JPH06276716A - 電動機の冷却装置 - Google Patents

電動機の冷却装置

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JPH06276716A
JPH06276716A JP5730693A JP5730693A JPH06276716A JP H06276716 A JPH06276716 A JP H06276716A JP 5730693 A JP5730693 A JP 5730693A JP 5730693 A JP5730693 A JP 5730693A JP H06276716 A JPH06276716 A JP H06276716A
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JP
Japan
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electric motor
cooling
cooling air
motor
air
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Pending
Application number
JP5730693A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hirano
弘之 平野
Shinichiro Kitada
真一郎 北田
Kiyotaka Ozaki
清孝 尾崎
Yutaro Kaneko
雄太郎 金子
Shigeru Sumiki
茂 隅木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各電動機の各々に対する冷却風の風量をそれ
ぞれ個別に制御し得る電動機の冷却装置を提供する。 【構成】 送風装置5からの冷却風がダクト6,6a,
6b、冷却風導入口1b,1cを介して第1および第2
の電動機2,3にそれぞれ供給され、冷却風排出口1a
から排出されるとともに、ダクト6の分岐部に設けられ
たバタフライ弁8によって各電動機2,3に供給される
送風装置5の冷却風の風量をそれぞれ個別に制御し、こ
れにより各電動機をそれぞれ個別に冷却することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一回転軸上に固定子
および回転子をそれぞれ直列に取り付けた一対の電動機
を冷却する電動機の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電動機の冷却装置としては、例
えば特開平1−107635号公報に開示されたものが
ある。この公報に開示された電動機の冷却装置は、第1
および第2の電動機の間のケーシングに送風口および送
風装置を設け、電動機外周側および固定子・回転子間を
介してケーシング両端部へ冷却風を送ることにより電動
機を冷却している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電動機
の冷却装置では、2台の電動機のうち一方の電動機しか
運転していない状態でも、温度が上昇して冷却する場合
には、運転していない他方の電動機、すなわち発熱して
いない他方の電動機も含めて両方の電動機を同時に冷却
するようになっているため、冷却風の送風量の割には運
転している電動機に対する冷却性能が約半分しか確保さ
れず、冷却効率が悪い上に、冷却の必要のない他方の電
動機にまで送風することにより風損(機械損)が増大
し、無駄なエネルギを消費するという問題がある。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、各電動機の各々に対する冷却
風の風量をそれぞれ個別に制御し得る電動機の冷却装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電動機の冷却装置は、一体的に構成された
一対の電動機を冷却する電動機の冷却装置であって、冷
却風を送り出す送風手段と、該送風手段からの冷却風を
第1の電動機に供給して、第1の電動機を冷却する第1
の電動機冷却手段と、前記送風手段からの冷却風で第2
の電動機に供給して、第2の電動機を冷却する第2の電
動機冷却手段と、第1および第2の電動機にそれぞれ供
給される前記送風手段からの冷却風の風量をそれぞれ個
別に制御する風量制御手段とを有することを要旨とす
る。
【0006】
【作用】本発明の電動機の冷却装置では、第1および第
2の電動機にそれぞれ供給される送風手段からの冷却風
の風量を風量制御手段によってそれぞれ個別に制御し、
各電動機をそれぞれ個別に冷却することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0008】図1は、本発明の一実施例に係わる電動機
の冷却装置の構成を示す断面図である。同図に示す電動
機の冷却装置は、中空の回転軸4に回転子2bおよび3
bがそれぞれ固設された第1および第2の電動機2およ
