JPH06281345A - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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Publication number
JPH06281345A
JPH06281345A JP7134793A JP7134793A JPH06281345A JP H06281345 A JPH06281345 A JP H06281345A JP 7134793 A JP7134793 A JP 7134793A JP 7134793 A JP7134793 A JP 7134793A JP H06281345 A JPH06281345 A JP H06281345A
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JP
Japan
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dried
drying
ventilation operation
ratio
articles
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Application number
JP7134793A
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English (en)
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Yasuo Uchikawa
靖夫 内川
Ryuzo Nakamura
隆三 中村
Takahiro Urahira
隆博 浦平
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/85Food storage or conservation, e.g. cooling or drying

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 乾燥対象物X,X’を貯留する貯留室2の一
側から他側へ乾燥用風Aを通風する正転通風運転と、貯
留室2の他側から一側へ乾燥用風Aを通風する逆転通風
運転とを所定時間毎に自動切り換えする乾燥機におい
て、貯留室2の一側寄りに位置する乾燥対象物Xの実重
量W1と設定仕上がり重量Wm1との差を一側寄り乾燥
負荷ΔW1とすると共に、他側寄りに位置する乾燥対象
物X’の実重量W2と設定仕上がり重量Wm2との差を
他側寄り乾燥負荷ΔW2として、それら一側寄り乾燥負
荷ΔW1と他側寄り乾燥負荷ΔW2との比に応じ正転通
風運転と逆転通風運転との運転時間比T1:T2を自動
設定する設定手段9aを設けてある。 【効果】 貯留室における乾燥対象物の全量について均
一な乾燥処理を安定的、かつ、自動的に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本第1及び第2発明は、千切り大
根の製造等に用いる乾燥機に関し、乾燥対象物を貯留す
る貯留室の一側から他側へ乾燥用風を通風する正転通風
運転と、前記貯留室の他側から一側へ乾燥用風を通風す
る逆転通風運転とを所定時間毎に自動切り換えする乾燥
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の如き乾燥機においては、正
転通風運転と逆転通風運転との自動切り換えにおいて、
図5に示すように、正転通風運転の運転時間T1と逆転
通風運転の運転時間T2とを単に等しい(T1=T2)
固定値に設定し、その設定した等時間ごとに正転通風運
転と逆転通風運転との自動切り換えを行うようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の乾燥機
では、貯留室の一側寄りに位置する乾燥対象物(すなわ
ち、正転通風運転において風上側に位置する乾燥対象
物)と、貯留室の他側寄りに位置する乾燥対象物(すな
わち、逆転通風運転において風上側に位置する乾燥対象
物)との収納量の違いや含水率の違い等による乾燥負荷
