JPH06274410A - 表示制御システム - Google Patents

表示制御システム

Info

Publication number
JPH06274410A
JPH06274410A JP6398493A JP6398493A JPH06274410A JP H06274410 A JPH06274410 A JP H06274410A JP 6398493 A JP6398493 A JP 6398493A JP 6398493 A JP6398493 A JP 6398493A JP H06274410 A JPH06274410 A JP H06274410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cache
read
access
image data
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6398493A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhisa Fujimoto
曜久 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6398493A priority Critical patent/JPH06274410A/ja
Publication of JPH06274410A publication Critical patent/JPH06274410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】画像メモリの高速アクセスモードや画像データ
のプリフェッチを有効利用し、画像データの読み出し速
度の向上を図る。 【構成】アクセスモード判定回路144によってCPU
1または描画コプロセッサ13のアクセスモードが予測
・判定され、その判定結果に従ってプリフェッチ処理お
よびVRAMアクセスモードが制御される。したがっ
て、アドレス連続の連続アクセスである場合にのみプリ
フェッチ処理やページモードアクセスを利用できるよう
になり、デュアルポート画像メモリ30からのデータ読
み出しの効率を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は表示制御システムに関
し、特にパーソナルコンピュータやワークステーション
等のコンピュータに使用される表示制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】パ―ソナルコンピュ―タ等において、デ
ィスプレイに文字や図形等の画像データを表示する場
合、表示制御システムはプロセッサからのアクセス要求
に従ってフレ―ムバッファをアクセスして画像デ―タの
変更を行う。この場合、プロセッサの描画性能は、フレ
―ムバッファとして使用される画像メモリのアクセス速
度によって決定される。
【0003】フレ―ムバッファへのデータ書き込みにお
いては、ライトバッファリング等の手法によりプロセッ
サを早く解放し高速化が可能であるが、デ―タの読み出
しにおいては画像メモリから画像データが読み出される
までプロセッサを待たせなければならないので、画像デ
ータの読み出しはプロセッサの描画性能を低下させる要
因のひとつであった。
【0004】画像メモリのアクセスモードには、例えば
ページモード等の高速アクセスモードがある。この高速
アクセスモードを使用すれば、1サイクルで複数の画像
データを画像メモリから読み出すことができる。
【0005】プロセッサのメモリアクセス命令には、通
常のメモリアクセス命令とストリングムーブ命令(連続
データ転送命令)とがある。ストリングムーブ命令(連
続データ転送命令)は、アドレスが連続するデータ列を
リード/ライトする命令である。このストリングムーブ
命令が実行されたときに画像メモリを高速アクセスモー
ドでアクセスすれば、必要な画像データをプロセッサに
高速転送することができ、プロセッサを待たせることが
なくなる。
【0006】しかしながら、通常のメモリアクセス命令
のようにアドレス不連続のランダムアクセスの場合に
は、もし画像メモリを高速アクセスモードでアクセスす
ると、無駄なデータ転送が生じ、かえってプロセッサの
描画性能を低下させることになる。このため、従来の表
示制御システムにおいては、高速アクセスモードは使用
されてないのが普通である。
【0007】また、画像メモリからの画像デ―タ読み出
しの高速化にはデータのプリフェッチ手法があるが、ラ
ンダムアクセスが多い場合には先読みされたデータが使
用されず無駄になることが多い。この場合、プリフェッ
チによって無駄な画像メモリアクセスが発生することに
なり、その分だけアクセス性能の低下が引き起こされ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来では、プロセッサ
によって実行されている命令がアドレス不連続のランダ
ムアクセスを行うメモリアクセス命令とアドレス連続の
連続アクセスを行うストリングムーブ命令のどちらであ
るか判別できないため、画像メモリの高速アクセスモー
ドや画像データのプリフェッチを有効利用できず、プロ
セッサによる画像データの読み出しに時間がかかる欠点
があった。
【0009】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、プロセッサによって実行されている命令の
種類に応じて画像メモリをアクセス制御できるように
し、画像メモリの高速アクセスモードや画像データのプ
リフェッチを有効利用した画像データの読み出しを行う
ことができる表示制御システムを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
る表示制御システムは、プロセッサによって生成された
画像データを記憶する画像メモリと、この画像メモリに
記憶されている前記画像データをディスプレイに表示す
る表示手段と、前記プロセッサから供給されるリードア
ドレスの変化の履歴に従って、前記プロセッサによるリ
−ドアクセスが、アドレス不連続のランダムアクセスで
あるかアドレス順に連続したデータを順次リードする連
続アクセスであるかを判定するアクセスモード判定手段
と、このアクセスモード判定手段の判定結果に従って、
前記画像メモリを第1アクセスモードおよびそれよりも
高速の第2アクセスモードの一方でリードアクセスする
メモリ制御手段とを具備することを第1の特徴とする。
【0011】この表示制御システムにおいては、プロセ
ッサから供給されるリードアドレスの変化の履歴に従っ
てプロセッサによるリ−ドアクセスが連続アクセスであ
るか、ランダムアクセスであるかが判定され、その判定
結果にしたがって画像メモリのアクセスモードが切り替
えられる。したがって、プロセッサによって実行されて
いる命令の種類に応じた画像メモリのアクセス制御を実
現でき、その画像メモリの高速アクセスモードを有効利
用することが可能となる。
【0012】また、この発明は、プロセッサによって生
成された画像データを記憶する画像メモリと、この画像
メモリに記憶されている前記画像データをディスプレイ
に表示する表示手段と、前記画像メモリから先読みされ
た画像データを記憶し、前記プロセッサからのリード要
求に応じて前記画像データの読み出しが実行されるよう
に構成されたプリフェッチバッファと、前記プロセッサ
から供給されるリードアドレスの変化の履歴に従って、
前記プロセッサによるリ−ドアクセスが、アドレス順に
連続したデータを順次リードする連続アクセスモードで
あるか否かを判定するアクセスモード判定手段と、この
アクセスモード判定手段によって連続アクセスモードで
あることが判定された際、前記プロセッサによってリー
ド要求された画像データに後続するアドレスの画像デー
タを前記画像メモリから読み出して前記プリフェッチバ
ッファにプリフェッチするプリフェッチ手段とを具備す
ることを第2の特徴とする。
【0013】この表示制御システムにおいては、プロセ
ッサから供給されるリードアドレスの変化の履歴に従っ
てプロセッサによるリ−ドアクセスが連続アクセスであ
るか否かが判定され、連続アクセスの場合にのみプリフ
ェッチが行われる。連続アクセスの場合は、プロセッサ
によって次にリード要求されるデータとプリフェッチさ
れたデータとが一致するので、画像データをプリフェッ
チバッファから高速に読み出すことが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0015】図1にはこの発明の一実施例に係わる表示
制御システムの全体の構成が示されている。この表示制
御システム4は、例えば、1024×768ドット、2
56色同時表示の表示モードを持つXGA( eXtended
Graphics Array)仕様の表示制御システムであ
り、ポータブルコンピュータのシステムバス3に接続さ
れる。この表示制御システム4は、ポータブルコンピュ
ータ本体に標準装備されるフラットパネルディスプレイ
40およびオプション接続されるカラーCRTディスプ
レイ50双方に対する表示制御を行なう。
【0016】表示制御システム4には、ディスプレイコ
ントローラ10、およびデュアルポート画像メモリ(V
RAM)30が設けられている。これらディスプレイコ
ントローラ10、デュアルポート画像メモリ(VRA
M)30は、図示しない回路基板上に搭載されている。
【0017】ディスプレイコントローラ10はゲートア
レイによって実現されるLSIであり、この表示制御シ
ステム4の主要部を成す。このディスプレイコントロー
ラ10は、ホストCPU1からの指示に従い、デュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30を利用して、フラッ
トパネルディスプレイ40およびカラーCRTディスプ
レイ50に対する表示制御を実行する。また、このディ
スプレイコントローラ10は、バスマスタとして機能
し、コンピュータのメインメモリ2を直接アクセスする
ことができる。
【0018】デュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0は、シリアルアクセスに使用されるシリアルポート
(シリアルDATA)とランダムアクセスのためのパラ
レルポート(DATA)を備えている。シリアルポート
(シリアルDATA)は表示画面リフレッシュのための
データ読み出しに使用され、またパラレルポート(DA
TA)は画像データの更新に使用される。このデュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30は、複数のデュアル
