表面は熱吸収体13で覆われ
ている。
【0004】このように構成した赤外線センサ装置にお
いて、被射体から熱吸収体13に赤外線が入射して温接
点121の温度が上昇し、温接点121と冷接点122
とに温度差が発生すると、熱電効果(ゼーベック効果)
により、熱電素子12からは、温度差に対応する電気信
号が出力される。例えば、図4に示すグラフにおいて、
冷接点122の温度(雰囲気温度)が20℃のときに、
温接点121の温度が36.5℃であれば、−2mVの
電圧の電気信号が出力される。従って、この出力信号に
増幅などの処理を行えば、赤外線の入射の有無を検知す
ることができるとともに、出力信号のレベルによって、
被射体の温度を非接触で計測することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
赤外線センサ装置では、熱電素子12からの出力を温度
に換算する必要があるが、熱電素子12には、この温度
換算のための定数にばらつきがある。従って、測温計な
どを製造する際、測温計毎に熱電素子12の特性をチェ
ックし、このチェック結果に基づいて、温度換算定数を
合わせ込む作業が必要であるため、生産性が低いという
問題点がある。また、従来の赤外線センサ装置では、被
射体からの赤外線の放射率を考慮する必要があるという
問題点もある。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
熱電素子毎の温度換算定数や、被射体の放射率を考慮し
なくても、被射体の温度を正確に計測することのできる
赤外線センサ装置、それを備えた非接触型の測温計、並
びに体温計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、被射体から放出された赤外線を温接点
で吸収して電気信号に変換する熱電素子を有する赤外線
センサ装置において、前記熱電素子から出力される電気
信号を監視する出力監視手段と、前記熱電素子の冷接点
を加熱する加熱素子と、前記出力監視手段での監視結果
において前記熱電素子から出力された電気信号が0Vに
なったときの前記加熱素子の温度を計測する加熱素子温
度計測手段とを有することを特徴とする。
【0008】本発明において、被射体から熱吸収体に赤
外線が入射して温接点の温度が上昇し、温接点と冷接点
とに温度差が発生すると、熱電効果により、熱電素子か
らは、温度差に対応する電気信号が出力され、この出力
信号を出力監視手段が監視する。ここで、熱電素子の冷
接点に対しては、冷接点を加熱するための加熱素子が配
置されており、加熱素子は、冷接点を加熱する。その結
果、冷接点と温接点の温度差がなくなると、出力監視手
段での監視結果において熱電素子から出力された電気信
号が0Vになるので、この時点の加熱素子の温度を加熱
素子温度計測手段によって計測すれば、ここで計測した
温度によって、温接点の温度がわかる。従って、熱電素
子からの出力を温度に換算しなくても、温接点の温度
(被射体の温度)を計測することができるので、熱電素
子毎に温度換算のための定数がばらついていても、この
ようなばらつきは、温接点の温度の計測結果に影響を及
ぼさない。それ故、温接点の温度を正確に計測すること
ができる。また、赤外線センサ装置を製造する際、熱電
素子の特性をチェックし、このチェック結果に基づい
て、温度換算定数を合わせ込むための作業を行う必要が
ないので、生産性を向上することができる。また、被射
体からの赤外線の放射率を考慮する必要がないという利
点もある。
【0009】本発明において、前記加熱素子は、前記熱
電素子が形成されている薄膜上に形成されていることが
好ましい。このように構成すると、加熱素子は、熱電素
子の冷接点を効率よく加熱するため、温度計測の応答性
がよい。
【0010】本発明において、前記熱電素子の温接点が
配置されている赤外線感受部には、スペーサによって支
持された赤外線透過フィルタが対向配置され、かつ、前
記スペーサは、前記加熱素子の近傍に配置されているこ
とが好ましい。
【0011】本発明において、前記加熱素子は、例え
ば、抵抗体である。
【0012】本発明において、前記加熱素子としては、
ダイオード素子を用いてもよい。
【0013】本発明において、前記加熱素子温度計測手
段は、前記加熱素子に給電した際の電気的抵抗値に基づ
いて当該加熱素子の温度を計測することが好ましい。こ
のように構成すると、赤外線センサ装置の構成を簡素化
できるという利点がある。
【0014】本発明において、前記加熱素子は、前記熱
電素子の冷接点が配置されている領域を多重に囲むよう
に複数列、形成され、前記加熱素子温度計測手段は、当
該複数の加熱素子のうちの少なくとも1つの温度を計測
することが好ましい。この場合、前記加熱素子温度計測
手段は、前記複数の加熱素子のうち、前記熱電素子の冷
接点に最も近接配置された加熱素子の温度を計測するこ
とが好ましい。このように構成すると、熱電素子の冷接
