JPH06274002A - カラー画像記録方法およびカラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録方法およびカラー画像記録装置

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JPH06274002A
JPH06274002A JP5065170A JP6517093A JPH06274002A JP H06274002 A JPH06274002 A JP H06274002A JP 5065170 A JP5065170 A JP 5065170A JP 6517093 A JP6517093 A JP 6517093A JP H06274002 A JPH06274002 A JP H06274002A
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JP
Japan
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toner
elastic modulus
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larger
loss elastic
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Katsuji Ko
勝治 胡
Takahiro Kashiwakawa
貴弘 柏川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー画像記録方法およびカラー画像記録装
置に関し、良好な定着性と耐オフセット性を得ることが
できるカラー画像記録方法およびカラー画像記録装置を
提供することを目的とする。 【構成】 最初に転写される所定温度における貯蔵弾性
率が50〜10,000dyn/cm2 であり、かつ、損失弾
性率が50〜10,000dyn/cm2 であり、かつ、2番
目に転写されるトナーの貯蔵弾性率および損失弾性率が
1番目に転写されるトナーに比べ、1.1倍以上大き
く、さらに、3番目に転写されるトナーの貯蔵弾性率お
よび損失弾性率が2番目に転写されるトナーに比べ、
1.1倍以上大きく、さらに、4番目に転写されるトナ
ーの貯蔵弾性率および損失弾性率が3番目に転写される
トナーに比べ、1.1倍以上大きいトナーを用いて順次
転写を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4色のトナーを用いる
カラー画像記録方法およびカラー画像記録装置に関す
る。複写機またはレーザプリンタなどにおいて採用され
ている電子写真法は、一般には、光導電性絶縁体層上に
一様な静電荷を与え、該絶縁体層上に光像を照射するこ
とにより、該静電荷を部分的に除去して静電潜像を形成
し、その静電荷の残った部分にトナーと呼ばれる微粉松
を付着させて該潜像を可視化トナー画像を形成(現像と
いう)し、該トナー画像を該記録紙に固着(定着とい
う)して印刷物を得るものである。
【0002】前記トナーは、天然または合成高分子物質
よりなる結着樹脂に着色剤および帯電制御剤などを分散
させたものを1〜30μm程度に粉砕した微粉末であっ
て、通常、鉄粉またはフェライト粉などの担体物質(キ
ャリア)に混合されて現像剤を形成し前記現像に用いら
れているが、前記トナー画像はそのトナーのみで形成さ
れている。
【0003】前記定着は、前記トナー画像のトナーを溶
融して記録紙に固着させることであり、その方法として
は、熱ロール定着が一般的である。
【0004】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の電子写真法により、カラーの多色像を得る場合、一般
にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナ
ーを用い、各色のトナー像を重ね合わせ、混色すること
により実現していた。したがって、自然画などの印刷に
おいては多色トナーが積層され、トナー層が3〜4層の
場合が多く、厚くなる。また、文字等においては1〜2
層のトナー層より構成されるため、トナー層が薄くな
る。トナー層が薄い場合は熱ロールからの熱エネルギを
トナー全域に供給することが容易であり、また、トナー
層が薄いため溶融トナーが熱ロールへオフセットするこ
ともない。しかし、トナー層が厚い場合、トナー層表面
では高温になるが下層は表面温度に比べ、低くなり、下
層トナーが充分に溶融しなくなるため、定着強度が低
く、さらに、トナー層が厚いため、熱ロールへのオフセ
ットも発生しやすい。また、特に、これは高速印刷にお