ポートDRAMから構成されており、1Mバイト乃至4
Mバイトの記憶容量を有している。このデュアルポート
画像メモリ(VRAM)30はフレームバッファとして
使用され、フラットパネルディスプレイ40またはカラ
ーCRTディスプレイ50に表示するための画像データ
が描画される。
【0019】この場合、XGA仕様に適合したアプリケ
ーションプログラム等で作成されたXGA仕様の描画デ
ータは、パックドピクセル方式によってデュアルポート
画像メモリ(VRAM)30に格納される。このパック
ドピクセル方式は、メモリ上の連続する複数のビットで
1画素を表す色情報マッピング形式であり、例えば、1
画素を1,2,4,8,または16ビットで表す方式が
採用されている。一方、VGA仕様の描画データは、V
GA仕様に適合したアプリケーションプログラム等で作
成されるものであり、メモリプレーン方式によってデュ
アルポート画像メモリ(VRAM)30に描画される。
このメモリプレーン方式は、メモリ領域を同一アドレス
で指定される複数のプレーンに分割し、これらプレーン
に各画素の色情報を割り当てる方式である。例えば、4
プレーンを持つ場合には、1画素は、各プレーン毎に1
ビットづつの合計4ビットのデータによって表現され
る。また、デュアルポート画像メモリ(VRAM)30
には、テキストデータも格納される。1文字分のテキス
トデータは、XGA、VGAのどちらの仕様において
も,8ビットのコードと8ビットのアトリビュートから
なる合計2バイトのサイズを持つ。アトリビュートは、
フォアグランドの色を指定する4ビットデータとバック
グランドの色を指定する4ビットデータから構成されて
いる。
【0020】このディスプレイコントローラ10は、レ
ジスタ制御回路11、システムバスインターフェース1
2、描画用のコプロセッサ13、メモリ制御回路14、
CRTコントローラ(CRTC)16、シリアルポート
制御回路18、スプライトメモリ19、シリアライザ2
0、ラッチ回路21、フォアグランド/バックグランド
マルチプレクサ22、グラフィック/テキストマルチプ
レクサ23、カラーパレット制御回路24、スプライト
カラーレジスタ25、CRTビデオマルチプレクサ2
6、スプライト制御回路27、フラットパネルエミュレ
ーション回路28、およびDAC(D/Aコンバータ)
35から構成されている。
【0021】レジスタ制御回路11は、システムバスス
ンターフェース12を介してシステムバス3からのアド
レスおよびデータを受けとり、アドレスのデコード、お
よびそのデコード結果によって指定される各種レジスタ
に対するリード/ライト制御を行なう。システムバスイ
ンターフェース12は、システムバス3を介してホスト
CPU1とのインターフェース制御を行なうものであ
り、ISA、EISA、マイクロチャネル、ローカルバ
ス等の各種仕様に適合したバスインターフェースをサポ
ートする。
【0022】描画用コプロセッサ13はグラフィックア
クラレータであり、CPU1からの指示に応答して、デ
ュアルポート画像メモリ(VRAM)30中の描画デー
タに対してさまざまな描画機能を提供する。この描画用
コプロセッサ13は、BITBILT等の画素のブロッ
ク転送、線描画、領域の塗りつぶし、画素間の論理/算
術演算、画面の切り出し、マップのマスク、X−Y座標
でのアドレッシング、ページングによるメモリ管理機能
等を有している。この描画用コプロセッサ13には、V
GA/XGA互換のデータ演算回路131、2次元アド
レス発生回路131、およびページングユニット133
が設けられている。
【0023】データ演算回路131は、シフト、論理算
術演算、ビットマスク、カラー比較等のデータ演算を行
なうものであり、またVGA互換のBITBLT機能も
有している。2次元アドレス発生回路131は、矩形領
域アクセス等のためのX−Yの2次元アドレスを発生す
る。また、2次元アドレス発生回路131は、領域チェ
ックや、セグメンテーション等を利用したリニアアドレ
ス(実メモリアドレス)への変換処理も行なう。ページ
ングユニット133は、CPU1と同じ仮想記憶機構を
サポートするためのものであり、ページング有効時には
2次元アドレス発生回路131が作ったリニアアドレス
をページングによって実アドレスに変換する。また、ペ
ージング無効時にはリニアアドレスがそのまま実アドレ
スとなる。このページングユニット133は、ページン
グのためにTLBを備えている。メモリ制御回路14は
デュアルポート画像メモリ(VRAM)30をアクセス
制御するためのものであり、CPU1または描画用コプ
ロセッサ13からの画像データのリード/ライト要求に
従ってデュアルポート画像メモリ(VRAM)30のパ
ラレルポートのアクセス制御を行なうと共に、CRTC
16からの表示位置アドレスに従ってデュアルポート画
像メモリ(VRAM)30のシリアルポートからのデー
タ読み出し制御を行う。この場合、メモリ制御回路14
によるデュアルポート画像メモリ(VRAM)30のア
クセスは、シングルアクセスモ−ド(ノーマルモー
ド)、またはVRAMのページモードによって行われ
る。さらに、このメモリ制御回路14には、フレームバ
ッファキャッシュ141、およびアクセスモード判定回
路144が内蔵されている。
【0024】アクセスモード判定回路144は、CPU
1または描画用コプロセッサ13によって実行される命
令がアドレス連続の連続アクセスを行うストリングムー
ブ命令であるか否かを予測・判定し、その判定結果に従
ってデュアルポート画像メモリ(VRAM)30のアク
セスモードを選定する。その予測・判定処理は、CPU
1または描画用コプロセッサ13から供給されるリード
アドレスの変化の履歴に従ってアドレス連続の連続アク
セスであるか否かを検出することによって実行される。
【0025】フレームバッファキャッシュ141は、C
PU1や描画用コプロセッサ13による画像データのリ
ード/ライトを高速にするために利用される。このフレ
ームバッファキャッシュ141は、デュアルポート画像
メモリ(VRAM)30からプリフェッチされた画像デ
ータを保持するプリフェッチバッファとしても利用され
る。この場合、フレームバッファキャッシュ141への
画像データのプリフェッチ処理は、CPU1や描画用コ
プロセッサ13によるアクセスが連続アクセスであるこ
とが判定された場合には実行されるが、ランダムアクセ
スであると判定された場合にはプリフェッチしたデータ
が使用されないことが多いので実行されない。
【0026】CPU1や描画用コプロセッサ13によっ
てリード要求された画像データがフレームバッファキャ
ッシュ141に存在する場合は、そのフレームバッファ
キャッシュ141から画像データが読み出されてCPU
1または描画用コプロセッサ13に転送される。この場
合、デュアルポート画像メモリ(VRAM)30のパラ
レルポートを介したリードアクセスは行われない。
【0027】アクセスモード判定回路144の判定結果
を利用したVRAMアクセスモードの切り替え、および
フレームバッファキャッシュ141へのプリフェッチ処
理の許可/禁止の制御はこの発明の特徴とする部分であ
り、その詳細は図2以降の説明で後述する。
【0028】CRTコントローラ16は、XGA仕様に
合った高解像度(例えば、1024×768ドット)で
フラットパネルディスプレイ40またはCRTディスプ
レイ50に画面表示を行うための各種表示タイミング信
号(水平同期信号、垂直同期信号等)と、VGA仕様に
合った中解像度(例えば、640×460ドット)でフ
ラットパネルディスプレイ40またはCRTディスプレ
イ50に画面表示を行うための各種表示タイミング信号
(水平同期信号、垂直同期信号等)を選択的に発生す
る。また、このCRTコントローラ15は、デュアルポ
ート画像メモリ(VRAM)30のシリアルポート(シ
リアルDATA)から画面表示すべき画像データを読み
出すための表示アドレスを発生し、メモリ制御回路14
に供給する。
【0029】シリアルポート制御回路18、スプライト
メモリ19、シリアライザ20、ラッチ回路21、フォ
アグランド/バックグランドマルチプレクサ22、グラ
フィック/テキストマルチプレクサ23、カラーパレッ
ト制御回路24、スプライトカラーレジスタ25、CR
Tビデオマルチプレクサ26、スプライト制御回路2
7、フラットパネルエミュレーション回路28、および
DAC(D/Aコンバータ)35は、デュアルポート画
像メモリ(VRAM)30の画像データをフラットパネ
ルディスプレイ40またはCRTディスプレイ50に表
示するための表示回路を構成する。
【0030】シリアルポート制御回路18は、デュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30のシリアルデータポ
ートからのデータ読み出しタイミングを制御するための
クロックSCK、出力イネーブル信号SOEを発生す
る。また、メモリ制御回路18は、スプライトメモリ1
9のアクセス制御と、スプライトの表示タイミング制御
を行なう。
【0031】スプライトメモリ19には、グラフィック
モードではスプライトデータ、テキストモードではフォ
ントが書き込まれる。テキストモードでは、デュアルポ
ート画像メモリ(VRAM)30から読み出されたテキ
ストデータのコードがインデックスとしてスプライトメ
モリ19に供給され、そのコードに対応するフォントが
読み出される。
【0032】シリアライザ20は、複数画素分のパラレ
ルなピクセルデータをピクセル単位(シリアル)に変換
するパラレル/シリアル変換回路であり、グラフィック
モードではデュアルポート画像メモリ(VRAM)30
のシリアルポートから読み出されるメモリデータとスプ
ライトメモリ19から読み出されるスプライトデータを
それぞれパラレル/シリアル変換し、テキストモードで
はスプライトメモリ19から読み出されるフォントデー
タをパラレル/シリアル変換する。
【0033】ラッチ回路21は、コードデータからフォ
ントデータへの変換の遅れ時間だけアトリビュートの出
力タイミングを遅延させるためのものであり、テキスト
モードにおいてデュアルポート画像メモリ(VRAM)
30から読み出されるテキストデータのアトリビュート
を保持する。フォアグランド/バックグランドマルチプ
レクサ22は、テキストモードにおいてアトリビュート
のフォアグランド色(前面色)/バックグランド色(背
景色)の一方を選択する。この選択は、シリアライザ2
0から出力されるフォントデータの値“1”(フォアグ
