JPH062835Y2 - アウタミラー支持パイプの固定構造 - Google Patents

アウタミラー支持パイプの固定構造

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JPH062835Y2
JPH062835Y2 JP15851288U JP15851288U JPH062835Y2 JP H062835 Y2 JPH062835 Y2 JP H062835Y2 JP 15851288 U JP15851288 U JP 15851288U JP 15851288 U JP15851288 U JP 15851288U JP H062835 Y2 JPH062835 Y2 JP H062835Y2
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JP
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pipe
hole
bracket
outer mirror
mirror support
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JP15851288U
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憲生 吉田
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用アウタミラーを支持しているパイプ
の一端を、車体に設置されたブラケットに対して固定す
る構造に関するものであり、トラック等に適用するに好
適である。
〔従来の技術〕
第4図はこの種のアウタミラー支持構造の従来例を示す
外観図である。
パイプ1の上端にはクランプ2が取り付けられている。
このクランプ2は、車体のサッシを把持して固定され
る。
一方、車体に設置されたブラケット3には有底の穴3aが
設けられていて、前記パイプ1の下端部が嵌合される。
上記のパイプ1の中間部は略垂直をなし、この垂直部に
アウトサイドミラー4が取り付けられている。
第5図は、前記ブラケツト3と、パイプ1の下端部との
嵌合状態を示す斜視図である。
この嵌合部を、第4図に示す矢印VI方向に見た外観を第
6図に示す。
第6図のVIII−VIII断面を第7図に示す。
ブラケット3の穴3aに、パイプ1の下端が挿入されてい
る。
上記のパイプ1には雌ネジ孔1aが設けられていて、ブラ
ケツト3の穴3aの側面を貫通するスルーホール3bに挿通
された取付ネジ5が該雌ネジ孔1aに螺入されている。
第7図のVIII−VIII断面を第8図に示す。
前記の取付ネジ5を締め付けると、パイプ1は図の左方
に引き寄せられ、ブラケット3の穴3aに対して線接触す
るとともに、パイプ1と穴3aとの間に間隙gを生じる。
〔考案が解決しようとする課題〕
第7図および第8図について述べたように、パイプ1と
穴3aとの嵌合部において、該パイプ1が3aに対して1本
の線に沿って線接触するとともに、その他の部分では間
隙gを生じているので、パイプ1の取付状態が不安定で
ある。
即ち、第6図において、パイプ1は取付ネジ5を中心と
して往復矢印a−bの如く揺動し易いという問題が有
る。
第4図を参照して容易に理解されるように、パイプ1が
揺動すると、アウトサイドミラー4が揺れ動き、鏡の映
像が不規則に変化するので不具合である。
パイプ1がブラケット3に対して揺動することの無いよ
う、強固に固定することは公知技術を適用して可能であ
る。
しかし乍ら、各種公知の固定手段を適用して強固に固定
しようとすると、それぞれ不具合を生じる。
例えば、取付ネジ5の設置個数を増せば、取付取外しの
作業の手数を増す。
また、設置や溶接を併用すると分解が不可能になる。
また例えば、パイプ1とブラケット3との嵌合長さを増
加させると、固定構造部分が大形大重量となる上に製造
コストが増加する。
また、例えばパイプ1に雄ネジを設けるとともにブラケ
ット3に雌ネジを設けて螺合すると、構造が複雑になっ
て製造コストが増加し、その上、取付け取外し作業に手
数を要する。
以上の問題点は第6図に示した往復円弧矢印a−b方向
の揺動についてであるが、同第6図に示した往復楕円矢
印θ方向の回動についても同様の問題が有る。
即ち、第4図から容易に理解されるように、この従来例
のアウトサイドミラー支承構造において、この支承構造
を装着した自動車が高速で走行してアウトサイドミラー
4に風圧が掛かると、パイプ1には図示往復矢印θ方向
の回動力が加えられることになる。
第7図について考察すると、パイプ1に加えられる前記
往復矢印θの力を受けるのは取外ネジ5のみである。
パイプ1を回そうとする力は、前述した走行時の風圧の
みではなく、アウトサイドミラーが外部物体と衝突した
際にも回動方向(矢印θ)の力を受ける。しかも、この