の異なり起因して、一側寄り乾燥対象物と他側寄り乾燥
対象物とで仕上がり乾燥品質が異なり、例えば、一側寄
り乾燥対象物が適当な仕上がり品質に至った際に、他側
寄りの乾燥対象物が既に過乾燥状態に至っていたり、ま
た逆に未だ十分な乾燥状態に至っていない等のことが生
じ、貯留乾燥対象物の全量について所望の仕上がり品質
を安定的に得られない問題があった。
【0004】本第1及び第2発明の目的は、正転通風運
転と逆転通風運転との自動切り換えを合理的な形態で実
施することにより、上記問題の解消を図る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1発明による乾燥機
の特徴構成は、乾燥対象物を貯留する貯留室の一側から
他側へ乾燥用風を通風する正転通風運転と、前記貯留室
の他側から一側へ乾燥用風を通風する逆転通風運転とを
所定時間毎に自動切り換えする構成において、前記貯留
室の前記一側寄りに位置する乾燥対象物の実重量と設定
仕上がり重量との差を一側寄り乾燥負荷とすると共に、
前記他側寄りに位置する乾燥対象物の実重量と設定仕上
がり重量との差を他側寄り乾燥負荷として、それら一側
寄り乾燥負荷と他側寄り乾燥負荷との比に応じ正転通風
運転と逆転通風運転との運転時間比を自動設定する設定
手段を設けたことにある。
【0006】又、本第2発明による乾燥機の特徴構成
は、乾燥対象物を貯留する貯留室の一側から他側へ乾燥
用風を通風する正転通風運転と、前記貯留室の他側から
一側へ乾燥用風を通風する逆転通風運転とを所定時間毎
に自動切り換えする構成において、前記貯留室の前記一
側寄りに位置する乾燥対象物の実重量と、前記他側寄り
に位置する乾燥対象物の実重量との比に応じて、正転通
風運転と逆転通風運転との運転時間比を自動設定する設
定手段を設けたことにある。
【0007】
【作用】すなわち、この種の乾燥機の乾燥性能特性とし
て、正転通風運転と逆転通風運転との自動切り換えにお
ける逆転通風運転の運転時間比を大きくするほど、他側
寄り乾燥対象物(逆転通風運転において風上側となる乾
燥対象物)に対する乾燥能力が一側寄り乾燥対象物に対
する乾燥能力に比べ大きくなり、逆に、正転通風運転の
運転時間比を大きくするほど、一側寄り乾燥対象物(正
転通風運転において風上側となる乾燥対象物)に対する
乾燥能力が他側寄り乾燥対象物に対する乾燥能力に比べ
大きくなる。
【0008】したがって、本第1発明の上記特徴構成に
よれば、貯留室の一側寄りに位置する乾燥対象物の実重
量と設定仕上がり重量との差を一側寄り乾燥負荷とする
と共に、他側寄りに位置する乾燥対象物の実重量と設定
仕上がり重量との差を他側寄り乾燥負荷として、これら
一側寄り乾燥負荷と他側寄り乾燥負荷との比に応じ正転
通風運転と逆転通風運転との運転時間比を自動設定する
ことにより、一側寄り乾燥対象物と他側寄り乾燥対象物
との夫々に対し、それらの乾燥負荷に応じた乾燥能力を
発揮させる形態で、一側寄り乾燥対象物と他側寄り乾燥
対象物とについて均等な仕上がり乾燥状態を同等の所要
時間で得ることができる。
【0009】一方、一側寄り乾燥対象物と他側寄り乾燥
対象物との初期の含水率が同等である場合、一側寄り乾
燥対象物と他側寄り乾燥対象物との乾燥負荷の比は、そ
れら一側寄り乾燥対象物の実重量と他側寄り乾燥対象物
の実重量との比をもって近似できる。
【0010】したがって、本第2発明の上記特徴構成に
よれば、一側寄り乾燥対象物と他側寄り乾燥対象物との
初期の含水率が同等である場合の簡易な手法として、貯
留室の一側寄りに位置する乾燥対象物の実重量と、他側
寄りに位置する乾燥対象物の実重量との比に応じて、正
転通風運転と逆転通風運転との運転時間比を自動設定す
ることにより、一側寄り乾燥対象物と他側寄り乾燥対象
物との夫々に対し、それらの乾燥負荷に応じた乾燥能力
を発揮させる形態とすることができ、これにより、一側
寄り乾燥対象物と他側寄り乾燥対象物とについて均等な
仕上がり乾燥状態を同等の所要時間で得ることができ
る。
【0011】
【発明の効果】つまり、本第1発明によれば、一側寄り
乾燥対象物が適当な仕上がり品質に至った際に、他側寄