点を一定の条件で加熱できるので、温接点の温度(被射
体の温度)を正確に計測することができる。
【0015】このように構成した本発明に係る赤外線セ
ンサ装置は、人の侵入などを監視するための監視装置に
用いることができるとともに、非接触型の測温計、例え
ば、非接触型の体温計などに用いることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。なお、本発明を適用した赤外線センサ
装置は、基本的な構成が、図6を参照して説明したもの
と共通しているので、共通する部分には同一の符号を付
して説明する。
【0017】図1(A)、(B)はそれぞれ、本発明を
適用した赤外線センサ装置の要部構成を示す説明図、お
よびこの赤外線センサ装置の要部の断面図である。図2
は、この赤外線センサ装置において、直列に接続された
熱電対の構成を示す平面図である。図3は、この赤外線
センサ装置に用いた加熱素子の一例を示す説明図であ
る。図4は、本発明を適用した赤外線センサ装置におい
て、温度を計測する原理を説明するためのグラフであ
る。
【0018】図1(A)、(B)において、本形態の赤
外線センサ装置1は、例えば、体温を耳などで計測する
非接触型体温計などといった測温計に用いられており、
基体たるシリコン基板10と、このシリコン基板10の
表面に形成されたシリコン酸化膜やシリコン窒化膜など
からなる絶縁膜11と、この絶縁膜11の表面で複数の
熱電対120が直列に接続された熱電素子12とを有し
ている。
【0019】シリコン基板10は、一部が異方性エッチ
ングなどによって除去されて開口101が形成されてい
る。従って、開口101と平面的に重なる部分は、メン
ブレン、あるいはダイヤフラム層と称せられる絶縁膜1
1のみで形成され、熱容量が小さい。
【0020】このような開口101と平面的に重なる領
域は、赤外線感受部20として、熱電素子12を構成す
る各熱電対120の温接点121が配置されている一
方、その外周側に冷接点122が配置されている。熱電
素子12は、例えば、プラスのゼーベック係数を有する
材料の薄膜パターンと、マイナスのゼーベック係数を有
する材料の薄膜パターンを両端が接合するように形成し
た熱電対120を配線パターン(図示せず)で直列に電
気的に接続することにより、大きな信号出力を得るよう
に構成されている。
【0021】本形態の熱電素子12では、図2に示すよ
うに、所定の不純物が導入された帯状のポリシリコン膜
126が複数、並んで形成されているとともに、ポリシ
リコン膜126で挟まれた各領域の各々には帯状のアル
ミニウム膜127が形成されている。ここで、アルミニ
ウム膜127の一方の端部は、ポリシリコン膜126の
温接点121を構成する側の端部に重なり、かつ、アル
ミニウム膜127の他方の端部は、隣接するポリシリコ
ン膜126の冷接点122を構成する側の端部に重なっ
ている。このようにして、熱電対120が直列に電気的
に接続された熱電素子12が構成されている。
【0022】再び図1(A)、(B)において、本形態
の赤外線センサ装置1では、直列に接続された熱電対1
20のうち、両端に位置する熱電対120に対しては、
熱電素子12から出力される信号を監視するための出力
監視回路31が電気的に接続されている。この出力監視
回路31は、例えば、後述する給電回路32や加熱素子
温度計測回路33などと同様、一つのIC30内に構成
されている。
【0023】赤外線感受部20の表面は、黒色のレジス
トや黒色金属などからなる吸収体13で覆われている。
赤外線感受部20は環状のスペーサ15で囲まれ、か
つ、このスペーサ15の上端部分には赤外線透過フィル
タ14が取付けられている。このため、赤外線感受部2
0に対しては、赤外線透過フィルタ14が対向配置され
た構造になっている。
【0024】本形態では、絶縁膜11の表面のうち、ス
ペーサ15で覆われた部分には、熱電素子12の冷接点
122を加熱するための加熱素子21、22が、冷接点
122が配置されている領域を囲むように二重に形成さ
れ、これらの加熱素子21、22に対しては、給電回路
32が形成されている。
【0025】ここで、加熱素子21、22は、図3に示
すように、絶縁膜11の表面に形成されたアルミニウム
などの金属パターンで形成され、加熱素子21、22
と、熱電素子12とは共通の薄膜上に形成されている。
【0026】これらの加熱素子21、22のうち、内側
に形成された加熱素子21に対しては、この加熱素子2
1を測温抵抗体とみなして、その抵抗値から加熱素子2
1の温度を検出する加熱素子温度計測回路33が形成さ
れている。
【0027】また、加熱素子温度計測回路33に対して
は、出力監視回路31から、熱電素子12の出力の監視
結果が出力されており、加熱素子温度計測回路33は、
出力監視回路31から熱電素子12から0Vの信号出
力、すなわち、熱電素子12において冷接点122と温
接点121の温度差が0℃である旨の信号が出力された
