JPH06278556A - 車両の対後方警告装置 - Google Patents

車両の対後方警告装置

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JPH06278556A
JPH06278556A JP6769393A JP6769393A JPH06278556A JP H06278556 A JPH06278556 A JP H06278556A JP 6769393 A JP6769393 A JP 6769393A JP 6769393 A JP6769393 A JP 6769393A JP H06278556 A JPH06278556 A JP H06278556A
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Hiroki Kamimura
裕樹 上村
Tetsurou Butsuen
哲朗 仏圓
Toru Yoshioka
透 吉岡
Ayumi Doi
歩 土井
Kenichi Okuda
憲一 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両がその乗員により認識される前方車両を後
続車両の乗員が認識することが困難とされる走行状況に
ある場合にも、前方車両及び後続車両の夫々に関連して
の安全確保に加え、前方車両と後続車両との間の安全確
保も十分に図る。 【構成】車両(20)の後方に対しての警告を発する警
告表示器(25)と、車両(20)の走行状況に応じた
検出出力を発生するセンサ(31〜34)と、センサ
(31〜34)からの検出出力に基づいて車両(20)
の走行状況についての判断を行い、その結果、車両(2
0)がその乗員が認識できる停止状態もしくは当該車両
より遅い走行速度をもっての走行状態にある前方車両を
後続車両の乗員が認識することが困難である走行状況に
あるとき、警告表示器(25)を警告動作状態となす動
作制御部(35)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行中に、当該
車両に対する後続車両に対して、当該車両の前方の状況
に応じた警告を発するものとされた車両の対後方警告装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、その走行中に種々様々
な状況におかれるが、交通量の増加に伴い、各車両は、
その前方において走行状態あるいは停止状態にある前方
車両とそれに対する後続車両とが存在する状況のもとで
走行する機会が極めて多いものとされる。このようなも
とでは、各車両には、前方車両に関連しての安全確保の
みならず後続車両に関連しての安全確保、さらには、前
方車両と後続車両との間における安全確保も十分に図ら
れることが望まれる。斯かる観点に関連して、例えば、
実開昭63-81743号公報にも記載されている如くに、車両
に、予め設定された所定の走行速度以上の走行速度をも
って走行している場合において前方車両との間の車間距
離に応じた表示を後続車両に対して行う予告制動灯を設
け、その予告制動灯を作動させることにより、後続車両
による追突事故の回避を図ることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両に従来提案されて
いる上述の如くの予告制動灯を設けることは、後続車両
に関連しての安全確保に極めて有効なものと考えられる
が、前方車両と後続車両との間における安全確保に対し
ては、極めて有効に作用するとは言い難い。例えば、図
4に示される如くに、屈曲路Rを矢印A1の方向に走行
中の車両11に対して、その前方に停車状態におかれた
前方車両12があり、また、その後方に矢印A2の方向
に走行中の後続車両13があり、車両11の乗員は前方
車両12を視覚的に認識できるが、後続車両13の乗員
は、その前方視界の一部が、道路際に迫った斜面,土
手,防護壁,木立群等の障害物14によって遮られ、前
方車両12を視覚的に認識できないことになる状況にお
いては、車両11が、予め設定された所定の走行速度未
満の走行速度をもって走行している場合にあっても、例
えば、車両11が前方車両12の側方を通過する状態と
なったとき、後続車両13にとっては前方車両12が突