び3を冷却するものであり、第1の電動機2の回転子2
bの外周には固定子2aが設けられ、また第2の電動機
3の回転子3bの外周には固定子3aが設けられてい
る。第1および第2の電動機2および3のそれぞれの固
定子2aおよび3aはケーシング1に固設されている。
また、回転子2bおよび3bが固設されている回転軸4
の両軸端部は、それぞれ軸受5aおよび5bを介してケ
ーシング1によって回転自在に軸支されている。
【0009】更に、回転軸4の両軸端部には通風穴4a
および4bが形成され、また回転軸4の中央部の回転子
2bと3bとの間にも通風穴4cが形成されている。ケ
ーシング1においては、固定子2aと3aとの間に冷却
風排出口1aが形成され、固定子2a寄りの回転軸4の
端部側に冷却風導入口1bが形成され、更に固定子3a
寄りの回転軸4の端部側に冷却風導入口1cが形成され
ている。
【0010】また、図1においてケーシング1の上方に
は、ブロアファン等で構成される送風装置5が設けら
れ、この送風装置5からの冷却風はダクト6に供給され
ているが、このダクト6は途中で二股に分割されて、ダ
クト6aおよび6bとなり、それぞれ冷却風導入口1b
および1cに連結され、これにより送風装置5からの冷
却風はダクト6からダクト6aおよび6bに分けられ
て、矢印で示すように冷却風導入口1bおよび1c内に
導かれている。
【0011】ダクト6がダクト6aおよび6bに分かれ
る分岐部には、風量制御手段であるバタフライ弁8が設
けられている。このバタフライ弁8は、図2に示すよう
に、ステッピングモータ7で制御され、これにより位
置、すなわち回転角度が制御され、ダクト6からダクト
6aおよび6bへの送風装置5からの冷却風の風量を制
御するようになっている。すなわち、バタフライ弁8が
図示のように中立の位置にある場合には、送風装置5か
ら送り出される冷却風はダクト6aおよび6bの両方に
均一に分配されるが、図3に示すように右側に倒される
と、ダクト6bは閉じられ、冷却風はダクト6aのみに
流れるようになり、また図4に示すように左側に倒され
ると、ダクト6aは閉じられ、冷却風はダクト6bのみ
に流れるようになる。
【0012】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、図1に示す電動機の冷却装置の作用を説明する。な
お、図5に示す処理は、図1に示す冷却装置の電動機が
一例として電気自動車の走行用に利用された場合を示し
ている。
【0013】図5においては、まず電気自動車のスター
タキーがオンになっているか否をチェックする(ステッ
プ110)。オフの場合には、最初に戻るが、オンの場
合には、第1および第2の電動機2および3が作動して
いるか否かをチェックする(ステップ120)。
【0014】第1の電動機2のみが作動、すなわち運転
している場合には、ステップ130に進んで、図3に示
すようにバタフライ弁8を右側に倒す。それから、第1
の電動機2の温度を検出し(ステップ140)、該温度
が所定の温度以上であるか否かをチェックする(ステッ
プ190)。所定の温度以上でない場合には、ステップ
120に戻るが、所定の温度以上の場合には、送風装置
5を作動し(ステップ200)、これにより該送風装置
5からの冷却風を図3の矢印で示すように送風装置5か
らダクト6、ダクト6a、冷却風導入口1b、通風穴4
a、通風穴4cを介して第1の電動機2の周囲に供給し
て、第1の電動機2を冷却し、それから冷却風排出口1
aから排出するという第1の電動機2の冷却処理を行
い、それから前のステップ110に戻って同じ処理を繰
り返す。
【0015】また、第2の電動機3のみが作動している
場合には、ステップ150に進んで、図4に示すように
バタフライ弁8を左側に倒す。それから、第2の電動機
3の温度を検出し(ステップ160)、該温度が所定の
温度以上であるか否かをチェックする(ステップ19
0)。所定の温度以上でない場合には、ステップ120
に戻るが、所定の温度以上の場合には、送風装置5を作
動し(ステップ200)、これにより該送風装置5から
の冷却風を図4の矢印で示すように送風装置5からダク
ト6、ダクト6b、冷却風導入口1c、通風穴4b、通
風穴4cを介して第2の電動機3の周囲に供給して、第
2の電動機3を冷却し、それから冷却風排出口1aから
排出するという第2の電動機3の冷却処理を行い、それ
から前のステップ110に戻って同じ処理を繰り返す。
【0016】更に、第1の電動機2および第2の電動機
3の両方が作動している場合には、ステップ170に進
んで、図1に示すようにバタフライ弁8を中立位置に保
持する。それから、第1の電動機2および第2の電動機
3の温度を検出し(ステップ180)、該温度が所定の
温度以上であるか否かをチェックする(ステップ21
0)。所定の温度以上でない場合には、ステップ120
に戻るが、所定の温度以上の場合には、送風装置5を作
動し(ステップ220)、これにより該送風装置5から
の冷却風を図1の矢印で示すように送風装置5からダク