いて顕著である。
【0005】従来のカラー画像記録装置に用いるトナー
4色の貯蔵弾性率と損失弾性率は同等のものを用いてい
るため、定着性を重視して、低貯蔵弾性率と低損失弾性
率のトナーを用いた場合、トナー層が薄い場合は定着性
とオフセット性は良好になるが、トナー層が厚い場合は
定着性は良好であるが、トナー内部の弾性が小さいので
熱ロールへのオフセットが発生する。
【0006】また、耐オフセット性を重視して、高貯蔵
弾性率と高損失弾性率のトナーを用いた場合、トナー層
が薄い場合は定着性とオフセット性は良好になるが、ト
ナー層が厚い場合は耐オフセット性は良好であるが、下
層トナーが充分に溶融しないため、定着強度が低い。こ
のように、カラー電子写真のようにトナー層が3〜4層
に積層され、厚くなる場合、定着性と耐オフセット性を
両立することは困難であった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、転写トナー層厚が変動して
も、良好な定着性と耐オフセット性を得ることができる
カラー画像記録方法およびカラー画像記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、4色のトナー
を用い各色のトナー像を重ね合わせて画像を記録するカ
ラー画像記録方法において、まず、所定温度における貯
蔵弾性率が50〜10,000dyn/cm2 であり、かつ、
損失弾性率が50〜10,000dyn/cm2 であるトナー
を用いて転写を行い、次に、貯蔵弾性率および損失弾性
率が1番目に転写されるトナーに比べ1.1倍以上大き
いトナーを用いて転写を行い、次に、貯蔵弾性率および
損失弾性率が2番目に転写されるトナーに比べ1.1倍
以上大きいトナーを用いて転写を行い、次に、貯蔵弾性
率および損失弾性率が3番目に転写されるトナーに比べ
1.1倍以上大きいトナーを用いて転写を行うことを特
徴とする。
【0009】また、本発明は、像担持体上に形成された
潜像を順次4色のトナーにより現像し、現像した各色の
トナー像を順次転写した後に、画像を記録するカラー画
像記録装置において、最初に転写されるトナーの所定温
度における貯蔵弾性率が50〜10,000dyn/cm2
あり、かつ、損失弾性率が100〜10,000dyn/cm
2 であり、かつ、2番目に転写されるトナーの貯蔵弾性
率および損失弾性率が1番目に転写されるトナーに比
べ、1.1倍以上大きく、さらに、3番目に転写される
トナーの貯蔵弾性率および損失弾性率が2番目に転写さ
れるトナーに比べ、1.1倍以上大きく、さらに、4番
目に転写されるトナーの貯蔵弾性率および損失弾性率が
3番目に転写されるトナーに比べ、1.1倍以上大きい
トナーを用いて順次転写を行うことを特徴とする。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。カラー電
子写真では、自然画印刷等において、モノクロと異な
り、トナー層を3〜4層重ね、トナー層厚が厚くなる。
トナー層厚が厚い場合、熱ロール定着を行うとトナー層
表面は熱ロールと接触しているため、温度が高くなる
が、下層トナーはトナー中の熱伝導により熱が供給され
るため、上層トナーに比べ温度が低くなる。この場合、
下層トナーが充分に溶融しないため紙との接着力が低く
なり、定着強度が弱くなる。定着強度を高めるためには
溶融トナーの貯蔵弾性率と損失弾性率を低くする必要が
ある。しかし、トナーの貯蔵弾性率と損失弾性率を低く
した場合、トナー層が厚い時のトナー層上層では高温に
なるため、貯蔵弾性率と損失弾性率が低くなり過ぎ、オ
フセットを起こす。そこで、トナー層の上層と下層の温
度の相違を考慮して、上層トナーほど下層トナーに比
べ、貯蔵弾性率と損失弾性率を大きくすることにより、
高温になっても貯蔵弾性率と損失弾性率が低くなり過ぎ
ないようにして耐オフセット性と良好な定着性を達成し
た。
【0011】熱ロール温度を140〜200℃にし、プ
リンタ速度を50〜1,000 mm/sにした場合、トナー
の150℃における貯蔵弾性率が50〜10,000dyn/c
2であり、かつ、損失弾性率が100〜10,000dyn
/cm2 であり、かつ、2番目に転写されるトナーの貯
蔵弾性率および損失弾性率が1番目に転写されるトナー
に比べ、1.1倍以上大きく、さらに、3番目に転写さ
れるトナーの貯蔵弾性率および損失弾性率が2番目に転
写されるトナーに比べ、1.1倍以上大きく、さらに、
4番目に転写されるトナーの貯蔵弾性率および損失弾性
率が3番目に転写されるトナーに比べ、1.1倍以上大
きくなるように、貯蔵弾性率と損失弾性率をそれぞれに
設定することにより良好な定着性と耐オフセット性を実