ランド),“0”(バックグランド)によって制御され
る。グラフイック/テキストマルチプレクサ23は、グ
ラフイックモードとテキストモードの切替えを行なうた
めのものであり、グラフイックモードにおいてはシリア
ライザ20から出力されるメモリデータを選択し、テキ
ストモードにおいてはフォアグランド/バックグランド
マルチプレクサ22の出力を選択する。
【0034】カラーパレット制御回路24は、グラフィ
ックまたはテキストデータの色変換を行なうためのもの
である。このカラーパレット制御回路24は、2段構成
のカラーパレットテーブルを備えている。第1のカラー
パレットテーブルは、16個のカラーパレットレジスタ
から構成されている。各カラーパレットレジスタには、
6ビットのカラーパレットデータが格納されている。第
2のカラーパレットテーブルは、256個のカラーパレ
ットレジスタから構成されている。各カラーパレットレ
ジスタには、R,G,Bそれぞれ6ビットから構成され
る18ビットのカラーデータが格納されている。
【0035】グラフィックモードにおいては、8ビット
/ピクセルのXGA仕様のメモリデータは、第1のカラ
ーパレットテーブルを介さずに、第2のカラーパレット
テーブルに直接送られ、そこでR,G,Bそれぞれ6ビ
ットから構成されるカラーデータに変換される。また、
4ビット/ピクセルのVGA仕様のメモリデータは、ま
ず第1のカラーパレットテーブルに送られ、そこで6ビ
ットのカラーデータに変換されて出力される。そして、
この6ビットのカラーデータには、カラーパレット制御
回路19内蔵のカラー選択レジスタから出力される2ビ
ットデータが加えられ、これにより合計8ビットのカラ
ーデータとなる。この後、その8ビットのカラーデータ
は、第2のカラーパレットテーブルに送られ、そこで
R,G,Bそれぞれ6ビットから構成されるカラーデー
タに変換される。
【0036】一方、テキストモードにおいては、XG
A,VGAどちらの仕様のテキストデータも、第1およ
び第2の2段のカラーパレットテーブルを介して、R,
G,Bそれぞれ6ビットから構成されるカラーデータに
変換される。
【0037】また、XGAのグラフィクスモードにおい
ては、1画素が16ビットから構成されるダイレクトカ
ラモードがあり、この場合には、その16ビット/ピク
セルのメモリデータは、カラーパレット制御回路24を
介さずに、CRTビデオマルチプレクサ26に直接供給
される。
【0038】スプライトカラーレジスタ25は、スプラ
イト表示色を指定する。CRTビデオマルチプレクサ2
6は、CRTビデオ表示出力を選択するものであり、カ
ラーパレット制御回路24の出力、またはシリアライザ
20からのダイレクトカラー出力の選択、さらにはスプ
ライト表示のビデオ切替えを行なう。スプライト制御回
路27は、シリアライザ20によってパラレル/シリア
ル変換されたスプライトデータに従ってCRTビデオマ
ルチプレクサ26を制御し、スプライト表示時のビデオ
切替え制御を行なう。フラットパネルエミュレーション
回路28は、CRTビデオ出力を変換してフラットパネ
ルディスプレイ40用のフラットビデオデータを生成す
る。
【0039】DAC35は、CRTビデオマルチプレク
サ26から出力されるCRTビデオデータをアナログ
R,G,B信号に変換してCRTディスプレイ50に供
給する。以下、この発明の特徴とするVRAMアクセス
モードの切り替え、およびフレームバッファキャッシュ
141を利用した描画処理を説明する。図2には、メモ
リ制御回路14の第1の構成例が示されている。
【0040】図示のように、メモリ制御回路14は、フ
レームバッファキャッシュ141、キャッシュインター
フェース142、フレームバッファ制御回路143、お
よびアクセスモード判定回路144を備えている。
【0041】キャッシュインターフェース142は、C
PU1および描画プロセッサ13それぞれとフレームバ
ッファキャッシュ141間のインターフェースであり、
CPU1または描画プロセッサ13からの画像データの
アクセス要求を受けとると、そのアクセス要求に含まれ
るアドレス,データをフレームバッファキャッシュ14
1に供給すると共に、ダイレクトパスP1を介してフレ
ームバッファ制御回路143に供給する。また、このと
き、キャッシュインターフェース142は、そのアクセ
ス要求がリードアクセスかライトアクセスかを示すリー
ド/ライト信号(R/W)を発生し、それをフレームバ
ッファキャッシュ141に供給する。
【0042】フレームバッファ制御回路143は、フレ
ームバッファキャッシュ141とデュアルポート画像メ
モリ(VRAM)30との間で画像データの転送を行う
ために、フレームバッファキャッシュ141およびデュ
アルポート画像メモリ(VRAM)30をアクセス制御
する。フレームバッファキャッシュ141をアクセスす
る場合には、フレームバッファ制御回路143はリード
/ライト信号(R/W)によってフレームバッファ制御
回路143をライトモードまたはリードモードに設定す
る。また、フレームバッファ制御回路143は、デュア
ルポート画像メモリ(VRAM)30をノ−マルアクセ
スモード、またはページモード等の高速アクセスモード
でアクセスする。
【0043】フレームバッファキャッシュ141とデュ
アルポート画像メモリ(VRAM)30との間の画像デ
ータの転送は、フレームバッファキャッシュ141の画
像データの入れ替えや、デュアルポート画像メモリ(V
RAM)30の画像データの更新のために行われる。
【0044】例えば、CPU1または描画用コプロセッ
サ13によって実行されるフレームバッファキャッシュ
141のリードアクセスにおいて、もしキャッシュミス
が発生すると、フレームバッファ制御回路143はその
リード要求された画像データをデュアルポート画像メモ
リ(VRAM)30から読み出してフレームバッファキ
ャッシュ141に書き込む。これによって、フレームバ
ッファキャッシュ141の画像データが入れ替えられ
る。このようなフレームバッファキャッシュ141の画
像データの入れ替え処理は、フレームバッファキャッシ
ュ141から供給されるミスヒット信号に応答してよっ
て起動される。
【0045】また、フレームバッファ制御回路143
は、CPU1または描画用コプロセッサ13によってフ
レームバッファキャッシュ141に書き込まれた画像デ
ータを定期的にデュアルポート画像メモリ(VRAM)
30に書き込み、そのデュアルポート画像メモリ(VR
AM)30の画像データを更新する。
【0046】この更新処理は、フレームバッファキャッ
シュ141に描画された画像データの内容をデュアルポ
ート画像メモリ(VRAM)30に反映させるために行
なわれるものものであり、CRTC16からの表示タイ
ミング信号(例えば、垂直同期信号)に従って、表示画
面をリフレッシュする1フレーム期間に1度の割合で実
行される。
【0047】また、フレームバッファ制御回路143に
は、キャッシュメモリブロック141aに画像データを
先読みするためのプリフェッチ回路143aが設けられ
ている。このプリフェッチ回路143aは、CPU1ま
たは描画コプロセッサ13によって将来リードアクセス
が予想される画像データを予めキャッシュメモリブロッ
ク141aに格納しておくためのものである。
【0048】フレームバッファキャッシュ141は、キ
ャッシュインターフェース142を介してCPU1また
は描画用コプロセッサ13から供給されるリード/ライ
ト要求、またはフレームバッファ制御回路143からの
リード/ライト要求に従って画像データの読み出し/書
き込みが実行されるように構成されている。すなわち、
フレームバッファキャッシュ141は、画像データを保
持するキャッシュメモリブロック141aと、このキャ
ッシュメモリブロック141aのリード/ライト制御等
を行う制御回路142aから構成されている。
【0049】アクセスモード判定回路144は、CPU
1または描画コプロセッサ13からのリードアドレスの
変化の履歴に従ってアクセスモードを予測・判定し、そ
の判定結果にしたがってフレームバッファ制御回路14
3によるプリフェッチ動作およびページモードアクセス
動作を制御する。このアクセスモード判定回路144の
アクセスモードの予測・判定処理はキャッシュインター
フェース142から供給されるリードアクセスを示すリ
ード/ライト(R/W)信号に応答して起動され、その
時にCPU1または描画コプロセッサ13から供給され
るアドレスはアクセスモード判定回路144に順次取り
込まれる。
【0050】アクセスモード判定回路144による判定
結果は、フレームバッファ制御回路143に供給され
る。アクセスモード判定回路144によってCPU1ま
たは描画コプロセッサ13によるアクセスが連続アクセ
スであると判定された場合には、フレームバッファ制御
回路143によるプリフェッチ処理やページモードアク
セスの実行が許可され、ランダムアクセスであると判定
された場合にはフレームバッファ制御回路143による
プリフェッチ処理およびページモードアクセスの実行が
禁止される。図3には、アクセスモード判定回路144
の具体的回路構成の一例が示されている。
【0051】アクセスモード判定回路144は、図示の
ように、レジスタ701、減算器702、比較器70
3、シフトレジスタ704、セレクタ705、および出
力ゲート706から構成されている。
【0052】CPU1または描画コプロセッサ13から
のリードアドレスは、減算器702の第1入力Aに直接
入力されると共に、レジスタ701を介して減算器70
2の第2入力Bに入力される。レジスタ701は1サイ
クル分だけリードアドレスを保持する。したがって、減
算器702の第1入力Aに入力されるリードアドレスは
現在のリードアドレスであり、第2入力Bに入力される
リードアドレスは1サイクル前のリードアドレスであ
る。
【0053】減算器702は、第1入力Aに入力される
現在のリードアドレスの値から、第2入力Bに入力され
る前回のリードアドレスの値を減算する。この減算結果
(オフセットofs)は比較器703の一方の入力に供
給される。この比較器703の他方の入力にはセレクタ
705によって選択された定数(αまたはβ)が供給さ
れる。
【0054】比較器703は定数とオフセットofsと
を比較し、それらの大小関係を示す比較結果信号cmp
を出力する。この比較結果信号cmpは、シフトレジス
タ704および出力ゲート706に供給される。シフト
レジスタ704は、比較器703から出力される比較結
果信号cmpを順次シフトしてn回分の比較結果を保持
する。
【0055】出力ゲート回路706は、シフトレジスタ