りの乾燥対象物が既に過乾燥状態に至っていたり、逆に
未だ十分な乾燥状態に至っていない等のことを効果的
に、又、自動的に防止して、一側寄り乾燥対象物と他側
寄り乾燥対象物との収納量の違いや含水率の違い等にか
かわらず、貯留乾燥対象物の全量について所望の仕上が
り品質を安定的に得られるようになり、ひいては、低級
仕上がり品の発生をなくして乾燥物製造面で高い経済性
を確保し得るに至った。
【0012】又、本第2発明によれば、正転通風運転と
逆転通風運転との運転時間比を一側寄り乾燥対象物と他
側寄り乾燥対象物との実重量比に応じて設定するだけの
簡素な制御形態としながらも、貯留乾燥対象物の全量に
ついて均等な所望の仕上がり品質を自動的かつ安定的に
得ることができる。
【0013】
【実施例】
(第1実施例)次に本第1発明の実施例を説明する。
【0014】図1は乾燥機構成を示し、1,1’は乾燥
対象物X,X’(千切り大根の原料等)を上下複数段に
載置収容する台車、2は乾燥対象物X,X’を載置した
二台の台車1,1’を室内一側寄りと他側寄りとに並べ
て収納する貯留室、3は通風乾燥用の正逆転切り換え可
能なファンであり、このファン3を正転運転することに
より図中実線の矢印で示す如く貯留室2の一側から他側
へ乾燥用風Aを通風し、又、逆転運転することにより図
中破線の矢印で示す如く貯留室2の他側から一側へ乾燥
用風Aを通風するようにしてある。
【0015】4,5は、図中一点鎖線で示す如き姿勢で
外気口6,7を開くとともに除湿機8に対する循環風路
を閉じる外気通風状態と、図中実線で示す如き姿勢で逆
に外気口6,7を閉じるとともに除湿機8に対する循環
風路を開く循環通風状態とに風路を切り換えるダンパで
あり、外気OAの通風による乾燥処理が行える状況で
は、ダンパ4,5を外気通風状態としてファン3を正転
運転することにより、上側の外気口6から取り入れた外
気OAを乾燥用風Aとして貯留室2の一側(図中右側)
から他側へ通風するとともに、通風後の外気OAを下側
の外気口7から外部へ排出する外気通風正転運転と、同
じくダンパ4,5を外気通風状態としてファン3を逆転
運転することにより、下側の外気口7から取り入れた外
気OAを乾燥用風Aとして貯留室2の他側(図中左側)
から一側へ通風するとともに、通風後の外気OAを上側
の外気口6から外部へ排出する外気通風逆転運転とを自
動的に交互実施し、これにより、外気OAをもって室内
の乾燥対象物X,X’を乾燥処理する。
【0016】又、外気OAの通風による乾燥処理ができ
ない状況では、ダンパ4,5を循環通風状態としてファ
ン3を正転運転することにより、除湿機8で除湿した空
気を乾燥用風Aとして貯留室2の一側(図中右側)から
他側へ通風し、通風後の空気を除湿機8に戻す循環通風
正転運転と、同じくダンパ4,5を循環通風状態として
ファン3を逆転運転することにより、除湿機8で除湿し
た空気を乾燥用風Aとして貯留室2の他側(図中左側)
から一側へ通風し、通風後の空気を除湿機8に戻す循環
通風逆転運転とを自動的に交互実施し、これにより、除
湿機8をもって強制的に室内の乾燥対象物X,X’を乾
燥処理する。
【0017】9は上記の外気通風状態、及び、循環通風
状態の夫々においてファン3の正逆転自動切り換えを実
施する制御器であり、ファン3の正転運転を第1設定時
間T1だけ継続したのちファン3を逆転運転状態に切り
換え、そして、ファン3の逆転運転を第2設定時間T2
だけ継続したのちファン3を再び正転運転状態に切り換
えるといったタイマー制御形態で、第1設定時間T1の
ファン正転運転と第2設定時間T2のファン逆転運転と
を繰り返す構成としてある。
【0018】除湿機8は貯留室2から戻る空気を冷却除
湿する室内側蒸発器8aと、その冷却除湿した空気を再
熱する室内側凝縮器8bと、外気OAを放熱対象とする
室外側凝縮器8cとを備えるヒートポンプで構成してあ
り、運転モードとして、冷媒凝縮の全量を室内側凝縮器
8bで行わせて再熱量を大とする暖房除湿モードと、冷
媒凝縮の一部を室外側凝縮器8cで行わせて室内側凝縮
器8bによる再熱量を小とする冷房除湿モードとを択一
的に実施できるようにし、貯留室2を所定の乾燥処理温
度に保つように運転モードを貯留室2の温度検出に基づ
