JPH06275195A - 真空吸着パッド - Google Patents

真空吸着パッド

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Publication number
JPH06275195A
JPH06275195A JP5057399A JP5739993A JPH06275195A JP H06275195 A JPH06275195 A JP H06275195A JP 5057399 A JP5057399 A JP 5057399A JP 5739993 A JP5739993 A JP 5739993A JP H06275195 A JPH06275195 A JP H06275195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction pad
valve
atmospheric pressure
bulb
neck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5057399A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Kase
悟 加瀬
Noriyoshi Araki
宣義 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Device Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd, Hitachi Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Device Engineering Co Ltd
Priority to JP5057399A priority Critical patent/JPH06275195A/ja
Publication of JPH06275195A publication Critical patent/JPH06275195A/ja
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 充分な真空吸着を図る。 【構成】 突出部を備える被吸着体を真空吸着するもの
であって、該突出部の周辺に位置づけられる環形状をな
すとともに、その断面が前記被吸着体面に当接されるシ
ール部を有するほぼコ字形状をなす真空吸着パッドにお
いて、前記突出部を囲んで気密封止する部材を備えてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空吸着パッドに係
り、たとえばブラウン管の製造過程で用いられるバルブ
ネック吸着パッド等の真空吸着パッドに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばブラウン管の製造過程で、その
外囲器であるバルブを次の加工装置等へ運搬するのにバ
ルブネック吸着パッドが使用される。
【0003】そして、このバルブをそのネック部(電子
銃構体が配置される部分)を上側にして運搬する場合に
おけるバルブネック吸着パッドは、該ネック部の周辺に
位置づけられる円環形状をなすとともに、その断面がバ
ルブのファンネル部面に当接されるシール部を有するほ
ぼコ字形状をなしている。
【0004】このような構成からなるバルブネック吸着
パッドの一例を図5に示す。
【0005】同図において、バルブ1があり、その表示
面1A側は下になっており、したがってネック部1Bは
上になっている。
【0006】そして、円環形状の吸着パッド3は、該ネ
ック部1Bを挿通した状態でその周辺に位置づけられる
ようになっている。この吸着パッド3は、その外方にお
いてシール部3Aが、また内方においてシール部3Bが
設けられた断面がほぼコ字状をなしている。
【0007】シール部3A、3B、は、いずれもバルブ
1のファンネル部1Cの表面に当接され、吸気孔3Cを
介して吸着パッド3内を真空にすることにより、該吸着
パッド3はバルブ1に対して吸着されるようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された吸着パッド3は、その吸着パッド3内を
真空にひいてバルブ1を吸着する際に、往々にして、ネ
ック部1Bに対して外方に位置づけられるシール部3A
はバルブ1面に充分吸着するが、内方に位置づけられる
シール部3Bは充分に吸着しないという問題が残されて
いた。
【0009】すなわち、図6に示すように、ネック部1
Bの中心線Caに対して吸着パッド3の中心線Cbにず
れが生じていると、そのずれ方向のシール部3Bがバル
ブ1の表面から浮き上がってしまうからである。
【0010】このため、吸気孔3Cを通して吸着パッド
3内を真空にしょうとしても、上述した部分から大気が
もれて(リーク)充分な真空が得られず、バルブ1に対
しての吸着パッド3の吸着が充分でなくなってしまうこ
とになる。
【0011】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、充分な真空吸着が図れる真空吸着パッドを提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、突出部を備える被吸
着体を真空吸着するものであって、該突出部の周辺に位
置づけられる環形状をなすとともに、その断面が前記被
吸着体面に当接されるシール部を有するほぼコ字形状を
なす真空吸着パッドにおいて、前記突出部を囲んで気密
封止する部材を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】このように構成した真空吸着パッドは、被吸着
体の突出部を囲んで気密封止する部材が設けられている
ことから、吸気の際に、たとえ内方に位置づけられるシ
ール部にリークが生じていても、新たに設けた前記部材
を含んだ吸着パッド内は確実に減圧される。
【0014】この吸着パツド内が減圧されれば、大気圧
による圧力によつて、該吸着パッドはバルブ側へ大きな
力が働くことになる。
【0015】すると、前記リークが生じているシール部
にもバルブ側へ力を受けることになり、あるいは、この
際の力によって吸着パッド自体がその中心軸をバルブの
中心軸に一致づけられるよう移動することになることか
ら、該シール部はバルブの表面に密着することになる。
【0016】このことから、その後の吸気は、内方およ
び外方のそれぞれのシール部によって囲まれた空間内の
圧力を確実に減圧していき、バルブに対する吸着パッド
の充分な吸着が達成できるようになる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明による真空吸着パッドの一実
施例を示す構成図である。
【0018】同図において、図5と同符号のものは同材
料を表している。図5と異なる部分は、図5に示す真空
吸着パッド3に、バルブ1のネック部1Bを被う囲み部
材3Dが設けられているところにある。
【0019】この囲み部材3Dは、たとえば真空吸着パ
ッドを構成する材料と同一の材料で構成され、かつ、少