現することを見出した。特に、プリンタ速度100 〜1,00
0 mm/sの高速においては4色のトナーの貯蔵弾性率
と損失弾性率を同等にした場合、定着性と耐オフセット
性を両立することは不可能であった。しかし、転写順序
によりトナーの貯蔵弾性率と損失弾性率を前記のように
変えた場合、良好な定着性と耐オフセット性を両立でき
た。
【0012】トナーバインダ樹脂としてはエポキシ樹
脂、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂などが考えられるが、樹脂
の透明性やオフセット性を満足するものとしてはポリエ
ステル樹脂が最適である。また、耐オフセット性を向上
するためポリエステル樹脂が3官能以上の多官能性単量
体による成分を含有することが望まれる。また、トナー
の保存安定性(耐ブロッキング性)を向上するため、樹
脂のガラス転移温度は50℃以上が望まれ、100〜1
80℃で定着可能にするため、樹脂のガラス転移温度は
70℃以下であることが必要である。
【0013】顔料としてはキナクリドン、モノアゾ、ビ
スアゾ、ペリレン、ナフトール、銅フタロシアニン等を
用いることができる。また、電荷制御剤として、含金染
料、脂肪酸エステル、アミノ基を有する化合物を加えて
も良い。本発明で用いるトナーは、従来公知の方法で製
造できる。すなわち、前記バインダ樹脂、前記顔料、前
記電荷制御剤を、例えば、加圧ニーダ、エクストルー
ダ、などにより、溶融混練し、均一分散させ、例えば、
風力分級機などにより、分級して所望のトナーを得るこ
とができる。
【0014】次に、カラー画像記録方法を実施するため
のカラー画像記録装置を図1に示す。図1において、カ
ラー画像記録装置は、光半導体である感光ドラム(像担
持体)1を中心として、感光ドラム1の表面を予め定め
られた極性に帯電させるための帯電器2、感光ドラム1
に画像信号に応じた露光を行う露光器3、トナーによっ
て目に見えない電気的な静電潜像を可視像化する現像器
4a〜4d、一次転写後に感光ドラム1上に残った残留
トナーを感光ドラム1上から除去するためのクリーナ
5、および搬送ローラ6〜8、一次転写ローラ14にベ
ルト状の中間転写体9を掛け渡した構造の中間転写ユニ
ット15、中間転写体9から記録媒体16にトナー像を
二次転写するための二次転写ローラ10、二次転写後に
中間転写体9上に残った残留トナーを中間転写体9上か
ら除去するためのクリーナ11、さらに記録媒体16を
搬送する搬送ローラ13a,13bと記録媒体16上に
転写されたトナー像を、記録媒体16に定着させるため
の定着器12により構成されている。
【0015】現像器4a〜4dには、減法混色によりフ
ルカラー出力を行うために必要な色の三原色、すなわち
イエロー(以後Yと記述)、マゼンタ(以後Mと記
述)、シアン(以後Cと記述)の前記カラートナーと、
文字部分の出力に用いられる黒(以後BKと記述)の前
記トナーがそれぞれ投入されており、各色の現像を行
う。また各現像器4a〜4dは、非動作時には感光ドラ
ム1から十分に離れた状態にあり、現像する色のトナー
が投入された現像器4a〜4dのみが、現像が可能な距
離まで前進する離接機構が設けられている。
【0016】まず、帯電器2により感光ドラム1の表面
を均一に帯電させたのち、例えばYの画像情報に応じた
露光を露光器3により行い、静電潜像を形成したのち、
所定温度、例えば150℃における貯蔵弾性率が50〜
10,000dyn/cm2 であり、かつ、損失弾性率が10
0〜10,000dyn/cm2 であるYトナーが投入された
現像器4aのみが、離接機構により感光ドラム1まで前
進し、Yの現像を行い、感光ドラム1上にYトナー像を
形成する。その後、一次転写部においてYトナー像は感
光ドラム1から中間転写体9へ一次転写される。一次転
写後、感光ドラム1はクリーナ5によりクリーニングさ
れたのち、再び帯電器2により帯電され、以後同様のシ
ーケンスにより順次M,C,BKの現像と一次転写が行
われる。
【0017】すなわち、次に、貯蔵弾性率および損失弾
性率が1番目に転写されたYトナーに比べ1.1倍以上
大きいMトナーを用いて現像と一次転写を行い、次に、
貯蔵弾性率および損失弾性率が2番目に転写されたMト
ナーに比べ1.1倍以上大きいCトナーを用いて現像と
一次転写を行い、次に、貯蔵弾性率および損失弾性率が
3番目に転写されるCトナーに比べ1.1倍以上大きい
Kトナーを用いて現像と一次転写を行う。
【0018】そして、最終的に中間転写体9上には上記
4種類のカラートナーの重なり合ったカラートナー像が
形成される。その後、搬送ローラ13a,13bにより
記録媒体16が二次転写部分へ搬送されるとともに、全
ての一次転写が終了するまで中間転写体9から離れてい