いて暖房除湿モードと冷房除湿モードとに自動的に切り
換える構成としてある。
【0019】9aは、乾燥処理の開始にあたり前記の第
1設定時間T1、及び、第2設定時間T2を自動的に設
定する設定器であり、その具体的設定形態としては、先
ず、各台車1,1’の下部に装備した重量センサ10に
より、貯留室2の一側寄りに位置させた台車1における
収容乾燥対象物X(すなわち、ファン正転運転時におい
て風上側となる一側寄り乾燥対象物X)の実重量W1、
及び、貯留室2の他側寄りに位置させた台車1’におけ
る収容乾燥対象物X’(すなわち、ファン逆転運転時に
おいて風上側となる他側寄り乾燥対象物X’)の実重量
W2を測定し、そして、別途の指定器11により人為設
定される一側寄り乾燥対象物X及び他側寄り乾燥対象物
X’夫々の仕上がり重量Xm1,Xm2(すなわち、含
水率が所定値まで低下して所望の仕上がり乾燥状態とな
った際の一側寄り乾燥対象物X及び他側寄り乾燥対象物
X’夫々の予想重量)に基づき、一側寄り乾燥対象物X
の測定実重量W1と設定仕上がり重量Wm1との差ΔW
1(=W1−Wm1)を、一側寄り乾燥対象物Xの乾燥
負荷として算出するとともに、他側寄り乾燥対象物X’
の測定実重量W2と設定仕上がり重量Wm2との差ΔW
2(=W2−Wm2)を他側寄り乾燥対象物Xの乾燥負
荷として夫々算出する。
【0020】又、ファン正転運転時と逆転運転時とで通
風経路の異なり等に起因して単位時間当たりの通風量Q
1(正転時)、Q2(逆転時)に異なりが生じることに
対し、その単位時間当たりの通風量比Q1:Q2=1:
Kを予め記憶させておき、そして、上記の各算出重量差
ΔW1,ΔW2と、記憶の通風量比Q1:Q2=1:K
とに基づき、第1設定時間T1と第2設定時間T2との
比が次式(イ)、 T1:T2=K・ΔW1:ΔW2 ……(イ) で示される値となるように各設定時間T1,T2を自動
設定する構成としてある。
【0021】つまり、正転運転時と逆転運転時とで単位
時間当たりの通風量Q1,Q2が異なることに対する補
正を加えながら、一側寄り乾燥対象物Xの測定実重量W
1と設定仕上がり重量Wm1との差ΔW1(一側寄り乾
燥負荷)に対して、他側寄り乾燥対象物X’の測定実重
量W2と設定仕上がり重量Wm2との差ΔW2(他側寄
り乾燥負荷)が大きいほど、図2に示す如く正転通風運
転と逆転通風運転との自動切り換えにおける逆転通風運
転の運転時間T2の比率を大きくし、また逆に、他側寄
り乾燥対象物X’の測定実重量W2と設定仕上がり重量
Wm2との差ΔW2(他側寄り乾燥負荷)に対して、一
側寄り乾燥対象物Xの測定実重量W1と設定仕上がり重
量Wm1との差ΔW1(一側寄り乾燥負荷)が大きいほ
ど、図3に示す如く正転通風運転と逆転通風運転との自
動切り換えにおける正転通風運転の運転時間T1の比率
を大きくする形態で、それら一側寄り乾燥負荷(ΔW
1)と他側寄り乾燥負荷(ΔW2)との比に応じて正転
通風運転と逆転通風運転との運転時間比T1:T2を自
動設定するようにしてある。
【0022】尚、上記の時間設定においては、ファン正
転運転と逆転運転との1周期時間(T1+T2)は一定
として、各設定時間T1,T2の比が前記(イ)式で示
される値となるように各設定時間T1,T2を決定する
形態、あるいは、両設定時間T1,T2のうちいずれか
一方は固定値として、各設定時間T1,T2の比が前記
(イ)式で示される値となるように他方の設定時間を決
定する形態のいずれを採用してもよい。
【0023】(第2実施例)次に本第2発明の実施例を
説明する。
【0024】第1実施例で示した乾燥機と同様の乾燥機
構成(図4)において、前記の第1設定時間T1と第2
設定時間T2とを自動設定する設定器9aを構成する
に、下記の如き設定形態を採用する。
【0025】先ず、各台車1,1’の下部に装備した重
量センサ10により、貯留室2の一側寄りに位置させた
台車1における収容乾燥対象物X(すなわち、ファン正
転運転時において風上側となる一側寄り乾燥対象物X)
の実重量W1、及び、貯留室2の他側寄りに位置させた
台車1’における収容乾燥対象物X’(すなわち、ファ
ン逆転運転時において風上側となる他側寄り乾燥対象物