704に保持されている比較結果と比較器703から出
力される現在の比較結果に従って判定結果信号を生成す
る。このように構成されたアクセスモード判定回路14
4においては、比較結果信号cmpによってリードアド
レスの変化状態が判定される。この場合、比較結果信号
cmpによって表されるリードアドレスの変化状態は、
rnd,inc,decの3つの状態に分類される。r
ndは、連続するリ−ドアドレス値の間隔が大きいこと
を示す。このrndは、以下の条件によって成立する。 α<ofs …cmp=rnd ofs<−α …cmp=rnd incは、リードアドレス値がアドレス増加方向に連続
して変化していることを示す。incは、以下の条件に
よって成立する。 0≦ofs≦α …cmp=inc decは、リードアドレス値がアドレス減少方向に連続
して変化していることを示す。decは、以下の条件に
よって成立する。 −α≦ofs<0 …cmp=dec このようなrnd,inc,decの3つの状態を持つ
比較結果信号cmpを利用したアクセスモードの判定処
理は、次のようになされる。
【0056】すなわち、出力ゲート706は、比較結果
信号cmpが2回連続してincの場合はアドレス増加
方向の連続アクセスであると判定し、フレームバッファ
制御回路143にプリフェッチ処理を実行させる。この
場合、プリフェッチされるデータは、リードアドレスに
よって要求されたデータに対してアドレス増加方向に連
続するアドレスのデータである。また、比較結果信号c
mpが2回連続してdecの場合は、出力ゲート706
は、アドレス減少方向の連続アクセスであると判定し、
フレームバッファ制御回路143にプリフェッチ処理を
実行させる。この場合、プリフェッチされるデータは、
リードアドレスによって要求されたデータに対してアド
レス減少方向に連続するアドレスのデータである。さら
に、incやdecがそれぞれn回以上連続した場合
は、出力ゲート706は複数のデータをまとめてプリフ
ェッチしても良いと判断し、フレームバッファ制御回路
143のVRAMアクセスモードをページモードに切り
替える。ここで、ページモードとは、ロウアドレスを一
定にしてカラムアドレスだけを順次インクリメントする
高速メモリアクセスモードである。
【0057】また、比較結果信号cmpが2回連続して
rndの場合は、出力ゲート706は、ランダムアクセ
スであると判定して、フレームバッファ制御回路143
のプリフェッチ処理を禁止する。
【0058】このようにアクセスモード判定回路144
においては、比較結果信号cmpの履歴に従って、CP
U1または描画コプロセッサ13によるアクセスモード
が、ランダムアクセスモード、アドレス減少の連続アク
セスモード、アドレス増加の連続アクセスモードのいず
れであるかが判定される。図4には、これら判定結果の
状態遷移の様子が示されている。
【0059】図4において、ステ−ト1は、CPU1ま
たは描画コプロセッサ13によるリードアクセスモード
がランダムアクセスであると判定されている状態であ
り、VRAMアクセスモードはシングルモードに設定さ
れる。モード判定処理は、このステート1の状態からス
タートされる。このステ−ト1において、比較結果信号
cmpの状態が2回連続してdecになると、ステ−ト
1からステート2に遷移する。
【0060】ステート2はCPU1または描画コプロセ
ッサ13によるリードアクセスモードがアドレス減少方
向の連続アクセスであると判定されている状態である。
このステート2において、最近の2つの比較結果信号
(cmp{0},{1})が(dec,dec)、(d
ec,rnd)、(rnd,dec)と続く場合はその
ステート2の状態が維持され、それ以外ではステート1
のランダム状態へもどる。このように、rndが1回発
生しても、ランダムアクセスとは判定されない。これ
は、2次元の矩形領域を連続アクセスする場合には、ラ
インを跨ぐ際にアドレスの間隔が一時的に大きくなるこ
とを考慮したものである。また、ステート2において、
decがn回続いた場合には、VRAMアクセスモード
がページモードに切り替えられる。一方、ステ−ト1に
おいて、比較結果信号cmpの状態が2回連続してin
cになると、ステ−ト1からステート3に遷移する。
【0061】ステート3はCPU1または描画コプロセ
ッサ13によるリードアクセスモードがアドレス増加方
向の連続アクセスであると判定されている状態である。
このステート3において、最近の2つの比較結果信号
(cmp{0},{1})が(inc,inc)、(i
nc,rnd)、(rnd,inc)と続く場合はその
ステート3の状態が維持され、それ以外ではステート1
のランダム状態へもどる。このように、rndが1回発
生してもランダムアクセスとは判定されないのは、前述
したように2次元矩形領域のアクセスを考慮したもので
ある。また、ステート3において、incがn回続いた
場合には、VRAMアクセスモードがページモードに切
り替えられる。
【0062】図5には、アクセスモード判定回路144
による各アクセスモード判定状態(ステート1〜ステー
ト3)とプリフェッチ処理、VRAMアクセスモードと
の関係が示されている。
【0063】ステート1では、CPU1または描画コプ
ロセッサ13のアクセスはランダムアクセスであるの
で、プリフェッチ処理は実行されない。また、デュアル
ポート画像メモリ30のアクセスモード(VRAMアク
セスモード)は、CPU1または描画コプロセッサ13
から供給されるリードアドレス毎にデュアルポート画像
メモリ30を1回アクセスするシングルモードに設定さ
れる。この場合、キャッシュミスが発生すると、そのリ
ードアドレスによって指定されるデータがデュアルポー
ト画像メモリ30から読み出される。
【0064】ステート2では、CPU1または描画コプ
ロセッサ13のアクセスはストリングムーブ命令等の実
行による連続アクセスであるので、プリフェッチ処理が
実行される。この場合、VRAMアクセスモードは最初
はシングルモードに設定され、リ−ドアドレスの減少を
考慮して次のデータのプリフェッチが行われる。この状
態で、decがn回連続して発生されると、今度はペー
ジモードに切り替えられる。
【0065】ステート3においても、CPU1または描
画コプロセッサ13のアクセスはストリングムーブ命令
等の実行による連続アクセスであるので、プリフェッチ
処理が実行される。この場合、VRAMアクセスモード
は最初はシングルモードに設定され、リ−ドアドレスの
増加を考慮して次のデータのプリフェッチが行われる。
この状態で、incがn回連続して発生されるとページ
モードに切り替えられる。
【0066】このように、図2のメモリ制御回路14に
おいては、アクセスモード判定回路144によってCP
U1または描画コプロセッサ13のアクセスモードを予
測・判定し、その判定結果に従ってプリフェッチ処理お
よびVRAMアクセスモードを制御することができる。
したがって、連続アクセスである場合にのみプリフェッ
チ処理やページモードアクセスを利用できるようにな
り、デュアルポート画像メモリ30からのデータ読み出
しの効率を高めることができる。次に、CPU1がスト
リングムーブ命令を実行した場合における図2のメモリ
制御回路14による画像データ読み出し動作を説明す
る。
【0067】最初は、キャッシュメモリブロック141
aには、画像データは記憶されていない。この状態で、
例えばCPU1からデュアルポート画像メモリ(VRA
M)30に対するリード要求が発行されると、そのリー
ド要求は図1のシステムインターフェース12を介して
メモリ制御回路14のキャッシュインターフェース14
2に送られる。キャッシュインターフェース142は、
CPU1からのリードアドレスをフレームバッファキャ
ッシュ141、フレームバッファ制御回路143および
アクセスモード判定回路144に供給すると共に、リー
ド/ライト信号(R/W)によってフレームバッファキ
ャッシュ141をリードモードに設定する。
【0068】この場合には、リードアドレスによって指
定された画像データはキャッシュメモリブロック141
aに存在しない(キャッシュミス)。したがって、フレ
ームバッファ制御回路143は、ミスヒット信号に応答
してデュアルポート画像メモリ30をシングルモードで
リードアクセスし、リードアドレスによって指定された
画像データを読み出す。この画像データは、ダイレクト
パスP1、キャッシュインターフェース142および図
1のシステムインターフェース12を介してCPU1に
転送されると共に、キャッシュメモリブロック141a
に格納される。このようにリードアクセスの最初の段階
では、CPU1からのリード要求が来てそのミスヒット
が決定されてデュアルポート画像メモリ30のリードア
クセスが開始される。このため、CPU1は、リードデ
ータが確定されるまで待たされることになる。しかし、
このようなリードアクセスが数回繰り返されると、アク
セスモード判定回路144はCPU1のアクセスが連続
アクセスであると判定する。
【0069】この判定に応答して、フレームバッファ制
御回路143は、最新のリードアドレスによって指定さ
れるデータに後続するアドレスのデータをデュアルポー
ト画像メモリ30から読み出し、それをキャッシュメモ
リブロック141aに格納する。
【0070】したがって、次のCPU1からのリードア
クセスからはキャッシュヒットとなる。この場合、画像
データはフレームバッファキャッシュ141から直ぐに
読み出されるので、CPU1はほどんど待されることが
なくなる。
【0071】さらに、連続アクセスが続くと、今度は、
フレームバッファ制御回路143は、ページモードでデ
ュアルポート画像メモリ30をリードアクセスし、最新
のリードアドレスによって指定されるデータに後続する
複数のデータをキャッシュメモリブロック141aに格
納する。この状態では、キャッシュメモリブロック14
1aに格納されたデータ数だけヒット状態が連続して発
生するので、CPU1がアクセス要求を発行してからリ
ードデータが確定されるまでの画像データの平均読み出
し時間はさらに短縮される。図6には、フレームバッフ
ァキャッシュ141の具体的構成の一例が示されてい
る。
【0072】キャッシュメモリブロック141aは、C
PU1またはコプロセッサ13によるキャッシュアクセ
スとフレームバッファ制御回路143によるキャッシュ
アクセスとが同時実行されるように2つのキャッシュメ
モリブロック201,202に分割されている。これら
キャッシュメモリブロック201,202は、それぞれ
独立してデータ読み出し/書き込み可能に構成されてい