然に現れることになり、後続車両13の乗員にとってそ
の事態に適切に対処することが困難とされることが考え
られる。斯かる状況においては、車両11が上述の如く
の予告制動灯を備えるものであったとしても、その予告
制動灯が後続車両13に課せられる前方車両12の回避
に有効に作用する状態が得られないことになる虞があ
る。
【0004】このような事態は、前方車両12が停止状
態にあるときのみならず、前方車両12が車両11より
遅い走行速度をもっての走行状態にあるときにも、生じ
る得ることになる。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、車両に装備さ
れ、当該車両がその乗員により認識される前方車両を後
続車両の乗員が認識することが困難とされることになる
走行状況にある場合にも、前方車両に関連しての安全確
保及び後続車両に関連しての安全確保に加えて、前方車
両と後続車両との間における安全確保も十分に図られる
ことになる動作を行う、車両の対後方警告装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る車両の対後方警告装置は、車両に設け
られたその後方に対しての警告を発する警告部と、その
警告部に警告動作状態を選択的にとらせる駆動部と、車
両の走行状況に応じた検出出力を発生する走行状況検出
手段と、駆動部に対する動作制御部とを備え、動作制御
部が、走行状況検出手段からの検出出力に基づいて車両
の走行状況についての判断を行い、その結果、車両が、
当該車両の乗員が認識できる停止状態もしくは当該車両
より遅い走行速度をもっての走行状態にある前方車両
を、後続車両の乗員が認識することが困難である走行状
況にあるとき、駆動部に警告部を警告動作状態となす動
作を行わせるものとされて、構成される。
【0007】そして、本発明に係る車両の対後方警告装
置の具体例にあっては、走行状況検出手段が、前方車両
までの車間距離を検出する車間距離センサと当該車両に
備えられた操舵装置における舵角を検出する舵角センサ
とを含んで成り、また、動作制御部が、車間距離センサ
からの検出出力及び舵角センサからの検出出力に基づい
て当該車両の走行状況についての判断を行い、その結
果、車間距離センサからの検出出力があらわす車間距離
が低減状態にあり、かつ、舵角センサからの検出出力が
あらわす舵角が予め設定された基準舵角以上であると
き、駆動部に警告部を警告動作状態となす動作を行わせ
るものとされる。
【0008】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係る車両の対
後方警告装置にあっては、動作制御部により、例えば、
走行状況検出手段を構成する、前方車両までの車間距離
を検出する車間距離センサ及び操舵装置における舵角を
検出する舵角センサの夫々からの検出出力に基づいて、
前方車両までの車間距離が低減状態にあり、かつ、操舵
装置における舵角が予め設定された基準舵角以上である
とき、車両が、その乗員が認識できる停止状態もしくは
当該車両より遅い走行速度をもっての走行状態にある前
方車両を、後続車両の乗員が認識することが困難である
走行状況にあると判断されて、車両に設けられたその後
方に対しての警告を発する警告部が警告動作状態とさ
れ、それにより、後続車両に対して、後続車両の乗員に
とって直接的に認識することが困難とされる前方車両の
存在を知らせる警告がなされる。
【0009】従って、車両がその乗員により認識される
前方車両を後続車両の乗員が認識することが困難とされ
ることになる走行状況にあるもとにおいても、後続車両
の乗員は、警告部により発せられる警告によって、前方
車両の存在を予め認識することができ、その後、車両が
前方車両の側方を通過する状態となって、後続車両の前
方に前方車両が現れることになる際にも、後続車両の乗
員が、予めの認識に基づいて、適切な対処を容易に行う
ことができることになる。従って、前方車両に関連して
の安全確保及び後続車両に関連しての安全確保に加え
て、前方車両と後続車両との間における安全確保も十分
に図られる。
【0010】
【実施例】図2は、本発明に係る車両の対後方警告装置
が適用される車両における車体の外観を示す。
【0011】図2に示される車両20における車体21
にあっては、その後部におけるバンパー22の上方に、