X’)の実重量W2の夫々を測定する。
【0026】又、ファン正転運転時と逆転運転時とで通
風経路の異なり等に起因して単位時間当たりの通風量Q
1(正転時)、Q2(逆転時)に異なりが生じることに
対し、その単位時間当たりの通風量比Q1:Q2=1:
Kを予め記憶させておき、そして、上記の測定実重量W
1,W2と、記憶の通風量比Q1:Q2=1:Kとに基
づき、第1設定時間T1と第2設定時間T2との比が次
式(ロ)、 T1:T2=K・W1:W2 ……(ロ) で示される値となるように各設定時間T1,T2を自動
設定する構成とする。
【0027】つまり、貯留室2に収納する一側寄り乾燥
対象物Xと他側寄り乾燥対象物X’との初期の含水率が
同等ないしほぼ同等である場合の簡略化した設定制御と
して、正転運転時と逆転運転時とで単位時間当たりの通
風量Q1,Q2が異なることに対する補正を加えなが
ら、一側寄り乾燥対象物Xの測定実重量W1に対して他
側寄り乾燥対象物X’の測定実重量W2が大きいほど、
前述の図2に示す場合と同様に、正転通風運転と逆転通
風運転との自動切り換えにおける逆転通風運転の運転時
間T2の比率を大きくし、また逆に、他側寄り乾燥対象
物X’の測定実重量W2に対して一側寄り乾燥対象物X
の測定実重量W1が大きいほど、前述の図3に示す場合
と同様に、正転通風運転と逆転通風運転との自動切り換
えにおける正転通風運転の運転時間T1の比率を大きく
する形態で、それら一側寄り乾燥対象物Xと他側寄り乾
燥対象物X’との実重量比W1:W2に応じて正転通風
運転と逆転通風運転との運転時間比T1:T2を自動設
定するように設定器9aを構成する。
【0028】尚、上記の時間設定においては前述の第1
実施例と同様、ファン正転運転と逆転運転との1周期時
間(T1+T2)は一定として、各設定時間T1,T2
の比が前記(ロ)式で示される値となるように各設定時
間T1,T2を決定する形態、あるいは、両設定時間T
1,T2のうちいずれか一方は固定値として、各設定時
間T1,T2の比が前記(ロ)式で示される値となるよ
うに他方の設定時間を決定する形態のいずれを採用して
もよい。
【0029】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0030】(1)前述の第1実施例ないし第2実施例
においてK=1とする場合のように、正転通風運転と逆
転通風運転との運転時間比T1:T2を、一側寄り乾燥
負荷ΔW1(一側寄り乾燥対象物Xの実重量W1と設定
仕上がり重量Wm1との差)と、他側寄り乾燥負荷ΔW
2(他側寄り乾燥対象物X’の実重量W2と設定仕上が
り重量Wm2との差)との比ΔW1:ΔW2や、あるい
は、一側寄り乾燥対象物Xと他側寄り乾燥対象物X’と
の実重量比W1:W2に対し、単純に等しく(T1:T
2=ΔW1:ΔW2、ないし、T1:T2=W1:W
2)するように運転時間比T1:T2を設定する形態に
代え、例えば、各運転時間〔T1=TO(一定)+t
1,T2=TO(一定)+t2〕における補正時間部分
t1,t2のみを、それらの比t1:t2が乾燥負荷比
ΔW1:ΔW2や実重量比W1:W2に対し等しく(t
1:t2=ΔW1:ΔW2、ないし、t1:t2=W
1:W2)なるように変更して、正転通風運転と逆転通
風運転との運転時間比T1:T2を設定する形態を採用
してもよく、一側寄り乾燥負荷ΔW1と他側寄り乾燥負
荷ΔW2との比に応じて、あるいは、一側寄り乾燥対象
物Xと他側寄り乾燥対象物X’との実重量比W1:W2
に応じて、正転通風運転と逆転通風運転との運転時間比
T1:T2を自動設定することにおける具体的設定形態
は種々の改良が可能である。
【0031】(2)乾燥運転の初期にのみ一側寄り乾燥
負荷ΔW1と他側寄り乾燥負荷ΔW2との比に応じて、
あるいは、一側寄り乾燥対象物Xと他側寄り乾燥対象物
X’との実重量比W1:W2に応じて、正転通風運転と
逆転通風運転との運転時間比T1:T2を自動設定する
形態に代え、乾燥運転の途中において一側寄り乾燥負荷
ΔW1と他側寄り乾燥負荷ΔW2との比に応じ、あるい
は、一側寄り乾燥対象物Xと他側寄り乾燥対象物X’と
の実重量比W1:W2に応じ、正転通風運転と逆転通風