る。
【0073】キャッシュメモリブロック201は、マル
チプレクサ301を介してキャッシュインターフェース
142およびフレームバッファ制御回路143に択一的
に接続される。同様に、キャッシュメモリブロック20
2も、マルチプレクサ302を介してキャッシュインタ
ーフェース142およびフレームバッファ制御回路14
3に択一的に接続される。
【0074】マルチプレクサ301,302は、キャッ
シュメモリブロック201,202をキャッシュインタ
ーフェース142およびフレームバッファ制御回路14
3に交互に切り替え接続するためのものであり、それら
の選択動作は選択信号SEL,SEL ̄によって相補的
に制御される。したがって、キャッシュメモリブロック
201,202の一方がキャッシュインターフェース1
42に接続されているときには、他方はフレームバッフ
ァ制御回路143に接続されることになる。次に、図7
を参照して、図6のフレームバッファキャッシュ141
を利用したデータ読み出し動作を説明する。
【0075】ここでは、キャッシュインターフェース1
42にキャッシュメモリブロック201が接続され、フ
レームバッファ制御回路143にキャッシュメモリブロ
ック202が接続されている場合を想定する。この場
合、キャッシュメモリブロック201はCPU1または
描画コプロセッサ13によってアクセスされるフォアグ
ランドキャッシュ(FORE)となり、キャッシュメモ
リブロック202はフレームバッファ制御回路143に
よってアクセスされるバックグランドキャッシュ(BA
CK)となる。
【0076】CPU1または描画コプロセッサ13が画
像データをリードする場合、CPU1または描画コプロ
セッサ13からのリードアドレスは、フォアグランドキ
ャッシュであるキャッシュメモリブロック201に送ら
れ、キャッシュメモリブロック201がリードアクセス
される。
【0077】アクセスモード判定回路144によって連
続アクセスであることが判定されている場合には、キャ
ッシュメモリブロック201のリードアクセスと並行し
て、バックグランドキャッシュであるキャッシュメモリ
ブロック201にはプリフェッチ回路143aによって
デュアルポート画像メモリ(VRAM)30の画像デー
タがプリフェッチされる。プリフェッチされる画像デー
タは、キャッシュメモリブロック201に格納されてい
る画像データに後続する画像データのブロックである。
この時、もしVRAMアクセスモードがページモードに
設定されていれば、プリフェッチ動作においては、デュ
アルポート画像メモリ(VRAM)30はページモード
によってリードアクセスされ、アドレス順に連続した複
数の画像データが連続して高速に読み出される。
【0078】キャッシュメモリブロック201のリード
アクセスにおいて、もしキャッシュミスが発生すると、
マルチプレクサ301,302によってフォアグランド
キャッシュとバックグランドキャッシュの入れ替えが行
われる。これにより、キャッシュメモリブロック202
がフォアグランドキャッシュになり、キャッシュメモリ
ブロック201がバックグランドキャッシュとなる。
【0079】連続アドレスのリードアクセスの場合に
は、キャッシュメモリブロック202には既に後続する
画像データがプリフェッチされているので、CPU1ま
たは描画プロセッサ13は待ち時間無く画像データをそ
の順次読み出すことができる。図8には、このようなキ
ャッシュリード時におけるキャッシュメモリブロック2
01,202の状態遷移の様子が示されている。
【0080】図8において、ステート0は初期状態であ
り、フォアグランドキャッシュ、バックグランドキャッ
シュのどちらにも有効なデータは格納されてない。この
状態で、CPU1または描画コプロセッサ13から画像
データのリード要求が発行されると、ステート0からス
テート1の状態に遷移する。
【0081】ステート1では、フレームバッファ制御回
路143はデュアルポート画像メモリ30をページモー
ドでリードアクセスして画像データを読み込み、それを
バックグランドキャッシュに書き込む。これにより、バ
ックグランドキャッシュにはリード要求された画像デー
タを先頭とする画像データブロックが格納される。デュ
アルポート画像メモリ30からのデータ読み出しが終了
すると、フォアグランド/バックグランドの入れ替えが
行われ、ステート1からステート2の状態に遷移する。
【0082】ステート2では、フォアグランドキャッシ
ュに有効データが存在する。CPU1または描画コプロ
セッサ13はそのフォアグランドキャッシュをリードア
クセスする。
【0083】もし、このリードアクセスにおいてキャッ
シュミスが発生すると、前述のステート1に遷移する。
この遷移では、フォアグランド/バックグランドの入れ
替えは行われない。
【0084】また、ステート2の状態でキャッシュヒッ
トしている場合には、ステート2の状態が維持される。
この場合、プリフェッチ制御回路143aによるプリフ
ェッチ動作を行う場合には、ステート3に状態が遷移す
る。
【0085】ステート3では、CPU1または描画コプ
ロセッサ13によるフォアグランドキャッシュのリード
アクセスが行われると共に、連続アクセスモードの場合
には、フォアグランドキャッシュのリードアクセスと並
行してプリフェッチ制御回路143aによるバックグラ
ンドキャッシュへの画像データのプリフェッチが実行さ
れる。
【0086】このステート3において、フォアグランド
キャッシュのリードアクセスにおいてキャッシュミスが
発生すると、フォアグランドキャッシュ/バックグラン
ドキャッシュの入れ替えが行われ、前述のステート2に
状態が遷移する。一方、ステート3においてキャッシュ
ヒットしている場合には、そのステート3の状態が維持
される。次に、図9を参照して、図6のフレームバッフ
ァキャッシュ141を利用した画像データの書き込み動
作を説明する。
【0087】ここでは、キャッシュインターフェース1
42にキャッシュメモリブロック201が接続され、フ
レームバッファ制御回路143にキャッシュメモリブロ
ック202が接続されている場合を想定する。この場
合、キャッシュメモリブロック201はCPU1または
描画コプロセッサ13によってライトアクセスされるフ
ォアグランドキャッシュ(FORE)となり、キャッシ
ュメモリブロック202はフレームバッファ制御回路1
43によってリードアクセスされるバックグランドキャ
ッシュ(BACK)となる。
【0088】CPU1または描画コプロセッサ13が画
像データをライトする場合、CPU1または描画コプロ
セッサ13からのライトアドレス、ライトデータは、フ
ォアグランドキャッシュであるキャッシュメモリブロッ
ク201に送られ、キャッシュメモリブロック201が
ライトアクセスされる。このキャッシュメモリブロック
201のライトアクセスと並行して、デュアルポート画
像メモリ(VRAM)30の更新のためにバックグラン
ドキャッシュであるキャッシュメモリブロック202が
リードアクセスされて、そのキャッシュメモリブロック
202の内容がデュアルポート画像メモリ(VRAM)
30に書き込まれる(キャッシュフラッシュ)。
【0089】この状態で、キャッシュメモリブロック2
01の全てのエントリにデータが書き込まれる(キャッ
シュフル)と、マルチプレクサ301,302によって
フォアグランドキャッシュとバックグランドキャッシュ
の入れ替えが行われる。これにより、キャッシュメモリ
ブロック202がフォアグランドキャッシュになり、キ
ャッシュメモリブロック201がバックグランドキャッ
シュとなる。
【0090】また、このフォアグランドキャッシュとバ
ックグランドキャッシュの入れ替えは、キャッシュフル
だけでなく、ライトアドレスの値がページモードで書き
込み可能なアドレス範囲を越えた場合(キャシュミス)
にも実行される。これは、キャッシュフラッシュを、デ
ュアルポート画像メモリ(VRAM)30をページモー
ドでライトアクセスすることにより実行するためであ
る。
【0091】デュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0をページモードでライトアクセスするためには、キャ
ッシュメモリブロックに書き込まれている全ての画像デ
ータが同一ロウアドレスであることが必要である。した
がって、書き込み対象の画像データが既に書き込まれて
いる画像データとは異なるロウアドレスを持つ場合に
は、その画像データを別のキュッシュメモリブロックに
書き込むためにフォアグランドキャッシュとバックグラ
ンドキャッシュの入れ替えが行われる。
【0092】フォアグランド/バックグランドの入れ替
えが行われると、今度は、キャッシュメモリブロック2
02がフォアグランドキャッシュ、キャッシュメモリブ
ロック201がバックグランドキャッシュとなる。した
がって、以降は、CPU1または描画コプロセッサ13
はキャッシュメモリブロック202をライトアクセス
し、フレームバッファ制御回路143はキャッシュメモ
リブロック201をリードアクセスしてキャッシュフラ
ッシュを行う。
【0093】以上のように、図6のフレームバッファキ
ャッシュ141の構成においては、独立してアクセス制
御可能な2つのキャッシュメモリブロック201,20
2が設けられているので、CPU1または描画コプロセ
ッサ13とフレームバッファ制御回路143は互いに相
手の動作タイミングを意識することなく、非同期でそれ
ぞれキャッシュアクセスすることができる。
【0094】さらに、CPU1または描画コプロセッサ
13によるキャシュリードとフレームバッファ制御回路
143によるプリフェッチ処理を同時実行できるので、
よりデータ読み出し速度の高速化を図ることができる。
次に、図10を参照して、フレームバッファキャッシュ
141の第2の構成例を説明する。
【0095】このフレームバッファキャッシュ141の
構成は、例えばライン描画のようにデュアルポート画像
メモリ30に対するリードアクセスとライトアクセスが
混在される描画処理の高速化を図ることを目的したもの
であり、そのためにライトキャッシュとリードキャッシ
ュを別個に備え、キャッシュライトによってリードキャ
ッシュのデータが破壊されないように構成されている。
【0096】すなわち、キャッシュメモリブロック14
1aは、それぞれ独立してデータ読み出し/書き込み可
能な4つのキャッシュメモリブロック401〜404に
分割されている。
【0097】これらキャッシュメモリブロックのうち、
キャッシュメモリブロック401,402はライトキャ
ッシュ(W)として使用され、キャッシュメモリブロッ