場合は衝撃荷重が掛かるので、取外ネジ5は過酷なシェ
アーを受けることになる。また、第8図に示した間隙g
の存在により、該取付ネジ5にはベンディングも掛か
る。
このように、従来例の固定構造では、パイプ1の軸心ま
わりの回動を固定することについても技術的困難を有し
ている。
一般論としてブラケツトに対する軸の回動(軸心まわり
の回動)を防止するのは各種の技術が公知であって、溶
接,接着剤,焼き嵌め,割り締め、スプライン結合、キ
ー結合,セレーション結合、コツタ結合などが考えら
れ、また、取付ネジ(止めネジ)の個数および又は該取
付ネジの径を増すことも考えられる。しかしながら、ア
ウトサイドミラー用のパイプとブラケツトとの固定構造
に関する使用条件を考え合わせると、これら各種の公知
技術を適用することは、いずれの方法についてもそれぞ
れ不具合が有って実用に供し難い。即ち、 取付ネジの個数を増加させることは、この固定部構造の
構成部品点数を増加させるとともに形状寸法および重量
を増加させる。のみならず、分解,組立の所要工数を増
大させて組付作業性や整備性を悪くする。
また、取付ネジの径を増すことは、パイプ1の肉厚寸法
の増加やネジのピッチとの関係を考慮しないと実用上の
効果を期し難い。しかし、パイプ1の肉厚を増すことは
著しい重量増加と材料コスト上昇とを伴うので、デメリ
ットが過大で実用に適しない。
パイプ1とブラケット3とを溶接することは、一般にし
ばしば用いられる方法であるが、アウトサイドミラーの
パイプとブラケットとの取付部の場合は、分解再組立を
可能ならしめなければならないので、こうした整備性の
面から溶接固着は適用できない。
接着剤を用いた接着や焼き嵌めについても、上記の溶接
におけると同様の整備性を阻害するという問題がある。
スプライン結合やキー結合は、パイプの結合については
肉厚との関係があり、薄肉パイプには適用できない。と
ころが、アウタミラー用のパイプをスプライン結合,キ
ー結合に耐えるように厚肉にすると、重量,コストの増
加といったデメリットが大き過ぎる上に、機械加工のコ
ストが増加して不経済であり、実用性が無い。
セレーション結合を用いることは、比較的薄肉のパイプ
にも適用できるので、アウタミラー全体としての重量増
加を招くことなく、強固な回り止め効果を期待できる。
しかしながら、パイプとブラケットとをセレーションに
結合しようとすると、パイプ1の端部の外周部分、およ
び、ブラケツトに設けた穴(第4図に示した穴3aに相当
するパイプ嵌入用の穴)の内面の双方に機械加工を施さ
ねばならないので、製造工程が複雑となり機械加工コス
トが上昇して不経済である。
ブラケットのパイプ嵌合部分を割り締め形に構成する
と、製造コストを増加させるのみならず、アウタミラー
全体としての意匠にも影響を与え、外観を悪くしてその
商品価値を減じるので不適当である。
コツタ結合を適用しても、上記と同様に外観を損じると
いう不具合を招く。
以上に述べた各種公知技術の何れか一つを適用してパイ
プ1とブラケット3との回り止め措置を講じ、若しく
は、これら公知技術の何れか二つ以上を併用してパイプ
1とブラケット3との回り止め措置を講じることは、一
般的な設計的配慮の域を出でないが、アウタミラー用パ
イプとブラケットとの間の回り止め構造に関しては、以
上に説明したごとく、第6図について説明した2種類の
回り止め、すなわち、取付ネジ5を中心とする往復円弧
矢印a−b方向の回り止めと、 該取付ネジ5にシェアーを及ぼさないように往復楕円弧
矢印θ方向の回動を固定することと、双方の課題が有
り、公知技術の適用、乃至は公知技術の寄せ集めでは解
決できない。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたので、装置を大
形,大重量ならしめる虞れ無く、特にパイプの肉厚を増
加せしめず、取付け取外し作業の所要工数を増加せしめ
ること無く、かつ、機械加工のコストを上昇せしめる構
成部分を含まず、「ブラケットに設けた穴にパイプの一
端を嵌合して、ただ1本のみの取外ネジで締めつける」
という簡単な構成であることを変えることなく、パイプ
をブラケットに対して、安定した状態で確実に固定し得
るアウタミラー支持パイプの固定構造を適することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために創作した本考案に係るアウ
タミラー支持パイプの固定構造は、 アウタミラーを支持しているパイプをブラケットに対し
て固定する構造において、 上記パイプの端から長さ寸法Lの部分に設けた平面部
と、 上記平面部の中央付近に設けた雌ネジ孔と、前記ブラケ
ットに設けた、深さ寸法Lを越える、入口径の大なるテ
ーパ穴と、 上記の穴の側面に設けた、止めネジ挿通用のスルーホー