ト6、ダクト6a、ダクト6b、冷却風導入口1b、冷
却風導入口1c、通風穴4a、通風穴4b、通風穴4c
を介して第1の電動機2および第2の電動機3の両方に
供給して、第1の電動機2および第2の電動機3の両方
を冷却し、それから冷却風排出口1aから排出するとい
う両電動機2,3の冷却処理を行い、それから最初に戻
る。
【0017】図6は、本発明の他の実施例に係わる電動
機の冷却装置の一部である中空の回転軸の部分断面を示
す図である。同図に示す実施例は、回転軸が図1に示す
回転軸4に対応するものであるが、この回転軸の両端部
に通風穴40a,40bを設けた点が異なるのみで、そ
の他の構成および作用は図1に示すものと同じである。
【0018】図5に示す回転軸の両端部に形成された通
風穴40a,40bは、電動機の回転方向が所定の回転
方向の時、例えば電気自動車に適用された場合には電気
自動車の前進方向に相当する回転方向の時に、回転軸の
外部から内部に矢印で示すように冷却風が入る方向にリ
ード角を形成されており、この結果より厳しい使用条件
時でも回転子の冷却性能を向上できるように構成したも
のである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1および第2の電動機にそれぞれ供給される送風手段
からの冷却風の風量を風量制御手段によってそれぞれ個
別に制御し、各電動機をそれぞれ個別に冷却することが
できるので、両方の電動機が作動している場合には両方
の電動機に均等に冷却風量が供給され、一方の電動機の
みが作動している場合には一方の電動機のみに最適な冷
却風量が供給されるというように電動機の運転状況に応
じて最適の冷却風量が供給され、冷却能力を向上するこ
とができるとともに、送風手段の稼働時間を短縮でき、
エネルギ効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる電動機の冷却装置の
構成を示す断面図である。
【図2】図1の電動機の冷却装置に使用されているバタ
フライ弁およびステッピングモータの構成を示す図1の
線S−Sに沿って取った断面図である。
【図3】図1の電動機の冷却装置のバタフライ弁の作用
状態および冷却風の経路を示す断面図である。
【図4】図1の電動機の冷却装置のバタフライ弁の作用
状態および冷却風の経路を示す断面図である。
【図5】図1の電動機の冷却装置の作用を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の他の実施例に係わる電動機の冷却装置
の一部である中空の回転軸の部分断面を示す図1の線R
−Rに沿って取った断面図である。
【符号の説明】 1 ケーシング 1a 冷却風排出口 1b,1c 冷却風導入口 2 第1の電動機 2a,3a 固定子 2b,3b 回転子 3 第2の電動機 4 回転軸 4a,4b 通風穴 5 送風装置 6,6a,6b ダクト 7 ステッピングモータ 8 バタフライ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 雄太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 隅木 茂 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体的に構成された一対の電動機を冷却
    する電動機の冷却装置であって、冷却風を送り出す送風
    手段と、該送風手段からの冷却風を第1の電動機に供給
    して、第1の電動機を冷却する第1の電動機冷却手段
    と、前記送風手段からの冷却風で第2の電動機に供給し
    て、第2の電動機を冷却する第2の電動機冷却手段と、
    第1および第2の電動機にそれぞれ供給される前記送風
    手段からの冷却風の風量をそれぞれ個別に制御する風量
    制御手段とを有することを特徴とする電動機の冷却装
    置。
JP5730693A 1993-03-17 1993-03-17 電動機の冷却装置 Pending JPH06276716A (ja)

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JP5730693A JPH06276716A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 電動機の冷却装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006280027A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Osaka Gas Co Ltd エンジン駆動式発電装置および室外ユニット
CN110601442A (zh) * 2019-09-09 2019-12-20 珠海格力电器股份有限公司 电机降温组件、控制方法、控制装置及电器设备

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