JPH062736Y2 - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JPH062736Y2
JPH062736Y2 JP12729088U JP12729088U JPH062736Y2 JP H062736 Y2 JPH062736 Y2 JP H062736Y2 JP 12729088 U JP12729088 U JP 12729088U JP 12729088 U JP12729088 U JP 12729088U JP H062736 Y2 JPH062736 Y2 JP H062736Y2
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JP
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air
honeycomb body
casing
ozone
ultraviolet rays
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JP12729088U
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JPH0248129U (ja
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賢策 守屋
正司 黒澤
亨次 渡邊
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Nichias Corp
Ushio Denki KK
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Nichias Corp
Ushio Denki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空気浄化装置に関するものである。
〔考案の背景〕
一般に大気中には、塵埃、煙草の煙、臭気性ガスなどの
臭気物質、その他が含有されており、このため、環境衛
生の観点から、あるいは快適な環境を実現するために適
宜空気を浄化して不快臭を除去することが要請されてお
り、このような事情から、十分な消臭作用を有する空気
浄化装置の提供が強く望まれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来から空気浄化装置が開発されているが、従来の空気
浄化装置は、消臭作用が不十分であり、特定の臭気に対
しては有効であっても他の種類の臭気に対しては殆ど消
臭作用がなく、そのため、空気の不快臭を十分に除去す
ることができない、という問題点がある。
〔考案の目的〕 本考案は、以上のような問題点を解決し、種々の臭気を
消臭することができて確実に不快臭を除去することので
きる空気浄化装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の空気浄化装置は、空気流入口および空気流出口
を有するケーシングと、前記空気流入口から外部の空気
をケーシング内に取り入れてこれを前記空気流出口に向
かって流過させる通気ファンと、前記ケーシング内に配
置された、空気の流れる方向に伸びる多数の通気孔を有
し、当該通気孔の内面に紫外線の照射により励起される
空気浄化反応触媒物質が担持されたハニカム体と、この
ハニカム体の通気孔の内面を照射するよう設けた、波長
1849Åの光線を含む紫外線を放射する紫外線放射ランプ
と、前記空気流出口から排出される空気の流通路に配置
したオゾン除去用ハニカム体とを有してなることを特徴
とする。
〔考案の作用効果〕
本考案によれば、通気ファンにより導入された外部の空
気は、ケーシング内を通過するときにハニカム体を流過
することとなるが、このハニカム体の通気孔の内面に紫
外線放射ランプからの紫外線が照射されることによって
空気浄化反応触媒物質が励起されて流過する空気の特定
の臭気が除去され、また前記紫外線放射ランプからは波
長1849Åの紫外線が放射されるために空気中にオゾンが
発生し、当該オゾンにより、前記空気浄化反応触媒物質
によっては消臭されにくい臭気が消臭され、一方過剰に
生ずるオゾンはオゾン除去用ハニカム体によって除去さ
れるために外部に放出されることがなく、これらの結
果、不快臭が十分に除去されて優れた消臭効果を伴う空
気浄化効果を得ることができる。
〔考案の具体的構成〕
以下、図面を参照しながら本考案の具体的構成を説明す
る。
第1図は本考案に係る空気浄化装置の一例の概略を示す
説明用縦断側面図、第2図は同じく説明用横断平面図で
ある。この実施例に係る空気浄化装置は、例えば室内の