ときに、加熱素子21の温度を冷接点122の温度とし
て計測し、出力するように構成されている。
【0028】このように構成した赤外線センサ装置1に
おいて、被射体100から熱吸収体13に赤外線が入射
して温接点121の温度が上昇し、温接点121と冷接
点122とに温度差が発生すると、熱電効果により、熱
電素子12からは、温度差に対応する電気信号が出力さ
れる。例えば、図4に示すグラフにおいて、冷接点12
2の温度(雰囲気温度)が20℃のときに、被射体10
0の温度が36.5℃であれば、−2mVの電圧の電気
信号が出力され、このような出力は、出力監視回路31
において監視される。
【0029】ここで、赤外線センサ装置1では、熱電素
子12の冷接点122に対して、冷接点122を加熱す
るための加熱素子21、22が配置され、加熱素子2
1、22は、冷接点122を加熱する。従って、冷接点
122が加熱素子21によって加熱されて、例えば、3
6.5℃に近づくにつれて、冷接点122と温接点12
1の温度差が小さくなるので、熱電素子12から出力さ
れる電気信号が0Vに近づいていく。そして、冷接点1
22も36.5℃になって冷接点122と温接点121
の温度差がなくなると、熱電素子12から出力される電
気信号が0Vになるので、出力監視回路31は、その旨
の信号を加熱素子温度計測回路33に出力し、加熱素子
温度計測回路33は、この時点の加熱素子21の温度を
計測する。ここで、熱電素子12から出力される電気信
号が0Vということは、冷接点122と温接点121に
温度差がなく、温接点121の温度も36.5℃である
ことを意味するため、赤外線センサ装置1では、加熱素
子21の温度を直読した値が、そのまま、温接点121
の温度、すなわち、被射体100の温度であるので、従
来の赤外線センサ装置と違って、熱電素子12からの出
力を温度に換算しなくてもよい。それ故、熱電素子12
毎に温度換算のための定数がばらついていても、このよ
うなばらつきは、温接点121の温度(被射体100の
温度)の計測結果に影響を及ぼさない。よって、被射体
100の温度を正確に計測することができる。また、赤
外線センサ装置1を製造する際、熱電素子12の特性を
チェックし、このチェック結果に基づいて、温度換算定
数を合わせ込むための作業を行う必要がないので、生産
性を向上することができる。また、被射体100からの
赤外線の放射率を考慮する必要がないという利点もあ
る。
【0030】また本形態の赤外線センサ装置1におい
て、加熱素子21、22と、熱電素子12とは共通の薄
膜上に形成されているため、加熱素子21、22は熱電
素子12の冷接点122を効率よく加熱する。このた
め、温度計測の応答性がよい。
【0031】さらに本形態の赤外線センサ装置1におい
て、加熱素子21は、熱電素子12の冷接点122が配
置されている領域を二重に囲むように2列形成され、加
熱素子温度計測回路33は、2列に形成された加熱素子
21のうち、熱電素子12の冷接点122に最も近接配
置された内側の加熱素子21の温度を計測する。このた
め、内側の加熱素子21は、外側に配置された加熱素子
21によって保温された状態にあるので、内側の加熱素
子21は、雰囲気温度が変化しても温度がばらつかな
い。従って、内側の加熱素子21は、熱電素子12の冷
接点122を一定の条件で加熱するので、温接点121
の温度(被射体の温度)を正確に計測することができ
る。
【0032】しかも本形態の赤外線センサ装置1では、
加熱素子21をヒータおよび測温抵抗体として利用して
いるので、赤外線センサ装置1の構成を簡素化できると
いう利点がある。
【0033】(別の加熱素子21、22)上記形態で
は、加熱素子21、22として、絶縁膜11の表面など
に形成した金属パターンからなる抵抗素子を利用した
が、図5に示すように、シリコン基板10、あるいは、
絶縁膜11の表面に形成した半導体膜10′の低濃度n
型領域26内に高濃度p型領域27と高濃度n型領域2
8を島状に形成し、これらの半導体領域によって構成さ
れるダイオード素子に逆方向の電圧を印加することによ
り、ダイオード素子を加熱素子21として用い、かつ、
そのときの電気的抵抗値より、加熱素子21の温度を直
読するように構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を適用した
赤外線センサ装置では、被射体から赤外線が入射する
と、熱電素子からは、温度差に対応する電気信号が出力
される一方、加熱素子は冷接点を加熱する。このため、
冷接点が加熱されて温接点との温度差がなくなると、熱
電素子から出力された電気信号が0Vになるので、この
時点の加熱素子の温度を直読すれば、温接点の温度がわ
かる。従って、熱電素子からの出力を温度に換算しなく
ても、温接点の温度(被射体の温度)を計測することが
できるので、熱電素子毎に温度換算のための定数がばら
ついていても、このようなばらつきは、温接点の温度の