ク403,404はリードキャッシュ(R)として使用
される。
【0098】ライトキャッシュ(W)は、CPU1また
は描画コプロセッサ13からのライトデータを記憶する
ためのライト専用のキャッシュであり、CPU1または
描画コプロセッサ13による画像データ書き込み動作を
高速化するために使用される。
【0099】リードキャッシュ(R)は、デュアルポー
ト画像メモリ30から読み出された画像データを記憶す
るためのリード専用のキャッシュであり、CPU1また
は描画コプロセッサ13による画像データ読み込み動作
を高速化するために使用される。
【0100】ライトキャッシュメモリブロック401
は、マルチプレクサ501を介してキャッシュインター
フェース142およびフレームバッファ制御回路143
に択一的に接続される。同様に、ライトキャッシュメモ
リブロック402も、マルチプレクサ502を介してキ
ャッシュインターフェース142およびフレームバッフ
ァ制御回路143に択一的に接続される。
【0101】この場合、マルチプレクサ501,502
の選択動作は選択信号SEL1,SEL2によって相補
的に行われ、ライトキャッシュメモリブロック401,
402は交互にフォアグランドキャッシュとバックグラ
ンドキャッシュに切り替えられる。
【0102】リードキャッシュメモリブロック403,
404も、それぞれ対応するマルチプレクサ503,5
04を介してキャッシュインターフェース142および
フレームバッファ制御回路143に択一的に接続され
る。
【0103】マルチプレクサ503,504の選択動作
は選択信号SEL3,SEL4によって相補的に行わ
れ、リードキャッシュメモリブロック403,404も
交互にフォアグランドキャッシュとバックグランドキャ
ッシュに切り替えられる。次に、図11を参照して、図
10のフレームバッファキャッシュ141のアクセス動
作を説明する。
【0104】ここでは、キャッシュインターフェース1
42にライトキャッシュメモリブロック401とリード
キャッシュメモリブロック403が接続され、フレーム
バッファ制御回路143にライトキャッシュメモリブロ
ック402とリードキャッシュメモリブロック404が
接続されている場合を想定する。この場合、キャッシュ
メモリブロック401はフォアグランドライトキャッシ
ュ(WF)、キャッシュメモリブロック402はバック
グランドライトキャッシュ(WB)、キャッシュメモリ
ブロック403はフォアグランドリードキャッシュ(R
F)、キャッシュメモリブロック404はバックグラン
ドリードキャッシュ(RB)となる。
【0105】CPU1または描画コプロセッサ13が画
像データをリードする場合、CPU1または描画コプロ
セッサ13からのリードアドレスは、フォアグランドリ
ードキャッシュであるキャッシュメモリブロック403
に送られ、そのキャッシュメモリブロック403がリー
ドアクセスされる。このキャッシュメモリブロック40
3のリードアクセスと並行して、連続アクセスモードの
場合には、バックグランドリードキャッシュであるキャ
ッシュメモリブロック404にはプリフェッチ回路14
3aによってデュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0の画像データがプリフェッチされる。プリフェッチさ
れる画像データは、キャッシュメモリブロック403に
格納されている画像データに後続する画像データのブロ
ックである。
【0106】このプリフェッチ動作においては、例えば
デュアルポート画像メモリ(VRAM)30はページモ
ードによってリードアクセスされ、アドレス順に連続し
た複数の画像データが連続して高速に読み出される。
【0107】フォアグランドリードキャッシュ403か
ら読み出される画像データは、CPU1または描画プロ
セッサ13によって演算される。そして、その演算結果
データはライトデータとしてフォアグランドライトキャ
ッシュであるキャッシュメモリブロック401に送ら
れ、そのキャッシュメモリブロック401がライトアク
セスされる。
【0108】このようなフォアグランドリードキャッシ
ュ(RF)のリードアクセスとフォアグランドライトキ
ャッシュ(WF)のライトアクセスは繰り返し実行され
る。この状態で、キャッシュメモリブロック401の全
てのエントリにデータが書き込まれるか(キャッシュフ
ル)、あるいはライトアドレスの値がページモードで書
き込み可能なアドレス範囲を越えるた場合(キャシュミ
ス)には、マルチプレクサ501,502によってフォ
アグランドライトキャッシュ(WF)とバックグランド
ライトキャッシュ(WB)の入れ替えが行われる。これ
により、キャッシュメモリブロック402がフォアグラ
ンドライトキャッシュになり、キャッシュメモリブロッ
ク401がバックグランドライトキャッシュとなる。
【0109】フォアグランド/バックグランドの入れ替
えが行われると、今度は、CPU1または描画コプロセ
ッサ13はキャッシュメモリブロック402をライトア
クセスし、フレームバッファ制御回路143はキャッシ
ュメモリブロック401をリードアクセスしてキャッシ
ュフラッシュを行う。
【0110】キャッシュメモリブロック403のリード
アクセスにおいてキャッシュミスが発生すると、マルチ
プレクサ503,504によってフォアグランドリード
キャッシュ(RF)とバックグランドリードキャッシュ
(RB)の入れ替えが行われる。これにより、キャッシ
ュメモリブロック404がフォアグランドリードキャッ
シュになり、キャッシュメモリブロック403がバック
グランドリードキャッシュとなる。
【0111】キャッシュメモリブロック404には既に
後続する画像データがプリフェッチされているので、連
続アドレスのリードアクセスであればCPU1または描
画プロセッサ13は待ち時間無く画像データを順次読み
出すことができる。
【0112】このように図10のフレームバッファキャ
ッシュ141の構成においては、ライトキャッシュとリ
ードキャッシュを別々に持つので、デュアルポート画像
メモリ30からキャッシュに読み込んだデータがキャッ
シュライトによって破壊されることがなくなり、CPU
1または描画プロセッサ13によるリード/ライト混在
の描画処理を効率良く実行することができる。
【0113】尚、キャッシュメモリブロック401〜4
04はそれぞれリード/ライト可能に構成されているの
で、これら4つのキャッシュメモリブロック401〜4
04全てをライトキャッシュとして使用することもでき
る。これは、描画コプロセッサ13がサポートするBI
TBLT等の矩形転送を高速実行するのに好適なキャッ
シュモード(高速矩形転送モード)である。
【0114】すなわち、描画コプロセッサ13にはリー
ドバッファが設けられているので、4つのキャッシュメ
モリブロック401〜404全てをライトキャッシュと
して用いることができる。BitBltはアドレスが連
続する可能性が高いため、ライトキャッシュの容量を増
やすことにより、ページモードライトを用いることがで
き効率良く画像メモリ30への書き込みができる。次
に、図12を参照して、高速矩形転送モードにおけるキ
ャッシュアクセス動作を説明する。
【0115】ここでは、キャッシュインターフェース1
42にライトキャッシュメモリブロック401、402
が接続され、フレームバッファ制御回路143にライト
キャッシュメモリブロック403、404が接続されて
いる場合を想定する。この場合、キャッシュメモリブロ
ック401,402の双方はフォアグランドライトキャ
ッシュ(WF)となり、またキャッシュメモリブロック
403,404の双方はバックグランドライトキャッシ
ュ(WB)となる。
【0116】描画コプロセッサ13が画像データをリー
ドする場合、描画コプロセッサ13からのリードアドレ
スはフレームバッファキャッシュ141を経由せず、ダ
レクトパスP1を介してフレームバッファ制御回路14
3に送られる。フレームバッファ制御回路143は、デ
ュアルポート画像メモリ30をリードアクセスして画像
データを読み出し、それをダレクトパスP1を介して描
画コプロセッサ13に転送する。転送された画像データ
は描画コプロセッサ13の演算回路131内蔵のリード
バッファ131aに書き込まれる。
【0117】次いで、描画コプロセッサ13は、リード
バッファ131aの画像データを加工した後、それをラ
イトデータとしてフォアグランドライトキャッシュであ
るキャッシュメモリブロック401または402に送
る。キャッシュメモリブロック401に空きがあればそ
のキャッシュメモリブロック401がライトアクセスさ
れ、空きがなければキャッシュメモリブロック402が
ライトアクセスされる。キャッシュメモリブロック40
1および402の全てのエントリにデータが書き込まれ
るか(キャッシュフル)、あるいはライトアドレスの値
がページモードで書き込み可能なアドレス範囲を越える
た場合(キャシュミス)には、マルチプレクサ501,
502,503,504によってフォアグランドライト
キャッシュ(WF)とバックグランドライトキャッシュ
(WB)の入れ替えが行われる。これにより、キャッシ
ュメモリブロック403,404がフォアグランドライ
トキャッシュになり、キャッシュメモリブロック40
1,402がバックグランドライトキャッシュとなる。
【0118】フォアグランド/バックグランドの入れ替
えが行われると、今度は、描画コプロセッサ13によっ
てキャッシュメモリブロック403,404がライトア
クセスされる。一方、フレームバッファ制御回路143
はキャッシュメモリブロック401,402をリードア
クセスしてキャッシュフラッシュを行う。このキャッシ
ュフラッシュにおいては、デュアルポート画像メモリ3
0がページモードでライトアクセスされる。
【0119】以上のように、図10の構成においては、
ライトキャッシュとリードキャッシュを別に持つキャッ
シュモード(混在アクセスモード)と全てのキャッシュ
メモリブロックをライトキャッシュとして使用するキャ
ッシュモード(高速矩形転送モード)の2種類のキャッ
シュモードを利用することができる。図13には、これ
ら2種類のキャッシュモードにおけるキャッシュブロッ
クの利用形態が示されている。
【0120】ここでは、各キャッシュメモリブロックが
32ビットデータを8エントリ記憶可能な場合を想定し
ている。この場合、混在アクセスモードにおいては1度
のキャッシュアクセスでリード/ライト可能な最大デー
タ幅は32ビットであるが、高速矩形転送モードにおい
ては、2つのキャッシュメモリブロックを同時アクセス
することによって1度のキャッシュアクセスで最大64