左右一対の後方コンビネーションランプ部23L及び2
3Rが配設されている。そして、車体21内に形成され
た車室における後方部分に、後方ウインドスクリーン2
4にその内面側から対向するものとされ、車両20の後
方に向けて配された光学的な警告表示器25が配されて
いる。この光学的な警告表示器25は、例えば、複数の
ランプが内蔵されて構成され、それら複数のランプが所
定の態様をもって点灯されることにより、警告動作が行
われるものとされる。
【0012】図1は、上述の如くの車体21を有した車
両20に適用される、本発明に係る車両の対後方警告装
置の一例を示す。この図1に示される例においては、車
両20の走行速度を検出して検出された走行速度VOを
あらわす検出出力信号SVを送出する車速センサ31,
車両20から前方車両までの車間距離を検出して検出さ
れた車間距離LDをあらわす検出出力信号SDを送出す
る車間距離センサ32,車両20が走行する路面におけ
る摩擦係数(μ)を検出して検出された路面摩擦係数μ
Rをあらわす検出出力信号SMを送出する路面μセンサ
33、及び、車両20に装備された操舵装置における舵
角を検出して検出された舵角ASをあらわす検出出力信
号SSを送出する舵角センサ34が備えられている。こ
れら車速センサ31,車間距離センサ32,路面μセン
サ33及び舵角センサ34は、車両20の走行状況に応
じた検出出力を発生する走行状況検出手段を構成してい
る。
【0013】また、図1に示される例においては、動作
制御部35が備えられており、車速センサ31,車間距
離センサ32,路面μセンサ33及び舵角センサ34か
ら夫々送出される検出出力信号SV,SD,SM及びS
Sは、動作制御部35に供給される。動作制御部35
は、検出出力信号SV,SD,SM及びSSが夫々あら
わす走行速度VO,車間距離LD,路面摩擦係数μR及
び舵角ASに基づいて、制御信号CH,CZ及びCBを
形成し、それらを、警告表示器25を警告動作状態とす
べく駆動する動作を選択的に行う駆動部36,車両20
の車室に設けられた警報器37を警報動作状態とすべく
駆動する動作を選択的に行う駆動部38、及び、車両2
0に備えられた自動ブレーキシステム39を作動状態と
すべく駆動する動作を選択的に行う駆動部40に夫々供
給する。
【0014】警告表示器25は、動作制御部35によ
り、車両20が、その乗員が認識できる停止状態もしく
は車両20より遅い走行速度をもっての走行状態にある
前方車両を、後続車両の乗員が認識することが困難とさ
れる走行状況にあると判断されたとき、車両20の後方
に対しての警告を発する警告動作状態をとるものとされ
る警告部を形成すべく設けられている。また、警報器3
7は、動作制御部35により、車両20が、前方車両ま
での車間距離LDが、予め設定された第1の基準距離L
1より小とされる状態となったと判断されたとき、車両
20の乗員に自動ブレーキシステム39の作動を予告す
る、あるいは、自動ブレーキシステム39の作動を知ら
せる警報を発する警報動作状態をとるものとされるべく
設けられており、また、自動ブレーキシステム39は、
動作制御部35により、車両20が、前方車両までの車
間距離LDが、第1の基準距離L1より小なるものとし
て予め設定された第2の基準距離L2よりさらに小とさ
れる状態となったと判断されたとき、車両20の車輪に
対する制動を行う作動状態をとるものとされるべく設け
られている。
【0015】動作制御部35により制御信号CH,CZ
及びCBが形成されて、駆動部36,38及び40に夫
々供給されるにあたっては、先ず、検出出力信号SVが
あらわす走行速度VO及び検出出力信号SMがあらわす
路面摩擦係数μRに基づいて、警報器37の警報動作状
態についての判断基準とされる第1の基準距離L1、及
び、自動ブレーキシステム39の作動状態についての判
断基準とされる第2の基準距離L2が算出される。そし
て、検出出力信号SDがあらわす前方車両までの車間距
離LDが低減しており、従って、車両20が前方車両に
近接しつつあり、しかも、検出出力信号SSがあらわす
舵角ASが予め設定された基準舵角ASR以上であると
き、即ち、車両20が所定の径以下の径をとる曲路に沿
った旋回走行を行っているとき、車両20が、その乗員
が認識できる停止状態もしくは車両20より遅い走行速