卓、その他の水平面上に載置されて使用されるタイプの
ものであり、全体に偏平の箱型のケーシング1を有す
る。このケーシング1の一端側の上面には、空気流入口
2が例えばルーバーにより形成されると共に、他端側の
上面には同様にルーバーにより空気流出口3が形成さ
れ、この空気流出口3の下方に位置するようクロスフロ
ーファンよりなる通気ファン5が配置されている。4は
ケーシング1内に空気流通路を形成する空気流通路形成
部材である。前記通気ファン5は、その吸引力によっ
て、空気流入口2から外部の空気をケーシング1内に導
入し、空気流通路を流通させた後、空気流出口3より排
出させる。そして、前記空気流通路には、空気の流れる
方向に沿って並ぶよう、第1のハニカム体6、紫外線放
射ランプLおよび第2のハニカム体7がこの順に配設さ
れ、更に第2のハニカム体7に続いてオゾン除去用ハニ
カム体8が配置されている。
前記第1のハニカム体6および第2のハニカム体7の各
々は、第3図に示すように、波形板Aと平板Bとを交互
に積重した状態で一体的に固定され、波形板Aと平板B
との間に多数の筒状の通気孔Cが形成された構成を有す
る例えばセラミックよりなり、当該通気孔Cが空気の流
れる方向に沿って伸びるよう配置される。そして、この
第1のハニカム体6および第2のハニカム体7における
各通気孔Cの内面には、空気浄化反応触媒物質が固定ま
たは担持されている。
空気浄化反応触媒物質としては、紫外線の照射を受けて
励起され、空気中の不快臭の原因となっている特定の臭
気物質と触媒したときに反応して当該臭気物質を化学的
に変質させて消臭作用を発揮するものが用いられる。斯
かる空気浄化反応触媒物質の具体例としては、酸化チタ
ンや酸化亜鉛、これらの混合物などを好適に用いること
ができ、更に酸化チタンとしては、アナターゼ型のもの
が活性が高い点で好ましい。また酸化チタンにアルカリ
金属もしくはアルカリ土類金属の酸化物または水酸化物
が混合されたものや、4チタン酸カリウムや6チタン酸
カリウムのような複合金属酸化物の形態のものも好適に
用いられる。これらの空気浄化反応触媒物質によれば、
特にイオウ化合物による臭気が高い効率で除去される。
なお、ハニカム体に空気浄化触媒物質を固定または担持
させる手段は、特に限定されるものではない。
紫外線放射ランプLは、棒状の形態を有し、波長1849Å
の光線を含む紫外線を高い効率で透過するガラス製の封
体内に、波長1849Åの光線を含む波長4000Å以下の紫外
線を放射する発光ガスが封入されて構成されている。具
体的には、この紫外線放射ランプLとしては、低圧水銀
ランプを好ましく用いることができる。
この紫外線放射ランプLは、ケーシング1に固定された
ソケット9に装着されることにより、第1のハニカム体
6における通気孔Cの出口側開口を介して通気孔Cの各
々の内面に紫外線を照射し、かつ第2のハニカム体7に
おける通気孔Cの入口側開口を介して通気孔Cの各々の
内面に紫外線を照射する状態に配置されている。この紫
外線放射ランプLの上方および下方には、それぞれ内方
に突出するよう山型の反射板10,10が設けられている。
前記オゾン除去用ハニカム体8は、上記の第1のハニカ
ム体6と同様の構成のハニカム体において、その各通気
孔の内面にオゾンを吸着または分解する性質を有する、
例えば活性炭、酸化マンガン、酸化銅などのオゾン除去
用物質が、単独であるいは複合体の形態で固定または担
持されたものである。このオゾン除去用物質は、特に紫
外線の照射を受けることなしにオゾン除去作用を有する
ものである。ハニカム体にオゾン除去用物質を固定また
は担持させる手段も、勿論限定されるものではない。
上記のような構成によれば、通気ファン5が駆動される
ことにより、当該空気浄化装置が配置された場所におけ
る外部の空気が空気流入口2からケーシング1内に導入
され、次いでこの空気はケーシング1内の空気流通路を
介して他端側に送られるが、このときに第1のハニカム
体6の通気孔Cを通過し、次に紫外線放射ランプLより
の紫外線を受け、更に第2のハニカム体7の通気孔Cを
通過し、この後にオゾン除去用ハニカム体8を介して空
気流出口3から外部に排出される。そして、第1のハニ
カム体6および第2のハニカム体7の通気孔Cを通過す
るときには、当該通気孔Cの内面に空気浄化反応触媒物
質が担持されていると共に当該内面には紫外線放射ラン
プLよりの紫外線が照射されるため、流過する空気が、
励起された空気浄化反応触媒物質に確実に接触し、その
作用によって臭気を与えるイオウ化合物などが化学的に
変質されて消臭される。また、前記紫外線放射ランプL
から放射される紫外線には波長1849Åの光線が含まれて
いるため、当該紫外線放射ランプLを空気が流過すると