た二次転写ローラ10が、離接機構によりバックアップ
ローラである搬送ローラ8と中間転写体9および記録媒
体16を挟んで圧接し、中間転写体9上のカラートナー
像を記録媒体16上に二次転写する。二次転写後、記録
媒体16は定着器12に搬送されカラートナー像は記録
媒体16に定着される。また、二次転写後に中間転写体
9上に残ったトナー像は、全ての一次転写が終了するま
で中間転写体9から離れていた中間転写体クリーナ11
が、離接機構により中間転写体9に圧接されることによ
りクリーニングされ、中間転写体9は次の一次転写に備
えられる。
【0019】以上で説明したように、一枚のカラー画像
の出力を行うためには、カラートナー各色の現像と一次
転写、その後の記録媒体16への二次転写と定着により
行われる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により説明するが、本発明はこ
れによって限定されるものではない。 実施例1 ポリエステル樹脂 ガラス転移温度 イエロー用 60℃ 95重量部 マゼンタ用 61 95重量部 シアン用 61 95重量部 ブラック用 62 95重量部 イエロー:Kayaset Yellow 963(日本化薬製) 5重量部 マゼンタ: Red 130 (日本化薬製) 5重量部 シアン : Blue 814 (日本化薬製) 5重量部 ブラック:BONTRON S34 (オリエント製) 5重量部 前記樹脂と前記染料をそれぞれボールミルにより混合撹
拌し、140℃に加熱したエクストルーダで溶融混練
し、冷却固化したのち、粉砕機で粗粉砕し、さらに、ジ
ェットミルで細粉砕した。得られた微粉末を風力分級機
で分級して5〜20μmのイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックトナーを得た。
【0021】これらトナーの粘弾性特性を下記に示す。 150℃における貯蔵弾性率(dyn/cm2 ) イエロー: 100 マゼンタ: 500 シアン :1000 ブラック:2000 150℃における損失弾性率(dyn/cm2 ) イエロー: 700 マゼンタ:1800 シアン :3000 ブラック:4300 このトナーを5重量%にキャリアとして樹脂コートフェ
ライト粉(平均粒径40μm)を95重量%にして、イ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に紙への転写
を行う4色同時印刷可能であり、170℃に設定した熱
ロール定着器を採用している前記カラー画像記録装置を
用いて250mm/sの印刷速度で自然画の印刷試験を
行った。結果、良好な定着強度が得られ、また、10万
枚印刷後も熱ロールへのオフセットは発生しなかった。 実施例2 バインダ樹脂としてポリエステル樹脂の重合度を変えた
以外は実施例1と全く同様にしてトナーを得、実施例1
と同様に印刷試験を行った結果、定着性と耐オフセット
性は良好であった。
【0022】これらトナーの粘弾性特性を下記に示す。 150℃における貯蔵弾性率(dyn/cm2 ) イエロー: 500 マゼンタ: 700 シアン :1200 ブラック:1500 150℃における損失弾性率(dyn/cm2 ) イエロー:2400 マゼンタ:2700 シアン :3000 ブラック:3500 実施例3 印刷速度1000mm/sの前記カラー画像記録装置を
用い、熱ロール温度を180℃に設定した以外は実施例
1と全く同様にしてトナーを得、実施例1と同様に印刷
試験を行った結果、定着性と耐オフセット性は良好であ
った。 比較例1 バインダ樹脂として実施例1で用いたイエロー用バイン
ダを他の3色用にも用いたこと以外は実施例1と全く同
様にしてトナーを得た。粘弾性特性を下記に示す。実施
例1と同様に印刷試験を行った結果、定着性は良好であ
るが、トナーにより粘弾性の違いがないため、上層トナ
ーであるブラックとシアントナーのオフセットが多く発
生した。
【0023】 150℃における貯蔵弾性率(dyn/cm2 ) イエロー: 100 マゼンタ: 95 シアン : 105 ブラック: 100 150℃における損失弾性率(dyn/cm2 ) イエロー: 700 マゼンタ: 650 シアン : 710 ブラック: 705 比較例2 バインダ樹脂として実施例1で用いたブラック用バイン
ダを他の3色用にも用いたこと以外は実施例1と全く同
様にしてトナーを得た。粘弾性特性を下記に示す。実施
例1と同様に印刷試験を行った結果、耐オフセット性は
良好であるが、トナーにより粘弾性の違いがないため、
下層トナーであるイエローの溶融が不充分であるため定
着性が悪い。