ビットのデータをリード/ライトすることが可能であ
る。
【0121】したがって、フレームバッファ制御回路1
43とデュアルポート画像メモリ30のパラレルポート
間のバス幅を64ビットに設定すれば、高速矩形転送モ
ードにおけるキャッシュフラッシュをさらに高速化する
ことができる。図14には、フレームバッファキャッシ
ュ141に設けられているキャシュメモリブロックの構
成の一例が示されている。
【0122】フレームバッファキャッシュ141に設け
られるキャッシュメモリブロックはどれも同一構成であ
るので、ここでは、図10のキャシュメモリブロック4
01を代表して説明する。
【0123】キャシュメモリブロック401はデュアル
ポート画像メモリ30のページモードアクセスに適した
回路構成を有する。すなわち、キャシュメモリブロック
401は、図示のように、データメモリ601、タグメ
モリ602、バリッドフラグレジスタ603、マルチプ
レクサ604、マルチプレクサ制御回路605、固定タ
グレジスタ606、固定タグ比較器607を備えてい
る。
【0124】データメモリ601はキャシュメモリブロ
ック401にライトデータとして供給される画像データ
(C DAT)を保持するためのものであり、32ビッ
ト幅を持つエントリを8個備えている。タグメモリ60
2は、データメモリ601の画像データがデュアルポー
ト画像メモリ30のどのアドレスに対応するデータであ
るかを示すタグ情報を保持するためのものであり、デー
タメモリ601と同じ8個のタグエントリを有してい
る。各タグエントリには、データメモリ601の対応す
るエントリに保持されている画像データのタグ情報が格
納される。タグ情報としては、デュアルポート画像メモ
リ30の9ビットのCASアドレス(カラムアドレス)
が利用されている。このCASアドレスは、キャッシュ
メモリブロック401をリードアクセスする際にCPU
1、描画コプロセッサ13、またはフレームバッファ制
御回路143から出力されるライトアドレスの一部であ
る。バリッドフラグレジスタ603は、データメモリ6
01の各エントリのデータが有効かどうかを示すバリッ
ドフラグ(VF)を保持する。マルチプレクサ604
は、データメモリ601,タグメモリ602それぞれの
エントリの中からヒットしたタグ情報とデータを選択す
る。タグ情報はCASアドレスであるので、キャッシュ
フラシュの場合には、その読み出したタグ情報を利用し
てデュアルポート画像メモリ30をページモードでアク
セスすることができる。
【0125】マルチプレクサ制御回路605はマルチプ
レクサ604の選択動作を制御するためのものであり、
8個のタグ比較器605a、およびゲート回路605b
を備えている。8個のタグ比較器605aは、リ−ドC
ASアドレスによって指定されるデータがデータメモリ
601のどのエントリに存在するかを検出するためのも
のであり、タグメモリ602の8個のエントリそれぞれ
のタグ情報とリ−ドCASアドレスとを比較し、8ビッ
トの比較結果信号を出力する。リ−ドCASアドレス
は、キャッシュメモリブロック401をリードアクセス
する際にCPU1、描画コプロセッサ13、またはフレ
ームバッファ制御回路143から出力されるリードアド
レスの一部である。
【0126】ゲート回路605bは、タグ比較器605
aの8ビットの比較結果信号、バリッドフラグ(VF0
〜VF7)、および固定タグ比較器607の比較結果信
号に基づいて、リードアクセス時のキャッシュッヒット
/キャッシュミスを検出する。すなわち、ゲート回路6
05bにおいては、まず、リ−ドCASアドレスによっ
て指定されるデータが存在しているデータメモリ601
内のエントリが有効か否かがチェックされる。有効でな
い場合にはキャッシュミスとなり、ミスヒット信号が出
力される。一方、有効な場合には、固定タグ比較器60
7の比較結果信号によってキャッシュヒット/キャッシ
ュミスが決定される。固定タグ比較器607の比較結果
信号が一致を示す時、ゲート回路605bはリードアク
セスにおいてキャッシュヒットしたことを示すリードH
IT信号を出力する。また、この時は、選択信号C0〜
C7のうちでリードCASアドレスによって指定される
エントリに対応する選択信号がイネーブルとなり、リー
ドCASアドレスによって指定されるエントリ内のタグ
情報およびデータが読み出されるようにマルチプレクサ
604が制御される。
【0127】固定タグレジスタ606には、最初のライ
トアクセス時にCPU1、描画コプロセッサ13、また
はフレームバッファ制御回路143から出力されるライ
トRASアドレスがセットされる。固定タグ比較器60
7は、固定タグレジスタ606のライトRASアドレス
と、ライトまたはリードアクセス時にCPU1、描画コ
プロセッサ13、またはフレームバッファ制御回路14
3から出力されるRASアドレスを比較する。ライトア
クセスの場合には、固定タグレジスタ606のライトR
ASアドレスとライトアドレスに含まれるRASアドレ
スの一致/不一致のみによって、キャッシュヒット/キ
ャッシュミスが決定される。リードアクセスの場合に
は、固定タグレジスタ606のライトRASアドレスと
リードアドレスに含まれるRASアドレスの一致/不一
致を示す信号がゲート回路605bに送られる。
【0128】また、固定タグレジスタ606にセットさ
れているライトRASアドレスは、キャッシュフラッシ
ュ時にデュアルポート画像メモリ30をページモードで
ライトアクセスするために使用される。
【0129】このように、このキャッシュメモリブロッ
ク401は、ライトRASアドレスを固定タグとして使
用することにより同一RASアドレスのデータだけが書
き込み可能になっている。またCASアドレスをタグ情
報としてタグエントリに格納しているので、そのタグ情
報をデュアルポート画像メモリ30のページモードアク
セスに有効利用することができる。
【0130】以上説明したように、この表示制御システ
ムにおいては、CPU1または描画コプロセッサ13に
よる画像データのリード処理において、フレームバッフ
ァキャッシュ141に画像データをプリフェッチするこ
とによりキャッシュヒットの確率を高めることができ
る。キャッシュミスが発生するとCPU1または描画コ
プロセッサ13はデュアルポート画像メモリ30から画
像データが読み出されるまで待たされることになるが、
キャッシュヒットの場合には所望の画像データをフレー
ムバッファキャッシュ141から直ぐにリードすること
ができる。したがって、フレームバッファキャッシュ1
41への画像データのプリフェッチは、CPU1または
描画コプロセッサ13の待ち時間を低減することができ
る。
【0131】なお、以上の説明では、キャッシュメモリ
に画像データをプリフェッチする場合を説明したが、プ
リフェッチ用のリードバッファを設けてそこに画像デー
タをプリフェッチしても良いことは持ち論である。
【0132】また、このようなプリフェッチバッファを
何ら設けない場合であっても、連続アクセスの場合にV
RAMのアクセスモードをページモードに切り替えてい
るので、ダイレクトパスP1を介して高速にデータをC
PU1や描画コプロセッサ13に転送することができ
る。さらに、VRAMの高速アクセスモードとしては、
ページモードに限らず、たとえばスタチックカラムモー
ド、ニブルモード等を利用することもできる。
【0133】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、CPU
や描画コプロセッサによって実行されている命令の種類
に応じてフレームバッファをアクセス制御できるように
なり、フレームバッファの高速アクセスモードや画像デ
ータのプリフェッチを有効利用した画像データの読み出
しを行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る表示制御システム全
体の構成を示すブロック図。
【図2】図1の表示制御システムに設けられているメモ
リ制御回路の構成例を示すブロック図。
【図3】図2のメモリ制御回路に設けられているアクセ
スモード判定回路の具体的構成の一例を示す回路図。
【図4】図3に示したアクセスモード判定回路によるモ
−ド判定動作を説明するための図。
【図5】図3に示したアクセスモード判定回路によるモ
−ド判定結果に対応するプリフェッチ処理およびVRA
Mアクセスモードを説明する図。
【図6】図2のメモリ制御回路に設けられているフレー
ムバッファキャッシュの第1の構成例を示すブロック
図。
【図7】図6のフレームバッファキャッシュを利用した
画像データの読み出し動作を説明するための図。
【図8】図6のフレームバッファキャッシュのフォアグ
ランド/バックグランドの切り替え動作を説明するため
の図。
【図9】図6のフレームバッファキャッシュを利用した
画像データの書き込み動作を説明するための図。
【図10】図2のメモリ制御回路に設けられているフレ
ームバッファキャッシュの第2の構成例を示すブロック
図。
【図11】図10のフレームバッファキャッシュを利用
した画像データの書き込み/読み出し動作を説明するた
めの図。
【図12】図10のフレームバッファキャッシュを利用
した高速矩形転送モード時の画像データ書き込み動作を
説明するための図。
【図13】図10のフレームバッファキャッシュのフォ
アグランド/バックグランド切り替えを説明するための
図。
【図14】図2、図6および図10に示した各フレーム
バッファキャッシュに設けられるキャッシュメモリブロ
ックの具体的構成の一例を示す回路図。
【符号の説明】
1…CPU、2…メインメモリ、3…システムバス、4
…表示制御システム、10…ディスプレイコントロー
ラ、13…描画コプロセッサ、14…メモリ制御回路、
16…CRTコントローラ、30…デュアルポート画像
メモリ、141…フレームバッファキャッシュ、141
a…キャッシュメモリブロック、141b…制御回路、
142…キャッシュインターフェース、143…フレー
ムバッファ制御回路、144…アクセスモード判定回
路、201,202,401〜404…キャッシュメモ
リブロック、301,302,501〜504…マルチ
プレクサ、601…データメモリ、602…タグメモ
リ、603…バリッドフラグレジスタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサによって生成された画像デー
    タを記憶する画像メモリと、 この画像メモリに記憶されている前記画像データをディ
    スプレイに表示する表示手段と、 前記プロセッサから供給されるリードアドレスの変化の
    履歴に従って、前記プロセッサによるリ−ドアクセス