きに当該空気中にオゾンが発生する。このオゾンは、そ
の酸化性によって優れた消臭作用を有し、従って前記空
気浄化反応触媒物質による消臭作用とオゾンによる消臭
作用の相乗効果により、きわめて高い効率で臭気を除去
することができる。
反射板10,10は、紫外線放射ランプLよりの紫外線を、
当該紫外線放射ランプLとは異なる位置および方向から
第1のハニカム体6および第2のハニカム体7に投射す
るので、それらの通気孔Cの内面における紫外線照射面
の面積を一層広いものとすることができ、消臭効率を向
上させる上で有効である。
以上のように、外部の空気が取り入れられ、この空気に
対して、空気浄化反応触媒物質を有するハニカム体によ
る消臭作用と、紫外線放射ランプよりの波長1849Åの紫
外線によって発生するオゾンによる消臭作用との両方が
発揮されるため、種々の臭気が十分確実に消臭され、従
って当該空気は十分に消臭されて清浄となった上で空気
流出口3より外部に排出される。そしてこのような空気
の浄化作用が継続して行われることにより、室内の環境
をきわめて快適な状態に維持することができる。
そして前記第2のハニカム体7の下流側にはオゾン除去
用ハニカム体8が配置されているため、紫外線放射ラン
プLより放射される波長1849Åの紫外線の強度が大きく
て過剰のオゾンが発生される場合にも、当該過剰のオゾ
ンがオゾン除去用ハニカム体8により吸着または分解さ
れて除去されるので空気流出口3より外部にオゾンが排
出されることが防止され、その結果、オゾンによる十分
に高い消臭作用を得ながら過剰のオゾンによる臭気が放
散されることがない。このオゾン除去用ハニカム体8
は、紫外線放射ランプLの下流側であって空気がそれ以
上の処理を受けずにそのまま空気流出口3から排出され
る空気流通路に配置されればよいので、その具体的位置
は適宜選定することができ、例えば空気流出口3に隣接
して設けてもよい。
本考案は上記実施例に限定されず、種々の態様で実施す
ることができる。
以上のように本考案によれば、ハニカム体に担持された
空気浄化反応触媒物質を励起するための紫外線放射ラン
プが、波長1849Åの光線を含む紫外線を放射するため、
空気浄化反応触媒物質による消臭作用に加えてオゾンに
よる消臭作用を得ることができ、しかも過剰のオゾンが
外部に放出されることが防止され、その結果、大気の不
快臭を確実にまた十分に除去することができて好適な空
気浄化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案に係る空気浄化装
置の一実施例を示す説明用縦断側面図および説明用横断
平面図、第3図はハニカム体についての説明図である。 1…ケーシング、2…空気流入口 3…空気流出口 4…空気流通路形成部材 5…通気ファン、6…第1のハニカム体 L…紫外線放射ランプ、7…第2のハニカム体 8…オゾン除去用ハニカム体 9…ソケット、10…反射板 A…波形板、B…平板 C…通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 黒澤 正司 千葉県印旛郡白井町清水口3―15―5 (72)考案者 渡邊 亨次 大阪府枚方市御殿山町1番22号

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気流入口および空気流出口を有するケー
    シングと、前記空気流入口から外部の空気をケーシング
    内に取り入れてこれを前記空気流出口に向かって流過さ
    せる通気ファンと、前記ケーシング内に配置された、空
    気の流れる方向に伸びる多数の通気孔を有し、当該通気
    孔の内面に紫外線の照射により励起される空気浄化反応
    触媒物質が担持されたハニカム体と、このハニカム体の
    通気孔の内面を照射するよう設けた、波長1849Åの光線
    を含む紫外線を放射する紫外線放射ランプと、前記空気
    流出口から排出される空気の流通路に配置したオゾン除
    去用ハニカム体とを有してなることを特徴とする空気浄
    化装置。
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JP2928976B2 (ja) * 1994-03-03 1999-08-03 工業技術院長 有害有機物の無害化処理方法
DE10330114A1 (de) * 2003-07-03 2005-01-20 Schröder, Werner Vorrichtung zur Reinigung schadstoffhaltiger Abluft

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