度をもっての走行状態にある前方車両を、後続車両の乗
員が認識することが困難とされる走行状況にあると判断
され、制御信号CHが形成されて、駆動部36に供給さ
れる。それにより、駆動部36が制御信号CHに応じて
形成された駆動信号DHを警告表示器25に供給して警
告表示器25を駆動し、警告表示器25が、車両20の
後方に対しての警告を発する警告動作状態をとるものと
される。
【0016】また、検出出力信号SDがあらわす前方車
両までの車間距離LDが、第1の基準距離L1より小と
されるとき、制御信号CZが形成されて、駆動部38に
供給され、それにより、駆動部38が制御信号CZに応
じて形成された駆動信号DZを警報器37に供給して警
報器37を駆動し、警報器37が、車両20の乗員に自
動ブレーキシステム39の作動を予告する、あるいは、
自動ブレーキシステム39の作動を知らせる警報を発す
る警報動作状態をとるものとされる。さらに、検出出力
信号SDがあらわす前方車両までの車間距離LDが、第
1の基準距離L1より小とされた第2の基準距離L2よ
りさらに小とされると、車両20がその時の走行速度V
Oのもとでは前方車両に近接し過ぎたと判断され、制御
信号CBが形成されて、駆動部40に供給される。それ
により、駆動部40が制御信号CBに応じて形成された
駆動信号DBを自動ブレーキシステム39に供給して自
動ブレーキシステム39を駆動し、自動ブレーキシステ
ム39が、車両20の車輪に対する制動を行う作動状態
をとるものとされる。自動ブレーキシステム39が作動
状態をとるものとされると、車両20の走行速度VOが
低下せしめられる。
【0017】このようにして、車両20が、その乗員が
認識できる停止状態もしくは車両20より遅い走行速度
をもっての走行状態にある前方車両を、後続車両の乗員
が認識することが困難とされる走行状況におかれると、
警告表示器25が車両20の後方に対しての警告を発す
ることになり、それにより、後続車両に対して、後続車
両の乗員にとって直接的に認識することが困難とされる
前方車両の存在を知らせる警告が行われることになる。
従って、後続車両の乗員は、警告表示器25により発せ
られる警告によって、前方車両の存在を予め認識するこ
とができ、その後、車両20が前方車両の側方を通過す
る状態となって、後続車両の前方に前方車両が現れるこ
とになる際にも、その状況に応じた適切な対処を容易に
行うことができることになる。従って、車両20の前方
車両に関連しての安全確保及び後続車両に関連しての安
全確保に加えて、前方車両と後続車両との間における安
全確保も十分に図られる。
【0018】また、車両20が、その時の走行速度VO
のもとでは、前方車両に接近し過ぎる状態となる際に
は、先ず、警報器37による警報が発せられて、車両2
0の乗員に対して自動ブレーキシステム39の作動が予
告される状態がとられ、その後、実際に車両20が前方
車両に接近し過ぎると、自動ブレーキシステム39が作
動せしめられるとともに、警報器37による警報が自動
ブレーキシステム39の作動を車両20の乗員に知らせ
るものとされる。その結果、車両20の走行速度VOが
低下せしめられて、車両20が前方車両に接近し過ぎた
状態から脱するものとされ、それに伴って、自動ブレー
キシステム39の作動が停止されるとともに、警報器3
7による警報が停止せしめられる。
【0019】上述の図1に示される例における動作制御
部35は、例えば、マイクロコンピュータが用いられて
構成され、斯かるマイクロコンピュータが制御信号C
H,CZ及びCBの形成及び送出にあたって実行する制
御プログラムの一例は、図3に示されるフローチャート
に従うものとされる。
【0020】図3に示されるフローチャートに従って実
行される制御プログラムのもとでは、スタート後、先
ず、ステップ51において、フラッグFh,Fz及びF
bの夫々を“0”に設定する初期設定を行った後、ステ
ップ52において、検出出力信号SV,SD,SM及び
SSを取り込む。そして、続くステップ53において、
検出出力信号SVがあらわす走行速度VO及び検出出力
信号SMがあらわす路面摩擦係数μRに基づいて、第1
の基準距離L1及び第2の基準距離L2の夫々を算出す
る。
【0021】次に、ステップ54において、検出出力信
号SDがあらわす前方車両までの車間距離LDが低減し