計測結果に影響を及ぼさない。それ故、温接点の温度を
正確に計測することができる。また、赤外線センサ装置
を製造する際、熱電素子の特性をチェックし、このチェ
ック結果に基づいて、温度換算定数を合わせ込むための
作業を行う必要がないので、生産性を向上することがで
きる。また、被射体からの赤外線の放射率を考慮する必
要がないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した
赤外線センサ装置の要部構成を示す説明図、およびこの
赤外線センサ装置の要部の断面図である。
【図2】図1に示す赤外線センサ装置において、直列に
接続された熱電対の構成を示す平面図である。
【図3】図1に示す赤外線センサ装置に用いた加熱素子
の一例を示す説明図である。
【図4】赤外線センサ装置において、温度を計測する原
理を説明するためのグラフである。
【図5】本発明を適用した赤外線センサ装置に用いるこ
とのできる他の加熱素子を示す説明図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、従来の赤外線セン
サ装置の要部構成を示す説明図、およびこの赤外線セン
サ装置の要部の断面図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 絶縁膜 12 熱電対 13 吸収体 14 赤外線透過フィルタ 15 スペーサ 21 内側の加熱素子 22 外側の加熱素子 31 出力監視回路 32 給電回路 33 加熱素子温度計測回路 121 温接点 122 冷接点
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01V 8/12 G01V 9/04 A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被射体から放出された赤外線を温接点で
    吸収して電気信号に変換する熱電素子を有する赤外線セ
    ンサ装置において、 前記熱電素子から出力される電気信号を監視する出力監
    視手段と、前記熱電素子の冷接点を加熱する加熱素子
    と、前記出力監視手段での監視結果において前記熱電素
    子からの出力電圧が0Vになったときの前記加熱素子の
    温度を計測する加熱素子温度計測手段とを有することを
    特徴とする赤外線センサ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記加熱素子は、前
    記熱電素子が形成されている薄膜上に形成されているこ
    とを特徴とする赤外線センサ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記熱電素
    子の温接点が配置されている赤外線感受部には、スペー
    サによって支持された赤外線透過フィルタが対向配置さ
    れ、かつ、当該スペーサは、前記加熱素子の近傍に配置
    されていることを特徴とする赤外線センサ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記加熱素子は、抵抗体であることを特徴とする赤外線
    センサ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記加熱素子は、ダイオード素子であることを特徴とす
    る赤外線センサ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記加熱素子温度計測手段は、前記加熱素子に給電した
    際の電気的抵抗値に基づいて当該加熱素子の温度を計測
    することを特徴とする赤外線センサ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記加熱素子は、前記熱電素子の冷接点が配置されてい
    る領域を多重に囲むように複数列、形成され、 前記加熱素子温度計測手段は、当該複数の加熱素子のう
    ちの少なくとも1つの温度を計測することを特徴とする
    赤外線センサ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記加熱素子温度計
    測手段は、前記複数の加熱素子のうち、前記熱電素子の
    冷接点に最も近接配置された加熱素子の温度を計測する
    ことを特徴とする赤外線センサ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに規定する
    赤外線センサ装置を用いたことを特徴とする非接触型測
    温計。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれかに規定す
    る赤外線センサ装置を用いたことを特徴とする非接触型
    体温計。
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