運転との運転時間比T1:T2を自動的に設定変更する
形態を採用してもよい。
【0032】(3)一側寄り乾燥負荷ΔW1と他側寄り
乾燥負荷ΔW2との比に応じて、あるいは、一側寄り乾
燥対象物Xと他側寄り乾燥対象物X’との実重量比W
1:W2に応じて、正転通風運転と逆転通風運転との運
転時間比T1:T2を自動設定することに対し、その後
の一側寄り乾燥対象物X、及び、他側寄り乾燥対象物
X’夫々の乾燥進行状況(例えば、一側寄り乾燥対象物
Xの重量減少率と他側寄り乾燥対象物X’の重量減少率
の比)に基づき、正転通風運転と逆転通風運転との運転
時間比T1:T2を補正する形態を採用してもよい。
【0033】(4)乾燥対象物X,X’ついては、千切
り大根の原料大根を初めとして、種々の作物・物品を乾
燥対象とすることができる。
【0034】(5)一側寄り乾燥対象物Xの実重量W
1、及び、他側寄り乾燥対象物X’の実重量W2を測定
する手段は、前述の各実施例の如く台車1,1’の下部
に装備する重量センサ10に代え、種々の測定形態のも
のを採用できる。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の乾燥機の構成図
【図2】正転通風運転と逆転通風運転との時間比設定の
一例を示すグラフ
【図3】正転通風運転と逆転通風運転との時間比設定の
他の例を示すグラフ
【図4】第2実施例の乾燥器の構成図
【図5】従来の正転通風運転と逆転通風運転との時間比
設定を示すグラフ
【符号の説明】
2 貯留室 9a 設定手段 A 乾燥用風 T1 運転時間 T2 運転時間 W1 実重量 W2 実重量 Wm1 設定仕上がり重量 Wm2 設定仕上がり重量 ΔW1 差(乾燥負荷) ΔW2 差(乾燥負荷) X 乾燥対象物 X’ 乾燥対象物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥対象物(X),(X’)を貯留する
    貯留室(2)の一側から他側へ乾燥用風(A)を通風す
    る正転通風運転と、前記貯留室(2)の他側から一側へ
    乾燥用風(A)を通風する逆転通風運転とを所定時間毎
    に自動切り換えする乾燥機であって、 前記貯留室(2)の前記一側寄りに位置する乾燥対象物
    (X)の実重量(W1)と設定仕上がり重量(Wm1)
    との差を一側寄り乾燥負荷(ΔW1)とすると共に、前
    記他側寄りに位置する乾燥対象物(X’)の実重量(W
    2)と設定仕上がり重量(Wm2)との差を他側寄り乾
    燥負荷(ΔW2)として、それら一側寄り乾燥負荷(Δ
    W1)と他側寄り乾燥負荷(ΔW2)との比に応じ正転
    通風運転と逆転通風運転との運転時間比(T1:T2)
    を自動設定する設定手段(9a)を設けた乾燥機。
  2. 【請求項2】 乾燥対象物(X),(X’)を貯留する
    貯留室(2)の一側から他側へ乾燥用風(A)を通風す
    る正転通風運転と、前記貯留室(2)の他側から一側へ
    乾燥用風(A)を通風する逆転通風運転とを所定時間毎
    に自動切り換えする乾燥機であって、 前記貯留室(2)の前記一側寄りに位置する乾燥対象物
    (X)の実重量(W1)と、前記他側寄りに位置する乾
    燥対象物(X’)の実重量(W2)との比に応じて、正
    転通風運転と逆転通風運転との運転時間比(T1:T
    2)を自動設定する設定手段(9a)を設けた乾燥機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08247648A (ja) * 1994-12-05 1996-09-27 Susumu Kiyokawa 被乾燥体の乾燥システム
JP2004073821A (ja) * 2002-08-13 2004-03-11 Lg Electronics Inc 衣類乾燥機
CN102669801A (zh) * 2012-05-16 2012-09-19 江西农业大学 一种用于蔬果干燥的太阳能空气源热泵装置

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