ているか否か、即ち、車間距離LDが負の変化率をとる
ものか否かを判断し、車間距離LDが負の変化率をとる
ものである場合には、ステップ55において、検出出力
信号SSがあらわす舵角ASが予め設定された基準舵角
ASR以上であるか否かを判断する。その結果、舵角A
Sが予め設定された基準舵角ASR以上である場合に
は、ステップ56において、フラッグFhが“1”とさ
れているか否かを判断し、フラッグFhが“1”とされ
ていない場合には、ステップ57において、制御信号C
Hを形成してそれを駆動部36に送出する動作を開始
し、続くステップ58において、フラッグFhを“1”
に設定した後、ステップ59に進む。また、ステップ5
6での判断の結果、フラッグFhが“1”とされている
場合には、ステップ56から直接にステップ59に進
む。
【0022】一方、ステップ54での判断の結果、車間
距離LDが低減していず、車間距離LDが負の変化率を
とるものでない場合、あるいは、ステップ55での判断
の結果、舵角ASが予め設定された基準舵角ASR以上
でない場合には、ステップ60において、フラッグFh
が“0”とされているか否かを判断し、フラッグFhが
“0”とされていない場合には、ステップ61におい
て、制御信号CHを形成してそれを駆動部36に送出す
る動作を停止し、続くステップ62において、フラッグ
Fhを“0”に設定した後、ステップ59に進む。ま
た、ステップ60での判断の結果、フラッグFhが
“0”とされている場合には、ステップ60から直接に
ステップ59に進む。
【0023】ステップ59においては、検出出力信号S
Dがあらわす前方車両までの車間距離LDが、ステップ
53で算出された第1の基準距離L1より小であるか否
かを判断する。そして、車間距離LDが第1の基準距離
L1より小である場合には、ステップ64において、フ
ラッグFzが“1”とされているか否かを判断し、フラ
ッグFzが“1”とされていない場合には、ステップ6
5において、制御信号CZを形成してそれを駆動部38
に送出する動作を開始し、続くステップ66において、
フラッグFzを“1”に設定した後、ステップ67に進
む。また、ステップ64での判断の結果、フラッグFz
が“1”とされている場合には、ステップ64から直接
にステップ67に進む。
【0024】ステップ67においては、検出出力信号S
Dがあらわす前方車両までの車間距離LDが、ステップ
53で算出された第2の基準距離L2より小であるか否
かを判断する。そして、車間距離LDが第2の基準距離
L2より小である場合には、ステップ68において、フ
ラッグFbが“1”とされているか否かを判断し、フラ
ッグFbが“1”とされていない場合には、ステップ6
9において、制御信号CBを形成してそれを駆動部40
に送出する動作を開始し、続くステップ70において、
フラッグFbを“1”に設定した後、ステップ52に戻
る。また、ステップ68での判断の結果、フラッグFb
が“1”とされている場合には、ステップ68から直接
にステップ52に戻る。
【0025】さらに、ステップ67での判断の結果、車
間距離LDが第2の基準距離L2より小でない場合に
は、ステップ71において、フラッグFbが“0”とさ
れているか否かを判断し、フラッグFbが“0”とされ
ていない場合には、ステップ72において、制御信号C
Bを形成してそれを駆動部40に送出する動作を停止
し、続くステップ73において、フラッグFbを“0”
に設定した後、ステップ52に戻る。また、ステップ7
1での判断の結果、フラッグFbが“0”とされている
場合には、ステップ71から直接にステップ52に戻
る。さらに、ステップ59での判断の結果、車間距離L
Dが第1の基準距離L1より小でない場合には、ステッ
プ74において、フラッグFzが“0”とされているか
否かを判断し、フラッグFzが“0”とされていない場
合には、ステップ75において、制御信号CZを形成し
てそれを駆動部38に送出する動作を停止し、続くステ
ップ76において、フラッグFzを“0”に設定した
後、ステップ52に戻る。また、ステップ74での判断
の結果、フラッグFzが“0”とされている場合には、
ステップ71から直接にステップ52に戻る。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る車両の対後方警告装置によれば、例えば、車両が、