    が、アドレス不連続のランダムアクセスであるかアドレ
    ス順に連続したデータを順次リードする連続アクセスで
    あるかを判定するアクセスモード判定手段と、 このアクセスモード判定手段の判定結果に従って、前記
    画像メモリを第1アクセスモードおよびそれよりも高速
    の第2アクセスモードの一方でリードアクセスするメモ
    リ制御手段とを具備することを特徴とする表示制御シス
    テム。
  2. 【請求項2】 プロセッサによって生成された画像デー
    タを記憶する画像メモリと、 この画像メモリに記憶されている前記画像データをディ
    スプレイに表示する表示手段と、 前記画像メモリから先読みされた画像データを記憶し、
    前記プロセッサからのリード要求に応じて前記画像デー
    タの読み出しが実行されるように構成されたプリフェッ
    チバッファと、 前記プロセッサから供給されるリードアドレスの変化の
    履歴に従って、前記プロセッサによるリ−ドアクセス
    が、アドレス順に連続したデータを順次リードする連続
    アクセスモードであるか否かを判定するアクセスモード
    判定手段と、 このアクセスモード判定手段によって連続アクセスモー
    ドであることが判定された際、前記プロセッサによって
    リード要求された画像データに後続するアドレスの画像
    データを前記画像メモリから読み出して前記プリフェッ
    チバッファにプリフェッチするプリフェッチ手段とを具
    備することを特徴とする表示制御システム。
  3. 【請求項3】 前記プリフェッチ手段は、前記画像メモ
    リをページモードでリードアクセスしてアドレス順に連
    続した複数の画像データを連続的に前記画像メモリから
    前記プリフェッチバッファに転送することを特徴とする
    請求項2記載の表示制御システム。
JP6398493A 1993-03-23 1993-03-23 表示制御システム Pending JPH06274410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6398493A JPH06274410A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 表示制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6398493A JPH06274410A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 表示制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06274410A true JPH06274410A (ja) 1994-09-30

Family

ID=13245066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6398493A Pending JPH06274410A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 表示制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06274410A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997029456A1 (fr) * 1996-02-06 1997-08-14 Sony Computer Entertainment Inc. Imageur
JP2008159057A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Intel Corp ダイナミック・ランダムアクセスメモリからスタティック・ランダムアクセスメモリへのプリフェッチ
WO2008111396A1 (ja) * 2007-03-15 2008-09-18 Nec Corporation 半導体集積回路装置
JP2011501341A (ja) * 2007-10-16 2011-01-06 エス. アクア セミコンダクター, エルエルシー アクセスとプリチャージが独立したメモリ
US7983111B2 (en) 2007-02-21 2011-07-19 Seiko Epson Corporation Memory controller for controlling memory and method of controlling memory

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997029456A1 (fr) * 1996-02-06 1997-08-14 Sony Computer Entertainment Inc. Imageur
US6141025A (en) * 1996-02-06 2000-10-31 Sony Computer Entertainment, Inc. Image generating apparatus with FIFO memory and cache memory
JP2008159057A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Intel Corp ダイナミック・ランダムアクセスメモリからスタティック・ランダムアクセスメモリへのプリフェッチ
JP4658112B2 (ja) * 2006-12-22 2011-03-23 インテル コーポレイション ダイナミック・ランダムアクセスメモリからスタティック・ランダムアクセスメモリへのプリフェッチ
US7983111B2 (en) 2007-02-21 2011-07-19 Seiko Epson Corporation Memory controller for controlling memory and method of controlling memory
WO2008111396A1 (ja) * 2007-03-15 2008-09-18 Nec Corporation 半導体集積回路装置
JP5115548B2 (ja) * 2007-03-15 2013-01-09 日本電気株式会社 半導体集積回路装置
US9019285B2 (en) 2007-03-15 2015-04-28 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device
JP2011501341A (ja) * 2007-10-16 2011-01-06 エス. アクア セミコンダクター, エルエルシー アクセスとプリチャージが独立したメモリ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5559952A (en) Display controller incorporating cache memory dedicated for VRAM
US5579473A (en) Interface controller for frame buffer random access memory devices
US5664161A (en) Address-translatable graphic processor, data processor and drawing method with employment of the same
US5392391A (en) High performance graphics applications controller
KR100221028B1 (ko) 그래픽 가속기 및 이를 이용한 메모리 프리패치 방법
US5357606A (en) Row interleaved frame buffer
JPH0348370A (ja) メモリアクセス制御回路
US5454076A (en) Method and apparatus for simultaneously minimizing storage and maximizing total memory bandwidth for a repeating pattern
WO1993020513A1 (en) Method and apparatus for performing run length tagging for increased bandwidth in dynamic data repetitive memory systems
US6741256B2 (en) Predictive optimizer for DRAM memory
US6720969B2 (en) Dirty tag bits for 3D-RAM SRAM
US6812928B2 (en) Performance texture mapping by combining requests for image data
JP2548765B2 (ja) 表示装置
JPH08255107A (ja) ディスプレイコントローラ
US20020171657A1 (en) External dirty tag bits for 3D-RAM SRAM
JPH06274410A (ja) 表示制御システム
US5473348A (en) Apparatus and method of controlling paging unit of coprocessor built in display control system
JP3313527B2 (ja) グラフィックスコントローラおよびピクセルデータ転送システム
JPH07234773A (ja) 表示制御装置
JPH08180012A (ja) コンピュータシステム
JP2576015B2 (ja) 表示制御装置
JPH07234821A (ja) ページング装置およびディスプレイコントローラ
US6209063B1 (en) Management of the information flow within a computer system
WO1998028713A1 (en) Enhanced methods and systems for caching and pipelining of graphics texture data
WO1998028713A9 (en) Enhanced methods and systems for caching and pipelining of graphics texture data