【0024】 150℃における貯蔵弾性率(dyn/cm2 ) イエロー:2000 マゼンタ:1900 シアン :2100 ブラック:2000 150℃における損失弾性率(dyn/cm2 ) イエロー:4100 マゼンタ:4200 シアン :4400 ブラック:4300 比較例3 バインダ樹脂としてスチレンアクリルを4種用いたこと
以外は実施例1と全く同様にしてトナーを得た。粘弾性
特性を下記に示す。実施例1と同様に印刷試験を行った
結果、耐オフセット性とトナーの定着性は良好である
が、画像の彩度が低い。
【0025】 150℃における貯蔵弾性率(dyn/cm2 ) イエロー:1000 マゼンタ:1500 シアン :3100 ブラック:5000 150℃における損失弾性率(dyn/cm2 ) イエロー:1500 マゼンタ:1700 シアン :3300 ブラック:5100 比較例4 ガラス転移温度が45℃のポリエステル樹脂を用いた以
外は実施例1と全く同様にしてトナーを得、実施例1と
同様に印刷試験を行った結果、保存安定性に劣ることが
わかった。 比較例5 印刷速度が80mm/sである以外は比較例2と全く同
様にしてトナーを得、実施例1と同様に印刷シーケンス
を行った結果、印刷速度が遅いため、定着性も耐オフセ
ット性も良好であった。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、最初に転写されるトナーの所定温度における貯蔵弾
性率が50〜10,000dyn/cm2 であり、かつ、損失
弾性率が100〜10,000dyn/cm2 であり、かつ、
2番目に転写されるトナーの貯蔵弾性率および損失弾性
率が1番目に転写されるトナーに比べ、1.1倍以上大
きく、さらに、3番目に転写されるトナーの貯蔵弾性率
および損失弾性率が2番目に転写されるトナーに比べ、
1.1倍以上大きく、さらに、4番目に転写されるトナ
ーの貯蔵弾性率および損失弾性率が3番目に転写される
トナーに比べ、1.1倍以上大きいカラートナーを用い
て画像を記録するようにしたため、良好な定着性と耐オ
フセット性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカラー画像記録装置を
示す図
【符号の説明】 1:感光ドラム(像担持体) 2:帯電器 3:露光器 4a〜4d:現像器 5:クリーナ 6〜8:搬送ローラ 9:中間転写体 10:二次転写ローラ 11:クリーナ 12:定着器 13a,13b:搬送ローラ 14:一次転写ローラ 15:中間転写ユニット 16:記録媒体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4色のトナーを用い各色のトナー像を重ね
    合わせて画像を記録するカラー画像記録方法において、
    まず、所定温度における貯蔵弾性率が50〜10,000dy
    n/cm2 であり、かつ、損失弾性率が50〜10,000d
    yn/cm2 であるトナーを用いて転写を行い、次に、
    貯蔵弾性率および損失弾性率が1番目に転写されるトナ
    ーに比べ1.1倍以上大きいトナーを用いて転写を行
    い、次に、貯蔵弾性率および損失弾性率が2番目に転写
    されるトナーに比べ1.1倍以上大きいトナーを用いて
    転写を行い、次に、貯蔵弾性率および損失弾性率が3番
    目に転写されるトナーに比べ1.1倍以上大きいトナー
    を用いて転写を行うことを特徴とするカラー画像記録方
    法。
  2. 【請求項2】像担持体上に形成された潜像を順次4色の
    トナーにより現像し、現像した各色のトナー像を順次転
    写した後に、画像を記録するカラー画像記録装置におい
    て、最初に転写されるトナーの所定温度における貯蔵弾
    性率が50〜10,000dyn/cm2 であり、かつ、損失
    弾性率が100〜10,000dyn/cm2 であり、かつ、
    2番目に転写されるトナーの貯蔵弾性率および損失弾性
    率が1番目に転写されるトナーに比べ、1.1倍以上大
    きく、さらに、3番目に転写されるトナーの貯蔵弾性率
    および損失弾性率が2番目に転写されるトナーに比べ、
    1.1倍以上大きく、さらに、4番目に転写されるトナ
    ーの貯蔵弾性率および損失弾性率が3番目に転写される
    トナーに比べ、1.1倍以上大きいトナーを用いて順次
    転写を行うことを特徴とするカラー画像記録装置。
JP5065170A 1993-03-24 1993-03-24 カラー画像記録方法およびカラー画像記録装置 Withdrawn JPH06274002A (ja)

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