その乗員が認識できる停止状態もしくは当該車両より遅
い走行速度をもっての走行状態にある前方車両を、後続
車両の乗員が認識することが困難とされる走行状況にあ
るとき、車両に設けられたその後方に対しての警告を発
する警告部が警告動作状態とされ、それにより、後続車
両に対して、後続車両の乗員にとって直接的に認識する
ことが困難とされる前方車両の存在を知らせる警告がな
されるので、後続車両の乗員は、警告部により発せられ
る警告によって、前方車両の存在を予め認識することが
でき、その後、車両が前方車両の側方を通過する状態と
なって、後続車両の前方に前方車両が現れることになる
際にも、後続車両の乗員が、予めの認識に基づいて、適
切な対処を容易に行うことができる状態におかれる。従
って、前方車両に関連しての安全確保及び後続車両に関
連しての安全確保に加えて、前方車両と後続車両との間
における安全確保も十分に図られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の対後方警告装置の一例を示
すブロック構成図である。
【図2】本発明に係る車両の対後方警告装置の一例が適
用される車両の車体を示す斜視図である。
【図3】図1に示される例における動作制御部がマイク
ロコンピュータが用いられて構成された場合に、斯かる
マイクロコンピュータが制御信号の形成及び送出にあた
って実行する制御プログラムの一例を示すフローチャー
トである。
【図4】車両の走行状況の説明に供される概念図であ
る。
【符号の説明】
20 車両 21 車体 25 警告表示器 31 車速センサ 32 車間距離センサ 33 路面μセンサ 34 舵角センサ 35 動作制御部 36,38,40 駆動部 37 警報器 39 自動ブレーキシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 歩 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 奥田 憲一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に設けられた該車両の後方に対しての
    警告を発する警告部と、 該警告部に警告動作状態を選択的にとらせる駆動部と、 上記車両の走行状況に応じた検出出力を発生する走行状
    況検出手段と、 該走行状況検出手段からの検出出力に基づいて上記車両
    の走行状況についての判断を行い、該判断の結果、上記
    車両が、該車両の乗員が認識できる該車両の前方におい
    て停止状態もしくは該車両より遅い走行速度をもっての
    走行状態にある前方車両を、該車両に対する後続車両の
    乗員が認識することが困難である走行状況にあるとき、
    上記駆動部に上記警告部を警告動作状態となす動作を行
    わせる動作制御部と、を備えて構成される車両の対後方
    警告装置。
  2. 【請求項2】走行状況検出手段が、車両から該車両に対
    する前方車両までの車間距離を検出する車間距離センサ
    と上記車両に備えられた操舵装置における舵角を検出す
    る舵角センサとを含んで成り、また、動作制御部が、上
    記車間距離センサからの検出出力及び上記舵角センサか
    らの検出出力に基づいて上記車両の走行状況についての
    判断を行い、該判断の結果、上記車間距離センサからの
    検出出力があらわす車間距離が低減状態にあり、かつ、
    上記舵角センサからの検出出力があらわす舵角が予め設
    定された基準舵角以上であるとき、駆動部に警告部を警
    告動作状態となす動作を行わせるものとされることを特
    徴とする請求項1記載の車両の対後方警告装置。
  3. 【請求項3】警告部が、車両の後方に向けて配された光
    学的警告表示器により成るものとされたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の車両の対後方警告装置。
JP6769393A 1993-03-26 1993-03-26 車両の対後方警告装置 Expired - Fee Related JP3325637B2 (ja)

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