ルと、よりなることを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成によれば、ブラケットの穴とパイプとは、パ
イプに設けた平面部の両側の線の先端の2点と、該平面
部よりもパイプの中央(長さ方向についての中央)寄り
の1点との3点で接触し、押圧される。これため、パイ
プの固定状態が安定する。
しかも、「ブラケットに設けた穴にパイプの一端を嵌合
して、ただ1本のみの取外ネジで締めつける」という基
本構成を変えないので、装置の形状,重量を増大させる
虞れが無く、取付け取外し作業の所要工類を増加させる
虞れも無く、また、製造コストを著しく増加させること
も無い。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
前記従来例における第5図に対応する斜視図である。
この実施例は前記の従来例に本考案を適用して改良した
ものであって、前記実施例におけると同一の図面参照番
号を付したものは、前記従来例(第6図〜第8図)にお
けると同様の構成部分を示す。ダッシを付したものは前
記従来例の構成部分に対応する類似の部材である。
パイプ1′の先端部の長さLの部分に平面部1bを形成
し、その中央部近傍に取付ネジ用の雌ネジ孔1aを設け
る。
本例においては鋼製パイプ1′の先端部をプレス成形し
て平面部1bを形成した。このプレス成形の際、雌ネジ孔
1a付近に肉寄せを施してある。
前記の穴3aの深さ寸法をDとし、 D>L なるごとく、前記の寸法Lを設定する。
第2図は、上記嵌合部の縦断面図であり、第3図はパイ
プ1′の斜視図である。
第3図に示したパイプ1′は穴3aに対して、図示の2点
C,Dと点Eとの3点で接触するので、パイプ1′の揺
動(取付ネジ5の軸心回りの揺動)及び軸心まわりの回
動を確実に防止して、該パイプ1′の固定状態を安定さ
せる。これらの3点C,D,Eと穴3aの内周面との当接
を一層安定ならしめるため、この穴3aには入口方向に拡
開するテーパを付してある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るアウタミラー支持パ
イプの固定構造によれば、装置を大形,大重量ならしめ
る虞れ無く、特にパイプの肉厚を増加せしめず、取付け
取外し作業の所要工数を増加せしめること無く、かつ、
機械加工のコストを上昇せしめる構成部分を含まず。
「ブラケットに設けけた穴にパイプの一端を嵌合して、
ただ1本のみの取付ネジで締めつける」という簡単な構
成であることを変えることなく、パイプとブラケットに
対して、安定した状態で確実に固定し得るという優れた
実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係るアウタミラー支持パイ
プの固定構造の一実施例を示し、 第1図は分解斜視図、 第2図は縦断面図、 第3図はパイプの斜視図である。 第4図乃至第8図は従来例を示し、 第4図はアウトサイドミラー支持機構を説明するための
外観図、 第5図はパイプ取付部近傍の分解斜視図、 第6図は第4図に示したVI矢視図、 第7図は第6図に示したVII−VII断面図、 第8図は第7図に示したVIII−VIII断面図である。 1,1′…パイプ、1a…雌ネジ孔、1b…平面図、2…ク
ランプ、3…ブラケット、3a…穴、3b…スルーホール、
4…アウトサイドミラー、5…取付ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタミラーを支持しているパイプをブラ
    ケットに対して固定する構造において、 上記パイプの端から長さ寸法Lの部分に設けた平面部
    と、 上記平面部の中央付近に設けた雌ネジ孔と、前記ブラケ
    ットに設けた、深さ寸法Lを越える、入口径の大なるテ
    ーパ穴と、 上記の穴の側面に設けた、止めネジ挿通用のスルーホー
    ルと、よりなることを特徴とする、アウタミラー支持パ
    イプの固定構造。
JP15851288U 1988-12-07 1988-12-07 アウタミラー支持パイプの固定構造 Expired - Lifetime JPH062835Y2 (ja)

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JP15851288U JPH062835Y2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07 アウタミラー支持パイプの固定構造

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JPH0278443U JPH0278443U (ja) 1990-06-15
JPH062835Y2 true JPH062835Y2 (ja) 1994-01-26

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