なくとも、この囲み部材3Dと外方のシール部3Aとで
その内部が気密状態となっている。
【0020】次に、このように構成した真空吸着パッド
の吸気の過程を図2ないし図4を用いて説明する。
【0021】第1過程;図2 吸気孔3Cを通して真空吸着パッド3内を吸気する。こ
の場合、真空吸着パッド3の中心軸Cbはバルブ1の中
心軸Caとずれが生じており、これが原因で、このずれ
方向のシール部3Bはバルブ1の表面が浮き上がってい
るものとする。
【0022】したがって、図2に示す吸気過程は、上述
したシール部3Bにおけるリークによって、ネック部1
Bの周辺あるいはネック部1Bを介してバブル1内の空
気まで吸気することになる。
【0023】しかし、大気(気圧をP2とする)に対し
ては気密状態となっていることから、該大気における空
気までは吸気することはない。
【0024】このような吸気がなされるにしたがって、
ネック部周辺の気圧はP3(<P2)となり、シール部3
A、3Bに囲まれた空間部の気圧はP1(<P3)とな
る。
【0025】第2過程;図3 囲い部材3Dによって囲まれたネック部1Bの周辺の気
圧が大気の気圧よりも小さい値P3になることによっ
て、該囲い部材3Dには大きな力Fが加わることにな
る。
【0026】これにより、真空吸着パッド3はバルブ1
側に力を受け、リークが生じているシール部3Bにもバ
ルブ1側へ力Fを受けることになり、あるいは、この際
の力によって真空吸着パッド3自体がその中心軸をバル
ブの中心軸に一致づけられるよう移動することになるこ
とから、該シール部3Bはバルブ1の表面に密着するこ
とになる。
【0027】なお、図3には、力F(ベクトル)の分力
である力F1(ベクトル)が真空吸着パッド3自体を移
動させることを示している。
【0028】第3過程;図4 その後は、シール部3A、3Bに囲まれた空間内が減圧
され、その減圧に応じてバルブ1に対する吸着力が増大
していく。
【0029】以上、このように構成した真空吸着パッド
によれば、バルブ1のネック部1Bを囲んで気密封止す
る部材3Dが設けられていることから、吸気の際に、た
とえ内方に位置づけられるシール部3Bにリークが生じ
ていても、新たに設けた前記部材3Dを含んだ吸着パッ
ド内は確実に減圧される。
【0030】この吸着パツド3内が減圧されれば、大気
圧による圧力によつて、該吸着パッド3はバルブ1側へ
大きな力が働くことになる。
【0031】すると、前記リークが生じているシール部
3Bにもバルブ1側へ力を受けることになり、あるい
は、この際の力によって吸着パッド3自体がその中心軸
をバルブ1の中心軸に一致づけられるよう移動すること
になることから、該シール部3Bはバルブ1の表面に密
着することになる。
【0032】このことから、その後の吸気は、内方およ
び外方のそれぞれのシール部3A、3Bによって囲まれ
た空間内の圧力を確実に減圧していき、バルブに対する
吸着パッド3の充分な吸着が達成できるようになる。
【0033】上述した実施例では、バルブ1を対象とし
た真空吸着パッドについて説明したものであるが、これ
に限定されることはなく、たとえば瓶等のようなもので
あってもよいことはいうまでもない。要は、突出部を備
えこの突出部の周囲を吸着するパッドに適用できるもの
である。
【0034】なお、本発明は、前記各シール部3A,3
Bのバルブ1に対する当接部に該バルブ1に対する吸着
が良好になされるような形状に工夫されたものにも適用
できることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による真空吸着パッドによれば、その真空吸着の
向上を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による真空吸着パッドの一実施例を示
す構成図である。
【図2】 本発明による真空吸着パッドの動作の一工程
目を示す説明図である。
【図3】 本発明による真空吸着パッドの動作の二工程
目を示す説明図である。
【図4】 本発明による真空吸着パッドの動作の三工程
目を示す説明図である。
【図5】 従来の真空吸着パッドの一例を示す構成図で
ある。
【図6】 図5に示す真空吸着パッドの問題点を示した
説明図である。
【符号の説明】
1…バルブ、1B…ネック部、3…真空吸着パッド、3
A,3B…シール部、3D…囲い部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突出部を備える被吸着体を真空吸着する
    ものであって、該突出部の周辺に位置づけられる環形状
    をなすとともに、その断面が前記被吸着体面に当接され
    るシール部を有するほぼコ字形状をなす真空吸着パッド
    において、 前記突出部を囲んで気密封止する部材を備えてなること
    を特徴とする真空吸着パッド。
JP5057399A 1993-03-17 1993-03-17 真空吸着パッド Pending JPH06275195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5057399A JPH06275195A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 真空吸着パッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5057399A JPH06275195A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 真空吸着パッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06275195A true JPH06275195A (ja) 1994-09-30

Family

ID=13054566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5057399A Pending JPH06275195A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 真空吸着パッド

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JP (1) JPH06275195A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014034299A1 (ja) * 2012-08-28 2014-03-06 日産自動車株式会社 オイルシールの圧入装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014034299A1 (ja) * 2012-08-28 2014-03-06 日産自動車株式会社 オイルシールの圧入装置
JP5843226B2 (ja) * 2012-08-28 2016-01-13 日産自動車株式会社 オイルシールの圧入装置

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